JP2006225778A - 無杼織機のキャッチコード仮撚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、織機逆転時、キャッチコードの解撚を生じずに、織機逆転時もキャッチコードを加撚すると共に、製織運動時、仮撚スピンドルが確実に回転して加撚するキャッチコードの仮撚装置を提供する。
【解決手段】 無杼織機のキャッチコード仮撚装置は、製織運動に伴って正逆方向に回転する揺動軸と、ラチェットホィールと、前記揺動軸に揺動中心から半径方向に離間して設けられ前記ラチェットホィールと係合するラチェット爪と、ラチェットホィールと一体に設けられて回転される、またはラチェットホィールから回転伝達部材を介して回転される仮撚スピンドルとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、無杼織機に備えられ、キャッチコードの加撚によって織布から切断された緯糸端を保持するキャッチコード仮撚装置に関する。
無杼織機において、緯入れされた緯糸の先端側は、織機の反給糸側に配置された複数のキャッチコードの開口運動によって把持された状態で、緯糸カッターによって織布から切断されて緯糸片となる。該緯糸片は、キャッチコードと共に収容容器に収容される。緯糸片がキャッチコードに確実に把持されて脱落しないように、キャッチコード仮撚装置が設けられ、キャッチコードの加撚と加撚に伴う撚縮みによって、緯糸片はキャッチコードに強く把持され、確実に保持される。また、緯糸片のほか、織前や織前近傍の未切断緯糸もキャッチコードによって把持されており、緯糸カッターによる切断を可能とするほか、緯糸緩みが抑えられ、締まりのある良好な織布が製織される。
しかし、織機は、糸切れ等による停台時、修復作業のために逆転を必要としており、織機の逆転に伴って仮撚装置の仮撚スピンドルが逆回転するので、キャッチコードは解撚されて、緯糸片はキャッチコードから脱落し周囲に飛散する。飛散した緯糸片は織布に織り込まれてその品質を低下させたり、緯入れセンサ等に付着し検出動作を妨げる。そのため、特許文献1の公報では、織機モータ回転軸と仮撚スピンドルとの連結において、織機の逆転時に連結を切断する装置、織機の逆転時に連結をスリップさせる装置、およびワンウェイクラッチを介して連結する装置が提案されている。
特開2002−235262号
織機の逆転時、織前および織前の近傍に位置する織布の緯糸は、緯糸補修作業のために経糸口が開くと緩み、そのため停止段が生じる。しかし、それらの仮撚装置は、織機の逆転時に単に仮撚スピンドルを停止させるだけであり、キャッチコードを積極的に加撚していないので、経糸口が開くことによる緯糸緩みを何ら抑えることができず、停止段の発生を抑えることができない。またそれらの仮撚装置は、織機モータの回転を、いずれも摩擦を介して伝達して仮撚スピンドルを駆動しているため、風綿、塵埃、水、潤滑油等の侵入によって、摩擦箇所において耐久性が損なわれたりスリップが生じる。そのため、仮撚スピンドルを適切な回転に維持することは困難であり、キャッチコードの加撚不足のため緯糸片の脱落を生じる。また特許文献1の公報では、仮撚スピンドルを、織機モータとは別の専用モータで駆動する装置が提案されているが、専用モータのほか、専用モータの制御装置を必要とするので、装置は、構成が複雑となると共に高価とならざるを得ない。
以上の従来技術の問題点を鑑み、本発明の目的は、簡単な構成で、織機逆転時、キャッチコードの解撚を生じずに、織機逆転時もキャッチコードを加撚すると共に、製織運動時、仮撚スピンドルが確実に回転して加撚するキャッチコードの仮撚装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、無杼織機のキャッチコード仮撚装置において、製織運動に伴って正逆方向に回転する揺動軸と、ラチェットホィールと、前記揺動軸に揺動中心から半径方向に離間して設けられ前記ラチェットホィールと係合するラチェット爪と、ラチェットホィールと一体に設けられ回転される、またはラチェットホィールから回転伝達部材を介して回転される仮撚スピンドルとを含む無杼織機のキャッチコード仮撚装置である(請求項1)。
また、前記揺動軸によって緯糸切断装置の可動刃が駆動される(請求項2)。
更に、前記回転伝達部材は一対の歯車、または一対のプーリとベルトであり、回転伝達比を変更することにより、仮撚スピンドルの回転速度が変更される(請求項3)。
ラチェットホィールの歯は、ラチェット爪の先端と対向しており、前進するラチェット爪の先端が引っ掛かって係合する係合面と、係合面よりも一般に緩斜面に形成され、後退するラチェット爪の先端が滑るスリップ面とを有している。請求項1によれば、揺動軸の正転によって、ラチェット爪は、スタート位置からラチェットホィールの歯の係合面に向かって前進して、係合面と係合してラチェットホィールを確実に回転させる。また揺動軸の逆転によって、ラチェット爪は、係合面から後退しスタート位置に復帰することができるが、その際、先端がスリップ面を滑ることにより、ラチェットホィールを逆転させるのを抑えることができる。これにより、ラチェット爪を介し揺動軸によって確実にラチェットホィールは一方向に回転され、ラチェットホィールと一体に設けられる仮撚スピンドル、またはラチェットホィールから回転伝達部材を介して回転される仮撚スピンドルは、製織運動に伴って正逆方向に回転する揺動軸によって、確実に一方向に回転され、キャッチコードは確実に加撚される。更に、緯糸切れ等の織機停台時に、経糸開口を開くために織機を逆転させても、揺動軸は正転と逆転によりラチェットホィールを一方向に回転させ、仮撚スピンドルを製織運動時と同方向に回転させるので、キャッチコードは更に加撚される。キャッチコードの織機逆転時の更なる加撚によって、織前や織前近傍の未切断緯糸は、より強くキャッチコードに把持されるので、経糸開口が開くことによる緯糸緩みが抑えられ、停止段の発生が抑えられる。
織機の既存の揺動軸として、スレ−を揺動するロッキングシャフトや緯糸切断装置の可動刃を駆動する揺動軸がある。揺動軸としてロッキングシャフトや緯糸切断装置の揺動軸を用いれば、部品の兼用化が計られ、構成の簡素化、省スペース化が可能となる。
特に、揺動軸によって緯糸切断装置の可動刃が駆動される構成をとり、緯糸端を織布から切断すれば、より太い緯糸等に対応するために切断動作の運動量を多くした場合、揺動軸の揺動回数や揺動角の増大に伴ってキャッチコードは、加撚速度が増加する。そのため、キャッチコードは、緩みやすい太い未切断緯糸や、脱落し易い太い緯糸片をより強く把持することができる。このように、緯糸切断装置とキャッチコード仮撚装置のいずれか一方の装置において、緯糸種に添うように製織条件を変更すれば、他方の装置においても、その緯糸種に添うように製織条件を自動的に変更することができる。
回転伝達部材を一対の歯車、または一対のプーリとベルトとし、これら一対の部材の少なくとも一方の交換により、回転伝達比を変更すれば、仮撚スピンドルの回転速度を変更することができ、キャッチコードを製織条件に応じた加撚状態とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図3に示すのは、無杼織機のキャッチコード仮撚装置60における本発明の第1の実施例である。図1は平面図で装置全体を示し、図2および図3は、図1においてA−Aから矢視の側面図であり、図2はラチェット爪26の最後退時、図3はラチェット爪26の最前進時をそれぞれ示す。
キャッチコード仮撚装置60は、織機の反給糸側に配設され、織前19と平行に織機のフレーム1に支持され、図示しない織機モータによって駆動される揺動軸2と、ボルト30によって揺動軸2に固定されるレバー28と、ボルト29によってレバー28に固定されるピン27を介して、揺動中心から半径方向に離間した位置で、レバー28に回転可能に支持されるラチェット爪26と、フレーム1に固定されるスピンドルホルダ20に、ストップリング22を介して軸線方向の変位が規制されと共に、回転可能かつ軸線が揺動軸2と平行に支持され、コード挿通孔21aが軸線方向に延在する仮撚スピンドル21と、平板状に形成されてコード挿通孔21aに挿通されると共に仮撚スピンドル21と接合され、2つのコード把持孔23aが平面に設けられて貫通する加撚プレート23と、仮撚スピンドル21の外周面にボス24cに設けられるボルト25を介して固定されおり、仮撚スピンドル21と同軸なラチェットホィール24と、2つのスプリングピン32に両端が支持され、ラチェット爪26を付勢して先端26aをラチェットホィール24に接触させる引張スプリング33と、加撚プレート23の先端側に配設され、織布の織前19から経糸10の方向に伸びるキャッチコード13を屈曲させて加撚プレート23の先端に導くコードガイド15と、ガイドホルダ17を介してフレーム1に支持され、仮撚スピンドル21のコード挿通孔21aを通過したキャッチコード13が下方に屈曲するコードガイド16と、コードガイド16の下方に配設されキャッチコード13を歯の間に挟んで回転して牽引し、キャッチコード13を積極的に送り出す図示しない一対の牽引ギヤとを備える。
緯糸切断装置100が織機の反給糸側に配設されており、揺動軸2にボルト4を介して固定されるカッターレバー3とピン7を介して連結される可動刃5が、固定刃6に設けられたピン8に軸支されている。揺動軸2の揺動運動に伴ってカッターレバー3が揺動し、可動刃5が固定刃6に対して揺動することにより、キャッチコード11に織り込まれている緯糸端12が、織布から切断されて緯糸片14に形成される。緯糸片14は、複数のキャッチコード13が加撚されて1つに形成されたキャッチコード13によって把持され、周囲に飛散するのを回避される。
織前19から経糸10方向に伸びるキャッチコード13は、コードガイド15によってほぼ直角に屈曲されて、加撚プレート23に達し、2つのコード把持孔23aを貫通して、加撚プレート23の一方の面側から他方の面側に、他方の面側から一方の面側に貫通して屈曲することにより、加撚プレート23に強く把持される。これにより加撚プレート23の回転に伴って、キャッチコード13は、コード把持孔23aよりも上流側では右撚り、左撚りの一方の撚りが、コード把持孔23aよりも下流側では他方の撚りが、それぞれ加撚される。キャッチコード13は、加撚プレート23を擦りながら通過後、加撚プレート23の一方の面側からコード挿通孔21aに入って仮撚スピンドル21を通過する。その後、ガイドホルダ17に支持されるコードガイド16に導かれて下方に屈曲し、図示しない一対の牽引ギヤを通過し、その後、自重で下降して図示しない収容容器に堆積する。なお、キャッチコード13の一方の撚りは、コード把持孔23aを通過後、他方の撚りによって解撚される。
揺動軸2の揺動運動に伴って、ラチェット爪26は、図2に示す最後退位置と図3に示す最前進位置との間を揺動する。ラチェット爪26は図2に示す状態から右方向に移動し、先端26aが、ラチェットホィール24の歯の係合面24aに当接して係合面24aと係合し、ラチェットホィール24を図3に示す位置まで時計方向に回転させる。 その後、ラチェット爪26は図3に示す状態から左方向に移動し、先端26aが、ラチェットホィール24の歯のスリップ面24bを擦りながら移動し、図2に示す最後退位置に復帰する。最後退位置に復帰する際にラチェット爪26はスリップ面24bを擦るが、スリップ面24bが緩傾斜面に形成されているので、スリップ面24bをスリップし、ラチェットホィール24の反時計方向回転、即ちラチェットホィール24の逆転が抑えられる。これにより揺動軸2の揺動運動に伴って、ラチェットホィール24は確実に一方向に回転される。本実施例では、揺動軸2の1回の揺動運動により、ラチェットホィール24は2歯分、80°回転し、仮撚スピンドル21は80°回転する。
揺動軸2は織機モータによって駆動されるので、緯糸切れ等の織機停台時に、経糸口を開くために織機を逆転させても、揺動軸2は揺動する。前述のように、揺動軸2は揺動運動によりラチェットホィール24を一方向に回転させ、仮撚スピンドル21を製織運動時と同方向に回転させるので、キャッチコード13は更に加撚される。キャッチコード13の織機逆転時の更なる加撚によって、織前19や織前19近傍の未切断緯糸、即ち緯糸端12は、より強くキャッチコード13に把持されるので、経糸口が開くことによる織布の緯糸緩みが抑えられ、停止段の発生が抑えられる。
ラチェット爪26は、引張スプリング33によって付勢されて先端26aがラチェットホィール24に接触しているが、引張スプリング33を設けず、先端部分の重量を重くすることにより、ラチェット爪26は自重のみによって付勢され、先端26aがラチェットホィール24に接触するようにしてもよい。また、ラチェット爪26は、ラチェットホィール24の歯のスリップ面24bをスリップして最後退位置に復帰するが、その際にラチェットホィール24を逆回転させる場合があり、揺動軸2の1回の揺動運動によるラチェットホィール24の回転量が少なくなったり、回転量が一定でなくなる。そのためラチェットホィール24のブレーキ装置を設けて、ラチェットホィール24の逆回転を抑えてもよい。ブレーキ装置としては、例えば、ナイロン等のブレーキシュー部材をスプリングを介してラチェットホィール24の側面に当接させる。
図4は、本発明の第2の実施例であるキャッチコード仮撚装置70を示す平面図である。フレーム1に固定されるスピンドルホルダ40に、仮撚スピンドル21とシャフト47とが、それぞれストップリング22を介して軸線方向の変位が規制されと共に、揺動軸2と平行に回転可能に支持されている。仮撚スピンドル21の外周面には、ボルト25を介してギヤ43が仮撚スピンドル21と同軸に固定され、シャフト47には、キー44、ワッシャ45およびボルト46を介して、ギヤ43とラチェットホィール41が、シャフト47と同軸に固定されている。ギヤ42とギヤ43は、互いに噛み合う一対の歯車をなして回転伝達部材を形成しており、本実施例では、ギヤ42の歯数はギヤ43の歯数の1.4倍であり、回転伝達比1.4となって仮撚スピンドル21の回転量は、ラチェットホィール41の回転量の1.4倍に増大される。第1の実施例のキャッチコード仮撚装置60よりも、その分、キャッチコード1の加撚数が多くなり、緯糸端12および緯糸片14を強く把持し、太い緯糸や滑りやすい緯糸等に対応できる。
ボルト25緩めることによりギヤ43を、ボルト46を取り外すことによりギヤ42をそれぞれ交換することができ、回転伝達比を変更することができる。これによりキャッチコード1の加撚程度を、製織条件に対応して適切に設定することができる。即ち、太い緯糸や滑りやすい緯糸に対しては、回転伝達比を大きくして加撚数を多くすることにより、より強くキャッチコード1に把持させることができる。また撚縮が大きかったり弱くそのため余り加撚できないキャッチコードに対しては、回転伝達比を小さくして加撚数を少なくすることにより、キャッチコード1が、撚縮によって弱くなって、加撚プレート23を擦りながら通過する際に切断される等の事故を回避することができる。
回転伝達部材として、直接噛み合う一対の歯車(ギヤ42、43)を用いたが、アイドルギヤを介して一対の歯車を噛み合わせてもよい。アイドルギヤの取付位置を調整することにより、両方の歯車、またはいずれか一方の歯車を別の歯車に交換することができる。その際、一対の歯車の軸間距離を変更する必要がない。
本実施例では、キャッチコード13の仮撚スピンドルが、軸線にコード挿通孔21aが延在して中空の仮撚スピンドル21と、平板状を有して溶接等によって仮撚スピンドル21に接合される加撚プレート23とによって形成され、加撚プレート23は、複数のコード把持孔23aを有して仮撚スピンドル21のコード挿通孔21aに挿通されているが、他の形態をとってもよい。例えば、パイプ状の仮撚スピンドルの上流側部分を扁平に形成して、上流側部分に複数のコード把持孔を設け、キャッチコード13はコード把持孔通過後、コード挿通孔に導かれる。また、複数のコード屈曲部材と、該コード屈曲部材の支持部材を設け、該支持部材をボルト等によって中空の仮撚スピンドルと一体化してもよく、その場合、複数のコード屈曲部材の少なくとも1つと支持部材は、一体物であってもよい。更に、本実施例では、仮撚スピンドル21とラチェットホィール24は、別部材で形成されボルト25を介して一体に設けられているが、ボルトや溶接等による接合によらずに、単一部材から形成されてもよい。
図5は、本発明の第3の実施例であるキャッチコード仮撚装置80を示す平面図である。フレーム1に固定されるスピンドルホルダ50に、仮撚スピンドル21が、ストップリング22を介して軸線方向の変位が規制されと共に、経糸10と平行に回転可能に支持されている。仮撚スピンドル21の外周面には、ボルト25を介してベベルギヤ53が、仮撚スピンドル21と同軸に固定されている。 フレーム1に固定されるシャフトホルダ51に、シャフト55が、ストップリング22を介して軸線方向の変位が規制されと共に、揺動軸2と平行に回転可能に支持されている。シャフト55には、キー44、ワッシャ45およびボルト46を介して、ベベルギヤ52とラチェットホィール41が、シャフト55と同軸に固定されている。ベベルギヤ52とベベルギヤ53は、互いに噛み合う一対の歯車をなして回転伝達部材を形成しており、本実施例では、ベベルギヤ52の歯数はベベルギヤ53の歯数の1.7倍であり、回転伝達比1.7となって、仮撚スピンドル21の回転量は、ラチェットホィール41の回転量の1.7倍に増大される。
織前19から経糸10方向に伸びるキャッチコード13は、コードガイド15で僅かに屈曲されて、加撚プレート23に達して加撚され、コード挿通孔21aに入って仮撚スピンドル21を通過し、その後、ガイドホルダ54に支持されるコードガイド16を経て屈曲し、図示しない一対の牽引ギヤに達した後、自重で下降し、図示しない収容容器に堆積する。
揺動軸2とラチェットホィール24の軸線は、互いに平行、または略平行に配設される。本実施例では、回転伝達部材として、軸線が互いに交差する一対の傘歯車を用いているので、仮撚スピンドル21を、ラチェットホィール24の軸線と交差させて揺動軸2と交差させることができる。本実施例では、揺動軸2は織前19と平行、または略平行に配設されているので、仮撚スピンドル21の軸線方向を経糸10方向に近づけることができる。仮撚スピンドル21の軸線方向を経糸10方向と一致するようにすれば、織前19からのキャッチコード13を、コードガイド15、即ちガイド部材を介して大きく屈曲させて仮撚スピンドル21に導かなくてもよく、キャッチコード13は、加撚状態が織前19まで十分に波及するので、緯糸片14および織前19や織前19近傍の未切断緯糸、即ち緯糸端12を確実に把持することができる。
上記のいずれの実施例においても、揺動軸2は切断装置100の可動刃5の駆動に用いられているが、揺動軸2として、ロッキングシャフト、またはロッキングシャフトによって揺動運動を行う軸を用いてもよい。また、揺動軸2として、織機モータによって駆動されるキャッチコード仮撚装置の専用の軸、即ち切断装置100の可動刃5の揺動軸とは異なる揺動軸を設けてもよい。
上記の第2の実施例、第3の実施例共、回転伝達部材として一対の歯車を用いたが、一対のプーリと、プーリ間に掛けわたされるベルトとによって回転伝達部材が形成されてもよい。一対の歯車を用いる場合よりも、仮撚スピンドル21からより離間して揺動軸2を配設できる。一対のプーリは、必ずしも軸線同士が互いに平行、または略平行でなくてもよく、その場合、ベルトをタスキ掛けすることにより、一方のプーリから他方のプーリに、回転が伝達される。
本発明は上記のいずれの実施例にも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
本発明の第1の実施例のキャッチコード仮撚装置装置60の全体を示す平面 図である。 図1においてA−Aから矢視の側面図であり、ラチェット爪26の最後退時 を示す。 図1においてA−Aから矢視の側面図であり、ラチェット爪26の最前進時 を示す。 本発明の第2の実施例のキャッチコード仮撚装置装置70の全体を示す平面 図である。 本発明の第3の実施例のキャッチコード仮撚装置装置80の全体を示す平面 図である。
符号の説明
1 フレーム
2 揺動軸
3 カッターレバー
4 ボルト
5 可動刃
6 固定刃
7 ピン
8 ピン
10 経糸
12 緯糸端
13 キャッチコード
14 緯糸片
15 コードガイド
16 コードガイド
17 ガイドホルダ
19 織前
20 スピンドルホルダ
21 仮撚スピンドル
21a コード挿通孔
22 ストップリング
23 加撚プレート
23a コード把持孔
24 ラチェットホィール
24a 係合面
24b スリップ面
24c ボス
25 ボルト
26 ラチェット爪
26a 先端
27 ピン
28 レバー
29 ボルト
30 ボルト
32 スプリングピン
33 引張スプリング
40 スピンドルホルダ
41 ラチェットホィール
42 ギヤ
43 ギヤ
44 キー
45 ワッシャ
46 ボルト
47 シャフト
50 スピンドルホルダ
51 シャフトホルダ
52 ベベルギヤ
53 ベベルギヤ
54 ガイドホルダ
55 シャフト
60 キャッチコード仮撚装置
70 キャッチコード仮撚装置
80 キャッチコード仮撚装置
100 緯糸切断装置

Claims (3)

  1. 無杼織機のキャッチコード仮撚装置において、製織運動に伴って正逆方向に回転する揺動軸と、ラチェットホィールと、前記揺動軸に揺動中心から半径方向に離間して設けられ前記ラチェットホィールと係合するラチェット爪と、ラチェットホィールと一体に設けられて回転される、またはラチェットホィールから回転伝達部材を介して回転される仮撚スピンドルとを含むことを特徴とする無杼織機のキャッチコード仮撚装置。
  2. 前記揺動軸によって緯糸切断装置の可動刃が駆動されることを特徴とする請求項1記載の無杼織機のキャッチコード仮撚装置。
  3. 前記回転伝達部材は一対の歯車、または一対のプーリとベルトであり、回転伝達比を変更することにより、仮撚スピンドルの回転速度が変更されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の無杼織機のキャッチコード仮撚装置。
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