JP2006224891A - コンソールボックス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
リッドを閉めていてもコンソールボックス本体の前方且つ下方を照明することができるコンソールボックス構造を提供すること。
【解決手段】
上面に開口部12を有するコンソールボックス本体10を備え、このコンソールボックス本体10には開口部12を覆うリッド20を開閉自在に取り付け、このリッド20には照明装置60を設けたコンソールボックス構造であって、照明装置60は、リッド20の前端部22aに設けられて、コンソールボックス本体10の前方に形成されたカップホルダー(前部収納空間)30を上方から照射する。
【選択図】図2

Description

本発明は、開口部を覆うリッドをコンソールボックス本体に開閉自在に設けると共に、このリッドに照明装置を設けたコンソールボックス構造に関するものである。
従来から、コンソールボックス本体の上面に形成された開口部を覆うリッドを、このコンソールボックス本体に開閉自在に取り付けると共に、リッドに前方を照明する照明装置を設けたコンソールボックス構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコンソールボックス構造では、リッドの裏面側に照明装置が設けられており、リッドを開いた際に照明装置が点灯して、前方を照明するようになっていた。
実開昭58−146745号公報
ところで、上述のコンソールボックス構造では、照明装置がリッドの裏面側に設けられているため、リッドを閉めた状態でコンソールボックス本体をアームレストとして使用する場合には前方を照明することができなかった。
また、リッドの裏面側に設けられた照明装置は、照射方向が比較的上方に向うことになり、輝度を高くするとまぶしくなって煩わしくなり、輝度を低くすると十分に明るくすることができないという問題を生じていた。
そこで、この発明は、リッドを閉めていてもコンソールボックス本体の前方且つ下方を照明することができるコンソールボックス構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、上面に開口部を有するコンソールボックス本体を備え、該コンソールボックス本体には前記開口部を覆うリッドを開閉自在に取り付け、該リッドには照明装置を設けたコンソールボックス構造であって、前記照明装置は、前記リッドの前端部に設けられて、前記コンソールボックス本体の前方に形成された前部収納空間を上方から照射することを特徴としている。
このように構成された本発明によると、リッドの前端部に照明装置が設けられているので、リッドを閉めていてもリッドの前端部が露出し、コンソールボックス本体の前方を照明することができる。
そのため、コンソールボックス本体をアームレストとして使用しながらも、前方を照明することが可能となる。
また、この照明装置によって上方から前部収納空間を照明することができるので、照明装置の輝度を高くしてもまぶしくならずに、煩わしく感じることがなくなる。
本発明に関わるコンソールボックス構造の実施例を図面に基づいて説明する。なお、図中矢印FRで示す方向は車体前方を示し、矢印REで示す方向は車体後方を示し、矢印UPRで示す方向は車体上方を示している。
図1に示すように、自動車等の車両における車室R内の運転席Sと助手席(図示せず)との間には、車両前後方向に延びるセンターコンソール1が設けられている。
このセンターコンソール1は、図1及び図2に示すように、コンソールボックス本体(以下、ボックス本体という)10を備えている。
ボックス本体10は、図2に示すように、内部にボックス収納室11が形成された筐体であり、上面にボックス収納室11を開放する開口部12が形成されている。そして、このボックス本体10には、開口部12を覆うリッド20が開閉自在に取り付けられている。
また、ボックス本体10の前方には、前部収納空間であるカップホルダー30が形成され、ボックス本体10の後方であってリヤシートRrの上面には、後部収納空間である後部カップホルダー31が形成されている。
リッド20は、上段リッド21と下段リッド22とに上下方向に分割され、この上段リッド21と下段リッド22との間にリッド収納室23が形成されている。これにより、このセンターコンソール1は、ボックス収納室11とリッド収納室23とが上下方向に並んで位置したいわゆる二段コンソールボックスとなっている。
上段リッド21は、リッド収納室23を覆うものであり、開閉動作できるように後端部が下段リッド22に回動自在に取り付けられている。また、上段リッド21の前端部は、下段リッド22の前端部22bよりも前方に突出しており、後述する照明装置60から照射される光が直接上方に向うことを防止している。
さらに、上段リッド21の前端部には、図3に示すように、係止爪21aが設けられている。
係止爪21aは、ボタン部21bとこのボタン部21bに連動する爪部21cとを有している。この係止爪21aは、後述する下段リッド22の爪受部22dに爪部21cが係止することで、上段リッド21と下段リッド22とを一体にする。そして、ボタン部21bを押圧すると、爪部21cが後方に移動して爪受部22dから外れて上段リッド21が上方に向かって回動可能となり、リッド収納室23を開くことができる。
下段リッド22は、後端部22aがボックス本体10の後端部10aに回動自在に取り付けられ、上段リッド21と一体になって前後方向にほぼ180°回動して開閉動作するようになっている。
なお、下段リッド22は、ほぼ180°回動した際にリヤシートRrに当接し、前端部22bが後部カップホルダー31に対向するようになっている(図2参照)。
そして、図5に示すように、下段リッド22の後端部22aにはヒンジ部40が設けられ、ボックス本体10の後端部10aにはヒンジ部40の両端を回動可能に保持する第一、第二ヒンジ受部50a、50bが設けられている。なお、このヒンジ部40及び第一、第二ヒンジ受部50a、50bは、車幅方向に並んでいる。
第一、第二ヒンジ受部50a、50bは、図6に示すように、それぞれボックス本体10に接続アーム10bを介して固定された円筒状の受部本体51と、受部本体51の内周面から中心O(図7参照)に向かって延びる第一、第二リブ52a、52bとを有している。
ここで、図7に示すように、第一リブ52aは車両前方側に位置し、第二リブ52bは車両後方側に位置し、それぞれ水平方向に沿って延在されている。また、第一リブ52aは、上面521aが受部本体51の中心Oを通り且つ車両前後に延びる水平線Lとほぼ同じ高さに位置しており、第二リブ52bはこの水平線Lよりも後述するヒンジ部40の接点片44の板厚分だけ下方に偏移している。
さらに、第一ヒンジ受部50aの第一、第二リブ52a、52b間には、金属製の被接点板53が取り付けられている。
被接点板53には、図示しない電源に接続された第二ハーネス33の一端がハンダ付け等で電気的に接続されており、この被接点板53が被接点となっている。
この被接点板53は、図7に示すように、第一リブ52aの上面521aから、この第一リブ52aの受部本体51の中心O側の端面を介して下面522aに回り込み、さらに受部本体51の内周面に沿って延びて第二リブ52bの下面522bに回り込み、この下面522bから、第二リブ52bの受部本体51の中心O側の端面を介して上面521bにまでわたって設けられている。
また、第二ハーネス33は、第一ヒンジ受部50aの受部本体51に形成された挿通孔54を通って、この受部本体51の外側に延びている。
一方、第二ヒンジ受部50bは、第一、第二リブ52a、52bによって受部本体51の中心Oに位置する軸55を支持している。
この軸55は、車幅方向に延在され、ヒンジ部40の後述する軸受43を回動可能に貫通する。
ヒンジ部40は、図6に示すように、下段リッド22に接続アーム22cを介して固定された円筒状のヒンジ本体41と、ヒンジ本体41の内周面から中心に向かって延びる複数のリブ42と、この複数のリブ42に支持されてヒンジ本体41の中心に位置する軸受43と、複数のリブ42の一つから第一ヒンジ受部50aに向かって突出した接点片44とを有している。
そして、ヒンジ本体41が軸受43を貫通する軸55を中心に回動することで、下段リッド22が開閉動作するようになっている。
また、接点片44は、第一ヒンジ受部50aの受部本体51の内側に挿入され、下段リッド22が閉まっているとき(回動していないとき)に第一リブ52aの上面521aに当接し、下段リッド22が最も回動したときに第二リブ52bの上面521bに当接するようになっている。
これにより、接点片44が下段リッド22の開閉動作を規制するストッパーの機能を果たすこととなる。
なお、ここでは、第一、第二リブ52a、52bがそれぞれ水平方向に沿って延在されているので、下段リッド22は、最も回動したときに、ほぼ180°回動することとなる。
さらに、この接点片44には、金属製の接点板45が取り付けられている。接点板45には、後述するバルブ61に接続された第一ハーネス32の他端がハンダ付け等で電気的に接続されており、この接点板45が接点となっている。
この接点板45は、図7に示すように、接点片44の一方の面44aから第一ヒンジ受部50a側の端面を介して他方の面44bに至るまで両面にわたって設けられている。
また、第一ハーネス32は、ヒンジ本体41に形成された挿通孔46を通ると共に、接続部22cの内部を通るように配線され、後述する照明室24内まで延びている。なお、挿通孔46は、接続アーム22cに対向する位置に形成されている。
そして、下段リッド22の前端部22bには、上段リッド21の爪部21cを係止する爪受部22dが設けられると共に、照明装置60を内蔵した照明室24が区画形成されている。また、ボックス本体10に係合する図示しない係合手段も、この前端部22bに設けられている。
照明室24は、前面に透光性を有する透明樹脂製の窓板24aが設けられ、後面にリッド収納室23に連通する透光孔24bが形成されている。
さらに、この照明室24内には、図9に示すように、照明装置60から延びる第一ハーネス32を保持するハーネス保持部材24cが設けられている。
照明装置60は、図8に示すように、バルブ61と、このバルブ61を収納するバルブケース62とを備えている。
バルブ61は、第一ハーネス32の一端が接続され、この第一ハーネス32及び第二ハーネス33を介して図示しない電源と電気的に接続され、適宜点灯するようになっている。
バルブケース62は、両端が閉塞した円筒状の収納部62aと、収納部62aの一方の端面621aから軸方向に延び且つ先端が閉塞した半円筒状の支持部62bと、収納部62aの他方の端面622aの中央及び支持部62bの端面621bの中央からそれぞれ突出する支持軸62cとを有している。
収納部62aの周面623aには、バルブ61から斜め下方に向かって開口する第一照明開口部63aと、反対側の斜め下方に向かって開口する第二照明開口部63b(図3参照)とが形成されている。
さらに、この収納部62aの一方の端面621a中央には、収納部62aの内部に挿入されたバルブ61が嵌合するバルブ孔63cが形成されている。
そして、このバルブケース62は、照明室24内に固定された一対の保持脚64に回動自在に保持されている。この保持脚64には、支持軸62cが回動可能に嵌合する嵌合部64aが形成されている。
なお、この保持脚64は、バルブケース62の軸方向が車幅方向に沿うようにバルブケース62を保持する。これにより、収納部62aの周面623aに形成された第一照明開口63aは車両の前側下方に向かって開口することとなり、第二照明開口63bは車両の後側下方に向かって開口することとなる(図3参照)。
さらに、バルブケース62の下側には、下段リッド22の回動角度に関わらず第一、第二照明開口部63a、63bの向きを変化させずにバルブケース62を保持するケース保持手段である錘65が設けられている。
錘65は、バルブケース62よりも十分に重い質量を有しており、下段リッド22が回動した際に、バルブケース62を常に重力方向に向かって回動させることで第一、第二照明開口部63a、63bの向きを変化させないようにしている。
次に、この発明のコンソールボックス構造の作用について説明する。
まず、図2において実線で示すように、リッド20が閉まっている場合では、下段リッド22の前端部22bに設けられた図示しない係合手段がボックス本体10に係合している。
また、このとき、ヒンジ部40の接点片44は、第一ヒンジ受部50aの第一リブ52aの上面521aに当接している。つまり、図7に実線で示すように、接点である接点片44の接点板45と被接点である第一リブ52aの被接点板53とが当接している。
これにより、図示しない電源に接続された第二ハーネス33とバルブ61に接続された第一ハーネス32とが電気的に接続することとなり、照明装置60のバルブ61が点灯する。
このように、接点がヒンジ部40の内部に設けられ、被接点が第一ヒンジ受部50aの内部に設けられているので、接点板45や被接点板53、第一、第二ハーネス32、33等をリッド20やボックス本体10の外側に露出することなく配置することが可能となる。そのため、見栄えを向上することができる。
そして、バルブ61が点灯すると、バルブケース62に形成された第一、第二照明開口部63a、63bを通って光が照射される。
ここで、図3に示すように、第一照明開口部63aが車両の前側下方に向かって開口し、第二照明開口部63bが車両の後側下方に向かって開口しているので、光が照射される範囲は、図3における黒色範囲となる。
そして、第一照明開口部63aから照射された光は、図2に示すように、照明室24の前面に設けられた窓板24aを透過し、ボックス本体10の前方に形成されたカップホルダー30を上方から照射する。
また、第二照明開口部63bから照射された光は、図3に示すように、照明室24の後面に形成された透光孔24bを通って、リッド収納室23内を照明する。
このように、リッド20の前端部22bに設けられた照明装置60によって、カップホルダー30とリッド収納室23とを同時に照明することができ、効率よく照明することが可能となる。
さらに、リッド収納室23内を照明するための専用の照明装置が不要となり、安価なコンソールボックス構造とすることができる。
そして、照明装置60がリッド20の前端部22bに設けられていることにより、リッド20を閉めていても、この照明装置60が内蔵された照明室24が露出し、ボックス本体10の前方を照明することができる。
そのため、ボックス本体10をアームレストとして使用しながらカップホルダー30を照明することが可能となる。
また、照明装置60によって、カップホルダー30を上方から照明するので、バルブ61の輝度を高くしてもまぶしくならず、照明装置60の光を煩わしく感じることがない。
さらに、ここでは、上段リッド21の前端部が下段リッド22の前端部22bよりも前方に突出しているため、上段リッド21によって照明装置60の光が直接上方に向うことを防止でき、煩わしさをより低減することが可能となる。
次に、リッド20を開く場合では、下段リッド22の前端部22bに設けられた図示しない係合手段を外し、後端部22aを中心に後方に回動させる。
このとき、ヒンジ部40のヒンジ本体41が回動して接点片44が第一リブ52aから離れると共に、第一ヒンジ受部50aの受部本体51の内周面に沿って回動する。
これにより、図示しない電源とバルブ61とが電気的に切断され、バルブ61が消灯する。そのため、リッド20の前端部22aが上方をむいてもまぶしくなることを防止できる。
そして、リッド20がほぼ180°回動すると、図2に二点鎖線で示すように、リヤシートRrに当接し、前端部22bが後部カップホルダー31に対向する。
このとき、ヒンジ部40の接点片44は、第一ヒンジ受部50aの第二リブ52bの上面521bに当接する。つまり、図7に二点鎖線で示すように、接点である接点片44の接点板45と被接点である第二リブ52bの被接点板53とが当接する。
これにより、図示しない電源に接続された第二ハーネス33とバルブ61に接続された第一ハーネス32とが電気的に接続され、照明装置60のバルブ61が再び点灯する。
このように、リッド20を閉めている状態で照明装置60を点灯させ、リッド20を回動することで照明装置60を消灯し、さらにリッド20がほぼ180°開いたときに再び照明装置60を点灯することができる。
これにより、照明装置60を点灯、消灯するための手間がかからず、煩わしくなくなる。
そして、バルブ61が点灯すると、バルブケース62に形成された第一、第二照明開口部63a、63bを通って光が再び照射される。
このとき、バルブケース62は、リッド20の回動角度に関わらず第一、第二照明開口部63a、63bの向きが変化しないように錘65によって保持される。
つまり、図9(a)に示すように、リッド20を閉めている際には錘65が下方を向き、バルブケース62が第一照明開口部63aを車両前方に向けると共に、第二照明開口部63bを車両後方に向けた状態となる。
そして、図9(b)に示すように、リッド20がほぼ90°回動した際には、重力によって引っ張られた錘65によってバルブケース62が重力方向に向かって(図9では反時計回りに)回動(自転)する。これにより、バルブケース62が第一照明開口部63aを車両前方に向けると共に、第二照明開口部63bを車両後方に向けた状態となる。
さらに、図9(c)に示すように、リッド20がほぼ180°回動した際には、重力によって引っ張られた錘65によってバルブケース62が重力方向に向かって(図9では反時計回りに)さらに回動(自転)する。これにより、バルブケース62が第一照明開口部63aを車両前方に向けると共に、第二照明開口部63bを車両後方に向けた状態となる。
このように、図4に示すように、リッド20がほぼ180°回動しても、第一照明開口部63aが車両の前側下方に向かって開口し、第二照明開口部63bが車両の後側下方に向かって開口しているので、光が照射される範囲は、図4における黒色範囲となる。
第一照明開口部63aから照射された光は、図4に示すように、照明室24の後面に形成された透光孔24bを通って、リッド収納室23内を照明する。
また、第二照明開口部63bから照射された光は、図2に示すように、照明室24の前面に設けられた窓板24aを透過し、ボックス本体10の後方に形成された後部カップホルダー31を上方から照射する。
なお、バルブケース62に形成された第二照明開口部63bが、車両の後側下方に向かって開口しているため、後部カップホルダー31を確実に上方から照射することが可能となる。そのため、光が上方に直接向うことがなくなり、まぶしくなることを防止できる。
そして、リッド20の前端部22bに設けられた照明装置60によって、リッド20を開いた際にボックス本体10の後方を照射することができて後部カップホルダー31を照明する専用の照明装置が不要となる。そのため、安価なコンソールボックス構造とすることができる。
また、リッド20をほぼ180°回動させて開いた状態であっても、照明装置60によって後部カップホルダー31とリッド収納室23とを同時に照明することができ、効率よく照明することが可能となると共に、リッド収納室23内を照明するための専用の照明装置が不要となり、安価なコンソールボックス構造とすることができる。
さらに、この発明のコンソールボックス構造のバルブケース62では、図8に示すように、バルブ61が支持部62bによって支持軸62cから離間されたバルブ孔63cに嵌合している。
そのため、バルブ61に接続された第一ハーネス32の動きが規制されず、リッド20の回動に伴って第一ハーネス32が動いても、この第一ハーネス32にねじれが生じにくくなる。
つまり、図10に示す照明装置100のように、バルブケース102の支持軸103に形成された貫通孔103aをハーネスHが貫通する場合では、支持軸103が保持される保持脚104の嵌合孔104aをハーネスHが貫通する。
そのため、ハーネスHの動きが支持軸103及び保持脚104によって規制され、リッド20の回動に伴ってハーネスHが動くと、ねじれが生じてしまう。
これに対し、本願発明のバルブケース62では、第一ハーネス32に自由に動くことのできる余長を残してバルブ61を保持でき、第一ハーネス32に生じるねじれをこの自由に動くことのできる余長で吸収することが可能となる。
以上説明したように、上面に開口部12を有するボックス本体10を備え、このボックス本体10には開口部12を覆うリッド20を開閉自在に取り付け、このリッド20には照明装置60を設けたこの発明のコンソールボックス構造では、照明装置60は、リッド20の前端部22bに設けられて、ボックス本体10の前方に形成されたカップホルダー30を上方から照射するようになっている。
そのため、リッド20を閉めていても、照明装置60が内蔵された照明室24が露出し、ボックス本体10の前方を照明することができる。
これにより、ボックス本体10をアームレストとして使用しながら、ボックス本体10の前方に形成したカップホルダー30を照明することが可能となる。
さらに、照明装置60によってカップホルダー30を上方から照明するので、バルブ61の輝度を高くしてもまぶしくならず、照明装置60の光を煩わしく感じることがない。
また、この発明のコンソールボックス構造では、リッド20は、前後方向にほぼ180°回動して開閉動作するように、ボックス本体10に後端部22aが回動自在に取り付けられ、一方、照明装置60は、バルブ61と、このバルブ61を収納すると共に前側下方に向かって開口する第一照明開口部63a及び後側下方に向って開口する第二照明開口部63bが形成されたバルブケース62と、リッド20の回動角度に関わらず第一、第二照明開口部63a、63bの向きを変化させずにバルブケース62を保持する錘65とを備え、リッド20がほぼ180°回動して開口部12を開くと、照明装置60はボックス本体10の後方に形成された後部カップホルダー31を上方から照射するようになっている。
そのため、リッド20の前端部22bに設けられた照明装置60によって、リッド20を開いた際に、ボックス本体10の後方に形成された後部カップホルダー31を照明することができる。
これにより、後部カップホルダー31を照明するための専用の照明装置が不要となり、安価なコンソールボックス構造とすることができる。
さらに、この発明のコンソールボックス構造では、リッド20の後端部22aにはヒンジ部40が設けられ、ボックス本体10の後端部10aにはヒンジ部40を回動可能に保持する第一、第二ヒンジ受部50a、50bが設けられると共に、ヒンジ部40内には照明装置60に電気的に接続された接点板45が設けられ、第一ヒンジ受部50aには電源に電気的に接続された第一、第二リブ52a、52bが設けられ、接点板45と第一、第二リブ52a、52bとが互いに接触して照明装置60を点灯するようになっている。
そのため、接点板45や第一、第二リブ52a、52b、第一、第二ハーネス32、33等をリッド20やボックス本体10の外側に露出することなく配置することが可能となり、見栄えの向上を図ることができる。
そして、この発明のコンソールボックス構造では、接点板45と第一、第二リブ52a、52bとは、リッド20が閉まっているとき、及び、リッド20がほぼ180°回動したときに、それぞれ互いに接触するようになっている。
そのため、リッド20を閉めている状態で照明装置60を点灯し、リッド20を回動させている間は照明装置60を消灯し、さらにリッド20をほぼ180°回動させることで再び照明装置60を点灯することができる。これにより、照明装置60の点灯、消灯に手間がかからず、煩わしくなくなる。
また、この発明のコンソールボックス構造では、リッド20は、上段リッド21と下段リッド22とに分割されると共に、上段リッド21と下段リッド22との間にリッド収納室23が形成され、照明装置60はリッド収納室23内を照明するようになっている。
そのため、リッド20の前端部22bに設けられた照明装置60によって、カップホルダー30とリッド収納室23とを同時に照明することができ、効率よく照明することが可能となる。
また、リッド20をほぼ180°回動させた場合であっても、後部カップホルダー31とリッド収納室23とを同時に照明することができる。
これにより、リッド収納室23内を照明するための専用の照明装置が不要となり、安価なコンソールボックス構造とすることができる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では前部収納空間や後部収納空間がカップホルダーとなっているが、これに限らず、小物入れや灰皿等であってもよい。
また、照明装置60によって照明する部分は、前部収納空間や後部収納空間の全範囲でなくともよく、例えばカップ上面や、灰皿の火消し部等であってもよい。
この発明に係るコンソールボックス構造を示す斜視図である。 この発明に係るコンソールボックス構造の横断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 リッドを開いたときの図2におけるA部の拡大図である。 図1におけるB部の拡大図である。 ヒンジ部及びヒンジ受部を示す分解斜視図である。 接点と被接点との接触状態を示す説明図である。 照明装置を示す分解斜視図である。 (a)はリッドを閉めているときの照明装置の状態を示す説明図であり、(b)はリッドを約90°回動させたときの照明装置の状態を示す説明図であり、(c)はリッドを約180°回動させたときの照明装置の状態を示す説明図である。 照明装置の比較例を示す一部を破断した分解斜視図である。
符号の説明
10 コンソールボックス本体
12 開口部
20 リッド
22b 前端部
30 カップホルダー(前部収納空間)
60 照明装置

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有するコンソールボックス本体を備え、該コンソールボックス本体には前記開口部を覆うリッドを開閉自在に取り付け、該リッドには照明装置を設けたコンソールボックス構造であって、
    前記照明装置は、前記リッドの前端部に設けられて、前記コンソールボックス本体の前方に形成された前部収納空間を上方から照射することを特徴とするコンソールボックス構造。
  2. 前記リッドは、前後方向にほぼ180°回動して開閉動作するように、前記コンソールボックス本体に後端部が回動自在に取り付けられ、
    前記照明装置は、バルブと、該バルブを収納すると共に前方に向かって開口する第一照明開口部及び後方に向って開口する第二照明開口部が形成されたバルブケースと、前記リッドの回動角度に関わらず前記第一、第二照明開口部の向きを変化させずに前記バルブケースを保持するケース保持手段とを備え、
    前記リッドをほぼ180°回動させて前記開口部を開くと、前記照明装置は前記コンソールボックス本体の後方に形成された後部収納空間を上方から照射することを特徴とする請求項1に記載のコンソールボックス構造。
  3. 前記リッドの後端部にはヒンジ部が設けられ、前記コンソールボックス本体の後端部には前記ヒンジ部を回動可能に保持するヒンジ受部が設けられると共に、
    前記ヒンジ部内には前記照明装置に電気的に接続された接点が設けられ、前記ヒンジ受部には電源に電気的に接続された被接点が設けられ、前記接点と前記被接点とが互いに接触して前記照明装置を点灯することを特徴とする請求項2に記載のコンソールボックス構造。
  4. 前記接点と前記被接点とは、前記リッドが閉まっているときと前記リッドがほぼ180°回動したときとに互いに接触することを特徴とする請求項3に記載のコンソールボックス構造。
  5. 前記リッドは上段リッドと下段リッドとに分割されると共に、前記上段リッドと前記下段リッドとの間にリッド収納室が形成され、前記照明装置は前記リッド収納室内を照明することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のコンソールボックス構造。
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