JPH06137453A - 電磁ニードルバルブ - Google Patents
電磁ニードルバルブInfo
- Publication number
- JPH06137453A JPH06137453A JP30961992A JP30961992A JPH06137453A JP H06137453 A JPH06137453 A JP H06137453A JP 30961992 A JP30961992 A JP 30961992A JP 30961992 A JP30961992 A JP 30961992A JP H06137453 A JPH06137453 A JP H06137453A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- inner peripheral
- space
- needle valve
- solenoid coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開閉作動の応答性および低温時における作動
安定性を向上させた電磁ニードルバルブを提供する。 【構成】 電磁ニードルバルブ10は、ボディ11の内
部に、長手方向下端側に延びるニードルスプール13を
備え、そのニードルスプール13の上端部を一体的に保
持するプランジャ14を上下方向に摺動自在に備えてい
る。そして、ソレノイドコイル12の励磁・非励磁によ
りプランジャ14を上下動させることによって油路2
1,22を開閉する。プランジャ14が下動するとその
プランジャ14とボティ11の上部に形成された当接面
17間には二次空間S2が形成され、その二次空間S2
は、プランジャ14の下方に形成される一次空間S1に
連通している。さらに、ソレノイドコイル12の非励磁
時にプランジャ14が当接する当接面17には、一次空
間S1に連通する凹部17aが形成されいる。
安定性を向上させた電磁ニードルバルブを提供する。 【構成】 電磁ニードルバルブ10は、ボディ11の内
部に、長手方向下端側に延びるニードルスプール13を
備え、そのニードルスプール13の上端部を一体的に保
持するプランジャ14を上下方向に摺動自在に備えてい
る。そして、ソレノイドコイル12の励磁・非励磁によ
りプランジャ14を上下動させることによって油路2
1,22を開閉する。プランジャ14が下動するとその
プランジャ14とボティ11の上部に形成された当接面
17間には二次空間S2が形成され、その二次空間S2
は、プランジャ14の下方に形成される一次空間S1に
連通している。さらに、ソレノイドコイル12の非励磁
時にプランジャ14が当接する当接面17には、一次空
間S1に連通する凹部17aが形成されいる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧油の流量制御を行う
電磁ニードルバルブに関する。
電磁ニードルバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の無段変速比機に取り付
けられる油圧サーボユニットの作動を制御するために、
その油圧サーボユニットに供給する圧油の流量を電磁ニ
ードルバルブを用いて制御することが多い。図6に示す
ように、その電磁ニードルバルブ50は、円筒状に形成
されたボディ51の外周上にソレノイドコイル52が取
り付けられてなる。ボディ51の内周面に囲まれた内周
空間には、そのボディ51の上下方向の下端側(長手方
向先端側)に延びるニードルスプール53が配置されて
おり、そのニードルスプール53の上端部(基端部)に
は、プランジャ54が一体的に取り付けられている。こ
のプランジャ54は、ボディ51に対して上下方向に摺
動が自在となっており、プランジャ54の下端面とボデ
イ51の下部間に取り付けられたリターンスプリング5
6により上方に付勢されている。
けられる油圧サーボユニットの作動を制御するために、
その油圧サーボユニットに供給する圧油の流量を電磁ニ
ードルバルブを用いて制御することが多い。図6に示す
ように、その電磁ニードルバルブ50は、円筒状に形成
されたボディ51の外周上にソレノイドコイル52が取
り付けられてなる。ボディ51の内周面に囲まれた内周
空間には、そのボディ51の上下方向の下端側(長手方
向先端側)に延びるニードルスプール53が配置されて
おり、そのニードルスプール53の上端部(基端部)に
は、プランジャ54が一体的に取り付けられている。こ
のプランジャ54は、ボディ51に対して上下方向に摺
動が自在となっており、プランジャ54の下端面とボデ
イ51の下部間に取り付けられたリターンスプリング5
6により上方に付勢されている。
【0003】このため、ソレノイドコイル52が非励磁
状態のときは、プランジャ54がリターンスプリング5
6の付勢力により上動され、ボディ51の上部に取り付
けられたストローク調整ネジ57の下端面(当接面)に
当接する。一方、ソレノイドコイル52が励磁状態のと
きは、その励磁力によりプランジャ54がリターンスプ
リング56の付勢力に抗して下方に移動する。こうして
プランジャ54とともに上下に移動するニードルスプー
ル53の下端部は、ボディ51の下端部に形成された油
吸入路61の弁座部61aに対して離脱・当接し、その
油吸入路61を開閉する。なお、ニードルスプール53
の上動により開放された油吸入路61から吸入された圧
油は、ボディ51の下端部両側面に形成された油排出路
62,62を通って外部(油圧サーボユニット等)に供
給される。
状態のときは、プランジャ54がリターンスプリング5
6の付勢力により上動され、ボディ51の上部に取り付
けられたストローク調整ネジ57の下端面(当接面)に
当接する。一方、ソレノイドコイル52が励磁状態のと
きは、その励磁力によりプランジャ54がリターンスプ
リング56の付勢力に抗して下方に移動する。こうして
プランジャ54とともに上下に移動するニードルスプー
ル53の下端部は、ボディ51の下端部に形成された油
吸入路61の弁座部61aに対して離脱・当接し、その
油吸入路61を開閉する。なお、ニードルスプール53
の上動により開放された油吸入路61から吸入された圧
油は、ボディ51の下端部両側面に形成された油排出路
62,62を通って外部(油圧サーボユニット等)に供
給される。
【0004】ところで、この電磁ニードルバルブ50で
は、ボディ51の内周空間においてプランジャ54より
も下部に形成される一次空間S1′が、油排出路62に
連通している。このため、一次空間S1′には常時圧油
が満たされており、各摺動部の潤滑や冷却等を行ってい
る。また、プランジャ54の外側面には、図7に示すよ
うに、6箇所に連通路形成面54b,54b,…が形成
されており、各連通路形成面54bとボディ51の内壁
間には、一次空間S1′につながる連通路64,64,
…が形成されている。これら各連通路64は、ソレノイ
ドコイル52が励磁されてプランジャ54が下動する際
に、プランジャ54の上端面とストローク調整ネジ57
の下端面との間に形成される二次空間S2′にも連通
し、一次空間S1′から二次空間S2′に圧油を導入す
る。一方、ソレノイドコイル52が非励磁となってプラ
ンジャ54が上動する際には、二次空間S2′から一次
空間S1′に圧油を逃がす。これにより、プランジャ5
4の上下動に対する圧油の抵抗を少なくすることができ
る。
は、ボディ51の内周空間においてプランジャ54より
も下部に形成される一次空間S1′が、油排出路62に
連通している。このため、一次空間S1′には常時圧油
が満たされており、各摺動部の潤滑や冷却等を行ってい
る。また、プランジャ54の外側面には、図7に示すよ
うに、6箇所に連通路形成面54b,54b,…が形成
されており、各連通路形成面54bとボディ51の内壁
間には、一次空間S1′につながる連通路64,64,
…が形成されている。これら各連通路64は、ソレノイ
ドコイル52が励磁されてプランジャ54が下動する際
に、プランジャ54の上端面とストローク調整ネジ57
の下端面との間に形成される二次空間S2′にも連通
し、一次空間S1′から二次空間S2′に圧油を導入す
る。一方、ソレノイドコイル52が非励磁となってプラ
ンジャ54が上動する際には、二次空間S2′から一次
空間S1′に圧油を逃がす。これにより、プランジャ5
4の上下動に対する圧油の抵抗を少なくすることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電磁ニードルバルブ50では、ソレノイドコイル
52が励磁された際、プランジャ54の上端面がストロ
ーク調整ネジ57の下端面から離れるまでは、プランジ
ャ54が一次空間S1′内の圧油から上動方向に一方的
に圧力を受けるためにプランジャ54がスムーズに下動
を開始できないおそれがあるという問題がある。このこ
とは、電磁ニードルバルブ50における閉弁作動遅れに
つながる。
ような電磁ニードルバルブ50では、ソレノイドコイル
52が励磁された際、プランジャ54の上端面がストロ
ーク調整ネジ57の下端面から離れるまでは、プランジ
ャ54が一次空間S1′内の圧油から上動方向に一方的
に圧力を受けるためにプランジャ54がスムーズに下動
を開始できないおそれがあるという問題がある。このこ
とは、電磁ニードルバルブ50における閉弁作動遅れに
つながる。
【0006】また、連通路64の流路面積または流路幅
h″、即ち、ボディ51の内周面とプランジャ54にお
ける連通路形成面54b間の最大距離がそれぞれ十分に
ないと、その連通路64がオリフィス的に働くため、例
えば、ソレノイドコイル52が非励磁となった際に、二
次空間S2′内の圧油が一次空間S1′に抜けきれずに
プランジャ54の上動に対する抵抗となる場合がある。
このことは、電磁ニードルバルブ50における開弁作動
遅れにつながり、特に、圧油の温度が低く粘度が高い場
合には顕著となる。
h″、即ち、ボディ51の内周面とプランジャ54にお
ける連通路形成面54b間の最大距離がそれぞれ十分に
ないと、その連通路64がオリフィス的に働くため、例
えば、ソレノイドコイル52が非励磁となった際に、二
次空間S2′内の圧油が一次空間S1′に抜けきれずに
プランジャ54の上動に対する抵抗となる場合がある。
このことは、電磁ニードルバルブ50における開弁作動
遅れにつながり、特に、圧油の温度が低く粘度が高い場
合には顕著となる。
【0007】その一方、連通路64の流路面積や流路幅
h″をあまり大きくすれば、そのようなオリフィス的作
用が解消されるが、流路面積等を大きくした分プランジ
ャ54におけるボディ51との摺動面54aにおける円
周方向接触長さl″(ソレノイドコイル52から発生す
る磁束数は、該接触長さに比例する。)が小さくなって
しまうことが多く、プランジャ54の下動力の低下につ
ながる。
h″をあまり大きくすれば、そのようなオリフィス的作
用が解消されるが、流路面積等を大きくした分プランジ
ャ54におけるボディ51との摺動面54aにおける円
周方向接触長さl″(ソレノイドコイル52から発生す
る磁束数は、該接触長さに比例する。)が小さくなって
しまうことが多く、プランジャ54の下動力の低下につ
ながる。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、開閉作動の応答性および低温時における
作動安定性を向上させた電磁ニードルバルブを提供する
ことを目的としている。
たものであり、開閉作動の応答性および低温時における
作動安定性を向上させた電磁ニードルバルブを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電磁ニードルバルブでは、ボディの基端
側に形成された当接面に、プランジャがその当接面に当
接したときに、プランジャに形成された連通路に連通す
る凹部を形成している。なお、プランジャの外側面を、
それぞれボディの内周面に対して摺動する3つの摺動面
と、それぞれボディの内周面との間で上記連通路を形成
する連通路形成面とにより構成し、各摺動面におけるボ
ディ内周面の円周方向接触長さの合計を、この内周面の
全円周長の半分以上にするのが望ましい。
めに、本発明の電磁ニードルバルブでは、ボディの基端
側に形成された当接面に、プランジャがその当接面に当
接したときに、プランジャに形成された連通路に連通す
る凹部を形成している。なお、プランジャの外側面を、
それぞれボディの内周面に対して摺動する3つの摺動面
と、それぞれボディの内周面との間で上記連通路を形成
する連通路形成面とにより構成し、各摺動面におけるボ
ディ内周面の円周方向接触長さの合計を、この内周面の
全円周長の半分以上にするのが望ましい。
【0010】
【作用】このような電磁ニードルバルブでは、ソレノイ
ドコイルが非励磁状態となってプランジャが当接面に接
近する際に、二次空間内の圧油は、プランジャに形成さ
れた凹部および連通路を通じてスムーズに一次空間に排
出されるため、プランジャの当接面への接近動の抵抗と
なることはない。また、プランジャが当接面に当接した
ときは、一次空間に連通する凹部に溜った圧油が、プラ
ンジャに対して背圧として作用するため、次にソレノイ
ドコイルが励磁されたときに、一次空間内の圧油から圧
力を受けるプランジャであってもスムーズに当接面から
離脱することができる。
ドコイルが非励磁状態となってプランジャが当接面に接
近する際に、二次空間内の圧油は、プランジャに形成さ
れた凹部および連通路を通じてスムーズに一次空間に排
出されるため、プランジャの当接面への接近動の抵抗と
なることはない。また、プランジャが当接面に当接した
ときは、一次空間に連通する凹部に溜った圧油が、プラ
ンジャに対して背圧として作用するため、次にソレノイ
ドコイルが励磁されたときに、一次空間内の圧油から圧
力を受けるプランジャであってもスムーズに当接面から
離脱することができる。
【0011】なお、上記のようにプランジャの外側面を
構成することにより、連通路の流路面積および流路幅を
十分確保して、粘度の高い圧油でも連通路を容易に通過
させることができる。これとともに、プランジャのボデ
ィに対する接触面積(円周方向接触長さ)も十分に大き
くでき、低温時においても安定した開閉作動を得ること
ができる。
構成することにより、連通路の流路面積および流路幅を
十分確保して、粘度の高い圧油でも連通路を容易に通過
させることができる。これとともに、プランジャのボデ
ィに対する接触面積(円周方向接触長さ)も十分に大き
くでき、低温時においても安定した開閉作動を得ること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る電磁
ニードルバルブ10を示している。この電磁ニードルバ
ルブ10は、円筒状に形成されたボディ11の上部側外
周面上にソレノイドコイル12を取り付けてなる。ソレ
ノイドコイル12は、樹脂等により形成されたボビン1
2aの外周にコイル12bが巻き付けられたものであ
り、その外側は、コイルハウジング12cにより覆われ
ている。
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る電磁
ニードルバルブ10を示している。この電磁ニードルバ
ルブ10は、円筒状に形成されたボディ11の上部側外
周面上にソレノイドコイル12を取り付けてなる。ソレ
ノイドコイル12は、樹脂等により形成されたボビン1
2aの外周にコイル12bが巻き付けられたものであ
り、その外側は、コイルハウジング12cにより覆われ
ている。
【0013】ボディ11の内周面に囲まれた内周空間に
は、ボディ31の上下方向下端側(長手方向先端側)に
延びるようニードルスプール13が配置されており、そ
のニードルスプール13の上端部(基端部)には、プラ
ンジャ14が一体的に取り付けられている。プランジャ
14は、ボディ11の内周面に取り付けられた環状の軸
受け部材(巻きブッシュ)15aに対して上下方向に摺
動が自在となっている。また、ボディ11の内周面の下
部には、プランジャ14とともに上下動するニードルス
プール13を保持するブシュ15bが取り付けられてお
り、プランジャ14の下端面とブシュ15bの上端面間
には、リターンスプリング16が取り付けられている。
このリターンスプリング16により、プランジャ14は
上方に付勢される。
は、ボディ31の上下方向下端側(長手方向先端側)に
延びるようニードルスプール13が配置されており、そ
のニードルスプール13の上端部(基端部)には、プラ
ンジャ14が一体的に取り付けられている。プランジャ
14は、ボディ11の内周面に取り付けられた環状の軸
受け部材(巻きブッシュ)15aに対して上下方向に摺
動が自在となっている。また、ボディ11の内周面の下
部には、プランジャ14とともに上下動するニードルス
プール13を保持するブシュ15bが取り付けられてお
り、プランジャ14の下端面とブシュ15bの上端面間
には、リターンスプリング16が取り付けられている。
このリターンスプリング16により、プランジャ14は
上方に付勢される。
【0014】ここで、リターンスプリング16は、下方
に向かって径が広がる円錐状に形成されたものであり、
その上端部がニードルスプール13の外周に接する一
方、その下端部はボディ11の内周面に接している。こ
れにより、リターンスプリング16の下端部が、ニード
ルスプール13とブシュ15bとの隙間に挟み込まれ
て、ニードルスプール13の上下動が邪魔されないよう
になっている。
に向かって径が広がる円錐状に形成されたものであり、
その上端部がニードルスプール13の外周に接する一
方、その下端部はボディ11の内周面に接している。こ
れにより、リターンスプリング16の下端部が、ニード
ルスプール13とブシュ15bとの隙間に挟み込まれ
て、ニードルスプール13の上下動が邪魔されないよう
になっている。
【0015】一方、ボディ11の上端部内側には、スト
ローク調整ネジ17がボディ11に上下方向に位置調整
が可能なようにねじ込まれている。このストローク調整
ネジ17の下端面(請求項にいう「当接面」に相当す
る。)には、リターンスプリング16により付勢された
プランジャ14の上端面が当接し、プランジャ14のそ
れ以上の上動を阻止している。また、ストローク調整ネ
ジ17の内側には、荷重調整ネジ18がストローク調整
ネジ17に対して上下に位置調整が可能にねじ込まれて
おり、この荷重調整ネジ18の下端面とプランジャ14
(ニードルバルブ13の上端部)間には、閉弁力調整ス
プリング19が取り付けられており、リターンスプリン
グ16の上動付勢力よりも小さな付勢力によりプランジ
ャ14を下方に付勢している。
ローク調整ネジ17がボディ11に上下方向に位置調整
が可能なようにねじ込まれている。このストローク調整
ネジ17の下端面(請求項にいう「当接面」に相当す
る。)には、リターンスプリング16により付勢された
プランジャ14の上端面が当接し、プランジャ14のそ
れ以上の上動を阻止している。また、ストローク調整ネ
ジ17の内側には、荷重調整ネジ18がストローク調整
ネジ17に対して上下に位置調整が可能にねじ込まれて
おり、この荷重調整ネジ18の下端面とプランジャ14
(ニードルバルブ13の上端部)間には、閉弁力調整ス
プリング19が取り付けられており、リターンスプリン
グ16の上動付勢力よりも小さな付勢力によりプランジ
ャ14を下方に付勢している。
【0016】ボディ11の下端部には、下方に向かって
開口する油吸入路21が形成されている。そして、この
油吸入路21の上端部回りには弁座部21aが形成され
ている。また、弁座部21aの上方からボディ11の両
側面に向かって油排出路22が形成されている。
開口する油吸入路21が形成されている。そして、この
油吸入路21の上端部回りには弁座部21aが形成され
ている。また、弁座部21aの上方からボディ11の両
側面に向かって油排出路22が形成されている。
【0017】このように形成された電磁ニードルバルブ
10では、ソレノイドコイル12が非励磁状態のとき
は、プランジャ14がリターンスプリング16の付勢力
により上動され、ストローク調整ネジ37の下端面(当
接面)に当接する。このとき、ニードルスプール13の
下端部は、油吸入路21の弁座部21aから離脱してお
り、油吸入路21と油排出路22とが連通される。した
がって、油吸入路21から吸入された圧油は、油排出路
22,22を通って外部に供給される。
10では、ソレノイドコイル12が非励磁状態のとき
は、プランジャ14がリターンスプリング16の付勢力
により上動され、ストローク調整ネジ37の下端面(当
接面)に当接する。このとき、ニードルスプール13の
下端部は、油吸入路21の弁座部21aから離脱してお
り、油吸入路21と油排出路22とが連通される。した
がって、油吸入路21から吸入された圧油は、油排出路
22,22を通って外部に供給される。
【0018】一方、図2に示すように、ソレノイドコイ
ル12が励磁されたときは、その励磁力によりプランジ
ャ14がリターンスプリング16の付勢力に抗して下方
に移動する。このときニードルスプール33の下端部
は、弁座部21aに当接し、油吸入路21を閉止する。
これにより、油吸入路21と油排出路22とが遮断され
る。
ル12が励磁されたときは、その励磁力によりプランジ
ャ14がリターンスプリング16の付勢力に抗して下方
に移動する。このときニードルスプール33の下端部
は、弁座部21aに当接し、油吸入路21を閉止する。
これにより、油吸入路21と油排出路22とが遮断され
る。
【0019】ところで、ボディ11の内周空間における
プランジャ14よりも下部には、図1及び図2に示すよ
うに、一次空間S1が形成される。この一次空間S1
は、ボティ11の内壁に沿って形成された油導入路25
を介して油吸入路21および油排出路22に連通してい
る。このため、一次空間41には常時圧油が満たされて
いる。一方、ソレノイドコイル12が励磁されてプラン
ジャ14が下動すると、図2に示すように、プランジャ
14の上端面とストローク調整ネジ17の下端面との間
に二次空間S2が形成される。
プランジャ14よりも下部には、図1及び図2に示すよ
うに、一次空間S1が形成される。この一次空間S1
は、ボティ11の内壁に沿って形成された油導入路25
を介して油吸入路21および油排出路22に連通してい
る。このため、一次空間41には常時圧油が満たされて
いる。一方、ソレノイドコイル12が励磁されてプラン
ジャ14が下動すると、図2に示すように、プランジャ
14の上端面とストローク調整ネジ17の下端面との間
に二次空間S2が形成される。
【0020】ここで、プランジャ14の外側面の一部と
軸受け部材15a(ボディ11)の内周面間には、一次
空間S1につながる連通路24が形成されている。この
連通路24は、一次空間S1と二次空間S2とを連通さ
せており、プランジャ14の下動時に、一次空間S1か
ら二次空間S2に圧油を導入する。その一方、ソレノイ
ドコイル12が非励磁となってプランジャ14が上動す
る際には、二次空間S2から一次空間S1に圧油を排出
させる。こうして、プランジャ14が、上下動する際に
圧油から受ける抵抗を少なくすることができる。
軸受け部材15a(ボディ11)の内周面間には、一次
空間S1につながる連通路24が形成されている。この
連通路24は、一次空間S1と二次空間S2とを連通さ
せており、プランジャ14の下動時に、一次空間S1か
ら二次空間S2に圧油を導入する。その一方、ソレノイ
ドコイル12が非励磁となってプランジャ14が上動す
る際には、二次空間S2から一次空間S1に圧油を排出
させる。こうして、プランジャ14が、上下動する際に
圧油から受ける抵抗を少なくすることができる。
【0021】ただし、低温時のように圧油の粘度が高い
ときに、連通路24の流路面積および流路幅が小さ過ぎ
ると、プランジャ14の上下動に対する圧油の流れ抵抗
が大きくなる。このため、ある程度の大きさの流路面積
および流路幅を確保する必要がある。その一方、流路面
積を必要以上に大きするために、ソレノイドコイル12
の励磁により生じた磁速の通り路となるプランジャ14
の摺動面14aの円周方向接触長さlを短くしてしまう
と、プランジャ14の下動力を低下させてしまう不都合
が生ずる。このため、連通路24の流路面積を、低温時
でも問題となるような流れ抵抗を生じさせない最小限
(最小流路面積)に設定し、流路幅としては最小限以上
の適当な幅を確保できるようにしたプランジャ14が求
められる。
ときに、連通路24の流路面積および流路幅が小さ過ぎ
ると、プランジャ14の上下動に対する圧油の流れ抵抗
が大きくなる。このため、ある程度の大きさの流路面積
および流路幅を確保する必要がある。その一方、流路面
積を必要以上に大きするために、ソレノイドコイル12
の励磁により生じた磁速の通り路となるプランジャ14
の摺動面14aの円周方向接触長さlを短くしてしまう
と、プランジャ14の下動力を低下させてしまう不都合
が生ずる。このため、連通路24の流路面積を、低温時
でも問題となるような流れ抵抗を生じさせない最小限
(最小流路面積)に設定し、流路幅としては最小限以上
の適当な幅を確保できるようにしたプランジャ14が求
められる。
【0022】そこで、この電磁ニードルバルブ10で
は、図3(A)に示すように、プランジャ14の外側面
を、それぞれプランジャ14の長手軸を中心として円周
方向等間隔になるように形成配置された3つの摺動面1
4aと、これら3つの摺動面14aのうち2つに挟まれ
るようにそれぞれ形成配置された3つの連通路形成面1
4bとから構成している。なお、各摺動面14aは、軸
受け部材15aに内接するよう曲面に形成されており、
また、連通路形成面14bは平面に形成されている。
は、図3(A)に示すように、プランジャ14の外側面
を、それぞれプランジャ14の長手軸を中心として円周
方向等間隔になるように形成配置された3つの摺動面1
4aと、これら3つの摺動面14aのうち2つに挟まれ
るようにそれぞれ形成配置された3つの連通路形成面1
4bとから構成している。なお、各摺動面14aは、軸
受け部材15aに内接するよう曲面に形成されており、
また、連通路形成面14bは平面に形成されている。
【0023】ここで、プランジャ14の外側面を上記の
ように構成した理由を説明する。まず、図4のグラフに
は、各連通路の流路面積を最小流路面積とした場合にお
ける連通路形成面の数と連通路の流路幅hとの関係を示
している。このグラフから分かるように、連通路形成面
の数が増加するほど流路幅hは小さくなる。そして、最
小流路幅hmin.の値と比較して連通路形成面の数は、流
路幅h3 (>hmin.)となる3個または2個が適当と考
えられる。ただし、本例では、軸受け部材15aが巻き
ブッシュであること等実施上の理由から連通路形成面の
数を3個とした。また、連通路形成面14bを平面とし
たのは、加工のし易さを考慮するからである。
ように構成した理由を説明する。まず、図4のグラフに
は、各連通路の流路面積を最小流路面積とした場合にお
ける連通路形成面の数と連通路の流路幅hとの関係を示
している。このグラフから分かるように、連通路形成面
の数が増加するほど流路幅hは小さくなる。そして、最
小流路幅hmin.の値と比較して連通路形成面の数は、流
路幅h3 (>hmin.)となる3個または2個が適当と考
えられる。ただし、本例では、軸受け部材15aが巻き
ブッシュであること等実施上の理由から連通路形成面の
数を3個とした。また、連通路形成面14bを平面とし
たのは、加工のし易さを考慮するからである。
【0024】こうして、連通路形成面14bを3つに設
定することにより、本プランジャ14では、摺動面14
aの円周方向接触長さlの合計3×lを、軸受け部材1
5aの内周面の全周長さの半分以上確保している。この
ため、磁路面積を大きくとることができ、プランジャ1
4の下動力を十分大きくすることができる。
定することにより、本プランジャ14では、摺動面14
aの円周方向接触長さlの合計3×lを、軸受け部材1
5aの内周面の全周長さの半分以上確保している。この
ため、磁路面積を大きくとることができ、プランジャ1
4の下動力を十分大きくすることができる。
【0025】なお、図3(A)に示したプランジャ14
では、連通路形成面14bを平面としたが、(B)に示
すように、凹面としてもよい。これにより、若干加工性
が低下するが、連通路24′の流路幅h3′および流路
面積を平面の場合よりも小さくすることなく、摺動面1
4a′の円周方向接触長さl′を増加させることができ
る。
では、連通路形成面14bを平面としたが、(B)に示
すように、凹面としてもよい。これにより、若干加工性
が低下するが、連通路24′の流路幅h3′および流路
面積を平面の場合よりも小さくすることなく、摺動面1
4a′の円周方向接触長さl′を増加させることができ
る。
【0026】しかし、このように連通路24の流路面積
が確保されても、プランジャ14がストローク調整ネジ
17に接近する際に、二次空間S2内にあった圧油が一
次空間S1に完全に抜け出せずに二次空間S2内に溜っ
てしまい、プランジャ14の上動を制動してしまうおそ
れがある。そこで、この電磁ニードルバルブ10では、
最も効果的な手段として、図4に示すように、ストロー
ク調整ネジ17の下端面に凹部17aを形成している。
この凹部17aは、ストローク調整ネジ17の下端面の
外縁部に設けられた円状の溝と、ストローク調整ネジ1
7の下端面の中心で交差する十字状の溝とが一体となっ
て形成されている。
が確保されても、プランジャ14がストローク調整ネジ
17に接近する際に、二次空間S2内にあった圧油が一
次空間S1に完全に抜け出せずに二次空間S2内に溜っ
てしまい、プランジャ14の上動を制動してしまうおそ
れがある。そこで、この電磁ニードルバルブ10では、
最も効果的な手段として、図4に示すように、ストロー
ク調整ネジ17の下端面に凹部17aを形成している。
この凹部17aは、ストローク調整ネジ17の下端面の
外縁部に設けられた円状の溝と、ストローク調整ネジ1
7の下端面の中心で交差する十字状の溝とが一体となっ
て形成されている。
【0027】このように凹部17aが形成されることに
より、プランジャ14がストローク調整ネジ17に接近
する際に、ニ次空間S2内の圧油はスムーズに連通路2
4に流入し、一次空間S1に排出される。したがって、
プランジャ14はスムーズに上動し、ストローク調整ネ
ジ17に当接することができる。
より、プランジャ14がストローク調整ネジ17に接近
する際に、ニ次空間S2内の圧油はスムーズに連通路2
4に流入し、一次空間S1に排出される。したがって、
プランジャ14はスムーズに上動し、ストローク調整ネ
ジ17に当接することができる。
【0028】そして、プランジャ14がストローク調整
ネジ17に当接すると、二次空間S2は消滅するが、プ
ランジャ14の上端面と凹部17aにより囲まれた空間
(背圧空間という)27が残存する。この背圧空間27
は、各連通路24を通じて一次空間S1に連通するた
め、この内部に溜った圧油の圧力は、一次空間S1内の
圧油から上動方向に圧力を受けるプランジャ14に対し
て背圧として作用することになる。また、背圧空間27
の存在によって、低温時等において、プランジャ14と
ストローク調整ネジ17間に挟まった油の粘性により、
プランジャ14がストローク調整ネジ17に張り付くの
を防止できる。このため、次にソレノイド12を励磁し
たときに、プランジャ14は、スムーズにストローク調
整ネジ17から離脱し下動を開始することができる。
ネジ17に当接すると、二次空間S2は消滅するが、プ
ランジャ14の上端面と凹部17aにより囲まれた空間
(背圧空間という)27が残存する。この背圧空間27
は、各連通路24を通じて一次空間S1に連通するた
め、この内部に溜った圧油の圧力は、一次空間S1内の
圧油から上動方向に圧力を受けるプランジャ14に対し
て背圧として作用することになる。また、背圧空間27
の存在によって、低温時等において、プランジャ14と
ストローク調整ネジ17間に挟まった油の粘性により、
プランジャ14がストローク調整ネジ17に張り付くの
を防止できる。このため、次にソレノイド12を励磁し
たときに、プランジャ14は、スムーズにストローク調
整ネジ17から離脱し下動を開始することができる。
【0029】このように構成された電磁ニードルバルブ
10は、特に低温時におけるプランジャ14の上下動の
スムーズさ、即ち、ニードルスプール13による油吸入
路21および油排出路22の開閉の確実性が高いので、
温度に対して高い作動安定性を有し、例えば、ソレノイ
ドコイル12を小さなデューティ比で励磁制御する場合
でも、安定した圧油の流量制御を行うことができる。
10は、特に低温時におけるプランジャ14の上下動の
スムーズさ、即ち、ニードルスプール13による油吸入
路21および油排出路22の開閉の確実性が高いので、
温度に対して高い作動安定性を有し、例えば、ソレノイ
ドコイル12を小さなデューティ比で励磁制御する場合
でも、安定した圧油の流量制御を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の電磁ニードルバル
ブでは、ボティ基端部の当接面に凹部が形成され、この
凹部が連通路に連通しているので、ソレノイドコイルが
非励磁状態となってプランジャが当接面に接近する際に
は、二次空間内の圧油が一次空間に排出され易くなる。
このため、プランジャはスムーズに当接面に当接するこ
とができる。一方、プランジャが当接面に当接したとき
は、上記凹部に溜った圧油の圧力が、一次空間内の圧油
から圧力を受けるプランジャに対して適当な背圧として
作用するため、次にソレノイドコイルが励磁されたとき
は、スムーズにプランジャを当接面から離脱させること
ができる。こうして本電磁ニードルバルブでは開閉作動
の遅れを少なくすることができるので、本電磁ニードル
バルブを用いれば、広範囲のデューティ比での励磁制御
において安定した圧油の流量制御を行うことができる。
ブでは、ボティ基端部の当接面に凹部が形成され、この
凹部が連通路に連通しているので、ソレノイドコイルが
非励磁状態となってプランジャが当接面に接近する際に
は、二次空間内の圧油が一次空間に排出され易くなる。
このため、プランジャはスムーズに当接面に当接するこ
とができる。一方、プランジャが当接面に当接したとき
は、上記凹部に溜った圧油の圧力が、一次空間内の圧油
から圧力を受けるプランジャに対して適当な背圧として
作用するため、次にソレノイドコイルが励磁されたとき
は、スムーズにプランジャを当接面から離脱させること
ができる。こうして本電磁ニードルバルブでは開閉作動
の遅れを少なくすることができるので、本電磁ニードル
バルブを用いれば、広範囲のデューティ比での励磁制御
において安定した圧油の流量制御を行うことができる。
【0031】それに加えて、一次空間と二次空間とを連
通させる連通路をプランジャの外側面を構成する3つの
連通路形成面により形成し、連通路の流路面積を最小限
確保する一方、ボディとの摺動面の円周方向接触長さを
ボディ内周面の全周長さの半分以上確保することによ
り、いわゆる磁路面積を大きくとることができ、プラン
ジャに十分大きな作動力を発生させることができる。こ
のため、特に圧油の粘土が高くなる低温時の作動安定性
を向上させることができる。
通させる連通路をプランジャの外側面を構成する3つの
連通路形成面により形成し、連通路の流路面積を最小限
確保する一方、ボディとの摺動面の円周方向接触長さを
ボディ内周面の全周長さの半分以上確保することによ
り、いわゆる磁路面積を大きくとることができ、プラン
ジャに十分大きな作動力を発生させることができる。こ
のため、特に圧油の粘土が高くなる低温時の作動安定性
を向上させることができる。
【図1】本発明に係る電磁ニードルバルブ(非励磁状
態)の側面断面図である。
態)の側面断面図である。
【図2】上記電磁ニードルバルブ(励磁状態)の側面断
面図である。
面図である。
【図3】(A)は、上記電磁ニードルバルブにおけるプ
ランジャの平面図(図1におけるIII方向矢視図)で
ある。(B)は、上記プランジャの第2例の平面図であ
る。
ランジャの平面図(図1におけるIII方向矢視図)で
ある。(B)は、上記プランジャの第2例の平面図であ
る。
【図4】上記プランジャに形成される連通路形成面の数
と、これにより形成される連通路の流路幅との関係を示
グラフ図である。
と、これにより形成される連通路の流路幅との関係を示
グラフ図である。
【図5】上記電磁ニードルバルブにおける当接面の平面
図(図1におけるIV方向矢視図)である。
図(図1におけるIV方向矢視図)である。
【図6】従来の電磁ニードルバルブの側面断面図であ
る。
る。
【図7】従来の電磁ニードルバルブにおけるプランジャ
の平面図(図5におけるVI方向矢視図)である。
の平面図(図5におけるVI方向矢視図)である。
10,50 電磁ニードルバルブ 11,51 ボディ 12,52 ソレノイドコイル 13,53 ニードルスプール 14,54 プランジャ 14a,54a 摺動面 14b,54b 連通路形成面 16,56 リターンスプリング 17,57 ストローク調整ネジ 17a 凹部 21,61 油吸入路 22,62 油排出路 24,64 連通路 S1,S1′一次空間 S2,S2′二次空間 l,l′,l″ 円周方向接触長さ
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状に形成されたボディの外周面上に
ソレノイドコイルが取り付けられ、前記ボディの内周面
に囲まれた内周空間には、前記ボディの長手方向先端側
に延びるよう配置されたニードルスプールの基端部を一
体に保持するプランジャが前記内周面に対して前記長手
方向に摺動自在に嵌入されており、 前記ソレノイドコイルが非励磁状態のときに、前記プラ
ンジャが付勢手段の付勢力により前記ボディの基端部に
形成された当接面に当接する一方、前記ソレノイドコイ
ルが励磁状態のときに、その励磁力により前記プランジ
ャが前記付勢手段の付勢力に抗して前記長手方向先端側
に移動することによって、前記ニードルスプールが前記
ボディの先端側に形成された油路を開閉するようにした
電磁ニードルバルブにおいて、 前記ボディの前記内周空間における前記プランジャより
も前記長手方向先端側に形成される一次空間は前記油路
に連通しており、前記プランジャの側面には、このプラ
ンジャが前記長手方向先端側に移動したときにそのプラ
ンジャと前記当接面間に形成される二次空間を前記一次
空間に連通させる連通路が形成されており、 前記当接面には、前記プランジャが前記当接面に当接し
たときに、前記連通路に連通する凹部が形成されている
ことを特徴とする電磁ニードルバルブ。 - 【請求項2】 前記プランジャの外側面を、それぞれ前
記ボディの内周面に対して摺動する3つの摺動面と、そ
れぞれ前記内周面との間で前記連通路を形成する3つの
連通路形成面とにより構成し、 前記各摺動面における前記内周面の円周方向接触長さの
合計を、前記内周面の全円周長の半分以上にしたことを
特徴とする請求項1に記載の電磁ニードルバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30961992A JPH06137453A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電磁ニードルバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30961992A JPH06137453A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電磁ニードルバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137453A true JPH06137453A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17995217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30961992A Pending JPH06137453A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電磁ニードルバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06137453A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002018828A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Nok Corporation | Vanne electromagnetique |
US6971627B2 (en) | 2000-08-28 | 2005-12-06 | Nok Corporation | Solenoid valve |
JP2006226342A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Kayaba Ind Co Ltd | バルブ構造 |
WO2014141359A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | トヨタ自動車株式会社 | 電磁弁 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP30961992A patent/JPH06137453A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002018828A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Nok Corporation | Vanne electromagnetique |
US6971627B2 (en) | 2000-08-28 | 2005-12-06 | Nok Corporation | Solenoid valve |
JP4210775B2 (ja) * | 2000-08-28 | 2009-01-21 | Nok株式会社 | ソレノイドバルブ |
JP2006226342A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Kayaba Ind Co Ltd | バルブ構造 |
WO2014141359A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | トヨタ自動車株式会社 | 電磁弁 |
CN105026813A (zh) * | 2013-03-11 | 2015-11-04 | 丰田自动车株式会社 | 电磁阀 |
JP5994925B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2016-09-21 | トヨタ自動車株式会社 | 電磁弁 |
US9714721B2 (en) | 2013-03-11 | 2017-07-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromagnetic valve |
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