JP4899861B2 - 歩行者用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、展開膨張を完了させた際に車両の左右の前ピラーの前面側を覆い可能なエアバッグを、車両のフードパネルの後端付近の下方の左右両側のカウルに、それぞれ、折り畳んで収納させた歩行者用エアバッグ装置に関する。
従来、歩行者用エアバッグ装置では、折り畳んだエアバッグをカウルの左右両側付近にそれぞれ収納して、各エアバッグが、膨張を完了させた際に、それぞれ、車両の左右の前ピラーの前面側を覆うように構成されるものがあった(例えば、特許文献1)。
この歩行者用エアバッグ装置では、フードパネルが、エアバッグの展開膨張時に、エアバッグの突出用隙間をカウルとフードパネルの後端との間に形成可能に、後端側を上昇させるように構成されるとともに、通常使用時、後端の左右両縁付近に設けられたヒンジ機構により、前端側を上方側に開き可能な構成として配設されていた。ヒンジ機構は、フードパネルの後端に取り付けられたブラケットを車両のボディ側から上方に延びるステイ部に、軸支させる構成であった。
そして、この歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグの展開膨張時に、フードパネルの後端を上昇させる機構が、ステイ部自体を、電磁ソレノイド等のアクチュエータによって上昇させ、カウルとフードパネルの後端との間に、エアバッグを突出させる突出用隙間を形成していた。
特開2002−36986号公報
しかし、歩行者用エアバッグ装置として、エアバッグの突出用隙間を形成するように、フードパネルの後端を上昇させる際、フードパネルの後端に配置されたヒンジ機構自体を上昇させる構成では、フードパネルの後端における突出用隙間の開口距離と等しいストローク分、アクチュエータの可動部を移動させる必要があり、アクチュエータが大型化し、スペースに制限のある車両に搭載する上で望ましくない。
また、膨張完了時のエアバッグが、安定して前ピラーの前面側を覆うためには、それぞれ、前ピラーの直下付近(前方側の直下付近)に配置させることが望ましい。しかし、前ピラーの直下付近には、フードパネルのヒンジ機構が配設されており、前ピラーの直下付近に、エアバッグを収納したケースを配置し難い。さらに、エアバッグは、展開膨張途中でヒンジ機構と干渉(接触)し易く、安定して前ピラーの前面側を覆う点で、改善の余地があった。
なお、従来の歩行者用エアバッグ装置では、フードパネルの下面側に、展開時のガイド用の凹凸部を形成しているが、この凹凸部自体に、展開膨張時のエアバッグが干渉し、迅速なエアバッグの展開が阻害される。
さらに、従来の歩行者用エアバッグ装置では、ヒンジ機構の部位を、膨張を完了させたエアバッグの左右への横振れを防止するために使用するように、ヒンジ機構に対して積極的にエアバッグを干渉させており、エアバッグにおけるヒンジ機構による位置規制部位が、前ピラーの下部側となって、エアバッグの突出端から離れた元部側であり、ヒンジ機構との接触状態が異なれば、エアバッグの突出端の配置位置が大きくずれ易くなることから、逆に、エアバッグの円滑な展開を安定して確保できない虞れが生ずる。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグが、迅速に展開膨張し、かつ、安定して前ピラーの前面側を覆い可能として、省スペースとして搭載できる歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフードパネルの後端付近における左右方向の両縁側の下方のカウルに、それぞれ、ケースと、ケース内に折り畳まれて収納されるエアバッグと、が配設されるとともに取り付けられ、
各エアバッグが、それぞれ、膨張用ガスを流入させてケースから後方側へ突出して展開膨張を完了させた際に、ケース近傍の車両の前ピラーの前面側を覆い可能な構成とし、
フードパネルが、エアバッグの展開膨張時に、エアバッグの突出用隙間をカウルとフードパネルの後端との間に形成可能に、後端側を上昇させるように構成されるとともに、通常使用時、後端の左右両縁付近に設けられたヒンジ機構により、前端側を上方側に開き可能な構成として配設される歩行者用エアバッグ装置であって、
フードパネルの後端付近の左右両側に配置されるヒンジ機構が、それぞれ、
車両のボディ側に固定されて、上方から見て、フードパネルの後端の左右の縁より外側付近に位置するヒンジベースと、
フードパネル側に固定されて、上方から見て、ヒンジベースの前方側におけるフードパネルの領域内に配置される取付ブラケットと、
後端側をヒンジベースに軸支させ、前端側を取付ブラケットに軸支させて、後端側のヒンジベースに軸支させた軸支部を、フードパネルの通常使用時と突出用隙間の形成時とに回動可能な通常回動軸支部とし、前端側の取付ブラケットに軸支させた軸支部を、突出用隙間の形成時だけに回動可能とした押上回動軸支部として構成されるヒンジアームと、
を備え
ヒンジアームが、通常回動軸支部の回動時、及び、通常回動軸支部と押上回動軸支部との回動時における前端側の上方への回動時に、フードパネルの端縁側で隣接するフェンダーパネルとの干渉を防止して前端側をフェンダーパネルから上方へ突出可能に、後方から前方に向かう平面形状として、フードパネルの覆うエンジンルーム側にずれて曲がるようにオフセットされる形状として構成され、
突出用隙間を形成可能に、作動時に、軸方向を上下方向に沿わせてフードパネルの下面に当接させた押上ロッドを上昇させるアクチュエータが、左右のヒンジアームの押上回動軸支部の前方側におけるフードパネルの左右方向の縁付近の下面側に、それぞれ、配設され、
エアバッグを収納保持したケースが、それぞれ、上方から見て、フードパネルの領域内におけるヒンジベースの前方側で、かつ、アクチュエータの押上ロッドの後方側として、フードパネルの後端付近の左右両縁に、左右方向の外側縁を配置させて、配設され、
エアバッグが、それぞれ、膨張完了時の形状として、ケース側に配置される元部と、元部から後方側に延びて前ピラーの前面側を覆い可能な本体部と、を備えるとともに、本体部における元部側に、ヒンジベースと、押上回動軸支部側を上昇させたヒンジアームと、の内側縁に沿う凹部を、備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、作動時、アクチュエータが、フードパネルの後端付近における左右方向の縁付近の下面側に当接させた押上ロッドを上昇させて、フードパネルの後端を上昇させ、カウルとフードパネルの後端との間に、エアバッグの突出用隙間を形成する。その際、ヒンジ機構は、ヒンジアームが、通常回動軸支部と押上回動軸支部とを、ともにヒンジベースと取付ブラケットとに対して、回動させつつ、前端側の押上回動軸支部側を後端側の通常回動軸支部側から斜め前上方向に上昇移動させることとなる。
そして、エアバッグが、膨張用ガスを流入させてケースから後方側へ突出して展開膨張する。その際、エアバッグは、本体部における元部側に、ヒンジベースと、押上回動軸支部側を上昇させたヒンジアームと、の内側縁に沿う凹部を、備えて構成されており、ヒンジ機構と極力干渉せずに、円滑かつ迅速に展開膨張する。勿論、フードパネルを上昇させるアクチュエータは、エアバッグを収納していたケースの前方側に配置されており、元部側から後方側に展開膨張するエアバッグが、アクチュエータの押上ロッドと干渉する虞れは無い。
さらに、エアバッグを収納保持するケースが、上方から見て、フードパネルの領域内におけるヒンジベースの前方側で、かつ、アクチュエータの押上ロッドの後方側として、フードパネルの後端付近の左右両縁に、左右方向の外側縁を配置させて、配設されている。そのため、展開膨張を完了させたエアバッグは、上方から見て、ケースとともにカウルに取り付けられた元部側の左右方向の端側の縁を、フードパネルの後端付近の左右方向の端側の縁に接近させて、すなわち、前ピラーの直下(前方側の直下)に、フードパネルの左右方向の中央側に凹ませる凹部を備えた元部における左右方向の端縁側を、接近させて配置させることができ、その凹部の上方(後方)に位置して前ピラーの前面から左右方向の外方側へ張り出すように形成される部位(端縁部)を備えた本体部が、元部の後方に位置する部位(後方延設部)から端縁部にかけて、幅広く安定して前ピラーの前面側を覆うことができる。
また、フードパネルの後端を上昇させるアクチュエータは、左右のヒンジアームの押上回動軸支部の前方側におけるフードパネルの左右方向の縁付近の下面側に、それぞれ、配設されて、ヒンジ機構の配設されたフードパネルの後端より、前方側に配置されている。そのため、カウルとフードパネルの後端との間にエアバッグの突出用隙間を形成した際の、ヒンジ機構の配置されているフードパネルの配置位置でのカウルとの開口距離より、小さい作動ストロークとして押上ロッドを上昇させるだけで、所定量の突出用隙間を形成でき、アクチュエータ自体の上下方向の長さ寸法を含めた外形形状を、コンパクトに構成できる。
さらに、折り畳んだエアバッグを収納したケースも、上方から見て、フードパネルの領域内におけるヒンジベースの前方側で、かつ、アクチュエータの押上ロッドの後方側として、フードパネルの後端付近の左右両縁に、左右方向の外側縁を配置させて、配設されている。すなわち、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、フードパネルの左右の縁の後端付近から前方にかけて、ヒンジ機構のヒンジベース、エアバッグを収納したケース、及び、アクチュエータ、を順に接近させて配置させることができ、全体の構成部品を、フードパネルの後端の左右両縁付近に、コンパクトに搭載することができる。
したがって、本発明に係る歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグが、迅速に展開膨張し、かつ、安定して前ピラーの前面側を覆うことができ、そして、省スペースとして搭載することができる。
そして、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターは、折り畳んだエアバッグとともにケース内に収納してもよいし、あるいは、インフレーターは、エアバッグに膨張用ガスを供給する供給管路を設けて、ケース外のボディ側に固定してもよい。ちなみに、エアバッグへ膨張用ガスを供給する供給管路を備えてインフレーターを構成すれば、インフレーターをフードパネルやカウルから離れた場所にも配置可能となるため、インフレーターの配置自由度を著しく向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1は、図1〜3に示すように、車両Vのフードパネル13の後端16の左右方向の左縁18付近と右縁19付近とに、エアバッグ45、エアバッグ45に膨張用ガスを供給するインフレーター38、エアバッグ45とインフレーター38とを収納するケース31、フードパネル13の後端16を上昇させるアクチュエータ29、及び、フードパネル13を支持してフードパネル13の回動動作を案内するヒンジ機構21、を配設させて構成されている。
フードパネル13は、板金製として、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、左右方向の両縁(左縁18と右縁19)側における後端16近傍に配置されるヒンジ機構21により、通常使用時、車両Vのボディ1に対して、図2の一点鎖線に示すような前開きで開閉可能に連結され、また、エアバッグ45の展開膨張時、アクチュエータ29の押上動作により、図2の二点鎖線に示すように、エアバッグ45の突出用隙間PSをカウル10とフードパネル13の後端16との間に形成するように、後端16側を上昇可能に構成されている。なお、後端16側の上昇時には、フードパネル13の前端17側が開閉可能にボディ1側に係止されており、その係止された前端17側を回転中心として、後端16側が上昇することとなる。
そして、車両Vにおけるフロントバンパ7には、図1に示すように、歩行者との衝突を検知可能なセンサ8が、配設されており、センサ8からの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサ8からの信号に基いて車両Vの歩行者との衝突を検知した際、インフレーター38及びフードパネル13の後端16側を上昇させるアクチュエータ29(図2,3参照)を作動させるように構成されている。
なお、本明細書では、前後と上下の方向は、それぞれ、車両Vの前後と上下と一致する方向を基準とし、左右の方向は、車両Vの前方側から後方側を見た際の左右の方向を基準とする。
また、歩行者用エアバッグ装置M1におけるフードパネル13の後端16の左右に配置されるエアバッグ45等の構成部品は、それぞれ、左右対称に配置されており、以下、左側に配置されている歩行者用エアバッグ装置M1について説明するが、右側に配置されている各構成部品や搭載位置付近のボディ1側の部品は、特に断らない限り、左側のものと左右対称であり、説明を省略する。また、フードパネル13の左右方向の縁となる左縁18と右縁19とを、特に断らない限り、端縁20と説明する。
ヒンジ機構21は、図2〜4,9に示すように、車両Vのボディ1側に固定されるヒンジベース22、フードパネル13側に固定される取付ブラケット26、及び、ヒンジベース22と取付ブラケット26とに回動自在に軸支されるヒンジアーム23、を備えて構成されている。
ヒンジベース22は、板金製として、横壁部22aと縦壁部22bとを備えた左右方向の断面をL字形とし、車両Vのボディ1側に固定されて、上方から見て、フードパネル13の後端16の左右方向の端縁20より外側付近に位置するように、配設されている。横壁部22aは、ボディ1側のフェンダーパネル2におけるエンジンルームER側に延びる取付フランジ3に取付固定され、縦壁部22bは、横壁部22aのエンジンルームER側の縁から上方に延びるように配設されている。
取付ブラケット26は、板金製として、横壁部26aと縦壁部26bとを備えた左右方向の断面を逆L字形とし、フードパネル13側に固定されて、上方から見て、ヒンジベース22の前方側におけるフードパネル13の領域内に配置されている。横壁部26aは、フードパネル13の後端16の左右方向の端縁20付近の下面15に取付固定され、縦壁部26bは、横壁部26aにおけるエンジンルームERから遠ざかる縁側、すなわち、フードパネル13の左右方向の端縁20から下方に延びるように、配設されている。
ヒンジアーム23は、板金製の横壁部23aと縦壁部23bとを有したアングル材を曲げて形成され、左右方向から見てL字形に形成されている。そして、ヒンジアーム23は、縦壁部23bの後端23c側を、左右方向に沿って軸方向を配置させた支持軸21aを利用して、ヒンジベース22の縦壁部22bにおけるエンジンルームER側に軸支させ、縦壁部23bの前端23d側を、左右方向に沿って軸方向を配置させた支持軸21bを利用して、取付ブラケット26の縦壁部26bにおけるエンジンルームER側に軸支させている。そして、後端23c側のヒンジベース22に軸支させた軸支部を、通常使用時のフードパネル13の前端17側を上昇させる際と突出用隙間PSの形成時とに回動可能な通常回動軸支部24とし、前端23d側の取付ブラケット26に軸支させた軸支部を、突出用隙間PSの形成時だけに回動可能とした押上回動軸支部25としている。
この押上回動軸支部25の回動動作は、フードパネル13の通常使用時には行なわれないように、取付ブラケット26の縦壁部26bとヒンジアーム23の縦壁部23bとに貫通するように、連結解除可能な連結部材としてのシェアピン27が取り付けられており、シェアピン27により、取付ブラケット26とヒンジアーム23とが一体化されるように連結され、そして、アクチュエータ29の押上ロッド29aによるフードパネル13の押上時、図4のA,Bや図9に示すように、シェアピン27が剪断されて、取付ブラケット26とヒンジアーム23との一体化が解除され、押上回動軸支部25が、取付ブラケット26側に対して、ヒンジアーム23を回動可能とするように構成されている。
アクチュエータ29は、図2〜4,9に示すように、軸方向を上下方向に沿わせた押上ロッド29aを備えて構成され、内部に、マイクロガスジェネレータを内蔵させて、作動時、マイクロガスジェネレータによって発生する燃焼ガスによって、瞬時に、押上ロッド29aを上昇移動させるように構成されている。そして、アクチュエータ29は、ヒンジアーム23の押上回動軸支部25の前方側におけるフードパネル13の左右方向の端縁20付近の下面15側に、配設されている。実施形態の場合、アクチュエータ29は、ヒンジベース22を固定した取付フランジ3の前方側に固定され、押上ロッド29aを、取付ブラケット26の横壁部26aの前端側下面に設けた受け座28に当接させている。なお、押上ロッド29aは、受け座28に対して当接するだけで結合されておらず、フードパネル13の前端17側を上昇させる通常使用時、上昇する受け座28から離脱することとなる。
そして、アクチュエータ29が作動されて、押上ロッド29aが上昇移動すれば、フードパネル13の後端16付近の左右方向の端縁20側の受け座28を介して、フードパネル13の前端17側を回転中心として後端16付近が上昇し(図3の二点鎖線、図9参照)、その際、取付ブラケット26とヒンジアーム23との連結を解除するようにシェアピン27が剪断されて、ヒンジ機構21の通常回動軸支部24と押上回動軸支部25とを回動中心として、ヒンジアーム23が、押上回動軸支部25側となる前端23d側を上昇させるように、ヒンジベース22と取付ブラケット26とに対して回動し、カウル10とフードパネル13の後端16との間に、エアバッグ45の突出用隙間PSが形成されることとなる。
なお、ヒンジベース22とヒンジアーム23とは、通常回動時や押上回動時における通常回動軸支部24を回動中心とするヒンジアーム23の前端23d側の上方への回動時、図4のBに示すように、ヒンジアーム23の前端23d側が、フェンダーパネル2から上方に突出することから、フェンダーパネル2のエンジンルームER側のエッジ2aと干渉しないように、後方から前方に向かう平面形状として、図2に示すように、ヒンジアーム23が、ヒンジベース22の縦壁部22bとともに、エンジンルームER側にずれて曲がるようにオフセットされている。
エアバッグ45は、膨張完了時の形状として、図4のB,図8のBに示すように、前端45a(図6参照)側のケース31側に配置される元部46と、元部46から後方側に延びて前ピラー6の下端から上下方向の中間部位付近までの前面側を覆い可能な本体部47と、を備えた略長方形板状の袋形状とし、そして、上面側を歩行者を受け止める歩行者側壁部50とし、下面側をウインドシールド5や前ピラー6に接触する車体側壁部51として構成されている。さらに、エアバッグ45は、膨張完了時の形状として、本体部47における元部46側に、ヒンジベース22と押上回動軸支部25側を上昇させたヒンジアーム23と、の内側縁(エンジンルームER側の縁)に沿う凹部48を、備えて構成されている。そのため、エアバッグ45の本体部47は、元部46から後方に延びる後方延設部47aと、凹部48の後方側に位置する端縁部47bと、から構成されることとなる。また、元部46の車体側壁部51には、図6,9に示すように、インフレーター38のボルト41を突出させる取付孔46aが左右方向に沿って二箇所に形成されている。なお、エアバッグ45は、ポリエステルやポリアミド等の可撓性を有した織布から縫製等を利用して袋状に形成されている。そして、実施形態の場合、袋状に形成する際、インフレーター38を内部に収納させている。
エアバッグ45をケース31へ収納する際の折り畳みは、まず、図6のAに示すように、歩行者側壁部50と車体側壁部51とを平らに展開させ、図6のA,Bに示すように、歩行者側壁部50の側で、本体部47の端縁部47bを後方延設部47aの上に載せるように折る。ついで、エアバッグ45の展開膨張時にウインドシールド5の上面に沿って展開し易いように、図6のB,Cに示すように、エアバッグ45の後端(上端)45b側を、車体側壁部51の側で、巻くようにロール折りする。その後、図6のC,Dや図3に示すように、ロール折り部位53と前端45aとの間に、蛇腹折りして折り重ねる蛇腹折り部位54を設けて、折り畳みを完了させることとなる。なお、この蛇腹折りする部位55は、エアバッグ45の展開膨張時、ケース31から突出するロール折り部位53が、ワイパ9のピボット軸部9aやアーム9b(図2参照)の配置エリアを乗り越えることができる長さ分としている。また、このエアバッグ45の折り畳み時には、内部にインフレーター38を収納した状態で行い、折り畳み完了時には、折り崩れ防止用のラッピング材で包んで、ケース31内に収納することとなる。
インフレーター38は、図3,7に示すように、左右方向に軸方向を配置させたシリンダタイプの円柱状の本体39と、本体39を保持して、エアバッグ45とともに本体39をケース31に取り付けるリテーナ40と、を備えて構成され、エアバッグ45の元部46内に収納される。本体39は、フードパネル13の端縁20側に膨張用ガスを吐出させる複数のガス吐出口39bを備えている。リテーナ40は、本体39を覆い可能な円筒状として、ガス吐出口39aの後方側を半割り円筒状に切り欠いた開口40aを設けて構成されている。また、リテーナ40は、本体39を挟持して保持可能な挟持部40bを備え、かつ、開口40aから下方側に90度ずれた部位の外周側には、左右方向に並設させたボルト41を突出させている。これらのボルト41は、エアバッグ45の取付孔46aを貫通して、ナット42止めされることにより、エアバッグ45の取付孔46aの周縁をケース31に取り付けることとなる。
エアバッグ45とインフレーター38とを収納保持するケース31は、実施形態の場合、合成樹脂から形成されて、図2,3,7,9に示すように、左右方向に延びた直方体形状とし、斜め後ろ上向きに後壁31dを配置させて、この後壁31dをエアバッグ45を突出させる際に開口させる開口壁32としている。この開口壁32には、膨張するエアバッグ45に押されて開く扉部33が配設されている。扉部33の上縁側には、インテグラルヒンジからなるヒンジ部33aを配設させるとともに、ヒンジ部33aを除く扉部33の周囲には、薄肉の破断予定部34が配設され、エアバッグ45の膨張時、破断予定部34を破断させて、扉部33は、ヒンジ部33aを回転中心として、上開きで開くこととなる。
また、ケース31における後壁31dに連なる前方側の天井壁31aに対して対向する底壁31bには、リテーナ40の各ボルト41を挿通させる取付孔35aを備えた取付壁部35が配設されている。取付壁部35は、カウル10に取り付けられる部位であり、実施形態の場合、リテーナ40の各ボルト41が、エアバッグ45とインフレーター38とをケース31に取り付けるとともに、ケース31自体をカウル10に取り付ける役目を果たしている。
さらに、実施形態の場合、ケース31は、図5に示すように、平らに展開させたシート状の合成樹脂製のケース用板材36を折って形成されている。このケース用板材36は、ケース31の天井壁31a、下壁31c、後壁31d、左右の側壁31e、31fに対応する部位36a,36c,36d,36e,36fを備えるとともに、底壁31bに対応する部位36bを二枚重ねとしてボルト41によって共締めにできるように二枚分備え、さらに、側壁31e,31fの部位36e,36fに、ボルト41を利用して、底壁31bとともに共締めできる延設部位36gを備えて構成されている。
そして、ケース31は、図2に示すように、上方から見て、フードパネル13の領域内におけるヒンジベース22の前方側で、かつ、アクチュエータ29の押上ロッド29aの後方側として、フードパネル13の後端16付近の左右方向の端縁20に、左右方向の外側縁31g側となる側壁31e側を配置させて、配設されている。
ケース31を取り付けるカウル10は、図3に示すように、金属製のカウルパネル10bの部位であり、カウルパネル10bに固着された断面L字形の支持ブラケット12を利用して、ケース31がカウルパネル10bに取り付けられている。さらに、この固着部位には、補強のための金属製の補強材(補強プレート)11が、エアバッグ45の突出方向と逆方向側となる前方側に、固着されている。なお、カウル10には、カウルパネル10bの上方側に、合成樹脂樹脂製のカウルルーバ10aが、ウインドシールド5の上面側から、斜め前下方向に向いて、ケース31の開口壁32における下縁側の底壁31bに対し、緩やかに連なるように、配設されている。カウルルーバ10aは、ヒンジベース22付近では、ヒンジアーム23と干渉しないように切り欠かれている。
第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、作動時、図3,4,9に示すように、アクチュエータ29が、フードパネル13の後端16付近における左右方向の端縁20付近の下面15側の受け座28に当接させた押上ロッド29aを上昇させて、フードパネル13の後端16を上昇させ、カウル10とフードパネル13の後端16との間に、エアバッグ45の突出用隙間PSを形成する。その際、ヒンジ機構21は、ヒンジアーム23が、シェアピン27を剪断させつつ、通常回動軸支部24と押上回動軸支部25とを、ともにヒンジベース22と取付ブラケット26とに対して、回動させつつ、前端23d側の押上回動軸支部25側を後端23c側の通常回動軸支部24側から斜め前上方向に上昇移動させることとなる。
そして、エアバッグ45が、図4,9に示すように、インフレーター38のガス吐出口39aから吐出された膨張用ガスGを流入させて、扉部33を押し開いてケース31の開口壁32から後方側へ突出して展開膨張する。その際、エアバッグ45は、図8のA,Bに示すように、本体部47における元部46側に、ヒンジベース22と、押上回動軸支部25側を上昇させたヒンジアーム23と、の内側縁に沿う凹部48を、備えて構成されており、ヒンジ機構21と極力干渉せずに、円滑かつ迅速に展開膨張する。勿論、フードパネル13を上昇させるアクチュエータ29は、エアバッグ45を収納していたケース31の前方側に配置されており、元部46側から後方側に展開膨張するエアバッグ45が、アクチュエータ29の押上ロッド29aと干渉する虞れは無い。
さらに、エアバッグ45を収納保持するケース31が、図2に示すように、上方から見て、フードパネル13の領域内におけるヒンジベース22の前方側で、かつ、アクチュエータ29の押上ロッド29aの後方側として、フードパネル13の後端16付近の端縁20に、左右方向の外側縁31gを配置させて、配設されている。そのため、展開膨張を完了させたエアバッグ45は、図8のBに示すように、上方から見て、ケース31とともにカウル10に取り付けられた元部46側の左右方向の端側の端縁45cを、フードパネル13の後端16付近の左右方向の端縁20に接近させて、すなわち、前ピラー6の直下(前方側の直下)に、フードパネル13の左右方向の中央側に凹ませる凹部48を備えた元部46における左右方向の端縁45c側を、接近させて配置させることができ、その凹部48の上方に位置して前ピラー6の前面から左右方向の外方側へ張り出すように形成される端縁部47bを備えた本体部47が、元部46の後方に位置する後方延設部47aから端縁部47bにかけて、幅広く安定して前ピラー6の前面側を覆うことができる。
さらに、膨張完了時のエアバッグ45は、端縁部47bの前端(下端)47c付近における凹部48周縁が、フードパネル13の後端16と端縁20との交差部となる角部13aを包んで膨らむこととなって(図8のB,図9参照)、歩行者を角部13aから保護することができる。
また、フードパネル13の後端16を上昇させるアクチュエータ29は、図2,3,9に示すように、ヒンジアーム23の押上回動軸支部25の前方側におけるフードパネル13の左右方向の端縁20付近の下面15側に、それぞれ、配設されて、ヒンジ機構21の配設されたフードパネル13の後端16より、前方側に配置されている。そのため、カウル10とフードパネル13の後端16との間にエアバッグ45の突出用隙間PSを形成した際の、ヒンジ機構21の配置されているフードパネル13の配置位置でのカウル10との開口距離LO(図3参照)より、小さい作動ストロークL1として押上ロッド29aを上昇させるだけで、所定量の突出用隙間PSを形成でき、アクチュエータ29自体の上下方向の長さ寸法を含めた外形形状を、コンパクトに構成できる。
さらに、折り畳んだエアバッグ45を収納したケース31も、図2に示すように、上方から見て、フードパネル13の領域内におけるヒンジベース22の前方側で、かつ、アクチュエータ29の押上ロッド29aの後方側として、フードパネル13の後端16付近の左右方向の端縁20に、左右方向の外側縁31gを配置させて、配設されている。すなわち、第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、フードパネル13の左右方向の端縁20の後端16付近から前方にかけて、ヒンジ機構21のヒンジベース22、エアバッグ45を収納したケース31、及び、アクチュエータ29、を順に接近させて配置させることができ、全体の構成部品を、フードパネル13の後端16の左右方向の端縁付近に、コンパクトに搭載することができる。
したがって、第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、フードパネル13の右縁19側も左縁18側と同様に、エアバッグ45が、迅速に展開膨張し、かつ、安定して前ピラー6の前面側を覆うことができ、そして、省スペースとして搭載することができる。
なお、第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、エアバッグ45に膨張用ガスGを供給するインフレーター38を、折り畳んだエアバッグ45とともにケース31内に収納した場合を示したが、図10,11に示す第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2のように、インフレーター58として、エアバッグ45に膨張用ガスGを供給する供給管路59を設けて、ケース31外のボディ1側に固定してもよい。ちなみに、エアバッグ45へ膨張用ガスGを供給する供給管路59を備えてインフレーター58を構成すれば、インフレーター58をフードパネル13やカウル10から離れた場所にも配置可能となるため、インフレーター58の配置自由度を著しく向上させることができる。なお、第2実施形態の場合には、インフレーター58をボディ1側のフードリッジリインホース4に固定させている。そして、この第2実施形態は、インフレーター58とエアバッグ45の元部46に連通する供給管路59とを備え、エアバッグ45をケース31に取り付けるボルト41を備えたリテーナ40Aが、エアバッグ45の取付孔46aの周縁を押さえ可能な板状としている点が相違するだけで、他のエアバッグ45やケース31等は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
また、折り畳んだエアバッグ45やインフレーター38を収納するケースとしては、雨水に晒されやすいフードパネル13の下方のカウル10に取り付けられることから、図12に示すケース61を使用してもよい。このケース61は、水密性を確保しつつ空気を出し入れ可能な開閉弁62を備えて構成されるとともに、容積を可変可能とするように、伸縮可能な蛇腹部61bを周壁61aに配置させて構成されている。このようなケース61では、雨水の内部への侵入を防止しつつ、温度変化に対応して、内部の空気を出し入れでき、内部に収納したエアバッグ45やインフレーター38の劣化を防止できる。なお、このケース61は、第2実施形態に適用して、エアバッグ45だけを収納するように構成してもよい。
本発明の第1実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の拡大平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両前後方向に沿った概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 第1実施形態の作動状態を説明する概略斜視図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置に使用されるケースを製造する板材を示す斜視図である。 第1実施形態に使用するエアバッグの折り畳みを説明する図である。 第1実施形態のケースを示す斜視図である。 第1実施形態の作動状態を説明する概略平面図である。 第1実施形態の作動時を示す車両前後方向に沿った概略縦断面図である。 第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置を示す拡大平面図である。 第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置おける車両前後方向に沿った概略縦断面図である。 第1実施形態で使用するケースの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10…カウル、
13…フードパネル、
15…(フードパネルの)下面、
16…(フードパネルの)後端、
17…(フードパネルの)前端、
18…(フードパネルの)左縁、
19…(フードパネルの)右縁、
20…(フードパネルの左右方向の)端縁、
21…ヒンジ機構、
22…ヒンジベース、
23…ヒンジアーム、
24…通常回動軸支部、
25…押上回動軸支部、
26…取付ブラケット、
29…アクチュエータ、
29a…押上ロッド、
31・61…ケース、
31g…外側縁、
38・58…インフレーター、
45…エアバッグ、
46…元部、
47…本体部、
47a…後方延設部、
47b…端縁部、
48…凹部、
PS…突出用隙間、
V…車両、
M1・M2…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 車両のフードパネルの後端付近における左右方向の両縁側の下方のカウルに、それぞれ、ケースと、該ケース内に折り畳まれて収納されるエアバッグと、が配設されるとともに取り付けられ、
    前記各エアバッグが、それぞれ、膨張用ガスを流入させて前記ケースから後方側へ突出して展開膨張を完了させた際に、前記ケース近傍の車両の前ピラーの前面側を覆い可能な構成とし、
    前記フードパネルが、前記エアバッグの展開膨張時に、前記エアバッグの突出用隙間を前記カウルと前記フードパネルの後端との間に形成可能に、後端側を上昇させるように構成されるとともに、通常使用時、後端の左右両縁付近に設けられたヒンジ機構により、前端側を上方側に開き可能な構成として配設される歩行者用エアバッグ装置であって、
    前記フードパネルの後端付近の左右両側に配置される前記ヒンジ機構が、それぞれ、
    車両のボディ側に固定されて、上方から見て、前記フードパネルの後端の左右の縁より外側付近に位置するヒンジベースと、
    前記フードパネル側に固定されて、上方から見て、前記ヒンジベースの前方側における前記フードパネルの領域内に配置される取付ブラケットと、
    後端側を前記ヒンジベースに軸支させ、前端側を前記取付ブラケットに軸支させて、後端側の前記ヒンジベースに軸支させた軸支部を、前記フードパネルの通常使用時と前記突出用隙間の形成時とに回動可能な通常回動軸支部とし、前端側の前記取付ブラケットに軸支させた軸支部を、前記突出用隙間の形成時だけに回動可能とした押上回動軸支部として構成されるヒンジアームと、
    を備え
    前記ヒンジアームが、前記通常回動軸支部の回動時、及び、前記通常回動軸支部と前記押上回動軸支部との回動時における前端側の上方への回動時に、前記フードパネルの端縁側で隣接するフェンダーパネルとの干渉を防止して前端側を前記フェンダーパネルから上方へ突出可能に、後方から前方に向かう平面形状として、前記フードパネルの覆うエンジンルーム側にずれて曲がるようにオフセットされる形状として構成され、
    前記突出用隙間を形成可能に、作動時に、軸方向を上下方向に沿わせて前記フードパネルの下面に当接させた押上ロッドを上昇させるアクチュエータが、左右の前記ヒンジアームの押上回動軸支部の前方側における前記フードパネルの左右方向の縁付近の下面側に、それぞれ、配設され、
    前記エアバッグを収納保持した前記ケースが、それぞれ、上方から見て、前記フードパネルの領域内における前記ヒンジベースの前方側で、かつ、前記アクチュエータの押上ロッドの後方側として、前記フードパネルの後端付近の左右両縁に、左右方向の外側縁を配置させて、配設され、
    前記エアバッグが、それぞれ、膨張完了時の形状として、前記ケース側に配置される元部と、該元部から後方側に延びて前記前ピラーの前面側を覆い可能な本体部と、を備えるとともに、前記本体部における前記元部側に、前記ヒンジベースと、前記押上回動軸支部側を上昇させた前記ヒンジアームと、の内側縁に沿う凹部を、備えて構成されていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターが、前記ケース内に収納された前記エアバッグに膨張用ガスを供給する供給管路を備えて、前記ケース外の前記ボディ側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ装置。
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