JP5327266B2 - アクチュエータ - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアクチュエータにおいて、前記ストッパは、前記出力部材を前記初期位置に規制する初期位置側端面と、前記出力部材を前記最大回動位置に規制する最大回動位置側端面とを有し、前記第1脚部は前記ストッパの第2端面に係止されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクチュエータにおいて、前記ストッパは該ストッパの突出方向における先端部に形成された第1端面を有し、前記係合突部は該係合突部の突出方向における先端部に形成された第2端面を有し、前記第1端面は、前記トーションコイルスプリングともども前記出力部材を前記初期位置に組み付ける際に、前記係合突部の前記第2端面と当接することにより前記出力部材の組み付けを案内するように構成されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記第1端面は、前記出力部材の回転軸を中心とした円弧形状であるため、該出力部材を回転させて組み付ければ、前記第2端面を前記第1端面に必ず当接させることができる。そのため、前記出力部材及び前記トーションコイルスプリングの組付性をより好適にすることができる。
図5(a)に示すように、まず、ケース11の支持部14周りとなるストッパ31の内周側で、弾性復帰状態(自由状態)にあるトーションコイルスプリング33のコイル部33aを同軸上に配置・収容し、第1脚部33bをストッパ31の端面31bに係止する。このとき、トーションコイルスプリング33のコイル部33a先端は、ストッパ31よりもその突出方向の外側に配置されており、第2脚部33cは、ストッパ31の端面31b近傍でストッパ31よりもその突出方向の外側に配置されている。
まず、図1に示すように、ストライカ20及びラッチ機構21が係合して車両ドアが閉状態で保持されており、電動モータ12の駆動力から解放されているウォームホイール15が初期位置Psに配置されているものとする。この状態で、電動モータ12に回転駆動されるウォームホイール15がトーションコイルスプリング33の付勢力に抗して図示時計回転方向に回転し、これに連動するリリースレバー17が図示時計回転方向に回動すると、図3に示すように、出力アーム17bがポール23の係合片23aを押圧することで、ポール23が回動してラッチ22の回り止めを解除する。これにより、ラッチ22はラッチ復帰スプリング(図示略)に付勢されて戻り回動し、ストライカ20との係合状態を解除して車両ドアを開可能状態にする。このとき、ウォームホイール15は、係合突部32がストッパ31の端面31bに当接することでその回転が係止され、最大回動位置Pmに配置される。
(1)本実施形態では、ウォームホイール15は、トーションコイルスプリング33を介在させてケース11に組み付けることになる。この場合、まず、トーションコイルスプリング33の第1脚部33bをケース11(端面31b)に係止させた状態でトーションコイルスプリング33をケース11に仮組みする。このとき、トーションコイルスプリング33は、弾性復帰状態(自由状態)でケース11に収容されており、第2脚部33cは、ストッパ31よりもその突出方向の外側に配置されている。続いて、ストッパ31から外側への第2脚部33cの突出分の係合代で該第2脚部33cを係合突部32に係止させ、係合突部32がストッパ31を乗り越える回動位置(初期位置Psに相当する回動位置)まで、トーションコイルスプリング33の付勢力に抗してウォームホイール15を回動させる。そして、この状態で、ウォームホイール15をケース11の底面に向かう軸方向に移動させると、第2脚部33c及び係合突部32の係合代を増加しつつ該係合突部32が周方向でストッパ31(端面31a)に当接する。そして、ウォームホイール15は、トーションコイルスプリング33を介在させた状態で初期位置Psに配置され、ケース11へのウォームホイール15の組付けが完了する。このように、ウォームホイール15のケース11への組付けを円滑に行うことができる。そして、ウォームホイール15等の組付作業を容易にするために、部材間に徒に間隙を設定する必要がないため、がたつきやこれに起因する異音の発生を抑えることができる。
(5)本実施形態では、トーションコイルスプリング33ともどもウォームホイール15を初期位置Psに組み付ける際に、ストッパ31の第1端面31cは、係合突部32の第2端面32aを当接させて当該組み付けを案内するため、ウォームホイール15及び前記トーションコイルスプリング33の組付性を向上することができる。
・前記実施形態において、ストッパ31は、初期位置Psにのみウォームホイール15を回動規制するものであってもよい。この場合、ケース11の適宜位置に、ウォームホイール15を最大回動位置Pmに回動規制する最大回動位置ストッパを別設してもよい。また、初期位置Psにのみウォームホイール15を回動規制するストッパ31は、第2脚部33cから周方向に離隔するように当該方向に縮小されていてもよい。この場合、トーションコイルスプリング33の弾性復帰状態(自由状態)では、ストッパ31から外側への第2脚部33cの突出分の係合代で該第2脚部33cを係合突部32に係止させた際に、該係合突部32を摺動し得る壁部(ストッパ31)が存在しない。
・前記実施形態において、第2脚部33cがストッパ31よりもその突出方向の外側に配置されているのであれば、ウォームホイール15の組付け後にトーションコイルスプリング33のコイル部33aが軸方向に圧縮されていてもよい。
Claims (6)
- ケースと、
該ケースに回動自在に収容され電動モータにより回転される出力部材と、
前記ケースに突出方向へ延びるように設けられたストッパと、
前記出力部材から突出し、前記ストッパに当接することにより前記出力部材を所定の初期位置に規制する係合突部と、
前記ケースに収容されたトーションコイルスプリングとを備え、
前記トーションコイルスプリングは、一端に設けられ前記ケースに係止された第1脚部と、他端に設けられ前記ストッパよりも該ストッパの突出方向の外側で前記係合突部に係止された第2脚部とを有し、前記トーションコイルスプリングは、該係合突部が前記ストッパに当接する方向に向かって前記出力部材を付勢するアクチュエータ。 - 請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記電動モータの駆動力により前記トーションコイルスプリングの付勢力に抗して前記初期位置から前記出力部材が回動する際、前記係合突部が前記ストッパの周方向における初期位置と反対側の位置で前記ストッパに当接することにより、前記ストッパは前記出力部材を所定の最大回動位置に規制するアクチュエータ。 - 請求項2に記載のアクチュエータにおいて、
前記ストッパは、前記出力部材を前記初期位置に規制する初期位置側端面と、前記出力部材を前記最大回動位置に規制する最大回動位置側端面とを有し、
前記第1脚部は前記ストッパの前記最大回動位置側端面に係止されるアクチュエータ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記ストッパは該ストッパの突出方向における先端部に形成された第1端面を有し、前記係合突部は該係合突部の突出方向における先端部に形成された第2端面を有し、前記第1端面は、前記トーションコイルスプリングともども前記出力部材を前記初期位置に組み付ける際に、前記第2端面と当接することにより前記出力部材の組み付けを案内するように構成されているアクチュエータ。 - 請求項4に記載のアクチュエータにおいて、
前記第1端面は、前記出力部材の回転軸心を中心とした円弧形状であるアクチュエータ。 - 請求項2又は3に記載のアクチュエータにおいて、
前記ストッパが前記出力部材を前記最大回動位置に規制する際、前記第2脚部は、前記ストッパよりも該ストッパの突出方向の外側で前記係合突部に係止されているアクチュエータ。
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