JP2006203864A - Ofdm信号受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ダイバーシティ受信による受信特性の改善を実現しつつ、従来より回路規模を縮小したOFDM信号受信装置を提供する。
【解決手段】OFDM信号受信装置1に備わる2つの受信系統のうち一方の受信系統には、他方の受信系統に含まれるFFT回路512の半分の回路規模のFFT回路522が含まれており、各受信系統において復調したデータをダイバーシティ処理することで、OFDM信号の有効キャリアの一部について、受信特性の改善を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、OFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号をダイバーシティ処理する技術に関する。
OFDM方式は、マルチキャリアによるデジタル伝送方式の一つであり、日本の地上デジタル放送方式(ISDB−T:Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial transmission)や欧州の地上デジタル放送方式(DVB−T:Digital Video Broadcasting−Terrestrial transmission)等に採用されている。
図5は、OFDM信号の周波数配置を示す。
同図に示す有効キャリアとは、データが乗っているキャリアを指し、例えば、下記の非特許文献1において規定されているISDB−T方式/Mode3では、有効キャリアの帯域幅は5.572(MHz)、キャリア間隔は0.992kHz、キャリア数は5617本と規定されている。
送信側では、有効キャリア帯域の両端にガードバンドと呼ばれるキャリアを付加し、2のべき乗である合計8192本のキャリアを、サンプリング周波数Fs=8.127(MHz)でIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)を行ってOFDM信号を生成し、送信する。
受信側では、送信側から送信されたOFDM信号を受信して、直交復調、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)演算、検波処理、誤り訂正処理等を行って復調する。
OFDM方式は、多数の有効キャリアにデータを分散して伝送するため、マルチパスなどによる周波数選択性の妨害に対して優れた受信特性を示す。
しかし、受信側が移動体であるといった厳しい受信環境では受信特性が悪化するので、複数のアンテナを用いて、それぞれのアンテナで受信したOFDM信号をダイバーシティ処理する、いわゆるダイバーシティ受信を行うことで受信特性を改善することが考えられる。
下記の特許文献1には、OFDM信号をダイバーシティ受信する発明が開示されている。
特許第3389178号公報 標準規格「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」 ARIB STD−B31 標準規格「地上デジタル音声放送の伝送方式」 ARIB STD−B29
ところで、OFDM信号をダイバーシティ受信する従来の受信装置は、各アンテナ毎にそれぞれ独立してOFDM信号を復調する受信系統を有し、受信系統の数が多ければそれだけ回路規模が増大するという課題を有している。
ダイバーシティ受信が必要とされる受信装置は、例えば、携帯電話機、カーナビゲーションシステム等、コンパクト化が求められる製品が想定され、回路規模の縮小が求められている。
そこで、本発明は、ダイバーシティ受信による受信特性の改善を実現しつつ、従来より回路規模を縮小したOFDM信号受信装置及び当該装置に備わる集積回路を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るOFDM信号受信装置は、2X−1(X>1:Xは正数)より大きく2未満の正数であるY本の有効キャリアを含むOFDM(直交周波数分割多重)信号を、複数のアンテナでダイバーシティ受信するOFDM信号受信装置であって、各アンテナが受信したOFDM信号をそれぞれ独立して復調する複数の受信系統と、各受信系統と接続され、各受信系統によりそれぞれ復調された各有効キャリアのデータ列を入力とするダイバーシティ処理部とを備え、少なくとも1つの受信系統は、受信したOFDM信号に含まれる2(X>Z:Zは正数)本の各有効キャリアに乗っているデータ列のみを並列に高速フーリエ変換するFFT回路を含み、他の受信系統のうちの少なくとも1つは、前記FFT回路を含む受信系統において復調される2本の有効キャリアに乗っているデータ列の一部又は全部を重複して復調し、全受信系統によってY本の有効キャリアに乗っているデータ列を復調し、前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調されたY本の各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る集積回路は、2X−1(X>1:Xは正数)より大きく2未満の正数であるY本の有効キャリアを含むOFDM(直交周波数分割多重)信号を、複数のアンテナでダイバーシティ受信するOFDM信号受信装置に備わる集積回路であって、各アンテナが受信したOFDM信号をそれぞれ独立して復調する複数の受信系統と、各受信系統と接続され、各受信系統によりそれぞれ復調された各有効キャリアのデータ列を入力とするダイバーシティ処理回路とを備え、少なくとも1つの受信系統は、受信したOFDM信号に含まれる2(X>Z:Zは正数)本の各有効キャリアに乗っているデータ列のみを並列に高速フーリエ変換するFFT回路を含み、他の受信系統のうちの少なくとも1つは、前記FFT回路を含む受信系統において復調される2本の有効キャリアに乗っているデータ列の一部又は全部を重複して復調し、全受信系統によってY本の有効キャリアに乗っているデータ列を復調し、前記ダイバーシティ処理回路は、各受信系統により復調されたY本の各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行うことを特徴とする。
受信系統に含まれる各回路のうち、FFT演算処理を行うFFT回路が特に大きく、その大きさは、同時に並行してFFT演算処理することが可能な演算処理数(以下、「FFTポイント数」という。)に比例する。
例えば、ISDB−T方式/Mode3のOFDM信号の場合、有効キャリア数が5617本であるため、従来装置では、2のべき乗である8192FFTポイント数のFFT回路が各受信系統に含まれている。
なお、8192FFTポイント数のFFT回路は、4096FFTポイント数のFFT回路の約倍の大きさの回路規模になる。
上述のOFDM信号受信装置又は集積回路の構成によれば、少なくとも1つの受信系統におけるFFT回路は、全有効キャリア数Y本より少ない2本の有効キャリアに乗っているデータ列についてのみ並列にFFTすることが可能であればよいので、Yより大きい2FFTポイント数の演算処理が可能なFFT回路を各受信系統に含んでいた従来装置より、回路規模を縮小することができる。
ここで、前記複数の受信系統は、2つのアンテナにそれぞれ接続された第1の受信系統と第2の受信系統の2つであり、第1の受信系統は、前記FFT回路を含み、第2の受信系統は、Y本の各有効キャリアに乗っているデータ列を並列に高速フーリエ変換する第2のFFT回路を含み、前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調された各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された2本の各有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行うとしてもよい。
この構成により、第1の受信系統に含まれるFFT回路の規模を、従来装置に備わるFFT回路より縮減することができる。
ここで、前記複数の受信系統は、2つのアンテナにそれぞれ接続された第1の受信系統と第2の受信系統の2つであり、第1の受信系統及び第2の受信系統はそれぞれ前記FFT回路を含み、各受信系統はそれぞれが復調する有効キャリアの一部を重複しつつ、前記Y本の有効キャリアのデータ列を復調し、前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調された各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行うとしてもよい。
この構成により、第1の受信系統及び第2の受信系統それぞれに含まれるFFT回路の規模を、各受信系統がそれぞれ復調する有効キャリアの一部を重複しつつ、従来装置に備わるFFT回路より縮減することができる。
ここで、前記FFT回路を含む受信系統は、当該FFT回路の前段に、受信したOFDM信号の、当該受信系統が処理を行う帯域幅に応じた周波数帯域を通過させるフィルタ部と、当該フィルタ部を通過したOFDM信号をダウンサンプリングするダウンサンプリング部とを含むとしてもよいし、また、前記FFT回路を含む受信系統は、当該FFT回路の後段に、受信したOFDM信号の伝送路特性を推定する検波部と、前記フィルタ部の前段に、前記検波部により推定された伝送路特性に応じて、当該受信系統が処理を行う帯域の中心周波数を変換する周波数変換部とを含むとしてもよい。
この構成により、妨害を多く受けた有効キャリアを選択的にダイバーシティ処理を行って補間することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
<構成>
図1は、OFDM信号受信装置1の構成を示す図である。
同図に示すOFDM信号受信装置1は、ISDB−T方式/Mode3に対応した受信装置であり、アンテナ11、12、チューナ21、22、A/D変換部31、32、周波数変換部33、LPF(ローパスフィルター)34、ダウンサンプル部35、直交復調部41、42、S/P(シリアル/パラレル)変換部511、521、FFT回路512、522、P/S(パラレル/シリアル)変換部513、523、検波部61、62、ダイバーシティ処理部71、誤り訂正部81及びデコーダ91を備える。
なお、チューナ21、22、A/D変換部31、32、周波数変換部33、LPF34、ダウンサンプル部35、直交復調部41、42、S/P変換部511、521、FFT回路512、522、P/S変換部513、523、検波部61、62、ダイバーシティ処理部71及び誤り訂正部81は、1つの集積回路(LSI)で実現している。
また、アンテナ11、チューナ21、A/D変換部31、直交復調部41、S/P変換部511、FFT回路512、P/S変換部513及び検波部61から成る受信系統をブランチAと呼び、アンテナ12、チューナ22、A/D変換部32、周波数変換部33、LPF34、ダウンサンプル部35、直交復調部42、S/P変換部521、FFT回路522、P/S変換部523及び検波部62から成る受信系統をブランチBと呼ぶことにする。
まず、ブランチAについて説明する。
アンテナ11により受信されたOFDM信号は、チューナ21に入力され選局される。
選局された信号は、A/D変換部31によりデジタルデータに変換される。
A/D変換部31により変換されたデジタルデータは、直交復調部41に入力され、直交復調される。
直交復調部41により直交復調されたデジタルデータは、S/P変換部511に入力され、FFT回路512のFFTポイント数に応じたパラレルデータに変換される。
FFT回路512は、8192FFTポイント数のFFT演算処理を並列に行うことが可能な回路である。
S/P変換部511は、直交復調されたシリアルなデジタルデータを、8192FFTポイント数分のパラレルデータに変換する。
パラレールデータは、FFT回路512に並列入力され、FFT演算処理がなされる。その結果、時系列別のパラレルデータが周波数別のパラレルデータに変換される。
変換されたパラレルデータは、P/S変換部513により、再びシリアルデータに変換され、検波部61に入力される。
検波部61は、入力されたシリアルデータからSP(Scattered Pilot)と呼ばれる既知情報を検出することで伝送路特性を推定して同期検波を行う。また、1シンボル前のデータをメモリに保存しておき、入力されたデータと1シンボル前のデータにより差動検波も行う。
次にブランチBについて説明する。
アンテナ12により受信されたOFDM信号は、チューナ22に入力され選局される。
選局された信号は、A/D変換部32によりデジタルデータに変換される。
A/D変換部32により変換されたデジタルデータは、周波数変換部33に入力され、中心周波数の変換が行われる。中心周波数は、任意に選択可能であり、伝送路環境によって妨害を多く受けたキャリアを補間するように選択することもできる。
周波数変換部33により中心周波数の変換が行われたデジタルデータは、LPF34に入力され、ブランチBが処理を行う周波数帯域のみを通過させる。
LPF34を通過したデジタルデータは、ダウンサンプル部35に入力され、ダウンサンプリングされる。
ダウンサンプル部35によりダウンサンプリングされたデジタルデータは、直交復調部42に入力され、直交復調される。
直交復調部42により直交復調されたデジタルデータは、S/P変換部521に入力され、FFT回路522のFFTポイント数に応じたパラレルデータに変換される。
FFT回路522は、4096FFTポイント数のFFT演算処理を並行に行うことが可能な回路である。
S/P変換部521は、直交復調されたシリアルなデジタルデータを、4096FFTポイント数分のパラレルデータに変換する。
パラレールデータは、FFT回路522に並列入力され、FFT演算処理がなされる。その結果、時系列別たったパラレルデータが周波数別のパラレルデータに変換される。
変換されたデータは、P/S変換部523により、再びシリアルデータに変換され、検波部62に入力される。
検波部62は、入力されたシリアルデータに基づいて同期検波及び差動検波を行う。
ダイバーシティ処理部71は、検波部61及び検波部62からそれぞれ出力されたデジタルデータのうち、重複して復調された有効キャリアのデータを合成する処理を行う。
合成処理の手法としては、各有効キャリアの電力比に応じた最大比合成が一般的である。
この合成処理により、各有効キャリア別に信号対雑音比が最大になるようにデジタルデータが合成されるため、1ブランチによる受信と比較して、受信性能を大きく改善することができる。
ダイバーシティ処理部71から出力されたデジタルデータは、誤り訂正部81に入力され、誤り訂正処理がなされる。
誤り訂正がなされたデジタルデータは、デコーダ91に入力され、音声信号及び映像信号として出力される。
<ダイバーシティ処理>
ここで、ダイバーシティ処理部71が行うダイバーシティ処理について説明する。
図2は、ブランチA及びブランチBそれぞれが復調処理する帯域fa及び帯域fbと、ダイバーシティ処理が行われる帯域を示した図である。
FFTサンプリング周波数Fsは、512/63(MHz)であり、約8.127MHzである。
ブランチAが復調処理を行う帯域faは、FFTサンプリング周波数Fsに等しく、キャリア本数5617本、5.572MHzの帯域幅の有効キャリアをカバーしている。
一方、ブランチBが復調処理を行う帯域fbの帯域幅は、Fs/2、すなわち約4.063MHzであり、有効キャリアの一部である4096本のみをカバーしている。
よって、ブランチBがカバーする4096本の有効キャリアがキャリア合成されることになり、全有効キャリア5617本のうちの約73%(=4096/5617×100)については、ダイバーシティ受信による受信特性の改善効果が期待できる。
なお、その効果は、全有効キャリアについてダイバーシティ処理する従来装置に比べると劣ることになるが、全くダイバーシティ処理を行わないものよりは改善され、且つ、ブランチBは回路規模がFFT回路512比べて約半分となるFFT回路522が用いられていることから、従来装置より集積回路全体の回路規模を縮小することができるという効果が得られる。
<変形例>
次に変形例を説明する。
図3は、OFDM信号受信装置1Aの構成を示す図である。
OFDM信号受信装置1Aは、ISDB−T方式/Mode3に対応した受信装置であり、アンテナ11、12、チューナ21、22、A/D変換部31、32、周波数変換部33、36、LPF34、37、ダウンサンプル部35、38、直交復調部41、42、S/P変換部511A、521、FFT回路512A、522、P/S変換部513A、523、検波部61、62、ダイバーシティ処理部71A、誤り訂正部81及びデコーダ91を備える。
図3に示すように、チューナ21、22、A/D変換部31、32、周波数変換部33、36、LPF34、37、ダウンサンプル部35、38、直交復調部41、42、S/P変換部511A、521、FFT回路512A、522、P/S変換部513A、523、検波部61、62、ダイバーシティ処理部71A及び誤り訂正部81は、1つの集積回路(LSI)で実現している。
また、アンテナ11、チューナ21、A/D変換部31、周波数変換部36、LPF37、ダウンサンプル部38、直交復調部41、S/P変換部511A、FFT回路512A、P/S変換部513A及び検波部61から成る受信系統をブランチCと呼び、アンテナ12、チューナ22、A/D変換部32、周波数変換部33、LPF34、ダウンサンプル部35、直交復調部42、S/P変換部521、FFT回路522、P/S変換部523及び検波部62から成る受信系統をブランチDと呼ぶことにする。
ブランチCでは、有効キャリアのうち、周波数が低い方から4096本の有効キャリアを復調し、ブランチDでは、周波数の高い方から4096本の有効キャリアを復調するように、復調する帯域がそれぞれ固定されている。
ブランチC、Dは、上述のOFDM信号受信装置1におけるブランチBと構成が同じであり、誤り訂正部81及びデコーダ91についても、OFDM信号受信装置1における同符号のものと同じであるので、説明を省略する。
<ダイバーシティ処理>
ここで、ダイバーシティ処理部71Aが行うダイバーシティ処理について説明する。
図4は、ブランチC及びブランチDそれぞれが復調処理する帯域fc及び帯域fdと、ダイバーシティ処理が行われる帯域を示した図である。
ブランチCが復調処理を行う帯域fcの帯域幅は、Fs/2であり、有効キャリアの周波数の低い方から4096本をカバーしている。
ブランチDが復調処理を行う帯域fdの帯域幅は、同じくFs/2であり、有効キャリアの周波数の高い方から4096本をカバーしている。
よって、ブランチCがカバーする4096本の有効キャリアと、ブランチDがカバーする4096本の有効キャリアとがそれぞれ重複する2575本の有効キャリアが、キャリア合成されることになり、全有効キャリア5617本のうちの約45%(=2575/5617×100)が、ダイバーシティ受信による受信特性の改善効果を期待できる。
上述のOFDM信号受信装置1に比べてOFDM信号受信装置1Aは、受信特性の改善効果が劣ることになるが、ブランチC及びブランチDそれぞれに含まれるFFT回路をいずれも、従来のものより半分の回路規模にすることができるので、OFDM信号受信装置1より回路規模を縮小することができる。
<補足>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでないことは、勿論である。
(1)上述の実施形態のOFDM信号受信装置1、1Aは、ISDB−T方式/Mode3のOFDM信号を受信する受信装置であったが、本発明は、他の方式、例えば、ISDB−T方式/Mode1及びMode2、 DVB−T方式に対応したOFDM信号受信装置にも適用できる。
(2) 上述の実施形態のOFDM信号受信装置1において、ブランチBに含まれるFFT回路522は、4096FFTポイント数のFFT演算処理を並行に行うことが可能な回路であったが、更に小規模な2048FFTポイント数のFFT回路、或いは1024FFTポイント数のFFT回路を用いてもよい。
(3)上述の実施形態のOFDM信号受信装置は、2つの受信系統を備えていたが、2つに限られず、3つ、或いは4つの受信系統を備えたOFDM信号受信装置に本発明を適用することができる。
(4)上述の実施形態で説明したブランチB、C、Dでは、A/D変換後のデータに対してLPF34、37による帯域制限を行ったが、A/D変換前のアナログ信号に対して帯域制限を行ってもよい。また、直交復調後のデータに対してフィルタ処理及びダウンサンプル処理が行われるよう構成することも可能である。
(5)ブランチBが復調処理する帯域については、例えば、ブランチAが復調処理する帯域と中心周波数を同一にするほか、中心周波数をずらすことも可能である。例えば、伝送路特性に応じて、中心周波数を適応的に変更することにより、より高いダイバーシティ効果を得ることができる。
(6)上述の実施形態では、各ブランチがそれぞれFFT回路を含む構成となっていたが、1つのFFT回路522を各ブランチが共有し、各ブランチで受信したOFDM信号を時分割でFFT回路522に入力して、各ブランチの復調処理を行うようにしてもよい。
(7)図1及び図3に示した集積回路は、各機能部別にチップ化されてもよいし、一部の機能部のみを含むようにチップ化されてもよい。また、集積回路は、その集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを用いてもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性として考えられる。
本発明は、OFDM信号をダイバーシティ受信する受信装置に適用することができる。
OFDM信号受信装置1の構成を示す図である。 ブランチA及びブランチBそれぞれが復調処理する帯域fa及び帯域fbと、ダイバーシティ処理が行われる帯域を示した図である。 OFDM信号受信装置1Aの構成を示す図である。 ブランチC及びブランチDそれぞれが復調処理する帯域fc及び帯域fdと、ダイバーシティ処理が行われる帯域を示した図である。 OFDM信号の周波数配置を示す。
符号の説明
1 OFDM信号受信装置
11、12 アンテナ
21、22 チューナ
31、32 A/D変換部
33、36 周波数変換部
34、37 LPF
35、38 ダウンサンプル部
41、42 直交復調部
511、521 S/P変換部
512、522、512A FFT回路
513、523 P/S変換部
61、62 検波部
71 ダイバーシティ処理部
81 誤り訂正部
91 デコーダ

Claims (6)

  1. X−1(X>1:Xは正数)より大きく2未満の正数であるY本の有効キャリアを含むOFDM(直交周波数分割多重)信号を、複数のアンテナでダイバーシティ受信するOFDM信号受信装置であって、
    各アンテナが受信したOFDM信号をそれぞれ独立して復調する複数の受信系統と、
    各受信系統と接続され、各受信系統によりそれぞれ復調された各有効キャリアのデータ列を入力とするダイバーシティ処理部とを備え、
    少なくとも1つの受信系統は、受信したOFDM信号に含まれる2(X>Z:Zは正数)本の各有効キャリアに乗っているデータ列のみを並列に高速フーリエ変換するFFT回路を含み、
    他の受信系統のうちの少なくとも1つは、前記FFT回路を含む受信系統において復調される2本の有効キャリアに乗っているデータ列の一部又は全部を重複して復調し、
    全受信系統によってY本の有効キャリアに乗っているデータ列を復調し、
    前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調されたY本の各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行う
    ことを特徴とするOFDM信号受信装置。
  2. 前記複数の受信系統は、2つのアンテナにそれぞれ接続された第1の受信系統と第2の受信系統の2つであり、
    第1の受信系統は、前記FFT回路を含み、
    第2の受信系統は、Y本の各有効キャリアに乗っているデータ列を並列に高速フーリエ変換する第2のFFT回路を含み、
    前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調された各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された2本の各有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のOFDM信号受信装置。
  3. 前記複数の受信系統は、2つのアンテナにそれぞれ接続された第1の受信系統と第2の受信系統の2つであり、
    第1の受信系統及び第2の受信系統はそれぞれ前記FFT回路を含み、各受信系統はそれぞれが復調する有効キャリアの一部を重複しつつ、前記Y本の有効キャリアのデータ列を復調し、
    前記ダイバーシティ処理部は、各受信系統により復調された各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のOFDM信号受信装置。
  4. 前記FFT回路を含む受信系統は、当該FFT回路の前段に、
    受信したOFDM信号の、当該受信系統が処理を行う帯域幅に応じた周波数帯域を通過させるフィルタ部と、
    当該フィルタ部を通過したOFDM信号をダウンサンプリングするダウンサンプリング部とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載のOFDM信号受信装置。
  5. 前記FFT回路を含む受信系統は、当該FFT回路の後段に、受信したOFDM信号の伝送路特性を推定する検波部と、
    前記フィルタ部の前段に、前記検波部により推定された伝送路特性に応じて、当該受信系統が処理を行う帯域の中心周波数を変換する周波数変換部とを含む
    ことを特徴とする請求項4記載のOFDM信号受信装置。
  6. X−1(X>1:Xは正数)より大きく2未満の正数であるY本の有効キャリアを含むOFDM(直交周波数分割多重)信号を、複数のアンテナでダイバーシティ受信するOFDM信号受信装置に備わる集積回路であって、
    各アンテナが受信したOFDM信号をそれぞれ独立して復調する複数の受信系統と、
    各受信系統と接続され、各受信系統によりそれぞれ復調された各有効キャリアのデータ列を入力とするダイバーシティ処理回路とを備え、
    少なくとも1つの受信系統は、
    受信したOFDM信号に含まれる2(X>Z:Zは正数)本の各有効キャリアに乗っているデータ列のみを並列に高速フーリエ変換するFFT回路を含み、
    他の受信系統のうちの少なくとも1つは、前記FFT回路を含む受信系統において復調される2本の有効キャリアに乗っているデータ列の一部又は全部を重複して復調し、
    全受信系統によってY本の有効キャリアに乗っているデータ列を復調し、
    前記ダイバーシティ処理回路は、各受信系統により復調されたY本の各有効キャリアのデータ列のうち、重複して復調された有効キャリアのデータ列についてダイバーシティ処理を行う
    ことを特徴とする集積回路。
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