JP2006226342A - バルブ構造 - Google Patents

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勝 三島
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Abstract

【課題】 進退するポペット体で作動油の通路を開閉し、あるいは、作動油の通路を広狭することで、所定の減衰作用の具現化を可能にして、たとえば、走行中の二輪車における前輪の振れを抑制するダンパに配在される減衰バルブへの具現化に向くようにする。
【解決手段】 軸線方向への進退時に作動油の流路を開閉しあるいは作動油の流路を広狭するポペット体11が最後退してこのポペット体11における基端11bをこの基端11bに対向する他部14における先端14aに当接させるときにポペット体11における基端11bの他部14における先端14aへの貼り付きが抑制されてなる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、バルブ構造に関し、特に、進退するポペット体で作動油の通路を開閉し、あるいは、作動油の通路を広狭するバルブ構造の改良に関する。
たとえば、特許文献1に開示されているように、近年の二輪車におけるステアリング機構にあっては、ダンパを有していて、走行中の二輪車における前輪の振れをダンパで減衰し、二輪車の乗り心地を向上させるとしている。
そして、この特許文献1に開示のダンパは、ロータリ型として提案されているが、作動油の通過時に所定の減衰作用をする減衰バルブを有していて、しかも、この減衰バルブが外的因子で減衰作用を可変にする構造に形成されている。
このとき、この特許文献1に開示の減衰バルブは、環状シート部に尖端を対向させながら進退するポペット体を有するバルブ構造に形成されていて、このポペット体が出力源たるソレノイドへの励磁で前進し、また、ソレノイドへの励磁が解除されたときに附勢バネのバネ力で後退するとしている。
それゆえ、この特許文献1に開示のバルブ構造にあっては、ポペット体の進退を適宜に制御することで、環状シート部の内側となる作動油の通路を開閉し、あるいは、ポペット体の尖端と環状シート部との間に出現する作動油の通路たる環状通路を広狭し得ることになり、減衰バルブによる最適な減衰作用の具現化が可能になる。
特開2004−231036号公報(明細書中の段落0025,同0030〜0035,図1,図3,図4)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の減衰バルブにおけるバルブ構造にあっては、以下のような不具合を招来すると指摘される可能性がある。
すなわち、まず、上記した特許文献1に開示のバルブ構造を形成するポペット体は、出力源たるソレノイド部分の出力軸に同軸に延設されるシャフトを後端側たる基端側の軸芯部に連結させた状態下に、ソレノイドへの励磁時に前進し、ソレノイドへの励磁が解除されたときに附勢バネのバネ力で後退するとしている。
このとき、シャフトは、ポペット体とソレノイドとを隔離する隔壁部たる他部の軸芯部を貫通することで、ポペット体の環状シート部に対する同芯性を保障し、また、ポペット体の後端たる基端とこの基端が対向する他部の先端とがそれぞれ平坦面からなることで、他部に着座するポペット体における安定性を保障するとしている。
それゆえ、ポペット体が附勢バネのバネ力で後退して基端を他部の先端に当接させている状態が継続されることで、あるいは、ポペット体が附勢バネの強いバネ力で基端を他部の先端に強く当接させることで、ポペット体の基端が他部の先端に貼り付くようになり、したがって、出力源たるソレノイドへの励磁でポペット体を前進させて他部から分離させるとしても、これが円滑に実現されなくなり、いわゆる作動遅れを招来することになる不具合がある。
そして、上記の作動遅れを回避するためには、ソレノイドを大型化してポペット体を前進させる力を大きくすることを提案し得るが、ソレノイドの大型化は、バルブ構造の大型化、延いては、このバルブ構造を具現化する減衰バルブの大型化、さらには、この減衰バルブを配在させるダンパの大型化を招来させることになり、ダンパにおける二輪車への車載性を低下させたり、製品コストを増大化させたりするなどの不具合を招来することにもなる。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、進退するポペット体で作動油の通路を開閉し、あるいは、作動油の通路を広狭することで、所定の減衰作用の具現化を可能にして、たとえば、走行中の二輪車における前輪の振れを抑制するダンパに配在される減衰バルブへの具現化に向き、また、そのダンパの汎用性の向上を期待するのに最適となるバルブ構造を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるバルブ構造の構成を、基本的には、請求項1にあって、軸線方向への進退時に作動油の流路を開閉し、あるいは、作動油の流路を広狭するポペット体を有してなるバルブ構造において、ポペット体が最後退してポペット体における基端がこの基端に対向する他部における先端に当接されるときにポペット体における基端の他部における先端への貼り付きが抑制されてなるとする。
それゆえ、請求項1の発明にあっては、最後退して他部に着座するポペット体の基端が他部の先端に貼り付き難くなるから、ポペット体を前進させる外力作用を必要以上に大きくさせず、また、作動遅れを招来させずして、ポペット体を前進させることが可能になる。
そして、ポペット体を前進させる際の外力作用を必要以上に大きくしないで済むから、外力の出力源の大型化を回避でき、バルブ構造の大型化、延いては、このバルブ構造を具現化する減衰バルブの大型化を、さらには、この減衰バルブを有するダンパの大型化を回避できることになる。
のみならず、ポペット体を前進させる際の外力作用については、ポペット体における基端の他部における先端への貼り付きを抑制していない場合に比較して、これを小さくできることになり、したがって、外力の出力源を小型化することが可能になり、バルブ構造の小型化、延いては、このバルブ構造を具現化する減衰バルブの小型化を、さらには、この減衰バルブを有するダンパの小型化を可能にし得ることになる。
その結果、この発明のバルブ構造によれば、進退するポペット体で作動油の通路を開閉し、あるいは、作動油の通路を広狭して所定の減衰作用の具現化を可能にする減衰バルブへの適用に向くのはもちろんのこと、この減衰バルブの、たとえば、走行中の二輪車における前輪の振れを抑制するダンパへの利用に向き、そのダンパの汎用性の向上を期待するのに最適となる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるバルブ構造にあっても、前記した特許文献1に開示のバルブ構造と同様に、走行中の二輪車における前輪の振れを減衰するダンパに配在される減衰バルブに具現化されるとしている。
そして、図示するダンパは、ロータリ型に提案されており、また、減衰バルブは、作動油の通過時に所定の減衰作用をし、この減衰作用を外的因子で可変とするソレノイド減衰バルブとされている。
すなわち、図示するダンパは、図1の原理図および図2,図3の具体図に示すように、ハウジング1内に揺動可能に収装のベーン2でこのベーン2を挟んで左右となる油室R1,R2を画成すると共に、ベーン2の揺動時に広狭するこの左右の油室R1,R2間における作動油の流通を許容する流路L1,L2およびL3を有してなるとしている。
このとき、ハウジング1は、図示しないが、たとえば、二輪車における前輪を保持するフロントフォークの上端部に連結されたブラケットに一体的に保持され、ベーン2は、このハウジング1を液密構造下に貫通する基軸3に枢着され、この基軸3は、図示しないが、二輪車における車体側にリンク機構などの介在下に連結されるとしている。
それゆえ、二輪車において、たとえば、前輪がシミーなどで振られるようになるとき、このダンパにあって、相対的に看てハウジング1内でベーン2が揺動するようになり、ハウジング1内にベーン2で画成される左右の油室R1,R2が広狭されることになる。
そして、この広狭される左右の油室R1,R2を連通する流路L3中に減衰バルブ10が配在されていて、この減衰バルブ10を作動油が通過することで、所定の減衰作用が発現されるとしている。
そしてまた、上記の広狭される左右の油室R1,R2を連通する流路L3は、減衰バルブ10を迂回するリリーフバルブVを有していて、このリリーフバルブVがベーン2の高速下での揺動を許容し、さらには、上記の流路L3に油温補償機構を形成するアキュムレータAを連通させていて、作動油における油温上昇に伴う左右の油室R1,R2における異常高圧化を阻止するとしている。
なお、このダンパにおける減衰作用に関しては、図示しないが、ベーン2が左右の油室R1,R2の連通を許容するオリフィスを有していて、ベーン2の揺動時にこのオリフィスを作動油が通過することで所定の減衰作用が発現されるとしても良いことはもちろんである。
また、減衰作用を発現させる構成について、たとえば、上記した流路に配在の減衰バルブ10が外部操作によって減衰作用の強弱を調整し得るように設定されてなるとしても良く、さらには、ベーン2とハウジング1との間における隙間流れを利用するとしても良い。
つぎに、図示するダンパにあっては、ハウジング1内に揺動可能に収装のベーン2によって左右の油室R1,R2を画成する一方で、ベーン2が、図2中に仮想線図で示すように、最揺動状態となってハウジング1における周壁部1aに隣接する状態になるとき、このベーン2によって前室R3,R4が左右の油室R1,R2をベーン2の揺動方向に膨大化させる態様に画成されるとしている。
そして、このダンパにあっては、この前室R3,R4が画成されることで、最揺動状態のベーン2が反転して円滑な揺動を開始するときに必要なベーン2に対する受圧面を可能な限り大きく採ることが可能になる。
その一方で、このダンパにあっては、前室R3,R4がこの前室R3,R4に連通しながらこの前室R3,R4よりも浅く形成された溝部G1,G2に連通するとしており、この溝部G1,G2の底面に左右の油室R1,R2を連通する流路L1,L2(図2中には符示せず)の開口端を開口させてなるとしている。
上記流路L1,L2の開口端が溝部G1,G2における底面に開口することで、前室R3,R4に対する流路L1,L2の連通が可能とされる一方で、流路L1,L2の開口端が底面に開口する溝部G1,G2が前室R3,R4によりも浅く形成されているから、たとえば、前記した特許文献1に開示のロータリダンパにおいて、前室R3,R4の底面に流路の開口端を開口させる場合に比較して、前室R3,R4が占有する面積を小さくでき、したがって、前室R3,R4部分に収容される作動油の油量を少なくできることになる。
その結果、図示するダンパによれば、全体としてみるとき、必要とする作動油の油量を少なくでき、その分、重量の軽減化に寄与すると共に、製品コストの低廉化に寄与するこことになる。
のみならず、図示するダンパによれば、作動油の油量を少なくできるから、作動油の油温が上昇したときの油温補償のためのアキュムレータAを小さくし得ることになり、この点からしても、ダンパにおける全体重量の軽減化に、また、製品コストの低減化に寄与することになる。
ところで、図示するダンパにあって、上記した減衰バルブ10は、後述するように、ポペット体11(図3参照)を有するバルブ構造に形成されていて、この発明で特徴とするところを具現化している。
ちなみに、図示するダンパにあっては、左右の油室R1,R2からの作動油がいわゆる反対の油室に流入する際に上記の減衰バルブ10を作動油が常態的に通過するように、複数のチェックバルブ4,5,6,7を有していて、作動油の流れの向きを規制しているが、このチェックバルブ4,5,6,7は、詳しくは符示しないが、鋼球を附勢バネで附勢する構造に形成されてなるとしている。
一方、上記の減衰バルブ10を形成するこの発明によるバルブ構造は、上記したようにポペット体11を有してなるが、このポペット体11は、図3中で左右方向となる軸線方向への移動時、すなわち、環状シート部12に対して先端たる尖端11aを遠近させる進退時に作動油の流路を開閉し、あるいは、作動油の流路を広狭するとしている。
ちなみに、図示する実施形態では、図4に示すように、ポペット体11の最前進時にこのポペット体11の尖端11aをこの尖端11aに対向する環状シート部12に当接させて環状シート部12の内側となる作動油の通路を閉鎖すると共に、図5に示すように、附勢バネ13のバネ力によるポペット体11の最後退時にこのポペット体11の尖端11aを環状シート部12に近隣させる状態にして環状シート部12との間に作動油の通路たる環状通路を出現させるとしている。
なお、この発明によるバルブ構造が意図するところからすれば、図示しないが、後述するところからも明らかなように、ポペット体11の最後退時にこのポペット体11の尖端11aを環状シート部12から離れさせて環状シート部12の内側となる作動油の流路を全面的に開放するとしても良いことはもちろんである。
このとき、環状シート部12は、内側へのポペット体11の収装、および、このポペット体11のいわゆる背後側に配在される他部たる隔壁体14を収装させる有頭筒状に形成のケーシングにおける頭部とされていて、この頭部の軸芯部に流路を開穿しなるとしている。
以上からすれば、環状シート部12については、上記した有頭筒状に形成されたケーシングにおける頭部からなるのに代えて、図示しないが、軸芯部に流路たる孔を有するいわゆる環座状に形成され、適宜の手段で所定位置に定着されるとしても良いことはもちろんである。
つぎに、この発明のバルブ構造にあって、上記のポペット体11は、その基端側の軸芯部にシャフト15の先端側が固定状態に連結されてなると共に、このシャフト15の後端側が上記の隔壁部14の軸芯部を貫通してソレノイドを有してな出力源から突出する出力軸16に連繋されてなるとしている。
それゆえ、このバルブ構造にあっては、ソレノイドが励磁されることによる出力源からの外力作用で出力軸16が突出するようになると、シャフト15がいわゆる前進してポペット体11が前進することになり、図示するところでは、ポペット体11が最前進状態になって、尖端11aが環状シート部12の内側となる作動油の通路を閉鎖することになる。
そして、このバルブ構造にあっては、ソレノイドへの励磁が解除されることによる外力作用の解消時に、附勢バネ13のバネ力でポペット体11が後退され、図示するところでは、ポペット体11が最後退状態になって、尖端11aを環状シート部12に近隣させる状態にして環状シート部12との間に作動油の通路たる環状通路を出現させることになる。
以上のようにして、このバルブ構造にあっては、ポペット体11の尖端11aを環状シート部12に当接させて作動油の流路を閉鎖し、あるいは、ポペット体11の尖端11aを環状シート部12に遠近させることで、作動油の流路を広狭することで、所定の減衰作用を具現化し得ることになる。
その一方で、この発明のバルブ構造にあっては、図5に示すように、ポペット体11が最後退してポペット体11における後端たる基端11bがこの基端11bに対向する他部たる前記した隔壁部14における先端14aに当接されるときに、ポペット体11における基端11bの隔壁部14における先端14aへの貼り付きが抑制されてなるとしている。
すなわち、前記した特許文献1に開示されているバルブ構造にあってそうであるが、最後退したポペット体11の基端11bが隔壁部14の先端14aに貼り付くことが抑制されていない場合には、出力源による外力作用でこのポペット体11を前進させるときには、大きな力による外力作用が必要になるが、ポペット体11の隔壁部14への貼り付きが抑制されている場合には、上記の外力作用を大きくしなくて済むことになる。
そこで、この発明では、ポペット体11の隔壁部14への貼り付きを抑制する手段として、ポペット体11の基端11b、あるいは、隔壁部14の先端14aのいずれか一方が平坦面とされるのに対して、いずれか他方が上記の平坦面に全面接触しない異形面を有してなるとしている。
そして、図示するところでは、隔壁部14の先端14aが平坦面とされるのに対して、ポペット体11の基端11bが軸芯部よりを隔壁部14の先端14aに接触する平坦面とするが、外周側をテーパ面からなる異形面として隔壁部14の先端14aに接触しないとしている。
それゆえ、この実施形態による場合には、最後退して隔壁部14に着座するポペット体11の基端が隔壁部14の先端に貼り付き難くなるから、ポペット体11を前進させる外力作用を必要以上に大きくさせず、また、作動遅れを招来させずして、ポペット体11を前進させることが可能になる。
以上からすれば、上記の平坦面とこれに対向するテーパ面とからなる構成については、上記したところと逆に、平坦面がポペット体11の基端11bに形成され、テーパ面が隔壁部14の先端14aに形成されてなるとしても良く、さらには、この平坦面とテーパ面とからなる貼り付きの抑制に代えて、図示しないが、言わば不要な貼り付き現象を抑制し得る限りには、任意の異形面の構成が選択されて良いのはもちろんで、その場合に、隔壁部14の先端14aとポペット体11の先端11bの両方が全面的な接触を回避する異形面とされてなるとしても良い。
それゆえ、以上のように形成されたこの発明によるバルブ構造にあっては、ポペット体11を前進させる際の外力作用を必要以上に大きくしないで済むから、外力の出力源の大型化を回避でき、したがって、この発明によるバルブ構造の大型化、延いては、このバルブ構造を具現化する減衰バルブ10の大型化を、さらには、この減衰バルブ10を有するダンパの大型化を回避できることになる。
のみならず、ポペット体11を前進させる際の外力作用については、ポペット体11における基端11bの隔壁部14における先端14aへの貼り付きを抑制していない場合に比較して、これを小さくできることになり、したがって、外力の出力源を小型化することが可能になり、バルブ構造の小型化、延いては、このバルブ構造を具現化する減衰バルブ10の小型化を、さらには、この減衰バルブ10を有するダンパの小型化を可能にし得ることになる。
その結果、この発明のバルブ構造によれば、進退するポペット体11で作動油の通路を開閉し、あるいは、作動油の通路を広狭して所定の減衰作用の具現化を可能にする減衰バルブ10への適用に向くのはもちろんのこと、この減衰バルブ10の、たとえば、走行中の二輪車における前輪の振れを抑制するダンパへの利用に向き、そのダンパの汎用性の向上を期待するのに最適となる。
前記したところでは、この発明によるダンパが二輪車におけるステアリング機構を形成するとしたが、この発明に意図するところからすれば、この発明によるロータリダンパが自動二輪車におけるステアリング機構を形成するとしても良いことはもちろんである。
この発明の一実施形態によるダンパを原理的に示す回路図である。 この発明の一実施形態によるダンパを具体的に示す横断面図である。 この発明の一実施形態によるダンパを具体的に示す部分立面縦断面図である この発明によるバルブ構造を具現化した図3中の減衰バルブ部分を拡大して示す縦断面図である。 図4に示すバルブ構造においてポペット体が最後退した状態をさらに拡大して示す縦断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 ベーン
10 減衰バルブ
11 ポペット体
11a 尖端
11b 基端
12 環状シート部
13 附勢バネ
14 他部たる隔壁部
15 シャフト

Claims (5)

  1. 軸線方向への進退時に作動油の流路を開閉し、あるいは、作動油の流路を広狭するポペット体を有してなるバルブ構造において、ポペット体が最後退してポペット体における基端がこの基端に対向する他部における先端に当接されるときにポペット体における基端の他部における先端への貼り付きが抑制されてなることを特徴とするバルブ構造
  2. ポペット体の基端あるいは他部の先端のいずれか一方が平坦面とされるのに対して、いずれか他方が上記の平坦面に全面接触しない異形面を有し、あるいは、ポペット体の基端および他部の先端の両方が全面的な接触を回避する異形面とされてなる請求項1に記載のバルブ構造
  3. ポペット体が出力源の出力によって前進すると共に出力源における出力の解除時に附勢バネのバネ力によって後退してなる請求項1に記載のバルブ構造
  4. ポペット体の基端側の軸芯部にシャフトの先端側が固定状態に連結されてなると共に、シャフトの後端側が他部の軸芯部を貫通してポペット体を前進させる出力源に連繋されてなる請求項1に記載のバルブ構造
  5. ポペット体の最前進時にこのポペット体の尖端をこの尖端に対向する環状シート部に当接させて環状シート部の内側となる作動油の通路を閉鎖すると共に、ポペット体の最後退時にこのポペット体の尖端を環状シート部に近隣させて環状シート部との間に作動油の通路たる環状通路を出現させ、あるいは、ポペット体の尖端を環状シート部から離れさせて環状シート部の内側となる作動油の流路を全面的に開放してなる請求項1に記載のバルブ構造
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