JP2006224343A - 成形品製造装置及び成形品製造方法 - Google Patents

成形品製造装置及び成形品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外周面に凸部を有する筒状の成形品を高い寸法精度で製造することのできる成形品製造装置及び成形品製造方法を提供する。
【解決手段】成形品の内周面を形成する金型凸部3bは、その内部にスペーサ4a,4b,4cがそれぞれ収容される摺動孔5a,5b,5cが形成されている。摺動孔5a,5b,5cは、金型凸部3bの突出方向に延びるとともに凸部成形用キャビティ40に向かって屈曲形成されている。可撓性を有するスペーサ4a,4b,4cが摺動孔5a,5b,5c内を摺動することによりスペーサ4a,4b,4cが凸部成形用キャビティ40内に挿脱される。
【選択図】 図1

Description

本発明は成形品製造装置及び成形品製造方法に関する。
射出成形法はプラスチック成形法の代表的なものであり、合理的で生産性の高い高品質な成形品の生産が可能な方法として広く用いられている。
射出成形法は、金型に樹脂などを充填させることにより様々な形状を有した部材を製造することができる。例えば、円筒状の成形品を形成する際には、図6に示すような固定型101と、固定型101の開口部側から挿入され成形品102の内周面102aを成形する可動型103とから構成されている金型が用いられる。成形品102の内周面102aを可動型103の側面103aで成形することにより、内周面102aに継ぎ目のない高い寸法精度を備えた筒状の成形品を形成することができる。
また、安全性が要求される部材や他の部材と組み合わされる部材を成形する際は、強度の確保や他の部材に対する位置決め部等として凸部104が形成される。なお、成形品102に凸部104を形成する際には前述した固定型101及び可動型103に加えてスライドコア105が用いられ、固定型101およびスライドコア105によって成形品102の外周面102bが形成される(例えば特許文献1参照)。
特開2004−306295号公報
ところで、通常、成形品102の外周面102bに凸部104を形成することによって肉厚が不均一になる。そのため、肉厚の厚い部分と薄い部分との間で冷却速度の差が生じひけ(成形品の表面に出るへこみ)が発生し成形品102の寸法制度が悪くなる。
そこで、ひけによる寸法精度の悪化を防ぐために、凸部104の肉厚を薄く形成する方法がある。しかしながら、成形品102を製造する際には、成形品102の内周面102aを形成する可動型103が固定型101及びスライドコア105から構成される外周面102bの開口部側から挿入されるため、内周面102aに凹部を形成することができない。すなわち、アンダーカット部を形成することができない。よって、成形品102に形成された凸部104の肉厚が不均一となりひけが発生し、成形品102の寸法精度を維持することが困難となる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、外周面に凸部を有する筒状の成形品を高い寸法精度で製造することのできる成形品製造装置及び成形品製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を製造する金型を有する成形品製造装置であって、前記金型は、前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、
前記金型凸部内に収容され、前記凸部成形用キャビティ内に挿脱されるスペーサ部材と、を備えた。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形品製造装置において、前記金型凸部は、該金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲又は湾曲して形成され前記スペーサ部材を収容する摺動孔をさらに備えた。
また、請求項3に記載の発明は、筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を、前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、を備えた金型によって製造する成形品製造方法であって、前記凸部成形用キャビティ内に前記金型凸部内に収容されたスペーサ部材を挿入する工程を含む。
また、請求項4に記載の発明は、筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を、前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、を備えた金型によって製造する成形品製造方法であって、前記金型凸部内に収容され該金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲又は湾曲可能な可撓性を有するスペーサ部材を前記凸部成形用キャビティ内に挿脱する工程を含む。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、スペーサ部材が凸部成形用キャビティ内に挿脱されるため、筒状の成形品の外周面に形成される凸部の内周面に凹部を形成することができる。すなわち、外周側に凸部を有する筒状の成形品にアンダーカット部を形成することが可能となり、凸部の肉厚を薄くすることができる。よって、ひけの発生が抑制され外周面に凸部を有する筒状の成形品の内周面を高い寸法精度で製造することができる。
請求項2に記載の発明によれば、スペーサ部材は金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲して形成された摺動孔内に配設されているため、可撓性を有するスペーサ部材を凸部成形用キャビティに向って突出させ、スペーサ部材を摺動孔内に収容することができる。すなわち、スペーサ部材を摺動孔内で摺動させることによってスペーサ部材を凸部成形用キャビティ内に挿脱させることができる。また、摺動孔は金型凸部の突出方向に沿って延びているため、スペーサ部材を摺動させるための機構を金型凸部の基端側に配設することができる。よって、アンダーカット部を成形するための機構を金型凸部を駆動させるための機構と同じ位置に配置することが可能となり装置が大型化するのを妨げることができる。また、摺動孔は金型凸部の突出方向に延びているため、金型凸部を挿入するための付勢力の方向とスペーサ部材を摺動させるための付勢力の方向とが一致する。よって、金型凸部とスペーサ部材とを駆動させるための駆動機構を一体的に構成することが可能となり装置を小型のものとすることができるとともに、金型凸部及びスペーサ部材を連続して移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、スペーサ部材が凸部成形用キャビティ内に挿脱されるため、筒状の成形品の外周面に形成される凸部の内周面に凹部を形成することができる。すなわち、外周側に凸部を有する筒状の成形品にアンダーカット部を形成することが可能となり、凸部の肉厚を薄くすることができる。よって、ひけの発生が抑制され外周面に凸部を有する筒状の成形品の内周面を高い寸法精度で製造することができる。
請求項4に記載の発明によれば、スペーサ部材が凸部成形用キャビティ内に挿脱されるため、筒状の成形品の外周面に形成される凸部の内周面に凹部を形成することができる。すなわち、外周側に凸部を有する筒状の成形品にアンダーカット部を形成することが可能となり、凸部の肉厚を薄くすることができる。よって、ひけの発生が抑制され外周面に凸部を有する筒状の成形品の内周面を高い寸法精度で製造することができる。また、スペーサ部材は金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲又は湾曲可能な可撓性を有するため、スペーサ部材を金型凸部の突出方向に沿って摺動させることによりスペーサ部材を凸部成形用キャビティ内に挿脱させることができる。また、スペーサ部材は金型凸部の突出方向に沿って延びているため、スペーサ部材を摺動させるための機構を金型凸部の基端側に配設することができる。よって、アンダーカット部を成形するための機構を金型凸部を駆動させるための機構と同じ位置に配置することが可能となり装置が大型化するのを妨げることができる。また、スペーサ部材は金型凸部の突出方向に延びているため、金型凸部を挿入するための付勢力の方向とスペーサ部材を摺動させるための付勢力の方向とが一致する。よって、金型凸部とスペーサ部材とを駆動させるための駆動機構を一体的に構成することが可能となり装置を小型のものとすることができるとともに、金型凸部及びスペーサ部材を連続して移動させることができる。
本発明によれば、外周面に凸部を有する筒状の成形品を高い寸法精度で製造することのできる成形品製造装置及び成形品製造方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1は本発明に係る成形品製造装置1の概略構成図である。
本実施形態に係る成形品製造装置1は、略有底円筒状に形成され外周面から径方向外側に突出する2つの凸部(第1凸部20a、第2凸部20b)を有する成形品20を成形する(図5参照)。
図1に示すように成形品製造装置1は、成形品20の外周面20cを形成する外周面形成用金型2と成形品20の内周面20dを形成する可動型3とを備え、図示しない射出装置によって溶融樹脂が充填される(図5参照)。なお、以下の説明においては、図示状態において上下方向を長手方向として説明する。
まず、外周面形成用金型2について説明する。
外周面形成用金型2は、成形品20の外周面20c及び外周側底面20eを形成する筒部外周形成部2aと、成形品20の外周面20cから突出する態様で形成される第1凸部20a及び第2凸部20bをそれぞれ形成する第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2cと、を有している。
筒部外周形成部2aは、略有底円筒状に凹設される態様で形成されており筒部外周形成部2aの金型底面2d及び第1内周面2eによって成形品20の外周側底面20e及び外周面20cが形成される(図5参照)。なお、可動型3は、筒部外周形成部2aの開口部を閉止する態様で配設される。
また、外周面形成用金型2は、筒部外周形成部2aの開口部側端部から径方向に延びる当接面2fを備えている。外周面形成用金型2は、当接面2fと可動型3とが当接することにより、可動型3に対する移動が規制される。
第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2cは、筒部外周形成部2aの第1内周面2eが径方向外側に凹設される態様で形成されている。なお、第2凸部形成部2cは第1凸部形成部2bよりも筒部外周形成部2aの開口部側に配設されている。
次に、可動型3について説明する。
可動型3は、外周面形成用金型2に当接する可動面3aと、可動面3aから略垂直に突出する態様で形成された金型凸部3bと、から構成されている。なお、以下の説明においては、図示状態において上下方向を長手方向として説明する。
可動面3aは、外周面形成用金型2の当接面2fに当接する態様で外周面形成用金型2を閉止する。可動型3が図示しない駆動機構により金型凸部3bの長手方向に移動することにより、可動面3aは当接面2fから離間する。
金型凸部3bは、外周面形成用金型2の内径よりも小さな外形を備えた円柱形状を有している。成形品20の内周面20dを可動型3によって成形することにより、内周面20dに継ぎ目のない高い寸法精度を備えた成形品20が成形される(図5参照)。
また、金型凸部3bは、その内部に3本のスペーサ部材としてのスペーサ(第1スペーサ4a、第2スペーサ4b、第3スペーサ4c)がそれぞれ収容される3本の摺動孔(第1摺動孔5a、第2摺動孔5b、第3摺動孔5c)が形成されている。
スペーサ4a,4b,4cは可撓性を有しており、摺動孔5a,5b,5cの形状に応じて形状が変化する。摺動孔5a,5b,5cは、金型凸部3bの突出方向に延びるとともに突出方向(長手方向)に沿って延びるとともに凸部成形用キャビティ40に向かって屈曲形成されている。詳述すると、第1摺動孔5aは外周面形成用金型2の第1凸部形成部2bに連通する態様で形成され、第2摺動孔5b及び第3摺動孔5cは外周面形成用金型2の第2凸部形成部2cに連通する態様で形成されている。
各スペーサ4a,4b,4cは摺動孔5a,5b,5c内において摺動可能に配設されており、金型凸部3bの基端側(図1図示状態で下側)に配設される図示しない摺動機構によって長手方向に付勢され摺動孔5a,5b,5c内を摺動する。摺動孔5a,5b,5c内を摺動することによって可撓性を有するスペーサ4a,4b,4cは摺動孔5a,5b,5cに沿って変形し、先端部6a,6b,6cが摺動孔5a,5b,5cから突出する。すなわち、摺動孔5a,5b,5c内を摺動することによって第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2c内(すなわち凸部成形用キャビティ40内)にスペーサ4a,4b,4cが挿脱される。
なお、外周面形成用金型2は、可動型3側に開口する固定型7と固定型7及び可動型3に挟まれて配設されるスライドコア8とから構成されている。
固定型7は、可動型3の金型凸部3b端面3dに対向する金型底面2dと、金型底面2dの外周から略垂直に可動型3側に延びる外周面形成面7aと、金型凸部3bの可動面3aに対向する第1当接面7bとを備えている。また、固定型7は、外周面形成面7aから連続し第1当接面7bを凹設する態様で形成され第1凸部形成部2bを形成する第1凸部形成凹部7cと可動型3に当接する当接面2fを構成する第2当接面7dとを備えている(図4参照)。
また、スライドコア8は、金型凸部3bの外周面に対向する第2外周面形成面8aと、第2外周面形成面8aの略中央を凹設される態様で形成された第2凸部形成部2cと、固定型7に当接する第3当接面8bと、可動型3の可動面3aに当接する第4当接面8cを備えている(図5参照)。なお、固定型7の外周面形成面7a及びスライドコア8の第2外周面形成面8aによって第1内周面2eが形成され、固定型7の第2当接面7d及びスライドコア8の第4当接面8cによって当接面2fが形成される。
可動型3の可動面3a、金型外周面3c及び端面3dと固定型7の外周面形成面7a及び金型底面2dとスライドコア8の第2外周面形成面8aとによって、成形品20の筒状本体を成形する本体成形用キャビティ30が構成される。また、スライドコア8の第2凸部形成部2c及び第3当接面8bと固定型7の第1凸部形成凹部7cとによって、凸部(第1凸部20a及び第2凸部20b)を形成する凸部成形用キャビティ40が構成される。なお、本体成形用キャビティ30と凸部成形用キャビティ40とは連通しており、固定型7に形成された図示しない樹脂通路から図示しない射出装置によって本体成形用キャビティ30内に射出された溶融樹脂は凸部成形用キャビティ40内に流入する。
次に、図1〜図5に基づいて本発明に係る成形品製造装置1を用いた筒状成形品製造方法について説明する。
まず、図1に示すように、固定型7、スライドコア8及び可動型3をそれぞれ当接させ成形品20の筒部21を形成するための本体成形用キャビティ30と第1凸部20a及び第2凸部20bを形成するための凸部成形用キャビティ40とを構成する。
次に、図2に示すように、摺動孔5a,5b,5cからスペーサ4a,4b,4cの先端部6a,6b,6cを突出させ凸部成形用キャビティ40内にスペーサ4a,4b,4cを配設し、本体成形用キャビティ30内に溶融樹脂を射出する。なお、スペーサ4a,4b,4cの摺動方向と固定型7の挿入方向とは一致しており、スペーサ4a,4b,4cを本体成形用キャビティ30内に挿脱する動作と固定型7を駆動する動作とは連続して行われる。本体成形用キャビティ30内に射出された溶融樹脂は、第1凸部20a及び第2凸部20b内に浸入し凸部成形用キャビティ40内が溶融樹脂に充填される。
次に、図3に示すように、溶融樹脂が硬化した後、スペーサ4a,4b,4cを摺動孔5a,5b,5cに沿って長手方向に移動させ先端部6a,6b,6cを摺動孔5a,5b,5c内に収納し凸部成形用キャビティ40(図1又は図2参照)からスペーサ4a,4b,4cを取り除く。このとき、スペーサ4a,4b,4cが突出していた部分には溶融樹脂が充填されないため、第1凸部20a及び第2凸部20bの内周側の内周面20dに凹部(第1凹部9a、第2凹部9b、第3凹部9c)が形成される。また、スライドコア8を可動型3の可動面3aに沿って移動させる。
次に、図4に示すように、固定型7を長手方向に移動させ固定型7と可動型3とを離間させる。なお、スライドコア8を可動型3の可動面3aに沿って移動させることにより、第1凸部形成部2bを形成する第3当接面8b及び第2凸部形成部2cが径方向外側へ移動している。よって、成形品20の第1凸部20a及び第2凸部20bと、第1凸部形成部2bの第3当接面8b及び第2凸部形成部2cとが離間しているため成形品20、固定型7及び可動型3は互いに長手方向へ移動することができる。
最後に、図5に示すように、金型凸部3bに固定されている成形品20を長手方向に移動させ、成形品20を金型凸部3bから取り外す。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)金型凸部3bの金型外周面3cに連通する摺動孔5a,5b,5cを介して凸部成形用キャビティ40内にスペーサ4a,4b,4cを挿入することにより成形品20の凸部20a,20bの内周面20dに凹部9a,9b,9cを形成することが可能となり、凸部20a,20bの肉厚を薄くすることができる。すなわち、外周側に凸部を有する筒状成形品の凸部の内周側にアンダーカット部を形成することができる。よって、ひけの発生を抑制することが可能となり、外周面に凸部を有する筒状の成形品を高い寸法精度で製造することのできる成形品製造装置及び成形品製造方法を提供することができる。
(2)スペーサ4a,4b,4cは可撓性を備えているため、摺動孔5a,5b,5cに沿って摺動させることで先端部6a,6b,6cが摺動孔5a,5b,5c内を移動する。よって、摺動孔5a,5b,5cに沿ってスペーサ4a,4b,4cを摺動させることで凸部成形用キャビティ40内にスペーサ4a,4b,4cの先端部6a,6b,6cを挿脱させることができる。
(3)摺動孔5a,5b,5cが金型凸部3bの突出方向に延びているため、金型凸部3bを挿入するための付勢力の方向とスペーサ4a,4b,4cを摺動させるための付勢力の方向とが一致する。よって、金型凸部3bを駆動する駆動機構とスペーサ4a,4b,4cを駆動する駆動機構とを一体的に構成することが可能となり装置を小型のものとすることができる。また、金型凸部及びスペーサ部材を連続して移動させることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、成形品の形状を有底円筒状としたがこのようなものに限定されず、例えば、円筒状でもよい。また、円筒形状を有するものに限定されず、例えば、複数の面から構成される筒状のものでもよい。また、筒状成形品は筒部の一部が欠如した態様で形成されるものでもよい。例えば、金型コアの外周面によって内周面が形成され、金型コアの挿入方向端面によって形成される連結部によって互いに連結される態様で一体的に形成され外周に凸部を有する複数の部材から構成される成形品であってもよい。また、凸部の数も適宜変更可能である。
○上記実施形態では、スペーサ4a,4b,4cを第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2cに配設した後に溶融樹脂を充填させたが、第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2cに充填させたのちスペーサ4a,4b,4cを配設することもできる。このような手順によれば、第1凸部形成部2b及び第2凸部形成部2c側へ溶融樹脂が押し出され金型の細部まで溶融樹脂を充填させることができる。
本実施形態に係る筒状成形品製造装置の概略構成図。 成形品製造方法を示す概略構成図。 成形品製造方法を示す概略構成図。 成形品製造方法を示す概略構成図。 成形品製造方法を示す概略構成図。 従来の成形品製造装置の概略構成図。
符号の説明
1…成形品製造装置、3b…金型凸部、4a,4b,4c…スペーサ(スペーサ部材)、5a,5b,5c…摺動孔、20…成形品、20a,20b…凸部、20c…外周面、20d…内周面、30…本体成形用キャビティ、40…凸部成形用キャビティ。

Claims (4)

  1. 筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を製造する金型を有する成形品製造装置であって、
    前記金型は、
    前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、
    前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、
    前記金型凸部内に収容され、前記凸部成形用キャビティ内に挿脱されるスペーサ部材と、
    を備えたことを特徴とする成形品製造装置。
  2. 請求項1に記載の成形品製造装置において、
    前記金型凸部は、該金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲又は湾曲して形成され前記スペーサ部材を収容する摺動孔をさらに備えた
    ことを特徴とする成形品製造装置。
  3. 筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を、前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、を備えた金型によって製造する成形品製造方法であって、
    前記凸部成形用キャビティ内に前記金型凸部内に収容されたスペーサ部材を挿入する工程を含む
    ことを特徴とする成形品製造方法。
  4. 筒状本体の外周面上に配設される凸部を有する成形品を、前記凸部を形成する凸部成形用キャビティと、前記筒状本体の内周面を形成する金型凸部と、を備えた金型によって製造する成形品製造方法であって、
    前記金型凸部内に収容され該金型凸部の突出方向に沿って延びるとともに前記凸部成形用キャビティに向かって屈曲又は湾曲可能な可撓性を有するスペーサ部材を前記凸部成形用キャビティ内に挿脱する工程を含む
    ことを特徴とする成形品製造方法。
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