JP3941690B2 - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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  • Air Bags (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグが、運転者の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、運転者の膝を保護する膝保護用エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグが、運転者の前方側に配置されたケースに収納保持されていた。そして、エアバッグは、膨張用ガスの流入時、ステアリングコラムの下面に沿うように上昇しつつ、展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能としていた。さらに、エアバッグは、展開膨張完了時に、キーシリンダ付近の領域の車両後方側を覆うカバー部を、上縁側の左右方向の角部付近に、備えていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
国際公開WO 02/04261 A1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の膝保護用エアバッグ装置では、キーシリンダに差し込まれたキーに、サブキーやアクセサリー等のキー付属品が吊り下げられている場合がある。そして、その場合には、エアバッグが展開膨張すると、そのキー付属品の下端側がエアバッグの膨張部位に対して直交状態で干渉して、エアバッグが傷付けられ、ガス漏れが発生する虞れが生ずる。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するもので、エアバッグにおけるガス漏れが発生するようなキー付属品との干渉を、防止可能な膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグが、
運転者の前方側に収納保持され、膨張用ガスの流入時、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
さらに、展開膨張完了時に、キーシリンダ付近の領域の車両後方側を覆うカバー部を、上縁側付近に備えて、
構成されている膝保護用エアバッグ装置であって、
展開膨張時のエアバッグが、ガス漏れを生じさせるように、キーシリンダに差し込まれているキーに接続されたキー付属品と干渉することを、防止可能に、エアバッグ傷付け防止材が、キーシリンダの周囲に、配設されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、作動時、エアバッグが展開膨張しても、キーシリンダの周囲に配設されたエアバッグ傷付け防止材が、ガス漏れが発生するようなエアバッグのキー付属品との干渉を、防止する。
【0008】
したがって、本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、展開膨張するエアバッグが、キー付属品によって傷付けられず、運転者の膝を的確に保護することができる。
【0009】
そして、エアバッグ傷付け防止材としては、キーシリンダの下方側の周囲を囲むように配設されて、キーシリンダの先端面付近から延びるように配設されて、キーから吊り下げられたキー付属品を下方から受け可能な受面と、受面の後端から下方に延びて、展開膨張時のエアバッグを上方へ案内可能な案内面と、を設けて、構成してもよい。
【0010】
このように構成されたエアバッグ傷付け防止材を備えた膝保護用エアバッグ装置では、展開膨張するエアバッグが、エアバッグ傷付け防止材の受面下方の案内面で案内されて上昇し、受面上に支持されたキー付属品と、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。そして、このようなエアバッグ傷付け防止材では、受面上のキー付属品を把持しやすく、キーシリンダに差し込んだキーを抜いたりする動作を阻害しない。
【0013】
さらに、エアバッグ傷付け防止材としては、キー付属品の少なくとも左右方向に一方側に配置させて、キー付属品より後方側に突出させ、下面側を、展開膨張時のエアバッグを上方へ案内可能な案内面として、構成してもよい。
【0014】
このように構成されたエアバッグ傷付け防止材を備えたエアバッグ装置では、展開膨張するエアバッグが、キー付属品より後方へ突出した傷付け防止材の下面側の案内面で案内されて上昇することから、キー付属品と、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。そして、このようなエアバッグ傷付け防止材では、キー付属品の後方側を開口させることができるため、キー付属品を把持しやすく、キーシリンダに差し込んだキーを抜いたりする動作を阻害しない。
【0015】
そして、突出するように配設されているエアバッグ傷付け防止材としては、エアバッグの傷付け防止を可能とする防止位置と、キーシリンダの周囲に収納される収納位置と、に移動可能に、移動手段によって、支持されるように、構成することが望ましい。
【0016】
このような構成では、イグニッションキーの操作時等において、エアバッグ傷付け防止材を出っ張らせないで、収納させておくことができ、キー操作に支障が生じず、かつ、必要時以外には、傷付け防止材を収納させておくことができることから、エアバッグ傷付け防止材を設けても、キーシリンダ回りの意匠性を低下させない。
【0017】
この場合、移動手段は、車両のエンジンを始動した後におけるパーキングブレーキを解除操作した際に、作動して、エアバッグ傷付け防止材を防止位置まで突出させ、パーキングブレーキをかけ操作した際に、作動して、エアバッグ傷付け防止材を収納位置まで収納するように構成してもよい。このような構成では、エアバッグ傷付け防止材の出し入れを、車両の停止時に使用するパーキングブレーキの解除操作・かけ操作により、行なっており、エアバッグ傷付け防止材の出し入れする際の時期基準が、明確であり、移動手段の作動を的確にすることができる。
【0018】
また、エアバッグ傷付け防止材として、キー付属品を移動させて、展開膨張するエアバッグとの干渉を防止可能に、構成してもよい。この場合には、少なくともキー付属品の下端側の向きを変えるだけでよいことから、極力、作動部分をコンパクトにすることが可能となる。
【0019】
この場合、エアバッグ傷付け防止材は、キー付属品の一部に接触させて、キー付属品の下端側の向きを変えるような移動片を設けて、構成したり、あるいは、キーシリンダの近傍部位に沿って吸着可能な磁石から、構成してもよい。エアバッグ傷付け防止材を磁石から構成する場合には、駆動機構が不要であって、傷付け防止材を、一層、コンパクトにできるとともに、さらに、磁石自体を、露出させたり出っ張らせて、配置させなくともよいことから、キーシリンダ回りの意匠性を低下させない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置S1は、図1・7に示すように、運転者Dの膝Kを保護できるように、運転者Dの車両前方側であるステアリングコラム2の下方に配設されている。
【0021】
なお、本明細書での上下・前後・左右の関係は、エアバッグ装置S1が車両に搭載された状態を基準とするもので、搭載時の車両の上下・前後・左右の関係と一致するものである。
【0022】
ステアリングコラム2は、図1に示すように、ステアリングホイール1に連結されるメインシャフト3と、メインシャフト3の周囲を覆うコラムチューブ4と、それらの周囲を覆うコラムカバー5と、を備えて構成されている。
【0023】
コラムカバー5は、略四角筒形状等の合成樹脂製として、ステアリングホイール1の下方のメインシャフト3やコラムチューブ4を覆うように、メインシャフト3の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー5は、インストルメントパネル(以下、インパネとする)10から斜め上後方に突出するように、配設されている。そして、コラムカバー5の右側面5cには、エンジン始動用のイグニッションキーEを挿入させるキーシリンダ6が配設されている。
【0024】
そして、キーシリンダ6に挿入されたイグニッションキーEには、接続環等の接続具Jを使用して、サブキー等のキー付属品Aが、垂れ下がるように接続されている。
【0025】
膝保護用エアバッグ装置S1は、折り畳まれたエアバッグ40、エアバッグ40に膨張用ガスを供給するインフレーター21、折り畳まれたエアバッグ40とインフレーター21とを収納するとともに車両後方側を開口させたケース13、ケース13の車両後方側を覆うエアバッグカバー29、及び、キーシリンダ6の周囲に配置されたエアバッグ傷付け防止材51、を備えて構成されている。実施形態の場合、エアバッグ装置S1の主要部品であるエアバッグ40、インフレーター21、ケース13、及び、エアバッグカバー29は、予め、エアバッグ組立体SAとして、一体的に組み立てられて、車両に搭載される。
【0026】
ケース13は、図1〜3に示すように、板金製として、ステアリングコラム2の下方側に配置されており、略四角筒形状の周壁部14と、周壁部14の車両前方側を塞ぐ底壁部17と、を備えるとともに、車両後方側に略長方形形状の開口13aを備えて、構成されている。そして、ケース13の周壁部14における上下で対向する壁部14a・14bの外表面側には、それぞれ、エアバッグカバー29の側壁部31・32をケース13に組み付けるための複数の係止部15(15U・15D)が、配設されている。
【0027】
上方側の壁部14aの外表面側に配設される係止部15Uは、エアバッグカバー29の上側壁部31の係止孔31aに挿入されて係止孔31aの周縁を係止可能な係止フックとして構成されている。係止フック15Uは、上側壁部31の係止孔31aに対応して、車両の左右方向に沿って複数配設されている。係止部15Dは、エアバッグカバー29の下側壁部32の係止孔32aに挿入可能な係止突起として構成され、この係止突起15Dも、下側壁部32の係止孔32aに対応して、車両の左右方向に沿って複数配設されている。そして、各係止突起15Dには、係止孔32aへの挿入後の係止孔32aからの抜け止めを図る閂材16が、挿入されている。閂材16は、挿入部16aを下側壁部32の外表面と各係止突起15Dの内周面との間に挿入させて、ケース13に固定されている。
【0028】
さらに、周壁部14における右方側の壁部14cには、インフレーター21の本体22の端部を挿通可能な挿通孔14dが、形成されている(図3参照)。また、底壁部17には、インフレーター21の各ボルト23dを挿通させるための二つの挿通孔17aが、形成されている。
【0029】
また、ケース13は、開口13aの周囲に、周壁部14から外方へ延びるフランジ部19を備えて構成されている。ケース13は、フランジ部19、周壁部14、及び、底壁部17の所定部位から図示しないブラケットを突出させて、車両のボディ側に固定されている。
【0030】
インフレーター21は、図2・3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設させるシリンダタイプとして構成され、略円柱状の本体22とディフューザー23とを備えて構成されている。本体22は、略円柱状の一般部22aと、一般部22aの端面から突出する小径の小径部22bと、を備え、小径部22bの外周面に複数のガス吐出口22cを配設させて、構成されている。そして、一般部22aにおける小径部22bから離れた端面に、作動信号入力用のリード線27を結線させたコネクタ26が、接続されている。
【0031】
ディフューザー23は、本体22を覆い可能な略円筒状として、膨張用ガスを流出可能な複数のガス流出口23aを、車両搭載状態の後方側の面に配設させている。また、ディフューザー23は、車両前方側へ突出する複数(実施形態では二本)のボルト23dを備えて構成されている。さらに、ディフューザー23は、本体22を保持するための複数の挟持部23cを備えている。そして、本体22のディフューザー23への固定は、ディフューザー23内に、小径部22bを先頭にして、挿通孔23bから本体22を挿入させ、各挟持部23cを一般部22aの外周面側にさらに押圧すれば、本体22をディフューザー23に固定することができ、各ボルト23dをケース13の底壁部17の挿通孔17aに挿通させて、ナット24を締め付ければ、インフレーター21をケース13に固定することができる。
【0032】
なお、インフレーター21は、車両に搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検知した際、リード線27を介して、作動信号が入力され、その際、同時に、ステアリングホイール1に搭載された図示しないエアバッグ装置も作動される。
【0033】
エアバッグカバー29は、ケース13の開口13a付近とフランジ部19付近との車両後方側を覆い可能なように、構成されて、ケース13に連結保持されている。このエアバッグカバー29は、図1・7に示すように、アッパパネル10aとロアパネル10bとからなるインパネ10におけるコラムカバー5の周縁のロアパネル10b側に配置されて、インパネ10から突出するコラムカバー5の下側周縁を覆っている。
【0034】
そして、エアバッグカバー29は、ケース13の開口13aを車両後方側で覆っている二つの扉部37・38と、扉部37・38の周囲に配置されて車両への搭載時に周囲をロアパネル10bに囲まれる一般部30と、を備えて構成されている。このエアバッグカバー29は、扉部37・38や側壁部31・32・33・34を含めた部位を、ポリオレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成し、その周囲の一般部30を、ポリプロピレン等の合成樹脂から形成した二色成形品としている。
【0035】
扉部37・38は、略長方形板状に形成されて、周囲に、略H字形状となる薄肉の破断予定部36を配設させて、構成されている。破断予定部36は、扉部37・38が膨張するエアバッグ40に押された際に容易に破断するように、エアバッグカバー29の車両前方側の面に連続的若しくは断続的な凹溝を設けて、形成されている。そして、破断予定部36がエアバッグ40に押されて破断した際には、扉部37は、上端側の上側壁部31付近をヒンジ部として上開きに開き、扉部38は、下端側の下側壁部32付近をヒンジ部として下開きで開く。
【0036】
また、扉部37・38の周囲の部位には、ケース13の周壁部14の外周側において、周壁部14と隣接するように車両前方側に突出する4つの側壁部31・32・33・34が、形成されている。そして、ケース周壁部14の上部側に配置される上側壁部31と周壁部14の下部側に配置される下側壁部32とは、エアバッグカバー29をケース13に連結保持させる部位となり、これらの各壁部31・32には、既述したように、周壁部14に配設された各係止部15(15U・15D)を挿入させて、各係止部15に周縁を係止させる係止孔31a・32aが、それぞれ、形成されている。
【0037】
エアバッグ40は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されて、展開膨張完了時の形状を、図1・4〜6に示すように、運転者Dの両膝Kを保護可能な左右方向の幅寸法を備えた略長方形板状としている。そして、エアバッグ40は、展開膨張完了時に、運転者D側に運転者側壁部41を配置させ、コラムカバー5側にコラム側壁部42を配置させるように、構成されている。壁部41・42は、相互に略同形状に形成されている。なお、実施形態のエアバッグ40は、壁部41・42相互が下縁40b側で連なった一枚の織布を、下縁40bで二つ折りし、外周縁を縫合して、形成されている。また、エアバッグ40の下縁40b側におけるコラム側壁部42の部位43には、図3・6に示すように、二つの挿通孔43a・43aと一つの挿通孔43bとが形成されている。挿通孔43a・43aは、インフレーター21の各ボルト23dを挿通させるものであり、挿通孔43bは、インフレーター21の本体22を挿通させるものである。そして、エアバッグ40は、挿通孔43bからインフレーター21の本体22を突出させて、各挿通孔43aの周縁43を、ディフューザー23とケース13の底壁部17とに挟持させて、ケース13に取り付けられている。すなわち、このエアバッグ40は、挿通孔43aの周縁を取付部43として、この取付部43が、ケース13の底壁部17に対して、取付固定されている。
【0038】
また、エアバッグ40内には、左右方向に沿って配設されるテザー45・46が、上下二段に配設されている。各テザー45・46は、壁部41・42を連結して、膨張完了時のエアバッグ40を板形状に維持できるように、配設されている。なお、各テザー45・46は、それぞれ、二枚ずつの布材45a・46aから形成されている。
【0039】
そして、このエアバッグ40では、車両搭載状態で、展開膨張を完了させた際、図1や図7のBに示すように、上縁40a側における右縁側の角部C付近を、キーシリンダ6の車両後方側を覆うカバー部48としている。なお、このカバー部48は、展開膨張完了時、キーシリンダ6に挿入されたキーEに接続されて垂れ下がっているキー付属品Aの領域付近も、車両後方側から覆えるように構成されている。
【0040】
エアバッグ傷付け防止材51は、第1実施形態の場合、コラムカバー5の右側面5cの部位にコラムカバー5と一体的に形成されており、キーシリンダ6の少なくとも下方側の周囲を囲むように配設されている。この傷付け防止材51は、キーシリンダ6の先端面(上端面)と略平行にキーシリンダ6の上端面から後下がりに傾斜して下方に延びるように配設されて、キーEから吊り下げられたキー付属品Aを下方から受け可能な受面52と、受面52の後端52aからコラムカバー5の下面5aと略平行に下方に延びて、展開膨張時のエアバッグ40を上方へ案内可能な案内面53と、を備えて構成されている。受面52は、後下がりの傾斜角度θを、キーEに吊り下げられたキー付属品Aを受面52上で支持できる角度として、また、その大きさは、受面52上でキー付属品Aを支持している際、キー付属品Aの下端Abが、展開膨張時の案内面53に沿って上昇してくるエアバッグ40に対して、接触しない大きさに、設定されている。
【0041】
つぎに、このエアバッグ装置S1のエアバッグ組立体SAの組み立てについて説明する。まず、各挿通孔43aからボルト23dを突出させ、挿通孔43bから本体22の端部を突出させるように、エアバッグ40内に、組付済みのインフレーター21を、収納させ、ついで、エアバッグ40を、ケース13内に収納可能に、折り畳む。
【0042】
このエアバッグ40の折り畳み行程では、左右方向に沿う折目を付けるようにして、上縁40aを下縁40bに接近させる横折り行程と、ケース13の幅寸法に対応させるように、エアバッグ40の左右方向の幅寸法を整えるための、上下(前後)方向に沿う折目を付ける縦折り行程と、がある。
【0043】
そして、実施形態の場合、縦折り行程を二段階に分けて行なっており、まず、図6のA・Bに示すように、コラム側壁部42と運転者側壁部41とを重ねて平らにした状態として、エアバッグ40の左右の縁40c・40d付近に、前後方向(上下方向)に沿う折目F1・F1を付けて、縁40c・40dを左右方向の中央O1側に接近させる縦折りをする縦折り行程を行う。
【0044】
その後、図6のB・Cに示すように、横折り行程を行なう。実施形態場の場合には、エアバッグ40の上縁40a側を、コラム側壁部42の側で巻いて、下縁40b側に接近させるロール折りによって、横折りを行なっている。
【0045】
そして、ケース13に収納できる左右方向の幅寸法とするために、図6のC・Dに示すように、ロール折りした折り畳み部位50の左右の両端部50b・50bを、折り畳み部位50の中央部50aの下方に配置させる縦折り行程を行なえば、エアバッグ40の折り畳み行程を完了させることができる。
【0046】
その後、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピングフィルムにより、エアバッグ40をくるむ。この時、挿通孔43a・43bから突出したインフレーター21のボルト23dや本体22の端部は、ラッピングフィルムから突出させておく。なお、ラッピングフィルムとしては、樹脂製のシート材の他、エアバッグ40を形成した織布等の布材・テープ材・紐材を利用してもよい。
【0047】
その後、インフレーター21の各ボルト23dを挿通孔17aから突出させるとともに、インフレーター本体22の端部を挿通孔14dから突出させるようにして、インフレーター21を、折り畳まれたエアバッグ40とともに、ケース13内に収納させ、各ボルト23dに図示しないスプリングナットを締結すれば、インフレーター21とエアバッグ40とを、ケース13に収納させるとともに、ケース13に取り付けることができる。
【0048】
ついで、エアバッグカバー29を、ケース13に組み付ける。このエアバッグカバー29のケース13への組み付けは、エアバッグカバー29の各側壁部31・32・33・34を、開口13a側のケース周壁部14に外装させ、各係止フック15Uを、上側壁部31の係止孔31aに挿入係止させるとともに、各係止突起15Dを、下側壁部32の各係止孔32aに挿入させて、下側壁部32の外表面側に突出させ、下側壁部32の外表面と各係止突起15Dの内周面との間に、閂材16の挿入部16aを挿入させて、閂材16にボルト23dを貫通させて、ナット24をボルト23dに締結すれば、エアバッグカバー29をケース13に連結保持させることができて、エアバッグ組立体SAを組み立てることができる。
【0049】
そして、エアバッグ組立体SAの車両への搭載は、リード線27を結線させたコネクタ26をインフレーター21の本体22に接続させるとともに、ケース13から延びる所定のブラケットを、車両のボディ側に連結固定させるとともに、リード線27をエアバッグ作動回路に接続させれば、エアバッグ組立体SAを車両に搭載することができる。
【0050】
なお、この時、車両には、既に、アッパパネル10aやロアパネル10bとともに、エアバッグ傷付け防止材51を設けたコラムカバー5等が、取り付けられていることから、エアバッグ組立体SAを車両に取り付ければ、エアバッグ装置S1の車両への搭載作業が完了することとなる。また、アンダーカバー11は、エアバッグ組立体SAを車両に搭載した後に取り付ければよい。
【0051】
エアバッグ装置S1の車両への搭載後、リード線27を経て、インフレーター21の本体22に作動信号が入力されれば、インフレーター21のガス吐出口22cから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディフューザー23のガス流出口23aを経て、エアバッグ40内に流入することとなる。そして、エアバッグ40は、膨張して、図示しないラッピングフィルムを破断するとともに、エアバッグカバー29の扉部37・38を押し、破断予定部36を破断させる。そして、エアバッグ40は、扉部37・38を開かせて、図1の二点鎖線に示すように、エアバッグ40の収納部位としてのケース13の開口13aから車両後方側へ突出し、さらに、ステアリングコラム2のコラムカバー下面5aに沿って上方へ向かって大きく突出し、コラムカバー下面5aの上端5b付近まで、展開膨張することとなる。
【0052】
なお、実施形態では、上縁40a側を下縁40b側に接近させる横折り行程を、コラム側壁部42の側で折るロール折りとしているため、このロール折りの解消時には、極力、コラムカバー5の下面5aに沿って、展開し、運転者Dの膝Kとコラムカバー下面5aとの隙間が狭くても、運転者Dの膝Kとコラムカバー下面5aとの間に、エアバッグ40を的確に配置させることができる。
【0053】
そして、実施形態の膝保護用エアバッグ装置S1では、エアバッグ40のカバー部48が展開膨張する際、カバー部48が、図1・図7のA・Bに示すように、エアバッグ傷付け防止材51の受面52の下方の案内面53で案内されて上昇し、受面52上に支持されたキー付属品Aと、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。
【0054】
したがって、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置S1では、展開膨張するエアバッグ40が、キー付属品Aによって傷付けられず、運転者Dの膝Kを的確に保護することができる。
【0055】
そして、第1実施形態のエアバッグ傷付け防止材51では、後下がりに傾斜した受面52上で、キー付属品Aを支持しているだけであり、キー付属品Aの周囲に空間があることから、受面52上のキー付属品Aを把持しやすく、キーシリンダ6に差し込んだキーEを抜いたりする等の動作を阻害しない。
【0056】
第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置S2は、図8・9に示すように、エアバッグ傷付け防止材55が、キー付属品Aの下方側を覆うように、その周囲のコラムカバー5の右側面5cから、湾曲した板状に突出して、配設されている。この傷付け防止材55は、下面56側を、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48を上方へ案内可能な案内面として、構成されている。
【0057】
なお、この膝保護用エアバッグ装置S2は、第1実施形態のエアバッグ組立体SAを備えており、エアバッグ傷付け防止材55が、第1実施形態のエアバッグ装置S1と、相違しているだけである。そのため、エアバッグ40の折り畳み行程やエアバッグ40の展開膨張時の挙動等は、第1実施形態と同様である。
【0058】
そして、このエアバッグ傷付け防止材55を備えたエアバッグ装置S2では、作動時、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48が、エアバッグ傷付け防止材55の下面側の案内面56で案内されて上昇し、傷付け防止材55に覆われたキー付属品Aと、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。また、この傷付け防止材55では、キー付属品Aの下方側だけを覆って、右方側を開口させていることから、キー付属品Aを把持する操作にも支障を生じさせない。
【0059】
第3実施形態の膝保護用エアバッグ装置S3は、図10・11に示すように、エアバッグ傷付け防止材58が、キー付属品Aの下方側を覆うように、下方に凹ませた受皿状として、キー付属品Aの周囲のロアパネル10bから車両後方側に略水平方向に沿って突出するように、配設されている。この傷付け防止材58は、下面59側を、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48を上方へ案内可能な案内面として、構成されている。
【0060】
なお、この膝保護用エアバッグ装置S3が搭載される車両は、キーシリンダ6がステアリングコラム(コラムカバー5)自体に配置されておらず、インパネ10(図例の場合にはアッパパネル10a)の位置に配置されている。また、このエアバッグ装置S3も、第1実施形態のエアバッグ組立体SAを備えており、エアバッグ傷付け防止材58が、第1実施形態のエアバッグ装置S1と、相違しているだけである。そのため、エアバッグ40の折り畳み行程やエアバッグ40の展開膨張時の挙動等は、第1実施形態と同様である。
【0061】
そして、このエアバッグ傷付け防止材58を備えたエアバッグ装置S3では、作動時、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48が、エアバッグ傷付け防止材58の下面側の案内面59で案内されて上昇し、傷付け防止材58に覆われたキー付属品Aと、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。また、この傷付け防止材58では、キー付属品側の上面60側にコイン等を置く受皿として、利用することも可能となる。
【0062】
第4実施形態の膝保護用エアバッグ装置S4は、図12・13に示すように、エアバッグ傷付け防止材62が、キー付属品Aの側方に台形板状のリブ63を突設させて、構成されている。実施形態の場合、キー付属品Aの左右両側のロアパネル10bから、リブ63・63をキー付属品Aより車両後方側に突設させ、下面64側を、展開膨張時のエアバッグ40を上方へ案内可能な案内面として、構成している。
【0063】
なお、このエアバッグ装置S4も、第1実施形態のエアバッグ組立体SAを備えており、エアバッグ傷付け防止材62が、第1実施形態のエアバッグ装置S1と、相違しているだけである。そのため、エアバッグ40の折り畳み行程やエアバッグ40の展開膨張時の挙動等は、第1実施形態と同様である。
【0064】
そして、このようなエアバッグ傷付け防止材62を備えたエアバッグ装置S4では、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48が、キー付属品Aより後方へ突出した傷付け防止材62の下面側の案内面64で案内されて上昇することから、キー付属品Aと、ガス漏れを生ずるような干渉をしない。そして、このようなエアバッグ傷付け防止材62では、リブ63・63間におけるキー付属品Aの後方側を開口させることができるため、キー付属品Aを把持しやすく、キーシリンダ6に差し込んだキーEを抜いたりする等の動作を阻害しない。なお、カバー部48のキー付属品Aとの干渉を防止できれば、リブ63は、キー付属品Aの左右両側の一方側だけに、配設させてもよい。
【0065】
そして、キー付属品Aの周囲から突出するように配設されるエアバッグ傷付け防止材としては、エアバッグ40の傷付け防止を可能とする防止位置と、キーシリンダ6の周囲に収納される収納位置と、に移動可能に、移動手段によって、支持されるように、構成することが望ましい。
【0066】
図14・15に示す第5実施形態の膝保護用エアバッグ装置S5は、キー付属品Aの下方側を覆うエアバッグ傷付け防止材66が、移動手段69によって、コラムカバー5から出し入れされるように、構成されている。傷付け防止材66は、湾曲した板状として、突出状態では、第2実施形態の傷付け防止材55と同様に、キー付属品Aの周囲におけるコラムカバー5の右側面5cの孔5dから、突設され、そして、収納時は、コラムカバー5内に収納されている(図16参照)。また、防止材66は、その下面側67を、防止材55と同様に、展開膨張するエアバッグ40のカバー部48を上方へ案内可能な案内面として、構成されている。
【0067】
移動手段69は、図16に示すように、制御装置70と、コラムカバー5内に固定された駆動源としてのモータ71と、を備えて構成され、モータ71の駆動軸71aに設けられたピニオン72が、防止材66に設けられたラック68に噛合している。なお、防止材66は、防止位置と収納位置とを往復する際、コラムカバー5c内で、図示しないガイドによって支持されている。
【0068】
そして、制御装置70は、モータ71の作動を制御するもので、実施形態の場合、図17に示すように、車両のエンジンを始動した後におけるパーキングブレーキを解除操作した際に、モータ71を正転させて、防止材66をキー付属品Aの下方を覆うように防止位置まで突出させ、その後、パーキングブレーキをかけた際(かけ操作した際)に、モータ71を逆転させて、防止材66をコラムカバー5内の収納位置に収納させるように、制御する。
【0069】
この第5実施形態の膝保護用エアバッグ装置S5も、第1実施形態のエアバッグ組立体SAを備えて構成されており、エアバッグ傷付け防止材66が、移動手段69に移動可能に支持されている点が相違するものの、エアバッグ40の折り畳み行程やエアバッグ40の展開膨張時の挙動等は、第1実施形態と同様である。
【0070】
このエアバッグ装置S5では、イグニッションキーEの操作時等において、エアバッグ傷付け防止材66を出っ張らせないで、収納させておくことができ、キー操作に支障が生じず、かつ、必要時以外には、傷付け防止材66を収納させておくことができることから、エアバッグ傷付け防止材66を設けても、キーシリンダ6の回りの意匠性を低下させない。
【0071】
特に、第5実施形態では、移動手段69が、車両のエンジンを始動した後におけるパーキングブレーキを解除操作した際に、作動して、エアバッグ傷付け防止材66を防止位置まで突出させ、パーキングブレーキをかけ操作した際に、作動して、エアバッグ傷付け防止材66を収納位置まで収納するように構成しており、このような構成では、エアバッグ傷付け防止材66の出し入れを、車両の停止時に使用するパーキングブレーキの解除操作・かけ操作により、行なって、エアバッグ傷付け防止材66の出し入れする際の時期基準が、明確であり、移動手段69の作動を的確にすることができる。
【0072】
また、エアバッグ傷付け防止材として、キー付属品Aを移動させて、展開膨張するエアバッグ40とキー付属品Aの干渉を防止可能に、構成してもよい。図18に示す第6実施形態のエアバッグ装置S6に使用するエアバッグ傷付け防止材74は、第5実施形態の防止材66の配置位置を、キー付属品Aに接近させた構成としており、第5実施形態の防止材66と同様な移動を行なう。但し、この防止材74は、キー付属品Aを移動させる移動片を構成するもので、突出時、移動端74aがキー付属品Aを押して、キー付属品Aの下端Abを、展開膨張途中のエアバッグ40のカバー部48側に向けないように、移動させる点が、防止材66と相違している。このような構成では、防止材74やその移動手段69が、キー付属品Aの下端Ab側の向きを変えるだけでよいことから、極力、作動部分を、コンパクトにすることが可能となる。
【0073】
勿論、この防止材74では、作動時、キー付属品A自体を、カバー部48の展開膨張エリア外に移動させるように、構成してもよい。
【0074】
図19・20に示す第7実施形態のエアバッグ装置S7のエアバッグ傷付け防止材76は、キー付属品Aをキーシリンダ6の近傍部位7に沿って吸着させる磁石から構成され、この防止材76では、キー付属品Aの下端Ab側の向きを、傷付けるようにカバー部48と干渉しないように、吸着して変えている。エアバッグ傷付け防止材76を磁石から構成する場合には、駆動機構が不要であって、傷付け防止材76を、一層、コンパクトにできるとともに、さらに、磁石76自体を、露出させたり出っ張らせて、配置させなくともよいことから、キーシリンダ6の回りの意匠性を低下させない。なお、キー付属品Aの磁石76側への吸着は、運転者自らが行なってもよいが、走行中の自動車の揺れ等を利用して、自動的に行なってもよい。さらに、電磁石を使用してもよい。その場合、第5実施形態の制御装置70を利用し、モータ71を正転させる制御時に、電源をオンして、キー付属品Aを吸着し、モータ71を逆転させる制御時に、電源をオフして、キー付属品Aの吸着解除を行なってもよい。
【0075】
なお、第1〜5実施形態のエアバッグ傷付け防止材51・55・58・62・66では、展開膨張するエアバッグ40をキー付属品Aと全く接触させないような状態として、構成した。しかし、展開膨張するエアバッグ40がガス漏れを生じない程度にキー付属品Aと接触する状態でもよく、その場合には、エアバッグ傷付け防止材51・55・58・62・66を、小さく、コンパクトにすることができる。
【0076】
また、各実施形態では、キーシリンダ6が、コラムカバーの右側面5cやコラムカバー5の右方側のインパネ10に配設される場合を示したが、勿論、キーシリンダ6が、コラムカバー5の左側面や、コラムカバー5から左方側に離れたインパネ10に、配置されていても、そのキーシリンダ6に挿入されたキーEのキー付属品Aに応じて、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。
【図2】第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置における車両前後方向の概略拡大縦断面図である。
【図3】第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置における車両前後方向の概略拡大横縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。
【図4】第1実施形態のインフレーターを内蔵させた展開状態のエアバッグを示す概略正面図である。
【図5】図4のV−V部位の概略断面図である。
【図6】第1実施形態のエアバッグの折り畳み行程を説明する図である。
【図7】第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置における作動状態を説明する正面図である。
【図8】第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略側面図である。
【図9】第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略正面図である。
【図10】第3実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略正面図である。
【図11】第3実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略側面図である。
【図12】第4実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略正面図である。
【図13】第4実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略側面図である。
【図14】第5実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動を説明する概略側面図である。
【図15】第5実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動を説明する概略正面図である。
【図16】第5実施形態のエアバッグ傷付け防止材の移動を説明する概略横断面図である。
【図17】第5実施形態のエアバッグ傷付け防止材の移動の制御を示すフローチャートである。
【図18】第6実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用するエアバッグ傷付け防止材の作動を説明する概略横断面図である。
【図19】第7実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略正面図である。
【図20】第7実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略側面図である。
【符号の説明】
6…キーシリンダ、
7…(キーシリンダの外周面の)部位
13…(収納部位)ケース、
40…エアバッグ、
40a…(エアバッグの)上縁、
48…カバー部、
51・55・58・62・66…エアバッグ傷付け防止材、
52…受面、
53・56・59・64・67…案内面、
69…移動手段、
70…制御装置、
74…(移動片)エアバッグ傷付け防止材、
76…(磁石)エアバッグ傷付け防止材、
E…キー、
A…キー付属品、
Ab…(付属品の)下端、
D…運転者、
K…膝、
S1・S2・S3・S4・S5・S6・S7…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (6)

  1. 折り畳まれたエアバッグが、
    運転者の前方側に収納保持され、膨張用ガスの流入時、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
    さらに、展開膨張完了時に、キーシリンダ付近の領域の車両後方側を覆うカバー部を、上縁側付近に備えて、
    構成されている膝保護用エアバッグ装置であって、
    展開膨張時の前記エアバッグが、ガス漏れを生じさせるように、前記キーシリンダに差し込まれているキーに接続されたキー付属品と干渉することを、防止可能に、エアバッグ傷付け防止材が、前記キーシリンダの周囲に、配設され
    前記エアバッグ傷付け防止材が、前記キーシリンダの下方側の周囲を囲むように配設されて、前記キーシリンダの先端面付近から延びるように配設されて、前記キーから吊り下げられた前記キー付属品を下方から受け可能な受面と、前記受面の後端から下方に延びて、展開膨張時の前記エアバッグを上方へ案内可能な案内面と、を備えて構成されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 折り畳まれたエアバッグが、
    運転者の前方側に収納保持され、膨張用ガスの流入時、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
    さらに、展開膨張完了時に、キーシリンダ付近の領域の車両後方側を覆うカバー部を、上縁側付近に備えて、
    構成されている膝保護用エアバッグ装置であって、
    展開膨張時の前記エアバッグが、ガス漏れを生じさせるように、前記キーシリンダに差し込まれているキーに接続されたキー付属品と干渉することを、防止可能に、エアバッグ傷付け防止材が、前記キーシリンダの周囲に、配設され、
    前記エアバッグ傷付け防止材が、前記キー付属品の少なくとも左右方向の一方側に配置されて、前記キー付属品より後方側に突出し、下面側を、展開膨張時の前記エアバッグを上方へ案内可能な案内面としていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグ傷付け防止材が、前記エアバッグの傷付け防止を可能とする防止位置と、前記キーシリンダの周囲に収納される収納位置と、に移動可能に、移動手段によって、支持されていることを特徴とする請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  4. 前記移動手段が、車両のエンジンを始動した後におけるパーキングブレーキを解除操作した際に、作動して、前記エアバッグ傷付け防止材を防止位置まで突出させ、前記パーキングブレーキをかけ操作した際に、作動して、前記エアバッグ傷付け防止材を収納位置まで収納することを特徴とする請求項3に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  5. 折り畳まれたエアバッグが、
    運転者の前方側に収納保持され、膨張用ガスの流入時、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
    さらに、展開膨張完了時に、キーシリンダ付近の領域の車両後方側を覆うカバー部を、上縁側付近に備えて、
    構成されている膝保護用エアバッグ装置であって、
    展開膨張時の前記エアバッグが、ガス漏れを生じさせるように、前記キーシリンダに差し込まれているキーに接続されたキー付属品と干渉することを、防止可能に、エアバッグ傷付け防止材が、前記キーシリンダの周囲に、配設され、
    前記エアバッグ傷付け防止材が、前記キー付属品を移動させて、展開膨張する前記エアバッグとの干渉を防止可能に、構成されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグ傷付け防止材が、前記キー付属品を前記キーシリンダの近傍部位に沿って吸着可能な磁石から、構成されていることを特徴とする請求項5に記載の膝保護用エアバッグ装置。
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