JP7022347B2 - 歩行者用エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される歩行者用エアバッグ装置に使用されて、車両と接触する歩行者を保護するように膨張する歩行者用エアバッグに関する。
従来、歩行者用エアバッグでは、膨張完了時に、フードパネルの後端部からフロントウインドシールドの前端部付近の上面側のカウルの上方側を覆うカウルカバー部、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。カウルカバー部には、左右方向に沿って断続的に、上壁部と下壁部とを結合する横テザーが配設されていた。カウルカバー部は、横テザーにより、前後方向の領域において、断面形状を円形にすること無く、厚さ寸法を略一定とするような膨張部位を配設させていた。
特開2008-273250号公報
しかし、従来の歩行者用エアバッグでは、上壁部と下壁部とを連結する横テザーにより、カウルカバー部における前後方向の中央部位の高さを抑えていることから、前後方向に沿った領域において、所定の厚さ寸法に維持できるものの、厚さ寸法を抑えていることから、カウルカバー部に対して、歩行者が強い押圧力で下向きに侵入する場合には、逆に、十分な受止ストロークを確保できずに、カウルカバー部の上壁部が下壁部に接触するような、所謂、底付きするような事態を招く虞れがある。勿論、厚さ寸法を大きくして、断面を円形状とするようにすれば、受止ストロークを確保できるものの、前後方向の幅寸法を確保し難く、すなわち、カウルの上方の保護エリアを狭めてしまい、望ましくない。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、カウルの上方の保護エリアを狭めることなく、十分な受止ストロークを確保できる歩行者用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグでは、膨張完了時に、フードパネルの後端部からフロントウインドシールドの前端部付近の上面側のカウルの上方側を覆うカウルカバー部、を備えて構成される歩行者用エアバッグであって、
前記カウルカバー部内に、
膨張完了時の上壁部と下壁部とを連結するように、左右方向に沿って帯状に配設される横テザーが、配設されるとともに、
該横テザーに、前端を結合させ、後端を、膨張完了時の前記カウルカバー部の後部側に結合させて、前記カウルカバー部における後部側の後方側への突出を抑制する後側テザーが、配設されていることを特徴とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグでは、膨張完了後のカウルカバー部の後部側に対して、上方から歩行者が進入してくると、上壁部が下壁部に接近するように下方移動しつつ、後部側を後方側へ突出させようとする。しかし、カウルカバー部におけるカウルの上方を覆う後部側は、前端側を横テザーに結合させた後側テザーの後端が、結合されており、その後部側の後方への突出が、後側テザーにより抑制される。そのため、カウルカバー部は、内圧を確保した状態で、厚さ寸法の低下を抑制して、歩行者を受け止めることができ、底付きすること無く、十分な受止ストロークを確保して、歩行者を受け止めて保護することができる。そして勿論、カウルカバー部は、上壁部と下壁部とを連結する横テザーを配設させていることから、膨張時の上方への突出高さを抑えて、十分な厚さ寸法を維持した状態で、前後方向の幅寸法を広げる構成であり、カウルの上方の保護エリアを狭めない。
したがって、本発明に係る歩行者用エアバッグでは、カウルの上方の保護エリアを狭めることなく、十分な受止ストロークを確保することができる。
また、後側テザーは、後端をカウルカバー部の後部側の周壁に結合させているものの、前端を、カウルカバー部の周壁で無く、横テザーに連結させていることから、エアバッグの折畳時におけるカウルカバー部の上壁部と下壁部とを平らに展開させて重ねる際、後側テザーの前端の横テザーとの結合部付近を後方側に突き出すように折り曲げれば、後側テザーを平らに展開させておくことが可能となって、エアバッグの折畳時におけるカウルカバー部の上壁部と下壁部とを平らに展開させる形態を確保しやすい。
そして、本発明に係る歩行者用エアバッグでは、前記後側テザーが、後端を、前記カウルカバー部における前記上壁部側に結合させて、配設されていることが望ましい。
このような構成では、後側テザーの後端が下壁部側に結合されている場合に比べて、横テザーの上端から後側テザーの後端側の結合される上壁部の部位までのカウルカバー部における前後方向の周壁の長さ寸法が、短くなる。そして、この横テザーの上端から後側テザーの後端側の結合される上壁部の部位までのカウルカバー部における前後方向の周壁は、歩行者受止時に、カウルカバー部の後部側が後方へ突出する際に、膨らもうとするエリアであり、その長さ寸法が短いことから、膨らみを小さくできて、後部側の後方側への突出を好適に抑制できる。そのため、カウルカバー部が、内圧を維持した状態で、厚さ寸法の低下を抑制でき、十分な受止ストロークを確保して、的確に、歩行者を受け止めることができる。
また、本発明に係る歩行者用エアバッグでは、前記後側テザーが、膨張完了時における歩行者の進入方向に対して、略直交する方向に配設される状態を維持して、前端を、前記横テザーの上下端から離れた中間領域に、結合させて、配設されていることが望ましい。
このような構成では、歩行者の進入時に、カウルカバー部の後部側が突出しようとする方向が、進入方向に対して略直交する方向であり、その方向に略沿うように、後側テザーが配設されていることから、後部側の後方側への突出を的確に規制できて、カウルカバー部は、内圧を維持した状態で、好適に、十分な受止ストロークを確保して、歩行者を受け止めることができる。
この場合、膨張完了時の外周壁が、外形形状を略同形とした前記上壁部を含めた上側パネルと、前記下壁部を含めた下側パネルと、から構成されていれば、折畳時の初期状態として、前記上側パネルと前記下側パネルとを、平らに展開させつつ重ねるとともに、折目を後方に突き出して、上端側を下端側に接近させるように、前記横テザーを二つ折りする状態とする構成として、
折畳時の初期状態の前記後側テザーが、前端を、二つ折りされる前記横テザーの前記折目近傍に結合させ、後端を前記上側パネルに結合させた状態で、かつ、平らな状態となるように、前記後側テザーの前後方向の長さ寸法が、設定されていることが望ましい。
このような構成では、エアバッグの折畳時の初期状態で、後側テザーを、平らに展開した下側パネルと上側パネルとの間で、二つ折りされた横テザーの折目から平らに展開させた状態で、嵩張らせずに、配設させることができて、その後のエアバッグの折り畳みを、嵩張らせずに、コンパクトに折り畳むことができる。さらに、後側テザーは、前端を、横テザーの後方に突き出された折目近傍に結合させて、カウルカバー部の後縁側に接近させる構成であって、嵩張らずに平らに展開できる範囲内で、前後方向の長さ寸法を最も短くできる。そのため、エアバッグの膨張時には、前後方向の長さ寸法を短くできた後側テザーは、後端を連結させた結合部位におけるカウルカバー部の後部側を、大きな引張力として、前方へ引っ張ることができる。その結果、歩行者の進入時において、カウルカバー部の後部側が、一層、後方側への突出を規制されて、カウルカバー部は、内圧を維持した状態で、厚さ寸法の低下を抑制でき、十分な受止ストロークとして、歩行者を受け止めることができる。
また、本発明に係る歩行者用エアバッグでは、前記カウルカバー部内における前記横テザーの前方側の部位に、
前記上壁部と前記下壁部とを連結するように、左右方向に沿った帯状に配設される第2横テザーが、配設されるとともに、
後端を前記第2横テザーに結合させ、前端を膨張完了時の前記カウルカバー部の前部側に結合させて、前記カウルカバー部における前部側の前方側への突出を抑制する前側テザーが、配設されていてもよい。
このような構成では、カウルカバー部の横テザーの前部側においても、後端側を第2横テザーに結合させた前側テザーの前端が、結合されており、その前部側の前方への突出が、前側テザーにより抑制される。そのため、カウルカバー部の前部側で歩行者を受け止めることとなっても、内圧を維持した状態で、厚さ寸法の低下を抑制して、歩行者を受け止めることができて、底付きすること無く、十分な受止ストロークを確保して、歩行者を受け止めて保護することができる。
本発明の第1実施形態である歩行者用エアバッグが使用される歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の概略部分平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置の作動時の概略縦断面図であり、図1のII-II部位に対応する。 第1実施形態の歩行者用エアバッグを平らに展開した状態の平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグにおける上側パネルと横テザーの上部側とを省いた概略平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグを平らに展開した状態の底面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグの構成材料を示す平面図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグの折畳工程を説明する図である。 第1実施形態の歩行者用エアバッグの折畳時における初期状態を示す概略断面図であり、図7のVIII-VIII部位に対応する。 第1実施形態の歩行者用エアバッグが、膨張完了後に、歩行者を受け止める状態を説明する図である。 第2実施形態の歩行者用エアバッグを使用した歩行者用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図である。 第3実施形態の歩行者用エアバッグを使用した歩行者用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図である。 第3実施形態の歩行者用エアバッグの膨張時の概略平面図である。 第3実施形態の歩行者用エアバッグの膨張時における横テザーと第2横テザーとを示す概略斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態の歩行者用エアバッグ20を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の歩行者用エアバッグ20は、図1,2に示すように歩行者用エアバッグ装置Mに使用されるものである。エアバッグ装置Mは、車両Vのフードパネル12の後端部12a付近のエンジンルームER側に搭載されて、エアバッグ20と、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター17と、折り畳んだエアバッグ20を収納するケース14と、ケース14の開口14cを覆うエアバッグカバー16と、を備えて構成されている。
なお、本明細書では、特に断らない限り、前後、上下、及び、左右の方向は、それぞれ、車両Vの前後、上下、及び、左右の方向と一致させて、説明する。
エアバッグ装置Mのケース14は、金属製(板金製)として、車両Vのボディ1側のフードリッジリインホースから延びるフランジ等に対して、固定されている。ケース14は、膨張時のエアバッグ20を突出させるための開口14cを上方に備えた略直方体の箱形状として、車両Vの左右方向に沿って延びた長方形板状の底壁部14aと、底壁部14aの外周縁から上方に延びる略四角筒形状の周壁部14bとを備えて構成されている。なお、ケース14は、フロントウインドシールド(フロントガラスとも言う)4の前端部4a側の下方から前方に延びるカウル8の前方側における上側位置に、搭載されている。また、図1に示す符号10の部材は、ワイパである。カウル8は、剛性の高いカウルパネル8aと、カウルパネル8aより剛性の低いカウルルーバ8bと、を備えて構成されている。
インフレーター17は、図2に示すように、車両Vの左右方向に沿って軸方向を配置させた円柱状として、左端側に、膨張用ガスを吐出する図示しないガス吐出部を配設させている。インフレーター17は、複数(実施形態では3個)のボルト17aを下方へ突設させており、ボルト17aをケース14の底壁部14aから下方へ突設させて、ナット18を締結することにより、ケース14の底壁部14aに固定されている。
なお、インフレーター17は、エアバッグ20内に挿入されて配設される状態としており、エアバッグ20は、インフレーター17のボルト17aを利用して、ケース14の底壁部14aに取付固定される。また、エアバッグ20は、後述する下側パネル23に固定される取付座79,79(図5参照)に、図示しない取付ボルトが組み付けられ、これらの取付ボルトと既述のインフレーター17のボルト17aとを利用して、ケース14の底壁部14aに取付固定される。
また、第1実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ2には、歩行者との衝突を検知可能なセンサ2aが、配設されており、センサ2aからの信号を入力させる図示しない作動回路が、センサ2aからの信号に基づいて車両Vの歩行者との衝突を検知した際に、エアバッグ装置Mのインフレーター17を作動させるように構成されている。
エアバッグ20は、図1~5に示すように、膨張完了時に、フードパネル12の後端部12aからウインドシールド4の前端部4a付近の上面側のカウル8の上方側を覆うカウルカバー部25と、カウルカバー部25の左右両端から後方に延びて左右のフロントピラー6(6L,6R)の上面6aを覆うピラーカバー部33(L,R)と、を備えて構成されている。エアバッグ20の外周壁21は、上面側の歩行者を受け止める上側パネル22と、下面側のフードパネル12の後端部12aの上面12b側やフロントピラー6の上面6a側に支持される下側パネル23と、を備えて構成されている。実施形態の場合、上側パネル22と下側パネル23とは、図6に示すように、外形形状を等しくしたエアバッグ用基布70,71から構成されており、エアバッグ20の外周壁21は、エアバッグ用基布70,71を重ねて、外周縁70a,71a相互を縫合して、形成されている。
また、エアバッグ20は、膨張完了時のカウルカバー部25の上側パネル22と下側パネル23との離隔距離を規制するように、カウルカバー部25の前後方向の略中央付近に、詳しくは、中央より、若干、前側の位置に、左右方向に沿った帯状の横テザー40が、配設されている。そして、カウルカバー部25は、横テザー40によって、横テザー40の前部側の前側膨張部27と、横テザー40の後部側の後側膨張部30と、に区画されている。
後側膨張部30は、インフレーター17が収納される部位であり、その収納部位25cには、インフレーター17の各ボルト17aを挿通させる貫通孔25eが形成されるとともに、その後方側に、インフレーター17を挿入させるスリット25dが形成されている。なお、インフレーター17は、後側膨張部30の収納部位25cを中心として、左右両側に膨張用ガスを流し可能な図示しない整流布内に収納した状態として、スリット25dを経て、カウルカバー部25の後側膨張部30における収納部位25cに挿入させるとともに、各ボルト17aを貫通孔25eから突出させて、エアバッグ20内に収納されることとなる。
横テザー40は、左右の側縁40f,40fを、エアバッグ20の左右の側縁20c,20cから離し、そして、上端40aを、上側パネル22、すなわち、カウルカバー部25の上壁部25aに結合させ、下端40bを、下側パネル23、すなわち、カウルカバー部25の下壁部25bに結合させて、配設されている。また、横テザー40は、左右方向に沿って、断続的に、円形に開口させた3個の挿通孔41を配設させている。後側膨張部30の収納部位25cに収納されたインフレーター17からの膨張用ガスは、各挿通孔41と、横テザー40の左右両側の側縁40f,40f外方の連通口43,43と、を経て、前側膨張部27に流入されたり、あるいは、収納部位25cから、直接、左右のピラーカバー部33(L,R)に流入される。
そして、カウルカバー部25内には、前端55aを横テザー40に結合させ、後端55bを膨張完了時のカウルカバー部25の後側膨張部30の後部(後縁)20b側の結合部31に結合させた後側テザー55が、配設されている。後側テザー55は、歩行者受止時のカウルカバー部25において、後部側の後側膨張部30の後方側への突出を規制するものであり、エアバッグ20の内圧を確保しつつ、後側膨張部30の圧縮状態を抑制し、カウルカバー部25の厚さ寸法の低下を抑制するために、配設されている。
第1実施形態の場合、後側テザー55は、後端55bを、カウルカバー部25における上壁部25a側に結合させて、配設されている。
さらに、後側テザー55は、膨張完了時の歩行者受止時における歩行者Wの進入方向WD(図9のB参照)に対して、略直交する方向に配設される状態を維持して、前端55aを、横テザー40の上下端40a,40bから離れた中間領域の結合部40eに、結合させて、配設されている。具体的には、後側テザー55の後端55bは、車両搭載状態での後側膨張部30の膨張完了時における上方へ突出した頂部30aと上壁部25aの後縁25abとの前後方向の中間地点、詳しくは、若干、後方側の中間地点30b、を結合部31として、結合されている(図2参照)。なお、進入方向WDは、一般的に、水平方向からの角度θを、約65°としている。
そしてさらに、第1実施形態の場合、結合部31,40eに結合させる後側テザー55の前後方向の長さ寸法BLは、エアバッグ20の折畳時の初期状態の際に、上側パネル22と下側パネル23とを平らに展開させる際、上側パネル22や下側パネル23とともに、平らに展開できるように、設定されている。すなわち、エアバッグ20の折畳時の初期状態には、図7のAや図8に示すように、上側パネル22と下側パネル23とを平らに展開させるとともに、横テザー40の上下方向の中央付近に、左右方向に沿う折目40cを付けて、折目40cを後方側に突き出すように、二つ折りして、上端40aを下端40bに接近させるように折り畳む。その際、折目40c近傍の上面40d側を、前端55aを結合させる結合部40eとし、その結合部40eに前端55aを結合させた状態の後側テザー55が、後端55bを、カウルカバー部25の後側膨張部30の結合部31に結合させた状態で、平らに展開できる寸法として、長さ寸法BLが設定されている。勿論、この時、後端55bの結合される結合部31付近の上側パネル22は、シワの発生を抑制されて、平らに展開された状態としている。
また、エアバッグ20は、ピラーカバー部33L,33Rとカウルカバー部25との境界部位付近に、膨張時の厚さ寸法を抑えるように、上側パネル22と下側パネル23とを結合する端側テザー50(L,R)を配設させている。
さらに、エアバッグ20の下側パネル23側におけるインフレーター17の収納部位25cには、下側パネル23の内周面側に横テザー40の下端40b付近から後方に延びる当て布77が配設され、下側パネル23の外周面側に、当て布78が配設されている。さらに、下側パネル23の収納部位25cの左右両側には、ケース14の底壁部14aにナット止めされる図示しない取付ボルトを取り付けるための取付座79が、形成されている。
第1実施形態のエアバッグ20を構成する構成材料は、図6に示すように、上側パネル22と下側パネル23とをそれぞれ形成するエアバッグ用基布70,71、横テザー40を形成するテザー用基布73、後側テザー55を形成するテザー用基布74、端側テザー50(L,R)を形成するテザー用基布75,76を備えて構成されている。端側テザー50(L,R)は、それぞれ、テザー用基布75,76相互を結合させて配設される。そして、これらの基布は、ポリエステルやポリアミド等の合成繊維から形成されている。さらに、エアバッグ20は、既述の当て布77,78や取付座79,79を備えて構成されている。
エアバッグ20の製造について説明すると、予め、下側パネル23を形成するエアバッグ用基布71の所定位置に、縫合糸84を使用して当て布77,78を縫合し、そして、当て布78を基布71の裏面から離すように前方側に曲げた状態として、エアバッグ用基布71と当て布77とを重ねた状態で、スリット25dを形成し、ついで、当て布78を基布71の裏面側に戻し、エアバッグ用基布71、当て布77、及び、当て布78を重ねた状態で、貫通孔25eを一体的に形成する。なお、横テザー40を形成するテザー用基布73の結合部40eには、後側テザー55を形成するテザー用基布74の前端55aを縫合しておく。
ついで、エアバッグ用基布71に対し、端側テザー50の下側を形成するテザー用基布76を縫合する。また、上側パネル22を形成するエアバッグ用基布70に対して、端側テザー50の上側を形成するテザー用基布75を縫合するとともに、横テザー40を形成するテザー用基布73の上端40aを縫合し、さらに、後側テザー55を形成するテザー用基布74の後端55bを、結合部31の部位に縫合する。
そして、横テザー40を形成するテザー用基布73の下端40bを、下側パネル23を形成するテザー用基布74に縫合し、かつ、端側テザー50L,50Rを形成するテザー用基布75,76相互を縫合しつつ、上側パネル22を形成するエアバッグ用基布70と、下側パネル23を形成するエアバッグ用基布71と、の外周縁70a,71a相互を縫合すれば、エアバッグ20を形成することができる。
上記のように製造したエアバッグ20は、図7に示すように、折り畳む。まず、図7のAや図8に示すように、上側パネル22と下側パネル23とを平らに展開させる初期状態とする。その際、横テザー40の上下方向の中央付近に、左右方向に沿う折目40cを付けて、折目40cを後方側に突き出すように、二つ折りして、上端40aを下端40bに接近させるように折り畳み、また、端側テザー50L,50Rも、テザー用基布76,76の結合部位相互を、エアバッグ20の左右方向の中央側に突き出して、平らに展開させる。
ついで、図7のA,Bに示すように、平らに展開したエアバッグ20の後縁20b側を、収納部位25cの後縁側近傍に折目C1を付けて、前縁20aに接近させるように、収納部位25cの上方に折り重ねる。さらに、図7のCに示すように、前縁20a側を、折目C2を付けて、収納部位25cの上方に重ねるように、後方側へ折り畳む。ついで、図7のC,Dに示すように、左右の側縁20c側を、収納部位25cに接近させるように、蛇腹折りして折り畳む。そして、図7のEに示すように、収納部位25c上に折り畳まれたエアバッグ20が載るように、前縁側からロール折りすれば、エアバッグ20の折り畳みが完了する。
その後、取付座79,79に図示しない取付ボルトを組み付けるとともに、取付座79や当て布78付近を露出させて、折り崩れ防止用のラッピング材でエアバッグ20を包む。その後、収納部位25cのスリット25dを露出させるように、当て布78を曲げて、図示しない整流布に挿入させたインフレーター17を、露出させた収納部位25cのスリット25dを利用して、エアバッグ20内に挿入し、さらに、当て布78を戻して、各ボルト17aを貫通孔25eから突出させてエアバッグ組付体を形成する。ついで、エアバッグ組付体をケース14に収納して、ケース14の開口14cを覆うようにエアバッグカバー16をケース14に組み付ける。そして、車両Vの所定位置にケース14を配置させて、ケース14から突出しているボルト17aや取付座79に組み付けた図示しない取付ボルトを、ナット止めし、インフレーター17から延びる作動用の信号線を、所定の作動回路に接続すれば、エアバッグ装置Mを、車両Vに搭載することができる。
その後、インフレーター17に作動信号が入力されれば、インフレーター17の図示しないガス吐出部から膨張用ガスが吐出されて、折り畳まれたエアバッグ20が、展開膨張し、エアバッグカバー16を押し開いて、エアバッグ20のカウルカバー部25が、フードパネル12の後端部12aの上面12bやカウル8・ウインドシールド4の前端部4aの上方を覆い、ピラーカバー部33(L,R)がフロントピラー6の上面6aを覆うこととなる。
そして、第1実施形態の歩行者用エアバッグ20では、図9のA,Bに示すように、膨張完了後のカウルカバー部25の後部側の後側膨張部30に対して、上方から歩行者Wが進入してくると、上壁部25aが下壁部25bに接近するように下方移動しつつ、後側膨張部30を後方側へ突出させようとする。しかし、カウルカバー部25におけるカウル8の上方を覆う後側膨張部30は、前端55a側を横テザー40に結合させた後側テザー55の後端55bが、結合されており、その後側膨張部30の後方への突出が、後側テザー55により抑制される。そのため、カウルカバー部25は、内圧を確保した状態で、厚さ寸法の低下を抑制して、歩行者Wを受け止めることができて、底付きすること無く、十分な受止ストロークを確保して、歩行者Wを受け止めて保護することができる。そして勿論、カウルカバー部25は、上壁部25aと下壁部25bとを連結する横テザー40を配設させていることから、膨張時の上方への突出高さを抑えて、十分な厚さ寸法を維持した状態で、前後方向の幅寸法を広げる構成であり、カウル8の上方の保護エリアを狭めない。
したがって、第1実施形態の歩行者用エアバッグ20では、カウル8の上方の保護エリアを狭めることなく、十分な受止ストロークを確保することができる。
また、後側テザー55は、後端55bをカウルカバー部25の後側膨張部30の周壁(上壁部25a)に結合させているものの、前端55aを、カウルカバー部25の周壁で無く、横テザー40に連結させていることから、エアバッグ20の折畳時におけるカウルカバー部25の上壁部25aと下壁部25bとを平らに展開させて重ねる際、後側テザー55の前端55aの横テザー40との結合部40e付近を後方側に突き出すように折り曲げれば、後側テザー55を平らに展開させておくことが可能となって、エアバッグ20の折畳時におけるカウルカバー部25の上壁部25aと下壁部25bとを平らに展開させる形態を確保し易く、エアバッグ20に後側テザー55を配設することとなっても、後側テザー55によって、エアバッグ20の折畳形状が嵩張ること、を抑制できる。
そして、第1実施形態の歩行者用エアバッグ20では、後側テザー55が、後端55bを、カウルカバー部25における上壁部25a側に結合させて、配設されている。
そのため、第1実施形態では、横テザー40の上端40aから後側テザー55の後端55b側の結合される上壁部25aの部位(結合部)31までのカウルカバー部25における前後方向の周壁の長さ寸法CL1が、図2の二点鎖線に示す後側テザー55Aのように、後端55bを下壁部25b側に結合させた場合の長さ寸法CL0に比べて、短くなる。そして、この横テザー40の上端40aから後側テザー55の後端55b側の結合される上壁部25aの部位31までのカウルカバー部25における前後方向の周壁26は、自由空間に配置されて、歩行者Wの受止時に、カウルカバー部25の後側膨張部30が後方へ突出する際に、膨らもうとするエリアであり、その長さ寸法CL1が短いことから、膨らみを小さくできて、後側膨張部30の後方側への突出を好適に抑制できる。そのため、カウルカバー部25が、内圧を維持した状態で、厚さ寸法の低下を抑制でき、十分な受止ストロークを確保して、的確に、歩行者Wを受け止めることができる。
勿論、上記の点を考慮しなければ、後側テザー55Aを設けたエアバッグ20Aでも、後側テザー55Aにより、歩行者受止時の後側膨張部30の後方への突出が抑制されることから、受止ストロークを確保することができて、本発明の作用効果を達成することができ、エアバッグ20Aのように構成してもよい。
また、第1実施形態の歩行者用エアバッグ20では、後側テザー55が、膨張完了時の歩行者Wの受止時における歩行者Wの進入方向WDに対して、略直交する方向に配設される状態を維持して、前端55aを、横テザー40の上下端から離れた中間領域に、結合させて、配設されている(図9のB参照)。
そのため、第1実施形態では、歩行者Wの進入時に、カウルカバー部25の後側膨張部30が突出しようとする方向が、進入方向WDに対して略直交する方向であり、その方向に略沿うように、後側テザー55が配設されていることから、後側膨張部30の後方側への突出を的確に規制できて、カウルカバー部25は、内圧を維持した状態で、好適に、十分な受止ストロークを確保して、歩行者Wを受け止めることができる。
さらに、第1実施形態では、膨張完了時の外周壁21が、外形形状を略同形とした上壁部25aを含めた上側パネル22と、下壁部25bを含めた下側パネル23と、から構成されていれば、折畳時の初期状態として、上側パネル22と下側パネル23とを、平らに展開させつつ重ねるとともに、折目40cを後方に突き出して、上端40a側を下端40b側に接近させるように、横テザー40を二つ折りする状態とする構成として、折畳時の初期状態の後側テザー55が、前端55aを二つ折りされる横テザー40の折目40cの近傍に結合させ、後端55bを上側パネル22に結合させた状態で、かつ、平らな状態となるように、後側テザー55の前後方向の長さ寸法BLが、設定されている。
そのため、第1実施形態では、エアバッグ20の折畳時の初期状態で、図7のA,図8に示すように、後側テザー55を、平らに展開した下側パネル23と上側パネル22との間で、二つ折りされた横テザー40の折目40cから平らに展開させた状態で、嵩張らせずに、配設させることができて、その後のエアバッグ20の折り畳みを、嵩張らせずに、コンパクトに折り畳むことができる。さらに、後側テザー55は、前端55aを、横テザー40の後方に突き出された折目40cの近傍の上面40dに結合させて、カウルカバー部25の後縁25ab側に接近させる構成であって、嵩張らずに平らに展開できる範囲内で、前後方向の長さ寸法BLを最も短くできる。そのため、エアバッグ20の膨張時には、前後方向の長さ寸法BLを短くできた後側テザー55は、後端55bを連結させたカウルカバー部25の後部側の結合部31を、大きな引張力として、前方へ引っ張ることができる。その結果、歩行者Wの進入時において、カウルカバー部25の後側膨張部30が、一層、後方側への突出を規制されて、カウルカバー部25は、内圧を維持した状態で、厚さ寸法の低下を抑制でき、十分な受止ストロークとして、歩行者Wを受け止めることができる。
また、歩行者用エアバッグとしては、図10に示す第2実施形態の歩行者用エアバッグ20Bように構成してもよい。このエアバッグ20Bでは、カウルカバー部25内における横テザー40の前方側の部位である前側膨張部27側に、上壁部25aと下壁部25bとを連結するように、左右方向に沿って帯状に配設される第2横テザー45が、配設されるとともに、後端60bを第2横テザー45に結合させ、前端60aを膨張完了時のカウルカバー部25の前部側の結合部28に結合させて、歩行者受止時のカウルカバー部25における前側膨張部27の前方側への突出を抑制する前側テザー60が、配設されている。
このエアバッグ20Bでは、カウルカバー部25の横テザー40の前部側の前側膨張部27においても、後端60b側を第2横テザー45に結合させた前側テザー60の前端60aが、結合されており、その前側膨張部27の前方への突出が、前側テザー60により抑制される。そのため、カウルカバー部25の前側膨張部27で歩行者を受け止めることとなっても、内圧を維持した状態で、厚さ寸法を抑制して、歩行者を受け止めることができて、底付きすること無く、十分な受止ストロークを確保して、歩行者を受け止めて保護することができる。
なお、この第2実施形態のエアバッグ20Bでは、第2横テザー45が、横テザー(第1横テザーともいえる)40と同形状として、上端45aを横テザー40の上端40aと一致する位置として、上壁部25aに結合され、下端45bも、横テザー40の下端40bと一致する位置として、下壁部25bに結合されているが、第2横テザー45の上端45aと下端45bとは、歩行者受止時の前側膨張部27の保護エリアを狭めず、かつ、前側膨張部27の受止ストロークを確保できる範囲内で、適宜、横テザー40の上端40a,40bから前方側にずれて、配設されてもよい。
さらに、前側テザー60は、前端60aを上壁部25aの前縁25af近傍の上方側に、結合させ、後端60bを、第2横テザー45の上下方向の中央付近に結合させている。
なお、第2横テザー45は、左右方向の幅寸法を横テザー40と同様とし、また、横テザー40と同様に、前後方向に貫通する複数の挿通孔41を配設させている。
そしてまた、前側テザーを配設する場合、図11~13に示す第3実施形態の歩行者用エアバッグ20Cのように構成してもよい。
このエアバッグ20Cでは、第2実施形態の横テザー40と第2横テザー45と略同様に、カウルカバー部25の上壁部25aと下壁部25bとに、上端40a,45aと下端40b,45bとを結合させて、横テザー(第1横テザーともいえる)40Cと横テザー40Cの前方側の第2横テザー45Cとを配設させている。
但し、このエアバッグ20Cの横テザー40Cと第2横テザー45Cでは、下端40b,45bは、下壁部25b側で一致する位置に結合させているものの、上端40a,45aは、前後に離れて、上壁部25aに結合されている。
さらに、第3実施形態のエアバッグ20Cでは、横テザー(第1横テザー)40Cと第2横テザー45Cとは、第2実施形態のような挿通孔41を備えておらず、左右の側縁40f,45f相互が結合されて、カウルカバー部25内の膨張用ガスが流入しないように構成されている。そして、横テザー(第1横テザー)40Cと第2横テザー45Cとの上端40a,45aの上壁部25aに結合される領域には、左右方向に並設された円形の開口22aが配設されている。
すなわち、前後の横テザー40C及び第2横テザー45Cと、開口22aを有した上壁部25aのエリア25acと、で囲まれた部位は、カウルカバー部25内の膨張用ガスが流入せずに、開口22aから大気を流入可能な大気室(空気室、空洞室)35を構成している。
このエアバッグ20Cでは、膨張完了時、第2実施形態と同様に、後側テザー55と前側テザー60とによって、カウルカバー部25の後側膨張部30側と前側膨張部27側とが、歩行者受止時に、後方側や前方側への突出が抑制されることから、内圧を確保して、厚さ寸法の低下を抑制でき、十分な受止ストロークにより、歩行者を受け止めることができる。
そしてさらに、横テザー40Cと第2横テザー45Cとが、後側テザー55と前側テザー60との引っ張りにより、相互に離隔し、開口22aから大気を流入させて、大気室35を形成する。そのため、前側膨張部27や後側膨張部30とで歩行者を受け止める際、前側膨張部27自体や後側膨張部30自体が、内圧を上昇させ過ぎるような場合、大気室35の容積分、カウルカバー部25全体の内圧上昇を抑制できることから、好適な内圧で、歩行者を受け止めることができることとなる。
4…フロントウインドシールド、4a…前端部、8…カウル、12…フードパネル、12a…後端部、20,20A,20B,20C…(歩行者用)エアバッグ、20b…(後部)後縁、21…外周壁、22,22B…上側パネル、23…下側パネル、25…カウルカバー部、25a…上壁部、25b…下壁部、27…前側膨張部、30…後側膨張部、40,40C…横テザー、40a…上端、40b…下端、40c…折目、45,45C…第2横テザー、45a…上端、45b…下端、55,55A…後側テザー、55a…前端、55b…後端、60…前側テザー、60a…前端、60b…後端、M…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (5)

  1. 膨張完了時に、フードパネルの後端部からフロントウインドシールドの前端部付近の上面側のカウルの上方側を覆うカウルカバー部、を備えて構成される歩行者用エアバッグであって、
    前記カウルカバー部内に、
    膨張完了時の上壁部と下壁部とを連結するように、左右方向に沿って帯状に配設される横テザーが、配設されるとともに、
    該横テザーに、前端を結合させ、後端を、膨張完了時の前記カウルカバー部の後部側に結合させて、前記カウルカバー部における後部側の後方側への突出を抑制する後側テザーが、配設されていることを特徴とする歩行者用エアバッグ。
  2. 前記後側テザーが、後端を、前記カウルカバー部における前記上壁部側に結合させて、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ。
  3. 前記後側テザーが、膨張完了時における歩行者の進入方向に対して、略直交する方向に配設される状態を維持して、前端を、前記横テザーの上下端から離れた中間領域に、結合させて、配設されていることを特徴とする請求項2に記載の歩行者用エアバッグ。
  4. 膨張完了時の外周壁が、外形形状を略同形とした前記上壁部を含めた上側パネルと、前記下壁部を含めた下側パネルと、から構成され、
    折畳時の初期状態として、前記上側パネルと前記下側パネルとを、平らに展開させつつ重ねるとともに、折目を後方に突き出して、上端側を下端側に接近させるように、前記横テザーを二つ折りする状態とする構成として、
    折畳時の初期状態の前記後側テザーが、前端を、二つ折りされる前記横テザーの前記折目近傍に結合させ、後端を前記上側パネルに結合させた状態で、かつ、平らな状態となるように、前記後側テザーの前後方向の長さ寸法が、設定されていることを特徴とする請求項3に記載の歩行者用エアバッグ。
  5. 前記カウルカバー部内における前記横テザーの前方側の部位に、
    前記上壁部と前記下壁部とを連結するように、左右方向に沿って帯状に配設される第2横テザーが、配設されるとともに、
    後端を前記第2横テザーに結合させ、前端を膨張完了時の前記カウルカバー部の前部側に結合させて、前記カウルカバー部における前部側の前方側への突出を抑制する前側テザーが、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の歩行者用エアバッグ。
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