JP7014148B2 - 歩行者用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフードパネルの後端近傍に配設される収納部位内に折り畳まれて収納されるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて、少なくとも、フロントウィンドシールドの下部前面を覆うように、左右方向に幅広に膨張する構成のエアバッグを、備える歩行者用エアバッグ装置に関する。
歩行者用エアバッグ装置では、作動時に、エアバッグは、フロントウィンドシールドの下部前面を覆うように膨張して、歩行者を受け止めることとなる。歩行者受止後のエアバッグは、フロントウィンドシールドの下部前面を覆っていることから、作動後に車両を運転する場合、エアバッグを展開させた状態では視界を確保し難く、運転席からの視界を確保するために、膨張したエアバッグを収納部位側に縮めつつ纏めておく必要がある。そして、従来、このような問題点を解決するために、歩行者用エアバッグ装置として、エアバッグからストラップ部を延ばし、このストラップ部を利用して、膨張後のエアバッグを纏める構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-168995公報
しかし、従来の歩行者用エアバッグ装置では、ストラップ部は、バッグ本体から帯状に突出するように形成されていることから、エアバッグを折り畳んで収納部位内に収納させる際に、このストラップ部を、別途折り畳む等の作業が必要となり、作業が煩雑となっていた。そのため、製造工数及びコストを低減させるために、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成として、膨張完了後のエアバッグを容易に収納部位側に纏めて、運転席からの視界を確保可能な歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフードパネルの後端近傍に配設される収納部位内に折り畳まれて収納されるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて、少なくとも、フロントウィンドシールドの下部前面を覆うように膨張する構成のエアバッグを、備える歩行者用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、
可撓性を有した基布から形成されるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、
平らに展開した状態におけるバッグ本体の前縁側若しくは後縁側の少なくとも一方側において前記バッグ本体と一体的に形成されるとともに、膨張完了後のバッグ本体の周囲に巻き付けて縛り可能なストラップ部と、
を備える構成とされ、
ストラップ部が、バッグ本体を構成する基布の外周縁近傍に連続的な切目を形成することにより、外周縁に略沿って配置されるとともに、両端側をバッグ本体側に連結されて構成され、
ストラップ部の両端をバッグ本体側に連結させる連結部位が、幅寸法を異ならせて構成されていることを特徴とする。
本発明の歩行者用エアバッグ装置では、膨張完了後のバッグ本体の周囲に巻き付けられるストラップ部が、両端側をバッグ本体側に連結される構成であることから、エアバッグの折畳作業や折り畳んだエアバッグの収納部位内への収納作業時等において、ストラップ部を、バッグ本体と一体的に取り扱うことができて、エアバッグの折畳作業等を簡便に行うことができる。また、このストラップ部の両端をバッグ本体側に連結させている連結部位は、ストラップ部を形成するために基布に形成される切目から外れた領域から構成されており、この連結部位は、ストラップ部の両端において、幅寸法を異ならせて構成されている。そのため、連結強度が低く容易に破断できる幅寸法の小さな方の連結部位を構成している基布を破断させれば、ストラップ部の先端側をバッグ本体から離すことができ、膨張完了後のバッグ本体の周囲に、円滑に巻き付けて縛ることができ、膨張完了後のエアバッグを収納部位側に纏めることができる。
したがって、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、簡便な構成として、膨張完了後のエアバッグを容易に収納部位側に纏めて、運転席からの視界を確保することができる。
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置において、ストラップ部を、左右方向側で複数箇所に並設する構成とすれば、左右に広い範囲で、バッグ本体の周囲にストラップ部を巻き付けることができ、エアバッグを、左右に広い範囲で収納部位側に纏めることが可能となって、好ましい。
さらに、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、ストラップ部を、バッグ本体の前縁側に形成される前側ストラップ部として構成し、
可撓性を有した基布から形成されるとともに、前端側を収納部位側に連結されて、エアバッグとともに折り畳まれて収納部位内に収納され、エアバッグの膨張時にエアバッグと収納部位との間に介在されて、かつ、膨張完了後のバッグ本体を包み可能に構成されるカバー部材を、備える構成とし、
カバー部材を、平らに展開した状態の後縁側に、前側ストラップ部と協働してバッグ本体を包んだ状態のカバー部材を縛り可能な後側ストラップ部を、配設させる構成とし、
後側ストラップ部を、カバー部材を構成する基布の後縁近傍に連続的な切目を形成することにより、後縁に略沿って配置されるとともに、両端側をカバー部材側に連結させる構成とし、
後側ストラップ部の両端をカバー部材側に連結させる連結部位を、幅寸法を異ならせて構成することが、好ましい。
歩行者用エアバッグ装置を上記構成とすれば、バッグ本体の外周側をカバー部材によって包み、バッグ本体側に形成される前側ストラップ部とカバー部材側に形成される後側ストラップ部とを相互に結ぶことにより、バッグ本体を収納部位側に保持させることができて、カバー部材によって包むことにより、左右に広い範囲で安定して小さく纏めておくことが可能となる。また、カバー部材に形成される後側ストラップ部も、バッグ本体に形成される前側ストラップ部と同様に、両端側をカバー部材側に連結されていることから、エアバッグの折畳作業や折り畳んだエアバッグの収納部位内への収納作業時等において、後側ストラップ部を、カバー部材と一体的に取り扱うことができて、エアバッグの折畳作業等を簡便に行うことができる。さらに、この後側ストラップ部の両端をカバー部材側に連結させている連結部位も、前側ストラップ部と同様に、後側ストラップ部を形成するために基布に形成される切目から外れた領域から構成されており、この連結部位は、後側ストラップ部の両端において、幅寸法を異ならせて構成されている。そのため、破断強度が低く容易に破断できる幅寸法の小さな方の連結部位を構成している基布を破断させれば、後側ストラップ部の先端側を、カバー部材から円滑に離すことができる。
本発明の一実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の前後方向に沿った概略拡大縦断面図であり、インフレーターの部位を示す。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、インフレーターの部位を示す左右方向に沿った概略縦断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置で使用するエアバッグを平らに展開した状態の平面図である。 図4のエアバッグを平らに展開した状態の底面図である。 図4のエアバッグにおいて、前側ストラップ部の部位を示す部分拡大底面図である。 図4のエアバッグにおいて、取付片部の部位を示す部分拡大底面図である。 図7のVIII-VIII部位の断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、取付片部をケースに取り付けた状態の縦断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置で使用するカバー部材を平らに展開した状態の平面図である。 図10のカバー部材において、後側ストラップ部の部位を示す部分拡大平面図である。 図4のエアバッグと図10のカバー部材とを重ねて平らに展開した状態を示す底面図である。 図4のエアバッグを構成する基材を並べた平面図である。 エアバッグをカバー部材とともに折り畳む折り畳み工程を示す概略図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の概略平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の概略縦断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、膨張完了後のエアバッグをケース側に接近させて、萎ませつつ、カバー部材により保持させる工程を説明する概略分解斜視図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、膨張完了後のエアバッグをケース側に接近させて、萎ませつつ、カバー部材により保持させる工程を説明する概略分解斜視図であり、図17の後の工程を示す。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、膨張完了後のエアバッグをケース側に接近させて、萎ませつつ、カバー部材により保持させる工程を説明する概略縦断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、膨張完了後のエアバッグをケース側に接近させて、萎ませつつ、カバー部材により保持させる工程を説明する概略縦断面図であり、図19の後の工程を示す。 ストラップ部における先端側連結部位の破断の状態を説明する概略図である。 他の形態のストラップ部を示す部分拡大平面図である。 さらに他の形態のストラップ部を示す部分拡大平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の歩行者用エアバッグ装置M(以下「エアバッグ装置」と省略する)は、車両Vにおけるフードパネル15の後端15c付近に搭載されている。実施形態のエアバッグ装置Mは、図1,2に示すように、フードパネル15の後端15cの後側に近接した位置であって、左右のフロントピラー5L,5Rの間となる車両Vの左右方向の略中央となる位置に、配置されている。なお、本明細書では、特に断らない限り、前後、上下、及び、左右の方向は、それぞれ、車両の前後、上下、及び、左右の方向と一致させて、説明する。
フードパネル15は、図1に示すように、車両Vにおけるエンジンルームの上方を覆うように配設されるもので、左右両縁側における後端15c近傍に配置される図示しないヒンジ部により、車両Vのボディ1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル15は、実施形態の場合、鋼板や、アルミニウム(アルミニウム合金)等の板材からなり、図16に示すように、上面側のアウタパネル15aと、下面側に位置してアウタパネル15aより強度を向上させたインナパネル15bと、を備えている。フードパネル15は、後述するフロントウィンドシールド4に合わせて、図1に示すように、後端15c側を、左右方向の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲させて構成されている。
フードパネル15の後方には、図2,16に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方の合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウィンドシールド4の下部4a側に連ならせるように、配設されている。このカウル7も、フードパネル15の後端15cの湾曲形状に合わせて、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲して、形成されている(図1参照)。また、カウル7の部位には、図1に示すように、ワイパ8が、配設されている。このワイパ8は、図2,16の二点鎖線に示すように、カウルルーバ7bから上方に突出するように、配設されている。フロントウィンドシールド4の左右の外方には、フロントピラー5L,5Rが、配設されている。
エアバッグ装置Mは、図2~11に示すように、エアバッグ45と、エアバッグ45に膨張用ガスを供給するインフレーター30と、エアバッグ45とインフレーター30とを収納する収納部位としてのケース20と、折り畳まれたエアバッグ45を覆うエアバッグカバー25と、エアバッグ45とともに折り畳まれてケース20内に収納されるカバー部材102と、エアバッグ45の後述する取付片部75をケース20に取り付ける取付ブラケット115と、を備えている。
収納部位としてのケース20は、板金製として、図2に示すように、底壁部21と、底壁部21から上方に延びて上端側を開口させて構成される略四角筒形状の周壁部22と、を備えた略箱形状とされるもので、上端側の突出用開口20aから、膨張するエアバッグを突出させる構成である。底壁部21には、インフレーター30を取り付ける取付ボルト39と、エアバッグ45の取付片部75を取り付ける取付ボルト117と、を、それぞれ、挿通させてナット42,119止めして取り付けるための取付孔21aが、形成されている(図2,9参照)。また、実施形態では、カバー部材102におけるカバー本体103の前縁103a側に形成される取付片部104が、取付ボルト117を利用して、ケース20の底壁部21に取り付けられている。ケース20は、前側の領域をフードパネル15の後端15cの直下に位置させ、後側の領域をフードパネル15より後側に位置させるように、配置されるもので、図示しないブラケットを利用して、ボディ1側のカウルパネル7aに取り付けられる構成である。また、ケース20は、図1に示すように、フードパネル15の後端15cの湾曲形状に合わせて、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲して、構成されている。
エアバッグカバー25は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の軟質合成樹脂製とされるもので、ケース20の上端側の突出用開口20aを覆うように配置されて、エアバッグ45の展開膨張時に、エアバッグ45に押されて開き可能な扉部26を、有する構成とされている(図2,16参照)。このエアバッグカバー25は、所定箇所を、図示しない取付手段を用いて、ケース20に取り付けられている。
インフレーター30は、外形形状を略円柱状としたシリンダタイプのインフレーター本体31と、インフレーター本体31をケース20に取り付ける取付ブラケット35と、を備える構成とされている。
インフレーター本体31は、外形形状を略円柱状として、図2,3に示すように、軸方向を左右方向に略沿わせるようにして、エアバッグ45のバッグ本体46内における後述する横膨張部49の前後左右の略中央となる位置の内部に、配置される構成である(図4参照)。インフレーター本体31は、図3に示すように、軸方向の一端側(左端31a側)に、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出部32を配設させて構成されるもので、軸方向の他端側(右端31b側)から延びる図示しないリード線を介して、作動回路と電気的に接続されている。実施形態のエアバッグ装置Mを搭載する車両Vのフロントバンパ6(図1参照)には、歩行者との衝突を検知可能な図示しないセンサが、配設されている。作動回路は、センサからの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、インフレーター本体31を作動させることとなる。
インフレーター本体31をケース20に取り付けるための取付ブラケット35は、図2,3に示すように、インフレーター本体31を保持する保持部36と、保持部36から下方に突出する複数(実施形態の場合、3個)の取付ボルト39と、を備える構成とされている。保持部36は、板金製として、インフレーター本体31の下面側を支持するように左右方向(インフレーター本体31の軸方向)に略沿って延びる帯状として構成され、左右方向に沿った複数箇所(実施形態の場合、3箇所)に、インフレーター本体31を支持する支持片部37を、前後両側に突出させて、構成されている。各支持片部37は、インフレーター本体31の外周面を支持可能に、保持部36の前後の縁部から先端を前後方向の外方に向けつつ上側に向かって延びるように傾斜して形成されるもので、前後で対称形とされている(図2参照)。実施形態の場合、支持片部37は、取付ボルト39に対応した位置に、形成されている。取付ボルト39は、保持部36の左右両端側と左右方向の略中央との3箇所に、それぞれ、下方に突出するように形成されている。そして、実施形態では、この取付ブラケット35は、保持部36にインフレーター本体31を保持させた状態で、外周側からクランプ40を巻き付けることにより、インフレーター本体31を取り付ける構成である。クランプ40は、実施形態の場合、左右両端側の2箇所に、配置されている。
このインフレーター30は、クランプ40を用いて、取付ブラケット35にインフレーター本体31を取り付けた状態で、後述する挿通孔52及び取付孔56から、取付ボルト39を外部に突出させるようにして、インフレーター本体31と取付ブラケット35における保持部36とをエアバッグ45の内部に収納される構成である(図2参照)。インフレーター30は、インフレーター本体31と取付ブラケット35における保持部36と、をエアバッグ45の内部に収納させた状態で、ケース20の底壁部21に取り付けられる構成であり、後述する蓋パネル54から突出している取付ボルト39を、ケース20の底壁部21から突出させてナット42止めすることにより、エアバッグ45とともに、ケース20に取り付けられる構成である(図2参照)。また、実施形態では、インフレーター30は、インフレーター本体31と取付ブラケット35における保持部36の外周側を、可撓性を有した筒状のインナチューブ81に覆われて、エアバッグ45内に収納される構成である。
エアバッグ45は、図4~8に示すように、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体46と、バッグ本体46の後述する車体側壁部47a側をケース20に取り付ける取付片部75と、バッグ本体46内においてインフレーター30の外周側を覆うインナチューブ81と、バッグ本体46の前縁(横膨張部49の前縁49a)側に配置される前側ストラップ部85と、を備えている。
バッグ本体46は、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するガス流入部47と、膨張用ガスを流入させない非流入部62と、を備える構成とされている。詳細には、ガス流入部47は、膨張完了時に上面側に位置する歩行者側壁部47bと、歩行者側壁部47bと対向するように下面側に位置する車体側壁部47aと、を離隔させるように、内部に膨張用ガスを流入させて膨張する構成とされ、非流入部62は、歩行者側壁部47b,車体側壁部47a相互を結合させるように形成されて膨張用ガスを流入させない構成とされている。このバッグ本体46は、膨張完了時の形状を、正面側から見て、左右に幅広の略U字形状とされている。ガス流入部47は、フロントウィンドシールド4の下部4aに沿うように左右方向に略沿って配置される横膨張部49と、横膨張部49の両端からそれぞれ後方へ延びて左右のフロントピラー5L,5Rの前面の下部5a側を覆う縦膨張部60L,60Rと、を備えている。歩行者側壁部47b及び車体側壁部47aは、実施形態の場合、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布の表面にガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させたコート布から形成されている。詳細には、少なくとも、後述する前側ストラップ部85を配設させる車体側壁部47a(車体側用基布92)は、このようなコート布(基布)を、経糸VT若しくは緯糸HTを前後方向に略沿わせるようにして、裁断して、形成されている(図5参照)。
横膨張部49は、実施形態の場合、膨張完了時に、フードパネル15の後端15c側の部位から、カウル7を経て、フロントウィンドシールド4の下部4a側にかけての領域の上面側(前面側)を、ワイパ8も含めて覆うように構成されている(図15,16参照)。実施形態のバッグ本体46では、車体側壁部47aにおいて、横膨張部49の前後左右の略中央となる位置に、インフレーター30を内部に挿入させるための挿入用開口部50が、形成されている。
挿入用開口部50は、図2,5,13に示すように、車体側壁部47aに形成される挿入用スリット51と、インフレーター30の取付ボルト39を挿通させるための挿通孔52と、挿入用スリット51を外周側から塞ぐ蓋パネル54と、を備える構成とされている。挿入用スリット51は、インフレーター本体31を挿入させるためのもので、インフレーター本体31の軸方向に沿うように、左右方向に略沿った直線状に形成されている。この挿入用スリット51は、長さ寸法を、インフレーター本体31の長さ寸法より小さく設定されている(図5参照)。挿通孔52は、インフレーター30の取付ボルト39を突出させるためのもので、取付ボルト39に対応して、左右方向に沿って3箇所に、形成されている。この挿通孔52は、実施形態の場合、バッグ本体46を平らに展開した状態で、挿入用スリット51の前側の領域に、形成されている。蓋パネル54は、可撓性を有したシート体からなる別部材から構成されるもので、車体側壁部47aの外周側において、挿入用スリット51を塞ぎ可能に構成されている。蓋パネル54は、外形形状を、左右方向側を幅広とした略長方形状として、後端54b側を、挿入用スリット51の後側となる位置で、左右の全域にわたって連続的に形成される結合部位55によって車体側壁部47aに結合させ、前端54a側に、インフレーター30の取付ボルト39を突出させるための取付孔56を、挿通孔52に対応して、配設させている構成である。
非流入部62は、周縁結合部63を、備えている。この周縁結合部63は、ガス流入部47の外周縁を、全周にわたって囲むように形成されている。周縁結合部63は、実施形態の場合、歩行者側壁部47bと車体側壁部47aとを縫合糸を用いて縫着させることにより、構成されるもので、歩行者側壁部47bと車体側壁部47aとを縫着させている縫目のエリアの結合部本体64と、結合部本体64の外周側に形成される縫代のエリアの結合代部65と、を備えている。
バッグ本体46におけるガス流入部47の内部領域には、膨張完了時の歩行者側壁部47bと車体側壁部47aとの離隔距離を規制可能に、歩行者側壁部47bと車体側壁部47aとを連結する後側中央テザー70と、前側中央テザー71と、端側テザー72と、が、配設されている(図4,5参照)。後側中央テザー70は、前後の中央より後方となる領域で、横膨張部49から左右の縦膨張部60L,60Rの領域内にかけて配置されるもので、平らに展開したバッグ本体46の後縁に略沿うように、全長にわたって緩やかに湾曲する曲線状として、配置されている。この後側中央テザー70は、図13に示すように、車体側壁部47a側に配置される車体側部位95aと、歩行者側壁部47b側に配置される歩行者側部位95bと、の2枚のテザー用基布95から、形成されている。前側中央テザー71は、横膨張部49における前後の中央より前方となる領域で、平らに展開したバッグ本体46の前縁に略沿うように、左右方向に沿った直線状として、配置されている。この前側中央テザー71も、図13に示すように、車体側壁部47a側に配置される車体側部位96aと、歩行者側壁部47b側に配置される歩行者側部位96bと、の2枚のテザー用基布96から、形成されている。端側テザー72(72L,72R)は、前側中央テザー71と後側中央テザー70との間の領域であって、各縦膨張部60L,60Rの前方となる位置に、それぞれ、配置されている。各端側テザー72(72L,72R)も、左右方向に沿った略直線状として、略左右対称形に、配置されている。この端側テザー72も、図13に示すように、車体側壁部47a側に配置される車体側部位97aと、歩行者側壁部47b側に配置される歩行者側部位97bと、の2枚のテザー用基布97から、形成されている。
バッグ本体46の車体側壁部47a側をケース20に取り付ける取付片部75は、バッグ本体46と別体として、可撓性を有したシート体から構成されるもので、図7,8に示すように、車体側壁部47aに結合(縫着)されている。この取付片部75は、取付ブラケット115を用いて、ケース20の底壁部21に取り付けられる構成である。実施形態の場合、取付片部75(75L,75R)は、図5に示すように、バッグ本体46を平らに展開した状態において、挿入用開口部50と各端側テザー72L,72Rとの間となる2箇所において、略左右対称となる位置に、配置されている。また、各取付片部75は、前側中央テザー71と後側中央テザー70との間において、前後の略中央となる位置に、配設されている。
各取付片部75は、図7,8に示すように、取付片本体76と、取付片本体76と車体側壁部47aとの間に配置される補強片部79と、を備える構成とされている。取付片本体76は、外形形状を略長方形状とされるもので、前縁76a側と後縁76b側とを、補強片部79を介して車体側壁部47aに、結合(縫着)されている。取付片本体76には、取付ブラケット115に形成される後述する取付ボルト117を挿通可能な貫通孔77が、形成されている。貫通孔77は、取付片本体76の前後の略中央となる位置で、左右方向側で2個並設されている。補強片部79は、取付片本体76よりも一回り大きく形成されて、取付片本体76の外方となる外周縁側を、全周にわたって、車体側壁部47aに結合(縫着)されている。この取付片部75は、図8の二点鎖線及び図9に示すように、取付ブラケット115の取付ボルト117を、貫通孔77から突出させるようにして、取付ブラケット115の取付プレート116を、取付片本体76と補強片部79との間に配置させる構成とされている。
インフレーター本体31の外周側を覆うインナチューブ81は、可撓性を有したシート体から構成されて、図2に示すように、筒状とされている。実施形態の場合、インナチューブ81は、図5に示すように、平らに展開した状態での右端81b側を元部側として、この右端81b側からインフレーター30を挿入させる構成とされるもので、左右両端側を開口させるとともに、先端側となる左端81a側を分岐させ、この左端81a側に、インフレーター本体31から吐出される膨張用ガスを左方と斜め右上方とに向かって流出させる2つの流出口82A,82Bを、有する構成とされている。インナチューブ81には、インフレーター本体31を保持している取付ブラケット35の取付ボルト39を突出させるための挿通孔83が、形成されている(図13参照)。
バッグ本体46の前縁側に配置される前側ストラップ部85は、バッグ本体46と一体的に形成されるもので、実施形態の場合、周縁結合部63の結合代部65において、横膨張部49の前縁49a側に配置される前側部位65aに、連続的な切目87を形成することにより、形成されている。この切目87は、前側部位65aの端縁と同一線上に位置させるように、すなわち、端縁と前後の位置を略一致させるように、構成されている(図6参照)。詳細には、前側ストラップ部85は、歩行者側壁部47b側には形成されず、車体側壁部47a側のみに、形成されている(図5,13参照)。前側ストラップ部85を配置させる結合代部65の前側部位65aは、図5に示すように、左右方向に略沿って配設されるもので、前側ストラップ部85は、前側部位65aにおいて下側に配置される部位(車体側壁部47aから延びる部位)を部分的に突出させて、前側部位65aとの境界部位に、前側部位65aの端縁に略沿うように、左右方向に沿った連続的な切目87を設けることにより、前側部位65aに略沿った略帯状とされるとともに、両端側を、前側部位65a側(バッグ本体46側)に連結されている(図6参照)。実施形態の場合、前側ストラップ部85は、左右方向側で4箇所に、並設されており、具体的には、バッグ本体46における左右方向の中央を中心として、左右対称形に、形成されている。
各前側ストラップ部85は、図6に示すように、左右方向の中央側に配置される端部を、端末側にかけて収束されるようなテーパ状として構成されるもので、この左右方向の中央側の端部を、先端85bとされる構成である。そして、この先端85b側を前側部位65aに連結させている先端側連結部位89と、他端側となる元部85a側を前側部位65aに連結させている元部側連結部位88と、が、幅寸法を異ならせて構成され、先端側連結部位89が、幅寸法W1を、元部側連結部位88の幅寸法W2よりも小さく設定されている。詳細には、先端側連結部位89の幅寸法W1は、元部側連結部位88の幅寸法W2の1/8程度に設定されている(図6参照)。また、実施形態では、前側ストラップ部85の先端85b側は、端末にかけて狭幅とするようなテーパ状とされており、切目87の先端側の端末87aと前側ストラップ部85の端縁との前後方向側での離隔距離H1(図6参照)は、0.1~10.0mmの範囲内(望ましくは、0.1~3.0mmの範囲内)に設定することが、好ましい。このような範囲内に設定すれば、前側ストラップ部85は、車両搭載作業時には、先端側連結部位89での前側部位65aとの連結状態を維持し、かつ、エアバッグ45の膨張後における使用時には、経糸VT若しくは緯糸HTの一方を、他方からの糸抜けを生じさせやすく、このような糸抜けにより、先端側連結部位89を容易に破断させることができる。この前側ストラップ部85は、車両Vへの搭載作業時には、先端85b側のバッグ本体46側との連結状態を維持され、エアバッグ45の膨張完了後に、先端側連結部位89を破断させるようにして、先端85b側を前側部位65a(バッグ本体46側)から分離させて、カバー部材102に形成される後側ストラップ部106と結ばれて、バッグ本体46を包んだ状態のカバー部材102(カバー本体103)を縛り可能に、構成されている。この前側ストラップ部85の長さ寸法は、エアバッグ45の膨張完了後に、前側部位65aから分離された先端85b側をケース20から突出可能な寸法に、設定されている。
エアバッグ45は、図13に示すように、バッグ本体46において車体側壁部47aを構成する車体側用基布92及び歩行者側壁部47bを構成する歩行者側用基布93と、後側中央テザー70,前側中央テザー71,端側テザー72をそれぞれ構成するテザー用基布95,96,97と、インナチューブ81を構成するチューブ用基布98と、蓋パネル54と、取付片部75を構成する取付片本体76及び補強片部79と、から構成されている。テザー用基布95,96,97,チューブ用基布98,蓋パネル54,取付片本体76,補強片部79も、車体側用基布92及び歩行者側用基布93と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布の表面にガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させたコート布を、所定形状に裁断して、形成されている。
エアバッグ45とともに折り畳まれてケース20内に収納されるカバー部材102は、可撓性を有したシート体から形成されるもので、実施形態の場合、エアバッグ45を構成する基材と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布の表面にガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させたコート布から、形成されている。そして、このカバー部材102は、このようなコート布(基布)を、経糸VT若しくは緯糸HTを前後方向に略沿わせるようにして、裁断して、形成されている(図10参照)。カバー部材102は、図10に示すように、カバー本体103と、カバー部材102をエアバッグ45とともにケース20側に連結させる取付片部104と、カバー本体103の後縁103b側に配置される後側ストラップ部106と、を備えている。
カバー本体103は、外形形状を、左右方向側を幅広とした略長方形状とされるもので、実施形態の場合、ケース20よりも左右に幅広に構成されている(図15参照)。カバー本体103の前縁103a側には、取付ブラケット115を利用してケース20に取り付けられる取付片部104が、前方に突出するように、形成されている。取付片部104は、エアバッグ45に形成される取付片部75に対応して、カバー本体103の左右両端近傍から前方に突出するように、2箇所に形成されるもので、取付ボルト117を挿通させるための取付孔104aを、エアバッグ45における貫通孔77に対応した位置に、それぞれ、配設されている(図12参照)。すなわち、カバー部材102は、前端側を、取付ブラケット115の取付ボルト117を利用して、エアバッグ45とともに、ケース20の底壁部21に取り付けられる構成である(図9参照)。また、カバー本体103は、平らに展開した状態のバッグ本体46に重ねた状態で、図12に示すように、バッグ本体46における端側テザー72よりも後側の領域、すなわち、前後の中央よりも後側の領域を覆うように構成されるもので、エアバッグ45の膨張完了時に、ケース20から突出して、エアバッグ45と車体側の部材との間に介在されるように配置されることとなる。カバー本体103は、左右方向側の幅寸法W6(図10参照)を、バッグ本体46を平らに展開した状態の左右方向側の幅寸法W5(図4参照)の7/10程度に設定されて、バッグ本体46の下面側を左右に広く覆うように、構成されている。また、カバー本体103は、取付孔104aの位置を貫通孔77に一致させるように、平らに展開した状態のエアバッグ45に重ねた状態で、後縁103bを、横膨張部49の後縁49bよりも後方に位置させるように、構成されている(図14のA参照)。すなわち、エアバッグ45の膨張完了時に、カバー本体103は、図15,16に示すように、横膨張部49よりも後方に延びるように配置されることとなり、膨張完了時のエアバッグ45が、カウルルーバ7bから部分的に上側に突出しているワイパ8と接触することを、的確に防止することができる。
カバー本体103の後縁103b側に形成される後側ストラップ部106は、図10,11に示すように、カバー本体103を平らに展開した状態において、カバー本体103の後縁103b近傍に連続的な切目108を形成することにより、形成されている。後側ストラップ部106は、カバー本体103の後縁103b側の部位を部分的に突出させて、カバー本体103との境界部位に、後縁103bに略沿うように、左右方向に沿った連続的な切目108を設けることにより、カバー本体103の後縁103bに略沿った帯状とされるとともに、両端側を、カバー本体103側に連結されている。この切目108は、カバー本体103の後縁103bにおける端縁と同一線上に位置させるように、すなわち、端縁と前後の位置を略一致させるように、構成されている(図11参照)。実施形態の場合、後側ストラップ部106は、前側ストラップ部85に対応した位置において、左右方向側で4箇所に、並設されている。具体的には、後側ストラップ部106は、前側ストラップ部85と同様に、カバー本体103における左右方向の中央を中心として、左右対称形に、形成されている。各後側ストラップ部106も、図11に示すように、左右方向の中央側に配置される端部を、端末側にかけて収束されるようなテーパ状として構成されて、この左右方向の中央側の端部を、先端106bとされる構成である。そして、この先端106b側をカバー本体103に連結させている先端側連結部位110と、他端側となる元部106a側をカバー本体103に連結させている元部側連結部位109と、が、幅寸法を異ならせて構成され、先端側連結部位110が、幅寸法W3を、元部側連結部位109の幅寸法W4よりも小さく設定されている。先端側連結部位110の幅寸法W3は、元部側連結部位109の幅寸法W4の1/8程度に設定されている(図11参照)。また、後側ストラップ部106の先端106b側は、端末にかけて狭幅とするようなテーパ状とされており、切目108の先端側の端末108aと後側ストラップ部106の端縁との前後方向側での離隔距離H2(図11参照)は、0.1~10.0mmの範囲内(望ましくは、0.1~3.0mmの範囲内)に設定することが、好ましい。このような範囲内に設定すれば、車両搭載作業時には、先端側連結部位110でのカバー本体103との連結状態を維持し、かつ、エアバッグ45の膨張後における使用時には、経糸VT若しくは緯糸HTの一方を、他方からの糸抜けを生じさせやすく、このような糸抜けにより、先端側連結部位110を容易に破断させることができる。この後側ストラップ部106は、車両Vへの搭載作業時には、先端106b側のカバー本体103側との連結を維持され、エアバッグ45の膨張完了後に、先端側連結部位110を破断させるようにして、先端106b側をカバー本体103から分離させて、エアバッグ45に形成される前側ストラップ部85と結ばれて、膨張完了後のバッグ本体46を包んだ状態のカバー部材102(カバー本体103)を縛り可能に、構成されている。
この後側ストラップ部106は、前側ストラップ部85と協働して、バッグ本体46を包んだ状態のカバー部材102を縛り可能とされるもので、実施形態では、後側ストラップ部106は、前側ストラップ部85と、長さ寸法を略同一として、構成されている。これらの前側ストラップ部85と後側ストラップ部106との長さ寸法は、後述するように、膨張完了後のエアバッグ45の周囲をカバー本体103によって包んだ状態で、相互に結ぶ作業を容易とするような寸法に、設定されている。
取付片部75をケース20の底壁部21に取り付ける取付ブラケット115は、それぞれ、略長方形板状の取付プレート116と、取付プレート116から下方に突出する取付ボルト117と、を備えている。取付プレート116は、外形形状を、図7の二点鎖線に示すように、左右方向側を幅広とした略長方形板状とされるもので、取付片部75への取付時に、下面側を、取付片本体76によって略全面にわたって覆われる構成である。取付ボルト117は、詳細な図示は省略するが、左右方向に沿って2個並設されている。この取付ブラケット115は、取付片部75の取付片本体76から突出している取付ボルト117を、カバー部材102の取付孔104aに挿通させつつ、ケース20の底壁部21から突出させてナット119止めすることにより、取付片部75を、ケース20の底壁部21に取り付ける構成である。このとき、カバー部材102の前縁103a側に形成される取付片部104も、ケース20の底壁部21側に共止めされることとなる(図9参照)。
次に、実施形態のエアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明をする。インフレーター30は、クランプ40を利用して取付ブラケット35にインフレーター本体31を保持させた状態として、予め、インナチューブ81内に、取付ボルト39を挿通孔83から突出させるようにして、挿入させておく。そして、まず、エアバッグ45をケース20内に収納可能に折り畳む。具体的には、車体側壁部47aと歩行者側壁部47bとを重ねて平らに展開した状態のエアバッグ45の車体側壁部47a側に、取付孔104aの位置を、貫通孔77に合わせるようにして、平らに展開した状態のカバー部材102を重ね(図12及び図14のA参照)、その後、エアバッグ45を、図14のBに示すように、カバー部材102ごと、前後方向側の幅寸法を縮めつつ歩行者側壁部47b相互を重ねるように、横膨張部49の部位を二つ折りし、さらに、縦膨張部60L,60Rの部位を横膨張部49の前側の領域上に重ねるように折り返して、前後縮小折りバッグ125を形成する(図14のC参照)。次いで、この前後縮小折りバッグ125の左端125a側と右端125b側とを、それぞれ、左右の中央側に接近させつつ、前後縮小折りバッグ125の上側に載せるように蛇腹折りして、図14のDに示すように、左右縮小折りバッグ126を形成する。その後、左右縮小折りバッグ126を、前縁126a側から上側に向かって巻くようにロール折りして、折り完了体127を形成する(図14のE参照)。織り完了体127の周囲は、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材により、くるんでおく。このとき、エアバッグ45における挿入用開口部50付近の部位と取付片部75の部位(カバー部材102における取付片部104付近の領域)とは、ラッピング材から露出させておく。次いで、挿入用開口部50の蓋パネル54を開けて、インフレーター30をバッグ本体46内に挿入させ、各取付ボルト39を挿通孔52から突出させ、インフレーター30をバッグ本体46の内部に収納させる。そして、蓋パネル54を、挿入用スリット51を覆うように閉じて、取付孔56に、各取付ボルト39を挿通させる。また、取付片部75に、貫通孔77から取付ボルト117を突出させるようにして取付ブラケット115を取り付け、この取付ブラケット115の取付ボルト117を、カバー部材102の取付片部104に設けられる取付孔104aに挿通させて、エアバッグ組付体を製造する。その後、各取付ボルト39,117を底壁部21から突出させるようにして、エアバッグ組付体をケース20内に収納させ、底壁部21から突出している各取付ボルト39,117に、ナット42,119を締結させれば、エアバッグ45とインフレーター30とをケース20に取り付けることができ、また、カバー部材102の前端側をケース20側に取り付けることができる。そして、エアバッグカバー25をケース20に取り付け、ケース20から延びる図示しないブラケットを、カウルパネル7aに取り付け、インフレーター本体31を、図示しない作動回路に接続させれば、エアバッグ装置Mを、車両Vに搭載することができる。
実施形態のエアバッグ装置Mでは、図示しない作動回路が、フロントバンパ6に配置される図示しないセンサからの信号に基づいて、車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、インフレーター30が作動されて、内部に膨張用ガスを流入させてエアバッグ45が膨張することとなり、膨張するエアバッグ45が、エアバッグカバー25の扉部26を押し開き、扉部26を押し開いて形成されるケース20の突出用開口20aから上方に向かって突出しつつ、フードパネル15の後端15cの上面からカウル7の上面を経てフロントウィンドシールド4の下部4a全面側にかけてと、フロントピラー5L,5Rの前面の下部5a側と、を覆うように、膨張を完了させることとなる(図1の二点鎖線及び図15,16参照)。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、膨張完了後のバッグ本体46の周囲に巻き付けられる前側ストラップ部85が、車両Vへの搭載作業時に、両端側となる先端85b側と元部85a側とをバッグ本体46側に連結される構成であることから、エアバッグ45の折畳作業や折り畳んだエアバッグ45の収納部位としてのケース20内への収納作業時等において、前側ストラップ部85を、バッグ本体46と一体的に取り扱うことができて、エアバッグ45の折畳作業等を簡便に行うことができる。また、この前側ストラップ部85の先端85b側と元部85a側とをバッグ本体側に連結させている元部側連結部位88,先端側連結部位89は、前側ストラップ部85を形成するために車体側壁部47a(車体側用基布92)に形成される切目87から外れた領域から構成されており、この元部側連結部位88,先端側連結部位89は、前側ストラップ部85の両端において、幅寸法を異ならせて構成されている。そのため、連結強度が低く容易に破断できる幅寸法の小さな方の先端側連結部位89を構成している車体側壁部47a(車体側用基布92)を破断させれば、前側ストラップ部85の先端85b側をバッグ本体46(車体側壁部47a)から離すことができ、膨張完了後のバッグ本体46の周囲に、円滑に巻き付けて縛ることができ、膨張完了後のエアバッグ45をケース20側に纏める(収納する)ことができる。
したがって、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、簡便な構成として、膨張完了後のエアバッグ45を容易にケース20側に纏めて、運転席からの視界を確保することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、前側ストラップ部85が、左右方向側で複数箇所(実施形態の場合、4箇所)に並設されていることから、左右に広い範囲で、バッグ本体46の周囲に前側ストラップ部85を巻き付けることができ、エアバッグ45を、左右に広い範囲でケース20側に纏めることができる。
さらに、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ45とともに折り畳まれてケース20内に収納されるカバー部材102を、備える構成とされ、このカバー部材102が、カバー本体103の後縁103b側に、前側ストラップ部85と協働してバッグ本体46を包んだ状態のカバー部材102(カバー本体103)を縛り可能な後側ストラップ部106を、有する構成とされている。そのため、膨張完了後のバッグ本体46の外周側をカバー部材102によって包み、バッグ本体46側に形成される前側ストラップ部85とカバー部材102側に形成される後側ストラップ部106とを相互に結ぶことにより、バッグ本体46をケース20側に保持させることができて、バッグ本体46を、カバー部材102(カバー本体103)によって包むことにより、左右に広い範囲で安定して小さく纏めておくことが可能となる。また、カバー部材102に形成される後側ストラップ部106も、バッグ本体46に形成される前側ストラップ部85と同様に、カバー部材102(カバー本体103)を構成する基布の後縁近傍に連続的な切目108を形成することにより、車両Vへの搭載作業時に、両端側となる先端106b側と元部106a側とをカバー部材102側に連結されていることから、エアバッグ45の折畳作業や折り畳んだエアバッグ45のケース20内への収納作業時等において、後側ストラップ部106を、カバー部材102と一体的に取り扱うことができて、エアバッグ45の折畳作業等を簡便に行うことができる。さらに、この後側ストラップ部106の先端106b側と元部106a側とをカバー部材102(カバー本体103)側に連結させている元部側連結部位109,先端側連結部位110も、前側ストラップ部85と同様に、後側ストラップ部106を形成するためにカバー本体103に形成される切目108から外れた領域から構成されており、この元部側連結部位109,先端側連結部位110は、後側ストラップ部106の先端106b側と元部106a側とにおいて、幅寸法を異ならせて構成されている。そのため、連結強度が低く容易に破断できる幅寸法の小さな方の先端側連結部位110を構成しているカバー本体103を破断させれば、後側ストラップ部106の先端106b側を、カバー部材102(カバー本体103)から円滑に離すことができる。
実施形態のエアバッグ装置Mにおいて、膨張完了後のエアバッグ45のケース20側への保持作業を具体的に説明すれば、膨張完了後のエアバッグ45を、図17のA,Bに示すように、縦膨張部60L,60Rを、前方に縮ませ、その後、横膨張部49の中央側へ折り返しつつ、横膨張部49もケース20側に接近させるように、前後を縮ませる(図19参照)。このとき、エアバッグ45は、内部から膨張用ガスを抜くように、圧縮させる。そして、後方に展開するように広がっているカバー本体103を、図18のA及び図20のAに示すように、エアバッグ45の上側を覆うように反転させ、カバー本体103によってエアバッグ45を下方に押しつけるように圧縮させつつ、反転されたカバー本体103の後縁側(反転状態の前縁側)から延びている後側ストラップ部106と、エアバッグ45の前縁側から延びる前側ストラップ部85と、を結ぶようにして、エアバッグ45の上側を包んでいるカバー本体103を縛れば、図18のB及び図20のBに示すように、エアバッグ45をケース20側に保持させることができる。実施形態では、前側ストラップ部85と後側ストラップ部106とは、それぞれ、4箇所ずつに配設されており、また、カバー部材102におけるカバー本体103は、ケース20よりも左右に幅広とされていることから、内部に流入した膨張用ガスが抜け難く、収縮状態を維持し難いエアバッグ45を、ケース20の略全域にわたる左右の広い範囲で、極力小さく纏めることができて、ケース20側に保持させることができる。なお、このような点を考慮しなければ、カバー部材を配設させない構成としてもよく、カバー部材を配設させない構成とする場合、ストラップ部は、バッグ本体の前縁側と後縁側との両方に配置させる構成としてもよい。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、前側ストラップ部85,後側ストラップ部106は、先端85b,106b側を、端末にかけて収束させるように45°程度に傾斜したテーパ状として構成されて、先端側連結部位89,110の配置領域の前後方向側の幅寸法を、元部86a,106a側の領域の前後方向側の幅寸法よりも小さく設定されている。具体的には、前側ストラップ部85,後側ストラップ部106における先端側連結部位89,110の配置領域の前後方向側の幅寸法(切目87,108の先端側の端末87a,108aと前側ストラップ部85,後側ストラップ部106の端縁との前後方向側での離隔距離H1,H2)は、0.1~10.0mmの範囲内(望ましくは、0.1~3.0mmの範囲内)に設定されている。また、前側ストラップ部85,後側ストラップ部107を形成する切目87,108は、前側ストラップ部85,後側ストラップ部107の周縁を構成する周縁部位の端縁と、前後で略一致するように、形成されている。そのため、糸抜けが生じやすく、ハサミやカッター等を使用しなくとも、前側ストラップ部85,後側ストラップ部106の先端85b,106b側を、手等で引っ張れば、図21に示すように、糸抜けの発生により、容易に、前側ストラップ部85,後側ストラップ部106の先端85b,106b側をバッグ本体46側若しくはカバー本体103側から分離させることができる。なお、このような点を考慮しなければ、ストラップ部は、先端側の端末まで、幅寸法を一定にする構成としてもよい。また、ストラップ部を先端側の端末まで幅寸法を一定にする構成とする場合にも、図22に示すように、ストラップ部130の先端130a側に、前後方向の幅寸法をストラップ部130自体よりも小さく設定されるとともに、基材134から連なるようにして部分的に突出する突出片部131を設け、ストラップ部130と基材134との間に形成される切目132を、この突出片部131の領域まで進入させるように構成し、この突出片部131の領域を、先端側連結部位133として、構成してもよい。基材134は、経糸VT若しくは緯糸HTを前後方向に略沿わせるように裁断される構成であり、このような構成とする場合にも、突出片部131の前後方向側の幅寸法H3を、0.1~10.0mmの範囲内(望ましくは、0.1~3.0mmの範囲内)に設定すれば、糸抜けが生じやすく、先端側連結部位133を容易に破断させることができる。また、図23に示すように、ストラップ部137の先端137a側を基材140側に連結させる先端側連結部位139の基材140側に、補助スリット141を設ける構成としてもよい。この基材140も、経糸VT若しくは緯糸HTを前後方向に略沿わせるように裁断される構成であり、補助スリット141は、切目138に略沿うように形成されるとともに、長さ寸法を、先端側連結部位の幅寸法より僅かに大きく設定される。このような構成とすれば、補助スリット141が、先端側連結部位139から連なる経糸VT若しくは緯糸HTを切断するように形成されていることから、先端側連結部位139を容易に破断させることができる。なお、この先端側部位の破断は、経糸若しくは緯糸を破断させることなく、経糸若しくは緯糸の糸抜けのみによるものであってもよく、また、逆に、経糸若しくは緯糸を破断させることによるものであってもよい。
15…フードパネル、15c…後端、20…ケース(収納部位)、45…エアバッグ、46…バッグ本体、47a…車体側壁部、47b…歩行者側壁部、49…横膨張部、49a…前縁、63…周縁結合部、65…結合代部、65a…前側部位、85…前側ストラップ部、85a…元部、85b…先端、87…切目、88…元部側連結部位、89…先端側連結部位、102…カバー部材、103…カバー本体、103b…後縁、106…後側ストラップ部、106a…元部、106b…先端、108…切目、109…元部側連結部位、110…先端側連結部位、V…車両、M…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車両のフードパネルの後端近傍に配設される収納部位内に折り畳まれて収納されるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて、少なくとも、フロントウィンドシールドの下部前面を覆うように膨張する構成のエアバッグを、備える歩行者用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    可撓性を有した基布から形成されるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、
    平らに展開した状態における前記バッグ本体の前縁側若しくは後縁側の少なくとも一方側において前記バッグ本体と一体的に形成されるとともに、膨張完了後の前記バッグ本体の周囲に巻き付けて縛り可能なストラップ部と、
    を備える構成とされ、
    該ストラップ部が、前記バッグ本体を構成する基布の外周縁近傍に連続的な切目を形成することにより、前記外周縁に略沿って配置されるとともに、両端側を前記バッグ本体側に連結されて構成され、
    前記ストラップ部の両端を前記バッグ本体側に連結させる連結部位が、幅寸法を異ならせて構成されていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。
  2. 前記ストラップ部が、左右方向側で複数箇所に並設されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ装置。
  3. 前記ストラップ部が、前記バッグ本体の前縁側に形成される前側ストラップ部として構成され、
    可撓性を有した基布から形成されるとともに、前端側を前記収納部位側に連結されて、前記エアバッグとともに折り畳まれて前記収納部位内に収納され、前記エアバッグの膨張時に前記エアバッグと前記収納部位との間に介在されて、かつ、膨張完了後の前記バッグ本体を包み可能に構成されるカバー部材を、備える構成とされ、
    該カバー部材が、平らに展開した状態の後縁側に、前記前側ストラップ部と協働して、前記バッグ本体を包んだ状態の前記カバー部材を縛り可能な後側ストラップ部を、配設させる構成とされ、
    該後側ストラップ部が、前記カバー部材を構成する基布の後縁近傍に連続的な切目を形成することにより、前記後縁に略沿って配置されるとともに、両端側を前記カバー部材側に連結されて構成され、
    前記後側ストラップ部の両端を前記カバー部材側に連結させる連結部位が、幅寸法を異ならせて構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の歩行者用エアバッグ装置。
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