JP2006231995A - 車両用幌のシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単で且つ安価な構造によって、幌サイド部分における幌フレームと幌布との間の高水準のシール性を確保する。
【解決手段】 幌布9のサイド部22の周縁部分の内側に、幌3の展開方向前方側から後方側に向かって次第に幌幅方向内側へ変位するように傾斜させた状態でシールクロス27を張設し、展開姿勢においてシールクロス27をウェザストリップ41に当接させるように構成する。幌3の格納姿勢から展開姿勢側への動作時には、上記シールクロス27が楔作用を発揮しながらウェザストリップ41に当接しその当接部に高い面圧を発生させ高いシール性が確保される。一方、幌3の展開姿勢から格納姿勢側への動作時には、該動作の進行に伴ってシールクロス27とウェザストリップ41の間の面圧が次第に減少変化し、ウェザストリップ41から幌布9の周縁部分が容易に離間し、幌格納動作がスムーズに行なわれる。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、車両用幌のシール構造に関し、さらに詳しくは幌の側部における幌フレームと幌布との間のシール構造に関するものである。
車両用幌においては、幌が開閉蓋することから、幌フレームと幌布の間のシール性の確保が重要である。
この場合、幌の動作形態によってそのシール性の確保の方法も異なる。例えば、特許文献1に示されるものは、開閉蓋する幌を備えるものであるが、この幌は幌フレームに対して幌布が固定的に取付けられている構造であることから、幌フレームに対して幌布の縁部を固定し、該縁部を上記幌フレームに設けたウェザストリップに当接させることでシール性を確保したものであり、比較的簡単な構造で容易に所要のシール性を確保できるので、さほど問題はない。
一方、特許文献2に示されるものは、折曲状態で展開・格納される幌フレームとこれに取り付けられる幌布からなる幌を備えたものであるが、上記幌フレームの折曲構造に起因して、該幌フレームに上記幌布の全周縁を固定することができない構造であって、該幌布の前端部分を幌フレームに固定し、また後端縁部分はこれを車体開口縁に固定するものの、その中間部分、即ち、ドア開口に沿った部分は上記幌フレームに対して非固定とされている。
従って、この幌の非固定部分は、幌の格納姿勢から展開姿勢への動作時には動作の進行とともに幌フレーム側へ接近してこれに当接され、また幌の展開姿勢から格納姿勢への動作時には、動作の進行とともに幌フレームから離間される。このため、展開姿勢における幌の周縁部分と幌フレームとの間のシール性の確保が容易ではない。
このため、この種の幌においては、シール性確保のための構造が種々提案されており、この特許文献2に示されるものにおいては、幌の幌展開動作時に、幌布の周縁に沿って取り付けた引込みワイヤを、幌フレームの展開変位力によって引張し、幌周縁部分を幌フレーム側に強制的に引き寄せるとともに、この引き寄せられる幌周縁部分を上記幌フレーム側に形成した受け溝に引き込み、該受け溝に設けたウェザストリップに当接させることで、上記幌フレームと幌布の周縁部分との間のシール性を確保するようにしている。
このようなシール構造は、幌フレームに幌布の周縁部分が固定されていない幌構造をもつものに多用されている。
また、特許文献3には、幌フレームと幌の周縁部とのシール性に関するものではないが、車体ルーフに設けた開口に取り付けられて該開口を開閉する可動ルーフにおける該可動ルーフと開口縁との間のシール構造として、該開口の周縁に設けたウェザストリップに対して上記可動ルーフを外側から押し当ててこれら両者間のシール性を確保する技術が示されている。
実開平5−26567号公報 特開平8−207595号公報。
実開平2−19627号公報。
ところが、特許文献2に示されるように、幌布の周縁部分を幌フレーム側に設けた受け溝に進入させて該受け溝内でウェザストリップに当接させてシール性を確保する構成の場合には、幌展開状態におけるシール性は確保されるものの、幌の展開姿勢から格納姿勢側への動作時には、幌の周縁部分と上記受け溝の間の摩擦抵抗によって、幌の周縁部分が受け溝から離脱しにくくなり、幌の作動性を阻害するおそれある。
このような問題の解決手法の一つとして、例えば、特許文献3に示されるように、ウェザストリップに対して外側から幌布の周縁部を押し当ててシール性を確保する手法が考えられるが、係る構成は、相互に当接される二つの部材が高い剛性をもつ場合には有効であるものの、上述のように、剛性の高い幌フレームと極めて剛性の低い幌布周縁部分との間においては有効に機能しないことから、係る場合のシール構造としては採用できないものである。
そこで本願発明では、簡単で且つ安価な構造によって、幌サイド部分における幌フレームと幌布との間の高水準のシール性を確保し得るようにした車両用幌のシール構造を提案することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、展開・格納自在な幌フレーム10と該幌フレーム10の外側を覆う幌布9で構成され、車室開口部2を覆う展開姿勢とこれを開放する格納姿勢の間で姿勢変更自在とされた幌3を備え、展開姿勢においては、車体1側のドアガラス用開口20の周縁に沿ってその上縁側から後縁側に回り込んで配置される上記幌フレーム10のサイドフレーム12に取付けたウェザストリップ41に、上記幌布9のサイド部22の周縁部分を当接させることでこれら両者間をシールするようにした車両用幌のシール構造において、上記幌布9のサイド部22の周縁部分の内側に、上記幌3の展開方向前方側から後方側に向かって次第に幌幅方向内側へ変位するように傾斜させた状態でシールクロス27を張設し、展開姿勢において上記シールクロス27を上記ウェザストリップ41に当接させるように構成したことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る車両用幌のシール構造において、上記幌布9のサイド部22の周縁部分の内側に、凹面形体をもつ補強板26を取付けるとともに、上記シールクロス27を上記補強板26の凹面部分を跨ぐようにして張設したことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第2の発明に係る車両用幌のシール構造において、上記補強板26に、該補強板26がその凹面側へ撓曲するのを抑制する撓曲抑制部材28を設けたことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る車両用幌のシール構造によれば、上記幌布9のサイド部22の周縁部分の内側に、上記幌3の展開方向前方側から後方側に向かって次第に幌幅方向内側へ変位するように傾斜させた状態でシールクロス27を張設し、展開姿勢において上記シールクロス27を上記ウェザストリップ41に当接させるように構成しているので、上記幌3の格納姿勢から展開姿勢側への動作時には、上記シールクロス27が上記ウェザストリップ41に当接するとともに、該シールクロス27が楔作用を発揮し、上記動作の進行に伴って当接度合いが増大変化し、該シールクロス27と上記ウェザストリップ41の当接部に高い面圧が発生し、これによって上記シールクロス27と上記ウェザストリップ41の間において高いシール性が確保される。
一方、上記幌3の展開姿勢から格納姿勢側への動作時には、上記シールクロス27の傾斜によって、該動作の進行に伴って上記シールクロス27と上記ウェザストリップ41の間の面圧が次第に減少変化し、該ウェザストリップ41から上記幌布9のサイド部22の周縁部分が容易に離間し、幌格納動作がスムーズに行なわれる。
このように、この発明の車両用幌のシール構造によれば、展開姿勢での高水準のシール性の確保と、幌格納動作の円滑性の確保とが同時に実現されるものであり、延いては車両用幌の商品価値の格段の向上が期待できるものである。
(b)本願の第2の発明に係る車両用幌のシール構造によれば、上記幌布9のサイド部22の周縁部分の内側に、凹面形体をもつ補強板26を取付けるとともに、上記シールクロス27を上記補強板26の凹面部分を跨ぐようにして張設しているので、上記シールクロス27が上記ウェザストリップ41に当接して該シールクロス27が撓んだとき、上記補強板26の弾性復元力が上記シールクロス27に対してこれを展張させる方向の張力として作用し、該シールクロス27が撓んだ状態においても該シールクロス27と上記ウェザストリップ41の間の高い面圧が確保され、これら両者間のシール性の向上という上記(a)に記載の効果がより一層促進される。
(c)本願の第3の発明に係る車両用幌のシール構造によれば、上記補強板26に、該補強板26がその凹面側へ撓曲するのを抑制する撓曲抑制部材28を設けているので、上記撓曲抑制部材28によって、上記シールクロス27が上記ウェザストリップ41に当接した際における上記補強板26の過度の撓み(即ち、上記シールクロス27の張力の低下)が抑制され、該補強板26を備えたことによる上記(b)の効果がより一層確実ならしめられる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2には、車体1の車室開口部2に展開・格納自在の幌3が装着された幌付き車両を示している。この車両においては、上記幌3を展開姿勢に設定することで、図1に示すように、上記車室開口部2が上記幌3によって覆われたクローズ状態とされる。また、上記幌3を格納姿勢に設定することで、図2に示すように、上記幌3が上記車室開口部2の上方から取り除かれて該車室開口部2が開放されたオープン状態とされるものである。尚、オープン状態においては、上記幌3は車室後部に格納される。
上記幌3は、幌フレーム10と該幌フレーム10の外側に取付けられる幌布9を備えて構成される。
上記幌フレーム10は、その前端に横設されて上記車体1側のフロントウインドガラス4の上端に設けられたフロントヘッダー5に着脱自在に固定されるトップフレーム11と、該トップフレーム11の左右両側に固定されて上記車体1のドアガラス用開口20の周縁に沿うように湾曲して延びる左右一対のサイドフレーム12と、該サイドフレーム12を構成するフロントフレーム13とリヤフレーム14の折曲動作をコントロールするコントロールリンク18(図3参照)と、上記左右のサイドフレーム12,12間に跨って配置された三本の幌骨15〜17を備えている。
また、上記サイドフレーム12を構成する上記フロントフレーム13とリヤフレーム14のうち、上記フロントフレーム13は上記トップフレーム11寄りに位置して上記ドアガラス用開口20の上縁前部に対応するもので、略直状の形体を有している。これに対して、上記リヤフレーム14は、上記フロントフレーム13の後端に相対回動自在に連結されて、上記ドアガラス用開口20の上縁後部から上下方向に延びる後縁に対応するもので、略直交状に湾曲する形体を有している。
そして、上記サイドフレーム12のフロントフレーム13及びリヤフレーム14は、図4に示すように、略コ型の折曲形成された曲げレール材31と該曲げレール材31の一端側に固定された扁平管材32とで構成されるものであって、上記曲げレール材31の外側面には幌用ウェザストリップ41(特許請求の範囲中の「ウェザストリップ41」に該当する)とドアガラス6用ウェザストリップ42が取り付けられている。
上記幌布9は、上記幌フレーム10の外側にこれを覆うように取付けられるものであって、車室天井部分を構成するルーフ部21と、上記ドアガラス用開口20の後方寄りに位置して車室側面を構成する左右一対のサイド部22と、車室後部に位置して車室後面を構成するとともにその中央部分にリヤウインドガラス7が設けられたリヤ部23を備えている。
上記幌布9は、そのルーフ部21の前縁部分は上記トップフレーム11に、該ルーフ部21の前部寄りの両側縁はそれぞれ上記サイドフレーム12のフロントフレーム13に、また上記サイド部22とリヤ部23の下端部は上記車体1側に、それぞれ固定されている。これら以外の部位、即ち、上記ルーフ部21のうちの上記サイドフレーム12のリヤフレーム14に対応する部分及び上記サイド部22のうちの上記サイドフレーム12のリヤフレーム14に対応する部分は、上記サイドフレーム12及び車体1に対して非連結状態とされている。
従って、これらの非連結部分は、上記幌3の展開姿勢では、図1に示すように上記サイドフレーム12側に当接される一方、上記幌3の格納姿勢では該サイドフレーム12側から離間される。このため、特に、展開姿勢における上記サイドフレーム12と上記幌布9の周縁部との間に十分なシール性が確保されることが必要となる。
ところで、上記幌布9の上記サイドフレーム12に沿った周縁部分には、その全長に亘って引込みワイヤ30(図3及び図4参照)が配置されており、その一端は上記フロントフレーム13側に、その他端は上記リヤフレーム14の下端側に、それぞれ固定されている。そして、上記幌フレーム10の展開動作に伴って、上記引込みワイヤ30の両端間に張力が掛けられることで、上記幌布9の周縁部は上記フロントフレーム13及びリヤフレーム14側に引き付けられ、該フロントフレーム13及びリヤフレーム14に設けた幌用ウェザストリップ41に当接される。
ところが、この引込みワイヤ30による引き付け作用は、上記リヤフレーム14のコーナ部の近傍では引き付け力がコーナ部分の内側に向けて作用することから極めて有効に働くものの、上記幌布9のサイド部22の周縁部分では、上記引き付け力が該周縁部の延出方向に作用することから、その作用力は小さく、該周縁部分を上記幌用ウェザストリップ41に押し付ける作用も少ない。しかも、この周縁部分は上記リヤフレーム14に連結されていないフリー状態でその形状拘束作用が弱いことも、該周縁部分を上記幌用ウェザストリップ41に押し付ける作用が少ないことの一因になっている。
このような状況の下で、上記幌布9のサイド部22の後縁部分のシール性を確保するために、この実施形態においては、本願発明を適用して、以下のような特有の構造を採用している。以下、これを図3及び図4を参照して具体的に説明する。
図3は、上記幌布9のサイド部22の周縁部近傍を示している。また、図4は、上記周縁部の断面構造を示している。
先ず、上記サイド部22の周縁部分をカバーし得るような大きさをもつ補強板26の縁部と、該周縁部分に沿って延びる所定幅の帯状のシールクロス27の縁部とを、図4に示すように、上記サイド部22の縁部と共に重ね縫いしてこれを玉縁部24としている。従って、この玉縁部24が上記サイド部22の周縁を構成することになる。尚、この場合、上記玉縁部24の近傍に、該玉縁部24に沿うようにして上記引込みワイヤ30が縫い込まれている。
上記補強板26は、薄い樹脂板を略長矩形状にカットして構成されるものであって、その短辺方向(即ち、上記玉縁部24に対して略直交する方向)の二位置で表裏両側へそれぞれ適度に折曲させている。この場合、上記玉縁部24に近い側の折曲点26aでは、その凹面側(即ち、谷側)が車室内側に指向し、遠い側の折曲点26bではその凸面側(即ち、山側)が車室内側に指向するように、上記補強板26における折曲方向が設定されている。
また、上記補強板26は、その下端部が、図3に示すように、板ばね34を介して上記第3幌骨17に連結されており、これによって、該補強板26の上記第3幌骨17に対する幌内外方向の相対位置が設定されている。そして、この場合、上記補強板26は、上記玉縁部24側の固定点26dから先端26cに向かうに伴って、次第に幌内側へ変位するように傾斜配置されている。尚、図4の矢印F−Rは上記幌3の展開・格納時の移動方向を示したものであるが、上記補強板26はこの矢印F−R方向に対して傾斜している。
上記シールクロス27は、図4に示すように、上記補強板26の車室内側寄りの面、即ち、側補強板26の凹面側に配置され、その一端は上記補強板26の一端26dと共に上記玉縁部24において固定され、その他端は上記補強板26の一方の折曲点26aを跨いで他方側の折曲点26bに縫合固定されている。この場合、上記シールクロス27は、上記補強板26への取り付け状態において、該補強板26の弾性復元力によって所定の張力が掛けられて、平面状に張設されている。さらに、このシールクロス27の張設状態においては、上記幌3が展開姿勢に設定されたとき(図4の状態)において、該シールクロス27が上記リヤフレーム14側の上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aと適度に重合するようになっている。
さらに、上記補強板26の上記他方側の折曲点26aの近傍とその先端部26cの間にはバンド28が張設状態で取付けられている。
このように構成したことで、以下に述べるように、上記幌3が展開姿勢に設定された状態における上記幌布9のサイド部22の周縁部と上記リヤフレーム14との間に高水準のシール性が確保されるとともに、上記幌3の展開姿勢からの格納動作の容易さが実現されるものである。
即ち、上記幌3の格納姿勢から展開姿勢側への動作時には、上記幌フレーム10の展開動作に伴って、上記幌布9のサイド部22が図4の矢印F方向に向かって移動し、その玉縁部24が上記幌用ウェザストリップ41の一端寄りに位置するリップ部分41bに当接した状態で停止される。一方、上記幌布9側の上記シールクロス27は、上記移動方向(矢印F―R方向)に対して傾斜しており、且つこの傾斜状態で上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aに当接するが、この場合、傾斜した上記シールクロス27の楔作用によって、該シールクロス27は上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aに対する押し付け力を次第に増加させながら矢印F方向へ移動することとなり、図4に示す停止状態では、該シールクロス27と上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aとの間の面圧が大きくなり、これら両者間に高水準のシール性が確保される。
また、上記シールクロス27は上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aへの当接によって撓曲変形するが、この場合、このシールクロス27の撓曲変形に追従して上記補強板26も撓曲変形しその弾性復元力によって上記シールクロス27に張力を付与する。この結果、上記シールクロス27が撓曲変形してもその張力、延いては上記幌用ウェザストリップ41との間の面圧は確保され、高水準のシール性が維持されることになる。
さらに、上記補強板26に上記バンド28が設けられているので、上記シールクロス27への上記幌用ウェザストリップ41の当接に伴って上記補強板26がその一方の折曲点26aから上記シールクロス27側へ過度に撓んで該シールクロス27の張力の低下を招くのが抑制される。その結果、上記シールクロス27と上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aとの間の面圧が適正に保持され、高水準のシール性が維持されることになる。
このように、上記シールクロス27を設けたことに加えて、上記補強板26及びバンド28を設けることで、上記シールクロス27と上記幌用ウェザストリップ41の中空部41aとの間のシール性が格段に向上するものである。
一方、上記幌3の展開姿勢から格納姿勢側への動作時には、上記シールクロス27の傾斜によって、該動作の進行に伴って上記シールクロス27と上記ウェザストリップ41の中空部41aの間の面圧が次第に減少変化し、該ウェザストリップ41から上記シールクロス27が容易に離間し、幌格納動作がスムーズに行なわれることになる。
本願発明の実施の形態に係るシール構造が適用された幌付き車両のオープン状態を示す斜視図である。 上記車両のクローズ状態を示す斜視図である。 図1のIII部分の拡大図である。 図3のIV−IV断面図である。
符号の説明
1 ・・車体
2 ・・車室開口部
3 ・・幌
4 ・・フロントウインドガラス
5 ・・フロントヘッダー
6 ・・ドアガラス
7 ・・リヤウインドガラス
9 ・・幌布
10 ・・幌フレーム
11 ・・トップフレーム
12 ・・サイドフレーム
13 ・・フロントフレーム
14 ・・リヤフレーム
15 ・・第1幌骨
16 ・・第2幌骨
17 ・・第3幌骨
18 ・・コントロールリンク
20 ・・ドアガラス用開口
21 ・・ルーフ部
22 ・・サイド部
23 ・・リヤ部
24 ・・玉縁部
26 ・・補強板
27 ・・シールクロス
28 ・・バンド(撓曲抑制部材)
30 ・・引込みワイヤ
31 ・・曲げレール材
32 ・・扁平管材
41 ・・幌用ウェザストリップ
42 ・・ウインドガラス用ウェザストリップ

Claims (3)

  1. 展開・格納自在な幌フレーム(10)と該幌フレーム(10)の外側を覆う幌布(9)で構成され、車室開口部(2)を覆う展開姿勢とこれを開放する格納姿勢の間で姿勢変更自在とされた幌(3)を備え、展開姿勢においては、車体(1)側のドアガラス用開口(20)の周縁に沿ってその上縁側から後縁側に回り込んで配置される上記幌フレーム(10)のサイドフレーム(12)に取付けたウェザストリップ(41)に、上記幌布(9)のサイド部(22)の周縁部分を当接させることでこれら両者間をシールするようにした車両用幌のシール構造であって、
    上記幌布(9)のサイド部(22)の周縁部分の内側に、上記幌(3)の展開方向前方側から後方側に向かって次第に幌幅方向内側へ変位するように傾斜させた状態でシールクロス(27)が張設され、展開姿勢においては上記シールクロス(27)が上記ウェザストリップ(41)に当接されるように構成したことを特徴とする車両用幌のシール構造。
  2. 請求項1において、
    上記幌布(9)のサイド部(22)の周縁部分の内側に、凹面形体をもつ補強板(26)が取付けられるとともに、上記シールクロス(27)が上記補強板(26)の凹面部分を跨ぐようにして張設されていることを特徴とする車両用幌のシール構造。
  3. 請求項2において、
    上記補強板(26)に、該補強板(26)がその凹面側へ撓曲するのを抑制する撓曲抑制部材(28)が設けられていることを特徴とする車両用幌のシール構造。
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