JP2010004725A - スイッチング制御装置、これを用いたインバータ、コンバータおよび永久磁石電動機、圧縮機並びに空気調和機 - Google Patents

スイッチング制御装置、これを用いたインバータ、コンバータおよび永久磁石電動機、圧縮機並びに空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング周波数を1つに固定、または個数を限定したままで、雑音や振動、電源高調波の発生を抑制するスイッチング制御装置を提供する。
【解決手段】スイッチング回路2からの出力電圧と予め任意に設定された基準電圧6とから指令値を算出する指令値算出手段7と、所定の周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段8と、搬送波生成手段8により生成された搬送波で指令値算出手段7からの指令値をPWMしてパルス波形を生成するPWM手段9と、PWM手段9により生成されたパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段10と、波形変形手段10により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング回路2を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段11とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばAC−DCコンバータまたはインバータの半導体スイッチの制御をPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号により行うスイッチング制御装置、これを用いたインバータにより駆動される永久磁石電動機、並びにその永久磁石電動機を搭載した圧縮機、その圧縮機を備えた空気調和機に関するものである。
従来のスイッチング制御装置は、スイッチング周波数をランダムに決定させることにより雑音スペクトルのピークレベルを低減させている(例えば、特許文献1参照)。
また、インバータ装置においては、インバータ回路部を制御するCPUのタイマに基づいてキャリア周波数が連続的にかつ周期的に変化するようにして、不快な騒音の発生を防止している(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−245942号公報(第2頁、図1) 特開2007−244106号公報(第10−11頁、図9)
従来のスイッチング制御装置では、雑音を低減するために、スイッチング周波数がランダムに、または連続的に変化するようにしているため、マイコンの種類によっては実装が困難であったり、CPU負荷が大きくなったりしていた。また、スイッチング周波数がランダムに、または連続的に変化するため、他の制御周期と干渉してしまう場合、特にスイッチング周波数がランダムに変化するため、原因を特定するのが困難であった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的はスイッチング周波数を1つに固定、または個数を限定したままで、雑音や振動、電源高調波の発生を抑制するスイッチング制御装置、このスイッチング制御装置を備えたインバータおよびコンバータ、およびインバータにより駆動される永久磁石電動機、並びにその永久磁石電動機を搭載した圧縮機、その圧縮機を備えた空気調和機を得るものである。
また、第2の目的はスイッチング周波数を1つまたは個数を限定して使用することで、雑音や振動、電源高調波のピーク周波数を操作可能なスイッチング制御装置、このスイッチング制御装置を備えたインバータおよびコンバータ、およびインバータにより駆動される永久磁石電動機、並びにその永久磁石電動機を搭載した圧縮機、その圧縮機を備えた空気調和機を得るものである。
本発明に係るスイッチング制御装置は、スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、所定の周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、搬送波生成手段により生成された搬送波で指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形を生成する変調手段と、変調手段により生成されたパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段と、波形変形手段により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段とを備えたものである。
また、本発明に係るスイッチング制御装置は、スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、搬送波の周波数を2つの周波数から選択する周波数選択手段と、周波数選択手段により選択された周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、搬送波生成手段により生成された搬送波で指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形を生成する変調手段と、変調手段により生成されたパルス波形からスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段とを備えたものである。
本発明によれば、変調手段により生成されたパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させ、平行移動させたパルス波形に基づいてスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するようにしたので、雑音や振動、電源高調波の発生を抑制できるという効果がある。
また、本発明によれば、搬送波の周波数を2つの周波数から選択し、選択した搬送波で指令値を変調してパルス波形を生成し、このパルス波形からスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するようにしたので、雑音や振動、電源高調波の発生を抑制し、且つ発生のピーク周波数を操作可能にすることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。
図1において、スイッチング回路2は、例えばAC−DCコンバータなどに用いられている半導体スイッチ(以下、単に「スイッチ」という)よりなり、電源1の交流を直流に変換しコンデンサなど(図示せず)に充電して例えばインバータの負荷3に供給する。スイッチング制御装置4は、スイッチング回路2の動作に基づいて出力される電圧を検出し、その検出電圧5が目標の基準電圧6となるようにスイッチング回路2のスイッチを制御する装置である。
前述したスイッチング制御装置4は、検出電圧5と予め任意に設定された目標の基準電圧6とからスイッチング回路2への指令値を算出する指令値算出手段7と、所定の周波数の例えば三角波を搬送波として生成する搬送波生成手段8と、その搬送波で指令値をPWM(パルス幅変調)してパルス波形を生成するPWM手段9と、1周期毎のパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段10と、波形変形手段10により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング回路2のスイッチをON・OFFするスイッチング動作信号(PWM信号)を生成するスイッチング動作信号生成手段11とを備えている。
波形変形手段10は、乱数を発生する乱数生成部12と、後述するON/OFF比取得部15により取得されたパルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な最大値を算出する移動可能量算出部13と、移動可能量算出部13により算出された最大値以下になるように1周期毎にパルス波形の移動距離を乱数を用いて決定する移動量決定部14と、指令値と搬送波とが1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比として取得するON/OFF比取得部15とを備えている。
次に、実施の形態1のスイッチング制御装置4の動作について説明する。
スイッチング制御装置4の指令値算出手段7は、スイッチング回路2の動作に基づいて出力される電圧を検出し、その検出電圧5と目標の基準電圧6との差分を求め、この差分からスイッチング回路2への指令値を算出してPWM手段9に送出する。PWM手段9は、算出された指令値を搬送波生成手段8の三角波の搬送波でPWMしてパルス波形を生成し波形変形手段10に送出する。なお、搬送波は三角波が主に用いられるが、鋸波や他の波形であっても良い。
波形変形手段10は、PWM手段9によりPWMされた1周期毎のパルス波形を、後述する処理により時間軸方向に移動させて変形させ、スイッチング動作信号生成手段11に送出する。スイッチング動作信号生成手段11は、波形変形手段10により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング動作信号を生成し、スイッチング回路2に出力してスイッチ(図示せず)を動作させ、出力電圧が目標の基準値になるようにする。
続いて、波形変形手段10の動作について図2を参照しながら詳述する。図2は実施の形態1におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。
指令値算出手段7により算出された指令値21と搬送波生成手段からの搬送波20は、PWM手段9において図2(a)のように比較される。この時、通常のPWMでは、指令値21と搬送波20の交点からパルス波形が生成されるが、実施の形態1では、搬送波20の周波数が指令値21よりも十分高いため、左右の交点の位置はほとんど同じと考えて、図2(b)に示すようなパルス波形22が生成される。そして、波形変形手段10のON/OFF比取得部15により、指令値と搬送波とが1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比がパルス波形のON/OFF比として取得される。
ここで、移動可能量算出部13により、図2(b)のパルス波形22から、時間軸方向に移動させても1周期内でのON/OFF比が保持できる移動量の最大値を求める。なお、マイコンの制約として、パルス波形は1周期の前半周期ではOFF状態から開始し、一度ON状態になったらOFF状態へは戻らない。また、1周期の後半周期ではON状態から開始し、一度OFF状態になったらON状態へは戻らないものとする。
前記マイコンの制約条件より、図2の移動量の最大値は、図2(b)の半周期内でのON期間30とOFF期間31の短い方となる。図2(b)の場合、ON期間30の方がOFF期間31より短いため、ON期間30が移動量の最大値となる。
移動量決定部14は、乱数生成部12から例えば−1〜1までの範囲の乱数を取得し、移動可能量算出部13により算出された移動量の最大値と掛け合わせて移動距離を算出する。ここで、パルス波形を右へ動かすのをプラス方向、左へ動かすのをマイナス方向と定め、乱数生成部12からの出力がマイナスの場合、図2(b)のパルス波形は(乱数×移動量の最大値)の絶対値分の移動距離32だけ左に移動し、図2(c)のパルス波形23のように変形される。
このようにすることにより、搬送波の周波数を1つに固定したままでも、搬送波の周波数に依存した周波数にピークが出るような騒音や振動、電源高調波の発生がホワイトノイズ化され、そのピークを低減することができる。また、騒音や振動、電源高調波のピーク値を抑制することができるので、本制御装置4の各部品の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。
また、ホワイトノイズ化を進めると、騒音の音色が、ピークが立った音から全体的に音のレベルが上がったように感じる場合がある。その場合、乱数生成部12から取得する乱数の範囲を例えば−0.5〜0.5に狭めることで、ホワイトノイズ化の影響が半減する。よって、乱数生成部12の乱数の範囲を調整することにより、騒音のレベルや音色を調整することが可能となる。
なお、スイッチング回路2の入力電流、入力電圧、入力電力や、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って乱数の範囲を変更しパルス波形の移動距離を増減させるようにしても良い。この場合も、騒音や電源高調波の発生の大きさに合った、ホワイトノイズ化を実施することが可能となる。また、負荷3の大きさや負荷3から発せられる騒音や振動のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って乱数の範囲を変更しパルス波形の移動距離を増減させるようにしても良い。この場合も、騒音や振動、電源高調波の発生の大きさに合った、ホワイトノイズ化を実施することが可能となる。
また、指令値21と搬送波20とが1周期内で始めに交差する点から求められたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比としてON/OFF比取得部15が取得するようにしたが、ON/OFF比取得部15を用いなくても、乱数生成部12の乱数発生範囲を狭めることにより、実施の形態1と同様の効果を得ることは可能である。また、マイコンの制約条件がない場合でも同様に1周期内でのON/OFF比を保持できるような移動量を用いれば同じ効果を得ることはできる。その場合、例えば左の移動において、1周期の範囲を超えた場合、超えた分を右端に移動させてON/OFF比を保たせるようにする。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図3に示すスイッチング制御装置4は、スイッチング回路2の2つのスイッチを同時に制御する装置で、三角波の搬送波をそれぞれ生成する2つの搬送波生成手段8、8aと、一方の搬送波生成手段8により生成された搬送波で指令値算出手段7からの指令値をPWMしてパルス波形を生成するPWM手段9と、他方の搬送波生成手段8aにより生成された搬送波で指令値算出手段7からの指令値をPWMしてパルス波形を生成するPWM手段9aと、PWM手段9、9aからそれぞれ送出される2つのパルス波形の関係を保持する波形関係保持部16を有する波形変形手段10とを備えている。なお、波形関係とは、スイッチング回路2の2つのスイッチの動作組み合わせの4つ((ON、ON)、(ON、OFF)、(OFF、ON)、(OFF、OFF))を1周期内で発生する期間のことである。
ここで、図4を用いて実施の形態2のスイッチング制御装置4が適用される回路の一例を説明する。図4は実施の形態2のスイッチング制御装置4が適用されるAC−DCコンバータを示す回路図である。
図4に示すAC−DCコンバータは、リアクタ43を介して交流電源1に接続される整流器40と、一端が整流器40の一方の入力端子に接続された第1のスイッチ41と、一端が整流器40の他方の入力端子に接続された第2のスイッチ42と、整流器40の出力端子間に直列に接続され、その接続点に第1および第2のスイッチ41、42が接続された第1および第2のコンデンサ44、45とを備えている。このAC−DCコンバータの出力端には直流負荷3が接続されている。前述した第1および第2のスイッチ41、42は、例えばIGBTとダイオード整流器からなる双方向スイッチで、この2つのスイッチによりスイッチング回路2が構成されている。実施の形態2のスイッチング制御装置4は、第1および第2のコンデンサ44、45の電圧を検出電圧5として取得し、内部でスイッチング動作信号を生成してスイッチング回路2に出力する。
次に、実施の形態2のスイッチング制御装置4の動作について図5を参照しながら説明する。なお、搬送波生成手段8、8a、PWM手段9、9aおよび波形変形手段10以外の動作については、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。図5は実施の形態2におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。
第1のスイッチ41用の搬送波が搬送波生成手段8で、第2のスイッチ42用の搬送波がもう一方の搬送波生成手段8aで生成される。生成された搬送波は、それぞれ図5(a)に示す搬送波20、24となる。ここで、第2のスイッチ42のスイッチング動作信号がパルス波形のON/OFF逆転信号として表現されるとすると、指令値21と搬送波20、24とから生成されるパルス波形は、第1のスイッチ41用として図5(b)に示すパルス波形22aとなり、第2のスイッチ42用として図5(c)に示すパルス波形22bとなる。なお、ON/OFF比取得手段15により、実施の形態1と同様に、指令値21と搬送波20、24とがそれぞれ1周期内で始めに交差する点からON/OFF比が取得される。
ここで、波形関係保持部16によって、図5(b)(c)に示す2つのパルス波形22a、22bから(ON、ON)、(ON、OFF)、(OFF、ON)、(OFF、OFF)の発生期間が求められる。この発生期間は、それぞれ期間33、期間無し、期間34、期間35となる。なお、実施の形態1と同様に各状態の期間は半周期を基にしている。
一方、移動可能量算出手段13は、波形関係保持部16に保持されている波形関係(期間)を用いて、パルス波形22a、22bを時間軸方向にそれぞれ移動させても1周期内でのON/OFF比を保持できる移動量の最大値を求める。例えば、図5(b)(c)に示す2つのパルス波形22a、22bを同じ方向に移動させる場合、前記マイコンの制約条件より、移動量の最大値は、半周期内での期間33(ON、ON)と期間35(OFF、OFF)の短い方となる。この場合は、期間33(ON、ON)が移動量の最大値となる。
移動量決定部14は、乱数生成部12から例えば−1〜1までの範囲の乱数を取得し、移動可能量算出部13により算出された移動量の最大値と掛け合わせて移動距離を算出する。ここで、パルス波形22a、22bを右へ動かすのをプラス方向、左へ動かすのをマイナス方向と定めた場合に、乱数生成部12からの乱数がマイナスのときは、パルス波形22aは、図5(d)に示すように左へ移動(移動距離36)したパルス波形23aとなり、パルス波形22bは、図5(e)に示すように左へ移動(移動距離36)したパルス波形23bとなる。
このようにすることにより、スイッチの数が増加しても、搬送波の周波数を1つに固定したままで、搬送波の周波数に依存した周波数にピークが出るような騒音や振動、電源高調波の発生をホワイトノイズ化し、ピークを低減させることができる。また、騒音や振動、電源高調波のピーク値を抑制することができるので、本装置4の各部品の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。
また、実施の形態1と同様に、乱数生成部12から取得する乱数の範囲を例えば−0.5〜0.5とした場合には、ホワイトノイズ化の影響を半減できるため、乱数生成部12の乱数の範囲を調整することにより、騒音のレベルや音色を調整することが可能となる。
また、実施の形態1で述べたように、スイッチング回路2の入力電流、入力電圧、入力電力や、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って乱数の範囲を変更しパルス波形の移動距離を増減させるようにしても良い。この場合も、騒音や電源高調波の発生の大きさに合った、ホワイトノイズ化を実施することが可能となる。また、負荷3の大きさや負荷3から発せられる騒音や振動のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って乱数の範囲を変更しパルス波形の移動距離を増減させるようにしても良い。この場合も、騒音や振動、電源高調波の発生の大きさに合った、ホワイトノイズ化を実施することが可能となる。
また、指令値21と搬送波20、24とが1周期内で始めに交差する点から求められたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比としてON/OFF比取得部15が取得するようにしたが、ON/OFF比取得手段15を用いなくても、乱数生成部12の乱数発生範囲を狭めることにより、実施の形態2と同様の効果を得ることは可能である。
なお、図5(b)(c)に示すパルス波形22a、22bを同じ方向に移動させるようにしたが、図6の(f)(g)に示すように第1のスイッチ41用のパルス波形22aのみを左へ移動させてパルス波形23aとなるようにしても良いし、図6の(h)(i)に示すように第2のスイッチ42用のパルス波形22bのみを左へ移動させてパルス波形23bとなるようにしても良い。また、図7の(j)(k)に示すように、第1のスイッチ41用のパルス波形22aを左へ移動させてパルス波形23aとなるように、第2のスイッチ42用のパルス波形22bを右へ移動させてパルス波形23bとなるようにしても良い。また、マイコンの制約条件がない場合でも同様に1周期内でのON/OFF比を保持できるような移動量を用いれば同じ効果を得ることはできる。その場合、例えば左の移動において、1周期の範囲を超えた場合、超えた分を右端に移動させてON/OFF比を保たせるようにする。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態3のスイッチング制御装置4は、予め保持している2種類の周波数1、2を交互に選択する周波数選択手段17を備えている。
次に、実施の形態3のスイッチング制御装置4の動作について説明する。
スイッチング制御装置4の指令値算出手段7は、スイッチング回路2の動作に基づいて出力される電圧を検出し、その検出電圧5と目標の基準電圧6との差分を求め、この差分からスイッチング回路2への指令値を算出してPWM手段9に送出する。PWM手段9は、算出された指令値を搬送波生成手段8の搬送波(三角波)でPWMしてパルス波形を生成しスイッチング動作信号生成手段11に送出する。このスイッチング動作信号生成手段11は、PWM手段9からのパルス波形に基づいてスイッチング動作信号を生成し、スイッチング回路2に出力してスイッチ(図示せず)を動作させ、出力電圧が目標の基準値となるようにする。
ここで、PWMされたパルス波形の生成について図9を用いて説明する。図9は実施の形態3におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。
まず、周波数選択手段17が、予め保持している2種類の三角波の周波数1、2を交互に選択し、搬送波生成手段8が、周波数選択手段17により選択された周波数1、2を時間軸方向に交互に並べて形成される搬送波を生成する。この搬送波は、図9(a)に示すような波形25となる。そして、PWM手段9によって、その搬送波25で指令値算出手段7により算出された指令値26がPWMされ、図9(b)に示すようにパルス幅の異なるパルス波形27が生成される。なお、搬送波25を三角波としたが、鋸波や他の波形であっても良い。
このように、2種類の周波数1、2を交互に並べて形成される搬送波25を用いることにより、1つの搬送波を使用した時に出る騒音や振動、電源高調波のピークが分散されて低減する。また、ランダムな周波数を用いていないので、パルス幅の異なるパルス波形27により発生する騒音や振動、電源高調波のピーク周波数は2種類の周波数1、2を変更することで調整可能となり、例えば、可聴領域以外の周波数への変更や共振しない周波数への変更が可能となる。
なお、前述した実施の形態3では、2種類の周波数1、2を交互に並べて搬送波を生成し、この搬送波で指令値をPWMしてパルス幅の異なるパルス波形を生成し、このパルス波形を用いてスイッチング回路2のスイッチを制御するようにしたが、スイッチング回路2の2つのスイッチを同時に制御するようにしても良い。この場合、スイッチング制御装置4には、図10に示すように、2つのスイッチを同時に制御するパルス波形を2つ作成する必要があるので、2つの搬送波生成手段8、8aと、この2つの搬送波生成手段8、8aにより生成された搬送波をそれぞれPWMする2つのPWM手段9、9aとが設けられている。搬送波生成手段8は、図11の実線で示すような搬送波25を生成し、搬送波生成手段8aは、搬送波25を反転して形成される搬送波28(破線)を生成し、PWM手段9は、搬送波生成手段8によって生成された搬送波25で指令値をPWMして同図(b)に示すパルス波形27aを生成し、また、PWM手段9aは、搬送波生成手段8aによって生成された搬送波28で指令値をPWMして同図(c)に示すパルス波形27bを生成する。スイッチング動作信号生成手段11は、PWM手段9、9aからのパルス波形に基づいてスイッチング動作信号を生成し、スイッチング回路2に出力して2つのスイッチ(図示せず)を動作させ、出力電圧が目標の基準値となるようにする。
このようにすることで、スイッチング回路2のスイッチが2つの場合でもスイッチが1つの場合と同じ効果が得られる。即ち、2種類の周波数1、2を交互に並べて形成される搬送波25、28を用いることにより、1つの搬送波を使用した時に出る騒音や振動、電源高調波のピークが分散されて低減する。また、ランダムな周波数を用いていないので、パルス幅の異なるパルス波形27a、27bにより発生する騒音や振動、電源高調波のピーク周波数は2種類の周波数1、2を変更することで調整可能となり、例えば、可聴領域以外の周波数への変更や共振しない周波数への変更が可能となる。なお、制御対象スイッチが単に増えても同様である。
また、図12に示すようなスイッチング制御装置4を用いてスイッチング回路2を制御するようにしても良い。このスイッチング制御装置4は、図8で説明した実施の形態3のスイッチング制御装置4のPWM手段9とスイッチング動作信号生成手段11との間に、PWM手段9によりPWMされたパルス波形(例えば図9(b)参照)を、時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段10を設けたものである。
さらに、図13に示すようなスイッチング制御装置4を用いてスイッチング回路2を制御するようにしても良い。このスイッチング制御装置4は、図10に示すスイッチング制御装置4のPWM手段9、9aとスイッチング動作信号生成手段11との間に、図3に示す波形変形手段10を挿入して構成されたものである。このスイッチング制御装置4においては、例えば図14に示すように、搬送波生成手段8によって搬送波25(実線)が生成され、もう一方の搬送波生成手段8aによって搬送波28(破線)が生成された場合、PWM手段9は、実線の搬送波25で指令値をPWMして、同図(b)に示すようなパルス波形27aを生成し、もう一方のPWM手段9aは、破線の搬送波28で指令値をPWMして、同図(c)に示すようなパルス波形27bを生成し、波形変形手段10によってそれぞれのパルス波形27a、27bを例えば図15(d)(e)に示すように時間軸方向に移動(36)させて変形させる。
この場合も、2種類の周波数1、2を交互に並べて形成される搬送波25、28を用いることにより、1つの搬送波を使用した時に出る騒音や振動、電源高調波のピークが分散されて低減し、さらには、ホワイトノイズ化もされるため、より騒音や振動、電源高調波のピーク値を抑制することができるので、本装置4の各部品の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。また、ホワイトノイズ化を進めると、騒音の音色が、ピークが立った音から全体的に音のレベルが上がったように感じる場合があるが、その場合は、乱数生成部12から取得する乱数の範囲を例えば−0.5〜0.5に狭めることで、ホワイトノイズ化の影響が半減する。よって、乱数生成部12の乱数の範囲を調整することにより、騒音のレベルや音色を調整することが可能となる。
なお、前記の実施の形態3では、2種類の周波数1、2を交互に選択するようにしたが、所定周期内、例えば電源1の周期内で2つの周波数1、2を使用(選択)する時間の割合が均等になるようにしても良いし、電源1の周期内で2つの周波数1、2を選択する回数が均等になるようにしても良い。
また、2値(例えば0、1)の発生確率を50%ずつとしたランダム発生手段を備え、2値に各周波数を割り当て(例えば、0に低周波、1に高周波を割り当てる)、ランダム発生手段からのランダムな出力値(2値)を基に周波数を選択するようにしても良い。また、前記の発生確率に違いを設けることで2種類の周波数1、2の選択確率に違いを設けて周波数を選択するようにしても良い。
また、電源1の1周期内で2つの周波数の選択時間の割合を決定する選択時間割合決定手段を備え、その選択時間割合決定手段により決定された選択時間の割合になるように2つの周波数を選択するようにしても良い。
さらに、前述した選択時間割合決定手段と、2値の発生確率を可変としたランダム発生手段とを備え、2つの周波数の発生割合が選択時間割合決定手段で決められた発生割合になるように、そのランダム発生手段の2値発生確率を決定し、決定した2値に従って周波数の選択を実施するようにしても良い。
また、周波数選択手段17は、2種類の周波数1、2から選択するようにしているが、有限個の周波数から選択するようにしても良い。
また、スイッチング回路2の入力電流、入力電圧、入力電力や、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、又は負荷3の大きさや負荷3から発せられる騒音や振動のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って、選択する周波数や選択方法を変更することにより、騒音や振動、電源高調波のピーク周波数を低減することが可能になる。
実施の形態4.
図16は本発明の実施の形態4に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。なお、図8で説明した実施の形態3と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態4は、実施の形態3で説明したスイッチング制御装置4に電源電圧のゼロクロスポイントを検出するゼロクロス検出手段18を備えたものである。
次に、実施の形態4のスイッチング制御装置4の動作について説明する。なお、周波数選択手段17、ゼロクロス検出手段18以外の動作は、実施の形態3と同じであるため説明を省略する。
搬送波生成手段8が搬送波を生成する場合、周波数選択手段17から搬送波の周波数を取得する。その際、周波数選択手段17では、ゼロクロス検出手段18から得た情報を基にゼロクロス付近に位置するか、ピーク付近に位置するか、その中間に位置するかを判定する。例えば、ゼロクロス付近に位置する場合は、2つの周波数1、2のうち低い周波数を選択し、ピーク付近に位置する場合は、高い周波数を選択する。中間の場合は実施の形態3と同様に2種類の周波数1、2を交互に選択する。
このようにすることにより、実施の形態3と同様の効果が得られる。また、これに加えて、実施の形態4では、ピーク時に高周波となるため力率が改善するという効果が得られている。また、力率の改善により、省エネを向上させることができる。
なお、実施の形態4では、ゼロクロス付近に位置するとき低い周波数を選択し、ピーク付近に位置するときは高い周波数を選択するようにしたが、逆にゼロクロス付近で高周波を、ピーク付近で低周波を選択するようにしても良い。このような場合、ピーク付近でのスイッチング損失が抑えられ、効率が改善するという効果が得られている。また、効率の改善により、省エネを向上させることが可能になる。
また、2値の発生確率に差を付けたランダム発生手段と、電源1の入力電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを備え、そのゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では発生確率の高い値を低い周波数に割り当て、電圧ピーク付近では発生確率の高い値を高い周波数に割り当てるようにしても良いし、また、前記ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では発生確率の高い値を高い周波数に割り当て、電圧ピーク付近では発生確率の高い値を低い周波数に割り当てるようにしても良い。この場合もピーク付近でのスイッチング損失が抑えられ、効率が改善するという効果が得られている。
また、周波数選択手段17は、2種類の周波数1、2から選択するようにしているが、有限個の周波数を選択するようにしても同様の効果が得られる。
また、前述したように、スイッチング回路2の入力電流、入力電圧、入力電力や、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、又は負荷3の大きさや負荷3から発せられる騒音や振動のうち少なくとも1つの値を検出する手段を付加し、その検出手段からの出力値の大きさ(増減)に従って、選択する周波数や選択方法を変更することにより、騒音や振動、電源高調波のピーク周波数を低減することが可能になる。
また、実施の形態3と同様に、搬送波生成手段8とPWM手段9を2つずつ保持し、2つのスイッチを同時に制御するスイッチング制御装置4の構成を取ることも可能である。
このようにすることで、スイッチング回路2のスイッチが2つの場合でもスイッチが1つの場合と同じ効果が得られる。即ち、2種類の周波数1、2を交互に並べて形成される搬送波25を用いることにより、1つの搬送波を使用した時に出る騒音や振動、電源高調波のピークが分散されて低減する。また、ランダムな周波数を用いていないので、パルス幅の異なるパルス波形27により発生する騒音や振動、電源高調波のピーク周波数は2種類の周波数1、2を変更することで調整可能となり、例えば、可聴領域以外の周波数への変更や共振しない周波数への変更が可能となる。なお、制御対象スイッチが単に増えても同様である。
また、図16で説明した実施の形態4のスイッチング制御装置4において、PWM手段9とスイッチング動作信号生成手段11との間に、図1に示す波形変形手段10を挿入して構成されるスイッチング制御装置4によって、スイッチング回路2を制御するようにしても良いし、さらに、図13に示すスイッチング制御装置4にゼロクロス検出手段18を設けて、周波数を選択させるようにしても良い。
この場合も、2種類の周波数1、2を交互に並べて形成される搬送波25を用いることにより、1つの搬送波を使用した時に出る騒音や振動、電源高調波のピークが分散されて低減し、さらには、ホワイトノイズ化もされるため、より騒音や振動、電源高調波のピーク値を抑制することができるので、本装置4の各部品の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。また、ホワイトノイズ化を進めると、騒音の音色が、ピークが立った音から全体的に音のレベルが上がったように感じる場合があるが、その場合は、乱数生成部12から取得する乱数の範囲を例えば−0.5〜0.5に狭めることで、ホワイトノイズ化の影響が半減する。よって、乱数生成部12の乱数の範囲を調整することにより、騒音のレベルや音色を調整することが可能となる。
実施の形態5.
図17は本発明の実施の形態5に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態5は、図1に示すスイッチング回路2の入力側に接続されたリアクタ43に振動検出手段50を設け、さらに、図1に示すスイッチング制御装置4に振動取得手段51と振動判定手段52を備えたものである。振動検出手段50は、例えば加速度センサからなり、スイッチング回路2の動作により発生するリアクタ43の振動を検出してスイッチング制御装置4の振動取得手段51に出力する。振動取得手段51は、振動検出手段50により検出された振動を周波数解析し振動成分を取得する。振動判定手段52は、その振動成分と所定の最大許容値(所定の値)を比較し、振動成分が最大許容値以上のときに、波形変形手段10に波形変形の変更要求を出す。波形変形手段10では、その変更要に応じて移動量決定部14により決定されたパルス波形の移動距離を増減させる。
次に、実施の形態5のスイッチング制御装置4の動作について説明する。なお、リアクタ43、振動検出手段50、振動取得手段51、振動判定手段52以外の動作は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
リアクタ43に取り付けられた振動検出手段50は、スイッチング回路2の動作により発生するリアクタ43の振動を検出し振動取得手段51に出力する。振動取得手段51は、前述したように、振動検出手段50により検出された振動を周波数解析し、振動の振動成分(周波数成分)を取得する。取得される値としては、例えば、振動のオーバーオール値やピーク値、キャリア周波数の定数倍の成分等である。
振動取得手段51によって取得された振動成分は振動判定手段52へ送られる。この振動判定手段52は、振動取得手段51からの振動成分を受け取ると、その振動成分と所定の最大許容値を比較し、その振動成分が最大許容値以上であった場合には、波形変形手段10に波形変形の変更要求を出す。波形変形手段10では、その変更要求に応じて移動量決定部14により決定されたパルス波形の移動距離を増減させる。
このようにすることにより、リアクタ43が最大許容値より小さい振動量の振動でスイッチング回路2を動作させることが可能となり、リアクタ43の振動や、リアクタ43の振動に伴う騒音を抑制することができる。また、振動を抑制可能となるので、リアクタ43の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。さらに、製品設置後に振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
また、図18に示すように振動判定手段52に記憶手段53を持たせ、振動取得手段51により取得された振動成分と、波形変形手段10内の移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離の組み合わせを記憶させるようにし、その移動距離の増減による振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となるパルス波形の移動距離を波形変形手段10内の移動量決定部14へ通知するようにしてもよい。
このようにすることにより、振動量が最小となるパルス波形の移動距離を選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となる。さらに、製品設置後に振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
さらに、図19に示すようにスイッチング制御装置4にタイミング生成手段54を持たせ、振動判定手段52が振動の判定を実施するタイミングを決定するようにしてもよい。タイミング生成手段54が生成するタイミング(例えば、スイッチング回路2が起動した時やスイッチング回路2が起動してから一定時間が経過した時、又はユーザがスイッチ等で指定した時、或いは昼夜の判定を行い、夜と判定した時等)において、振動判定手段52を動作させ、記憶手段53に振動取得手段51により取得された振動成分と、波形変形手段10内の移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離の組み合わせを記憶させ、その移動距離の増減による振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となるパルス波形の移動距離を波形変形手段10内の移動量決定部14へ通知するようにしてもよい。この場合、例えば、通常では効率が悪化するため使用できないようなパルス波形の移動距離を利用可能にし、効率を犠牲にして振動を下げるモードを持たせると、尚、良い。
このようにすることにより、任意のタイミングで振動量が最小となるパルス波形の移動距離を選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となるため、騒音が気になる夜間や来訪者が来た時など任意のタイミングでより騒音、振動を抑えることが可能となる。さらに、任意のタイミングで振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所、運転時間による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
なお、リアクタ43の振動成分は、リアクタ43から発生する騒音と相関があるため、振動検出手段50の代わりに騒音センサを用いても同様の効果がある。
また、実施の形態2のように複数のスイッチにも対応可能なことは言うまでもない。
実施の形態6.
図20は本発明の実施の形態6に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。なお、図8で説明した実施の形態3と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態6は、図8に示すスイッチング回路2の入力側に接続されたリアクタ43に振動検出手段50を設け、さらに、図8に示すスイッチング制御装置4に振動取得手段51と振動判定手段52を備えたものである。振動検出手段50は、例えば加速度センサからなり、スイッチング回路2の動作により発生するリアクタ43の振動を検出してスイッチング制御装置4の振動取得手段51に出力する。振動取得手段51は、振動検出手段50により検出された振動を周波数解析し振動成分を取得する。振動判定手段52は、その振動成分と所定の最大許容値(所定の値)を比較し、振動成分が最大許容値以上のときに、周波数選択手段17に周波数の変更要求を出す。
次に、実施の形態6のスイッチング制御装置4の動作について説明する。なお、リアクタ43、振動検出手段50、振動取得手段51、振動判定手段52以外の動作は、実施の形態3と同じであるため説明を省略する。
リアクタ43に取り付けられた振動検出手段50は、スイッチング回路2の動作により発生するリアクタ43の振動を検出し振動取得手段51に出力する。振動取得手段51は、振動検出手段50により検出された振動を周波数解析し、振動の振動成分(周波数成分)を取得する。取得される値としては、例えば、振動のオーバーオール値やピーク値、キャリア周波数の定数倍の成分等である。
振動取得手段51によって取得された振動成分は振動判定手段52へ送られる。この振動判定手段52は、振動取得手段51からの振動成分を受け取ると、その振動成分と所定の最大許容値を比較し、振動成分が最大許容値以上であった場合には、周波数選択手段17に周波数の変更要求を出す。周波数選択手段17は、その要求を受けたときに、選択する周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等を変化させる。
このようにすることにより、リアクタ43が所定の最大許容値より小さい振動量の振動でスイッチング回路2を動作させることが可能となり、リアクタ43の振動や、リアクタ43の振動に伴う騒音を抑制することができる。また、振動を抑制可能となるので、リアクタ43の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。さらに、製品設置後に振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
また、実施の形態5の振動判定手段52と同様に振動判定手段52に記憶手段53を持たせ、振動取得手段51により取得された振動成分と、周波数選択手段17で決定された周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等を記憶させるようにし、周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等による振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となる周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、パターン等を周波数選択手段17に通知するようにしてもよい。
このようにすることにより、振動量が最小となる周波数の組み合わせ、それぞれの発生確率、発生パターンを選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となる。また、製品設置後に振動を測定して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
さらに、実施の形態5で述べたようにタイミング生成手段54を持たせ、振動判定手段52が振動の判定を実施するタイミングを決定するようにしてもよい。振動成分の大きさだけでなく、タイミング生成手段54が生成するタイミング(例えば、スイッチング回路が起動した時やスイッチング回路が起動してから一定時間が経過した時、又はユーザがスイッチ等で指定した時、或いは昼夜の判定を行い、夜と判定した時等)において、振動判定手段52を動作させ、記憶手段53に振動取得手段51により取得された振動成分と、周波数選択手段17で決定された周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等の組み合わせを記憶させ、周波数の増減による振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となる周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターンを周波数選択手段17へ通知するようにしてもよい。この場合、例えば、通常では効率が悪化するため使用できないような周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターンを利用可能にし、効率を犠牲にして振動を下げるモードを持たせると、尚、良い。
このようにすることにより、任意のタイミングで振動量が最小となる周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターンを選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となるため、騒音が気になる夜間や来訪者が来た時など任意のタイミングでより騒音、振動を抑えることが可能となる。また、任意のタイミングで振動を測定して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所、運転時間による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
なお、リアクタ43の振動成分は、リアクタ43から発生する騒音と相関があるため、振動検出手段50の代わりに騒音センサを用いても同様の効果がある。
また、実施の形態3では、2つ以上の周波数の組み合わせを用いているが、選択可能な周波数から1つの周波数を用いて振動や騒音を抑制する方法も可能である。また、実施の形態2のように複数のスイッチにも対応可能なことは言うまでもない。
また、図21に示すようなスイッチング制御装置4を用いてスイッチング回路2を制御するようにしてもよい。このスイッチング制御装置4は、図20で説明した実施の形態6のスイッチング制御装置4のPWM手段9とスイッチング動作信号生成手段11との間に、PWM手段9によりPWMされたパルス波形を、時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段10を設けたものである。
この場合、振動判定手段52は、振動取得手段51により取得された振動成分と所定の最大許容値(所定の値)を比較し、振動成分が最大許容値以上であった場合には、周波数選択手段17に周波数の変更要求を出すと共に、波形変形手段10に波形変形の変更要求を出す。周波数選択手段17では、選択する周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等を変化させ、波形変形手段10では、移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離を増減させる。
このようにすることにより、リアクタ43が最大許容値より小さい振動量の振動でスイッチング回路2を動作させることが可能となり、リアクタ43の振動や、リアクタ43の振動に伴う騒音を抑制することができる。また、振動を抑制可能となるので、リアクタ43の長寿命化を図ることができ、製品としての安全性が向上するという効果がある。さらに、製品設置後に振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
また、実施の形態5の振動判定手段52と同様に振動判定手段52に記憶手段53を持たせ、振動取得手段51により取得された振動成分と、周波数選択手段17で決定された周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等と、波形変形手段10内の移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離を記憶させるようにし、周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等及び波形変形手段10内の移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離の組み合わせによる振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となる周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、パターン等を周波数選択手段17に通知すると共に、パルス波形の移動距離を波形変形手段10内の移動量決定部14に通知するようにしてもよい。
このようにすることにより、振動量が最小となる周波数の組み合わせ、それぞれの発生確率、発生パターン及び移動量のパルス波形の移動距離を選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となる。また、製品設置後に振動を測定して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
さらに、実施の形態5のようにタイミング生成手段54を持たせ、振動判定手段52が振動の判定を実施するタイミングを決定するようにしてもよい。振動成分の大きさだけでなく、タイミング生成手段54が生成するタイミング(例えば、スイッチング回路が起動した時やスイッチング回路が起動してから一定時間が経過した時、又はユーザがスイッチ等で指定した時、或いは昼夜の判定を行い、夜と判定した時等)において、振動判定手段52を動作させ、記憶手段53に振動取得手段51により取得された振動成分と、周波数選択手段17で決定された周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等、及び波形変形手段10内の移動量決定部14で決定されたパルス波形の移動距離の組み合わせを記憶させ、周波数及び移動距離の増減による振動成分の増減のリストを作成し、リストの中から一番振動成分の小さいものを選択し、その最小の振動成分となる周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターンを周波数選択手段17に通知すると共に、パルス波形の移動距離を波形変形手段10内の移動量決定部14に通知するようにしてもよい。この場合、例えば、通常では効率が悪化するため使用できないようなパルス波形の移動距離や周波数の組み合わせ、それぞれの発生確率、発生パターンを利用可能にし、効率を犠牲にして振動を下げるモードを持たせると、尚、良い。
このようにすることにより、任意のタイミングで振動量が最小の周波数の組み合わせや、それぞれの発生確率、発生パターン等、及びパルス波形の移動距離を選択でき、最大限の振動の抑制が可能となる。また、振動に伴う騒音も抑制可能となるため、騒音が気になる夜間や来訪者が来た時など任意のタイミングでより騒音、振動を抑えることが可能となる。さらに、任意のタイミングで振動を検出して制御することが可能なので、製品の個体差や製品の設置場所、運転時間による影響を考慮した振動、騒音の抑制が可能となる。
なお、リアクタ43の振動成分は、リアクタ43から発生する騒音と相関があるため、振動検出手段50の代わりに騒音センサを用いても同様の効果がある。
また、実施の形態3では、2つ以上の周波数の組み合わせを用いているが、選択可能な周波数から1つの周波数を用いて振動や騒音を抑制する方法も可能である。また、実施の形態2のように複数のスイッチにも対応可能なことは言うまでもない。
本発明の活用例として、交流を直流に変換するAC−DCコンバータのスイッチの制御、又は直流を交流に変換するインバータのスイッチの制御に利用可能である。また、AC−DCコンバータやインバータは、永久磁石電動機を駆動する際にも適用可能であるため、電動機の騒音、振動、高調波発生量の低減(ピーク値の低減)が見込める。また、永久磁石電動機を用いる圧縮機や空気調和機、冷凍機、洗濯乾燥機のほか、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース、掃除機など家電製品全般に適用可能であり、ファンモータや換気扇、手乾燥機などへの適用も可能である。
本発明の実施の形態1に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2のスイッチング制御装置4が適用されるAC−DCコンバータを示す回路図である。 実施の形態2におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 実施の形態2の他の形態におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 実施の形態2の他の形態におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 本発明の実施の形態3に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 実施の形態3の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 図10に示すスイッチング制御装置におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 実施の形態3の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 図13に示すスイッチング制御装置におけるパルス波形の変形例を示す波形図である。 図14に続くパルス波形の変形例を示す波形図である。 本発明の実施の形態4に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態6の他の形態に係るスイッチング制御装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 電源、2 スイッチング回路、3 負荷、4 スイッチング制御装置、5 検出電圧、6 基準電圧、7 指令値算出手段、8 搬送波生成手段、9 PWM手段、
10 波形変形手段、11 スイッチング動作信号生成手段、12 乱数生成部、
13 移動可能量算出部、14 移動量決定部、15 ON/OFF比取得部、16 波形関係保持部、17 周波数選択手段、18 ゼロクロス検出手段、20 搬送波、
21 指令値、22 パルス波形、23 移動後のパルス波形、24 搬送波、25 搬送波、26 指令値、27 パルス波形、30 パルス波形の半周期におけるON期間、31 パルス波形の半周期におけるOFF期間、32 パルス波形の移動距離、33 パルス波形の半周期における2つのスイッチが共にONである期間、34 パルス波形の半周期における一方のスイッチがONで他方のスイッチがOFFである期間、35 パルス波形の半周期における2つのスイッチが共にOFFである期間、36 パルス波形の移動距離、40 整流器、41 第1のスイッチ、42 第2のスイッチ、43 リアクタ、44 第1のコンデンサ、45 第2のコンデンサ、50 振動検出手段、51 振動取得手段、52 振動判定手段、53 記憶手段、54 タイミング生成手段。

Claims (55)

  1. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    所定の周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成されたパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段と、
    前記波形変形手段により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  2. 前記波形変形手段は、パルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング制御装置。
  3. 前記波形変形手段は、指令値と搬送波が1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比とみなして取得するON/OFF比取得部と、パルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング制御装置。
  4. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    所定の周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形をスイッチング回路の複数のスイッチ分生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された複数のスイッチ分のパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段と、
    前記波形変形手段により生成されたパルス波形に基づいてスイッチング回路の複数のスイッチを制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  5. 前記波形変形手段は、スイッチング回路の複数のスイッチのON/OFF状態の組み合わせと該組み合わせの発生比率を保持する波形関係保持部と、前記波形関係保持部に保持された組み合わせ発生比率を満足し、且つ各スイッチ分のパルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値をそれぞれ算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項4記載のスイッチング制御装置。
  6. 前記波形変形手段は、指令値と搬送波が1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比とみなして取得するON/OFF比取得部と、スイッチング回路の複数のスイッチのON/OFF状態の組み合わせと該組み合わせの発生比率を保持する波形関係保持部と、前記波形関係保持部に保持された組み合わせ発生比率を満足し、且つ各スイッチ分のパルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項4記載のスイッチング制御装置。
  7. 前記移動量決定部は、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下の特定範囲の移動量のみを使用することを特徴とする請求項2、3および請求項5、6の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  8. 前記移動量決定部は、スイッチング回路の入力電流、入力電圧、入力電力、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値の増減に合わせて、パルス波形の移動距離を増減させることを特徴とする請求項2、3および請求項5乃至7の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  9. 前記移動量決定部は、負荷の大きさ、負荷から発せられる騒音のうち少なくとも1つの値の増減に合わせて、パルス波形の移動距離を増減させることを特徴とする請求項2、3および請求項5乃至7の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  10. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    搬送波の周波数を2つの周波数から選択する周波数選択手段と、
    前記周波数選択手段により選択された周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成されたパルス波形からスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  11. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    搬送波の周波数を2つの周波数から選択する周波数選択手段と、
    前記周波数選択手段により選択された周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形をスイッチング回路の複数のスイッチ分生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された複数のスイッチ分のパルス波形に基づいてスイッチング回路の複数のスイッチを制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  12. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    搬送波の周波数を2つの周波数から選択する周波数選択手段と、
    前記周波数選択手段により選択された周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値を変調してパルス波形を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成されたパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段と、
    前記波形変形手段により変形されたパルス波形に基づいてスイッチング回路を制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  13. 前記波形変形手段は、パルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項12記載のスイッチング制御装置。
  14. 前記波形変形手段は、指令値と搬送波が1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比とみなして取得するON/OFF比取得部と、パルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項12記載のスイッチング制御装置。
  15. スイッチング回路からの出力値と予め任意に設定された基準値とから指令値を算出する指令値算出手段と、
    搬送波の周波数を2つの周波数から選択する周波数選択手段と、
    前記周波数選択手段により選択された周波数の搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    前記搬送波生成手段により生成された搬送波で前記指令値算出手段からの指令値をスイッチング回路の複数のスイッチ分変調してパルス波形を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された複数のスイッチ分のパルス波形を時間軸方向に移動させて変形させる波形変形手段と、
    前記波形変形手段により生成されたパルス波形に基づいてスイッチング回路の複数のスイッチを制御するスイッチング動作信号を生成するスイッチング動作信号生成手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチング制御装置。
  16. 前記波形変形手段は、スイッチング回路の複数のスイッチのON/OFF状態の組み合わせと該組み合わせの発生比率を保持する波形関係保持部と、前記波形関係保持部に保持された組み合わせ発生比率を満足し、且つ各スイッチ分のパルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値をそれぞれ算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項15記載のスイッチング制御装置。
  17. 前記波形変形手段は、指令値と搬送波が1周期内で始めに交差する点から算出されたON/OFF比をパルス波形のON/OFF比とみなして取得するON/OFF比取得部と、スイッチング回路の複数のスイッチのON/OFF状態の組み合わせと該組み合わせの発生比率を保持する波形関係保持部と、前記波形関係保持部に保持された組み合わせ発生比率を満足し、且つ各スイッチ分のパルス波形のON/OFF比を保持した状態で時間軸方向に移動可能な移動量の最大値を算出する移動可能量算出部と、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下になるようにパルス波形の移動距離をランダムに決定する移動量決定部とを備えたことを特徴とする請求項15記載のスイッチング制御装置。
  18. 2値の発生確率を50%としたランダム発生手段を備え、
    前記周波数選択手段は、前記ランダム発生手段から発生した2値に従って周波数の選択を実施し、2つの周波数の発生割合が均等になるようにすることを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  19. 所定の周期内で2つの周波数の選択時間の割合を決定する選択時間割合決定手段を備え、
    前記周波数選択手段は、前記選択時間割合決定手段により決定された選択時間の割合になるように2つの周波数を選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  20. 所定の周期内で2つの周波数の選択時間の割合を決定する選択時間割合決定手段と、 2値の発生確率を可変としたランダム発生手段とを備え、
    前記周波数選択手段は、2つの周波数の発生割合が前記選択時間割合決定手段で決められた発生割合になるように、前記ランダム発生手段の2値発生確率を決定し、その2値に従って周波数の選択を実施することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  21. 電源の入力電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を備え、
    前記周波数選択手段は、前記ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では低い周波数を選択し、電圧ピーク付近では高い周波数を選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  22. 電源の入力電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を備え、
    前記周波数選択手段は、前記ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では高い周波数を選択し、電圧ピーク付近では低い周波数を選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  23. 2値の発生確率に差を付けたランダム発生手段と、
    電源の入力電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを備え、
    前記周波数選択手段は、前記ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では発生確率の高い値を低い周波数に割り当て、電圧ピーク付近では発生確率の高い値を高い周波数に割り当てることを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  24. 2値の発生確率に差を付けたランダム発生手段と、
    電源の入力電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを備え、
    前記周波数選択手段は、前記ゼロクロス検出手段により検出されたゼロクロス周辺では発生確率の高い値を高い周波数に割り当て、電圧ピーク付近では発生確率の高い値を低い周波数に割り当てることを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  25. 前記周波数選択手段は、有限個の周波数を保持し、有限個の周波数の中から選択することを特徴とする請求項10乃至24の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  26. 前記周波数選択手段は、スイッチング回路の入力電流、入力電圧、入力電力、出力電流、出力電圧、出力電力のうち少なくとも1つの値の増減に合わせて、周波数選択時間の割合を増減させることを特徴とする請求項19、20および請求項25の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  27. 前記周波数選択手段は、負荷の大きさ、負荷から発せられる騒音のうち少なくとも1つの値の増減に合わせて、周波数選択時間の割合を増減させることを特徴とする請求項19、20および請求項25の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  28. 前記周波数選択手段は、2つの周波数を交互に選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  29. 前記周波数選択手段は、所定の周期内で2つの周波数の選択時間の割合が均等になるように2つの周波数を選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  30. 前記周波数選択部は、所定の周期内で2つの周波数の選択回数が均等になるように2つの周波数を選択することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  31. 請求項1乃至30の何れかに記載のスイッチング制御装置により制御されることを特徴とするインバータ。
  32. 請求項1乃至30の何れかに記載のスイッチング制御装置により制御されることを特徴とするコンバータ。
  33. 請求項31記載のインバータにより駆動されることを特徴とする永久磁石電動機。
  34. 請求項32記載のコンバータにより交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を交流電力に変換するインバータにより駆動されることを特徴とする永久磁石電動機。
  35. 請求項33又は34記載の永久磁石電動機を搭載したことを特徴とする圧縮機。
  36. 請求項35記載の圧縮機により冷媒を循環させることを特徴とする空気調和機。
  37. スイッチング回路の入力側に接続されたリアクタの振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により検出された振動から振動成分を取得する振動取得手段と、
    前記振動取得手段により取得された振動成分に基づいて波形変形の変更を判定する振動判定手段とを備え、
    前記波形変形手段は、前記振動判定手段の判定結果を基にパルス波形を変形することを特徴とする請求項1、4、12および15の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  38. スイッチング回路の入力側に接続されたリアクタの振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により検出された振動から振動成分を取得する振動取得手段と、
    前記振動取得手段により取得された振動成分に基づいて波形変形の変更を判定する振動判定手段とを備え、
    前記移動量決定部は、前記振動判定手段の判定結果を基にパルス波形の移動距離を変更することを特徴とする請求項2、3、5乃至9または13、14或いは16乃至30の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  39. スイッチング回路の入力側に接続されたリアクタの振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により検出された振動から振動成分を取得する振動取得手段と、
    前記振動取得手段により取得された振動成分に基づいて周波数の変更を判定する振動判定手段とを備え、
    前記周波数選択手段は、前記振動判定手段の判定結果を基に周波数を変更することを特徴とする請求項10乃至30の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  40. 前記振動取得手段は、振動成分の中からキャリア周波数の定数倍の成分のうちの少なくとも1つの成分、又はオーバーオール値或いはピーク値の少なくとも1つを取得することを特徴とする請求項37乃至39の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  41. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと所定の値とを比較することを特徴とする請求項40記載のスイッチング制御装置。
  42. 前記移動量決定部は、前記振動判定手段の判定結果を基に、前記移動可能量算出部により算出された移動量の最大値以下となるパルス波形の移動距離の増減を決定することを特徴とする請求項37または請求項41記載のスイッチング制御装置。
  43. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記移動量決定部により決定されたパルス波形の移動距離との組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つの値が最小となる前記移動距離を選択することを特徴とする請求項42記載のスイッチング制御装置。
  44. 前記周波数選択手段は、前記振動判定手段の判定結果を基に周波数を変更することを特徴とする請求項39または請求項41の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  45. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記周波数選択手段により選択された周波数との組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つの値が最小となる周波数を選択することを特徴とする請求項44記載のスイッチング制御装置。
  46. 前記周波数選択手段は、前記振動判定手段の判定結果を基に2つの周波数の組み合わせを変更することを特徴とする請求項39または請求項41記載のスイッチング制御装置。
  47. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記周波数選択手段により選択された2つの周波数の組み合わせとの組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つの値が最小となる2つの周波数の組み合わせを選択することを特徴とする請求項46記載のスイッチング制御装置。
  48. 前記周波数選択手段は、前記振動判定手段の判定結果を基に有限個の周波数の組み合わせを変更することを特徴とする請求項39または請求項41記載のスイッチング制御装置。
  49. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記周波数選択手段により選択された有限個の周波数の組み合わせとの組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動検出手段が検出する値の少なくとも1つの値が最少となる有限個の周波数の組み合わせを選択することを特徴とする請求項48記載のスイッチング制御装置。
  50. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記移動量決定部により決定されたパルス波形の移動距離と、前記周波数選択手段により選択された周波数との組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つの値が最小となる前記移動距離と周波数との組み合わせを選択することを特徴とする請求項39または請求項41記載のスイッチング制御装置。
  51. 前記振動判定手段は、前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つと、前記移動量決定部により決定されたパルス波形の移動距離と、前記周波数選択手段により選択された2つ以上の周波数との組み合わせを記憶し、その組み合わせの中から前記振動取得手段により取得された値の少なくとも1つの値が最小となる前記移動距離と2つ以上の周波数との組み合わせを選択することを特徴とする請求項39または請求項41記載のスイッチング制御装置。
  52. 前記振動判定手段は、スイッチング回路が起動したことを検知する手段を備え、その手段を介してスイッチング回路の起動を検知したときに前記振動取得手段により取得された値を判定することを特徴とする請求項37乃至51の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  53. 前記振動判定手段は、スイッチング回路が起動してからの経過時間を計測する手段を備え、その手段を介してスイッチング回路の起動から一定時間経過したことを検知したときに前記振動取得手段により取得された値を判定することを特徴とする請求項37乃至52の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  54. 前記振動判定手段は、外部からの入力信号を受信する手段を備え、その手段を介して外部からの入力信号を受信したときに前記振動取得手段により取得された値を判定することを特徴とする請求項37乃至51の何れかに記載のスイッチング制御装置。
  55. 前記振動判定手段は、現在時刻を計測する手段を備え、その手段を介して現在時刻から昼夜の判定を行い、夜と判断したときに前記振動取得手段により取得された値を判定することを特徴とする請求項37乃至請求項51の何れかに記載のスイッチング制御装置。
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