JP2006217776A - Pwmインバータ装置とその制御方法 - Google Patents

Pwmインバータ装置とその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006217776A
JP2006217776A JP2005030781A JP2005030781A JP2006217776A JP 2006217776 A JP2006217776 A JP 2006217776A JP 2005030781 A JP2005030781 A JP 2005030781A JP 2005030781 A JP2005030781 A JP 2005030781A JP 2006217776 A JP2006217776 A JP 2006217776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier frequency
carrier
frequency
pwm inverter
inverter device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005030781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5071608B2 (ja
Inventor
Hajime Takahashi
肇 高橋
Mitsujiro Sawamura
光次郎 沢村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2005030781A priority Critical patent/JP5071608B2/ja
Publication of JP2006217776A publication Critical patent/JP2006217776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5071608B2 publication Critical patent/JP5071608B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】 低騒音で、応答性の良いPWMインバータ装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】 キャリア周波数fc(Hz)と制御周波数fv(Hz)が任意比率になる複数のキャリア周波数を発生するキャリア周波数生成手段10と、前記複数のキャリア周波数から少なくとも1つ以上のキャリア周波数を選択するキャリア周波数選択手段12と、選択された前記キャリア周波数を所定の周期で切換えキャリア信号とするキャリア信号生成手段13と、2個直列接続したスイッチング素子のオン時間を遅らせるデッドタイム生成手段7と、デッドタイムによる出力低下を防止するデッドタイム補正手段14と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機を駆動するPWMインバータ装置とその制御方法に関する。
従来のPWMインバータ装置は、一定のPWMキャリア周波数を用いることにより任意の電圧、周波数を電動機へ出力している。また、2つのキャリア周波数を設け運転条件によって使い分けているものもある。
図4の従来のインバータ装置において、1はインバータ回路、4a〜4fはスイッチング素子、5a〜5fはスイッチング素子4a〜4fとそれぞれ逆並列接続したダイオード、2は電動機、3は直流電圧である。また、7はデッドタイム生成手段、8はPWM信号生成手段、9は電圧指令生成手段、100は1つのキャリア周波数生成手段である。電圧指令生成手段9により各相電圧指令が決定するとキャリア100との間でコンパレータにより比較され、スイッチング素子4a〜4fを導通する信号が出力する。デッドタイム生成7は2個直列接続したスイッチが同時に導通することを避けるため決まった時間だけスイッチのオン時間を遅らせる処理を行うものである。
図4の基本構成を持つPWMインバータ装置では、駆動する電動機からキャリア周波数に基づく電磁騒音が発生する。これは図5のように電動機固定子巻線にキャリア周波数の2倍にあたる周波数の電流リップルが発生し、これが電動機巻線の振動成分となり騒音を発生する音源となる。例えば、キャリア周波数が2kHzの時、電流リップルは4KHzが主成分となり、電流の周波数スペクトルは図6のよう4kHzと逓倍した周波数が主成分となる。この4kHz周波数は人間の可聴周波数帯域で、特に「キーン」などの高音質を発する場合には不快に感じてしまうことがある。そこで、キャリア周波数をこの不快に聞こえる周波数帯域から外れるところに設定する方法が考えられるが、キャリア周波数を高くするとスイッチング素子の損失や発熱を伴い、さらには高周波によるEMIノイズが増加するなどの影響がある。逆にキャリア周波数が低くした場合には、それまでの応答性が望めないという問題が発生する。応答性の確保される低いキャリア周波数と高いキャリア周波数とを負荷状態により使い分ける方法もあるが、このキャリア周波数の切り替えに伴う応答性の変化や切り替えのショックなどが発生することも考えられる。
図7は特許文献1の例で空調機用インバータ制御装置に関するものであり、負荷状態に応じてキャリア周波数を切換えるものである。図7において、空調機用インバータ制御装置は、交流電源501を入力とする整流回路502と、整流回路502の出力端子に直列接続されたリアクトル503と、リアクトル503を介して整流回路502の出力端子間に接続された平滑コンデンサ504と、平滑コンデンサ504により平滑化された直流電圧を入力とするインバータ505と、インバータ505からの出力が供給される圧縮機駆動用のモータ506と、インバータ505を制御するための制御マイコン507とを有している。制御マイコン507は、速度指令などを入力としてインバータ制御信号(PWM信号)を出力する処理を行うとともに、サーミスタ581、時計582、スイッチ583などからの信号、デマンド入力信号、負荷検出信号などの少なくとも1つを入力としてキャリア周波数を変更する処理を行うものである。なお、キャリア周波数は、搬送波との比較を行ってPWM信号を発生する場合における搬送波の周波数である。図8はこの発明の空調機用インバータ制御方法の一実施態様を説明するフローチャートである。ステップSP1において、従来公知の処理を行って圧縮機を駆動し、ステップSP2において、負荷を検出し、ステップSP3において、検出した負荷が所定の基準負荷よりも小さいか否か(軽負荷か否か)を判定する。軽負荷であると判定された場合には、ステップSP4において、キャリア周波数を高キャリア周波数に設定し、逆に軽負荷でないと判定された場合には、ステップSP5において、キャリア周波数を低キャリア周波数に設定する。ステップSP4の処理、またはステップSP5の処理が行われた場合には、再びステップSP1の処理を行うというものである。
このように、従来のPWMインバータ装置では、1つまたは2つの決まった固定のキャリア周波数を用いてPWM処理を行っていた。
特開2002−272126号公報(図1、図2)
従来のPWM制御方法では、1つの決まった固定のキャリア周波数を用いてPWM処理行っていたので、電磁騒音の対策を行うには、人間に不快に聞こえる周波数帯域から外れるところにキャリア周波数を設定する方法しかできないという問題があった。また、2つの決まったキャリア周波数を用いてPWM処理するような場合にはそれぞれのキャリア周波数の切り替え前後で応答性が異なってしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、低騒音、低損失、安定で、かつ応答性のよいPWMインバータ装置とその制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
請求項1に記載の発明は、スイッチング素子と逆並列接続したダイオードからなるスイッチング手段を2個直列に接続し、接続点を出力端とした1相スイッチング手段を複数個並列に接続して多相スイッチング手段とし、前記多相スイッチング手段の両端には直流電源を、多相出力端には負荷を接続し、負荷の電圧を制御するPWMインバータ装置において、キャリア周波数fc(Hz)と制御周波数fv(Hz)が任意比率になる複数のキャリア周波数を発生するキャリア周波数生成手段と、前記複数のキャリア周波数から少なくとも1つ以上のキャリア周波数を選択するキャリア周波数選択手段と、選択された前記キャリア周波数を所定の周期で切換えキャリア信号とするキャリア信号生成手段と、2個直列接続したスイッチング素子のオン時間を遅らせるデッドタイム生成手段と、デッドタイムによる出力低下を防止するデッドタイム補正手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記キャリア周波数選択手段は、出力電流が所定値以上の時は、低いキャリア周波数を選択し、出力電流が所定値以下の時は、高いキャリア周波数を選択することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記キャリア信号生成手段は、前記制御周期に同期することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記キャリア信号生成手段は、選択された少なくとも1つ以上のキャリア周波数が、所定の任意の周期の繰り返し回数を終了した後で更新することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記デッドタイム補正手段は、キャリア周波数に比例して処理することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記キャリア周波数生成手段は、キャリア周波数fc(n)と制御周波数fvとの任意比率が式(1)で表されることを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
fc(n)=fv/n (1)
ただし、nは2の累乗で1,2、4、・・・である。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のPWMインバータ装置において、前記キャリア周波数生成手段は、キャリア周波数fc(m)と制御周波数fvとの任意比率を式(b)で表されることを特徴とするものである。
Tpwm=k/fc(1)=k/2fc(2)=・・・=k/mfc(m)=k/fv (b)
ただし、TpwmはPWM処理周期、k=1、2、3、・・・の自然数である。
請求項8に記載の発明は、スイッチング素子と逆並列接続したダイオードからなるスイッチング手段を2個直列に接続し、接続点を出力端とした1相スイッチング手段を複数個並列に接続して多相スイッチング手段とし、前記多相スイッチング手段の両端には直流電源を、多相出力端には負荷を接続し、負荷の電圧を制御するPWMインバータ制御方法において、キャリア周波数fc(Hz)と制御周波数fv(Hz)が任意比率になる複数のキャリア周波数を準備するステップと、インバータの電流ベクトル振幅を算出するステップと、キャリア周波数が選択された周期回数繰り返えされたかどうかを判断するステップと、選択された前記キャリア周波数が繰り返されたかどうか判断するステップと、繰り返された場合は前記電流ベクトル振幅に応じて少なくとも1つ以上のキャリア周波数と繰り返し周期回数を選択するステップと、キャリア周波数に応じて電流指令を補正するステップと、スイッチング素子がオン時にオンディレイ時間を挿入するステップと、を備えたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によると、キャリア周波数を組み合わせてPWM処理することによりキャリア周波数に起因する特定の周波数成分を分散化することができ、低騒音のPWMインバータ装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によると、キャリア周波数は、出力電流が大きい高負荷状態では周波数を低くすることで、また、出力電流が小さい低負荷状態では周波数を高くすることでスイッチング素子の導通回数を減らすことができ、それによって損失も低減されるので省エネルギーなPWMインバータ装置を提供できる。
請求項3に記載の発明によると、複数個用意するキャリア周波数は、電動機を制御する制御周期と同期することで制御系とキャリア周波数との間に起こるビート現象を回避でき、低騒音のPWMインバータ装置を提供できる。
請求項4、請求項6および請求項7に記載の発明によると、選択された1つまたは2つ以上のキャリア周波数が、所定の任意の周期の繰り返し回数を終了した後で更新するので、安定した動作のPWMインバータ装置を提供できる。
請求項5に記載の発明によると、デッドタイム補正をキャリア周波数に比例して処理するのでキャリア周波数を切換えてもインバータ出力電圧に変動がない安定した動作のPWMインバータ装置を提供できる。
請求個8に記載の発明によると、キャリア周波数を組み合わせてPWM処理することによりキャリア周波数に起因する特定の周波数成分を分散化することができ、低騒音のPWMインバータ制御方法を提供できる。
以下、本発明の方法の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の方法を実施するPWMインバータ装置の示す構成図である。図において、1はインバータ回路、4a〜4fはスイッチング素子、5a〜5fはスイッチング素子4a〜4fとそれぞれ逆並列接続したダイオード、2は電動機、3は直流電圧である。また、6a、6bは電流検出器、7はデッドタイム生成手段、8はPWM信号生成手段、9は電圧指令生成手段で制御周期ごとに現在のキャリア周波数に合わせた速度制御や電流制御を行って各相の電圧指令を生成し、10は複数個のキャリア周波数を生成するキャリア周波数生成手段、11は電流ベクトル振幅算出手段、12はキャリア周波数選択手段、13はキャリア信号生成手段、14はデッドタイム補正を含む速度、電流制御手段である。制御周期ごとに各相の電圧指令が生成されると複数個のキャリア周波数の1つとPWM信号生成手段8のコンパレータにより比較され、スイッチング素子4a〜4fを導通するPWM信号を生成する。デッドタイム生成手段7は2個直列接続したスイッチが同時に導通することを避けるためスイッチングのオンするタイミングを決まった時間だけ遅らせ、オフするタイミングは遅らせない、いわゆるオンディレイ動作を行うものである。
電流ベクトル振幅算出手段11は電流検出器6からのデータを用いて、電動機の電流ベクトル振幅を算出し、12はキャリア周波数の組み合わせ選択部で、電流ベクトル振幅からキャリア周波数の組み合わせを選択する。電流ベクトル振幅の定格電流ベクトル振幅に対する割合を算出し、この負荷率が大きい場合には、低いキャリア周波数を選択し、負荷率が小さい場合には高いキャリア周波数を選択する。このキャリア周波数の上下限値は、スイッチング素子の特性、EMIノイズの影響、電動機の応答性などに基づき設定する。
図2は制御周期とキャリア周波数との関係を示しており、キャリア周波数の変更はキャリアカウンタの設定により行う。キャリア周波数の変更タイミングは、キャリアカウンタが零となった時であり、図2のように常に制御周期とキャリア周波数の同期が計れるようにする。複数個設定するキャリア周波数の決定方法は、制御周期に基づき、fc(n)はキャリア周波数、fvは制御周期の逆数の制御周波数とすると式(1)となる。
fc(n)=fv/n (1)
ここで、nは2の累乗で1,2、4、・・・である。
これにより、前記キャリ周波数の上下限値は、スイッチング素子の特性と応答性とこの式に基づき設定する。定数nもキャリア周波数の上下限値により必然的に決められるが、この数値が大きいほどキャリア周波数の組み合わせも増え、より特定周波数スペクトルの強さを分散させることができる。また、キャリア周波数の組み合わせはm個(m=2,3,4・・・)を1セットとし、各キャリア周波数によるPWM処理時間は同じ時間Tpwmとすると、fc(n)とfvの関係は、式(2)で表される。
Tpwm=k/fc(1)=k/2fc(2)=・・=k/mfc(m)=k/fv (2)
ここで、k=1、2、3、・・・の自然数である。
定数kを増やすと単一キャリア周波数によるスペクトルが強くなり、定数kが小さいほどそれぞれのキャリア周波数のスペクトルが弱くなる。この時間Tpwmをキャリア周波数組み合わせによるPWM処理時間最小時間とし、負荷率が変動した場合には、その負荷率設定による次のキャリア周波数組み合わせによるPWM処理を行う。
キャリア周波数の組み合わせについて、キャリア周波数が3つの場合を例に取り上げると表1のようになる。
このキャリア周波数の組み合わせは、スイッチング素子の特性と応答性、騒音改善などの優先順位により変わるが、負荷率により選択されるキャリア周波数は、表の上下間のキャリア周波数1セットに対して1つのキャリア周波数が変化し、また、その変化するキャリア周波数のn値が表の上下間で連続性のないものを選ぶと応答性の悪化を招く為、避けるべきである。
スイッチング素子の特性などにより、キャリア周波数の上下限値と制御周期が同期していない場合は、キャリア周波数下限値の周期と制御周期との最小公倍数をとり、この時間を各キャリア周波数によるPWM処理最小時間とすると図3のように1セットあたりの処理によりキャリア周波数と制御周期との同期を計るようにする。
デッドタイム生成手段の処理によるPWMインバータ装置の出力低下を補正するために電圧指令に対してデッドタイム補正が行われるが、高いキャリア周波数と低いキャリア周波数では高いキャリア周波数の方が大きく影響を受けて応答性が落ちるため、高いキャリア周波数ほどデッドタイム補正を大きくするように、変化する個々のキャリア周波数に対してデッドタイム補正量を更新するようにする。
このように、キャリア周波数を組み合わせてPWM処理することによりキャリア周波数に起因する特定の周波数成分を分散化することで低騒音を実現でき、キャリア周波数と電動機を制御する周期と同期することで制御系とキャリア周波数との間に起こるビート現象を回避し、また、組み合わせをするキャリア周波数は、PWM処理が一定時間終わってから負荷状態により次の組み合わせのキャリア周波数に変更することで急な負荷変動によるキャリア周波数の余計な変動を抑えることができ、また、変化する個々のキャリア周波数に対してデッドタイム補正処理量を対応させて行うことで、安定した制御を行うことができる。
図9は、PWMインバータ装置の制御で、キャリア信号を生成する方法を示すフローチャートである。図9において、ステップST1は、複数のキャリア周波数を発生させる準備をするステップでPWM処理周期外の初期処理に含まれる。ステップST2ではインバータの電流ベクトル振幅を算出し、次にステップST3、ステップST4では選択された周波数が選択された周期回数繰り返されたかどうか、また選択した周波数は繰り返されたかを判定する。ステップST3、ステップST4の条件が満たされた場合には、ステップST5の電流ベクトル振幅と定格電流ベクトル振幅に対するパーセントに応じて少なくとも1つ以上のキャリア周波数と繰り返す周期回数を選択する。次にステップST6ではキャリア周波数に対応して電流指令や電流フィードバックのバイアス量を補正し、オンディレイ時間を設けたことによるインバータ出力電圧低下を補正する。次にステップST7ではスイッチング素子がオンするたびにオンディレイ時間を挿入してデッドタイムを設け、上下に直列接続されたスイッチング素子の短絡を防止し、PWM処理が中断されるまでPWM処理の最初であるステップST2にもどる。
安定で低騒音のPWMインバータ装置は、住宅空間など騒音を嫌うインバータ用途への適用が期待できる。
本発明の方法を適用するPWMインバータ装置構成図 本発明の方法の速度制御周期とキャリア周波数との関係を示す図 本発明の方法の速度制御周期とキャリア周波数との関係を示す図 従来の方法を適用したPWMインバータ装置構成図 キャリア周波数と電流リップルの関係を示す図 相電流の周波数スペクトルを示す図 2つのキャリア周波数を使用した従来のPWMインバータ装置のブロック図 従来例のフローチャート 本発明の制御方法を示すフローチャート
符号の説明
1 インバータ回路
2 電動機
3 直流電源
4a〜4f スイッチング素子
5a〜5f ダイオード
6a、6b 電流検出器
7 デッドタイム生成手段
8 PWM信号生成手段
9 電圧指令生成手段
10 キャリア周波数生成手段
11 電流ベクトル振幅演算手段
12 キャリア周波数選択手段
13 キャリア信号生成手段
14 デッドタイム補正を含む速度・電流制御手段
100 1つのキャリア周波数生成手段

Claims (8)

  1. スイッチング素子と逆並列接続したダイオードからなるスイッチング手段を2個直列に接続し、接続点を出力端とした1相スイッチング手段を複数個並列に接続して多相スイッチング手段とし、前記多相スイッチング手段の両端には直流電源を、多相出力端には負荷を接続し、負荷の電圧を制御するPWMインバータ装置において、
    キャリア周波数fc(Hz)と制御周波数fv(Hz)が任意比率になる複数のキャリア周波数を発生するキャリア周波数生成手段と、
    前記複数のキャリア周波数から少なくとも1つ以上のキャリア周波数を選択するキャリア周波数選択手段と、
    選択された前記キャリア周波数を所定の周期で切換えキャリア信号とするキャリア信号生成手段と、
    2個直列接続したスイッチング素子のオン時間を遅らせるデッドタイム生成手段と、
    デッドタイムによる出力低下を防止するデッドタイム補正手段と、
    を備えることを特徴とするPWMインバータ装置。
  2. 前記キャリア周波数選択手段は、出力電流が所定値以上の時は、低いキャリア周波数を選択し、出力電流が所定値以下の時は、高いキャリア周波数を選択することを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
  3. 前記キャリア信号生成手段は、制御周期に同期することを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
  4. 前記キャリア信号生成手段は、選択された少なくとも1つ以上のキャリア周波数が、所定の任意の周期の繰り返し回数を終了した後で更新することを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
  5. 前記デッドタイム補正手段は、キャリア周波数に比例して処理することを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
  6. 前記キャリア周波数生成手段は、キャリア周波数fc(n)と制御周波数fvとの任意比率が式(a)で表されることを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
    fc(n)=fv/n (a)
    ただし、nは2の累乗で1,2、4、・・・である。
  7. 前記キャリア周波数生成手段は、キャリア周波数fc(m)と制御周波数fvとの任意比率を式(b)で表されることを特徴とする請求項1記載のPWMインバータ装置。
    Tpwm=k/fc(1)=k/2fc(2)=・・・=k/mfc(m)=k/fv (b)
    ただし、TpwmはPWM処理周期、k=1、2、3、・・・の自然数である。
  8. スイッチング素子と逆並列接続したダイオードからなるスイッチング手段を2個直列に接続し、接続点を出力端とした1相スイッチング手段を複数個並列に接続して多相スイッチング手段とし、前記多相スイッチング手段の両端には直流電源を、多相出力端には負荷を接続し、負荷の電圧を制御するPWMインバータ制御方法において、
    キャリア周波数fc(Hz)と制御周波数fv(Hz)が任意比率になる複数のキャリア周波数を準備するステップと、
    インバータの電流ベクトル振幅を算出するステップと、
    キャリア周波数が選択された周期回数繰り返えされたかどうかを判断するステップと、
    選択された前記キャリア周波数が繰り返されたかどうか判断するステップと、
    繰り返された場合は前記電流ベクトル振幅に応じて少なくとも1つ以上のキャリア周波数と繰り返し周期回数を選択するステップと、
    キャリア周波数に応じて電流指令を補正するステップと、
    スイッチング素子がオン時にオンディレイ時間を挿入するステップと、
    を備えたことを特徴とするPWMインバータ制御方法。
JP2005030781A 2005-02-07 2005-02-07 Pwmインバータ装置とその制御方法 Expired - Fee Related JP5071608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005030781A JP5071608B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 Pwmインバータ装置とその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005030781A JP5071608B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 Pwmインバータ装置とその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006217776A true JP2006217776A (ja) 2006-08-17
JP5071608B2 JP5071608B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=36980501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005030781A Expired - Fee Related JP5071608B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 Pwmインバータ装置とその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5071608B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1921740A2 (en) * 2006-11-07 2008-05-14 Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd. Power converter control
JP2008141937A (ja) * 2006-11-07 2008-06-19 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置および電力変換方法
JP2010004725A (ja) * 2008-05-19 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp スイッチング制御装置、これを用いたインバータ、コンバータおよび永久磁石電動機、圧縮機並びに空気調和機
JP2010041877A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置の制御装置および制御方法
JP2010158087A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toyota Motor Corp 電源装置およびその制御方法並びに車両
US7923961B2 (en) 2008-08-27 2011-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle equipped with motor and inverter
CN102684539A (zh) * 2011-03-15 2012-09-19 株式会社丰田自动织机 旋转电机的逆变器设备和用于旋转电机的驱动方法
JP2013255322A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Hitachi Kokusai Electric Inc 電子装置
JP2014036446A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Fuji Electric Co Ltd 電力変換装置の制御を行う制御装置
JP2016160046A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
US9825575B2 (en) 2014-07-04 2017-11-21 Mitsubishi Electric Corporation Power converting apparatus, dehumidifier, air conditioner, and refrigeration apparatus
WO2020170315A1 (ja) * 2019-02-18 2020-08-27 日産自動車株式会社 電力制御方法、及び、電力制御装置
JP2021136738A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 日産自動車株式会社 スイッチング装置制御方法、及びスイッチング装置制御システム
JP2021168543A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 インバータ制御装置、インバータ制御方法、及びインバータ制御プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02280671A (ja) * 1989-04-19 1990-11-16 Hitachi Ltd Pwmインバータ制御法とその装置
JPH05344779A (ja) * 1992-06-04 1993-12-24 Hitachi Ltd 電流制御装置および演算装置
JP2001025258A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Meidensha Corp Pwmインバータ
JP2002272126A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Daikin Ind Ltd 空調機用インバータ制御方法およびその装置
JP2002315345A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Yaskawa Electric Corp Pwmインバータ装置の制御方法
JP2003284382A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Yaskawa Electric Corp Pwm制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02280671A (ja) * 1989-04-19 1990-11-16 Hitachi Ltd Pwmインバータ制御法とその装置
JPH05344779A (ja) * 1992-06-04 1993-12-24 Hitachi Ltd 電流制御装置および演算装置
JP2001025258A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Meidensha Corp Pwmインバータ
JP2002272126A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Daikin Ind Ltd 空調機用インバータ制御方法およびその装置
JP2002315345A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Yaskawa Electric Corp Pwmインバータ装置の制御方法
JP2003284382A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Yaskawa Electric Corp Pwm制御装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1921740A2 (en) * 2006-11-07 2008-05-14 Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd. Power converter control
JP2008141937A (ja) * 2006-11-07 2008-06-19 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置および電力変換方法
EP1921740A3 (en) * 2006-11-07 2010-12-22 Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd. Power converter control
JP2010004725A (ja) * 2008-05-19 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp スイッチング制御装置、これを用いたインバータ、コンバータおよび永久磁石電動機、圧縮機並びに空気調和機
JP2010041877A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置の制御装置および制御方法
US7923961B2 (en) 2008-08-27 2011-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle equipped with motor and inverter
JP2010158087A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toyota Motor Corp 電源装置およびその制御方法並びに車両
US8853990B2 (en) 2011-03-15 2014-10-07 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Inverter device of rotating electrical machine, and driving method for rotating electrical machine
DE102012203684A1 (de) * 2011-03-15 2012-09-20 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Umrichtervorrichtung für eine rotierende elektrische Maschine und Antriebsverfahren für eine rotierende elektrische Maschine
US20120235604A1 (en) * 2011-03-15 2012-09-20 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Inverter device of rotating electrical machine, and driving method for rotating electrical machine
CN102684539A (zh) * 2011-03-15 2012-09-19 株式会社丰田自动织机 旋转电机的逆变器设备和用于旋转电机的驱动方法
JP2013255322A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Hitachi Kokusai Electric Inc 電子装置
JP2014036446A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Fuji Electric Co Ltd 電力変換装置の制御を行う制御装置
US9825575B2 (en) 2014-07-04 2017-11-21 Mitsubishi Electric Corporation Power converting apparatus, dehumidifier, air conditioner, and refrigeration apparatus
JP2016160046A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN105936468A (zh) * 2015-03-03 2016-09-14 东芝电梯株式会社 乘客输送机
WO2020170315A1 (ja) * 2019-02-18 2020-08-27 日産自動車株式会社 電力制御方法、及び、電力制御装置
CN113316894A (zh) * 2019-02-18 2021-08-27 日产自动车株式会社 电力控制方法以及电力控制装置
JPWO2020170315A1 (ja) * 2019-02-18 2021-12-02 日産自動車株式会社 電力制御方法、及び、電力制御装置
US11394334B2 (en) 2019-02-18 2022-07-19 Nissan Motor Co., Ltd. Power control method and power control apparatus
JP7136314B2 (ja) 2019-02-18 2022-09-13 日産自動車株式会社 電力制御方法、及び、電力制御装置
CN113316894B (zh) * 2019-02-18 2022-10-28 日产自动车株式会社 电力控制方法以及电力控制装置
JP2021136738A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 日産自動車株式会社 スイッチング装置制御方法、及びスイッチング装置制御システム
JP7415651B2 (ja) 2020-02-25 2024-01-17 日産自動車株式会社 スイッチング装置制御方法、及びスイッチング装置制御システム
JP2021168543A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 インバータ制御装置、インバータ制御方法、及びインバータ制御プログラム
JP7463176B2 (ja) 2020-04-09 2024-04-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 インバータ制御装置、インバータ制御方法、及びインバータ制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5071608B2 (ja) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071608B2 (ja) Pwmインバータ装置とその制御方法
US9190899B2 (en) Power factor correction (PFC) circuit configured to control high pulse load current and inrush current
JP2007020320A (ja) Pwmインバータ装置とその制御方法
US7035125B2 (en) Switching power supply and control method for the same
JP4672363B2 (ja) コンバータ電源回路
JP2017017767A (ja) 高効率力率改善回路およびスイッチング電源装置
US8022678B2 (en) Power supply device
JP2007097319A (ja) 交直変換回路
JP6758515B2 (ja) 電力変換装置、圧縮機、送風機、および空気調和装置
JP2008521192A (ja) 電圧フィードバックコントローラを備える高輝度放電ランプドライバ
JP2009261212A (ja) インバータ装置およびインバータシステム
WO2019039168A1 (ja) 電力変換装置
US8218342B2 (en) Power supply device
JP2006149097A (ja) モータ制御装置
JP5598247B2 (ja) 電源装置
JP5315982B2 (ja) Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ及び電子機器
JP6982448B2 (ja) 電力変換装置
JP2005102489A (ja) 電源装置およびそれを用いた空気調和機
JP4422504B2 (ja) スイッチング電源装置及びその制御方法
JP2001016860A (ja) インバータ制御装置
JP4186750B2 (ja) モータ制御装置
JP2008061371A (ja) 自励式共振型スイッチング電源
JP6168809B2 (ja) スイッチング電源回路
US9762174B2 (en) Increasing PWM resolution for digitally controlled motor control applications
JP2000050639A (ja) インバータ装置及びこれを用いた空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120807

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees