JP2006232613A - セラミック焼結体接合装置及びセラミック焼結体接合方法 - Google Patents

セラミック焼結体接合装置及びセラミック焼結体接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体とを熱間プレスを用いて接合する際に、第1のセラミック焼結体のクリープ変形量を制御可能な技術を提供する。
【解決手段】 円盤状の第1のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを接合する装置であって、(1)第1のセラミック焼結体を載置可能でかつ中心部に凸部又は凹部を有する載置手段と、(2)第1のセラミック焼結体の上に載置された第2のセラミック焼結体を包囲可能で、かつ鍔部に圧力を伝達可能な第1の圧力伝達手段と、(3)第1の圧力伝達手段に、第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える第1の加圧手段と、(4)第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体との接合面を加熱可能な加熱手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板状の第1のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを接合する装置又は方法に関する。
板状のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有するセラミック焼結体とを接合したセラミック接合体は、さまざまな分野で使用されており、例えば、半導体製造装置では、半導体ウエハを保持しかつ電熱線ヒータが埋設されている板状のセラミック焼結体に、電熱線ヒータに電気を供給するための電線を通す円筒状のセラミック焼結体を接合したものが使用されている。
このような、板状セラミックスと円筒状セラミックスとを接合する装置及び方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−165779号公報
しかしながら、従来の接合装置及び方法では、板状の第1のセラミック焼結体と円筒上部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体との接合において熱間プレスが用いられるが、この際クリープ変形等によって第1のセラミック焼結体が0.3〜0.8mm程度反ってしまうことがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体とを熱間プレスを用いて接合する際に、第1のセラミック焼結体のクリープ変形量を制御可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の特徴は、円盤状の第1のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを接合する装置であって、(1)第1のセラミック焼結体を載置可能でかつ中心部に凸部又は凹部を有する載置手段と、(2)第1のセラミック焼結体の上に載置された第2のセラミック焼結体を包囲可能で、かつ鍔部に圧力を伝達可能な第1の圧力伝達手段と、(3)第1の圧力伝達手段に、第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える第1の加圧手段と、(4)第1のセラミック焼結体と第2のセラミック焼結体との接合面を加熱可能な加熱手段とを備えることにある。
加圧手段は、油圧シリンダなどのメカニカルな加圧手段でも良いが、低圧制御が容易な重鎮などの非メカニカルな加圧手段が好ましい。重鎮は、高融点で耐熱性に優れ、高比重であるタングステンやモリブデンなどの金属等からなるものが好ましい。また、メカニカルな方式でも低圧制御可能であれば問題無い。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴を備え、鍔部の周囲の第1のセラミック焼結体に、第1のセラミック焼結体が載置手段の凸部又は凹部以外の領域に接近する方向、第1のセラミック焼結体と載置手段の凸部又は凹部以外の領域との接触面積が増加する方向又は第1のセラミック焼結体と載置手段の凸部又は凹部以外の領域との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える第2の加圧手段を、さらに備えることにある。
第1の特徴によれば、円盤状の第1のセラミック焼結体と円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを熱間プレスによって接合する際に、凸部を備える載置手段を使用すれば、第1のセラミック焼結体の周辺部が下がる方向に曲げモーメントが発生し、凹部を備える載置手段を使用すれば、第1のセラミック焼結体の周辺部が上がる方向に曲げモーメントが発生する。かかる曲げモーメントを利用することによって、第1のセラミック焼結体のクリープ変形量を制御し、第1のセラミック焼結体の反りを修正することができる。
第2の特徴によれば、第2の加圧手段を用いることによって、第1のセラミック焼結体の反りをより効果的に修正することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態、実施例を説明するが、本発明はこれらの実施の形態、実施例に限定されるものではない。
図1に実施例1のセラミック焼結体接合装置を示す。図1に示すように、セラミック焼結体接合装置100は、直径d1が340mmである円盤状の1次プレート(第1のセラミック焼結体)101と、円筒状部及び直径d2が80mmである鍔部を有するシャフト(第2のセラミック焼結体)102とを接合する装置であって、
(1)1次プレートを載置可能でかつ直径がd3で高さがh1の凸部を有する敷板(載置手段)103と、
(2)シャフト102を包囲可能で、かつシャフトのフランジ(鍔部)102aに荷重を伝達可能な荷重筒(第1の圧力伝達手段)105と、
(3)荷重筒105に荷重を加える重鎮(第1の加圧手段)106と、
(4)重鎮106と荷重筒105との間に配置され、重鎮106の荷重を荷重筒105に伝達可能なパンチ107と、
(5)フランジ102aの周囲の一次プレート101に荷重を加える重鎮(第2の加圧手段)121と、
(6)重鎮121とフランジ102aの周囲の一次プレート101との間に配置され、重鎮121の荷重を一次プレート101に伝達可能な圧力伝達プレート122と、
(7)1次プレート101の平面部とフランジ102aとの接合面を加熱可能なヒータ(加熱手段)108とを備える。
実施例1のセラミック焼結体接合装置100は、ヒータ108に通電する電源装置109と、金属製容器110と、金属製容器110内にガスを供給したり、容器110のガスを排出したりするためのガス排気封入装置111と、金属製容器110の内側に成形断熱材112をさらに備える。
非炭素系材料からなる敷板103、荷重筒105、パンチ107、及び圧力伝達プレート122を用いることが好ましい。これらを非炭素系材料とすることによって炭素系ガスの発生を防止し、炭素系ガスの発生によって引き起こされるセラミック焼結体表面の変色を抑制することができる。また、圧力伝達プレート122は、重鎮121が1次プレート101に接着されてしまうことを回避しうる。
さらに、敷板103、荷重筒105、及び圧力伝達プレート122を内包可能で、かつ非炭素系材料からなる鞘(箱)を使用することがより好ましい。この場合、ヒータ108は鞘の外に配置される。このような鞘を使用することによって、炭素系ガスがセラミック焼結体の表面に触れることをより確実に防止でき、セラミック焼結体表面の変色をより確実に防止できる。
なお、非炭素系材料としては、例えば窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ケイ素(Si)などが使用できる。
<1次プレートの作成>
まず、1次プレートの作成について説明する。イットリアを5重量%添加したAlN原料にMoコイル状発熱体を埋設し、プレス成形して直径350mm、厚さ50mmの成形体を作成した。この成形体を0.5kg/cmG(49kPa)の窒素雰囲気下において、最高温度1910℃(2183K)、最高温度キープ時間6時間、圧力200kg/cm(1.96×10Pa)でホットプレス焼成した。平面研削盤、円筒研削盤を用いて焼成体から1次プレートを作成した。
<シャフトの作成>
次に、シャフトの作成について説明する。イットリアを5重量%添加したAlN原料を、中芯をセットしたゴム型内に充填し、圧力5トンでCIP(冷間静水圧プレス)成形し、焼成時の収縮率分を割り掛けた寸法となるように乾式加工し、0.5kg/cmG(49kPa)の窒素雰囲気下において焼成して、内径59mm、外径80mm、長さ170mmのシャフトを得た。
<1次プレートとシャフトの接合>
このようにして作成した1次プレートとシャフトとの接合界面に硝酸イットリウムを塗布し、1次プレートとシャフトの接合箇所の位置決めをおこない、100℃(373K)の乾燥機で1時間乾燥した。
次に、図1に示す状態となるように、1次プレート101、シャフト102等を金属製容器110内にセットし、ガス排気封入装置111により容器110内のガスを排気後、窒素を封入して窒素0.5kg/cm・Gとする。また、重鎮106は、フランジ102aにかかる荷重が0.6kg/cmとなる重さとし、重鎮121は、1次プレート101にかかる荷重が0.01kg/cmとなる重さとする。電源装置109により通電してヒータ108を発熱させ、1次プレート101とシャフト102との接合面を加熱する。
<ヒートスケジュール>
図2に、ヒータのヒートスケジュールを示す。同図に示すように、0.5kg/cmG(49kPa)の窒素雰囲気下で、室温から150℃/hrで温度を上げ、250℃に達したらそのまま1時間保持し、その後再び150℃/hrで温度を上げ、1200℃に達したら、400℃/hrで温度を上げ、1800〜1900℃に達したらそのまま1時間保持し、その後200℃/hrで温度を下げ、1200℃に達したら、400℃/hrで温度を下げ、50℃に達したら終了する。
<膜厚測定ポイント>
図3に膜厚測定ポイントを示す。同図に示すように、中心点P1と、半径70mmの円周を均等に分割する8つの点P2〜P9と、半径140mmの円周を均等に分割する9つの点P10〜P18を膜厚測定ポイントとする。
表1に実施例1における測定値を示す。膜厚の測定には渦電流式膜厚測定器(製造会社:フィッシャー製、型番:MP−3C EA−9付き)を使用した。なお、敷板103の凸部の直径d3は120mm、高さh1は0.1mmとした。
Figure 2006232613
1次膜厚T1は、シャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離(単位はmm)を示し、
1次差分T2は、ポイントPxの1次膜厚T1からポイントP1の1次膜厚T1を引いた値(単位はmm)を示し、
2次膜厚T3は、シャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離(単位はmm)を示し、
2次差分T4は、ポイントPxの2次膜厚T2からポイントP1の2次膜厚T3を引いた値(単位はmm)を示し、
変化量T5は、ポイントPxの2次膜厚T4からポイントPxの1次膜厚T2を引いた値(単位はmm)を示す。
表1に示すように、
1次差分T2:最大値 0.100mm、最小値−0.035mm、
2次差分T4:最大値 0.04mm、 最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.135mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.100mm、であった。1次差分T2の最大値と最小値の差は、シャフト接合前の膜厚バラツキの大きさを示し、2次差分T4の最大値と最小値の差は、シャフト接合後の膜厚バラツキの大きさを示す。表1に示すように、実施例1においてシャフト接合後の膜厚バラツキが小さくなっている。
また、表1に示すように、半径Rが70mmのポイントP2〜P9に限定すると
1次差分T2:最大値 0.05mm、最小値−0.035mm、
2次差分T4:最大値 0.01mm、最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.085mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.070mm、であった。
さらに、半径Rが140mmのポイントP10〜P18に限定すると
1次差分T2:最大値 0.100mm、最小値 0.015mm、
2次差分T4:最大値 0.040mm、最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.085mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.100mm、であった。
図4(A)は実施例1におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、図4(B)は実施例1におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。図4(A)及び(B)に示されているように、シャフト接合前に比べて、シャフト接合後は膜厚バラツキが小さくなっている。
実施例2では、敷板103の凸部の直径d3は140mm、高さh1は0.2mmとした。その他は実施例1と同様である。表2に実施例2における測定値を示す。
Figure 2006232613
表2に示すように、
1次差分T2:最大値 0.370mm、最小値 0.000mm、
2次差分T4:最大値 0.196mm、最小値 0.000mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.370mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.196mm、であった。表2に示すように、実施例2においてもシャフト接合後の膜厚バラツキが小さくなっている。
また、表2に示すように、半径Rが70mmのポイントP2〜P9に限定すると
1次差分T2:最大値 0.190mm、最小値 0.06mm、
2次差分T4:最大値 0.136mm、最小値 0.02mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.130mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.116mm、であった。
さらに、半径Rが140mmのポイントP10〜P18に限定すると
1次差分T2:最大値 0.370mm、最小値 0.270mm、
2次差分T4:最大値 0.196mm、最小値 0.086mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.100mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.110mm、であった。
図5(A)は実施例2におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、図5(B)は実施例2におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。図5(A)及び(B)に示されているように、シャフト接合前に比べて、シャフト接合後は膜厚バラツキが小さくなっている。
図6に実施例3のセラミック焼結体接合装置を示す。図6に示すように、実施例3では、凸部を有する敷板103の代わりに凹部を有する敷板104を使用する。凹部の直径d4は180mm、深さh2は0.1mmとした。その他は実施例1と同様である。表3に実施例3における測定値を示す。
Figure 2006232613
表3に示すように、
1次差分T2:最大値 0.0mm、最小値−0.165mm、
2次差分T4:最大値 0.0mm、最小値−0.12mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.165mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.12mm、であった。表3に示すように、実施例3においてもシャフト接合後の膜厚バラツキが小さくなっている。
また、表3に示すように、半径Rが70mmのポイントP2〜P9に限定すると
1次差分T2:最大値−0.035mm、最小値−0.1mm、
2次差分T4:最大値 0.0mm、最小値−0.07mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.065mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.07mm、であった。
さらに、半径Rが140mmのポイントP10〜P18に限定すると
1次差分T2:最大値−0.065mm、最小値−0.165mm、
2次差分T4:最大値 0.0mm、最小値−0.12mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.1mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.12mm、であった。
図7(A)は実施例3におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、図7(B)は実施例3におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。図7(A)及び(B)に示すように、シャフト接合前に比べて、シャフト接合後は膜厚バラツキが小さくなっている。
上記の如く、実施例3においては、中央が高く周囲が低いプレートを、凹部を有する敷板を用いることによって、シャフト接合時に反りを修正することができる。
実施例4では、凸部を有する敷板103を使用する。凸部の直径d3は140mm、高さh1は0.2mmとした。また、図8に示すような分割可能な重鎮121a〜121dを使用する。実施例4では、修正が必要なポイントP9,P17及びP18上にのみ重鎮121aを載置する。その他は実施例1と同様である。表4に実施例4における測定値を示す。
Figure 2006232613
表4に示すように、
1次差分T2:最大値 0.225mm、最小値−0.035mm、
2次差分T4:最大値 0.040mm、最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.260mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.100mm、であった。部分的にプレートが反っている実施例4においても、表4に示すように、シャフト接合後の膜厚バラツキが小さくなっている。
また、表4に示すように、半径Rが70mmのポイントP2〜P9に限定すると
1次差分T2:最大値 0.05mm、最小値−0.035mm、
2次差分T4:最大値 0.01mm、最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.085mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.070mm、であった。
さらに、半径Rが140mmのポイントP10〜P18に限定すると
1次差分T2:最大値 0.225mm、最小値 0.015mm、
2次差分T4:最大値 0.040mm、最小値−0.060mm、
1次差分T2の最大値と最小値の差:0.210mm、
2次差分T4の最大値と最小値の差:0.100mm、であった。
図9(A)は実施例4におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、図9(B)は実施例4におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。図9(A)及び(B)に示すように、シャフト接合前は半径R=140mmの円周上に、T4が0〜0.1mmであるポイントが多数存在し、T4が0.1〜0.2mmであるポイントが存在せず、T4が0.2mmを超えるポイントが2点存在する。しかし、シャフト接合後は半径R=140mmの円周上の全てのT4が−0.06mmから0.04mmまでの間に存在するようになっている。
上記の如く、実施例4においては、一部が大きく反り上がっているプレートを、その大きく反り上がっている部分にだけ重鎮を載置することによって、シャフト接合時に反りを部分的に修正することができる。
実施例1のセラミック焼結体接合装置を示す模式図である。 ヒートスケジュールを示すグラフである。 膜厚測定ポイントを示す図である。 (A)は実施例1におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、(B)は実施例1におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。 (A)は実施例2におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、(B)は実施例2におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。 実施例3のセラミック焼結体接合装置を示す模式図である。 (A)は実施例3におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、(B)は実施例3におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。 実施例4の分割可能な重鎮を示す図である。 (A)は実施例4におけるシャフト接合前のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図であり、(B)は実施例4におけるシャフト接合後のプレート表面からプレート内部に埋設されている電極メッシュまでの距離をプロットした図である。
符号の説明
100…セラミック焼結体接合装置、
101…1次プレート(第1のセラミック焼結体)、
102…シャフト(第2のセラミック焼結体)、
103,104…敷板(載置手段)、105…荷重筒(第1の圧力伝達手段)、
106…重鎮(第1の加圧手段)、
107…パンチ、
108…ヒータ(加熱手段)、109…電源装置、
110…金属製容器、111…ガス排気封入装置、
121…重鎮(第2の加圧手段)、
122…圧力伝達プレート。

Claims (4)

  1. 円盤状の第1のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを接合する装置であって、
    前記第1のセラミック焼結体を載置可能でかつ中心部に凸部又は凹部を有する載置手段と、
    前記第1のセラミック焼結体の上に載置された前記第2のセラミック焼結体を包囲可能で、かつ前記鍔部に圧力を伝達可能な第1の圧力伝達手段と、
    前記第1の圧力伝達手段に、前記第1のセラミック焼結体と前記第2のセラミック焼結体との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える第1の加圧手段と、
    前記第1のセラミック焼結体と前記第2のセラミック焼結体との接合面を加熱可能な加熱手段と、を備えるセラミック焼結体接合装置。
  2. 前記鍔部の周囲の前記第1のセラミック焼結体に、前記第1のセラミック焼結体が前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域に接近する方向、前記第1のセラミック焼結体と前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域との接触面積が増加する方向又は前記第1のセラミック焼結体と前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える第2の加圧手段を、さらに備える請求項1に記載のセラミック焼結体接合装置。
  3. 円盤状の第1のセラミック焼結体と、円筒状部及び鍔部を有する第2のセラミック焼結体とを接合する方法であって、
    中心部に凸部又は凹部を有する載置手段上に前記第1のセラミック焼結体を載置し、前記第1のセラミック焼結体上に前記第2のセラミック焼結体を載置する工程と、
    前記第1のセラミック焼結体と前記第2のセラミック焼結体との接合面を加熱しつつ、前記第1のセラミック焼結体と前記第2のセラミック焼結体との接触面の圧力が上昇する方向に加圧する工程と、を含むセラミック焼結体接合方法。
  4. 前記第1のセラミック焼結体と前記第2のセラミック焼結体との接合面を加熱する間に、前記鍔部の周囲の前記第1のセラミック焼結体に、前記第1のセラミック焼結体が前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域に接近する方向、前記第1のセラミック焼結体と前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域との接触面積が増加する方向又は前記第1のセラミック焼結体と前記載置手段の前記凸部又は凹部以外の領域との接触面の圧力が上昇する方向に圧力を加える、請求項3に記載のセラミック焼結体接合方法。
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