JP2009051357A - 車室内用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リヤシートに着座している乗員にとってより使いやすい車室内用照明装置を提供する。
【解決手段】リヤシートにおけるシートバック30の表面の一部が蓋体12となっており、蓋体12は上端部を回動支点として上方に開くようになっており、蓋体12の裏面にはランプ14が装着されていることを特徴とする車室内用照明装置10。この車室内用照明装置10において、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出すためのリンクアーム16からなるリンクアーム機構が設けられるのが好ましい。また、この車室内用照明装置10において、シートバック30には蓋体12によって蓋をすることのできる収納ケース20が設けられるのが好ましい。
【選択図】図3
【解決手段】リヤシートにおけるシートバック30の表面の一部が蓋体12となっており、蓋体12は上端部を回動支点として上方に開くようになっており、蓋体12の裏面にはランプ14が装着されていることを特徴とする車室内用照明装置10。この車室内用照明装置10において、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出すためのリンクアーム16からなるリンクアーム機構が設けられるのが好ましい。また、この車室内用照明装置10において、シートバック30には蓋体12によって蓋をすることのできる収納ケース20が設けられるのが好ましい。
【選択図】図3
Description
本発明は、車室内用照明装置に関する。
特許文献1には、ランプを回転させることで光の照射方向を切り換えることのできる車室内用照明装置が開示されている。この車室内用照明装置では、ランプを回転させることによって、リヤシートに着座した乗員が地図を見るときなどに使用するマップランプの機能と、後続車にブレーキングを知らせるためのハイマウントストップランプの機能とを切り換えることが可能となっている。
特許文献2には、運転席と助手席の間に配置されたコンソールボックスの蓋の裏面にランプを装着した車室内用照明装置が開示されている。この車室内用照明装置では、ランプを回転させることによって光の照射方向を上下に調節することが可能となっている。
特許文献2には、運転席と助手席の間に配置されたコンソールボックスの蓋の裏面にランプを装着した車室内用照明装置が開示されている。この車室内用照明装置では、ランプを回転させることによって光の照射方向を上下に調節することが可能となっている。
特許文献1に開示された車室内用照明装置は、ハイマウントストップランプ機能を使用しているときにはマップランプ機能を使用することができないという問題がある。
特許文献2に開示された車室内用照明装置は、コンソールボックスの蓋の裏面にランプが装着されているために、リヤシートに着座している乗員がマップランプとして使用することが困難であるという問題がある。
特許文献2に開示された車室内用照明装置は、コンソールボックスの蓋の裏面にランプが装着されているために、リヤシートに着座している乗員がマップランプとして使用することが困難であるという問題がある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、リヤシートに着座している乗員にとってより使いやすい車室内用照明装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、以下の発明である。
第1発明は、リヤシートにおけるシートバックの表面の一部が蓋体となっており、前記蓋体は上端部を回動支点として上方に開くようになっており、前記蓋体の裏面にはランプが装着されていることを特徴とする車室内用照明装置である。
第1発明は、リヤシートにおけるシートバックの表面の一部が蓋体となっており、前記蓋体は上端部を回動支点として上方に開くようになっており、前記蓋体の裏面にはランプが装着されていることを特徴とする車室内用照明装置である。
第1発明によれば、ランプを使用しないときには蓋体の裏面にランプを格納しておくことが可能である。したがって、ランプを使用しないときには蓋体を閉じることで蓋体がシートバックと一体となって見栄えのよい車室内用照明装置を実現できる。
また、第1発明によれば、上方に回動させて開くことのできる蓋体の裏面にランプが装着されているために、蓋体の裏面に装着されているランプの光の照射方向を車幅方向に調節することが可能である。
第2発明は、上記第1発明の車室内用照明装置であって、前記蓋体を上方に開いた後に、前記蓋体を車室内前方側に引き出すためのリンクアーム機構が設けられていることを特徴とする車室内用照明装置である。
第2発明によれば、蓋体をその上端部を回動支点として上方に開いた後に、蓋体を車室内前方側に引き出して使用することが可能である。したがって、蓋体の裏面に装着されているランプの光の照射位置を車室内前後方向に調節することが可能である。
第3発明は、上記第1発明または第2発明の車室内用照明装置であって、前記シートバックには前記蓋体によって蓋をすることのできる収納ケースが設けられていることを特徴とする車室内用照明装置である。
第3発明によれば、蓋体によって蓋をすることのできる収納ケース内に物品を収納しておくことが可能である。したがって、通常は使用することのない蓋体の裏面側のデッドスペースを物品収納スペースとして有効利用することが可能である。
第4発明は、上記第1発明から第3発明のうちいずれかに記載の車室内用照明装置であって、左座席と右座席との間におけるシートバックの表面の一部が前記蓋体となっていることを特徴とする車室内用照明装置である。
第4発明によれば、通常は使用することのない左座席と右座席の間のデッドスペースを有効利用することが可能である。
本発明によれば、リヤシートに着座している乗員にとってより使いやすい車室内用照明装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を閉じた状態を示している。図2は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を上方に開いた状態を示している。図3は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出した状態を示している。図4は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を閉じた状態を示している。図5は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を上方に開いた状態を示している。図6は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出した状態を示している。
図1は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を閉じた状態を示している。図2は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を上方に開いた状態を示している。図3は、車室内用照明装置10の斜視図であり、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出した状態を示している。図4は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を閉じた状態を示している。図5は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を上方に開いた状態を示している。図6は、車室内用照明装置10の側面図であり、蓋体12を上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出した状態を示している。
図1〜図6に示すように、本実施形態の車室内用照明装置10は、リヤシートのシートバック30の表面の一部によって構成される蓋体12と、蓋体12の裏面に装着されたランプ14を備えている。
蓋体12は、合成樹脂等によって形成された部材で構成されている。蓋体12が閉じた状態における蓋体12の車室内側の表面には、織布、不織布あるいは皮革等からなる表皮材が被覆されている。蓋体12の車室内側の表面は湾曲状に形成されており、蓋体12を閉じた状態では、蓋体12はシートバック30の表面に追従して一体となっている(図1、図4参照)。
ランプ14は、電球や発光ダイオード等の発光手段によって構成されている。このランプ14は、図示しないワイヤハーネスを介して車載バッテリ等の電源に接続されている。また、このランプ14は、当該ランプ14を点灯させるための図示しない点灯スイッチに接続されている。
図2、図3に示すように、シートバック30には凹部が形成されており、この凹部には合成樹脂製の収納ケース20が取り付けられている。収納ケース20は底の浅いトレイ状に形成されており、収納ケース20の内部には物品を収納しておくことが可能となっている。収納ケース20は蓋体12によって蓋をすることが可能である。すなわち、蓋体12を閉じることによって蓋体12の裏面側に収納ケース20を隠すことが可能であるとともに、蓋体12を上方に開くことによって収納ケース20の内部に物品の出し入れをすることが可能である。
図4〜図6に示すように、蓋体12の上端部にはヒンジ軸18が設けられており、蓋体12の上端部はこのヒンジ軸18によって金属製のリンクアーム16の一端に対して回動可能に取り付けられている。
また、収納ケース20の側壁部20aの内側には回動軸22が設けられており、リンクアーム16の他端はこの回動軸22によって収納ケース20の側壁部20aに対して回動可能に取り付けられている。
蓋体12は、ヒンジ軸18を回動中心として上方に開くことが可能となっている(図5参照)。また、蓋体12は、回動軸22を回動中心として車室内前方側に引き出すことが可能となっている(図6参照)。つまり、蓋体12と収納ケース20とを連結するリンクアーム16によって、蓋体12を上方に開いた後に車室内前方側に引き出すためのリンクアーム機構が構成されている。
ヒンジ軸18とそのヒンジ軸18の収容部との間には、ゴム材料、ウレタン材料等からなる摩擦部材が介装されており、ヒンジ軸18と摩擦部材との間に生じる摩擦力によって、蓋体12を上方に開いたときにその蓋体12を所望とする角度位置に停止させることが可能となっている。
ヒンジ軸18にはスプリング19が取り付けられており、このスプリング19のバネ力によって蓋体12が上方に回動する方向に付勢されている。また、回動軸22にはスプリング23が取り付けられており、このスプリング23のバネ力によってリンクアーム16が車室内前方側に回動する方向に付勢されている。
図4、図5に示すように、蓋体12の上端部には、磁石25が埋め込まれている。一方、収納ケース20の上端部には、前記磁石25を引きつけるための鉄等からなる金属板24が取り付けられている。蓋体12を開いた状態では、磁石25が金属板24によって引きつけられており、蓋体12は車室内後方側(シートバック30側)に格納された状態で保持されている(図5参照)。この状態から蓋体12を車室内前方側にわずかに引き出した場合には、磁石25が金属板24から離間するために、スプリング23のバネ力によって蓋体12が車室内前方側に自動的に回動して引き出されるようになっている。
図5、図6に示すように、収納ケース20の側壁部20aには、回動軸22を中心とする円弧状の回動規制孔26が設けられている。一方、リンクアーム16の側壁部20aに対向する側の面には、この回動規制孔26に嵌合するストッパーピン28が突設されている。回動規制孔26に対するストッパーピン28の嵌合によって、リンクアーム16の回動動作は車室内後方側の格納位置(図5の位置)から車室内前方側の引出し位置(図6の位置)の範囲内に規制されている。
上述のように構成された車室内用照明装置10によれば、リヤシートに着座した乗員がランプ14を使用しないときには蓋体12の裏面にランプ14を格納しておくことが可能である。したがって、ランプ14を使用しないときには蓋体12を閉じることで蓋体12がシートバック30と一体となって見栄えのよい車室内用照明装置10を実現できる。
また、リヤシートにおけるシートバック30の表面の一部を構成する蓋体12の裏面にランプ14が装着されているために、コンソールボックスの蓋の裏面にランプが装着される場合よりも、リヤシートに着座している乗員にとってより使いやすい車室内用照明装置10を実現できる。
また、蓋体12をその上端部を回動支点として上方に開いた後に、蓋体12を車室内前方側に引き出して使用することが可能である。したがって、蓋体12の裏面に装着されているランプ14の光の照射方向をより広い範囲で調節することが可能である。
例えば、ランプ14の光の照射方向を前後方向に調節する場合には、蓋体12を車室内前方側に引き出すことで調節することが可能である。また、ランプ14の光の照射方向を車幅方向に調節する場合には、蓋体12を上方に回動させることで照射範囲を拡大・縮小するなど調節することが可能である。
例えば、ランプ14の光の照射方向を前後方向に調節する場合には、蓋体12を車室内前方側に引き出すことで調節することが可能である。また、ランプ14の光の照射方向を車幅方向に調節する場合には、蓋体12を上方に回動させることで照射範囲を拡大・縮小するなど調節することが可能である。
また、蓋体12を上方に開くことによって収納ケース20内への物品の出し入れが可能である。したがって、通常は使われることのないシートバック30における蓋体12の裏面側のデッドスペースを物品収納スペースとして有効利用することが可能である。
また、リヤシートの左座席と右座席との間におけるシートバック30の表面の一部が蓋体12となっているために、通常は使われることのない左座席と右座席の間のデッドスペースを有効利用することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、左座席と右座席の間におけるシートバックの一部が蓋体12となっている例を示したが、これ以外の場所におけるシートバックの一部が蓋体12となっていてもよい。
(2)上記実施形態では、ヒンジ軸18、回動軸22にそれぞれスプリング19、23が取り付けられている例を示したが、スプリング19、23は必要に応じて取り付ければよい。
(3)上記実施形態では、ランプ14を点灯スイッチによって手動で点灯する例を示したが、例えば蓋体12を上方に開くことによって自動的にランプ14が点灯するように構成することも可能である。
(4)上記実施形態では、蓋体12の上端部に磁石25を埋め込み、収納ケース20の上端部に金属板24を取り付ける例を示したが、蓋体12の上端部に金属板24を取り付け、収納ケース20の上端部に磁石25を埋め込んでもよい。
(5)上記実施形態では、蓋体12と収納ケース20を磁石25の力で格納・保持する例を示したが、磁石25を用いず、回動軸22のバネ力を利用して回動角度のある点を境にバネ力の付勢方向を変えること(ターンオーバー)により蓋体12を開いた状態または閉じた状態にする手段を用いてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、左座席と右座席の間におけるシートバックの一部が蓋体12となっている例を示したが、これ以外の場所におけるシートバックの一部が蓋体12となっていてもよい。
(2)上記実施形態では、ヒンジ軸18、回動軸22にそれぞれスプリング19、23が取り付けられている例を示したが、スプリング19、23は必要に応じて取り付ければよい。
(3)上記実施形態では、ランプ14を点灯スイッチによって手動で点灯する例を示したが、例えば蓋体12を上方に開くことによって自動的にランプ14が点灯するように構成することも可能である。
(4)上記実施形態では、蓋体12の上端部に磁石25を埋め込み、収納ケース20の上端部に金属板24を取り付ける例を示したが、蓋体12の上端部に金属板24を取り付け、収納ケース20の上端部に磁石25を埋め込んでもよい。
(5)上記実施形態では、蓋体12と収納ケース20を磁石25の力で格納・保持する例を示したが、磁石25を用いず、回動軸22のバネ力を利用して回動角度のある点を境にバネ力の付勢方向を変えること(ターンオーバー)により蓋体12を開いた状態または閉じた状態にする手段を用いてもよい。
10...車室内用照明装置
12...蓋体
14...ランプ
16...リンクアーム
20...収納ケース
30...シートバック
12...蓋体
14...ランプ
16...リンクアーム
20...収納ケース
30...シートバック
Claims (4)
- リヤシートにおけるシートバックの表面の一部が蓋体となっており、前記蓋体は上端部を回動支点として上方に開くようになっており、前記蓋体の裏面にはランプが装着されていることを特徴とする車室内用照明装置。
- 請求項1に記載の車室内用照明装置であって、
前記蓋体を上方に開いた後に、前記蓋体を車室内前方側に引き出すためのリンクアーム機構が設けられていることを特徴とする車室内用照明装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車室内用照明装置であって、
前記シートバックには前記蓋体によって蓋をすることのできる収納ケースが設けられていることを特徴とする車室内用照明装置。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の車室内用照明装置であって、
左座席と右座席との間におけるシートバックの表面の一部が前記蓋体となっていることを特徴とする車室内用照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007220021A JP2009051357A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 車室内用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007220021A JP2009051357A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 車室内用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009051357A true JP2009051357A (ja) | 2009-03-12 |
Family
ID=40502835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007220021A Pending JP2009051357A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 車室内用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009051357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019064547A (ja) * | 2017-10-05 | 2019-04-25 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用室内灯 |
-
2007
- 2007-08-27 JP JP2007220021A patent/JP2009051357A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019064547A (ja) * | 2017-10-05 | 2019-04-25 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用室内灯 |
JP7048244B2 (ja) | 2017-10-05 | 2022-04-05 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用室内灯 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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