JP2006214244A - ユニット建物 - Google Patents
ユニット建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006214244A JP2006214244A JP2005031081A JP2005031081A JP2006214244A JP 2006214244 A JP2006214244 A JP 2006214244A JP 2005031081 A JP2005031081 A JP 2005031081A JP 2005031081 A JP2005031081 A JP 2005031081A JP 2006214244 A JP2006214244 A JP 2006214244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundation
- building unit
- building
- unit
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 建物ユニット20の柱脚21Aに床梁22を接合してなり、この建物ユニット20を基礎11に固定してなるユニット建物10において、建物ユニット20の柱脚21Aと床梁22を基礎11に接合することにより、建物ユニット20を基礎11に概ね剛接合するもの。
【選択図】 図3
Description
(a)建物ユニットの柱脚と床梁の双方を基礎に接合するものであり、基礎に対する建物
ユニットの接合部分を建物ユニットの平面視内で柱脚と床梁とに離隔するものになり、結果として建物ユニットを基礎に概ね剛接合し、基礎に対する建物ユニットの接合強度を向上できる。従って、基礎に対する柱脚の回転を一層抑え、ユニット建物の水平剛性を向上できる。
ニットの接合強度を向上できるから、高力ボルト(中ボルトでも可)の適用本数を少なくできるし、接合作業性も簡易になる。
(c)建物ユニットの床梁を接続具との重ね合せ部で基礎に接合することにより、基礎に
対する建物ユニットの接合強度を一層向上できる。
(d)コンクリート製基礎にアンカーボルトにより固定された鋼製基礎構造体に、建物ユ
ニットの柱脚と床梁を接合することにより、基礎に対する建物ユニットが接合強度を一層向上できる。
(e)基礎構造体が本体コラムと2つの三角形トラスの骨組構造体からなるものであり、
基礎構造体の構造強度を向上できる。本体コラムの頭部と三角形トラスの頂部は建物ユニットを接合する前につなぎ材によりつながれていないから、頭部と頂部の間隔を建物ユニットの柱脚と床梁に設けたボルト挿通孔の寸法精度に合せるように調整できる。本体コラムの頭部と三角形トラスの頂部に建物ユニットを接合した以後には、床梁がそれらの頭部と頂部をつなぐつなぎ材になり、このつなぎ材が本体コラムと三角形トラスとともに新たなトラス構造を形成し、基礎に対する建物ユニットの接合強度を一層向上できる。
(f)ガイドピンを用いることにより、建物ユニットの柱脚を本体コラムの頭部に容易に
位置合せし、高力ボルトの挿着作業性を向上する。
30の取付板32に設けた取付孔32Bの後述する内向き突起32Cを通過可能にする縦溝54を切欠形成されて備えるとともに、先細ガイド部53の外周をこの縦溝54から周方向に沿って一部切欠いた横断面視円弧状の係合溝55を備える。他方、基礎構造体13は、本体コラム30の取付板32に設ける取付孔32Bの周方向で180度間隔を介する2
位置のそれぞれに内向き突起32Cを設け、該取付孔32Bをひょうたん穴とし(図7(C))、ひょうたん穴の大径部を大径フランジ部52より小径、先細ガイド部53の根元径より僅かに大径とし、ひょうたん穴の内向き突起32Cが形成する小径部を先細ガイド部53の根元径より小径、縦溝54の溝底半径より大径とする。これにより、ガイドピン50は本体コラム30の作業窓31Aから角鋼管31に入り、先細ガイド部53を取付板
32の取付孔32Bに、かつ縦溝54を取付板32の内向き突起32Cに通し、大径フランジ部52を取付板32の下面に当てる状態で、六角頭部51を用いて回転され、先細ガイド部53の根元の係合溝55を取付板32の内向き突起32Cに係合する。
(1)コンクリート製べた基礎12にアンカーボルト12Aを用いて基礎構造体13を固
定する。本体コラム30の固定板33と、両三角形トラス40の固定板45をコンクリート製べた基礎12に締結する。
の上に建物ユニット20の柱脚21A、床梁22(接続具24)を搭載する。このとき、建物ユニット20の柱脚21Aに備える蓋板のガイド孔を、本体コラム30の取付板32に取付けたガイドピン50に挿入し、建物ユニット20の柱脚21Aの取付金具21Bを本体コラム30の取付板32のボルト挿通孔32Aに位置合せし、更には建物ユニット20の床梁22と接続具24の重ね合せ部に設けてあるボルト挿通孔を三角形トラス40の取付板44のボルト挿通孔44Aに位置合せする。
力ボルト61を建物ユニット20の柱脚21Aの取付金具21Bに螺着し、柱脚21Aを基礎構造体13に剛接合する。但し、高力ボルト61に代えて中ボルト(中ボルトとそれが挿通されるボルト挿通孔のクリアランスを1mm以内にする必要はある)を用い、柱脚2
1Aを基礎構造体13にピン接合するものでも良い。建物ユニット20の床梁22と接続具24の重ね合せ部に設けてあるボルト挿通孔に座金板25を介して挿通した高力ボルト62を、三角形トラス40の取付板44のボルト挿通孔44Aに通してナット62Aに締結し、床梁22を基礎構造体13に剛接合する。但し、高力ボルト62に代えて中ボルト(中ボルトとそれが挿通されるボルト挿通孔のクリアランスを1mm以内にする必要はある
)を用い、床梁22を基礎構造体13にピン接合するものでも良い。その後、ガイドピン50を撤去する。
(a)建物ユニット20の柱脚21Aと床梁22の双方を基礎11に接合するものであり
、基礎11に対する建物ユニット20の接合部分を建物ユニット20の平面視内で柱脚21Aと床梁22とに離隔するものになり、結果として建物ユニット20を基礎11に概ね剛接合し、基礎11に対する建物ユニット20の接合強度を向上できる。従って、基礎11に対する柱脚21Aの回転を一層抑え、ユニット建物の水平剛性を向上できる。
基礎11に対する建物ユニット20の接合強度を向上できるから、高力ボルト61、62(中ボルトでも可)の適用本数を少なくできるし、接合作業性も簡易になる。
とにより、基礎11に対する建物ユニット20の接合強度を一層向上できる。
13に、建物ユニット20の柱脚21Aと床梁22を接合することにより、基礎11に対する建物ユニット20が接合強度を一層向上できる。
ものであり、基礎構造体13の構造強度を向上できる。本体コラム30の頭部と三角形トラス40の頂部は建物ユニット20を接合する前につなぎ材によりつながれていないから、頭部と頂部の間隔を建物ユニット20の柱脚21Aと床梁22に設けたボルト挿通孔32A、44Aの寸法精度に合せるように調整できる。本体コラム30の頭部と三角形トラス40の頂部に建物ユニット20を接合した以後には、床梁22がそれらの頭部と頂部をつなぐつなぎ材になり、このつなぎ材が本体コラム30と三角形トラス40とともに新たなトラス構造を形成し、基礎11に対する建物ユニット20の接合強度を一層向上できる。
30の頭部に容易に位置合せし、高力ボルト61、62の挿着作業性を向上する。
実施例2が実施例1と異なる点は、鋼製基礎構造体13の構造にある。実施例2の基礎構造体13は、図8〜図10に示す如く、平面視でL字状をなす板状本体部70を有し、本体部70の2つの側面のそれぞれを台形状にしている。
い、柱脚21Aを基礎構造体13にピン接合するものでも良い。取付板73のボルト挿通孔73Aに通した高力ボルト62を建物ユニット20の床梁22と接続具24の重ね合せ部に設けてあるボルト挿通孔、座金板25に通してナット62Aに締結し、床梁22を基礎構造体13に剛接合する。但し、高力ボルト62に代えて中ボルト(中ボルトとそれが挿通されるボルト挿通孔のクリアランスを1mm以内にする必要はある)を用い、床梁22
を基礎構造体13にピン接合するものでも良い。
11 基礎
12 コンクリート製べた基礎
12A アンカーボルト
13 基礎構造体
20 建物ユニット
21A 柱脚
22 床梁
24 接続具
30 本体コラム
40 三角形トラス
41 斜材
50 ガイドピン
61、62 高力ボルト
Claims (5)
- 建物ユニットの柱脚に床梁を接合してなり、この建物ユニットを基礎に固定してなるユニット建物において、
建物ユニットの柱脚と床梁を基礎に接合することにより、建物ユニットを基礎に概ね剛接合することを特徴とするユニット建物。 - 前記建物ユニットの柱脚に接続具を接合し、この接続具に床梁の端部を重ね合せて接合してなり、建物ユニットの床梁を接続具との重ね合せ部で基礎に接合する請求項1に記載のユニット建物。
- 前記基礎がコンクリート製基礎にアンカーボルトにより固定された鋼製基礎構造体からなり、建物ユニットの柱脚と床梁を基礎構造体に対し接合する請求項1又は2に記載のユニット建物。
- 前記基礎構造体が、本体コラムと2つの三角形トラスの骨組構造体からなり、両三角形のトラスの各1辺をなす各傾斜の下端部を本体コラムの相直交する側部のそれぞれに接合し、
本体コラムの底部と両三角形トラスの底部のそれぞれをコンクリート製基礎に固定し、
本体コラムの頭部に建物ユニットの柱脚を接合し、両三角形トラスの頂部のそれぞれに建物ユニットの床梁を接合する請求項3に記載のユニット建物。 - 前記本体コラムの頭部にガイドピンを係脱可能に設け、建物ユニットの柱脚に設けたガイド孔を上記ガイドピンに挿入し、建物ユニットの柱脚を本体コラムの頭部に位置合せ可能にする請求項4に記載のユニット建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005031081A JP4669705B2 (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | ユニット建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005031081A JP4669705B2 (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | ユニット建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006214244A true JP2006214244A (ja) | 2006-08-17 |
JP4669705B2 JP4669705B2 (ja) | 2011-04-13 |
Family
ID=36977690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005031081A Expired - Fee Related JP4669705B2 (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | ユニット建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4669705B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018527135A (ja) * | 2015-06-26 | 2018-09-20 | ハイドロスタジアムHydrostadium | 分解可能なホワイトウォーターリバー |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1193273A (ja) * | 1997-09-24 | 1999-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
JP2000129795A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 構造体の連結方法と締結材 |
JP2002285638A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 簡易基礎構造、及び建物ユニットの固定構造 |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005031081A patent/JP4669705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1193273A (ja) * | 1997-09-24 | 1999-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
JP2000129795A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 構造体の連結方法と締結材 |
JP2002285638A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 簡易基礎構造、及び建物ユニットの固定構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018527135A (ja) * | 2015-06-26 | 2018-09-20 | ハイドロスタジアムHydrostadium | 分解可能なホワイトウォーターリバー |
US10363489B2 (en) | 2015-06-26 | 2019-07-30 | Hydrostadium | Non-permanent whitewater water course |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4669705B2 (ja) | 2011-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09209450A (ja) | 柱・梁接合構造およびこれを用いた鉄骨架構 | |
JP2005248623A (ja) | 柱とh形断面梁の高力ボルト接合構造 | |
KR100693098B1 (ko) | 에이치 형강 기둥-보 일면전단형 접합구조체 | |
KR101299023B1 (ko) | 다이아프램을 매개로 하여 각형강관의 이음위치와 철골보의 상부레벨을 서로 일치시키는 접합구조 | |
JPH09256461A (ja) | 柱頭部の柱梁無溶接接合構造 | |
JP2006316611A (ja) | 柱梁接合構造 | |
JP5313221B2 (ja) | 梁接合構造 | |
JP6432108B2 (ja) | 柱梁接合部材および柱梁接合方法 | |
JP4110270B2 (ja) | 柱と梁の接合構造、柱と梁の接合方法 | |
JP2006291531A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JP4669705B2 (ja) | ユニット建物 | |
JP2005282339A (ja) | 中空鋼管鉄塔の添接l形材による補強構造 | |
JP2017172139A (ja) | 耐震構造及び耐震補強方法 | |
JP3444797B2 (ja) | 鋼管柱と鉄骨梁との接合方法 | |
JP2004257005A (ja) | 柱梁の接合構造、柱梁の接合方法 | |
JP4886763B2 (ja) | ガイドピン | |
JP5207033B2 (ja) | 躯体接合構造 | |
JP5010406B2 (ja) | 建物ユニット及びユニット建物 | |
KR102348662B1 (ko) | 강관-콘크리트 합성 기둥과 개량보가 접합된 철골구조물 및 그 시공방법 | |
JPH09189075A (ja) | 角形鋼管柱とh形断面梁の接合構造 | |
JPH09317021A (ja) | ユニット建物とその施工方法 | |
JP4804869B2 (ja) | 建物ユニット | |
JP2008255713A (ja) | 木造建築物及び木造建築物の耐震補強方法 | |
JP2005248691A (ja) | ユニット建物 | |
JP5103103B2 (ja) | 建物ユニット及びユニット建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071016 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100809 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101222 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4669705 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |