JP2004202933A - 残量検出による印刷制御 - Google Patents
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Abstract
【課題】色材や、紙などの消耗品の残量検出を行い、消耗品・印刷時間を効率良く用いた印刷を行う。
【解決手段】残量検出部でインクまたはカートリッジなどの色材と、印刷長可変な紙の残量を検出し、残量が十分にあるときは通常の印刷を行い、残量がある閾値を超えた場合、画像分析を行うモードに入る。画像分析モードでは画像データをハードディスクに保存しながら分析部で画像データの色材使用量の分析を行う。CPUの残量データにもとづき、印刷可能であるか判断し、印刷可能の場合、ハードディスクに保存された画像データを印刷し、印刷不可能の場合、画像処理方法を変更して印刷が可能であるか判断する。不可と判断した場合、ハードディスクにその画像データを保存したまま、その画像データが印刷できない旨を上位装置に通知する。そして次の画像データの分析に移り、その画像データが印刷可能ならば印刷を優先して行う。
【選択図】 図1
【解決手段】残量検出部でインクまたはカートリッジなどの色材と、印刷長可変な紙の残量を検出し、残量が十分にあるときは通常の印刷を行い、残量がある閾値を超えた場合、画像分析を行うモードに入る。画像分析モードでは画像データをハードディスクに保存しながら分析部で画像データの色材使用量の分析を行う。CPUの残量データにもとづき、印刷可能であるか判断し、印刷可能の場合、ハードディスクに保存された画像データを印刷し、印刷不可能の場合、画像処理方法を変更して印刷が可能であるか判断する。不可と判断した場合、ハードディスクにその画像データを保存したまま、その画像データが印刷できない旨を上位装置に通知する。そして次の画像データの分析に移り、その画像データが印刷可能ならば印刷を優先して行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー印刷において消耗品の残量を検出して消耗品を効率良く使用するように印刷制御を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、プリンタは文字を印刷するだけにとどまらず、高精細な画像の印刷の需要が大きく伸びている。そのため高性能のプリンタが開発され、同時に高精細な画像の印刷が出来るようにフォト用インクや光沢紙を用いて従来の写真に匹敵する画像を得ることができるようになった。今後もデジカメの普及に伴い家庭用、業務用問わず、ますます需要が増えると考えられる。
【0003】
そのような高精細の画像を得るために特殊な色材や光沢紙など使用するが、その消耗品は高価である。利用者からは、こうした高価な消耗品を効率的に使用することが求められている。
【0004】
従来、消耗品を有する画像形成装置は消耗品がなくなると、残量のなくなった色材が印刷されないまま不完全な印刷がされていた。それを防ぐため、消耗品の残量を検出して印刷制御をする画像形成装置が考えられ、残量がなくなったとき、印刷を停止する手段が考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の制御をもってしても消耗品を効率良く利用して印刷できているとは言えない。例えば、印刷の処理をしようとしている画像データが、ある色材が足りないために印刷できないとしても、その色材の残量で次に印刷をしようとしている画像データは印刷できる場合も考えられる。またロール紙などの印刷長可変な紙の場合も、印刷の処理をしようとしている画像データが大きく印刷できなかったとしても、その次に印刷をしようとしている画像データは印刷サイズが小さく、印刷が可能である場合も十分考えられる。その場合には消耗品を有効に利用されないという点も非効率であるが、消耗品が足りなくなったとき印刷を停止している時間が存在することも非効率的である。
【0006】
本発明は、カラー印刷をする画像形成装置において、前記従来技術の問題点を解決するものであり、消耗品と印刷の時間を有効に利用することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、以下のような機能を備える。
【0008】
この画像形成装置は、複数の色材を各々収納する複数の貯蔵部と、印刷長可変な紙と、を備える画像形成装置であり、印字動作に先立ち各色材と紙の残量検出を行い、また印刷処理をしようとしている画像データの分析を行い、それらの情報をもとに以下のように印刷を行う。
【0009】
印刷の制御方法として次のような手段を用いる。残量検出部で各色材・紙などの消耗品が任意に決められた閾値まできたら画像データの分析を行う分析印字モードに切り替える。
【0010】
分析印字モードで画像データが残存する色材・紙では印刷不可能と判断した場合、次の画像データの印刷処理を行う。印刷不可能と判断した画像データは、記憶装置がある場合その画像データを記憶装置に保存する。同様の処理を行い、現存する残量で印字できる画像データは印刷し、現存する残量で印字できない画像データは記憶装置に保存する。印刷色材の残量が更新された場合、記憶装置に保存された画像データの印刷の実行を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
(第1実施例)
記憶装置がある場合
図1は、残量検出を行い、印刷を制御する制御回路の構成図である。同図において、101は後述のプリンタ制御回路部に命令や画像データを送受信するホスト部である。102はプリンタを制御するプリンタ制御回路部である。103は印字を行うヘッドである。このヘッドは印刷可能な色材の数だけある。また、このヘッドには色材の残量を検出するためセンサー等の色材残量検出部104が設けられている。105は紙の残量を検出するための紙残量検出部である。
【0013】
プリンタ回路制御部102は、印字動作の制御全般を行うCPU106、ホスト部101とのデータの入出力を行うインターフェース部107、プリンタの制御を行うプログラムを格納しているROM108、データの読み書き可能なメモリであり、画像データ、色材・紙の残量に関するデータ、を保持するRAM109、印字動作や印字データをヘッド103に伝えるヘッド制御部110、ヘッド103に備えられた色材残量検出部104からの情報を入力する色材残量検出制御部111、紙残量検出部105からの情報を入力する紙残量検出制御部112、画像データや画像データの記録の保存を行う二次記憶装置113、画像処理を行う画像処理部114、からなる。ここで画像処理部は他に画像処理手段として代替する手段があれば、必ずしも必要なものではない。
【0014】
ここで、CPU106は、画像データから印刷に使用する各色材・紙の使用する量を分析する分析手段であり、色材残量検出手段と紙残量検出手段から得た色材・紙残量の情報と、分析手段から得た色材・紙使用量の情報とを比較する比較手段であるとともに、比較手段から得た情報により印刷可能か判断する判断手段である。またCPU106が画像処理部を代替する手段であれば、画像処理手段をも兼ねる。
【0015】
上記の色材残量検出部は下記のような手段がある。色材の収納部の重量をセンサーで測定し残量を検出する方法、収納部内の色材を光学センサーにより物理的に検出する方法、色材収納部内に設けられた電極を用いてインダクタンスの変化を電気的、磁気的に検出する方法、色材消費量を計測することにより残量を検出する方法、等を用いる。
【0016】
紙残量検出部は、紙の残量に応じる物理的な変化を検出するセンサーや、紙の使用量を計測することにより残量を検出する方法等を用いる。
【0017】
CPU106が実行する基本処理動作を説明する。図2は印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。本実施例では、色材・紙の使用量を残量が十分にあるときには通常印字モードで印字を行う。残量がある閾値より少なくなったら、分析印字モードに切り替わる。その処理手順について説明する。
【0018】
ホスト側のステップS211において、これから印字しようとする紙の使用量のデータをプリンタ側に送る。プリンタ側ではS201においてホスト側からの紙の使用量のデータを受信する。そしてS202において紙使用量と紙の残量を比較する。ここで印刷に使用する紙の分の残量がない場合S203に進む。S203ではホスト側に印刷ができない旨を通知する。通知が行われたら終了に向かう。印刷が可能な場合はS204に進む。S204ではホスト側に印刷ができる旨を通知する。ホスト側ではS212においてS203またはS204において行った通知を受信する。
【0019】
S213ではS212で受信した通知内容が印刷不可の場合はS214に進みユーザーに印刷ができない旨を伝える。S212で受信した通知内容が印刷可能の場合はS215において画像データを出力する。プリンタ側ではS204で印刷可能通知をした後、S205で色材の残量が、ある決められた閾値より多くあるかどうか判断する。ここで色材の残量が閾値より多くある場合はS207に進み通常印字モードとなる。また色材の残量が閾値まで達していない場合はS206に進み分析印字モードとなる。通常印字モードについては図4において説明する。また、分析印字モードについては図4において説明する。
【0020】
閾値の設定方法として次のような方法が考えられる。本発明の制御方法を採用する画像形成装置が、最大で印刷できる紙の大きさを、紙の大きさの閾値とする。またその画像形成装置が最大で印刷できる紙の大きさに、それぞれの色材が一色で全面に印字できる量と、印刷以外に消耗品が使われる分を考慮し、あらかじめ予想される消費量を加算しておく。印刷以外に消耗品が使われる例としては、たとえばインクジェットプリンタの場合には、吐出不良を防ぐための回復動作や予備吐出などで画像を印刷する以外にインクを消費する。そのため予測される消費量を加算せねばならない。
【0021】
図3は、第1実施例において通常印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。通常印字モードでは、ホスト側からS311において画像データが出力される。プリンタ側ではS301において画像データを入力するとそれをS302において画像処理し、S303で印刷を実行する。
【0022】
図4は、第1実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードでは、プリンタが受信したデータを印刷するために必要な色材各色の使用量とそれぞれの残量を比較し、充足している場合印刷を実行する、という手続きをとる。
【0023】
まず、S421においてホスト側から画像データが出力される。プリンタ側ではS401において画像データが入力されると、記憶装置に画像データを保存する。この画像をD1とする。S402においては、入力した画像データの画像処理をする。このS402は画像処理、画像形成装置に組み込まれた記憶装置、ホストと画像形成装置のデータ送受信を行うインターフェースの能力によってはS401と並列処理を行っても良い。
【0024】
例えば、データ送信が画像処理より相対的に遅い場合、データを受信すると同時に画像処理を行うほうが効率的である。S403ではS402で画像処理されたデータを分析し印刷に使用される消耗品の使用量を計算する。またその画像処理されたデータは記憶装置に保存する。このデータをD2とする。
【0025】
S404において色材の使用量と残量が比較される。このとき色材の残量が充足しているならば、S405に進む。S405ではS403において保存された画像データD2を呼び出し、印刷が実行される。S405で印刷が実行されたあと、S406において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2を消去する。
【0026】
S404において色材の残量が不足していると判断されたならば、S411において記憶装置に印刷できなかった画像データの記録を書き込む。このとき書き込む記録の内容は、印刷するために必要な色材の使用量など、消耗品交換時に印刷するために有用な記録である。そのあとS412に進み、残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。このときS401で保存した画像データD1の画像処理を行う。画像処理方法の変更方法については後述する。
【0027】
S412で画像処理方法を変更したあと、S413で色材の使用量を分析する。また画像処理されたデータを保存する。このデータをD3とする。そのあとS414において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S415に進む。S415では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。
【0028】
S422ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。ユーザーは印刷の目的により画像処理を変更しても良いか判断することが考えられる。そのため印刷の許可・中止を求めているが、いちいちユーザーが判断しなくても、画像処理後の印刷を許可するように設定が可能にすることも考えられる。
【0029】
S423ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。プリンタはS416においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S417においてS416で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S405に進む。S405では画像データD3を呼び出し、印刷を実行する。そしてS406において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2、D3、R1を消去する。S417においてユーザーが印刷希望を希望しないならばS418に進む。S418ではD3を消去し、それ以外のデータD1,D2、R1は消耗品交換後に印刷するために保持したまま終了する。
【0030】
S414において色材の残量が不足していると判断されたならば、S418に進む。S418ではD3を消去し、それ以外のデータD1,D2、R1は消耗品交換後に印刷するために保持したまま終了する。
【0031】
この処理を行う区切り方については、用途によりジョブ毎に区切る場合と、1頁毎に区切る場合、それぞれ用途により有効な方法がある。順番に印刷されなければ不便な印刷物の場合は、ジョブ毎に処理することが有効である。順番には特に縛られない印刷物ならば、1頁毎に処理を行うことが有効になる。この区切り方については画像処理装置の用途に合わせるのが良い。
【0032】
画像処理変更方法として次のようなことが考えられる。
【0033】
シアンの残量に対してライトシアンの残量が非常に少ないとき、淡色の表現を濃色の色材を減らして表現するということが考えられる。この画像処理変更手段は、シアンに限らず他の色に関しても同様である。
【0034】
また逆に特開平10−297002号公報にあるように打ち込み量制限の範囲内で淡色を重ね打ちして濃色を表現する方法も考えられる。
【0035】
ドラフト印字の場合は、文字を別の色に変えてもそれほど問題ではないので、色材のなかで残量が最も多い色材を用いて印刷を行う。
【0036】
また、黒の色材を用いずに、プロセスブラックを用いて印刷を行わせる場合は次のような手段で印刷を行う。黒の色材が印刷するのに十分な残量がなくプロセスブラックで印刷する分のC、M、Yの残量がある場合、画像処理部に、黒の色材を用いずに、プロセスブラックを用いて印刷を行うという情報を送る。その情報を画像処理部が受信し、プロセスブラックを用いた画像処理を行う。
【0037】
黒の残量のうち印字に不足している色材の分のみをプロセスブラックを用いて印刷する場合は次のように行う。黒色材使用量と黒色材残量の差をとり、不足している分をプロセスブラックで印字可能かどうか判断する。そのときプロセスブラックで必要なC、M、Yの使用量と、C、M、Yそれぞれの色を印字する使用量をあわせた分の残量があるかどうか判断する。印字が可能な場合、印刷を実行する。
【0038】
ある所定の割合のみをプロセスブラックを用いる。プロセスブラックをある所定の割合以上を用いると、色材によって発色が不自然になり、問題が出てくる。そこでプロセスブラック用いて印刷しても問題とならない割合に抑えなければならない。この場合、印刷する次のように行う。黒色材使用量が足りない状態であるが、ある所定の割合を印字する分の黒色材残量があるとする。この場合、黒の色材が足りない分を補うためのプロセスブラックを作るC、M、Yの残量があるかどうか調べる。その結果印字可能な分の残量があればある所定の割合のみをプロセスブラックを用いた画像処理をして印刷を行う。
【0039】
また画像データと文字データを区別して、画像データのみをプロセスブラックを用いて印刷する場合は次のように行う。印字データのなかで文字データの場合はプロセスブラックを用いずに、黒の色材のみを用いで印字する。画像データである場合は発色に問題ない範囲でプロセスブラックを用いた印字をする。文字データも画像データと同じように処理する画像処理装置の場合は、黒の周りにC、M、Yの色材を用いない場合は黒の色材のみを用いで印字する。黒の周りにC、M、Yの色材を用いる画像の場合には発色に問題ない範囲でプロセスブラックを用いた印字をする、などという方法を用いる。
【0040】
図5は第1実施例において、残量が不足していたために印刷できなかった画像データを、消耗品交換後に印刷する時のプリンタの動作を示すブロック図である。S501においてプリンタの残量がなくなった消耗品の交換が行われる。消耗品の交換が行われたらS502に進む。
【0041】
S502では、印刷できなかった画像の記録を読み出す。このとき読み出す記録は、図4のS411における記録R1である。この記録R1は印刷できなかった画像データを印刷するために必要な色材の使用量の記録である。S503ではS502で読み出した色材使用量と色材の残量を比較する。残量が充足しているならばS504に進む。S504では印刷が可能であり、印刷を実行する許可を求める。
【0042】
S521ではホストがプリンタ側から送られた通知を受信する。ホストはユーザーに印刷の実行・中止の判断を求める。これはユーザーが優先して印刷したい画像がある場合を考慮したためである。ここでも図4、S422と同様にいちいちユーザーが判断しなくても、画像処理後の印刷を許可するように設定が可能にすることも考えられる。S522ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0043】
プリンタはS505においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S506においてS505で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S507に進む。S507では画像データD2を呼び出し、印刷を実行する。そしてS508において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2、R1を消去する。その後S509に進む。S509では印刷されずに保存されている画像がもうない場合は終了する。印刷する画像がある場合はS502に戻り、同様の処理を繰り返す。S506においてユーザーが印刷を希望しなければ印刷は終了する。
【0044】
S503において色材使用量と色材の残量を比較した結果、残量が不足しているならば、S511に進む。S511では残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。このときS401で保存した画像データD1の画像処理を行う。このときD3を使わないのは、消耗品が交換され状況が変わっているためである。
【0045】
S512で画像処理方法を変更したあと、この画像データを記憶装置に保存する。これをD4とする。そのあとS513において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S504に進む。S504では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。S521ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。S522ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0046】
プリンタはS505においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S506においてS505で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S507に進み、印刷を実行し、S508においてD1,D2、D3、R1を消去する。その後の処理は同様である。S513において、色材の使用量と残量を比較し、残量が不足しているならば、S514に進む。S514ではD4を消去しS409に進む。その後の処理は同様である。
【0047】
(第2実施例)
記憶装置がない場合
図6は、第2実施例における、残量検出を行い、印刷を制御する制御回路の構成図である。同図において、601は後述のプリンタ制御回路部に命令や画像データを送受信するホスト部である。602はプリンタを制御するプリンタ制御回路部である。603は印字を行うヘッドである。このヘッドは印刷可能な色材の数だけある。また、このヘッドには色材の残量を検出するためセンサー等の色材残量検出部604が設けられている。605は紙の残量を検出するための紙残量検出部である。
【0048】
プリンタ回路制御部602は、印字動作の制御全般を行うCPU606、ホスト部601とのデータの入出力を行うインターフェース部607、プリンタの制御を行うプログラムを格納しているROM608、データの読み書き可能なメモリであり、画像データ、色材・紙の残量に関するデータ、を保持するRAM609、印字動作や印字データをヘッド603に伝えるヘッド制御部610、ヘッド603に備えられた色材残量検出部604からの情報を入力する色材残量検出制御部611、紙残量検出部605からの情報を入力する紙残量検出制御部612、画像処理を行う画像処理部614、からなる。ここで画像処理部は他に画像処理手段として代替する手段があれば、必ずしも必要なものではない。
【0049】
基本処理動作を説明する。第1実施例で図2において説明した通り、印字モードを切り替える処理を行う。通常印字モードに関しては第1実施例の図3で説明した通りであるため詳細を省く。
【0050】
図7は、第2実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードについての処理を説明する。ホストはS721において画像データを出力する。プリンタはS701で画像データを入力する。その画像データをS702において画像処理をする。S703ではS702で画像処理されたデータを分析し印刷に使用される消耗品の使用量を計算する。S704において色材の使用量と残量が比較される。このとき色材の残量が充足しているならば、S705に進む。
【0051】
S705ではホスト側に再度画像データを送信するように呼び出しをする。S726でデータ呼び出しを受信したホストはS727において画像データをプリンタ側に送信する。プリンタ側ではS706において画像データを入力し、S707においてS702で行った画像処理を再度行う。画像処理をしたデータはS708において印刷を実行する。印刷が実行されたら終了する。
【0052】
S704において色材の使用量と残量が比較されたとき、色材の残量が不足しているならば、S710に進む。S710では、画像データを再度呼び出しする。ホストはS724でデータ呼び出しを受信して、S725で画像データを送信する。プリンタ側ではS711においてホストから送られた画像データを入力し、S712において残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。この画像処理方法の変更方法については第1実施例と同様であるので省略する。
【0053】
S713においては色材の使用量を分析する。そのあとS714において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S715に進む。S715では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。S722ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。S723ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0054】
プリンタはS716においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S717においてS416で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S705に進む。これ以降は前述した通りの処理を行う。S717においてS416で得た情報が、印刷中止ならば終了に進む。S714において色材の使用量と残量が比較され、残量が不足しているならば終了に進む。
【0055】
(第3実施例)
ホストで画像処理する場合
図8は、第3実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図である。第1実施例および第2実施例ではプリンタを制御するCPUが残量検出を行い、印刷制御を行っていたが、第3実施例ではホストのコンピュータで画像処理を行う。そのため第3実施例で必要であった画像処理部、二次記憶装置部はプリンタ側には必要ではなくなり、製造コストが第1、第2実施例よりもさらに下げることができる。図6の構成については、第2実施例と重複するので省略する。
【0056】
基本処理動作を説明する。図9が通常印字モードと画像分析モードを切り替えて処理を行うフローチャートである。S911においてホストはプリンタに紙・色材の残量を問い合わせる。プリンタではS901において紙・色材残量問い合わせを受信し、S902で紙・色材の残量をホストに送信する。ホストではS912で紙・色材残量のデータを受信し、S913において紙残量と紙の使用量を比較する。
【0057】
その結果、残量が不足しているならばS914に進みユーザーに印刷不可能であることを通知する。その後終了する。残量が充足しているならばS915に進む。S915において色材の残量が閾値よりも多くあるかどうか判別する。このとき色材の残量が閾値よりも多くある場合はS516に進み、通常印字モードとなる。色材の残量が閾値に達していなかったらS917に進み分析印字モードになる。それぞれのモードでプリンタの制御が行われる。各モードでの処理が終わったら終了する。
【0058】
図10は、第3実施例において通常印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。通常印字モードでは、ホスト側でS1011において画像処理を行う。S1012において画像処理したデータをプリンタに出力する。プリンタではS1001において画像データを入力するとS1002において印刷を実行する。
【0059】
図11は、第3実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードでは、ホスト側で色材の使用量と残量を比較して、充足しているときのみ印刷を実行する。
【0060】
S1111についてホストで画像処理を行う。S1112では画像処理されたデータから色材の使用量を分析する。また画像処理されたデータをハードディスクなど記憶装置に保存しておく。このデータをD2とする。S1113では色材の使用量と色材の残量を比較する。比較した結果、充足しているならばS1114に進む。S1114では画像データD2をプリンタに送信する。プリンタではS1101で画像データを入力し、S1102で印刷を実行する。ホストではS1114のあとS1115に進み、記憶装置に保存されているD2を消去し終了する。
【0061】
S1113において色材残量が不足しているならばS1121で画像処理の方法を変更して処理する。S1122ではS1121で処理された画像データの色材使用量を分析し、またその画像データを保存する。S1123では色材の使用量と色材の残量を比較する。
【0062】
比較した結果、充足しているならばS1124に進む。S1124ではユーザーに画像処理方法を変更後に印刷が可能であることを通知する。S1125においてユーザーの判断により処理手順を変更する。
【0063】
ここでユーザーが印刷を希望するならばS1114に進み、画像データD3をプリンタに出力する。画像図データを入力したプリンタの処理は前述の方法と同様である。その後S1115に進み、記憶装置に保存されたD2,D3のデータを消去し終了する。S1125においてユーザーが印刷を希望しないならばS1115に進み、D2、D3を消去する。S1123において色材の使用量と色材の残量を比較した結果、不足していたならばS1115に進み、D2、D3を消去する。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の色材を各々収納する複数の貯蔵部と、印刷される紙と、を備える画像形成装置において、残量が少なくなったとき、その残量と印刷するデータを分析し、印刷可能か判断することにより、印刷できない場合はハードディスクに画像データを保存し、次の画像データが印刷可能なときは、印刷可能な画像データを優先して印刷をすることにより、消耗品と印刷時間を効率良く用いた印刷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例において印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。
【図3】第1実施例において通常印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例において画像分析モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例における消耗品交換後のプリンタの動作を示すフローチャートである。
【図6】第2実施例において画像分析部の構成例を示すブロック図である。
【図7】第2実施例において分析印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第3実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図である。
【図9】第3実施例において印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。
【図10】第3実施例において通常印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第3実施例において分析印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ホスト部
102 制御回路部
103 ヘッド
104 色材残量検出部
105 紙残量検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー印刷において消耗品の残量を検出して消耗品を効率良く使用するように印刷制御を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、プリンタは文字を印刷するだけにとどまらず、高精細な画像の印刷の需要が大きく伸びている。そのため高性能のプリンタが開発され、同時に高精細な画像の印刷が出来るようにフォト用インクや光沢紙を用いて従来の写真に匹敵する画像を得ることができるようになった。今後もデジカメの普及に伴い家庭用、業務用問わず、ますます需要が増えると考えられる。
【0003】
そのような高精細の画像を得るために特殊な色材や光沢紙など使用するが、その消耗品は高価である。利用者からは、こうした高価な消耗品を効率的に使用することが求められている。
【0004】
従来、消耗品を有する画像形成装置は消耗品がなくなると、残量のなくなった色材が印刷されないまま不完全な印刷がされていた。それを防ぐため、消耗品の残量を検出して印刷制御をする画像形成装置が考えられ、残量がなくなったとき、印刷を停止する手段が考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の制御をもってしても消耗品を効率良く利用して印刷できているとは言えない。例えば、印刷の処理をしようとしている画像データが、ある色材が足りないために印刷できないとしても、その色材の残量で次に印刷をしようとしている画像データは印刷できる場合も考えられる。またロール紙などの印刷長可変な紙の場合も、印刷の処理をしようとしている画像データが大きく印刷できなかったとしても、その次に印刷をしようとしている画像データは印刷サイズが小さく、印刷が可能である場合も十分考えられる。その場合には消耗品を有効に利用されないという点も非効率であるが、消耗品が足りなくなったとき印刷を停止している時間が存在することも非効率的である。
【0006】
本発明は、カラー印刷をする画像形成装置において、前記従来技術の問題点を解決するものであり、消耗品と印刷の時間を有効に利用することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、以下のような機能を備える。
【0008】
この画像形成装置は、複数の色材を各々収納する複数の貯蔵部と、印刷長可変な紙と、を備える画像形成装置であり、印字動作に先立ち各色材と紙の残量検出を行い、また印刷処理をしようとしている画像データの分析を行い、それらの情報をもとに以下のように印刷を行う。
【0009】
印刷の制御方法として次のような手段を用いる。残量検出部で各色材・紙などの消耗品が任意に決められた閾値まできたら画像データの分析を行う分析印字モードに切り替える。
【0010】
分析印字モードで画像データが残存する色材・紙では印刷不可能と判断した場合、次の画像データの印刷処理を行う。印刷不可能と判断した画像データは、記憶装置がある場合その画像データを記憶装置に保存する。同様の処理を行い、現存する残量で印字できる画像データは印刷し、現存する残量で印字できない画像データは記憶装置に保存する。印刷色材の残量が更新された場合、記憶装置に保存された画像データの印刷の実行を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
(第1実施例)
記憶装置がある場合
図1は、残量検出を行い、印刷を制御する制御回路の構成図である。同図において、101は後述のプリンタ制御回路部に命令や画像データを送受信するホスト部である。102はプリンタを制御するプリンタ制御回路部である。103は印字を行うヘッドである。このヘッドは印刷可能な色材の数だけある。また、このヘッドには色材の残量を検出するためセンサー等の色材残量検出部104が設けられている。105は紙の残量を検出するための紙残量検出部である。
【0013】
プリンタ回路制御部102は、印字動作の制御全般を行うCPU106、ホスト部101とのデータの入出力を行うインターフェース部107、プリンタの制御を行うプログラムを格納しているROM108、データの読み書き可能なメモリであり、画像データ、色材・紙の残量に関するデータ、を保持するRAM109、印字動作や印字データをヘッド103に伝えるヘッド制御部110、ヘッド103に備えられた色材残量検出部104からの情報を入力する色材残量検出制御部111、紙残量検出部105からの情報を入力する紙残量検出制御部112、画像データや画像データの記録の保存を行う二次記憶装置113、画像処理を行う画像処理部114、からなる。ここで画像処理部は他に画像処理手段として代替する手段があれば、必ずしも必要なものではない。
【0014】
ここで、CPU106は、画像データから印刷に使用する各色材・紙の使用する量を分析する分析手段であり、色材残量検出手段と紙残量検出手段から得た色材・紙残量の情報と、分析手段から得た色材・紙使用量の情報とを比較する比較手段であるとともに、比較手段から得た情報により印刷可能か判断する判断手段である。またCPU106が画像処理部を代替する手段であれば、画像処理手段をも兼ねる。
【0015】
上記の色材残量検出部は下記のような手段がある。色材の収納部の重量をセンサーで測定し残量を検出する方法、収納部内の色材を光学センサーにより物理的に検出する方法、色材収納部内に設けられた電極を用いてインダクタンスの変化を電気的、磁気的に検出する方法、色材消費量を計測することにより残量を検出する方法、等を用いる。
【0016】
紙残量検出部は、紙の残量に応じる物理的な変化を検出するセンサーや、紙の使用量を計測することにより残量を検出する方法等を用いる。
【0017】
CPU106が実行する基本処理動作を説明する。図2は印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。本実施例では、色材・紙の使用量を残量が十分にあるときには通常印字モードで印字を行う。残量がある閾値より少なくなったら、分析印字モードに切り替わる。その処理手順について説明する。
【0018】
ホスト側のステップS211において、これから印字しようとする紙の使用量のデータをプリンタ側に送る。プリンタ側ではS201においてホスト側からの紙の使用量のデータを受信する。そしてS202において紙使用量と紙の残量を比較する。ここで印刷に使用する紙の分の残量がない場合S203に進む。S203ではホスト側に印刷ができない旨を通知する。通知が行われたら終了に向かう。印刷が可能な場合はS204に進む。S204ではホスト側に印刷ができる旨を通知する。ホスト側ではS212においてS203またはS204において行った通知を受信する。
【0019】
S213ではS212で受信した通知内容が印刷不可の場合はS214に進みユーザーに印刷ができない旨を伝える。S212で受信した通知内容が印刷可能の場合はS215において画像データを出力する。プリンタ側ではS204で印刷可能通知をした後、S205で色材の残量が、ある決められた閾値より多くあるかどうか判断する。ここで色材の残量が閾値より多くある場合はS207に進み通常印字モードとなる。また色材の残量が閾値まで達していない場合はS206に進み分析印字モードとなる。通常印字モードについては図4において説明する。また、分析印字モードについては図4において説明する。
【0020】
閾値の設定方法として次のような方法が考えられる。本発明の制御方法を採用する画像形成装置が、最大で印刷できる紙の大きさを、紙の大きさの閾値とする。またその画像形成装置が最大で印刷できる紙の大きさに、それぞれの色材が一色で全面に印字できる量と、印刷以外に消耗品が使われる分を考慮し、あらかじめ予想される消費量を加算しておく。印刷以外に消耗品が使われる例としては、たとえばインクジェットプリンタの場合には、吐出不良を防ぐための回復動作や予備吐出などで画像を印刷する以外にインクを消費する。そのため予測される消費量を加算せねばならない。
【0021】
図3は、第1実施例において通常印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。通常印字モードでは、ホスト側からS311において画像データが出力される。プリンタ側ではS301において画像データを入力するとそれをS302において画像処理し、S303で印刷を実行する。
【0022】
図4は、第1実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードでは、プリンタが受信したデータを印刷するために必要な色材各色の使用量とそれぞれの残量を比較し、充足している場合印刷を実行する、という手続きをとる。
【0023】
まず、S421においてホスト側から画像データが出力される。プリンタ側ではS401において画像データが入力されると、記憶装置に画像データを保存する。この画像をD1とする。S402においては、入力した画像データの画像処理をする。このS402は画像処理、画像形成装置に組み込まれた記憶装置、ホストと画像形成装置のデータ送受信を行うインターフェースの能力によってはS401と並列処理を行っても良い。
【0024】
例えば、データ送信が画像処理より相対的に遅い場合、データを受信すると同時に画像処理を行うほうが効率的である。S403ではS402で画像処理されたデータを分析し印刷に使用される消耗品の使用量を計算する。またその画像処理されたデータは記憶装置に保存する。このデータをD2とする。
【0025】
S404において色材の使用量と残量が比較される。このとき色材の残量が充足しているならば、S405に進む。S405ではS403において保存された画像データD2を呼び出し、印刷が実行される。S405で印刷が実行されたあと、S406において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2を消去する。
【0026】
S404において色材の残量が不足していると判断されたならば、S411において記憶装置に印刷できなかった画像データの記録を書き込む。このとき書き込む記録の内容は、印刷するために必要な色材の使用量など、消耗品交換時に印刷するために有用な記録である。そのあとS412に進み、残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。このときS401で保存した画像データD1の画像処理を行う。画像処理方法の変更方法については後述する。
【0027】
S412で画像処理方法を変更したあと、S413で色材の使用量を分析する。また画像処理されたデータを保存する。このデータをD3とする。そのあとS414において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S415に進む。S415では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。
【0028】
S422ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。ユーザーは印刷の目的により画像処理を変更しても良いか判断することが考えられる。そのため印刷の許可・中止を求めているが、いちいちユーザーが判断しなくても、画像処理後の印刷を許可するように設定が可能にすることも考えられる。
【0029】
S423ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。プリンタはS416においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S417においてS416で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S405に進む。S405では画像データD3を呼び出し、印刷を実行する。そしてS406において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2、D3、R1を消去する。S417においてユーザーが印刷希望を希望しないならばS418に進む。S418ではD3を消去し、それ以外のデータD1,D2、R1は消耗品交換後に印刷するために保持したまま終了する。
【0030】
S414において色材の残量が不足していると判断されたならば、S418に進む。S418ではD3を消去し、それ以外のデータD1,D2、R1は消耗品交換後に印刷するために保持したまま終了する。
【0031】
この処理を行う区切り方については、用途によりジョブ毎に区切る場合と、1頁毎に区切る場合、それぞれ用途により有効な方法がある。順番に印刷されなければ不便な印刷物の場合は、ジョブ毎に処理することが有効である。順番には特に縛られない印刷物ならば、1頁毎に処理を行うことが有効になる。この区切り方については画像処理装置の用途に合わせるのが良い。
【0032】
画像処理変更方法として次のようなことが考えられる。
【0033】
シアンの残量に対してライトシアンの残量が非常に少ないとき、淡色の表現を濃色の色材を減らして表現するということが考えられる。この画像処理変更手段は、シアンに限らず他の色に関しても同様である。
【0034】
また逆に特開平10−297002号公報にあるように打ち込み量制限の範囲内で淡色を重ね打ちして濃色を表現する方法も考えられる。
【0035】
ドラフト印字の場合は、文字を別の色に変えてもそれほど問題ではないので、色材のなかで残量が最も多い色材を用いて印刷を行う。
【0036】
また、黒の色材を用いずに、プロセスブラックを用いて印刷を行わせる場合は次のような手段で印刷を行う。黒の色材が印刷するのに十分な残量がなくプロセスブラックで印刷する分のC、M、Yの残量がある場合、画像処理部に、黒の色材を用いずに、プロセスブラックを用いて印刷を行うという情報を送る。その情報を画像処理部が受信し、プロセスブラックを用いた画像処理を行う。
【0037】
黒の残量のうち印字に不足している色材の分のみをプロセスブラックを用いて印刷する場合は次のように行う。黒色材使用量と黒色材残量の差をとり、不足している分をプロセスブラックで印字可能かどうか判断する。そのときプロセスブラックで必要なC、M、Yの使用量と、C、M、Yそれぞれの色を印字する使用量をあわせた分の残量があるかどうか判断する。印字が可能な場合、印刷を実行する。
【0038】
ある所定の割合のみをプロセスブラックを用いる。プロセスブラックをある所定の割合以上を用いると、色材によって発色が不自然になり、問題が出てくる。そこでプロセスブラック用いて印刷しても問題とならない割合に抑えなければならない。この場合、印刷する次のように行う。黒色材使用量が足りない状態であるが、ある所定の割合を印字する分の黒色材残量があるとする。この場合、黒の色材が足りない分を補うためのプロセスブラックを作るC、M、Yの残量があるかどうか調べる。その結果印字可能な分の残量があればある所定の割合のみをプロセスブラックを用いた画像処理をして印刷を行う。
【0039】
また画像データと文字データを区別して、画像データのみをプロセスブラックを用いて印刷する場合は次のように行う。印字データのなかで文字データの場合はプロセスブラックを用いずに、黒の色材のみを用いで印字する。画像データである場合は発色に問題ない範囲でプロセスブラックを用いた印字をする。文字データも画像データと同じように処理する画像処理装置の場合は、黒の周りにC、M、Yの色材を用いない場合は黒の色材のみを用いで印字する。黒の周りにC、M、Yの色材を用いる画像の場合には発色に問題ない範囲でプロセスブラックを用いた印字をする、などという方法を用いる。
【0040】
図5は第1実施例において、残量が不足していたために印刷できなかった画像データを、消耗品交換後に印刷する時のプリンタの動作を示すブロック図である。S501においてプリンタの残量がなくなった消耗品の交換が行われる。消耗品の交換が行われたらS502に進む。
【0041】
S502では、印刷できなかった画像の記録を読み出す。このとき読み出す記録は、図4のS411における記録R1である。この記録R1は印刷できなかった画像データを印刷するために必要な色材の使用量の記録である。S503ではS502で読み出した色材使用量と色材の残量を比較する。残量が充足しているならばS504に進む。S504では印刷が可能であり、印刷を実行する許可を求める。
【0042】
S521ではホストがプリンタ側から送られた通知を受信する。ホストはユーザーに印刷の実行・中止の判断を求める。これはユーザーが優先して印刷したい画像がある場合を考慮したためである。ここでも図4、S422と同様にいちいちユーザーが判断しなくても、画像処理後の印刷を許可するように設定が可能にすることも考えられる。S522ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0043】
プリンタはS505においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S506においてS505で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S507に進む。S507では画像データD2を呼び出し、印刷を実行する。そしてS508において、この印刷のために記録装置に保存されたD1、D2、R1を消去する。その後S509に進む。S509では印刷されずに保存されている画像がもうない場合は終了する。印刷する画像がある場合はS502に戻り、同様の処理を繰り返す。S506においてユーザーが印刷を希望しなければ印刷は終了する。
【0044】
S503において色材使用量と色材の残量を比較した結果、残量が不足しているならば、S511に進む。S511では残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。このときS401で保存した画像データD1の画像処理を行う。このときD3を使わないのは、消耗品が交換され状況が変わっているためである。
【0045】
S512で画像処理方法を変更したあと、この画像データを記憶装置に保存する。これをD4とする。そのあとS513において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S504に進む。S504では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。S521ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。S522ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0046】
プリンタはS505においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S506においてS505で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S507に進み、印刷を実行し、S508においてD1,D2、D3、R1を消去する。その後の処理は同様である。S513において、色材の使用量と残量を比較し、残量が不足しているならば、S514に進む。S514ではD4を消去しS409に進む。その後の処理は同様である。
【0047】
(第2実施例)
記憶装置がない場合
図6は、第2実施例における、残量検出を行い、印刷を制御する制御回路の構成図である。同図において、601は後述のプリンタ制御回路部に命令や画像データを送受信するホスト部である。602はプリンタを制御するプリンタ制御回路部である。603は印字を行うヘッドである。このヘッドは印刷可能な色材の数だけある。また、このヘッドには色材の残量を検出するためセンサー等の色材残量検出部604が設けられている。605は紙の残量を検出するための紙残量検出部である。
【0048】
プリンタ回路制御部602は、印字動作の制御全般を行うCPU606、ホスト部601とのデータの入出力を行うインターフェース部607、プリンタの制御を行うプログラムを格納しているROM608、データの読み書き可能なメモリであり、画像データ、色材・紙の残量に関するデータ、を保持するRAM609、印字動作や印字データをヘッド603に伝えるヘッド制御部610、ヘッド603に備えられた色材残量検出部604からの情報を入力する色材残量検出制御部611、紙残量検出部605からの情報を入力する紙残量検出制御部612、画像処理を行う画像処理部614、からなる。ここで画像処理部は他に画像処理手段として代替する手段があれば、必ずしも必要なものではない。
【0049】
基本処理動作を説明する。第1実施例で図2において説明した通り、印字モードを切り替える処理を行う。通常印字モードに関しては第1実施例の図3で説明した通りであるため詳細を省く。
【0050】
図7は、第2実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードについての処理を説明する。ホストはS721において画像データを出力する。プリンタはS701で画像データを入力する。その画像データをS702において画像処理をする。S703ではS702で画像処理されたデータを分析し印刷に使用される消耗品の使用量を計算する。S704において色材の使用量と残量が比較される。このとき色材の残量が充足しているならば、S705に進む。
【0051】
S705ではホスト側に再度画像データを送信するように呼び出しをする。S726でデータ呼び出しを受信したホストはS727において画像データをプリンタ側に送信する。プリンタ側ではS706において画像データを入力し、S707においてS702で行った画像処理を再度行う。画像処理をしたデータはS708において印刷を実行する。印刷が実行されたら終了する。
【0052】
S704において色材の使用量と残量が比較されたとき、色材の残量が不足しているならば、S710に進む。S710では、画像データを再度呼び出しする。ホストはS724でデータ呼び出しを受信して、S725で画像データを送信する。プリンタ側ではS711においてホストから送られた画像データを入力し、S712において残量が少ない消耗品をできるだけ使わないように画像処理方法を変更する。この画像処理方法の変更方法については第1実施例と同様であるので省略する。
【0053】
S713においては色材の使用量を分析する。そのあとS714において色材の使用量と残量が比較される。このとき残量が充足しているならば、S715に進む。S715では画像処理方法を変更して印刷をして良いかどうか、ホスト側に許可を求める。S722ではユーザーに画像処理変更後に印刷が可能であることを通知する。S723ではユーザーが印刷するか、中止するかを判断した結果をプリンタ側に送信する。
【0054】
プリンタはS716においてホストの印刷の許可・中止の通知を受信する。S717においてS416で得た情報が、ユーザーの印刷希望ならば、S705に進む。これ以降は前述した通りの処理を行う。S717においてS416で得た情報が、印刷中止ならば終了に進む。S714において色材の使用量と残量が比較され、残量が不足しているならば終了に進む。
【0055】
(第3実施例)
ホストで画像処理する場合
図8は、第3実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図である。第1実施例および第2実施例ではプリンタを制御するCPUが残量検出を行い、印刷制御を行っていたが、第3実施例ではホストのコンピュータで画像処理を行う。そのため第3実施例で必要であった画像処理部、二次記憶装置部はプリンタ側には必要ではなくなり、製造コストが第1、第2実施例よりもさらに下げることができる。図6の構成については、第2実施例と重複するので省略する。
【0056】
基本処理動作を説明する。図9が通常印字モードと画像分析モードを切り替えて処理を行うフローチャートである。S911においてホストはプリンタに紙・色材の残量を問い合わせる。プリンタではS901において紙・色材残量問い合わせを受信し、S902で紙・色材の残量をホストに送信する。ホストではS912で紙・色材残量のデータを受信し、S913において紙残量と紙の使用量を比較する。
【0057】
その結果、残量が不足しているならばS914に進みユーザーに印刷不可能であることを通知する。その後終了する。残量が充足しているならばS915に進む。S915において色材の残量が閾値よりも多くあるかどうか判別する。このとき色材の残量が閾値よりも多くある場合はS516に進み、通常印字モードとなる。色材の残量が閾値に達していなかったらS917に進み分析印字モードになる。それぞれのモードでプリンタの制御が行われる。各モードでの処理が終わったら終了する。
【0058】
図10は、第3実施例において通常印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。通常印字モードでは、ホスト側でS1011において画像処理を行う。S1012において画像処理したデータをプリンタに出力する。プリンタではS1001において画像データを入力するとS1002において印刷を実行する。
【0059】
図11は、第3実施例において分析印字モード時の処理手順を示すフローチャートである。分析印字モードでは、ホスト側で色材の使用量と残量を比較して、充足しているときのみ印刷を実行する。
【0060】
S1111についてホストで画像処理を行う。S1112では画像処理されたデータから色材の使用量を分析する。また画像処理されたデータをハードディスクなど記憶装置に保存しておく。このデータをD2とする。S1113では色材の使用量と色材の残量を比較する。比較した結果、充足しているならばS1114に進む。S1114では画像データD2をプリンタに送信する。プリンタではS1101で画像データを入力し、S1102で印刷を実行する。ホストではS1114のあとS1115に進み、記憶装置に保存されているD2を消去し終了する。
【0061】
S1113において色材残量が不足しているならばS1121で画像処理の方法を変更して処理する。S1122ではS1121で処理された画像データの色材使用量を分析し、またその画像データを保存する。S1123では色材の使用量と色材の残量を比較する。
【0062】
比較した結果、充足しているならばS1124に進む。S1124ではユーザーに画像処理方法を変更後に印刷が可能であることを通知する。S1125においてユーザーの判断により処理手順を変更する。
【0063】
ここでユーザーが印刷を希望するならばS1114に進み、画像データD3をプリンタに出力する。画像図データを入力したプリンタの処理は前述の方法と同様である。その後S1115に進み、記憶装置に保存されたD2,D3のデータを消去し終了する。S1125においてユーザーが印刷を希望しないならばS1115に進み、D2、D3を消去する。S1123において色材の使用量と色材の残量を比較した結果、不足していたならばS1115に進み、D2、D3を消去する。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の色材を各々収納する複数の貯蔵部と、印刷される紙と、を備える画像形成装置において、残量が少なくなったとき、その残量と印刷するデータを分析し、印刷可能か判断することにより、印刷できない場合はハードディスクに画像データを保存し、次の画像データが印刷可能なときは、印刷可能な画像データを優先して印刷をすることにより、消耗品と印刷時間を効率良く用いた印刷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例において印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。
【図3】第1実施例において通常印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例において画像分析モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例における消耗品交換後のプリンタの動作を示すフローチャートである。
【図6】第2実施例において画像分析部の構成例を示すブロック図である。
【図7】第2実施例において分析印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第3実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図である。
【図9】第3実施例において印字モードの切り替え手順を示すフローチャートである。
【図10】第3実施例において通常印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第3実施例において分析印字モードの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ホスト部
102 制御回路部
103 ヘッド
104 色材残量検出部
105 紙残量検出部
Claims (25)
- 複数の色材を各々収納する複数の貯蔵部を備える画像形成装置において、
印字動作に先立ち各色材の残量検出を行う色材残量検出手段と、
残量がある閾値に達したとき、分析印字モードに切り替えるモード切替手段と、
画像データから印刷に使用する各色材の使用する量を分析する色材使用量分析手段と、
色材残量検出手段から得た色材残量の情報と、色材使用量分析手段から得た色材使用量の情報とを比較する比較手段と、
該比較手段から得た情報により印刷可能か判断する判断手段と、
前記判断手段により出力された情報に基づき、印刷の制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置において、紙の残量検出を行う紙残量検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置において、紙残量検出手段から得た紙残量の情報と、紙使用量分析手段から得た紙使用量の情報とを比較する比較手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置において、印刷長可変な紙を備えたことを特徴とする請求項1又は3記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置において、画像処理を行う画像処理手段の機能を備えたことを特徴とする請求項1、3又は4記載の画像形成装置。
- 前記分析手段において、画像データをジョブ毎に色材の消費量を換算することにより、前記判断手段がジョブ毎に印刷可能か判断することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記分析手段において、画像データを1頁毎に色材の消費量を換算することにより、前記判断手段が1頁毎に印刷可能か判断することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像処理方法を変更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の画像形成装置。
- 前記変更手段において、淡色の表現を濃色の色材を減らして表現する印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記変更手段において、濃色の表現を淡色の色材を多く打ち込むことにより表現する印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記変更手段において、ドラフト印字の場合は残量が最も多い色材を用いて印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、黒印字データを黒の色材を用いず合成色(プロセスブラック)を用いて印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、黒印字データのうち不足する分のみを黒の色材を用いずプロセスブラックを用いて印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、黒印字データのうち、使用者が違和感を持つことなく発色に問題ない割合で、黒成分の一部をプロセスブラックに置き換えて印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、黒印字データのうち文字データは黒の色材を用い、画像データのみを黒の色材を用いずプロセスブラックを用いて印刷を行う手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データが印刷不可能と判断した場合、次の画像データの分析に移り、後からきた画像データが印刷可能な場合は優先して印刷実行に移る手段を備えたことを特徴とする請求項1、3、4,5、6、7、8、9、10、11、12、13、14又は15記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データが印刷不可能と判断した際に、印刷できない旨を上位装置に通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データが印刷可能と判断した際に、上位装置に印刷の許可を求める要求手段を備えたことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データを画像処理し、印刷可・不可を判断するまでの間、画像データを一時保存するため、二次記憶装置に該画像データを保存する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項16、17又は18記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データが印刷不可能と判断した際に、二次記憶装置に該画像データを保存する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項16、17、18又は19記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段において、直前に処理した画像データを一時保存している場所と、印刷が不可能と判断した際に保存する場所を備えたことを特徴とする請求項16、17、18、19又は20記載の画像形成装置。
- 前記制御手段において、画像データが印刷不可能と判断した場合に、二次記憶装置の空き容量によって保存の実行の制御をする保存制御手段を備えたことを特徴とする請求項19,20又は21記載の画像形成装置。
- 前記保存制御手段において、画像データが二次記憶装置の空き容量に保存可能と判断した際に、上位装置に保存実行の旨を通知する保存通知手段を備えたことを特徴とする請求項22記載の画像形成装置。
- 前記保存制御手段において、画像データが二次記憶装置の空き容量に保存不可能と判断した際に、上位装置に画像データの保存不可能の旨を通知する保存不可通知手段を備えたことを特徴とする請求項22記載の画像形成装置。
- 前記保存制御手段において、色材・紙の残量が更新され、前記色材残量検出手段と前記紙残量検出手段から得た情報が更新された場合に、色材・紙残量の情報と、二次記憶装置に保存された画像データの印刷に使用する色材・紙の量の情報と、を前記比較手段により比較し、前記判断手段によって印刷の実行を制御する保存画像印刷制御手段を備えたことを特徴とする請求項22記載の画像形成装置。
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