JP2006233461A - 目地構造およびその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外壁面材の軽量化の要請に充分応えることができ、しかも、透湿防水シートによる2次止水も不要となし得る目地構造およびその施工方法を提供する。
【解決手段】 下側外壁面材1と上側外壁面材2との隙間における目地構造Kであって、1次止水部材10と2次止水部材20とを備え、1次止水部材10は、上側外壁面材下端2aに装着される装着部11と、下側外壁面材上端1aに当接して止水をなす止水片14を有する止水本体12とを備え、2次止水部材20は、下側外壁面材1と下側パネルフレーム4との間に装着される装着部21と、下側外壁面材上端1aに載置される支持片22と、上側外壁面材背面2bと当接して止水をなす止水片26を有する止水本体24とを備えてなるのである。
【選択図】 図1

Description

本発明は目地構造およびその施工方法に関する。さらに詳しくは、厚みの薄い外壁パネルにおいても必要な止水性能が確保される目地構造およびその施工方法に関する。
従来より、プレキャスト・コンクリート板(以下、PC板という)を用いた外壁やカーテンウォールを用いた外壁においては、図4に示すように、PC板などの外壁面材100の厚みを利用して水平目地部120に立ち上がり101を設け、水の重力差による流入を防止したり、圧力差による水の浸入を防止したりすることがなされている。なお、図中の符号121はウィンドバリアを示し、符号122はレインバリアを示す。
また、外壁面材100として窯業系サイディングや金属サイディングを用いそれらを現場にて配設する、いわゆる現場貼り工法においては、板厚が薄くしかも小サイズの外壁面材を貼り付けるため、水平目地120が多くなりしかも図4に示すような目地構造となし得ないところから、図5に示すように、2次止水材として外壁面材100の背後つまり室内側に透湿防水シート130を設けることが一般的になされている。
しかるに、施工性の観点からPC板などの外壁面材100の軽量化が求められ、外壁面材100の薄肉化が進められている。しかしながら、図4に示すような構造においては、外壁面材の厚みを60mm程度以下にすることはできず、軽量化の要請に充分に応えることができないという問題がある。
また、図5に示すような透湿防水シート130により2次止水をなす工法においては、透湿防水シート130が存在することによる施工手順の制約や作業方向の制約が生じ、生産性や施工性の低下を招来しているという問題がある。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、外壁面材の軽量化の要請に充分応えることができ、しかも、透湿防水シートによる2次止水も不要となし得る目地構造およびその施工方法を提供することを目的としている。
本発明の目地構造は、下側外壁面材と上側外壁面材との隙間における目地構造であって、1次止水部材と2次止水部材とを備え、前記1次止水部材は、上側外壁面材下端に装着される装着部と、下側外壁面材上端に当接して止水をなす止水片を有する止水本体とを備え、前記2次止水部材は、下側外壁面材と下側パネルフレームとの間に装着される装着部と、下側外壁面材上端に載置される支持片と、上側外壁面材背面と当接して止水をなす止水片を有する止水本体とを備えてなることを特長とする。
本発明の目地構造においては、2次止水部材の止水本体は、装着部から起立状に設けられた基片と、該基片の先端部から一体的に湾曲形成された止水片とを有し、前記止水片先端と、前記基片との間に隙間が設けられてなるのが好ましい。
また、本発明の目地構造においては、上側外壁面材が下端に1次止水部材を装着する装着部材を備え、該装着部材が2次止水部材の止水本体と協働して止水をなす止水片を有してなるのが好ましい。
さらに、本発明の目地構造においては、1次止水部材の上側外壁面材下端と接触する箇所がシール剤によりシールされていたり、2次止水部材の下側外壁面材上端と接触する箇所がシール剤によりシールされていたりするのが好ましい。
一方、本発明の目地構造の施工方法は、1次止水部材と2次止水部材とを備えてなる目地構造の施工方法であって、前記1次止水部材を上側外壁面材下端に装着する手順と、 前記2次止水部材を下側外壁面材上端と下側パネルフレームとの隙間に装着する手順と、 前記1次止水部材が装着された上側外壁面材を取り付ける手順とを含んでいることを特徴とする。
本発明の目地構造の施工方法においては、1次止水部材の上側外壁面材下端と接触する箇所をシール剤によりシールする手順が付加されていたり、2次止水部材の下側外壁面材上端と接触する箇所をシール剤によりシールする手順が付加されていたりするのが好ましい。
本発明によれば、透湿防水シートを不要とし、しかも外壁面材の薄肉化の要請に応えながら所望の止水性能が確保されるという優れた効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態1
本発明の実施形態1に係る目地構造を図1および図2に示す。
目地構造Kは、図1および図2に示すように、下側外壁面材(下側パネル)1の上端1aと上側外壁面材(上側パネル)2の下端2aとの間、いわゆる水平目地3に配設された1次止水部材10と、外壁面材1,2の背面1b,2bとパネルフレーム4,5との間に配設された2次止水部材20とを備えてなるものとされる。
1次止水部材10は軟質合成樹脂(例えばシリコンゴム)からなるもので、上側外壁面材2の下端2a背面側角部に配設された、装着部材30に溝状に所定長さで設けられた嵌装穴31に密着状態で嵌装される嵌装部(装着部)11と、嵌装部11下端に一体的に形成された止水本体12とを備えてなるものとされる。ここで、前記所定長さは、1次止水部材10端がパネルフレーム5のフレーム形成材5a内面に対応する位置となるよう調整される(図2参照)。
止水本体12は、上側外壁面材2の下端2aに沿うよう嵌装部11下端から外方に延伸形成された基片13と、基片13から下側外壁面材1の上端1aに当接するよう一体的に形成された所要数(図示例では2枚)の止水片14とを備えてなるものとされる。基片13の上側外壁面材2の下端2aとの接触面はシール剤によりシールされその箇所における止水性能が確保されかつその脱落防止が図られている。
2次止水部材20は軟質合成樹脂(例えばシリコンゴム)からなるもので、下側外壁面材1の背面1b上端部と下側パネルフレーム4の上側フレーム材6との間に密着状態で嵌装される嵌装部(装着部)21と、嵌装部21上端の両側から水平に延伸形成された支持片22,23と、嵌装部21上端のパネルフレーム4,5側から垂設された止水本体24とを備えてなるものとされる。嵌装部21の嵌入深さは、パネルフレーム側支持片23が、下側パネルフレーム4の上側フレーム材6と上側パネルフレーム5の下側フレーム材7との間で移動できる範囲に調整されている。ここで、2次止水部材20の長さは1次止水部材10の長さと同一とされる。
支持片22,23は、下側外壁面材1の上端1aおよび下側パネルフレーム4の上側フレーム材6上面にそれぞれ載置されて2次止水部材20の高さ方向の位置決めをなすものとされる。外壁面材側支持片22の下側外壁面材1の上端1aとの接触面はシール剤によりシールされその箇所における止水性能が確保されかつその脱落防止が図られている。なお、図示例では、外壁面材側支持片22と、パネルフレーム側支持片23とのレベルは同一とされているが、両側の支持片22,23のレベルは必ずしも同一とされる必要はなく、下側外壁面材1の上端1aのレベルおよび下側パネルフレーム4の上側フレーム材6上面のレベルに応じて適宜調整される。また、パネルフレーム側支持片23は、必ずしも設けられる必要はない。
止水本体24は、上側パネルフレーム5の下側フレーム材7側面に沿うよう嵌装部21上端から所定高さまで起立状に延伸形成された基片25と、基片25の上端から一体的に上側外壁面材2の背面2bに当接するよう下方に向けて湾曲形成された止水片26とを備えてなるものとされる。ここで、止水片26は、その先端が対向する基片25との間で隙間が形成されるようそのサイズが調整されている。この隙間を設けることにより、基片25と止水片26とで囲まれる空間27の圧力が風圧などによりその外側28つまり室内の圧力より高くなると、止水片26を上側外壁面材2の背面2bに押し付ける力が発生して止水片26が背面2bに密着し、止水性能が向上して確実な止水がなされる。
次に、かかる構成とされた目地構造Kの施工について説明する。
手順1:上側外壁面材2の下端2aの装着部材30の嵌装穴31に1次止水部材10の嵌装部11を嵌装して1次止水部材10を上側外壁面材2の下端2aに装着し、所定のシールをなす。なお、この装着は工場にて行ってもよい。
手順2:下側外壁面材1を定法により下側パネルフレーム4に取り付ける。
手順3:2次止水部材20の止水本体24の基片25を上側パネルフレーム5の下側フレーム材7側面に沿わせながら、下側外壁面材1と下側パネルフレーム4との隙間にその嵌装部21を嵌装し、所定のシールをする。この場合、嵌装部21の嵌入深さは前記のごとくされているので、パネルフレーム側支持片23により2次止水部材20の取付作業に支障を生ずることはない。
手順4:上側外壁面材2を定法により上側パネルフレーム5に取り付ける。これにより、目地構造Kが完成する。
このように、この実施形態1においては、上側外壁面材2の下端2aに装着された1次止水部材10と、外壁面材1,2とパネルフレーム4,5との間に配設された2次止水部材20との協働により目地の止水をなしているので、外壁面材1,2の厚みが薄くても所望の止水性能が得られる。
また、1次止水部材10の上側外壁面材2への装着は、上側外壁面材2に設けられた装着部材30の嵌装孔31に嵌装部11を嵌装するだけでなし得、また2次止水部材20の装着は、下側外壁面材1と下側パネルフレーム4との隙間に嵌装部21を嵌装するだけでなし得、しかも上側外壁面材2を上側パネルフレームに取り付けるだけで目地構造Kが形成されるので、施工性がよい。
さらに、透湿防水シートを不要とできるので、透湿防水シートによる制約がなくなり施工性が向上するとともに、工期も短縮される。
実施形態2
本発明の実施形態2に係る目地構造K1を図3に示す。
実施形態2は実施形態1を改変してなるものであって、図3に示すように、装着部材30の上側パネルフレーム5側の角部から止水片32を、2次止水部材20の基片25と止水片26との隙間に入り込ませ、その先端が基片25に当接するように延伸形成してなるものとされる。つまり、装着部材30を3次止水部材としてなるものとされる。
なお、実施形態2のその余の構成および作用・効果は実施形態1と同様とされているので、その詳細な説明は省略する。
このように、実施形態2においては、装着部材30に止水片32を形成し、その止水片32と2次止水部材20の基片25との協働により3次止水するようにしているので、工数を増加させることなく実施形態1に比して止水性能が向上する。
本発明は、外壁面材の薄肉化が要求される外壁に適用できる。
本発明の実施形態1の目地構造が適用されてなる外壁の鉛直断面図である。 同水平断面図である。 本発明の実施形態2の目地構造の概略図である。 従来の目地構造の一例の概略図である。 従来の目地構造の他の例の概略図である。
符号の説明
1 下側外壁面材、下側パネル
1a 上端
1b 背面
2 上側外壁面材、上側パネル
2a 下端
2b 背面
3 水平目地
4 下側パネルフレーム
5 上側パネルフレーム
10 1次止水部材
11 嵌装部(装着部)
12 止水本体
13 基片
14 止水片
20 2次止水部材
21 嵌装部(装着部)
22 支持片(外壁面材側支持片)
23 支持片(パネルフレーム側支持片)
24 止水本体
25 基片
26 止水片
30 装着部材
31 嵌装穴
32 止水片

Claims (8)

  1. 下側外壁面材と上側外壁面材との隙間における目地構造であって、1次止水部材と2次止水部材とを備え、
    前記1次止水部材は、上側外壁面材下端に装着される装着部と、下側外壁面材上端に当接して止水をなす止水片を有する止水本体とを備え、
    前記2次止水部材は、下側外壁面材と下側パネルフレームとの間に装着される装着部と、下側外壁面材上端に載置される支持片と、上側外壁面材背面と当接して止水をなす止水片を有する止水本体とを備えてなる
    ことを特長とする目地構造。
  2. 2次止水部材の止水本体は、装着部から起立状に設けられた基片と、該基片の先端部から一体的に湾曲形成された止水片とを有し、前記止水片先端と、前記基片との間に隙間が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の目地構造。
  3. 上側外壁面材が下端に1次止水部材を装着する装着部材を備え、該装着部材が2次止水部材の止水本体と協働して止水をなす止水片を有してなることを特徴とする請求項1記載の目地構造。
  4. 1次止水部材の上側外壁面材下端と接触する箇所がシール剤によりシールされてなることを特徴とする請求項1記載の目地構造。
  5. 2次止水部材の下側外壁面材上端と接触する箇所がシール剤によりシールされてなることを特徴とする請求項1記載の目地構造。
  6. 1次止水部材と2次止水部材とを備えてなる目地構造の施工方法であって、
    前記1次止水部材を上側外壁面材下端に装着する手順と、
    前記2次止水部材を下側外壁面材上端と下側パネルフレームとの隙間に装着する手順と、
    前記1次止水部材が装着された上側外壁面材を取り付ける手順
    とを含んでいることを特徴とする目地構造の施工方法。
  7. 1次止水部材の上側外壁面材下端と接触する箇所をシール剤によりシールする手順が付加されていることを特徴とする請求項6記載の目地構造の施工方法。
  8. 2次止水部材の下側外壁面材上端と接触する箇所をシール剤によりシールする手順が付加されていることを特徴とする請求項6記載の目地構造の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017180035A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 西川ゴム工業株式会社 止水部材および横目地止水構造体
CN116254938A (zh) * 2023-03-24 2023-06-13 中国五冶集团有限公司 一种装配式外墙板拼缝处防水结构及防水方法

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