JP2006231580A - 画像形成装置、プリンタドライバ及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置、プリンタドライバ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 インクカートリッジの記録液がなくなると印刷が中止されて、印刷物の品質よりも印刷物の出力が要求される場合に対応することができない。
【解決手段】 主制御部301はインクカートリッジ10について記録液残量なしが検出されると、内部で色補正用演算を行い、色変換テーブルを用いて、記録液残量なしとなった記録液を使用する再現色について、対比する濃度の同等な色の値に置き換える色変換処理を行って、記録液残量なしとなった記録液を使用する再現色の近似色に再現色を変更する色変換処理を実行して、印刷を続行させる。
【選択図】 図11

Description

本発明は画像形成装置、プリンタドライバ及び情報処理装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置として、記録ヘッドから被記録媒体(以下、用紙というが材質を紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、また、記録媒体、記録紙などとも称されるものを含む。)に、記録液であるインクを吐出して記録(印字、印写、印刷、画像形成なども同義で使用する。)を行うインクジェット記録装置が知られている。
このような画像形成装置において、1つの色のインクではなく、複数の色のインクを用いて再現色を再現しようとするものとして、例えば、特許文献1に記載されているように、複数種類のインクを被印刷物に記録可能なヘッドを備え、複数種類のインクのうちの二つを、所定の色相を有する有彩色インクと、該有彩色インクに対して所定の割合で混在することにより黒色を表現可能な色相のインクとし、ヘッドにより黒色を記録しようとする際には、二つのインクを所定の割合で被印刷物上に記録する黒色記録手段を備えたものがある。
特開2000−71483号公報
また、インクを収容するインクカートリッジの残量検知に関しては、例えば、特許文献2に記載されているように、インクカートリッジにはインクカートリッジに関する情報データ、例えば、インクカートリッジにおける識別番号並びに種別等の固有情報及びインクカートリッジに収容されたインクに関するインク残量、ヘッド駆動条件、ヘッドクリーニング条件もしくはインクカートリッジの使用回数等の可変情報とで構成された情報データを記録させた情報カードを装着可能としたものがある。
特開2000−6440号公報
さらに、インク残量の検出に関しては、特許文献3に記載されているように、インクの初期量を記憶しておく初期量記憶手段と、単位吐出値当たりのインク消費量を記憶しておく単位消費量記憶手段と、印刷データから吐出値を求め、上記吐出値および上記単位吐出値当たりのインク消費量から累積インク消費量を求め、上記初期量と累積インク消費量からインク残量を求める残量算出手段とを備えたものがある。
特開平11−348317号公報
上述したように従来の画像形成装置にあっては、インク残量がエンド或いはニアーエンド(いずれも「インクなし」状態とする。)になったときには、印刷を自動的に中止し、記録ヘッドの破損を防止している。
そのため、印刷中であってもインクカートリッジが交換されるまでは印刷を再開することができず、実際上忠実な色再現がされることを要求せず、早急な印刷出力を要求するだけの場合であっても、印刷を続行することができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、応急処理的な印刷出力を可能にした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決して目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、各色の記録液を収容する複数の記録液収容手段の記録液残量がないことを検出したときに、記録液残量なしが検出された記録液を用いる再現色を他の近似色に変更して印刷を継続させる手段を備えている構成としたものである。
ここで、黒の記録液残量なしが検出されたとき、ピュアブラックの再現色をプロセスブラックの再現色に変更して印刷を継続させることが好ましい。また、記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを、その度に指示する手段を備えていることが好ましい。さらに、記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを予め指定する手段を備えていることが好ましい。
本発明に係るプリンタドライバは、本発明に係る画像形成装置に対して印刷データを送出するためのプリンタドライバであって、記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを、その度に指示するための処理、または、記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを予め指定するための処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明に係る情報処理装置は、本発明に係るプリンタドライバを備えているものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、記録液残量なしが検出された記録液を使用する再現色を近似色に変更して印刷を継続する手段を備えているので、記録液がなくなった場合でも記録液収容手段を交換することなく印刷を継続することができ、再現色の忠実性よりも実際の印刷出力が要求される場合に応急的に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
このインクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、前面から装置本体1の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる記録液(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の記録液収容手段としての記録液カートリッジであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。また、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yは縦置き状態で横方向に並べて装填する構成としている。
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの残量がニアーエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部11k、11c、11m、11yを配置している。さらに、この操作/表示部5には、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14も配置している。なお、この実施形態では、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14のいずれか複数の組合せによって、記録液なしのときに再現色を変更して印刷を継続する処理を行うか否かを指示する手段としている。
また、前カバー6の上側一端部には前カバー6の開閉を検知するためにカートリッジ装填部4の内部に設けられた図示しない開閉検知手段である検知センサによって検知される突起部(センサ片)16を設けている。
次に、このインクジェット記録装置の内部構成の概要及び機構部について図3ないし図6を参照して説明する。なお、図3は同内部構成の概要を示す側面模式的説明図、図4は同じく平面模式的説明図、図5は同機構部の全体構成を説明する側面概略構成図、図6は同機構部の要部平面説明図である。
図5及び図6を参照して、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ201(図3)によってタイミングベルト202を介して図5で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続している。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられ、また、インク供給チューブ36は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。このガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも記録ヘッド35側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト51は、副走査モータ205(図4参照)によって駆動ベルト204を介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図5のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図6に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナ85で除去されたインク、空吐出受け94に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図6に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
さらに、図3及び図4に示すように、装置本体1の内部後方側にはホストとの間でデータを送受するためのUSBなどの通信回路部(インタフェース)101が設けられるとともに、この画像形成装置全体の制御を司る制御部を構成する制御回路基板102が設けられている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、インクカートリッジ10の一例について図6を参照して説明する。このインクカートリッジ10は、インクを充填したインク袋111と、このインク袋111を着脱可能に装着する筐体112を備えている。この筐体112は、少なくとも2分割可能な第1筐体112Aと第2筐体112Bとを備え、これらによってインク袋111の側面を保護する保護カバーとなる筐体部分を構成している。すなわち、筐体112はインク供給方向(インク排出方向)に平行な面でインク袋111を収納する第1筐体112Aと第2筐体112Bとに分割している。
そして、インク袋111には装置本体1のカートリッジ装填部4に装填されたときに、カートリッジ装填部4の奥側に設けられて供給針と連結されるインク排出口部114が設けられている。
また、筐体112のインク供給口部114側の面(背面)にはこのインクカートリッジ10に関する情報、例えば、インク色、インク種、使用期限、ID番号などに関する固有の情報を記憶した記憶手段である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)115が設けられ、カートリッジ装填部4に装填されたときに、カートリッジ装填部4の奥側に設けられた装置本体1側の電極と電気的に接続されて、不揮発性メモリ115に記憶されている情報が装置本体1側の制御部に取り込まれる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図8を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部300は、この画像形成装置全体の制御を司る、本発明に係る再現色変更処理による印刷継続を制御する手段などを兼ねたマイクロコンピュータで構成した主制御部301及び印刷制御を司るマイクロコンピュータで構成した印刷制御部302とを備えている。
そして、主制御部301は、本発明に係るプリンタドライバ401を搭載したパーソナルコンピュータ等の本発明に係る情報処理装置であるホスト400から通信回路101から入力される印刷データ等の情報に基づいて、用紙42に画像を形成するために、前述したように、主走査モータ201や副走査モータ205を主走査モータ駆動回路303及び副走査モータ304を介して駆動制御するとともに、印刷制御部302に対して印刷用データを送出するなどの制御を行なう。
また、主制御部301には、キャリッジ33の位置を検出するキャリッジ位置検出回路305からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいてキャリッジ33の移動位置及び移動速度を制御する。キャリッジ位置検出回路305は、例えばキャリッジ33の走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数を、キャリッジ33に搭載されたフォトセンサで読み取って計数することで、キャリッジ33の位置を検出する。主走査モータ駆動回路303は、主制御部301から入力されるキャリッジ移動量に応じて主走査モータ201を回転駆動させて、キャリッジ33を所定の位置に所定の速度で移動させる。
また、主制御部301には搬送ベルト51の移動量を検出する搬送量検出回路306からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいて搬送ベルト51の移動量及び移動速度を制御する。搬送量検出回路306は、例えば搬送ローラ52の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数を、フォトセンサで読み取って計数することで搬送量を検出する。副走査モータ駆動回路304は、主制御部301から入力される搬送量に応じて副走査モータ205を回転駆動させて、搬送ローラ52を回転駆動して搬送ベルト51を所定の位置に所定の速度で移動させる。
主制御部301は、給紙コロ駆動回路307に給紙コロ駆動指令を与えることによって給紙コロ43を一回転させる。主制御部301は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路308を介してモータ191を回転駆動することにより、キャップ182(キャップ82)の昇降、ワイパーブレード183(ワイパーブレード83)の昇降を行なわせる。
主制御部301は、インク供給モータ駆動回路311を介して供給ユニット24のポンプを駆動するためのインク供給モータを駆動制御し、カートリッジ装填部4に装填されたインクカートリッジ10からサブタンク35に対してインクを補充供給する。
主制御部301には、サブタンク35が満タン状態にあることを検知するサブタンク満タンセンサ312からの検知信号、カートリッジ装填部4の前カバー6の開閉を検知するカートリッジカバーセンサ312からの検知信号などが入力される。
また、主制御部301は、カートリッジ通信回路314を通じて、カートリッジ装填部4に装着された各インクカートリッジ10に設けられる記憶手段である不揮発性メモリ115k、115c、115m、115y(区別しない場合は「不揮発性メモリ115」という。)に記憶されている情報を取り込んで、所要の処理を行なって、本体記憶手段である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)315に格納保持する。
ここで、インクカートリッジ10の残量検出は、インクカートリッジ10の不揮発性メモリ115に記憶しているその時の残量情報を読み出して本体側の不揮発性メモリ315に一時格納保存するとともに、記録ヘッド34からの吐出滴数をカウントして、このカウント値に基づいて使用インク量を算出し、インク残量と使用インク量に基づいて得られる新たなインク残量を、印刷毎、インクカートリッジ10からサブタンク35に対するインク補給毎にインクカートリッジ10の不揮発性メモリ115に書き込む。そして、インクカートリッジ10の不揮発性メモリ115に格納されるインク残量を読み出してインクなし(インクエンド又はインクニアーエンド。以下「記録液残量なし」という。)を検出する。
印刷制御部302は、主制御部301からの信号とキャリッジ位置検出回路305及び搬送量検出回路306などからのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、記録ヘッド34(記録ヘッド134)の液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成して、ヘッド駆動回路310に与える。
ヘッド駆動回路310は、印刷制御部302からの印刷データに基づいて記録ヘッド34(記録ヘッド134)の圧力発生手段(ピエゾ型ヘッドであれば圧電素子)を駆動して、所要のノズルから液滴を吐出させる。
次に、このように構成した画像形成装置における記録液残量なしになったときの処理(以下「色変換印刷続行処理」という。)について図8を参照して説明する。
まず、主制御部301は、インクカートリッジ10について記録液残量なしが検出されると、内部で色補正用演算を行い、色変換テーブルを用いて、記録液残量なしとなった記録液を使用する再現色について、対比する濃度の同等な色の値に置き換える色変換処理を行って、記録液残量なしとなった記録液を使用する再現色の近似色に再現色を変更する色変換処理を実行する。
例えば、図9に示すように、0〜255値の濃度の値及び色味の値で再現する場合、記録液残量なしになった色がシアンで(C)であるとすると、再現する色(元の色)がシアン(C)の「100」であったときに、シアン(C)の「100」と色味が同じマゼンタ(M)の「100」に変換する。なお、このときの色空間はK,Y,M,Cを使用しているが、Lab色空間等でもよい。
そして、色変換後の色を再現できるだけの記録液があるか否かを変換後に使用する色を再現するために使用するインクカートリッジ10の記録液残量を検出して判別し、当該変換後に使用する記録液残量があれば、色変換が終了するまで上記の色変化処理を継続する。そして、色変換後の色で印刷を継続させる。
また、色変換を行わない場合、あるいは、変換後できるだけの記録液がない場合には、印刷を中止し、記録液残量なしを表示する。
このように、記録液収容手段の記録液残量がないことを検出したときに、記録液残量なしが検出された記録液を用いる再現色を他の近似色に変更して印刷を継続させる手段を備えることにより、印刷の途中で印刷が中止ないし停止することなく、印刷を継続することができるので、品質よりも実際の印刷出力を早く得たい場合に対応することができるようになる。
つまり、あくまでもユーザーの本当に所望する再現色ではないが、早急に印刷物を出力したいとき、色の再現より出力結果を所望するときにユーザーの判断で、近似色でもかまわないと判断した場合、ユーザーが了承して印刷を続行することができるようになる。これによって、記録液切れによる記録液収容手段の交換作業を実施しないでも応急措置的な対応がとれ、後に不足分の記録液収容手段の交換を行えば足りるようになる。
この場合、色変換する色は元の色に対して色味が同等の色とすることによって、比較的見やすい色で印刷を継続することができる。
また、黒色について記録液残量なしになった場合、黒色は黒色の記録液を使用するピュアブラックからY、M、Cの記録液を混ぜたプロセスブラック(コンポジットブラック)に変換することで、黒に近い色で印刷を継続することができるようになり、見た目にも大きな変化がなく、好ましい。
このピュアブラックからプロセスブラックへの色変換テーブルの一例を図10に示している。ここでは、再現したい黒の値が「200」であるときに黒インクが残量なしになったことで、代替色として値が「80」にC、M、Yの各インクを使用してブラックを印刷するようにしている。
次に、色変換印刷続行処理の他の例について図11を参照して説明する。この例では、記録液残量なしになったときに、予め色変換を自動的に行うことが指定(設定)されている(自動設定)か否かを判別し、自動設定であれば、上述した図10と同様にして色変換を行って近似色で印刷を続行する。自動設定なければ、記録液残量なしになる度に印刷を続行するか否かを指定する手動設定か否かを判別して、この判別処理で色変換を行うことが指定されたとき(手動設定のとき)には、上述した図10と同様にして色変換を行って近似色で印刷を続行し、手動設定でもなければ、色変換を行わないものとして、印刷を中止し、記録液残量なし(0)を表示する。
この手動設定の判別処理では、図12に示すように、例えばホスト400のプリンタドライバ201を通じてホスト400の表示装置に(あるいは、画像形成装置本体の表示/操作部5に表示器を設けて)、図13に示すような、手動設定(手動指定)画面を表示さて(デフォルトは「しない」)、指定された情報を取り込み、指定に応じて前述したように色変換処理に移行するか、印刷中止処理に移行する。
このように、自動的に色変換処理を行って印刷を続行できるようにすることで、ユーザーが画像形成装置の近くにいない場合でも印刷を中断することがなくなり、また、自動設定にするか、手動で設定するかを指定できるようにしておくことで、ユーザーが許容する限度で色変換処理を行って印刷を継続することができる。
次に、このような色変換印刷続行処理を画像形成装置に行わせるか否かをホスト400側のプリンタドライバ401で設定する処理について図14を参照して説明する。
プリンタドライバ401は、例えば図15に示すような色変換設定印刷プロパティをホスト400の表示装置に表示させ(デフォルトは「自動設定」)、指定情報を取り込む指定情報取り込み処理を行って、取り込んだ指定情報を印刷データの転送に先立って画像形成装置に転送する。
この場合、画像形成装置側ではプリンタドライバ401から送られてきた色変換印刷続行処理に関する指定情報を格納しておき、その指定情報に従って前述した色変換印刷続行処理を実行する。
なお、上記実施形態においては、K,C,Y,Mのインクを用いる例で説明したが、これらに加えて、ダークシアン、ダークマゼンタ、ライトシアン、ライトマゼンタ、レッド、ブルー、グリーンなど、他の色のインクを用いる場合にも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の前方側から見た斜視説明図である。 同装置の内部構成の概要を示す側面模式的説明図である。 同じく平面模式的説明図である。 同じく機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同装置のインクカートリッジの一例を示す斜視説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同制御部が実行する色変換印刷続行処理の一例を示すフロー図である。 色変換の一例の説明に供する説明図である。 色変換の他の例の説明に供する説明図である。 同制御部が実行する色変換印刷続行処理の他の示すフロー図である。 手動設定の説明に供するフロー図である。 同じく表示画面の一例を示すフロー図である。 プリンタドライバによる色変換印刷設定処理の一例を示すフロー図である。 図14の説明に供する印刷プロパティの一例を示すフロー図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
4…カートリッジ装填部
5…操作/表示部
10k、10c、10m、10y…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34、134…記録ヘッド
35…サブタンク
36…インク供給チューブ
51…搬送ベルト
111…インク袋
112…筺体
114…インク排出口
115、115k、115c、115m、115y…不揮発性メモリ
301…主制御部

Claims (7)

  1. 各色の記録液を収容する複数の記録液収容手段を備えた画像形成装置において、前記記録液収容手段の記録液残量がないことを検出したときに、記録液残量なしが検出された記録液を用いる再現色を他の近似色に変更して印刷を継続させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、黒の記録液残量なしが検出されたとき、ピュアブラックの再現色をプロセスブラックの再現色に変更して印刷を継続させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを、その度に指示する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを予め指定する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は2に記載の画像形成装置に対して印刷データを送出するためのプリンタドライバであって、前記記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを、その度に指示するための処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプリンタドライバ。
  6. 請求項1又は2に記載の画像形成装置に対して印刷データを送出するためのプリンタドライバであって、前記記録液残量なしが検出されたときに再現色を変更して印刷を継続するか否かを予め指定するための処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプリンタドライバ。
  7. 印刷データを作成して画像形成装置に送出することが可能な情報処理装置において、請求項6又は7に記載のプリンタドライバを備えていることを特徴とする情報処理装置。
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