JP2006225074A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動原稿搬送装置において、装置全体が大型化したりコストアップとなったりすることなく、底板ソレノイドへの通電時間を短くして底板ソレノイドの温度上昇を小さくするとともに、原稿の種類によって原稿が不送りとなったり原稿を傷めたりするおそれを解消する。
【解決手段】 底板ソレノイドに通電して底板を移動し、原稿載置台上に載置する原稿を、呼出コロ等の呼出部材に押し当て、その呼出部材で繰り出して分離手段により一枚ずつ分離して搬送し、その搬送する原稿を、反射型センサ・透過型センサ等の検知手段で検知して読取りタイミングに合わせて原稿を読取り位置へと送り込む。そのような自動原稿搬送装置において、原稿が検知手段に達する前に底板ソレノイドへの通電を停止し、底板を戻して呼出部材から離し、原稿載置台から繰り出した原稿の、呼出部材による搬送をなくす制御手段を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば複写機、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に搭載して、原稿載置台上に積載載置する原稿を呼出部材で繰り出し、分離手段で一枚ずつ分離して搬送し、その搬送する原稿を検知手段で検知して読取りタイミングに合わせて読取り位置へと送り込み、原稿の画像情報を読み取り後に排紙台上に排出する自動原稿搬送装置に関する。
従来、特にデジタル複写機などに搭載するこの種の自動原稿搬送装置では、原稿を搬送して、複写機本体などの画像形成装置本体に設けるスリットガラス上の読取り位置へと送り込み、その読取り位置で原稿を一定速度で搬送しながら原稿の画像情報を読み取るシートスルータイプのものが多くなっている。
例えば図8に示すように、原稿載置台1上に原稿2を積載して載置し、不図示の底板ソレノイドをオンすることにより支軸3を中心として底板4を揺動して原稿2の先端部を呼出部材である呼出コロ5に下方から押し当て、呼出コロ5を回転することにより原稿2を繰り出して分離手段6に入れ、分離手段6の給紙ベルト7と回動軸にトルクリミッタを介して設ける分離コロ8とで一枚ずつ分離して搬送路9に入れる。
搬送路9に入れた原稿2は、その搬送路9を通して搬送ローラ対10で搬送し、先端を検知手段であるレジストセンサ11で検知したとき上述した底板ソレノイドをオフして底板4を戻し、呼出コロ5による原稿2の繰出し動作を停止するとともに、呼出コロ5による原稿2の搬送も停止する。その後、引き続き搬送ローラ対10で搬送し、画像形成装置本体12の読取りタイミングに合わせて原稿2をスリットガラス13上の読取り位置へと送り込み、中間ローラ対14で搬送して排紙ローラ対15で排出し、排紙台16上にスタックしていた。
ところが、このような従来のシートスルータイプの自動原稿搬送装置では、レジストセンサ11で、読取り位置への原稿2の送り込みと画像形成装置本体12の読取りタイミングとを合わせることから、レジストセンサ11は読取り位置の直前に備えるのが一般的である。このため、そのレジストセンサ11で原稿2を検知するまで底板ソレノイドへの通電を継続することから、通電時間が長くなって底板ソレノイドの温度上昇が大きくなる問題があった。
また、不図示の底板ソレノイドを長い間オンして底板4を揺動し、原稿2の先端部を呼出コロ5に下方から押し当て続けると、呼出コロ5が上方に押し上がり、その呼出コロ5と同一のブラケットで支持するローラ17・17も上方へと移動し、給紙ベルト7が浮き上がって分離コロ8に対する押し当て力が弱くなり、特に原稿2が薄紙であるときなど、図9に示すように分離コロ8が逆転し、呼出コロ5の搬送と分離コロ8の逆送とで原稿2にたわみを生じ、大切な原稿2を傷めるおそれがある問題があった。
従来の自動原稿搬送装置の中には、例えば特許文献1に記載されるように、押え位置可変部材を設け、その押え位置可変部材で、分離手段に設ける給紙ベルトの押え位置を変えることにより、給紙ベルトに対する分離コロなどの阻止部材の押し当て力を可変して分離圧を変化できる構成とし、原稿の種類等に応じて最適な分離圧として、原稿スリップ等の給紙不良を防止するものがある。
また、例えば特許文献2に記載されるように、分離手段に設ける分離コロの外周面に給紙ベルトと非接触の湾曲突部を形成し、表面に粒状の粒子を固着してその湾曲突部の周面を凹凸面とする構成とし、ジャムの発生や重送を阻止して短期間での部品交換を防止するものがある。
特開平11−217126号公報 特開平11−59937号公報
ところが、特許文献1に記載するような自動原稿搬送装置では、押え位置可変部材およびそれを駆動する駆動源を必要とするから、装置全体が大型化するとともに、コストアップとなる問題があった。また、原稿の画像情報読取り時には、やはり検知手段で原稿2を検知するまで底板ソレノイドへの通電を継続することから、通電時間が長くなって底板ソレノイドの温度上昇が大きくなる問題があった。
特許文献2に記載するような自動原稿搬送装置では、分離コロの中央部を膨らませて湾曲突部を形成するから、原稿にコロのすじ跡などが付く問題があった。また、分離コロの形状が特殊であり、外周面に給紙ベルトと非接触の湾曲突部を形成するとともに、表面に粒状の粒子を固着してその湾曲突部の周面を凹凸面とするから、部品コストがアップする問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、自動原稿搬送装置において、装置全体が大型化したりコストアップとなったりすることなく、底板ソレノイドへの通電時間を短くして底板ソレノイドの温度上昇を小さくするとともに、原稿の種類によって原稿が不送りとなったり原稿を傷めたりするおそれを解消することにある。
ところで、底板ソレノイドへの通電を停止し、原稿載置台1から繰り出した原稿2の、呼出コロ5による搬送をなくすと、原稿2が搬送ローラ対10に達していれば、その搬送ローラ対10より引き続き搬送されるが、達していないときは、給紙ベルト7の搬送力のみで搬送されることとなる。このとき、原稿2の種類や給紙ベルト7の汚れ具合によっては、スリップを生じて不送りを発生する問題があった。
そこで、この発明の第2の目的は、底板ソレノイドへの通電を停止して後の不送りの発生を防止することにある。
さて、不送りを生じた場合に、原稿搬送力を高めると、例えば薄紙のように、原稿の種類によっては、原稿にダメージを与えることがある。
そこで、この発明の第3の目的は、不送りを生じた場合に、原稿の種類によっては、原稿搬送力を高めないようにし、原稿にダメージを与えないようにすることにある。
この発明の第4の目的は、部品の汚れや磨耗などの装置の不具合を直ちに認識して、清掃、交換等の対策を早期に講ずることを可能とすることにある。
この発明の第5の目的は、ユーザーが原稿の種類を考慮し、部品の汚れや磨耗などの装置の不具合を直ちに認識して、清掃、交換等の対策を早期に講ずることを可能とすることにある。
この発明は、上述した第1の目的を達成すべく、底板ソレノイドに通電して底板を移動し、原稿載置台上に載置する原稿を、呼出コロ等の呼出部材に押し当て、その呼出部材で繰り出して分離手段により一枚ずつ分離して搬送し、その搬送する原稿を、反射型センサ・透過型センサ等の検知手段で検知して読取りタイミングに合わせて原稿を読取り位置へと送り込む自動原稿搬送装置において、原稿が検知手段に達する前に底板ソレノイドへの通電を停止し、底板を戻して呼出部材から離し、原稿載置台から繰り出した原稿の、呼出部材による搬送をなくす制御手段を備える、ことを特徴とする。
例えば、給紙モータの駆動を開始してから、原稿が検知手段に達するまでのパルス数を第1の規定値とし、給紙モータのパルス数がその第1の規定値に達する前の第2の規定値に達したとき、制御手段が底板ソレノイドへの通電を停止する制御を行う。
請求項3に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の自動原稿搬送装置において、制御手段が、底板ソレノイドへの通電を停止して後、第1の規定値に達してもなお原稿が検知手段に達しないときは、再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開する制御を行う、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項3に記載の自動原稿搬送装置において、原稿の紙種情報入手手段を有し、その紙種情報入手手段で入手した情報によっては、制御手段が再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開しないように制御する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項3または4に記載の自動原稿搬送装置において、再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開した回数をカウントし、その回数が第3の規定値以上となったときには、制御手段が、給紙ベルトや分離コロや呼出部材などの原稿搬送部材の点検を指示する表示を出力する制御を行う、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項5に記載の自動原稿搬送装置において、原稿の紙種情報入手手段を有し、その紙種情報入手手段で入手した情報によっては、制御手段が、給紙ベルトや分離コロや呼出部材などの原稿搬送部材の点検を指示する表示をしないように制御する、ことを特徴とする。
この発明によれば、制御手段により、原稿が検知手段に達する前に底板ソレノイドへの通電を停止し、底板を戻して呼出部材から離し、原稿載置台から繰り出した原稿の、呼出部材による搬送をなくす制御を行うので、装置全体が大型化したりコストアップとなったりすることなく、底板ソレノイドへの通電時間を短くして底板ソレノイドの温度上昇を小さくするとともに、原稿の種類によって原稿が不送りとなったり原稿を傷めたりするおそれを解消することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段が、底板ソレノイドへの通電を停止して後、第1の規定値に達してもなお原稿が検知手段に達しないときは、再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開する制御を行うので、底板ソレノイドへの通電を停止して後にスリップ等を生じた場合には、再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開することにより、原稿の搬送力を高めて不送りの発生を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、原稿の紙種情報入手手段を有し、その紙種情報入手手段で入手した情報によっては、制御手段が再度の呼出部材による原稿の搬送を再開しないように制御するので、不送りを生じた場合に、例えば原稿が薄紙などであるとき、再度底板を移動することにより呼出部材に原稿を押し当てて原稿にダメージを与えることを避けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、再度底板ソレノイドに通電して呼出部材による原稿の搬送を再開した回数をカウントし、その回数が第3の規定値以上となったときには、給紙ベルトや分離コロや呼出部材等の原稿搬送部材の汚れなどによりスリップが発生していると推定し、原稿搬送部材の点検を指示する表示を出力するので、ユーザーは装置の不具合を直ちに認識し、清掃、交換等の対策を早期に講じて不具合に起因するジャムなどの発生を未然に防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、紙種情報入手手段で入手した情報によっては、制御手段が原稿搬送部材の点検を指示する表示をしないようにするので、原稿によってはその紙種が原因でスリップが発生していると推定して点検の必要を報知するようにし、ユーザーは原稿の種類も考慮して装置の不具合を直ちに認識し得るようにし、清掃、交換等の対策を早期に講じて不具合に起因するジャムなどの発生を未然に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、搭載するこの発明による自動原稿搬送装置を開いて、複写機・ファクシミリ等の画像形成装置の上部を示す。
図中符号20は、画像形成装置本体である。画像形成装置本体20は、上部に画像読取装置を備え、頂面に、固定原稿読取り用の大きな面積の矩形状のコンタクトガラス21と、搬送原稿読取り用の小さな面積の細長なスリットガラス22とを設け、背面側の2つの支持台23で支持してヒンジにより自動原稿搬送装置(ADF)24を開閉自在に取り付ける。
図2には、搭載する自動原稿搬送装置24を閉めた状態の概略構成を示す。
この図2に示す自動原稿搬送装置24は、基本的には、図8に示す従来の自動原稿搬送装置と同一の構成であり、原稿載置台26と排紙台27とを上下に備え、それらの間を湾曲する搬送路28で連絡する。図中符号20、21、22は、それぞれ上述した画像形成装置本体、コンタクトガラス、スリットガラスである。
搬送路28の最上流には、底板30を底板ソレノイド31で支軸32を支点として上下に揺動自在に設ける。底板30の上には、呼出部材である呼出コロ33を設ける。呼出コロ33には、底板ソレノイド31に通電したとき支軸32を支点として底板30を上向きに揺動して原稿34の先端部を押し当てる。底板ソレノイド31への通電を停止したときには、自重または不図示のスプリングで下向きに揺動して底板30を戻し、原稿34を呼出コロ33から離す。
搬送路28に沿って、底板30および呼出コロ33の下流には、分離手段35を備える。分離手段35は、回転軸36上に不図示のトルクリミッタを介して取り付ける分離コロ37と、呼出コロ33とともに不図示の回動ブラケットで支持して一方が駆動回転し他方が従動回転する2つの支持ローラ38と、それらの支持ローラ38間に掛けまわして分離コロ37を圧接解除可能に押し当てて設ける無端の給紙ベルト40とで構成する。そして、回転軸36は、時計まわりに回転し、給紙ベルト40も時計まわりに走行するが、分離コロ37にトルクリミッタの限界を超える回転トルクが加わったときには、分離コロ37は、給紙ベルト40に連れまわりして反時計まわりに回転するようになっている。
搬送路28に沿ってさらに下流には、一対の搬送ローラ対41を設ける。その下流には、検知手段であるレジストセンサ42を備える。レジストセンサ42は、発光素子から発した光を原稿34で反射して受光素子で受けることにより原稿34を検知する反射型センサや、発光素子で発し、受光素子で受けていた光を原稿34で遮断することにより原稿34を検知する透過型センサなどで構成する。搬送路28に沿ってまたさらに下流には、スリットガラス22上に位置して読取り位置を設け、さらに下流に中間ローラ対43に続けて排紙ローラ対44を設けている。
ところで、上述した呼出コロ33、回転軸36、支持ローラ38、搬送ローラ対41、中間ローラ対43、排紙ローラ対44などは、パルスモータである不図示の給紙モータで回転する。そして、給紙モータの駆動を開始してから、原稿34がレジストセンサ42に達するまでのパルス数を第1の規定値とする。そして、原稿の画像情報読取り時は、原稿載置台26上に原稿34を積載して載置する。
図3には、画像情報読取り時のフローチャートを示す。
自動原稿搬送装置24は、画像形成装置本体20からの起動開始信号を受け、ステップS1で底板ソレノイド31に通電してそれをオンし、原稿載置台26上に載置する原稿34の先端部を下方から呼出コロ33に押し当てるとともに、ステップS2で不図示の給紙モータの駆動を開始して呼出コロ33を回転し、原稿34を繰り出して分離手段35に入れ、分離手段35の給紙ベルト40と分離コロ37とで一枚ずつ分離して搬送路28をさらに下流に向けて搬送する。
同時に、ステップS3で、給紙モータのパルス数のカウントを開始する。次いで、ステップS4で、給紙モータのパルス数が上述した第1の規定値に達する前のあらかじめ定めた所定の第2の規定値に達したか否か判断し、達したときには、ステップS5で制御手段46が底板ソレノイド31への通電を停止してそれをオフする制御を行う。そして、底板30を戻して呼出コロ33から離し、呼出コロ33による原稿34の搬送をなくす。
呼出コロ33による原稿34の搬送を停止して後も、分離手段35の給紙ベルト40による原稿34の給紙動作を継続し(ステップS6)、搬送路28をさらに下流に向けて搬送して搬送ローラ対41位置に導き、その搬送ローラ対41で引き続き搬送して先端をレジストセンサ42で検知したときいったん原稿34の搬送を停止し、画像形成装置本体20からの原稿搬送信号に同期し、読取りタイミングに合わせて原稿34をスリットガラス22上の読取り位置へとタイミングを取って送り込み、中間ローラ対43で搬送して排紙ローラ対44で排出し、排紙台27上にスタックする。
これにより、装置全体が大型化したりコストアップとなったりすることなく、底板ソレノイド31への通電時間を短くして底板ソレノイド31の温度上昇を小さくするとともに、原稿34の種類によって原稿34が不送りとなったり原稿34を傷めたりするおそれを解消することができる。
図4には、画像情報読取り時の別のフローチャートを示す。
この図4に示す制御手段46では、図3のステップS5の後、ステップS7で給紙モータのパルス数が上述した第1の規定値に達したか否かを判断し、その第1の規定値に達したときはステップS8でレジストセンサ42がオンとなっているか否かから、原稿34がレジストセンサ42位置に達しているか否かを判断する。そして、達しているときは、そのまま図3のステップS6の給紙動作を継続する。
反対に、達していないとき、すなわち底板ソレノイド30への通電を停止して後、パルス数が第1の規定値に達してもなお原稿がレジストセンサ42に達していないときは、不送りがあると判断して、ステップS9で再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開し、原稿34の搬送力を高めて不送りを解消するようにし、ステップS10でレジストセンサ42がオンになったことを確認して図3のステップS6の給紙動作を継続する。
これにより、底板ソレノイド31への通電を停止して後にスリップ等により不送りを生じた場合には、再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開することにより、原稿34の搬送力を高めて不送りの発生を防止することができる。
図5には、画像情報読取り時のさらに別のフローチャートを示す。
ところで、不送りを生じた場合に、再度呼出コロ33を押し当てて原稿搬送力を高めると、例えば薄紙のように、原稿34の種類によっては、原稿にダメージを与える場合がある。そこで、この図5に示す例では、原稿34の紙種情報入手手段を設ける。そして、ユーザーが、原稿載置台26上に原稿34をセットしたとき、自動原稿搬送装置24の操作表示パネル等を介してこの紙種情報入手手段に紙種を直接入力したり、画像形成装置本体20の操作表示パネル等を介して紙種情報入手手段に紙種を間接的に入力したりし得るようにする。
そして、この図5に示す制御手段46では、あらかじめ原稿紙種情報を入手して後、給紙を開始し、ステップS8で底板ソレノイド30への通電を停止して後、第1の規定値に達してもなお原稿がレジストセンサ42に達していないときは、まずステップS11で原稿34の紙種が薄紙であるか否かを判断し、薄紙であるときはそのままステップS6に進んで給紙動作を継続する。薄紙でないときに限り、ステップS9に進んで再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開し、ステップS10でレジストセンサ42がオンになったことを確認してステップS6の給紙動作を継続する。
これにより、不送りを生じた場合に、例えば原稿が薄紙などのとき、再度底板を移動することにより呼出コロ33に原稿34を押し当てて原稿34にダメージを与えることを避けることができる。
図6には、画像情報読取り時のまたさらに別のフローチャートを示す。
この図6に示す制御手段46では、ステップS9で再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開したときは、ONカウンタの数値に1を付加する。そして、ステップS6で継続した給紙動作をステップS12で完了したとき、ステップS13で、ONカウンタ値があらかじめ定めた所定の第3の規定値以上となったか否かを判断し、なっていないときは通常通りステップS14で次制御工程に進む。なったときは、給紙ベルト40や分離コロ37や呼出コロ33等の原稿搬送部材の汚れなどによりスリップが発生していると推定し、ステップS15に進んで、例えば画像形成装置本体20側にその情報を送信して画像形成装置本体20の操作表示パネル等で原稿搬送部材の点検を指示する表示を出力する。
これにより、ユーザーは、自動原稿搬送装置24の不具合を直ちに認識し、清掃、交換等の対策を早期に講じて不具合に起因するジャムなどの発生を未然に防止することができる。
図7には、画像情報読取り時のまたさらに別のフローチャートを示す。
この図7に示す例では、図5に示す例と同様に、原稿34の紙種情報入手手段を設ける。そして、ユーザーが、原稿載置台26上に原稿34をセットしたとき、自動原稿搬送装置24の操作表示パネル等を介してこの紙種情報入手手段に紙種を直接入力したり、画像形成装置本体20の操作表示パネル等を介して紙種情報入手手段に紙種を間接的に入力したりし得るようにする。
そして、あらかじめ原稿紙種情報を入手して後、給紙を開始し、ステップS8で底板ソレノイド30への通電を停止して後、第1の規定値に達してもなお原稿がレジストセンサ42に達していないときは、まずステップS11で原稿34の紙種が薄紙であるか否かを判断し、薄紙であるときは通常通りそのままステップS6に進んで給紙動作を継続する。薄紙でないときに限り、ステップS9に進んで再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開し、ステップS10でレジストセンサ42がオンになったことを確認してステップS6の給紙動作を継続する。
この図7に示す制御手段46では、ステップS9で再度底板ソレノイド31に通電して呼出コロ33による原稿34の搬送を再開したときは、ONカウンタの数値に1を付加する。そして、ステップS6で継続した給紙動作をステップS12で完了したとき、ステップS13で、ONカウンタ値があらかじめ定めた所定の第3の規定値以上となったか否かを判断し、なっていないときはステップS14で通常通り次制御工程に進む。なったときは、給紙ベルト40や分離コロ37や呼出コロ33等の原稿搬送部材の汚れなどによりスリップが発生していると推定し、ステップS15に進んで、例えば画像形成装置本体20側にその情報を送信して画像形成装置本体20の操作表示パネル等で原稿搬送部材の点検を指示する表示を出力する。
これにより、紙種情報入手手段で入手した情報によっては、制御手段46が原稿搬送部材の点検を指示する表示をしないようにするので、原稿34によってその紙種が原因でスリップが発生していると推定して点検の必要を報知するようにし、ユーザーは原稿34の種類も考慮して自動原稿搬送装置24の不具合を直ちに認識し得るようにし、清掃、交換等の対策を早期に講じて不具合に起因するジャムなどの発生を未然に防止することができる。
搭載するこの発明による自動原稿搬送装置を開いて画像形成装置の上部を示す斜視図である。 その搭載する自動原稿搬送装置を閉めた状態の概略構成図である。 その画像情報読取り時のフローチャートである。 画像情報読取り時の別のフローチャートである。 画像情報読取り時のさらに別のフローチャートである。 画像情報読取り時のまたさらに別のフローチャートである。 画像情報読取り時のまたさらに別のフローチャートである。 従来の自動原稿搬送装置の概略構成図である。 その不具合を説明する部分拡大図である。
符号の説明
20 画像形成装置本体
24 自動原稿搬送装置
26 原稿載置台
28 搬送路
30 底板
31 底板ソレノイド
33 呼出コロ(呼出部材)
34 原稿
35 分離手段
37 分離コロ
40 給紙ベルト
42 レジストセンサ(検知手段)
46 制御手段

Claims (6)

  1. 底板ソレノイドに通電して底板を移動し、原稿載置台上に載置する原稿を呼出部材に押し当て、その呼出部材で繰り出して分離手段により一枚ずつ分離して搬送し、その搬送する原稿を検知手段で検知して読取りタイミングに合わせて原稿を読取り位置へと送り込む自動原稿搬送装置において、
    原稿が前記検知手段に達する前に前記底板ソレノイドへの通電を停止し、前記底板を戻して前記呼出部材から離し、前記原稿載置台から繰り出した原稿の、前記呼出部材による搬送をなくす制御手段を備えることを特徴とする、自動原稿搬送装置。
  2. 給紙モータの駆動を開始してから、原稿が前記検知手段に達するまでのパルス数を第1の規定値とし、前記給紙モータのパルス数がその第1の規定値に達する前の第2の規定値に達したとき、前記制御手段が前記底板ソレノイドへの通電を停止する制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記制御手段が、前記底板ソレノイドへの通電を停止して後、前記第1の規定値に達してもなお原稿が前記検知手段に達しないときは、再度前記底板ソレノイドに通電して前記呼出部材による原稿の搬送を再開する制御を行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 原稿の紙種情報入手手段を有し、その紙種情報入手手段で入手した情報によっては、前記制御手段が再度前記底板ソレノイドに通電して前記呼出部材による原稿の搬送を再開しないように制御することを特徴とする、請求項3に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 再度前記底板ソレノイドに通電して前記呼出部材による原稿の搬送を再開した回数をカウントし、その回数が第3の規定値以上となったときには、前記制御手段が原稿搬送部材の点検を指示する表示を出力する制御を行うことを特徴とする、請求項3または4に記載の自動原稿搬送装置。
  6. 原稿の紙種情報入手手段を有し、その紙種情報入手手段で入手した情報によっては、前記制御手段が原稿搬送部材の点検を指示する表示をしないように制御することを特徴とする、請求項5に記載の自動原稿搬送装置。
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