JP2006206454A - 貼付剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着剤としてゴム系粘着剤を使用し、液状添加剤を特に比較的多量に配合した場合にも、コールドフローの抑制のために固形充填剤を配合する必要なく、コールドフローの抑制、凝集性及び接着性のバランスに優れた膏体層を有する貼付剤を提供する
【解決手段】 支持体層の少なくとも片面側に膏体層を有する貼付剤であって、膏体層が、ゴム系粘着剤、タッキファイヤー、液状添加剤及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする、貼付剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、貼付剤に関する。さらに詳しくは、膏体層にゴム系粘着剤、タッキファイヤー及び液状添加剤を含む貼付剤に関する。
従来より、低温特性に優れることから、ゴム系エラストマーが貼付剤の粘着剤に用いられているが、ゴム系エラストマーを用いる場合、凝集力、接着力を調整するために、平均分子量の異なるゴム系エラストマーが混合して用いられており、さらに、タック性を出すために、粘着付与樹脂や低分子量のポリブテンなどのタッキファイヤーが配合されている。ゴム系エラストマー粘着剤では、ゴム系エラストマーの分子量、異なる分子量のゴム系エラストマーの配合比、タッキファイヤーの配合比等を検討し、望ましい物性となる膏体組成が採用される。
一般に、経皮吸収を目的とした経皮吸収製剤などにおいては、例えば吸収促進作用や、薬物溶解性向上などの目的で、さらに膏体中に液状添加剤を配合する場合がある。液状添加剤を配合した場合、液状添加剤の量に応じて粘着剤の流動性が増加するため、しばしば保存期間中に膏体のコールドフローや凝集力の低下が引き起こされ、取り扱い性が極端に低下してしまうことがある。ゴム系エラストマーを用いた貼付剤について、この問題を解決する目的で高分子ゴム系エラストマーの分子量を高く設定すると、コールドフローや凝集力の低下は抑制されるものの、皮膚接着性が著しく低下し、場合によっては貼付中の欠落などが起こることがある。従って、液状添加剤が配合される場合、特に配合量が多い場合には、コールドフローの抑制、凝集性及び接着性のバランスの取れた膏体設計が極めて困難である。
これらコールドフローを抑制する手段として、例えば充填剤を配合する方法が以前から多く提案されている。その一つとして、ガラス転移温度が−71℃以下の非アクリル系の粘着層に、多量の薬物を溶解させ、粘着力と凝集力を向上させる目的で、有機質又は無機質の繊維質又は無繊維質を配合した貼付剤が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、これら凝集性向上のため用いられる充填剤は、溶媒に不溶の固形物であるため、塗工の際、塗工液中で充填剤を均一に保持させることが極めて困難である。
特開平3−127727号公報
上記事情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、粘着剤としてゴム系粘着剤を使用し、液状添加剤を特に比較的多量に配合した場合にも、コールドフローの抑制のために固形充填剤を配合する必要なく、コールドフローの抑制、凝集性及び接着性のバランスに優れた膏体層を有する貼付剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、液状添加剤をゴム系粘着剤に配合した場合でも、溶媒に可溶な成分であるスチレン系熱可塑性エラストマーを少量配合することで、実用上問題となるコールドフロー及び凝集力の低下を抑制でき、皮膚接着性も損なわないことを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち本発明は以下の通りである。
〔1〕支持体層の少なくとも片面側に膏体層を有する貼付剤であって、膏体層が、ゴム系粘着剤、タッキファイヤー、液状添加剤及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする、貼付剤。
〔2〕膏体層が液状添加剤を、5〜35重量%含有する上記〔1〕記載の貼付剤。
〔3〕液状添加剤が、炭素数12〜16の飽和又は不飽和の高級脂肪酸と炭素数1〜4の低級1価アルコールからなる脂肪酸アルキルエステル、及び炭素数16〜22の長鎖分岐アルコールから選ばれる1種以上である上記〔2〕記載の貼付剤。
〔4〕膏体層がスチレン系熱可塑性エラストマーを、スチレン単位の量として0.3〜5重量%含有する上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の貼付剤。
〔5〕スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー、スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー及びスチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロックコポリマーから選ばれる1種以上である上記〔4〕記載の貼付剤。
〔6〕ゴム系エラストマーが、ポリイソブチレン、ポリイソプレン及びブチルゴムから選ばれ、粘度平均分子量が600000〜1550000である高分子量のゴム系エラストマーと、ポリイソブチレン、ポリイソプレン及びブチルゴムから選ばれ、粘度平均分子量が40000〜85000である中分子量のゴム系エラストマーとを混合したものであって、高分子量のゴム系エラストマーと中分子量のゴム系エラストマーとの混合比が重量比で1:1〜1:2である上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の貼付剤。
〔7〕タッキファイヤーが、数平均分子量900〜2900の、ポリブテン又はポリイソプレン、及び軟化点70〜140℃の脂環族飽和炭化水素樹脂から選ばれる1種以上であり、タッキファイヤーの配合量がゴム系エラストマーに対し25〜100重量%である上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の貼付剤。
〔8〕さらに経皮吸収薬物を含有する上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の貼付剤。
本発明によれば、液状成分の添加よる粘着剤の流動性の増加を抑制することができ、コールドフローの抑制、凝集性及び接着性のバランスに優れた貼付剤を提供することができる。特に、ゴム系エラストマーからなる膏体中に多量の液状添加剤を配合した場合でさえ、問題となるコールドフロー及び凝集力の低下を抑制し、さらに皮膚接着性も充分に有する貼付剤を提供することができる。従って、本発明は、液状添加剤が配合されることの多い経皮吸収製剤に、特に好適である。
本発明は、支持体層の少なくとも片面側に膏体層を有する貼付剤であって、膏体層が、ゴム系粘着剤、タッキファイヤー、液状添加剤及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする、貼付剤である。
本発明に用いられるゴム系粘着剤は、貼付剤の粘着剤に用いられ得るゴム系エラストマーであれば特に制限は無いが、その種類としては、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ブチルゴムから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
ゴム系エラストマーは、その分子量には、粘着剤として使用し得る接着性及び凝集力が粘着剤に付与されている限り特に制限は無いが、高分子量のゴム系エラストマーと中分子量のゴム系エラストマーの2種類のゴム系エラストマーの混合物であることが好ましい。高分子量のゴム系エラストマーの分子量としては、粘度平均分子量で好ましくは600000〜1550000であり、より好ましくは700000〜1350000である。粘度平均分子量が600000未満であると、膏体の流動性を充分に抑制できず、コールドフローが引き起こされる傾向を示し、また内部凝集力を得ることができなくなる傾向を示す。粘度平均分子量が1550000を超えると膏体の皮膚接着力やタックが低下する傾向を示す。
中分子量のゴム系エラストマーの分子量としては、粘度平均分子量で好ましくは40000〜85000であり、より好ましくは45000〜65000である。粘度平均分子量が40000未満であると、膏体にベトツキ感が発生し、貼付中、貼付後にわたって皮膚面を汚染する恐れが生じ、85000を超えると膏体の皮膚接着力やタックが低下する傾向を示す。
高分子量のゴム系エラストマーと中分子量のゴム系エラストマーとの配合比は、重量比で、高分子量のゴム系エラストマー:中分子量のゴム系エラストマー=1:1〜2であることが好ましく、1:1.3〜1.7であることがより好ましい。
高分子量のゴム系エラストマーの種類は、1種でも2種以上でもよく、好ましくは1種である。中分子量のエラストマーの種類もまた、1種でも2種以上でもよく、好ましくは1種である。また、高分子量のゴム系エラストマーと、中分子量のゴム系エラストマーとでは、その種類は同一でも異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
本発明に用いられるタッキファイヤーは、特に限定されるものではなく、貼付剤の分野で公知のものから選択して用いることができる。良好なタックの獲得の点から、(i)数平均分子量900〜2900、好ましくは980〜2000の、ポリブテン(例、1−ブテン重合体、2−ブテン重合体、1−ブテンと2−ブテンの共重合体)又はポリイソプレン、(ii)軟化点70〜140℃、好ましくは90〜125℃の脂環族飽和炭化水素樹脂が好ましい。上記(i)のポリブテン又はポリイソプレンの数平均分子量が900未満であるとべトツキ感が発生し、貼付中、貼付後にわたって、皮膚面を汚染する恐れが生じ、2900を超えると、タッキファイヤーとしての効果を発現しにくく、タックが低下する傾向を示す。上記(ii)の脂環族飽和炭化水素樹脂の軟化点が70℃未満であるとべトツキ感が発生し、貼付中〜貼付後に渡って、皮膚面を汚染する恐れが生じ、140℃を超えると、タッキファイヤーとしての効果を発現しにくく、タックが低下する傾向を示す。ここでいう数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によって測定される数平均分子量のことであり、その測定条件としては、溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、試料濃度(THF溶液):0.1%(W/V)、カラム:GMHXL+GMHXL+G3000HXL(東ソー(株)製、各7.8mmφ×300mm)、カラム温度:40℃、検出器:示差屈折計(RI)、標準試料:ポリスチレンである。また、軟化点は、医薬品添加物規格「脂環族飽和炭化水素樹脂」の軟化点測定方法に準じて測定される値である。
タッキファイヤーは、一種又は二種以上を組み合わせて用いてもよい。
タッキファイヤーの配合量は、ゴム系粘着剤に対して25〜100重量%であることが好ましく、より好ましくは30〜50重量%である。タッキファイヤーの配合量が、25重量%よりも少ないとタックが乏しい場合があり、100重量%よりも多いと膏体内凝集力が著しく低下し、破壊傾向を示す場合がある。
本発明において用いられる、スチレン系熱可塑性エラストマーとは、分子中にポリスチレンブロック単位を有する熱可塑性エラストマーのことをいう。スチレン系熱可塑性エラストマー分子中のポリスチレンブロックは、ゴム系エラストマーに対して立体的な障害が大きく、ゴム系エラストマーの流動性を制限するため、コールドフローや凝集力の低下を抑制するのである。また、スチレン系熱可塑性エラストマーは、トルエン、ヘキサン等の溶媒に溶解するため、粘着剤の塗工液中に均一に分散し、その均一な塗工が可能である。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、ポリスチレンブロック−中間相ブロック−ポリスチレンブロックで表されるような、分子両末端にポリスチレンブロックを有する構造を有し、中間相ブロックが、ゴム系エラストマー、タッキファイヤー及び液状添加剤のいずれか一種類以上と相溶し得るブロックである、コポリマーであることが好ましい。一般に、ポリスチレンブロックとゴム系エラストマーは相溶性が低いため、相分離を引き起こし、ポリスチレンブロックが局在する傾向が見られるが、このようなコポリマーでは、その中間相ブロックがゴム系エラストマーのポリマー中で伸張することにより、両末端に存在するスチレンブロックが局在することなく粘着剤中に均一に分散されるため、ゴム系エラストマーの流動性を制限する効果が高くなる。
当該コポリマーの具体例としては、SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー)、SEBS(スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロックコポリマー)などが挙げられる。ポリスチレンブロック/中間相ブロックの重量比は10/90〜30/70のものがよい。
スチレン系熱可塑性エラストマーは1種又は2種以上を使用することができる。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、スチレン単位の量(言い換えると、ポリスチレンブロック部の量)として膏体層中に0.3〜5重量%の割合となるように配合されることが好ましく、より好ましくは0.6〜4重量%、最も好ましくは0.7〜3重量%の割合となるように配合される。5重量%を超えて配合すると、ゴム系エラストマーの流動性を必要以上に抑制してしまい充分な接着性が得られなくなるばかりでなく、ゴム系エラストマーとスチレン系熱可塑性エラストマーが相分離し易くなる傾向がある。また0.3重量%未満であるとコールドフローや凝集力の低下を実用上問題とならないレベルまで抑制することが困難である。
本発明に用いる液状添加剤としては、上記ゴム系粘着剤を構成する成分と相溶するものであれば特に制限されず、例としては、脂肪酸アルキルエステル、長鎖分岐アルコールなどが挙げられる。
脂肪酸アルキルエステルとしては、例えば、炭素数が12〜16、好ましくは12〜14の飽和又は不飽和の高級脂肪酸と炭素数が1〜4の低級1価アルコールからなる脂肪酸アルキルエステルが挙げられ、好ましくは、飽和脂肪酸アルキルエステルである。
長鎖分岐アルコールとしては、例えば、炭素数が16〜22の長鎖分岐アルコールが挙げられ、具体的にはイソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
液状添加剤は、膏体層中に5〜35重量%となるよう配合されることが好ましく、10〜20重量%となるよう配合されることが特に好ましい。35重量%を超えると充分にコールドフローを抑制できない場合があるばかりでなく、凝集力が大きく低下し凝集破壊が生じ易くなる傾向がある。
支持体は特に制限されないが、取り扱い性、柔軟性、投錨性の点からポリエステル、ナイロン、サラン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、サーリン、金属箔等の単独フィルム又はこれらの積層フィルムなどを用いることができる。投錨性をより良好にするため、上記材質からなる単層フィルムに多孔質フィルムを積層させた支持体がより好ましい。この場合、多孔質フィルム側に膏体を積層させるのがよい。
支持体の厚さには、特に限定はないが、1〜50μmが好ましく、1〜30μmがより好ましい。
また、該支持体は、支持体と粘着剤層との間の投錨性を向上させるため、前記支持体に不織布や織布を積層させてもよい。不織布や織布の材料は、特に制限されず、貼付剤の分野で通常用いられている材料から適宜選択することができる。このような材料としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等が挙げられる。当該不織布又は織布の坪量は、通常1〜100g/m、好ましくは6〜50g/mであるが、柔軟性や貼付時の皮膚面への密着感が良好であるという理由から6〜30g/mが特に好ましい。
本発明の貼付剤に、経皮吸収薬物を含有させることにより、本発明の貼付剤は、経皮吸収製剤として使用することができる。
経皮吸収薬物は、経皮吸収性を有するものであれば特に限定されず、具体的には全身性麻酔薬、催眠・鎮静薬、抗癲癇薬、解熱鎮痛消炎薬、鎮暈薬、精神神経用薬、局所麻酔薬、骨格筋弛緩薬、自律神経用薬、鎮痙薬、抗パーキンソン薬、抗ヒスタミン薬、強心薬、不整脈用薬、利尿薬、血圧降下薬、血管収縮薬、冠血管拡張薬、末梢血管拡張薬、動脈硬化用薬、循環器用薬、呼吸促進薬、鎮咳去痰薬、ホルモン薬、化膿性疾患用外用薬、鎮痛・鎮痒・収斂・消炎用薬、寄生性皮膚疾患用薬、止血用薬、痛風治療用薬、糖尿病用薬、抗悪性腫瘍用薬、抗生物質、化学療法薬、麻薬などが例示できる。
経皮吸収薬物の含有量は、薬物の種類、投与目的等により適宜設定されるが、通常、膏体層中に薬物を0.5〜60重量%、好ましくは1〜30重量%の範囲で含有させる。含有量が0.5重量%未満の場合には、薬理効果を発揮するのに十分な薬物量を吸収させることが困難であり、60重量%を越えると皮膚接着性が低下する。
また、本願の貼付剤は、製造、運搬又は保存中等使用前に、使用対象以外に接着してしまうのを防止するために、或いは粘着剤の劣化を防止するために、膏体層を剥離ライナーで被覆、保護することが好ましい。
剥離ライナーとしては、特に制限されず、公知の剥離ライナーを使用することができる。具体的には、剥離処理剤からなる剥離処理剤層が剥離ライナー用の基材(例えば、和紙、洋紙、グラシン紙などの紙類;不織布、布などの繊維質材料による基材;ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルム、金属蒸着プラスチックフィルムなど)の表面に形成された剥離ライナー、それ自体が剥離性の高いプラスチックフィルム[例えば、ポリエチレンフィルム(線状低密度ポリエチレンフィルム等)、エチレン−α−オレフィン共重合体フィルム等のポリオレフィン系樹脂製フィルム;テフロン(登録商標)製フィルムなど]による剥離ライナー、前記剥離性の高いプラスチックフィルムの素材(例えば、ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂、テフロン(登録商標)など)を、各種基材(例えば、金属箔、プラスチックフィルムなど)にラミネート又はコーティングして得られる剥離ライナーなどが挙げられる。剥離ライナーの剥離面は、剥離処理剤からなっていてもよく、剥離性の高いプラスチックフィルムの素材からなっていてもよい。
前記剥離処理剤としては、特に制限されず、例えば、長鎖アルキル基含有ポリマー、シリコーンポリマー(シリコーン系剥離剤)、フッ素系ポリマー(フッ素系剥離剤)などの剥離剤が挙げられる。これらの剥離処理剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。なお、剥離ライナーの両面が剥離処理剤により形成されている場合、両剥離面を形成するための剥離処理剤は、同一のものであってもよく、異なるものであってもよい。
剥離ライナーの厚さは、特に限定はないが、25〜1000μmが好ましく、50〜250μmがより好ましい。
本発明の貼付剤の製造方法は、特に制限されず、例えば、ゴム系粘着剤、タッキファイヤー、液状添加剤、スチレン系熱可塑性エラストマー及び必要により薬物を、トルエン、ヘキサンなどの適当な溶媒に溶解させ、得られた溶液を支持体上に塗布し、乾燥させることにより、製造することができる。
また、上記の溶液を離型ライナー上に塗布、乾燥して離型ライナー上に膏体層を形成し、その後支持体を膏体層に接着させることによっても製造できる。
膏体層の厚みは、20〜250μmであることが好ましく、50〜200μmであることがより好ましい。
以下に実施例及び試験例を挙げて本発明の貼付剤をさらに詳細に説明する。なお本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の応用ができることはいうまでもない。
〔実施例1−15〕
高分子量のポリイソブチレン(オパノールB−80、粘度平均分子量820000、BASF製)10部、中分子量のポリイソブチレン(オパノールB−12、粘度平均分子量55000、BASF製)15部、及びタッキファイヤーとしてポリブテン(日石ポリブテンHV−300、数平均分子量1400、日本石油化学製)10部をトルエンに溶解させ、ゴム系高分子溶液を調製した。この溶液に、さらに液状添加剤としてミリスチン酸イソプロピル(IPM−100、NIKKO Chemical製)及びスチレン系熱可塑性エラストマーを、表1に示した配合量(乾燥後の膏体層中に占める重量%)となるように配合し、溶質濃度が30%の塗工溶液を得た。この液をシリコーン剥離処理したポリエチレンテレフラレート(PET)製ライナーに、乾燥後の膏体層の厚みが150μmとなるよう塗布し、熱風循環式乾燥器中で100℃で3分間乾燥して膏体層を得た。この膏体層上に支持体(品番1109、3M製)を積層して貼付剤を得た。
〔比較例1〕
実施例1にスチレン系熱可塑性エラストマーを配合しない以外は実施例1と同様にして貼付剤を得た。
〔比較例2〕
高分子量のポリイソブチレンを粘度平均分子量が異なるポリイソブチレン(オパノールB−150、平均分子量2600000、BASF製)に変更し、さらにスチレン系熱可塑性エラストマーを配合しない以外は実施例1と同様にして貼付剤を得た。
試験例1 コールドフローの評価
実施例1〜15及び比較例1〜2の貼付剤を5cmの正方形に成形したサンプルを、剥離面が内側にくるように半分に折り曲げた3cm×6cmのセパレータにはさみ、4cm×4cmのハイトロン/アルミ包材にて密封した。25℃の恒温器にこれら製剤を入れ、1ケ月後包材よりセパレータごと取りだし、コールドフローのあったものは目盛り付きのピーク−ルーペを用いて、セパレータの上から、エッジから膏体のはみ出し先端までの最短距離を読み取った。
判定基準(1〜5点)
1点:コールドフローが発生しており、エッジから膏体のはみ出し先端までの最短距離が3mmを超えたもの。
2点:コールドフローが発生しており、エッジから膏体のはみ出し先端までの最短距離が1〜3mmであったもの。
3点:コールドフローが発生しており、エッジから膏体のはみ出し先端までの最短距離が0.5〜1mmであったもの。
4点:コールドフローが発生しており、エッジから膏体のはみ出し先端までの最短距離が0.5mm未満であったもの。
5点:コールドフローが発生しなかったもの。
試験例2 粘着力の評価
実施例1〜15及び比較例1〜2の貼付剤を幅12mmに裁断し、JIS粘着テープ・粘着シート試験方法の90度引き剥がし法(JISZ0237)に従い、粘着力を測定した。
試験例3 保持力の評価
ベークライト板に、幅10mm、長さ20mmに裁断した実施例1〜15及び比較例1〜2の貼付剤を貼付し、荷重850gのローラーを往復させて密着させた。40℃雰囲気下にベークライト板が地面と垂直になるよう吊るし、30分放置後貼り付けた貼付剤の端部(下部)に150gの荷重を取り付け、貼付剤が自然落下するまでの時間を測定した。
Figure 2006206454
・表中の各記号は以下を表す。また、%は、膏体層中に占める重量%を表す。
SIS 1 スチレン/中間相ゴム=15/85 (Quintac3520、日本ゼオン製)
SIS 2 スチレン/中間相ゴム=25/75 (Quintac3460、日本ゼオン製)
SEBR スチレン/中間相ゴム=14/86 (クレイトンG1657、クレイトンポリマージャパン製)
・表中の接着力の単位はN/12mm幅、保持力の単位は分である。
・表中のスチレン含率は、膏体層中に占めるスチレン系熱可塑性エラストマー中のスチレン単位の重量%を示したものである。
本発明の貼付剤は、コールドフローの抑制、凝集性及び接着性のバランスがよく、それぞれが実用レベルを満たしているため、通常の貼付剤としての用途に利用可能である。また、本発明の貼付剤は、経皮吸収薬物を含有させることにより、経皮吸収製剤として利用可能である。

Claims (8)

  1. 支持体層の少なくとも片面側に膏体層を有する貼付剤であって、膏体層が、ゴム系粘着剤、タッキファイヤー、液状添加剤及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含有してなることを特徴とする、貼付剤。
  2. 膏体層が液状添加剤を、5〜35重量%含有する請求項1記載の貼付剤。
  3. 液状添加剤が、炭素数12〜16の飽和又は不飽和の高級脂肪酸と炭素数1〜4の低級1価アルコールからなる脂肪酸アルキルエステル、及び炭素数16〜22の長鎖分岐アルコールから選ばれる1種以上である請求項2記載の貼付剤。
  4. 膏体層がスチレン系熱可塑性エラストマーを、スチレン単位の量として0.3〜5重量%含有する請求項1〜3のいずれかに記載の貼付剤。
  5. スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー、スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー及びスチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロックコポリマーから選ばれる1種以上である請求項4記載の貼付剤。
  6. ゴム系エラストマーが、ポリイソブチレン、ポリイソプレン及びブチルゴムから選ばれ、粘度平均分子量が600000〜1550000である高分子量のゴム系エラストマーと、ポリイソブチレン、ポリイソプレン及びブチルゴムから選ばれ、粘度平均分子量が40000〜85000である中分子量のゴム系エラストマーとを混合したものであって、高分子量のゴム系エラストマーと中分子量のゴム系エラストマーとの混合比が重量比で1:1〜1:2である請求項1〜5のいずれかに記載の貼付剤。
  7. タッキファイヤーが、数平均分子量900〜2900の、ポリブテン又はポリイソプレン、及び軟化点70〜140℃の脂環族飽和炭化水素樹脂から選ばれる1種以上であり、タッキファイヤーの配合量がゴム系エラストマーに対し25〜100重量%である請求項1〜6のいずれかに記載の貼付剤。
  8. さらに経皮吸収薬物を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の貼付剤。
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