JP2006206046A - 自転車用車輪、ならびに自転車用車輪のスポークおよびハブ本体 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行時に、スポークとハブとの間に小さい相対変位が生じるときに、両者の境界において発生する騒音をなくす、または著しく低下させる。
【解決手段】ハブ10とリムとの間を延びる複数のスポーク100を有する車輪であって、前記複数のスポークの各スポークが、それぞれの長手軸X−Xに沿って延び、第1の端部に前記ハブに取り付けられる頭部120を持つ細長い本体110を有する自転車用車輪において、前記ハブと、前記ハブに取り付けられる前記スポークの頭部との間に、走行時にハブとハブに取り付けられた頭部との間の相対運動の発生の結果として変形する緩和手段200を有する。これによりスポーク−ハブの境界において剛でないカップリングが実現され、境界において生じる応力を吸収し、騒音の原因である急激な動きを伴った相対運動の発生を防止する。
【選択図】図1
【解決手段】ハブ10とリムとの間を延びる複数のスポーク100を有する車輪であって、前記複数のスポークの各スポークが、それぞれの長手軸X−Xに沿って延び、第1の端部に前記ハブに取り付けられる頭部120を持つ細長い本体110を有する自転車用車輪において、前記ハブと、前記ハブに取り付けられる前記スポークの頭部との間に、走行時にハブとハブに取り付けられた頭部との間の相対運動の発生の結果として変形する緩和手段200を有する。これによりスポーク−ハブの境界において剛でないカップリングが実現され、境界において生じる応力を吸収し、騒音の原因である急激な動きを伴った相対運動の発生を防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自転車の車輪に関する。さらに詳しくは、本発明は、スポーク−ハブのカップリングが改善されてなる自転車の車輪に関する。
さらに本発明は、そのような車輪のためのスポーク、ハブ本体、および当該ハブ本体を有するハブに関する。
公知のとおり、自転車の車輪は、自転車のフレームに組み合わせられるための、車輪の中央部材を構成しているハブとタイヤが取り付けられるリムとの間を延びる複数のスポークを有している。
ハブは、自転車のスポークが取り付けられる本体、およびベアリングを介して前記本体に一体かつ回転可能に組み合わされるシャフトを有しており、前記シャフトが、前記本体内を長手方向に延び、自由端において自転車のフレームに接続されるようになっている。
自転車の車輪のスポークは、典型的には、一般に鋼またはアルミニウムあるいはこれらの合金などの金属から作られたほぼワイヤ形状の部材から構成されており、ハブに取り付けられる第1の端部およびリムに取り付けられる第2の端部が設けられている。典型的には、ハブに取り付けられる端部が、ハブに形成された着座部に適切に収容されるように、拡大された頭部を有するように形作られる一方で、リムに取り付けられる端部は、適切なナットまたはニップルの助けによってリムに固定されて、スポークの張力の調節ができるよう、ねじ領域を有している。
自転車の車輪の組立作業においては、ハブとリムとの間の駆動トルクの伝達効率の低下、ならびに引き裂きや磨耗による種々の構成部品(ハブ、スポーク、およびリム)の劣化を生じさせ、結果として自転車乗りを危険にさらしうる相対運動の発生を防止するため、走行時に可能な限り安定しているハブ−スポークおよびスポーク−リムのカップリングを実現することに、特に注意を払う必要がある。
特にハブ−スポークのカップリングについては、従来からの車輪においては、そのようなカップリングの安定性が、ハブに取り付けられるスポークの頭部およびハブに形成されるそれぞれの着座部の形状を適切に設計し、ハブに組み合わされるスポークの張力を適切に調節することによって、確保されている。これによって、大きな接触摩擦を有する堅固なカップリングが、スポークのハブに取り付けられる頭部の表面とハブに形成されたそれぞれの着座部の表面との間において達成される。
大きな接触摩擦にもかかわらず、走行時に、スポークのハブに取り付けられる頭部とハブに形成されたそれぞれの着座部との間の境界において、小さな相対運動は依然として生じうる。このような相対運動の発生およびその程度は、ハブに取り付けられるスポークの頭部およびハブに形成されたそれぞれの着座部の個別の幾何形状、スポークおよびハブを形成している材料、ならびに走行時にハブに取り付けられた頭部とそれぞれの着座部との間の境界において必然的に生じる間断のない調整および/または安定化に左右される。
例えば、本出願人は、ハブに取り付けられる丸みを帯びた頭部を有する金属製のスポークとそのような頭部を収容するため、マッチした形状を有する着座部の場合において、ハブに取り付けられるスポークの頭部とハブに形成されるそれぞれの着座部との間に、円周方向の小さな相対移動が生じることに気が付いた。
本出願人は、そのような小さな相対変位が、明らかに自転車乗りにとって妨げとなる騒音を引き起こしていることを発見した。そのような騒音は、基本的には、間違いなくハブに取り付けられる頭部と関連の着座部との間の大きな接触摩擦が原因で、実際にハブに取り付けられた頭部とそれぞれの着座部との間の表面間の最初の離脱の摩擦限界をまず超えるに必要である、相対変位が、急激に(with jerks)(すなわち、非連続的な様相で)生じるという事実に関係している。
さらに、本出願人は、そのような騒音が金属の接触面の場合に際立つことに気が付いた。
そこで、本出願人は、スポーク−ハブのカップリングにおいて、走行時にこれら構成部品間に小さな相対変位が生じる場合に発生する騒音を取り除き、あるいは少なくとも目に見えて小さくするという課題について検討した。
したがって、本発明の第1の構成は、
ハブ、
リム、および
前記ハブと前記リムとの間を延びる複数のスポークであって、それぞれがそれぞれの長手軸X−Xに沿って延びる細長い本体を有するとともに、第1の端部に、前記ハブに取り付けられる頭部を有している複数のスポーク
を具備している自転車用車輪において、
走行時に、前記ハブと前記ハブに取り付けられた頭部との間の相対運動の発生の結果として変形する緩和手段を、前記ハブと前記ハブに取り付けられる頭部との間に有していることを特徴とする自転車用車輪に関する。
ハブ、
リム、および
前記ハブと前記リムとの間を延びる複数のスポークであって、それぞれがそれぞれの長手軸X−Xに沿って延びる細長い本体を有するとともに、第1の端部に、前記ハブに取り付けられる頭部を有している複数のスポーク
を具備している自転車用車輪において、
走行時に、前記ハブと前記ハブに取り付けられた頭部との間の相対運動の発生の結果として変形する緩和手段を、前記ハブと前記ハブに取り付けられる頭部との間に有していることを特徴とする自転車用車輪に関する。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通じて、「緩和手段」(damping means)という表現は、応力が加わったときに変形することができる任意の手段を指し示すために使用され、応力が消滅したときにそのような変形が保持されるか、あるいは開放されるかは問わない。したがって、2つの別個の構成部品の間に配置されたとき、このような緩和手段の実際の効果は、2つの構成部品間の直接接触を防止する点に加え、構成部品によって生み出された応力を部分的または完全に吸収し、他の構成部品への直接的な伝達を防止することにある。
好都合なことに、上記定義の緩和手段を、ハブに取り付けられるスポークの頭部と自転車用車輪のハブとの間に介在させることによって、車輪におけるスポーク−ハブの非直接的なカップリングが実現可能になり、ハブとスポークとの境界においてこれら構成部品間に小さな相対変位が発生したときに生じる応力が、緩和手段が変形することで部分的または完全に吸収され、したがってそのような応力の一方の構成部品から他方の構成部品への伝達が防止される。換言すれば、緩和手段によって、スポーク−ハブの境界における応力が実際には完全には吸収されないかもしれないが減衰される、スポーク−ハブ間の剛でないカップリングが実現され、このようにして、すでに述べたとおり騒音の原因である急激な動きを伴う相対運動の発生が防止される。
本発明の車輪の第1の好ましい実施形態においては、緩和手段が、ハブに取り付けられるスポークの頭部に設けられている。詳しくは、最初は液状/ペースト状であって、その後にハブに取り付けられる頭部上で固化して残る生成物を被着処理(deposition treatment)することによって、そのような緩和手段を、ハブに取り付けられる頭部に形成することができる。あるいは、シリコン、アクリル、エポキシなどを主体とする接着剤などの通常の接着手段の介在によって、緩和手段をハブに取り付けられる頭部に形成することができる。
本発明の車輪のさらなる実施形態においては、緩和手段が、ハブに取り付けられるスポークの頭部を適切に収容する着座部において、ハブに設けられている。やはりこの場合にも、最初は液状/ペースト状であって、その後に着座部の表面上で固化して残る生成物を被着処理することによって、そのような緩和手段を前記着座部に形成することができ、あるいは、すでに述べたものなどの通常の接着手段を介在させることによって、前記着座部に形成することができる。
緩和手段が、ハブに取り付けられるスポークの頭部に形成されるか、あるいはハブに設けられたそのような頭部を適切に収容するための着座部に形成されるかにかかわらず、被着処理の使用には、工業レベルで自動化できるという利点があり、一方、接着手段の使用には、所定の厚さのフィルムから出発できるという利点がある。
好ましくは、緩和手段の形成方法および具体的配置にかかわらず、そのような緩和手段は、プラスチック材料層を有している。
好ましくは、例えば破断時伸び(破断時点で生じる伸び)が約100%〜約500%の間であるプラスチック材料など、大きな破断時伸びを有するプラスチック材料が使用される。さらに好ましくは、使用されるプラスチック材料が、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、およびビニールからなる群から選択される。
本発明においては、通常の弾性材料(elastic material) の使用も考えられる。
一般に、摩耗、引き裂き、潤滑剤および/または洗浄剤の攻撃作用に対して高い耐性を有し、日々/季節の温度サイクルに対して高い経時安定性が保証される材料を使用することが好ましい。
好ましくは、本発明の緩和手段を構成する材料層(プラスチックまたはエラスチック)が、所定の厚さを有しており、さらに好ましくは、約0.05mm〜約0.3mmの間の厚さを有している。
本発明の車輪の特定の実施形態においては、緩和手段を構成する材料層(プラスチックまたはエラスチック)が、そのような層の引き裂きおよび磨耗に対する耐性を向上させるため、強化繊維材料を内部に取り入れている。そのような繊維材料は、例えば、ガラス繊維または引き裂きおよび磨耗に対して高い耐性を有している任意の他の適切な材料から作ることができる。
本発明の車輪の好ましい実施形態においては、ハブおよびスポークが金属材料から作られている。そのような場合、ハブに取り付けられるスポークの頭部とハブに形成されたそれぞれの着座部との間に緩和手段を設けることが、高い摩擦係数を有する剛なカップリングであり、大きな騒音の原因である金属−金属の直接接触を防止できるため、特に好都合である。
他の実施形態においては、ハブおよび/またはスポークが、例えば熱硬化性樹脂のマトリックス中に取り入れられた炭素繊維など、重合体材料中に取り入れられた構造繊維に基礎をおく複合材料から作られている。
従来からのすべてのスポークと同様、本発明の車輪のスポークの細長い本体は、ハブに取り付けられる頭部の反対側に、リムに取り付けられる第2の端部を有しており、ハブに取り付けられる頭部と前記第2の端部との間に、中間部を有している。
本発明の車輪の好ましい実施形態においては、ハブに取り付けられるためのスポークの頭部が、スポーク本体の前記中間部へと、前記長手軸X−Xに沿って緩やかにつながっている。特に、ハブに取り付けられる頭部が、長手軸X−Xに直交する方向Zに沿って扁平にされ、実質的に平坦な対向する一対の前面および対向する一対の側面を有しており、ハブが、前記ハブに取り付けられる頭部を収容するため複数の着座部が形成された環状の前面を有しており、前記複数の着座部のそれぞれが、前記ハブに取り付けられる頭部の前記対向する一対の前面のうちの一つの前面に当接する実質的に平坦な前面、および前記ハブに取り付けられる頭部の前記対向する一対の側面に当接する対向する一対の側面を有しており、前記着座部の前記側面が、前記ハブに取り付けられる頭部の側面の形状とマッチする形状を有している。このような好ましい実施形態においては、緩和手段が、ハブの着座部の前記対向する側面とスポークのハブに取り付けられる頭部の前記対応の対向する側面との間に配置される。このようにして、スポークのハブに取り付けられた頭部の側面とハブに形成された対応する着座部との間の直接接触が防止され、したがって、ハブとスポークとの間において周方向の相対変位が生じると常に、緩和手段が作用する。
本発明の第2の構成は、長手軸X−Xに沿って延びる細長い本体を有し、その第1の端部に、ハブに取り付けられる頭部を有している自転車用車輪のスポークにおいて、
緩和手段が、前記ハブに取り付けられる頭部に設けられ、走行時に前記ハブに取り付けられた頭部と前記ハブとの間の相対運動の発生の結果として変形することを特徴とするスポークに関する。
緩和手段が、前記ハブに取り付けられる頭部に設けられ、走行時に前記ハブに取り付けられた頭部と前記ハブとの間の相対運動の発生の結果として変形することを特徴とするスポークに関する。
このような形式のスポークを、前記形式の自転車用車輪において好都合に使用することができ、したがって、本発明の車輪に関して前述した利点を達成することができる。
このようなスポークは、ハブに取り付けられるためのスポークの頭部に緩和手段が設けられている本発明の車輪の実施形態に関してすでに説明した好ましい特性および/または選択自由の特性のすべてを有することができる。さらに、そのようなスポークにおいて使用される緩和手段は、本発明の車輪に関して前述した好ましい特性および選択自由な特性のすべてを有することができる。
好ましくは、前記スポークが、本発明の車輪に使用される場合には、ハブに取り付けられるスポークの頭部を収容する着座部が緩和手段を有していないハブに組み合わされるようにされている。しかしながら、前記スポークを、後述する形式のハブ本体を有するハブなど、ハブに取り付けられるスポークの頭部を収容する着座部にも同様に緩和手段が設けられているハブとともに使用することも可能である。
本発明の第3の構成は、長手軸A−Aに沿って延びるとともに、ハブに取り付けられる各スポークの頭部をそれぞれ収容すべく、複数の着座部が設けられている、ほぼ筒状の本体を有する自転車用車輪のハブ本体において、緩和手段が、前記着座部に設けられて、走行時に当該ハブ本体と前記ハブに取り付けられる頭部との間の相対運動の発生の結果として変形することを特徴とするハブ本体に関する。
このようなハブ本体を、前記形式の自転車用車輪において好都合に使用することができ、結果として、本発明の車輪に関して前述した利点を達成することができる。
このようなハブ本体は、車輪のハブに緩和手段が設けられている本発明の車輪の実施形態に関してすでに説明した好ましい特性および/または選択自由の特性のすべてを有することができる。さらに、そのようなハブ本体において使用される緩和手段は、本発明の車輪に関して前述した好ましい特性および選択自由の特性のすべてを有することができる。
好ましくは、前記ハブ本体が、本発明の車輪に使用される場合には、緩和手段を有していないスポークに組み合わされるように構成されている。しかしながら、前記ハブを、すでに述べたスポークなど、緩和手段が設けられているスポークとともに使用することも可能である。
本発明の第4の構成は、長手軸A−Aに沿って延びるとともに、複数の着座部が、ハブに取り付けられる各スポークの頭部をそれぞれ収容すべく設けられているほぼ筒状のハブ本体、および前記ハブ本体の内側を前記長手軸A−Aに沿って延びるとともに、自転車のフレームに組み合わされるシャフトを有する、自転車用車輪のハブにおいて、
前記ハブ本体が、前記形式のハブ本体であることを特徴とするハブに関する。
前記ハブ本体が、前記形式のハブ本体であることを特徴とするハブに関する。
前記形式のハブ本体を有するこのようなハブは、前記利点の実現を好都合に可能にする。
本発明のさらなる特徴および利点が、図面を参照しつつ行なわれる本発明の好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明から、より明白になるであろう。
図1〜3には、本発明による自転車用車輪のハブ本体およびスポークの例が、それぞれ参照番号10および100で示されている。図示されているハブ本体10は、本出願と同じ出願人による特許文献1に記載されている種類のものであり、この特許文献1の内容は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。一方、図示されているスポーク100は、本出願と同じ出願人による特許文献2に記載されている種類のものであり、この特許文献2の内容は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
欧州特許出願第04425509号 (対応日本出願第2005−200133号)
欧州特許出願第04425046号 (対応日本出願第2005−018762号)
ここでの説明は、添付の図面に示され、前記特許出願において説明されているハブ本体およびスポークの具体的な実施形態に関して行なうが、特にこのハブ−スポークのカップリングに関連して述べられる内容を、別の形状および種類のハブ本体およびスポークにも直ぐに同様に適用できることを、当業者であれば理解できるであろう。
図1〜3に示されているハブ本体10は、自転車用車輪のハブを形成するため、内側に長手シャフト(図示されていない)を収容するように構成されている。そのような長手シャフトが、対向する両自由端において自転車のフレーム(図示されていない)に組み合わされるように構成されている。
このようなハブが、複数のスポーク100によって自転車用車輪のリム(図示されていない)に組み合わされるように構成されている。
図1〜3に示した具体的な例においては、ハブ本体10が、例えば金属材料から作られ長手軸A−Aに沿って延びるほぼ筒状の本体を有している。ハブ本体10には、それぞれ環状の前面25、35を有する対向するフランジ付きの一対の端部20、30が設けられており、この環状の前面25、35に、複数の着座部が形成されており、すべて参照番号40で示されている(図1)。
スポーク100は、やはり鋼またはアルミニウムあるいはこれらの合金(好ましくは、アルミニウム合金)などの金属材料から作られて、長手軸X−Xに沿って延びている細長い本体110を有している。
しかしながら、ハブ本体10および/またはスポーク100は、例えば熱硬化性樹脂のマトリックス中に取り入れられた炭素繊維など、重合体材料中に取り入れられた構造繊維を基礎とする複合材料から作られてもよい。
図1〜3を参照すると、スポーク100の本体110は、ハブに取り付けられる頭部120となる第1の端部と、リムに取り付けるための領域となるねじ付きの第2の端部(図示されていない)と、中間部130とを有している。次いで、このような中間部130が、スポーク100の長手軸X−Xに直交する横断方向Zにおいて扁平にされて当該長手軸X−Xに沿ってハブに取り付けられる頭部120まで延びる部分135を有しており、頭部120も、同様に横断方向Zにおいて扁平にされ、長手軸X−Xに沿って細長い本体110の扁平にされた部分135へと緩やかにつながっている。
ハブに取り付けられるため、スポーク100の頭部120は、詳しくは、ほぼ平坦な対向する一対の前面121(添付の図では、一方のみを見て取ることができる)、および対向する一対の側面122(図1および3)を有している。
ハブ10に形成された着座部40は、図2および3に示されているとおり、ハブに取り付けられるスポーク100の頭部120をそれぞれ収容するのに適している。
ハブ10の着座部40のそれぞれは、具体的には、ハブ本体10に取り付けられたスポーク100が適切に引っ張られたとき、(着座部40のうちのいくつかについて図1に示され、図3において部分的にのみ示されているとおり、)ハブに取り付けられるスポーク100の頭部120の前面121のうちの一方に当接機能を有するほぼ平坦な前面41、およびハブに取り付けられる頭部120の側面122に当接機能を有する対向する一対の側面42を有している。
着座部40の側面42は、ハブに取り付けられる頭部120の側面122の形状にマッチする形状を有している。
説明および図面の読み取りを容易にするため、参照番号は、図示のすべての着座部40およびすべてのスポーク100について同一であるが、図1および2においては着座部40のいくつかおよびスポーク100のいくつかにのみ参照番号が示されている。
本発明によれば、着座部40とハブに取り付けられる頭部120との間には、走行時に、ハブ本体10とハブに取り付けられるスポーク100の頭部120との間の相対運動の発生の結果として変形する適切な緩和手段200が配置されている(図1,3に示されている)。図1〜3に示した特定の実施形態の例では、特に図1および図3に見られるように、緩和手段200が、着座部40の側面42とハブに取り付けられる頭部120の側面122との間に配置されており、これらの表面の直接接触を防止し、ハブとスポークとの間で周方向に相対変位が生じると常に、緩和および/または吸収作用を発揮する。
緩和手段200は、ハブに取り付けられるスポーク100の頭部120に設けられることができ、あるいはハブ本体10の着座部40に設けられることができる。どこに配置されているかにかかわらず、緩和手段200は、ハブに取り付けられる頭部120またはハブ本体10の着座部40に、最初は液状/ペースト状であってその後固化して残る生成物を被着処理することにより形成することができ、あるいはシリコン、アクリル、エポキシなどをベースとする接着剤など、従来からの接着手段(図示されていない)の介在によって形成することができる。接着剤の存在は、ハブに取り付けられるスポーク100の頭部120またはハブ本体10に形成された着座部40に緩和手段200を形成する工程において、緩和手段200を所定の位置に保持することのみを目的としている。
緩和手段200は、破断時伸びの大きいプラスチック材料、好ましくは約100%〜約500%の間の破断時伸びを有するプラスチック材料の層からなる。使用可能なプラスチック材料の例は、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、およびビニールである。
しかしながら、別法として、通常の弾性手段(elastic means)を使用することも考えられる。
一般に、摩耗、引き裂き、潤滑剤および/または洗浄剤の攻撃作用に対して高い耐性を有し、日々/季節の温度サイクルに対して高い経時安定性を有している材料を使用することが好ましい。
好ましくは、本発明の緩和手段を構成する材料(プラスチックまたはエラスチック)の層は、約0.05mmと約0.3mmとの間の厚さを有している。
本発明の車輪の特定の実施形態においては、緩和手段を構成する材料(プラスチックまたはエラスチック)の層が、引き裂きおよび磨耗に対する耐性を向上させるため、強化繊維材料を内部に取り入れている。そのような材料は、例えば、ガラス繊維または引き裂きおよび磨耗に対して高い耐性を有している他の適切な材料から作ることができる。
図4は、本発明のスポーク100の他の実施形態の例を示している。このスポーク100は、ハブに取り付けるため、中間部130よりも大きくされた頭部120を有している。緩和手段200が、スポーク100に設けられており、ハブに取り付けられる頭部120と該頭部120に隣接する中間部130の一部分131とを全体的に包む鞘(sheath)300を有している。この実施形態によれば、鞘300は、スポーク100の長手軸X−Xに一致する自身の長手軸Y−Yに沿って、ほぼ一定の厚さを有している。具体的には、鞘300のうち、ハブに取り付けられる頭部120を包むように構成された第1の部分301の外表面が、ハブに取り付けられる頭部120の外表面とほぼ同一の形状であり、鞘300のうち、ハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130の一部分131を包むように構成された第2の部分302の外表面が、ハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130のこの一部分131の外表面とほぼ同一の形状である。図4に示した例においては、ハブに取り付けられる頭部120が、ほぼ円錐台の形状を有し、中間部130においてハブに取り付けられる頭部120に隣接する一部分131が、ほぼ円柱形の形状を有している。したがって、鞘300のうち、ハブに取り付けられる頭部120を包むように構成された第1の部分301の外表面は、ほぼ円錐台の形状であり、鞘300のうち、ハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130の一部分131を包むように構成された第2の部分302の外表面が、ほぼ円筒形の形状である。しかしながら、ハブに取り付けられる頭部120と、したがってハブに取り付けられる頭部120を包むように構成された鞘300の第1の部分301の外表面とについて、他の任意の拡大形状を考えることができる。同様に、ハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130の一部分131と、したがってハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130の一部分131を包むように構成された鞘300の第2の部分302の外表面とについて、他の任意の形状を考えることができる。
図5は、本発明のスポーク100の他の実施形態の例を示している。このスポーク100は、鞘300の厚さが鞘300の長手軸Y−Yに沿って一定ではない点のみで、図4のものと相違している。具体的には、鞘300の外表面が、円錐台形状を有しており、鞘300の厚さが、鞘300の長手軸に沿って変化して、ハブに取り付けられる頭部120の外表面およびハブに取り付けられる頭部120に隣接する中間部130の一部分131の外表面にマッチしている。
図6は、本発明の緩和手段200についてさらに他の例を示している。この緩和手段200は、鞘300が、ハブに取り付けられる頭部120に隣接するスポーク100の中間部130の一部分131を包むように構成された鞘300の第2の部分302に、鞘300の長手軸Y−Yに沿って延びる複数のノッチ310を有している点のみで、図4のものと相違している。ノッチ310が、鞘300の第2の部分302を弾性的に変形できるようにしており、したがって頭部が拡大されているスポークを、鞘300へと容易に挿入することができる。
走行時、ハブに取り付けられる頭部120とハブ本体10との間に相対変位(図面に示した具体例では、円周方向の相対変位)が生じると常に、緩和手段200が変形して、ハブとスポークとの間の境界において生じる応力を吸収し、騒音の原因である急激な動きを伴った相対運動の発生を防止する。
10 ハブ本体
40 着座部
100 スポーク
110 スポーク本体
120 スポーク頭部
200 緩和手段
X−X 長手軸
A−A 長手軸
40 着座部
100 スポーク
110 スポーク本体
120 スポーク頭部
200 緩和手段
X−X 長手軸
A−A 長手軸
Claims (64)
- ハブ、
リム、および
前記ハブと前記リムとの間を延びる複数のスポーク(100)であって、それぞれがそれぞれの長手軸(X−X)に沿って延びる細長い本体(110)を有するとともに、第1の端部に、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を有している複数のスポーク(100)
を具備する自転車用車輪において、
走行時に、前記ハブと前記ハブに取り付けられた頭部(120)との間の相対運動の発生の結果として変形する緩和手段(200)を、前記ハブと前記ハブに取り付けられた頭部(120)との間に有していることを特徴とする自転車用車輪。 - 請求項1において、前記緩和手段(200)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に設けられている自転車用車輪。
- 請求項2において、前記緩和手段(200)が、被着処理によって、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に形成されている自転車用車輪。
- 請求項2において、前記緩和手段(200)が、接着手段の介在によって、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に形成されている自転車用車輪。
- 請求項1において、前記緩和手段(200)が、前記スポーク(100)のハブに取り付けられる頭部(120)を適切に収容する着座部(40)において、前記ハブに設けられている自転車用車輪。
- 請求項5において、前記緩和手段(200)が、被着処理によって、前記着座部(40)に形成されている自転車用車輪。
- 請求項5において、前記緩和手段(200)が、接着手段の介在によって、前記着座部(40)に形成されている自転車用車輪。
- 請求項1〜7の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、プラスチック材料層を有する自転車用車輪。
- 請求項8において、前記プラスチック材料が、大きな破断時伸びを有するプラスチック材料である自転車用車輪。
- 請求項9において、前記破断時伸びが、約100%〜約500%の間である自転車用車輪。
- 請求項8〜10の何れか一項において、前記プラスチック材料が、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、およびビニールからなる群から選択される自転車用車輪。
- 請求項1〜7の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、エラスチック材料層を有する自転車用車輪。
- 請求項8〜12の何れか一項において、前記層が、約0.05mm〜約0.3mmの間の厚さを有している自転車用車輪。
- 請求項8〜13の何れか一項において、前記層が、強化繊維材料を内部に取り入れている自転車用車輪。
- 請求項14において、前記強化繊維材料が、ガラス繊維から作られている自転車用車輪。
- 請求項1〜15の何れか一項において、前記ハブおよび前記スポーク(100)の前記細長い本体(110)が、金属材料から作られている自転車用車輪。
- 請求項1〜16の何れか一項において、前記スポーク(100)の前記細長い本体(110)が、前記リムに取り付ける第2の端部、および前記ハブに取り付けられる頭部(120)と前記第2の端部との間の中間部(130)を有しており、前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記中間部(130)へと、前記長手軸(X−X)に沿って緩やかにつながっている自転車用車輪。
- 請求項1〜17の何れか一項において、
前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記長手軸(X−X)に直交する方向Zに沿って扁平にされ、実質的に平坦な対向する一対の前面(121)および対向する一対の側面(122)を有しており、
前記ハブは、本体(10)を有して、前記本体の環状の前面(25、35)には、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を収容する複数の着座部(40)が形成されており、
前記複数の着座部のそれぞれの着座部(40)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)の前記対向する一対の前面のうちの一つの前面(121)に当接する実質的に平坦な前面(41)、および前記ハブに取り付けられる頭部(120)の前記対向する側面(122)に当接する対向する一対の側面(42)を有しており、
前記着座部(40)の前記側面(42)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)の側面(122)の形状と一致する形状を有しており、
前記緩和手段(200)が、前記着座部の前記対向する側面(42)と前記ハブに取り付けられる頭部(120)の前記対向する側面(122)との間に配置されている自転車用車輪。 - 長手軸(X−X)に沿って延びるとともに、第1の端部に、ハブに取り付けられる頭部(120)を有している細長い本体(110)を有する自転車用車輪のスポーク(100)において、
緩和手段(200)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に設けられて、走行時に、前記ハブに取り付けられた頭部(120)と前記ハブとの間の相対運動の発生の結果として変形することを特徴とするスポーク(100)。 - 請求項19において、前記緩和手段(200)が、被着処理によって、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に形成されているスポーク(100)。
- 請求項19において、前記緩和手段(200)が、接着手段の介在によって、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に形成されているスポーク(100)。
- 請求項19〜21の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、プラスチック材料層を有するスポーク(100)。
- 請求項22において、前記プラスチック材料が、大きな破断時伸びを有するプラスチック材料であるスポーク(100)。
- 請求項23において、前記破断時伸びが、約100%〜約500%の間であるスポーク(100)。
- 請求項22〜24の何れか一項において、前記プラスチック材料が、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、およびビニールからなる群から選択されるスポーク(100)。
- 請求項19〜21の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、エラスチック材料層を有するスポーク(100)。
- 請求項22〜26の何れか一項において、前記層が、約0.05mm〜約0.3mmの間の厚さを有しているスポーク(100)。
- 請求項22〜27の何れか一項において、前記層が、強化繊維材料を内部に取り入れているスポーク(100)。
- 請求項28において、前記強化繊維材料が、ガラス繊維から作られているスポーク(100)。
- 請求項19〜29の何れか一項において、前記細長い本体(110)が、金属材料から作られているスポーク(100)。
- 請求項19〜30の何れか一項において、前記細長い本体(110)が、リムに取り付けられる第2の端部、および前記ハブに取り付けられる頭部(120)と前記リムに取り付けられる第2の端部との間の中間部(130)を有しており、前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記長手軸(X−X)に沿って緩やかに前記中間部(130)につながっているスポーク(100)。
- 請求項19〜31の何れか一項において、前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記長手軸(X−X)に直交する方向Zに沿って扁平にされ、実質的に平坦な対向する一対の前面(121)および対向する一対の側面(122)を有しており、
前記緩和手段(200)が、前記対向する側面(122)に組み合わされているスポーク(100)。 - 長手軸(A−A)に沿って延びるとともに、複数の着座部(40)が、ハブに取り付けられる各スポーク(100)の頭部(120)をそれぞれ収容すべく設けられている、ほぼ筒状の本体(10)を有する自転車用車輪のハブ本体において、
緩和手段(200)が、前記着座部(40)に設けられ、走行時に、前記ハブ本体(10)と前記ハブに取り付けられる頭部(120)との間の相対運動の発生の結果として変形することを特徴とするハブ本体。 - 請求項33において、前記緩和手段(200)が、被着処理によって、前記着座部(40)に形成されているハブ本体。
- 請求項33において、前記緩和手段(200)が、接着手段の介在によって、前記着座部(40)に形成されているハブ本体。
- 請求項33〜35の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、プラスチック材料層を有するハブ本体。
- 請求項36において、前記プラスチック材料が、大きな破断時伸びを有するプラスチック材料であるハブ本体。
- 請求項37において、前記破断時伸びが、約100%〜約500%の間であるハブ本体。
- 請求項36〜38の何れか一項において、前記プラスチック材料が、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、およびビニールからなる群から選択されるハブ本体。
- 請求項33〜35の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、エラスチック材料層を有するハブ本体。
- 請求項36〜40の何れか一項において、前記層が、約0.05mm〜約0.3mmの間の厚さを有しているハブ本体。
- 請求項36〜41の何れか一項において、前記層が、強化繊維材料を内部に取り入れているハブ本体。
- 請求項42において、前記強化繊維材料が、ガラス繊維から作られているハブ本体。
- 請求項33〜43の何れか一項において、前記本体(10)が、金属材料から作られているハブ本体。
- 請求項33〜44の何れか一項において、
前記着座部(40)が、前記本体(10)の環状の前面(25、35)に形成され、実質的に平坦な前面(41)および対向する一対の側面(42)を有しており、
前記緩和手段(200)が、前記対向する側面(42)に設けられているハブ本体。 - 長手軸(A−A)に沿って延びるとともに、複数の着座部(40)が、ハブに取り付けられる各スポーク(100)の頭部(120)をそれぞれ収容すべく設けられているほぼ筒状のハブ本体(10)、および
前記ハブ本体(100)の内側を前記長手軸(A−A)に沿って延びるとともに、自転車のフレームに組み合わされるシャフト
を有する自転車用車輪のハブにおいて、
前記ハブ本体(10)が、請求項33〜45の何れか一項におけるハブ本体であることを特徴とするハブ。 - 請求項2〜4の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を完全に包む鞘(300)を有している自転車用車輪。
- 請求項47において、前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記スポーク(100)の中間部(130)に対して拡大された形状を有しており、前記鞘(300)が、前記頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)をも完全に包んでいる自転車用車輪。
- 請求項47または48において、前記鞘(300)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿ってほぼ一定の厚さを有しており、前記長手軸(Y−Y)が、前記スポーク(100)の長手軸(X−X)と一致する自転車用車輪。
- 請求項49において、前記鞘(300)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を包むように構成された第1の部分(301)、および前記頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)を包むように構成された第2の部分(302)を有しており、
前記第1の部分(301)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)の外表面と形状が同一である外表面を有しており、前記第2の部分(302)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)の外表面と形状が同一である外表面を有している自転車用車輪。 - 請求項50において、前記ハブに取り付けられる頭部(120)および前記鞘(300)の第1の部分(301)の外表面が、ほぼ円錐台形状である自転車用車輪。
- 請求項50または51において、前記中間部(130)の一部分(131)および前記鞘(300)の第2の部分(302)の外表面が、ほぼ円柱形である自転車用車輪。
- 請求項50〜52の何れか一項において、前記鞘(300)の第2の部分(302)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿って延びる複数のノッチ(310)を有している自転車用車輪。
- 請求項47または48において、前記鞘(300)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿って一定ではない厚さを有しており、前記長手軸(Y−Y)が、前記スポーク(100)の長手軸(X−X)と一致する自転車用車輪。
- 請求項54において、前記鞘(300)が、円錐台形状の外表面を有している自転車用車輪。
- 請求項19〜31の何れか一項において、前記緩和手段(200)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を完全に包む鞘(300)を有しているスポーク(100)。
- 請求項56において、前記ハブに取り付けられる頭部(120)が、前記スポーク(100)の中間部(130)に対して拡大された形状を有しており、前記鞘(300)が、前記頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)をも完全に包んでいるスポーク(100)。
- 請求項56または57において、前記鞘(300)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿ってほぼ一定の厚さを有しており、前記長手軸(Y−Y)が、前記スポーク(100)の長手軸(X−X)と一致するスポーク(100)。
- 請求項58において、前記鞘(300)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)を包むように構成された第1の部分(301)、および前記頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)を包むように構成された第2の部分(302)を有しており、
前記第1の部分(301)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)の外表面と形状が同一である外表面を有しており、前記第2の部分(302)が、前記ハブに取り付けられる頭部(120)に隣接する前記中間部(130)の一部分(131)の外表面と形状が同一である外表面を有しているスポーク(100)。 - 請求項59において、前記ハブに取り付けられる頭部(120)および前記鞘(300)の第1の部分(301)の外表面が、ほぼ円錐台形状であるスポーク(100)。
- 請求項59または60において、前記中間部(130)の一部分(131)および前記鞘(300)の第2の部分(302)の外表面が、ほぼ円柱形であるスポーク(100)。
- 請求項59〜61の何れか一項において、前記鞘(300)の第2の部分(302)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿って延びる複数のノッチ(310)を有しているスポーク(100)。
- 請求項56または57において、前記鞘(300)が、前記鞘(300)の長手軸(Y−Y)に沿って一定ではない厚さを有しており、前記長手軸(Y−Y)が、前記スポーク(100)の長手軸(X−X)と一致するスポーク(100)。
- 請求項63において、前記鞘(300)が、円錐台形状の外表面を有しているスポーク(100)。
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