JP2006232089A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一旦展開したバッグを確実にかつ再利用を前提として適切にケース内に収納することができる車両用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 車両に装備されたエアバッグ装置において、バッグの外表面の少なくとも一部を取り囲むように取り付けられた収納部材と、収納ケース内に位置し、給排気手段による排気時に、収納部材を巻き取る巻取り手段とを設ける。これにより、巻取り手段により収納部材が巻き取られるに伴い、バッグが収納ケース内に収納される。
【選択図】図2A
【解決手段】 車両に装備されたエアバッグ装置において、バッグの外表面の少なくとも一部を取り囲むように取り付けられた収納部材と、収納ケース内に位置し、給排気手段による排気時に、収納部材を巻き取る巻取り手段とを設ける。これにより、巻取り手段により収納部材が巻き取られるに伴い、バッグが収納ケース内に収納される。
【選択図】図2A
Description
この発明は、車両用エアバッグ装置に関する。
従来、車両用エアバッグ装置においては、再利用などの目的から、一旦展開したエアバッグを再度ケース内に自動的に収納する技術が提案されている。これに関連して、例えば特開2004−175154号公報には、展開後のエアバッグがフロントガラスの外面に張り付き運転視界を遮ることを防止するために、エアバッグを巻取りスプリングの巻取り力によりロール状に巻き取ることで速やかに収納する技術が開示されている。
しかしながら、従来のエアバッグ装置においては、展開後のバッグをケース内に収納する場合に、エアを排気するだけでは、バッグが垂れ下がるなどして、バッグをケース内に確実に収納することができず、また、上記特許文献1に開示されるように、エアバッグをロール状に巻き取る場合にも、再利用を前提としては、バッグをケース内に適切に収納することができないという問題があった。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、一旦展開したバッグを確実にかつ再利用を前提として適切にケース内に収納することができる車両用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、車両に装備されたエアバッグ装置において、給気に伴い展開する若しくは排気に伴い収縮するバッグと、上記バッグ内に給気する若しくは該バッグから排気する給排気手段と、上記バッグを収納する収納ケースと、上記バッグの外表面の少なくとも一部を取り囲むように取り付けられた収納部材と、上記収納ケース内に設けられ、上記給排気手段による排気時に、上記収納部材を巻き取る巻取り手段と、を有しており、上記巻取り手段により収納部材が巻き取られるに伴い、上記バッグが収納ケース内に収納されることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記収納部材が、上記バッグの外表面に沿って設けられ、該バッグのほぼ全体を覆うように設けられた網状部材であることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記収納部材が、上記バッグの外表面に沿って設けられ、該バッグの下側領域を覆うように設けられた所定以上の剛性をもつシート状部材を含んでいることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、上記巻取り手段が、回転自在に取り付けられた巻取りローラと、該巻取りローラを回転駆動させる電動モータと、該巻取りローラと電動モータとの間に配置され、両者を連結する若しくは切断するクラッチ手段と、を備えていることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項1〜4に係る発明のいずれか一において、上記バッグが、車両バンパーを覆うバンパー用バッグであることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る発明によれば、一旦展開したバッグを確実にかつ再利用を前提として適切にケース内に収納することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、バッグがその全体にわたって網状部材により覆われるため、バッグの垂れ下がりを防止し、収納ケース内に確実に収納することができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、バッグが所定以上の剛性をもつシート状部材により支持されるため、バッグの垂れ下がりを防止し、収納ケース内に確実に収納することができる。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、バッグの展開時に、クラッチ手段が巻取りローラと電動モータとを切断することで、巻取りローラをフリーとし、他方、バッグの収納時には、クラッチ手段が巻取りローラと電動モータとを連結することで、巻取りローラを駆動制御可能に設定することができる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、バンパー用バッグを確実にかつ再利用する上で適切に収納することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、各種エアバッグ装置が装備された車両を概略的に示す図である。図の左側が車両前方に対応し、図の右側が車両後方に対応する。この車両1には、運転席2用のエアバッグ装置,助手席3用のエアバッグ装置,フロントガラス8用のエアバッグ装置、及び、フロントバンパー9用のエアバッグ装置が装備されている。運転席2用のエアバッグ装置では、バッグ5及びブロアファン(不図示)が組み込まれたモジュールケース4が、インストルメントパネル6内に設置され、ハンドル7の中央部からのバッグ5の展開が可能である。助手席3用のエアバッグ装置では、運転席2用のエアバッグ装置と同様に、バッグ5及びブロアファン(不図示)が組み込まれたモジュールケース11が、インストルメントパネル6内に設置され、インストルメントパネル6からのバッグ13の展開が可能である。
図1は、各種エアバッグ装置が装備された車両を概略的に示す図である。図の左側が車両前方に対応し、図の右側が車両後方に対応する。この車両1には、運転席2用のエアバッグ装置,助手席3用のエアバッグ装置,フロントガラス8用のエアバッグ装置、及び、フロントバンパー9用のエアバッグ装置が装備されている。運転席2用のエアバッグ装置では、バッグ5及びブロアファン(不図示)が組み込まれたモジュールケース4が、インストルメントパネル6内に設置され、ハンドル7の中央部からのバッグ5の展開が可能である。助手席3用のエアバッグ装置では、運転席2用のエアバッグ装置と同様に、バッグ5及びブロアファン(不図示)が組み込まれたモジュールケース11が、インストルメントパネル6内に設置され、インストルメントパネル6からのバッグ13の展開が可能である。
また、フロントガラス8用のエアバッグ装置では、バッグ17及びブロアファン(不図示)が組み込まれたモジュールケース15が、フロントガラス8の前方かつ車幅方向中央にて、例えばフロントガラス8の前方に配置されるカウルプレート(不図示)に対応する部位に設置され、フロントガラス8の前方かつ車幅方向中央からのバッグ17の展開が可能である。展開後のバッグ17は、フロントガラス8の前面及びフロントピラーの下側領域を覆う。フロントガラス8用のエアバッグ装置は、歩行者等の非乗員を保護するために設けられるものである。
更に、フロントバンパー9用のエアバッグ装置では、バッグ24及びブロアファン21(図2A以降参照)が組み込まれたモジュールケース20が、車幅方向中央にて、フロントバンパー9内に設置され、フロントバンパー9の正面中央からのバッグ24の展開が可能である。展開後のバッグ24は、フロントバンパー9の車幅方向の全域にわたって覆う。フロントバンパー9用のエアバッグ装置は、フロントガラス8用のエアバッグ装置と同様に、歩行者等の非乗員を保護するために設けられるものである。
この車両1には、これらのエアバッグ装置とともに、車両に加わる荷重に基づき衝突を検出する衝突センサ18、及び、車両前方にある障害物との距離に基づき衝突を予知するための衝突予知センサ19が装備されている。衝突センサ18としては、例えば加速度センサ(所謂Gセンサ)を用いることが可能であり、また、衝突予知センサ19としては、赤外線レーダ等を用いることが可能である。
更に、この車両1には、前述したエアバッグ装置におけるモジュールケース4,11,15,20内の駆動可能な構成(例えばブロアファン等),衝突センサ18及び衝突予知センサ19を含む各構成を制御するコンピュータユニット10が設けられる。モジュールケース4,11,15,20内の駆動可能な構成,衝突センサ18及び衝突予知センサ19は、共に、コンピュータユニット10に接続されており、コンピュータユニット10は、衝突センサ18及び衝突予知センサ19により検出された信号を受信し、必要に応じて、モジュールケース4,11,15,20内の駆動可能な構成へ駆動信号を供給する。
ところで、各エアバッグ装置では、ブロアファンによるバッグ5,13,17,19内への給気によりバッグ5,13,17,19を展開させた後、再利用のために、バッグ5,13,17,19がモジュールケース4,11,15,20内に確実にかつ再利用時の正常なバッグ展開を保証する上で適切に収納される必要があるが、本実施形態では、各エアバッグ装置におけるモジュールケース4,11,15,20内で、バッグ5,13,17,19の確実なかつ適切な収納を実現するための工夫がなされている。以下、バッグ5,13,17,19の確実なかつ適切な収納を実現すべく、それぞれ異なる特徴を備えた第1〜第3の実施例について説明する。なお、以下では、フロントバンパー9用のエアバッグ装置を取り上げて説明するが、これに限定されることなく、本発明は、他のエアバッグ装置にも適用可能である。
(第1の実施例)
図2A,2B及び2Cは、それぞれ、第1の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態,バッグ収納途中の状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図2Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、図2Bに示す状態では、バッグ24からの排気が完了し、バッグ24の下側部分及び上側部分が重なっており、そして、図2Cに示す状態では、バッグ24が、巻き取られた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
図2A,2B及び2Cは、それぞれ、第1の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態,バッグ収納途中の状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図2Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、図2Bに示す状態では、バッグ24からの排気が完了し、バッグ24の下側部分及び上側部分が重なっており、そして、図2Cに示す状態では、バッグ24が、巻き取られた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
フロントバンパー9内に設置されたモジュールケース20には、車両前後方向に延びる給気管22が設けられ、この給気管22の内部には、ファン21aとブロアファンモータ21bとからなるブロアファン21が、車両前方に向かって給気可能に取り付けられている。また、給気管22の気体噴射口をなす前端部には、バッグ24が気密に接続されている。
この第1の実施例では、まず、給気管22及びバッグ24の下側部分の外表面に接する支持部材26が設けられている。図2Aに示すように、この支持部材26は、バッグ24の展開時に、給気管22及びバッグ24にわたり、それらの下側部分に沿って広がり、バッグ24を支持する。そして、図2Bからよく分かるように、この支持部材26は、バッグ24の下側部分とともに、排気中に下方に落ち込むことで下側部分に重なるバッグ24の上側部分を保持し得る剛性(つまりバッグ24の全体を保持し得る剛性)を備えている。
また、この第1の実施例では、バッグ24の収納機構として、給気管22の前端部近傍にて該給気管22の下側に配置された巻取りローラ30と、その一端側(後端側)で巻取りローラ30に対して接続され、他方、その他端側(前端側)でエアバッグ24の前面下部(若しくは支持部材26の前端部)に接続される巻取りシート28とが設けられている。巻取りローラ30は、ブロアファン21による排気と同時に若しくは排気の完了後に駆動させられ、この駆動に伴い、巻取りシート28が巻取りローラ30上に巻き取られる。巻取りシート28が巻き取られた後、巻取りローラ30の駆動が継続されると、引き続き、巻取りシート28と直接に又は間接に接続されたバッグ24及び支持部材26が互いに重なりつつ、巻取りローラ30上に巻き取られる。図2Cに示すように、モジュールケース20内にて、バッグ24は、巻取りローラ30上に、支持部材26及び巻取りシート28とともに巻き取られた状態で収納される。
また、特に図示しないが、ここでは、巻取りローラ30を駆動させる電動モータが設けられるとともに、電動モータと巻取りローラ30との間で、外部からの駆動電流の供給の有無に応じてオンオフされ、電動モータと巻取りローラ30とを互いに連結する若しくは切断する電磁クラッチが設けられている。これらの構成により、バッグ24の展開時には、電磁クラッチがオフされて、巻取りローラ30がフリーとなり、ブロアファン21による給気が行われると、その給気圧力により、バッグ24,支持部材26,巻取りシート28が巻取りローラ30から引き出される。他方、バッグ24の収納時には、電磁クラッチがオンされて、巻取りローラ30が電動モータにより駆動させられることで、巻取りシート28,バッグ24,支持部材26が巻取りローラ30上に巻き取られる。なお、電動モータ及び電磁クラッチは、他の駆動可能な構成と同様に、コントロールユニット10に接続され、該コントロールユニット10により駆動制御される。
以上説明したように、第1の実施例では、排気後のバッグ24が支持部材26により支持されるため、バッグ24が垂れ下がることなく、モジュールケース20内に確実に収納される。また、バッグ24は、巻取りシート28により導かれて、巻取りローラ30上に巻き取られるため、再利用する上で適切に収納される。
続いて、第2の実施例を説明するが、これ以降では、第1の実施例と同じ構成については同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
(第2の実施例)
図3A及び3Bは、それぞれ、第2の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図3Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、他方、図3Bに示す状態では、バッグ24が、折り畳まれた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
図3A及び3Bは、それぞれ、第2の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図3Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、他方、図3Bに示す状態では、バッグ24が、折り畳まれた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
この第2の実施例では、バッグ24の収納機構として、バッグ24の全体を覆う網状部材36と、網状部材36を巻き取るべく、給気管22の前端部近傍にて該給気管22の上側及び下側に配置された一対の巻取りローラ30A,30Bとが設けられている。巻取りローラ30A,30Bは、ブロアファン21による排気と同時に若しくは排気の完了後に駆動させられ、この駆動に伴い、網状部材36が巻取りローラ30A,30B上に巻き取られる。網状部材36が巻き取られるにつれ、バッグ24は、図3Bに示すように、給気管22の前方にて折り畳まれつつ、モジュールケース20内に収納される。
また、特に図示しないが、第1の実施例における場合と同様に、ここでは、巻取りローラ30A,30Bを駆動させる各電動モータが設けられるとともに、各電動モータと巻取りローラ30A,30Bとの間で、外部からの駆動電流の供給の有無に応じてオンオフされ、各電動モータと巻取りローラ30A,30Bとを互いに連結する若しくは切断する電磁クラッチが設けられている。これらの構成により、バッグ24の展開時には、電磁クラッチがオフされて、巻取りローラ30A,30Bがフリーとなり、ブロアファン21による給気が行われると、その給気圧力により、バッグ24が展開するにつれ、網状部材36が巻取りローラ30A,30Bから引き出される。他方、バッグ24の収納時には、電磁クラッチがオンされて、巻取りローラ30A,30Bが電動モータにより駆動させられることで、網状部材36が巻取りローラ30A,30B上に巻き取られる。
以上説明したように、第2の実施例では、バッグ24がその全体にわたって網状部材36により覆われるため、バッグ24が垂れ下がることなく、モジュールケース20内に確実に収納される。また、バッグ24は、網状部材36が上下一対の巻取りローラ30A,30Bにより巻き取られるため、給気管22の前方にて折り畳まれつつ、再利用する上で適切に収納される。
(第3の実施例)
図4A及び4Bは、それぞれ、第3の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図4Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、他方、図4Bに示す状態では、バッグ24が、折り畳まれた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
図4A及び4Bは、それぞれ、第3の実施例に係るエアバッグ装置のバッグ展開状態及びバッグ収納状態をあらわす説明図である。図4Aに示す状態では、バッグ24が、モジュールケース20の前方壁部として開閉可能に取り付けられた蓋部20a及びフロントバンパー9に設けられた開閉部(不図示)を押し開き、フロアバンパー9の外側に飛び出して展開しており、他方、図4Bに示す状態では、バッグ24が、折り畳まれた状態で、モジュールケース20内に収納されている。
前述した第2の実施例では、バッグ24の全体を覆う網状部材36が設けられたが、この第3の実施例では、バッグ24の上下方向に広がり、バッグ24をその側部を除いて覆う網状部材46が設けられている。図5は、網状部材46の形状を明示するために、網状部材46を巻き取るための一対の巻取りローラ30A,30Bに対して、その上下両端側で接続された網状部材46を示す斜視図である。
巻取りローラ30A,30Bは、ブロアファン21による排気と同時に若しくは排気の完了後に駆動させられ、この駆動に伴い、網状部材46が巻取りローラ30A,30B上に巻き取られる。網状部材46が巻き取られるにつれ、バッグ24は、図4Bに示すように、給気管22の前方にて折り畳まれつつ、モジュールケース20内に収納される。
以上説明したように、第3の実施例では、バッグ24がその側部を除き上下方向に広がる網状部材46により覆われるため、バッグ24が垂れ下がることなく、モジュールケース20内に確実に収納される。また、バッグ24は、網状部材46が上下一対の巻取りローラ30A,30Bにより巻き取られるため、給気管22の前方にて折り畳まれつつ、再利用する上で適切に収納される。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る車両用エアバッグ装置は、自動車等の車両を含み、エアバッグ装置が搭載されるものであれば、いかなるものにも適用可能である。
1…車両,9…フロントバンパー,18…衝突センサ,19…衝突予知センサ,20…モジュールケース,21…ブロアファン,21a…ファン,21b…ブロアファンモータ,22…給気管,24…バッグ,26…支持部材,28…巻取りシート,30,30A,30B…巻取りローラ,36,46…網状部材。
Claims (5)
- 車両に装備されたエアバッグ装置において、
給気に伴い展開する若しくは排気に伴い収縮するバッグと、
上記バッグ内に給気する若しくは該バッグから排気する給排気手段と、
上記バッグを収納する収納ケースと、
上記バッグの外表面の少なくとも一部を取り囲むように取り付けられた収納部材と、
上記収納ケース内に設けられ、上記給排気手段による排気時に、上記収納部材を巻き取る巻取り手段と、を有しており、
上記巻取り手段により収納部材が巻き取られるに伴い、上記バッグが収納ケース内に収納されることを特徴とする車両用のエアバッグ装置。 - 上記収納部材が、上記バッグの外表面に沿って設けられ、該バッグのほぼ全体を覆うように設けられた網状部材であることを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
- 上記収納部材が、上記バッグの外表面に沿って設けられ、該バッグの下側領域を覆うように設けられた所定以上の剛性をもつシート状部材を含んでいることを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
- 上記巻取り手段が、回転自在に取り付けられた巻取りローラと、該巻取りローラを回転駆動させる電動モータと、該巻取りローラと電動モータとの間に配置され、両者を連結する若しくは切断するクラッチ手段と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の車両用エアバッグ装置。
- 上記バッグが、車両バンパーを覆うバンパー用バッグであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の車両用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005049491A JP2006232089A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | 車両用エアバッグ装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7984939B2 (en) * | 2005-04-07 | 2011-07-26 | Mordechai Vodavoz | Protection means for road vehicles |
JP2019026223A (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-21 | 豊田合成株式会社 | 非乗員用エアバッグ装置 |
JP2020100378A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 豊田合成株式会社 | 歩行者用エアバッグ装置 |
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2005
- 2005-02-24 JP JP2005049491A patent/JP2006232089A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019026223A (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-21 | 豊田合成株式会社 | 非乗員用エアバッグ装置 |
JP2020100378A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 豊田合成株式会社 | 歩行者用エアバッグ装置 |
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