JP2006209929A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定側部材を薄型化しても、複数のコイル端子部と給電部材とを確実に導電接続することができるヘッド装置を提供すること。
【解決手段】 本形態の光ヘッド装置1では、固定側部材5は、延設部66、76、86が埋入される壁部51に対し、延設部66、76、86の延設方向における反対側の壁部52を有し、埋設部68、78、88を介して壁部52から外部に突出して形成された、FPC3が導電接続される給電部材接続用端子67、77、87が、それぞれトラッキング方向に離間して配設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CDやDVDなどの光記録ディスクの再生等に用いられる光ヘッド装置に関するものである。
CDやDVDなどの光記録ディスクの再生等に用いられる光ヘッド装置として、近年、ノート型のパーソナルコンピュータなどに搭載可能なように薄型のものが求められており、このような要求に対応するために、固定側部材を樹脂成形により、全体として薄型にするとともに、この固定部には、レンズホルダがその両側に連結された板ばねを介して駆動可能に支持されている。また、板ばねは、レンズホルダおよび固定部にインサート成形により一体化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−9845号公報
このような光ヘッド装置において、固定側部材には電源からの給電部材が導電接続される端子が形成されており、全ての端子がフォーカシング方向に重合して配設されている。その結果、固定側部材を薄型化すると、給電部材を端子にハンダ付けによって導電接続する際、誤って他の端子に接触してハンダが付着しショートするという問題がある。また、給電部材としてFPCを用いた場合には、端子と導電接続するランド部の面積が小さくなり端子とランド部とのハンダ付けが確実に行えないという問題がある。さらに、隣接するランド部がハンダによってショートするという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、固定側部材を薄型化しても、複数のコイル端子部と給電部材とを確実に導電接続することができるヘッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、トラッキング方向を左右方向としたとき、少なくとも、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをフォーカシング方向、トラッキング方向、またはチルト方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対の第1および第2の弾性支持部材と、該第1および第2の弾性支持部材を介して前記レンズホルダを支持する固定側部材とを有する光ヘッド装置において、前記固定側部材は樹脂成形品であり、前記第1および第2の弾性支持部材は共に、基端側が前記固定側部材に埋設され該基端側から前記レンズホルダに向かって同方向に延設された延設部を有する金属板により構成されるとともに、その先端側が前記レンズホルダに連結され、前記固定側部材は、前記第1および第2の弾性支持部材の前記延設部が埋入される壁部に対し、前記延設部の延設方向における反対側の壁部を有し、前記第1および第2の弾性支持部材には、前記反対側の壁部から外部に突出して形成された、電源からの給電部材が導電接続される端子を有し、該端子が、それぞれトラッキング方向に離間して配設されていることを特徴とする。
本発明において、前記第1および第2の弾性支持部材のそれぞれの前記延設部が前記固定側部材に埋入される前記埋入位置は、フォーカシング方向に略重合して配設されていることが好ましい。このように構成すると、第1および第2の弾性支持部材の延設部において、一方の端部であるレンズホルダへの埋入位置をフォーカシング方向に重合して配設すれば、延設部の長さを等しく構成することができる。故に、双方の延設部の長さが異なることによる期待しない挙動が発生せず、レンズホルダを適正に駆動させることができる。さらに、第1および第2の弾性支持部材の延設部のバネ定数を一致させることも容易になるので、双方のバネ定数を一致させることによりレンズホルダをさらに安定的に駆動することができる。
本発明において、前記給電部材としてFPCを用い、前記端子が導電接続される前記FPCのランド部がそれぞれトラッキング方向に離間して配設されていることが好ましい。このように構成すると、固定側部材の薄型化を確保しつつ、端子と導電接続するFPCのランド部の面積を大きくすることが可能になり、端子とランド部とのハンダ付けを確実に行うことができるとともに端子とランド部とのハンダ付けの際、隣接するランド部に誤ってハンダが付着しないだけの離間距離を確保することが可能になり、隣接するランド部同士がショートすることを防止できる。
本発明において、前記第1および第2の弾性支持部材は、前記固定側部材に埋め込まれた埋設部を有し、前記第1および第2の弾性支持部材の少なくとも一方側の前記埋設部には、前記延設部が前記固定側部材に埋入される前記埋入位置よりトラッキング方向の中心側に前記固定側部材の外に突出した突出部を有し、該突出部に前記端子が形成されていることが好ましい。このように構成すると、端子を埋入位置よりトラッキング方向の外側に形成した場合と比較して、固定側部材をトラッキング方向へ小型化することができる。さらに、固定側部材をトラッキング方向へ大型化することなく固定側部材のトラッキング方向における埋設部が占める割合を大きくできるので、埋設部による補強板としての効果が大きくなる。
本発明において、前記レンズホルダの左右両側には、前記第1および第2の弾性支持部材の延設方向と同方向に延設された延設部を有するとともにフォーカシング方向、トラッキング方向、およびチルト方向のうち、当該レンズホルダを他の1方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対の第3の弾性支持部材を有し、該第3の弾性支持部材は、基端側が前記固定側部材に埋設された金属板により構成されているとともに、先端側が前記レンズホルダに連結され、前記第1、前記第2および前記第3の弾性支持部材は、それぞれフォーカシング方向にこの順番で重合され、前記第1および前記第3の弾性支持部材のそれぞれの前記埋入位置と前記端子とが前記延設部の延設方向に重合して配設されるとともに、前記第2の弾性支持部材の前記端子を前記第1および前記第3の弾性支持部材の端子よりトラッキング方向の中心側に配設し、前記第1、前記第2および前記第3の弾性支持部材のそれぞれ一対の端子が、前記固定側部材のトラッキング方向の中央におけるフォーカシング方向の面に対して対称に配設されていることが好ましい。このように構成すると、第1および第3の弾性支持部材のそれぞれの埋入位置と端子とが延設部の延設方向に重合して配設されているので、第1および第3の弾性支持部材の埋設部を小さくすることが可能になり埋設部における電気抵抗を低く抑えることができる。また、第1、第2および第3の弾性支持部材のそれぞれ一対の端子が、固定側部材のトラッキング方向の中央におけるフォーカシング方向の面に対して対称に配設されているので、第1、第2および第3の弾性支持部材のそれぞれ一対の埋設部における電気抵抗を一致させることができる。故に、一対の第1、第2および第3の弾性支持部材からコイルへの給電を等しく行うことが可能となりレンズホルダを適正に制御することができる。
本発明の光ヘッド装置では、固定側部材は、第1および第2の弾性支持部材の延設部が埋入される壁部に対し、延設部の延設方向における反対側の壁部を有し、第1および第2の弾性支持部材には、反対側の壁部から外部に突出して形成された、電源からの給電部材が導電接続される端子を有し、この端子が、それぞれトラッキング方向に離間して配設されている。このため、固定側部材を薄型化しても、端子を給電部材にハンダによって導電接続する際、他の端子に誤って接触しハンダが付着してショートすることを防止するだけの距離をトラッキング方向へ確保することができる。故に、複数の端子と給電部材とを確実に導電接続することができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。なお、以下の説明では、第1、第2および第3の弾性支持部材をそれぞれチルト駆動用、フォーカシング駆動用、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材とし、レンズホルダのトラッキング駆動方向を左右方向として説明する。
(全体構成)
図1(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した光ヘッド装置の平面図、右側面図および正面図である。図2(a)、(b)は、本発明を適用した光ヘッド装置を斜め上方からみた斜視図、および斜め下方からみた斜視図である。図3は、本発明を適用した光ヘッド装置のレンズホルダに形成したコイル係合突起の説明図である。
図1(a)、(b)、(c)および図2(a)、(b)に示す光ヘッド装置1は、CDやDVDなどの光記録ディスクの再生等に用いられるものであり、この光ヘッド装置1では、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズ20を保持した樹脂製のレンズホルダ2を弾性支持部材61、71、81で支持したリーフサスペンション方式が採用されている。
本形態の光ヘッド装置1では、対物レンズ20を保持するレンズホルダ2と、固定側部材5とが対向配置されており、レンズホルダ2の側に搭載された駆動コイル6、7、8と、ベースとしてのヨーク4の側に直接、あるいは間接的に搭載されたマグネット16、17、18とによって、レンズホルダ2をフォーカシング方向、トラッキング方向、およびチルト方向に駆動するための磁気駆動回路が構成されている。すなわち、レンズホルダ2には、固定側部材5の側から先端側に向かって、チルト駆動用のコイル6、トラッキング駆動用のコイル8、フォーカシング駆動用のコイル7がこの順に配置されている。
これらのコイルのうち、トラッキング駆動用のコイル8は、レンズホルダ2の幅方向における中央位置に形成された第1の開口部21に配置され、フォーカシング駆動用のコイルは、第1の開口部21に対して対物レンズ20が搭載されている側で隣接する第2の開口部22の内側に配置されている。また、チルト駆動用のコイル6は、レンズホルダ2において、固定側部材5と対向する位置に配置されている。従って、固定側部材5においてレンズホルダ2と対向する位置にチルト駆動用のマグネット16が配置され、レンズホルダ2の第1の開口部21の内側にトラッキング駆動用のマグネット18が配置され、レンズホルダ2の第2の開口部22の内側にフォーカシング駆動用のマグネット17が配置されている。なお、ヨーク4は、レンズホルダ2の第1の開口部21を貫通してレンズホルダ2を覆う上面部41を備えている。
レンズホルダ2と固定側部材5との間には、レンズホルダ2をチルト方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対のチルト駆動用の弾性支持部材61、レンズホルダ2をフォーカシング方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対のフォーカシング駆動用の弾性支持部材71と、レンズホルダをトラッキング方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対のトラッキング駆動用の弾性支持部材81とが配置されている。
チルト駆動用の弾性支持部材61、フォーカシング駆動用の弾性支持部材71、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材81は、基端側が固定側部材5に埋入された埋入部68、78、88になっており、この基端側からレンズホルダ2に向かって同方向に延設された延設部66、76、86を有している。これら延設部66、76、86は上段から下段に向けてこの順に多段に配置され、かつ、平面的には重なった位置に配置されている。また、延設部66、76、86の先端側はいずれも、レンズホルダ2の左右側面に埋め込まれてレンズホルダに連結されている。なお、固定側部材5には、チルト駆動用の弾性支持部材61、フォーカシング駆動用の弾性支持部材71、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材81に対するゲルポット50が配置されている。
このように構成した光ヘッド装置1のレンズホルダ2や弾性支持部材61、71、81の詳細構成については、光ヘッド装置1の製造方法を説明しながら後述するが、レンズホルダ2および固定側部材5はいずれも、同一の樹脂材料を用いた樹脂成形品から構成されている。
また、チルト駆動用の弾性支持部材61、フォーカシング駆動用の弾性支持部材71、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材81はいずれも、同一の材料からなる金属板から構成されている。また、チルト駆動用の弾性支持部材61、フォーカシング駆動用の弾性支持部材71、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材81はいずれも、図4(a)、(b)、(c)を参照して後述する金属板60、70、80をインサート成形したものであり、チルト駆動用の弾性支持部材61、フォーカシング駆動用の弾性支持部材71、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材81の各延設部66、76、86の先端側は、レンズホルダ2において延設部66、76、86の延設方向における略中央位置で埋入されて埋設部63、73、83になっており、各基端側は、固定側部材5においてレンズホルダ2が位置する側の壁部51に埋入されて埋設部68、78、88なっている。
具体的には、延設部66、76、86の各先端側のレンズホルダ2に対する埋入位置がフォーカシング方向に重合して配設されるとともに、延設部66、76、86の各基端側の固定側部材5への埋入位置もフォーカシング方向に略重合して配設されている。そのため、延設部66、76、86の長さが等しく構成されている。
本形態の固定側部材5は、壁部51およびこの壁部51と延設部66、76、86の延設方向において反対側に位置する壁部52を備えており、壁部52には、電源に接続された給電部材としてのFPC3が導電接続される弾性支持部材61の基端側に形成された給電部材接続用端子67と、弾性支持部材71の基端側に形成された給電部材接続用端子77と、弾性支持部材81の基端側に形成された給電部材接続用端子87とが突出している。
なお、延設部66の埋入位置と給電部材接続用端子67の突出位置とは埋設部68を介して延設部66の延設方向に重合して配設されているとともに、延設部86の埋入位置と給電部材接続用端子87の突出位置とは埋設部88を介して延設部86の延設方向に重合して配設されている。従って、給電部材接続用端子67と給電部材接続用端子87とは、その突出位置がフォーカシング方向に略重合して配設されている。
一方、給電部材接続用端子77の突出位置は、延設部76が固定側部材5に埋入される埋入位置より埋設部78を介してトラッキング方向の中心側に配設されており、給電部材接続用端子67、87とはトラッキング方向に離間して配設されている。従って、給電部材接続用端子77は、その突出位置が、給電部材接続用端子67、87とはフォーカシング方向に重合して配設されてはいない。
また、一対の給電部材接続用端子67、77、87は、それぞれ図1(c)に示すように、固定側部材5のトラッキング方向の中央におけるフォーカシング方向のA−A面に対して対称に配設されている。
本形態では、これらの給電部材接続用端子67、77、87は、図4(a)、(b)、(c)を参照して後述する金属板60、70、80の一部によって構成され、コイル接続用端子62、72、82および弾性支持部材61、71、81と一体に構成されている。
ここで、フォーカシング駆動用のコイル7、およびトラッキング駆動用のコイル8は、延設部76、86の各先端側がレンズホルダ2に埋入する埋入位置に近い位置に配置されているが、チルト駆動用のコイル6は、延設部66の先端側がレンズホルダ2に埋入する埋入位置から遠い位置(固定側部材5が位置する方)に配置されており、本形態では、コイル接続用端子62が、チルト駆動用のコイル6に近い位置(固定側部材5が位置する方)に配置されている。それ故、チルト駆動用のコイル6についても、コイル端部の引き回し作業を効率よく行うことができる。
また、レンズホルダ2の上面には、チルト駆動用のコイル6の端部の途中位置を掛けるコイル係合突起25が左右に高さが約0.3mm程度のピンとして形成されている。このため、コイル端部が途中で弛むことがない。また、コイル端部をコイル係合突起25に、チルト駆動用のコイル6の巻回方向(矢印Cで示す)に対応させて、図3に示すように巻回にしてハンダ付けすれば、コイル端部には引っ張り応力が作用するため、コイル端部が弛むことを確実に防止することができる。
(光ヘッド装置の製造方法)
図4(a)、(b)、(c)は、本形態の光ヘッド装置の製造方法においてインサート成形する前の金属板を構成を示す平面図であり、図4(a)、(b)、(c)はそれぞれ、チルト駆動用の弾性支持部材を形成するための金属板、フォーカシング駆動用の弾性支持部材を形成するための金属板、およびトラッキング駆動用の弾性支持部材を形成するための金属板の平面図である。
ここで、図4(a)に示す金属板60には、矩形枠部分65から内側に向かって計4つの連結部69が延びており、それらの先端側には、延設部66と、この延設部66の先端側から内側に屈曲した後、基端側に向けて延設部66と平行に長く延びた埋設部63と、この埋設部63の先端部で外側に屈曲したコイル接続用端子62が構成されている。また、延設部66の基端側は、延設部66と平行に延びた埋設部68および給電部材接続用端子67を介して連結部69に連結されている。図4(a)において、点線で示す部分がインサート成形によりレンズホルダ2および固定側部材5が形成される樹脂部分であり、インサート成形した際、矩形枠部分65、連結部分69、延設部66、コイル接続用端子62および給電部材接続用端子67がレンズホルダ2および固定側部材5から露出する。従って、連結部分69で余剰な部分を切除すると、レンズホルダ2および固定側部材5から延設部66、コイル接続用端子62および給電部材接続用端子67が露出した状態で残る。これに対して、埋設部63は、延設部66と平行に長く延びた状態でレンズホルダ2に左右対称に埋め込まれ、補強板としてレンズホルダ2の剛性を高めるのに寄与する。なお、埋設部68は、固定側部材5に左右対称に埋め込まれている。
また、図4(a)に示す金属板60では、埋設部63同士を連結する細幅の連結部分64が形成されている。このため、埋設部63は、細く延びているが、連結部分64で補強されているので、インサート成形時、変形することがない。なお、レンズホルダ2を樹脂成形すると、幅方向における中央位置には第1の開口部21が形成され、この第1の開口部21の内側で連結部分64が露出する。従って、インサート成形後、連結部分64を切除すれば、図1(a)および図3に示すように、延設部66および埋設部63を左右で分離できる。この状態において、第1の開口部21の内周面では、連結部分64の切断面(金属板60の一部)が露出している状態となる。
図4(b)に示す金属板70には、矩形枠部分75から内側に向かって計4つの連結部79が延びており、その先端側には、延設部76と、この延設部76の先端側から内側に屈曲した後、さらに先端側に向けて延びた埋設部73と、この埋設部73の先端部で外側に屈曲したコイル接続用端子72を構成する部分と、延設部76の先端側から内側に屈曲した後、基端側に向けて短く延びた部分とが構成されている。また、延設部76の基端側は、この延設部76の基端側から内側に屈曲した埋設部78と、この埋設部78の先端部で図の下側に屈曲した給電部材接続用端子77を介して連結部79に連結されている。図4(b)においても、点線で示す部分がインサート成形によりレンズホルダ2および固定側部材5が形成される樹脂部分であり、インサート成形した際、矩形枠部分75、連結部分79、延設部76、コイル接続用端子72および給電部材接続用端子77がレンズホルダ2および固定側部材5から露出する。従って、連結部分79で余剰な部分を切除すると、レンズホルダ2および固定側部材5から延設部76、コイル接続用端子72および給電部材接続用端子77が露出した状態で残る。これに対して、埋設部73は、レンズホルダ2に埋め込まれ、補強板としてレンズホルダの剛性を高めるのに寄与する。なお、埋設部78は、固定側部材5に左右対称に埋め込まれている。
図4(c)に示す金属板80には、矩形枠部分85から内側に向かって計4つの連結部89が延びており、その先端側には、延設部86と、この延設部86の先端側から内側に屈曲した後、さらに先端側に向けて延びた埋設部83と、この埋設部83の先端部で外側に屈曲したてコイル接続用端子82を構成する部分とが構成されている。また、延設部86の基端側は、延設部86と平行に延びた埋設部88および給電部材接続用端子87を介して連結部89に連結されている。図4(c)においても、点線で示す部分がインサート成形によりレンズホルダ2および固定側部材5が形成される樹脂部分であり、インサート成形した際、矩形枠部分85、連結部分89、延設部86、コイル接続用端子82および給電部材接続用端子87がレンズホルダ2および固定側部材5から露出する。従って、連結部分89で余剰な部分を切除すると、レンズホルダ2および固定側部材5から延設部86、コイル接続用端子82および給電部材接続用端子87とが露出した状態で残る。これに対して、埋設部83は、レンズホルダ2に埋め込まれ、補強板として短くなるが、レンズホルダの剛性を高めるのに寄与する。なお、埋設部88は、固定側部材5に左右対称に埋め込まれている。
なお、本形態の光ヘッド装置を製造するにあたっては、レンズホルダ2および固定側部材5を樹脂成形する際、図4(a)、(b)、(c)に示すリードフレーム状の金属板60、70、80を三枚所定の隙間を介して重ねた状態でインサート成形を行う。特に、金属板70に形成されたコイル接続用端子72は、図1(b)に示すように、金属板60、80に形成された弾性支持部材61、81の端部より延設部66、76、86の延設方向において、固定側部材5の反対側に配設されている。また、金属板70は、コイル接続用端子72を金型によって挟持した状態でインサート成形を行う。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光ヘッド装置1では、固定側部材5は、延設部66、76、86が埋入される壁部51に対し、延設部66、76、86の延設方向における反対側の壁部52を有し、埋設部68、78、88を介して壁部52から外部に突出して形成された給電部材接続用端子67、77、87が、それぞれトラッキング方向に離間して配設されている。このため、固定側部材5を薄型化しても、給電部材接続用端子67、77、87をFPC3のランド部31、32、33にハンダによって導電接続する際、隣接する他の給電部材接続用端子に誤って接触しハンダが付着してショートすることを防止するだけの距離をトラッキング方向へ確保することができる。故に、給電部材接続用端子67、77、87とFPC3とを確実に導電接続することができる。
また、本形態では、延設部66、76、86の各基端側の固定側部材5に埋入される埋入位置が、フォーカシング方向に略重合して配設されるとともに、延設部66、76、86の各先端側のレンズホルダ2に埋入される埋入位置もフォーカシング方向に略重合して配設されている。そのため、延設部66、76、86の長さが等しく構成されているので、延設部66、76、86の長さが異なることによる期待しない挙動が発生せず、レンズホルダ2を適正に駆動させることができる。さらに、延設部66、76、86のバネ定数を一致させることも容易になるので、バネ定数を一致させることによりレンズホルダ2をさらに安定させて駆動することができる。
さらに、本形態において、FPC3のランド部31と32、ランド部32と33がそれぞれトラッキング方向に離間して配設されているので、固定側部材5の薄型化を確保しつつ、ランド部31、32、33の面積を大きくすることが可能になり、給電部材接続用端子67、77、87とランド部31、32、33とのハンダ付けを確実に行うことができるとともに給電部材接続用端子67、77、87とランド部31、32、33とのハンダ付けの際、隣接するランド部に誤ってハンダが付着しないだけの離間距離を確保することが可能になり、隣接するランド部同士がショートすることを防止できる。
さらにまた、本形態において、弾性支持部材71は、固定側部材5に埋め込まれた埋設部78を有し、埋設部78には、この延設部78が固定側部材5に埋入される埋入位置よりトラッキング方向の中心側に固定側部材5の外に突出した給電部材接続用端子77が形成されているので、給電部材接続用端子77を埋入位置よりトラッキング方向の外側に形成した場合と比較して、固定側部材5をトラッキング方向へ小型化することができる。さらに、固定側部材5をトラッキング方向へ大型化することなく固定側部材5のトラッキング方向における埋設部78が占める割合を大きくできるので、埋設部78による補強板としての効果が大きくなる。
また、本形態では、弾性支持部材61、81のそれぞれの埋入位置と給電部材接続用端子67、87とが延設部66、86の延設方向に重合して配設される。故に、弾性支持部材61、81のそれぞれの埋入位置と給電部材接続用端子67、87とが延設部66、86の延設方向に重合して配設されているので、弾性支持部材61、81の埋設部68、88を小さくすることが可能になり埋設部68、88における電気抵抗を低く抑えることができる。また、一対の給電部材接続用端子67、77、87が、それぞれ図1(c)のA−A面に対して対称に配設されている。故に、第1、第2および第3の弾性支持部材のそれぞれ一対の埋設部における電気抵抗を一致させることができる。従って、一対の給電部材接続用端子67、77、87からコイルへの給電を等しく行うことが可能となりレンズホルダ2を適正に制御することができる。
(その他の実施の形態)
上記形態では、フォーカシング駆動用、トラッキング駆動用、チルト駆動用の3本の弾性支持部材61、71、81を備えた光ヘッド装置に本発明を適用したが、弾性支持部材が2本の光ヘッド装置に本発明を適用してもよい。
(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した光ヘッド装置の平面図、右側面図および正面図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した光ヘッド装置を斜め上方からみた斜視図、および斜め下方からみた斜視図である。 本発明を適用した光ヘッド装置のレンズホルダに形成したコイル係合用突起の説明図である。 (a)、(b)、(c)は、本形態の光ヘッド装置の製造方法においてインサート成形する前の金属板を構成を示す平面図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
2 レンズホルダ
3 FPC(給電部材)
5 固定側部材
6 チルト駆動用のコイル
7 フォーカシング駆動用のコイル
8 トラッキング駆動用のコイル
16 チルト駆動用のマグネット
17 フォーカシング駆動用のマグネット
18 トラッキング駆動用のマグネット
31、32、33 ランド部
51、52 壁部
60、70、80 金属板
61、71、81 弾性支持部材
62、72、82 コイル接続用端子(端子)
67、77、87 給電部材接続用端子(端子)
63、73、83、68、78、88 埋設部
66、76、86 延設部

Claims (5)

  1. トラッキング方向を左右方向としたとき、少なくとも、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをフォーカシング方向、トラッキング方向、またはチルト方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対の第1および第2の弾性支持部材と、該第1および第2の弾性支持部材を介して前記レンズホルダを支持する固定側部材とを有する光ヘッド装置において、
    前記固定側部材は樹脂成形品であり、
    前記第1および第2の弾性支持部材は共に、基端側が前記固定側部材に埋設され該基端側から前記レンズホルダに向かって同方向に延設された延設部を有する金属板により構成されるとともに、その先端側が前記レンズホルダに連結され、
    前記固定側部材は、前記第1および第2の弾性支持部材の前記延設部が埋入される壁部に対し、前記延設部の延設方向における反対側の壁部を有し、前記第1および第2の弾性支持部材には、前記反対側の壁部から外部に突出して形成された、電源からの給電部材が導電接続される端子を有し、該端子が、それぞれトラッキング方向に離間して配設されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項1において、前記第1および第2の弾性支持部材のそれぞれの前記延設部が前記固定側部材に埋入される前記埋入位置は、フォーカシング方向に略重合して配設されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 請求項1または2において、前記給電部材としてFPCを用い、前記端子が導電接続される前記FPCのランド部がそれぞれトラッキング方向に離間して配設されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1および第2の弾性支持部材は、前記固定側部材に埋め込まれた埋設部を有し、前記第1および第2の弾性支持部材の少なくとも一方側の前記埋設部には、前記延設部が前記固定側部材に埋入される前記埋入位置よりトラッキング方向の中心側に前記固定側部材の外に突出した突出部を有し、該突出部に前記端子が形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記レンズホルダの左右両側には、前記第1および第2の弾性支持部材の延設方向と同方向に延設された延設部を有するとともにフォーカシング方向、トラッキング方向、およびチルト方向のうち、当該レンズホルダを他の1方向に駆動するためのコイル給電線を兼ねた左右一対の第3の弾性支持部材を有し、該第3の弾性支持部材は、基端側が前記固定側部材に埋設された金属板により構成されているとともに、先端側が前記レンズホルダに連結され、
    前記第1、前記第2および前記第3の弾性支持部材は、それぞれフォーカシング方向にこの順番で重合され、前記第1および前記第3の弾性支持部材のそれぞれの前記埋入位置と前記端子とが前記延設部の延設方向に重合して配設されるとともに、前記第2の弾性支持部材の前記端子を前記第1および前記第3の弾性支持部材の端子よりトラッキング方向の中心側に配設し、前記前記第1、前記第2および前記第3の弾性支持部材のそれぞれ一対の端子が、前記固定側部材のトラッキング方向の中央におけるフォーカシング方向の面に対して対称に配設されていることを特徴とする光ヘッド装置。
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