JP2006216863A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレンチ横型パワーMOSFETにおいて、信頼性を高めること。また、デバイスピッチを小さくすること。
【解決手段】半導体基板にn型ウェル領域2、p型オフセット領域4を形成し、トレンチ5を形成する。トレンチ5の第1の側壁に沿ってゲート酸化膜13を形成し、トレンチ5の第2の側壁に沿ってフィールドプレート酸化膜14を形成し、それぞれの酸化膜の内側にゲートポリシリコン電極11およびフィールドプレート12を形成する。トレンチ5の第1の側壁に接して基板表面領域にn型ソース領域7を形成するとともに、トレンチ5の第2の側壁の外側の基板表面領域にn型ドレイン領域6を形成する。層間絶縁膜でトレンチ5の内部を埋めるとともに、n型ソース領域7およびn型ドレイン領域6の表面を覆い、その層間絶縁膜にコンタクトホールを開口する。そして、ソース電極10とドレイン電極9を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特にスイッチング電源用IC、自動車パワー系駆動用ICまたはフラットパネルディスプレー駆動用ICなど、高耐圧で大電流を制御するICに用いられる低オン抵抗のパワーMOSFET(金属−酸化膜−半導体よりなる絶縁ゲート構造を有する電界効果トランジスタ)に関する。
近時、携帯機器の急速な普及や通信技術の高度化などに伴い、パワーMOSFETを内蔵したパワーICの重要性が高まっている。横型パワーMOSFETを制御回路に集積したパワーICでは、従来のパワーMOSFET単体と制御駆動回路とを組み合わせてなる構成に対し、小型化、低消費電力化、高信頼性化および低コスト化などが期待される。そこで、CMOS回路よりなる制御駆動回路と横型パワーMOSFETとを同一半導体基板上に集積するため、CMOSプロセスをベースにした高性能な横型パワーMOSFETの開発が活発に行われている。
ところで、デバイスピッチを縮小して集積度を高めるための技術として、トレンチ構造のMOSFETが知られている。上述した横型パワーMOSFETにおいても、さらなる高集積化と低オン抵抗化を図るために、トレンチ技術が盛んに駆使されている。図16は、従来のトレンチ構造を適用した横型パワーMOSFET(以下、TLPMとする)の構成を示す断面図である。
図16に示すように、p型半導体基板51の表面領域にn型ウェル領域52が形成されており、その表面領域にp型オフセット領域54が形成されている。基板表面からはトレンチ55がp型オフセット領域54を貫通してn型領域(後述するn型拡張ドレイン領域53)に達するように形成されている。トレンチ55の底部は、ドリフト領域となるn型拡張ドレイン領域53により囲まれている。
トレンチ55の内側には、その側壁に沿ってゲート酸化膜63が設けられている。ゲート酸化膜63の内側には、ゲートポリシリコン電極61が設けられている。トレンチ55の、ゲートポリシリコン電極61の内側領域は、第1の層間絶縁膜65により埋められている。この第1の層間絶縁膜65の中央部には、基板表面の第2の層間絶縁膜66と第1の層間絶縁膜65を貫通してn型領域(後述するn+プラグ領域68)に達するタングステンプラグ69が設けられている。
タングステンプラグ69は、バリアメタル71により囲まれている。タングステンプラグ69およびバリアメタル71は、n型拡張ドレイン領域53内に設けられたn+プラグ領域68と基板表面に設けられたドレイン電極59を電気的に接続する。p型オフセット領域54において、トレンチ55の外側には、n型ソース領域57とp型ソース領域58が設けられている。n型ソース領域57およびp型ソース領域58は、第2の層間絶縁膜66を貫通するタングステンプラグ70とこれを囲むバリアメタル72を介して、ソース電極60に電気的に接続されている。
図16に示すTLPMの製造プロセスについて図17〜図23を参照しながら説明する。まず、p型半導体基板51の表面領域にn型ウェル領域52とp型オフセット領域54を形成するとともに、酸化膜91をマスクとしてトレンチ55を形成し、バッファ酸化膜56を形成後トレンチ55の底面にリン(P31)をイオン注入する(図17)。マスク酸化膜91を除去した後、熱拡散を行って拡張ドレイン領域53を形成する。また、トレンチ55の側壁に沿ってゲート酸化膜63とゲートポリシリコン電極61を形成する。そして、基板表面にレジストマスク92を形成し、p型オフセット領域54の、トレンチ55の外側領域に砒素(As75)をイオン注入する(図18)。
レジストマスク92を除去した後、基板表面に新たにレジストマスク93を形成し、p型オフセット領域54の、トレンチ55の外側領域にホウ素(B11)をイオン注入する(図19)。レジストマスク93を除去した後、熱拡散を行ってn型ソース領域57およびp型ソース領域58を形成する。さらに、絶縁膜を堆積し、トレンチ55を第1の層間絶縁膜65で埋めるとともに、基板表面に第2の層間絶縁膜66を堆積する。その後、第2の層間絶縁膜66の表面を例えばCMP(化学機械研磨)等により平坦化する(図20)。
次いで、基板表面に新たにレジストマスク94を形成し、第1の層間絶縁膜65にドレイン用のタングステンプラグ69を埋めるためのコンタクトホールを開口する(図21)。レジストマスク94を除去した後、第1の層間絶縁膜65および第2の層間絶縁膜66をマスクとしてトレンチ55の底面にリン(P31)をイオン注入する(図22)。そして、熱拡散を行ってn+プラグ領域68を形成する。また、基板表面に新たにレジストマスク95を形成し、第1の層間絶縁膜65にソース用のタングステンプラグ70を埋めるためのコンタクトホールを開口する(図23)。
次いで、バリアメタル71,72、タングステンプラグ69,70、およびドレイン電極59とソース電極60となる配線を形成すると、図16に示すTLPMが完成する。このTLPMにおいて22〜30V程度またはそれ以上の耐圧を確保するためには、例えばトレンチ55の幅を2.4μm程度とし、バリアメタル71を含めたタングステンプラグ69の幅を0.8μm程度とし、n+プラグ領域68とゲートポリシリコン電極61との間隔を0.4μm以上にする必要がる。
なお、従来のTLPMでは、上述したようにトレンチ55の外側にn型ソース領域57を形成する工程と、トレンチ55の底面にn+プラグ領域68を形成する工程を別々に行う必要がある。その理由は、次の通りである。すなわち、図18に示す工程において、トレンチ55による段差のため、レジストマスク92の厚さは、トレンチ55の内側で厚くなり、トレンチ55の外側で薄くなる。
この状態で、n型ソース領域57とn+プラグ領域68を同時に形成しようとすると、トレンチ55の内側では、レジストマスク92が厚い分、レジストマスク92の、トレンチ55の内側部分を開口させるための露光量を増やさなければならない。そのため、図24に示すように、トレンチ55の底面における開口幅aが、マスク上の寸法bに比べて、トレンチ55の奥行き方向(図面に垂直な方向)に垂直な方向(図面の左右方向)に片側で0.5μmずつ広がってしまう。
そうすると、図25に示すように、最終的に得られるデバイスの構造は、n+ドレイン領域56がゲートポリシリコン電極61の近傍まで張り出した構造となるため、耐圧が低下してしまう。この場合に、30V程度以上の耐圧を確保するためには、トレンチ55の幅を設計値(ここでは、2.4μm)よりも1.0μm広い3.4μmにする必要があり、集積度が下がってしまう。
このような不都合を回避するため、n型ソース領域57とn+プラグ領域68は別々に形成される。換言すれば、集積度を下げることなく、耐圧を確保するためには、n型ソース領域57とn+プラグ領域68を別々の工程で形成しなければならない。ところで、表面にソース領域とドレイン領域を有し、その間のトレンチの中にゲート電極を有し、ゲート電極とソース領域の間にゲート酸化膜を有し、ゲート電極とドレイン領域の間に厚い酸化膜を有する高電圧電力用トランジスタが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特許第3348911号公報(図2、図4) 米国特許第5434435号明細書(図2)
しかしながら、図17〜図23の製造プロセスでは、トレンチ55の内部の厚い第1の層間絶縁膜65をエッチングしてドレインコンタクト80を形成するため、基板表面の薄い第2の層間絶縁膜66をエッチングしてソースコンタクト81を形成する場合よりも、ダメージが発生しやすい。また、トレンチ55の底面にn+プラグ領域68を形成する際には、n型ソース領域57を形成するときよりも高い加速電圧とドーズ量でイオン注入を行う必要がある。
これは、n型ソース領域57を形成した後にn+プラグ領域68を形成するため、アニール時間を短くして、n+プラグ領域68よりも前に形成された拡散領域のプロファイルに悪影響を与えないようにする必要があるからである。例えば、n型ソース領域57を形成する際には、40keVの加速電圧で、3.0×1015/cm2のドーズ量で砒素のイオン注入を行った後に、800℃の温度で25分間のアニールを行う。
それに対して、n+プラグ領域68を形成する際には、リンを70keVの加速電圧で、3.75×1014/cm2のドーズ量でリンのイオン注入を4回行った後に、850℃の温度で10秒間のアニールを行う。このため、トレンチ55の底面には、ダメージによる結晶欠陥が発生しやすい。結晶欠陥が存在すると、バリアメタル71およびタングステンプラグ69を形成した後に、その結晶欠陥にタングステンプラグ69が侵入してプラグ欠陥を引き起こし、長期信頼性の低下を招くという問題点がある。
ここで、結晶欠陥によって信頼性が低下するメカニズムについて説明する。図26および図27は、それぞれ従来のTLPMの信頼性試験前および試験後の電界分布を示す図である。ただし、耐圧が22V程度以上であり、かつオフ特性ではドレイン−ソース間に20Vの電圧がかかった場合(ソースとゲートはGNDに接地)を想定する。また、信頼性試験は、ドレイン−ソース間に電圧をかけたオフ状態(ソースとゲートはGNDに接地)で印加を行うものとする。
図26に示すように、初期オフ特性は、20Vの電圧がかかっても空乏層端がプラグ欠陥82に到達しないので、リークは低い。しかし、信頼性試験を行うと、図27に示すように、第1の層間絶縁膜65の、n型拡張ドレイン領域53との界面の近傍で、かつn+プラグ領域68寄りの部分に、n+プラグ領域68からの電子がトラップされて、空乏層が広がりやすくなる。そのため、空乏層端がプラグ欠陥82に到達してしまい、パンチスルーが起こる。その結果、信頼性試験を実施する前に比べて、リークが増大し、オフ特性が劣化してしまう。
それ以外にも、ドレインコンタクト用のコンタクトホールとソースコンタクト用のコンタクトホールを別々のマスクを用いて形成する(図21、図23参照)ため、ドレインコンタクト用のコンタクトホールを開口する際のマスク合わせを見込んだデバイスピッチを考慮しなければならない。すなわち、マスクの位置ずれによるn+プラグ領域68とゲートポリシリコン電極61との間隔ずれの調整を考慮しなければならない。そのため、設計値よりデバイスピッチが増大してしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、高い信頼性を有するTLPMを構成する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。また、この発明は、デバイスピッチの小さいTLPMを構成する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置は、半導体基板に形成された第1導電型半導体領域と、前記第1導電型半導体領域内に形成されたトレンチと、前記トレンチの第1の側壁に沿って設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側に設けられたゲート電極と、前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に設けられた第1導電型ソース領域と、前記トレンチの第1の側壁に沿って前記第1導電型ソース領域と前記トレンチの底面の間に設けられた第2導電型チャネル領域と、前記トレンチの第2の側壁に沿って設けられたフィールドプレート絶縁膜と、前記フィールドプレート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側に設けられたフィールドプレートと、前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に設けられた第1導電型ドレイン領域と、前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と、前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記第1導電型ドレイン領域と前記トレンチの底面の間に前記第1導電型半導体領域よりも高濃度の第1導電型高濃度ドレイン領域をさらに備えることを特徴とする。
請求項3の発明にかかる半導体装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記半導体基板は第1導電型半導体でできていることを特徴とする。
請求項4の発明にかかる半導体装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記半導体基板は第2導電型半導体でできていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項5の発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板に第1導電型半導体領域を形成し、該第1導電型半導体領域内に第2導電型チャネル領域を形成するとともに、前記第2導電型チャネル領域よりも深く、かつ前記第1導電型半導体領域よりも浅いトレンチを形成する工程と、前記トレンチの第1の側壁に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、前記トレンチの第2の側壁に沿ってフィールドプレート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にゲート電極を形成する工程と、前記フィールドプレート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にフィールドプレートを形成する工程と、前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に第1導電型ソース領域を形成する工程と、前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に第1導電型ドレイン領域を形成する工程と、前記トレンチの内部を埋めるとともに、前記第1導電型ソース領域および前記第1導電型ドレイン領域の表面を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜にソースコンタクト用のコンタクトホールとドレインコンタクト用のコンタクトホールを開口する工程と、前記コンタクトホールを介して前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5に記載の発明において、前記ゲート絶縁膜と前記フィールドプレート絶縁膜を同時に形成することを特徴とする。
請求項7の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5または6に記載の発明において、前記ゲート電極と前記フィールドプレートを同時に形成することを特徴とする。
請求項8の発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板に第1導電型半導体領域を形成し、該第1導電型半導体領域内に第2導電型チャネル領域を形成するとともに、前記第2導電型チャネル領域よりも深く、かつ前記第1導電型半導体領域よりも浅いトレンチを形成する工程と、前記トレンチの第1の側壁および第2の側壁に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の、前記トレンチの第2の側壁に沿う部分を除去する工程と、前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に第1導電型ソース領域を形成する工程と、前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に第1導電型ドレイン領域を形成する工程と、前記トレンチの内部を埋めるとともに、前記第1導電型ソース領域および前記第1導電型ドレイン領域の表面を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜にソースコンタクト用のコンタクトホールとドレインコンタクト用のコンタクトホールを開口する工程と、前記コンタクトホールを介して前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項9の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記第1導電型ソース領域と前記第1導電型ドレイン領域を同一のマスクを用いて形成することを特徴とする。
請求項10の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型チャネル領域および前記トレンチを形成した後、前記ゲート絶縁膜を形成する前に、前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側領域に、前記第1導電型ドレイン領域よりも深くなるように第1導電型高濃度ドレイン領域を形成することを特徴とする。
請求項11の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記半導体基板として、第1導電型半導体基板を用いることを特徴とする。
請求項12の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記半導体基板として、第2導電型半導体基板を用いることを特徴とする。
この発明によれば、トレンチ内部の厚い絶縁膜をエッチングしてトレンチの底面にコンタクトを形成する必要がない。また、トレンチ底面に高い加速電圧とドーズ量でイオン注入してプラグ領域を形成する必要がない。従って、トレンチ底面に結晶欠陥が発生するのを防ぐことができる。また、フィールドプレートを設け、フィールドプレートとドレイン電極を同じ電位にすることによって、空乏層端がフィールドプレートの終端近傍でとどまり、ドレイン領域には到達しない。そのため、パンチスルーが起こらないので、高い信頼性を得ることができる。
一方、フィールドプレートを設けない場合には、空乏層がドレイン領域まで延びるので、大幅に耐圧が向上する。また、高濃度ドレイン領域を設けることによって、オン抵抗が低くなる。さらに、ドレイン用のコンタクトホールとソース用のコンタクトホールを別々のマスクを用いて開口する場合よりも、マスク合わせを見込んだデバイスピッチを小さくすることができる。
本発明にかかる半導体装置およびその製造方法によれば、高い信頼性を有するTLPMを構成する半導体装置が得られるという効果を奏する。また、デバイスピッチの小さいTLPMを構成する半導体装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置およびその製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図1に示すように、p型半導体基板1の表面領域には第1導電型半導体領域としてn型ウェル領域2が設けられている。n型ウェル領域2において、特に限定しないが、例えば2本のトレンチ5が基板表面から形成されている。n型ウェル領域2において、ドリフト領域となるn型拡張ドレイン領域3が各トレンチ5の底部を囲むように形成されている。
n型ウェル領域2の、2本のトレンチ5に挟まれた基板表面層には、高濃度のn型ドレイン領域6が設けられている。n型ウェル領域2の、各トレンチ5を挟んでn型ドレイン領域6の反対側、すなわち2本のトレンチ5の外側の基板表面層には、それぞれチャネル領域となるp型オフセット領域4がn型拡張ドレイン領域3に接して設けられている。
p型オフセット領域4の基板表面層には、高濃度のn型ソース領域7がトレンチ5に接して設けられている。n型ソース領域7の外側には、高濃度のp型ソース領域8が設けられている。なお、n型ソース領域7とp型ソース領域8がトレンチ5の奥行き方向(図面に垂直な方向)に交互に並んで配置されていてもよい。
各トレンチ5において、p型オフセット領域4に接する側、すなわち外側の側壁には、ゲート絶縁膜となるゲート酸化膜13とゲート電極となるゲートポリシリコン電極11が設けられている。また、各トレンチ5において、n型ドレイン領域6を挟む側、すなわち内側の側壁には、フィールドプレート絶縁膜となるフィールドプレート酸化膜14とフィールドプレート12が設けられている。各トレンチ5の、ゲートポリシリコン電極11とフィールドプレート12の間は、第1の層間絶縁膜15で埋められている。
n型ソース領域7、p型ソース領域8およびn型ドレイン領域6のそれぞれの一部を除いて、基板表面は第2の層間絶縁膜16で覆われている。タングステンプラグ19はバリアメタル21で覆われており、第2の層間絶縁膜16を貫通してドレイン電極9とn型ドレイン領域6を電気的に接続している。従って、実施の形態1の半導体装置は、2本のトレンチ5の間の基板表面からドレイン電流を引き出す構成となっている。また、タングステンプラグ20はバリアメタル22で覆われており、第2の層間絶縁膜16を貫通してソース電極10とn型ソース領域7およびp型ソース領域8を電気的に接続している。
次に、図1に示すTLPMの製造プロセスについて図2〜図5を参照しながら説明する。まず、p型半導体基板1の表面領域にn型ウェル領域2とp型オフセット領域4を形成する。続いて、酸化膜23をマスクとして2本のトレンチ5を形成する。そして、バッファ酸化膜30を形成後各トレンチ5の底面に例えばリン(P31)を垂直または斜めにイオン注入する(図2)。なお、トレンチ5を形成した後にn型ウェル領域2とp型オフセット領域4を形成してもよい。ここで、ウェル領域2の導電型がp型ではなくn型であるのは、ウェル領域2がn型拡張ドレイン領域3とつながることによって2本のトレンチ5の間の基板表面からドレイン電流を引き出すことができるようにするためである。
次いで、マスク酸化膜23を除去し、熱拡散を行って拡張ドレイン領域3を形成する。また、トレンチ5の内壁にゲート酸化膜13とフィールドプレート酸化膜14を形成し、さらにゲートポリシリコン電極11とフィールドプレート12を形成する。その際、ゲート酸化膜13とフィールドプレート酸化膜14を同時に形成してもよいし、別々に形成してもよい。また、ゲートポリシリコン電極11とフィールドプレート12を同時に形成してもよいし、別々に形成してもよい。そして、基板表面に、n型ドレイン領域6とn型ソース領域7を形成するためのレジストマスク24を形成し、2本のトレンチ5の間と各トレンチ5の外側の領域に同時に例えば砒素(As75)をイオン注入する(図3)。
レジストマスク24を除去した後、基板表面に、p型ソース領域8を形成するためのレジストマスク25を形成し、例えばホウ素(B11)をイオン注入する(図4)。なお、ホウ素のイオン注入(図4)を行った後に砒素のイオン注入(図3)を行ってもよい。レジストマスク25を除去した後、熱拡散を行ってn型ドレイン領域6、n型ソース領域7およびp型ソース領域8を形成する。さらに、絶縁膜を堆積し、トレンチ5の、ゲートポリシリコン電極11とフィールドプレート12の間の部分を第1の層間絶縁膜15で埋めるとともに、基板表面に第2の層間絶縁膜16を堆積する。
その後、第2の層間絶縁膜16の表面を例えばCMP(化学機械研磨)等により平坦化する。そして、第2の層間絶縁膜16の上に所望のパターンのレジストマスク26を形成し、ドレイン用のタングステンプラグ19とソース用のタングステンプラグ20を埋めるためのコンタクトホールを開口する(図5)。レジストマスク26を除去し、バリアメタル21,22、タングステンプラグ19,20、およびドレイン電極9とソース電極10となる配線を形成すると、図1に示すTLPMが完成する。
ところで、実施の形態1では、高抵抗のウェル領域2でドレイン電流の引き出しを行うため、トレンチの底面にドレインコンタクトを設ける場合よりも、オン抵抗が多少高くなる。そこで、本発明者らは、実施の形態1のTLPMと図16に示す従来構成のTLPMとでオン抵抗の比較を行った。その結果を表1に示す。
ただし、オン抵抗値を算出するにあたっては、実施の形態1のn型ウェル領域2、p型オフセット領域4、n型ドレイン領域6、n型ソース領域7およびn型拡張ドレイン領域3のそれぞれのドーズ量、拡散深さおよび表面濃度を表2に示す通りとした。また、従来構成のn型ウェル領域52、p型オフセット領域54、n+プラグ領域68、n型ソース領域57およびn型拡張ドレイン領域53のそれぞれのドーズ量、拡散深さおよび表面濃度を表2に示す通りとした。
ここで、実施の形態1のn型ウェル領域2、p型オフセット領域4、n型ドレイン領域6およびn型ソース領域7と、従来構成のn型ウェル領域52、p型オフセット領域54、n+プラグ領域68およびn型ソース領域57の表面濃度は、トレンチ脇の基板表面における濃度である。また、実施の形態1のn型拡張ドレイン領域3と従来構成のn型拡張ドレイン領域53の表面濃度は、トレンチ底面における濃度である。また、実施の形態1のn型ウェル領域2と従来構成のn型ウェル領域52の実効的な抵抗率を、深さ方向に濃度が薄くなることを考慮して、トレンチ深さが1.2μmである場合を0.1Ω−cmとし、トレンチ深さが2.0μmである場合を0.2Ω−cmとした。
さらに、実施の形態1のトレンチ5の幅、n型ドレイン領域6となるトレンチ間の幅(表3のトレンチ残し幅)、n型ソース領域7およびp型ソース領域8となるトレンチ5の外側の幅(表3のトレンチ残し幅)、並びにトレンチ5の深さを表3に示す通りとした。また、従来構成のトレンチ55の幅、n型ソース領域57およびp型ソース領域58となるトレンチ55の外側の幅(表3のトレンチ残し幅)、トレンチ底面のタングステンプラグ69の幅、並びにトレンチ55の深さを表3に示す通りとした。実施の形態1および従来構成のいずれもデバイスピッチを2.3μmとした。
Figure 2006216863
Figure 2006216863
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表1に示すように、トレンチ深さが1.2μmである場合には、実施の形態1のオン抵抗RonAは、従来構成のオン抵抗RonAと同程度である。これは、実施の形態1のn型拡張ドレイン領域3とn型ドレイン領域6との距離が短いので、高抵抗のn型ウェル領域2の寄与が10%と小さいからである。それに対して、トレンチ深さが2.0μmになると、実施の形態1では、高抵抗のn型ウェル領域2の寄与が44%と大きくなるため、オン抵抗RonAが高くなり、従来構成のオン抵抗RonAと比較して、低オン抵抗化が十分であるとはいえない。従って、実施の形態1で従来構成と同等の低オン抵抗を実現するためには、トレンチ深さを1.2μm程度以下にするのがよい。
実施の形態1によれば、トレンチ内部の厚い酸化膜をエッチングしてトレンチの底面にコンタクトを形成する工程と、トレンチ底面に高い加速電圧とドーズ量でイオン注入してプラグ領域を形成する工程が不要となるので、結晶欠陥が発生しない。また、フィールドプレート12とドレイン電極9とを同じ電位にすることによって、空乏層端がフィールドプレート12の終端近傍の拡張ドレイン領域3でとどまり、ドレイン領域6には到達しない。そのため、パンチスルーが起こらないので、高い信頼性を得ることができる。また、ドレイン用のコンタクトホールとソース用のコンタクトホールを別々のマスクを用いて開口する場合よりも、マスク合わせを見込んだデバイスピッチを小さくすることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図6に示すように、実施の形態2は、実施の形態1の変形例である。実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、各トレンチ5内にフィールドプレート酸化膜14とフィールドプレート12が設けられていないことである。実施の形態2のその他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、図6に示すTLPMの製造プロセスについて図7および図8を参照しながら説明する。まず、実施の形態1と同様にして、p型半導体基板1にn型ウェル領域2、p型オフセット領域4および2本のトレンチ5の形成を行い、例えばリン(P31)のイオン注入を行う(図2)。次いで、実施の形態1と同様にして、熱拡散により拡張ドレイン領域3を形成し、ゲート酸化膜13、フィールドプレート酸化膜14、ゲートポリシリコン電極11およびフィールドプレート12を形成する。
その後、基板表面に、ゲートポリシリコン電極11を覆い、かつフィールドプレート12の上が開口したパターンのレジストマスク27を形成する(図7)。そして、ゲートポリシリコン電極11を残してポリシリコンを除去することによって、フィールドプレート12を消滅させる。次いで、基板表面に、n型ドレイン領域6とn型ソース領域7を形成するためのレジストマスク28を形成し、2本のトレンチ5の間と各トレンチ5の外側の領域に同時に例えば砒素(As75)をイオン注入する(図8)。これ以降の工程は、実施の形態1と同様である(図4および図5)。
実施の形態2によれば、フィールドプレート12がないので、空乏層がドレイン引き出し部、すなわち2本のトレンチ5の間のn型ドレイン領域6まで延びるので、実施の形態1とほぼ同じオン抵抗で、大幅な高耐圧化を図ることができる。例えば、各拡散層およびトレンチの寸法や濃度等が表2および表3に示す数値のときの耐圧を算出すると、トレンチ深さが1.2μmであるときの耐圧は35Vである。また、トレンチ深さが2.0μmであるときの耐圧は40Vである。オン抵抗は、それぞれ実施の形態1と同じである。このように、実施の形態2では、同じ不純物プロファイルで比較すると、実施の形態1と同じオン抵抗で、実施の形態1よりも大幅に耐圧が向上する。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図9に示すように、実施の形態3は、実施の形態1の変形例である。実施の形態3が実施の形態1と異なるのは、n型ドレイン領域6とn型拡張ドレイン領域3の間に、n型ウェル領域2よりも高濃度の第1導電型高濃度ドレイン領域としてn型オフセット領域17が設けられていることである。実施の形態3のその他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、図9に示すTLPMの製造プロセスについて図10を参照しながら説明する。まず、p型半導体基板1の表面領域にn型ウェル領域2とp型オフセット領域4とn型オフセット領域17を形成する。続いて、酸化膜29をマスクとして2本のトレンチ5を形成する。そして、バッファ酸化膜30を形成後、各トレンチ5の底面に例えばリン(P31)を垂直または斜めにイオン注入する(図10)。なお、トレンチ5を形成した後にn型ウェル領域2、p型オフセット領域4およびn型オフセット領域17を形成してもよい。これ以降の工程は、実施の形態1と同様である(図3〜図5)。
実施の形態3によれば、フィールドプレート12とドレイン電極9が同じ電位になることによって、空乏層端がフィールドプレート12の終端近傍の拡張ドレイン領域3でとどまり、n型オフセット領域17に到達しない。そのため、n型オフセット領域17は耐圧に寄与しないので、実施の形態1と同程度の耐圧を得ることができる。また、n型オフセット領域17が設けられていることによって、実施の形態1よりもオン抵抗が低くなる。
一例として、表4に、実施の形態3のTLPMと実施の形態1のTLPM(n型オフセット領域17がない)と図16に示す従来構成のTLPM(n型オフセット領域17がない)とで、本発明者らがオン抵抗と耐圧の比較を行った結果を示す。各拡散層およびトレンチの寸法や濃度等については、表2および表3に示す数値を用いた。
Figure 2006216863
表4に示すように、トレンチ深さが1.2μmと2.0μmのいずれの場合も、n型オフセット領域17の平均濃度を変えても、実施の形態3のオン抵抗RonAは、実施の形態1のオン抵抗RonAよりも低くなる。耐圧は、実施の形態3でも実施の形態1でも従来の構成でも同じである。つまり、実施の形態3によれば、耐圧の低下を招くことなく、オン抵抗を低くすることができる。なお、実施の形態3では、オン抵抗が従来の構成よりも若干高くなっているが、その増加率は9%程度以下であるので、実用上は全く問題がない。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図11に示すように、実施の形態4は、実施の形態2の変形例である。実施の形態4が実施の形態2と異なるのは、n型ドレイン領域6とn型拡張ドレイン領域3の間に、n型ウェル領域2よりも高濃度のn型オフセット領域17が設けられていることである。実施の形態4のその他の構成は、実施の形態2と同じである。また、図11に示すTLPMを製造するにあたっては、図10に示す工程を行った後、図7、図8、図4および図5にそれぞれ示す工程を順に行えばよい。
実施の形態5.
図12および図13は、本発明の実施の形態5にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図12および図13に示すように、実施の形態5は、実施の形態1においてトレンチ5を3本以上、図示例では4本設けたものである。実施の形態5では、n型ソース領域7とp型ソース領域8は、トレンチ5の奥行き方向(図面に垂直な方向)に交互に並んで配置されている。n型ソース領域7を横切る断面の構成が図12に示されており、p型ソース領域8を横切る断面の構成が図13に示されている。
図12においてn型ドレイン領域6とn型ソース領域7、および図13においてn型ドレイン領域6とp型ソース領域8は、トレンチ5を挟んで交互に配置されている。そして、実施の形態5では、n型ドレイン領域6、n型ソース領域7およびp型ソース領域8のうち、最も外側の領域はn型ソース領域7とp型ソース領域8になっている。実施の形態5のその他の構成は、実施の形態1と同じである。なお、実施の形態2〜4についても、実施の形態5と同様にトレンチ5を3本以上有する構成としてもよい。
実施の形態6.
図14および図15は、本発明の実施の形態6にかかるTLPMの構成を示す断面図である。図14および図15に示すように、実施の形態6は、実施の形態5の変形例である。実施の形態6が実施の形態5と異なるのは、n型ドレイン領域6、n型ソース領域7およびp型ソース領域8のうち、最も外側の領域がn型ドレイン領域6になっていることである。図14には、n型ソース領域7を横切る断面の構成が示されており、図15には、p型ソース領域8を横切る断面の構成が示されている。実施の形態6のその他の構成は、実施の形態5と同じである。なお、実施の形態2〜4についても、実施の形態6と同様にトレンチ5を3本以上有する構成としてもよい。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、p型半導体基板1に代えてn型の半導体基板を用いてもよい。また、トレンチ5の底部にn型拡張ドレイン領域3がない構成としてもよい。また、各実施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としてもよい。さらに、実施の形態中に記載した寸法や濃度などは一例であり、本発明はそれらの値に限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる半導体装置およびその製造方法は、高耐圧で大電流を制御する集積回路に適する低オン抵抗のパワーMOSFETに有用であり、特に、スイッチング電源用IC、自動車パワー系駆動用IC、フラットパネルディスプレー駆動用ICなどに集積されるパワーMOSFETに適している。
本発明の実施の形態1にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 図1に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図1に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図1に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図1に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 図6に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図6に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 図9に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態4にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態5にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態5にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態6にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態6にかかるTLPMの構成を示す断面図である。 従来のTLPMの構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 図16に示すTLPMの製造途中の構成を示す断面図である。 従来のTLPMを好ましくない工程順で製造した場合の製造途中の構成を示す断面図である。 従来のTLPMを好ましくない工程順で製造した場合の構成を示す断面図である。 従来のTLPMの信頼性試験前の段階における電界分布を示す模式図である。 従来のTLPMの信頼性試験後の段階における電界分布を示す模式図である。
符号の説明
2 第1導電型半導体領域(n型ウェル領域)
4 第2導電型チャネル領域(p型オフセット領域)
5 トレンチ
6 第1導電型ドレイン領域(n型ドレイン領域)
7 第1導電型ソース領域(n型ソース領域)
9 ドレイン電極
10 ソース電極
11 ゲート電極(ゲートポリシリコン電極)
12 フィールドプレート
13 ゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)
14 フィールドプレート絶縁膜(フィールドプレート酸化膜)
17 第1導電型高濃度ドレイン領域(n型オフセット領域)


Claims (12)

  1. 半導体基板に形成された第1導電型半導体領域と、
    前記第1導電型半導体領域内に形成されたトレンチと、
    前記トレンチの第1の側壁に沿って設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側に設けられたゲート電極と、
    前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に設けられた第1導電型ソース領域と、
    前記トレンチの第1の側壁に沿って前記第1導電型ソース領域と前記トレンチの底面の間に設けられた第2導電型チャネル領域と、
    前記トレンチの第2の側壁に沿って設けられたフィールドプレート絶縁膜と、
    前記フィールドプレート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側に設けられたフィールドプレートと、
    前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に設けられた第1導電型ドレイン領域と、
    前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と、
    前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1導電型ドレイン領域と前記トレンチの底面の間に前記第1導電型半導体領域よりも高濃度の第1導電型高濃度ドレイン領域をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板は第1導電型半導体でできていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板は第2導電型半導体でできていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板に第1導電型半導体領域を形成し、該第1導電型半導体領域内に第2導電型チャネル領域を形成するとともに、前記第2導電型チャネル領域よりも深く、かつ前記第1導電型半導体領域よりも浅いトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの第1の側壁に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記トレンチの第2の側壁に沿ってフィールドプレート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にゲート電極を形成する工程と、
    前記フィールドプレート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にフィールドプレートを形成する工程と、
    前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に第1導電型ソース領域を形成する工程と、
    前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に第1導電型ドレイン領域を形成する工程と、
    前記トレンチの内部を埋めるとともに、前記第1導電型ソース領域および前記第1導電型ドレイン領域の表面を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜にソースコンタクト用のコンタクトホールとドレインコンタクト用のコンタクトホールを開口する工程と、
    前記コンタクトホールを介して前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記ゲート絶縁膜と前記フィールドプレート絶縁膜を同時に形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ゲート電極と前記フィールドプレートを同時に形成することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板に第1導電型半導体領域を形成し、該第1導電型半導体領域内に第2導電型チャネル領域を形成するとともに、前記第2導電型チャネル領域よりも深く、かつ前記第1導電型半導体領域よりも浅いトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの第1の側壁および第2の側壁に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜に沿って前記トレンチの内側にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の、前記トレンチの第2の側壁に沿う部分を除去する工程と、
    前記トレンチの第1の側壁に接して前記第1導電型半導体領域の表面領域に第1導電型ソース領域を形成する工程と、
    前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側の表面領域に第1導電型ドレイン領域を形成する工程と、
    前記トレンチの内部を埋めるとともに、前記第1導電型ソース領域および前記第1導電型ドレイン領域の表面を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜にソースコンタクト用のコンタクトホールとドレインコンタクト用のコンタクトホールを開口する工程と、
    前記コンタクトホールを介して前記第1導電型ソース領域に電気的に接続するソース電極と前記第1導電型ドレイン領域に電気的に接続するドレイン電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1導電型ソース領域と前記第1導電型ドレイン領域を同一のマスクを用いて形成することを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型チャネル領域および前記トレンチを形成した後、前記ゲート絶縁膜を形成する前に、前記第1導電型半導体領域の、前記トレンチの第2の側壁の外側領域に、前記第1導電型ドレイン領域よりも深くなるように第1導電型高濃度ドレイン領域を形成することを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記半導体基板として、第1導電型半導体基板を用いることを特徴とする請求項5〜10のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記半導体基板として、第2導電型半導体基板を用いることを特徴とする請求項5〜10のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。


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