JP4856637B2 - 受信装置、集積回路及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)伝送方式によるデジタル放送等に用いられる受信装置、集積回路及び受信方法に関する。
日本及び欧州の地上波デジタル放送方式はOFDM方式を採用している。OFDM方式を採用した日本のISDB−T(Integrated ServicesDigital Broadcasting -Terrestrial)方式及び欧州のDVB−T(Digital Video Broadcasting -Terrestrial)方式は、サブキャリアの中に振幅・位相が既知のパイロット信号を周波数領域で分散して挿入しており、このパイロット信号は分散パイロット信号(以下、SP信号と記載する。)と呼ばれる。また、欧州では、携帯受信用に、DVB−T方式をベースにしたDVB−H(DigitalVideo Broadcast - Handheld)方式も規格化されており、DVB−H方式においてもサブキャリアの中に振幅・位相が既知のパイロット信号が周波数領域で分散して挿入されている。
SP信号の配置について図1を参照しつつ説明する。図1はSP信号の配置を示す図である。SP信号はサブキャリア毎に伝送されるのではなく、周波数軸方向及び時間軸方向に、シンボル番号nのシンボルに対し、セグメント内のサブキャリア番号kがk=3(n mod 4)+12p(modは剰余演算を表し、pは整数)を満たすサブキャリア位置で伝送される。即ち、図1に示すようにSP信号の配置は4シンボルを周期として反復され、SP信号はシンボル毎に3サブキャリアずつシフトして伝送される。
送信側の装置は、SP信号をそのサブキャリア位置で決定される特定のパターンで2値に変調して送信する。受信装置は、SP信号の位相を揃えた後、時間軸方向(シンボル方向)及び周波数軸方向(キャリア方向)にLPF(LowPass Filter)を用いて補間し、全サブキャリアに対する伝送路特性を推定する。そして、受信装置は、OFDM信号に含まれるデータ信号を推定した伝送路特性で複素除算し、伝送路の影響に対応して等化したデータ信号を得る。
しかし、SP信号自身にノイズが重畳しノイズ成分が大きい場合には、伝送路特性の推定にSP信号を用いているために伝送路特性の推定誤差が大きくなるという問題がある。
この問題を解決する手法として、次のような手法がある。
受信したOFDM信号を高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)した後、SP信号を取り出す。そして、取り出したSP信号を逆高速フーリエ変換(IFFT:InverseFast Fourier Transform)して時間領域の信号とし、IFFT後の信号の所定の時間幅に矩形窓を乗じ、これによって、SP信号からノイズ成分を除去する(例えば、特許文献1参照。)。その後、ノイズ除去後の信号をFFTし、補間処理などを行って全サブキャリアに対する伝送路特性を推定する。
また、目的は異なるが、同様の処理をしている先行例として、次のようなものがある。
位相を揃えた後のSP信号をシンボル方向にLPFを用いて補間し、同じシンボルの補間後のデータ群をIFFTする。IFFT後のデータ群の一部のデータをゼロにし、一部がゼロとされた後のデータをFFTして全サブキャリア位置の伝送路特性を示すデータを求める(例えば、特許文献2、3参照。)。これは、シンボル方向に補間する際に用いるLPFの特性により、通過帯域のリップル(脈動)や遮断帯域の減衰特性の影響を受け、フィルタリング処理を施した伝送路特性を示すデータに誤差が生じることがあるため、その影響を軽減することを目的としたものであり、伝送路特性を推定する元となるSP信号からノイズを除去するものではない。
特許第3044899号公報 特開2002−64413号公報 特開2003−101503号公報
ところで、FFTやIFFTの一般の実現回路(FFT回路やIFFT回路)の入出力データのデータ数は2のべき乗である。
これに対して、ISDB−T方式及びDVB−T方式では、OFDMで使用されるサブキャリアの本数は2のべき乗になっていない。例えば、ISDB−T方式のモード3では使用するサブキャリアの本数は5617本であり、DVB−T方式の8Kモードでは使用するサブキャリアの本数は6817本である。
そして、SP信号は、ISDB−T方式及びDVB−T方式共に、12サブキャリアに1回挿入されていることから、シンボル毎にSP信号を抽出した場合には、SP信号の数は、例えば、ISDB−T方式のモード3では468個であり、DVB−T方式の8Kモードでは568個であり、2のべき乗ではない。
また、SP信号をシンボル方向に補間した場合、3サブキャリアに1つSP信号があることになり、補間後の信号の数は、例えば、ISDB−T方式のモード3では1873個であり、DVB−T方式の8Kモードでは2273個であり、2のべき乗ではない。
SP信号の数やシンボル方向に補間後の信号の数が2のべき乗でないために、SP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群やいずれかのシンボルでSP信号が挿入されるサブキャリア位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群をIFFTする場合には、通常は帯域の外側にゼロを挿入してデータ数を2のべき乗にしてからIFFT処理が行われる。
上記の従来技術のようにIFFT後のデータ群からノイズを除去する処理を施した後、FFTして周波数領域に変換すると、帯域中央付近ではノイズ除去された成分が得られるが、帯域端部ではノイズ除去の際に信号の高周波成分も除去されてしまうことによる歪が生じ、逆に特性が劣化することがある。
そこで、本発明は、分散パイロット信号からノイズを除去しながら信号の帯域端部での歪を抑えることによって伝送路特性の推定精度を向上させることが可能な受信装置、集積回路及び受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の受信装置は、OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信装置において、前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張部と、前記キャリア拡張部により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去部と、前記ノイズ除去部による処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化部と、を備える。
本発明の集積回路は、OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する集積回路において、前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張回路と、前記キャリア拡張回路により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換回路と、前記逆フーリエ変換回路による変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去回路と、前記ノイズ除去回路による処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換回路と、前記フーリエ変換回路による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化回路と、を備える。
本発明の受信方法は、OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信方法において、前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張手順と、前記キャリア拡張手順により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換手順と、前記逆フーリエ変換手順における変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去手順と、前記ノイズ除去手順における処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換手順と、前記フーリエ変換手順による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化手順と、を有する。
上記受信装置、集積回路及び受信方法によれば、逆高速フーリエ変換の対象のデータ群のデータ数が2のべき乗になるようにデータを付加する際に、従来のように値がゼロのデータを付加するのではなく、データを付加する対象のデータ群の帯域の下端のデータの値を基に帯域の下端の外側にデータを付加し、帯域の上端のデータの値を基に帯域の上端の外側にデータを付加する。このため、値がゼロのデータを付加する場合に比較して、逆高速フーリエ変換後のデータ群の分散パイロット信号の電力スペクトルの周波数上での拡がりが小さくなり、逆高速フーリエ変換後のデータ群からノイズを除去する際にノイズ以外のデータ群の高周波成分の除去される割合が小さくなる。これにより、ノイズ除去をしたデータ群を高速フーリエ変換した後のデータ群では帯域端部での歪が抑えられ、伝送路特性の推定精度を向上させることができる。
上記の受信装置において、前記逆フーリエ変換部は、前記キャリア拡張部によるデータ付加後の帯域の下端からの2N1(N1は正の整数)個のデータを含むデータ群を逆高速フーリエ変換する第1逆フーリエ変換部と、前記第1逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換の対象となるデータ群と一部重複し、前記データ付加後の帯域の上端からの2N2(N2は正の整数)個のデータを含むデータ群を逆高速フーリエ変換する第2逆フーリエ変換部と、を有し、前記ノイズ除去部は、前記第1逆フーリエ変換部による変換後のデータ群及び前記第2逆フーリエ変換部による変換後の第2データ群に対して処理を行い、前記フーリエ変換部は、前記第1逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換で得られ、前記ノイズ除去部による処理が施されたデータ群を高速フーリエ変換する第1フーリエ変換部と、前記第2逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換で得られ、前記ノイズ除去部による処理が施されたデータ群を高速フーリエ変換する第2フーリエ変換部と、を有し、前記受信装置は、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群とを合成する合成部を更に備え、前記等化部は、前記合成部による合成後のデータ群に含まれるデータを基に前記データ信号の等化を行うようにしてもよい。
付加するデータの数が多い場合には、逆高速フーリエ変換、ノイズ除去及び高速フーリエ変換後のデータ群が付加したデータに大きく影響されてしまうことがある。
これによれば、データ群を一部重複するように2つに分割して処理を行うことに、逆高速フーリエ変換の対象のデータ群の数を2のべき乗にする際に付加するデータの数を少なくすることができるという利点がある。
上記の受信装置において、前記合成部は、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群とが重複する帯域の所定の周波数以下の帯域では前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータを選択し、前記所定の周波数を超える帯域では前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータを選択することによって、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部によるデータ群とを切り替え合成するようにしてもよい。
逆高速フーリエ変換後の信号からノイズを除去する際にノイズ以外のデータ群の高周波成分も同時に除去されてしまうことがある。ノイズ以外のデータ群の高周波成分が除去された影響は、高速フーリエ変換後のデータ群の帯域端部に大きく現れる。
これによれば、高速フーリエ変換後のデータ群の帯域の歪が生じている可能性のある両端部を除く帯域のデータを周波数領域で切り替え合成してデータ信号等の等化に用いるために等化精度を向上させることができる。
上記の受信装置において、前記キャリア拡張部は、前記帯域の下端の外側のデータの付加を当該下端のデータの値と同じ値のデータを付加することによって行い、前記帯域の上端の外側のデータの付加を当該上端のデータの値と同じ値のデータを付加することによって行うようにしてもよい。
これによれば、帯域の下端近傍或いは上端近傍へのデータの付加を簡単な装置或いは回路で実現することができ、コスト面で利点がある。
上記の受信装置において、前記ノイズ除去部は、前記所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値をゼロにするようにしてもよい。
これによれば、逆高速フーリエ変換後のデータ群からのノイズ除去を簡単な装置或いは回路で実現することができ、コスト面で利点がある。
上記の受信装置において、前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部を更に備え、前記キャリア拡張部は、前記除算部による除算結果からなるデータ群に対してデータを付加するようにしてもよい。
逆高速フーリエ変換や高速フーリエ変換の対象となるデータ群のデータ数の増大は処理負荷の増大や回路規模の増大につながる。
これによれば、分散パイロット信号位置の伝送路特性を示すデータ群を利用してノイズ除去を行うことから、1シンボル当りの分散パイロット信号の数が多い場合には処理負荷や回路規模の面から効果的である。
上記の受信装置において、前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、前記除算部による除算結果をシンボル方向に補間処理することによって、分散パイロット信号が挿入されるサブキャリアの信号位置の伝送路特性を示すデータを算出するシンボル補間部と、を更に備え、前記キャリア拡張部は、前記シンボル補間部による補間結果からなるデータ群に対してデータを付加するようにしてもよい。
上記の受信装置において、前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、前記除算部による除算結果をシンボル方向及びキャリア方向に補間処理することによって、全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出する補間部と、を更に備え、前記キャリア拡張部は、前記補間部による算出結果からなるデータ群に対してデータを付加するようにしてもよい。
逆高速フーリエ変換後のデータ群の数が少ない場合にはノイズ成分を十分に除去することができないことがある。
これによれば、シンボル方向の補間処理を行ってデータ数を増やしてから、或いは、シンボル方向の補間処理及びキャリア方向の補間処理を行ってさらにデータ数を増やしてからノイズを除去するための処理を行うようにしているため、1シンボルに分散パイロット信号がノイズ除去するために必要な数含まれていない場合であっても、1シンボルに含まれる分散パイロット信号の数の不足によるノイズ除去ができないような状況を防ぐことができる。
本発明の受信装置は、OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入された分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信装置において、前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、同じシンボルの前記除算部による除算結果の一部の2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部による変換後のデータ群のうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を小さくするノイズ除去部と、前記ノイズ除去部によるノイズ除去後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換部と、前記除算部による除算結果の前記一部を除くデータと前記フーリエ変換部によるフーリエ変換後のデータからなるデータ群をシンボル方向及びキャリア方向に補間処理することによって、全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出する補間部と、前記補間部により補間処理が行われた後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化部と、を備える。
上記受信装置によれば、逆高速フーリエ変換の対象のデータ群のデータ数が2のべき乗になるようにデータを付加することを行わないようにしているため、値がゼロのデータを付加することによる帯域の下端近傍及び上端近傍での歪を抑えることができる。
≪第1の実施の形態≫
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<受信装置>
本実施の形態の受信装置の構成について図2を参照しつつ説明する。図2はDVB−T方式の受信装置の全体の構成を示すブロック図である。なお、DVB−H方式においても受信装置の構成は同じである。
受信装置100は、アンテナ100とチューナ部101とA/D変換部102と直交検波回路103とFFT回路104と等化回路105と周波数デインタリーブ回路106とビットデインタリーブ回路107と誤り訂正回路108とを備える。ただし、図2では同期回路は本発明の本質とは関係しないため省略している。
アンテナ100はOFDM信号を受信してチューナ部101へ出力する。チューナ部101はアンテナ100から入力されるOFDM信号を選局し、選局したOFDM信号を所定の帯域にダウンコンバートし、A/D変換器102へ出力する。A/D変換器102は入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して直交検波回路103へ出力する。直交検波回路103はA/D変換器102から入力される信号の直交検波を行い、直交検波後の信号をFFT回路104へ出力する。
FFT回路104は、直交検波後の信号をFFTして周波数領域の信号に変換し、等化回路105へ出力する。等化回路105はFFT回路104によるFFT後の信号を等化処理し、周波数デインタリーブ回路106へ出力する。周波数デインタリーブ回路106は、等化回路105により等化処理された信号を周波数デインタリーブ処理し、ビットデインタリーブ回路107は、周波数デインタリーブ後の信号をビットデインタリーブ処理する。誤り訂正回路108は、ビットデインタリーブ後の信号の誤り訂正処理を行う。
ただし、等化回路105の詳細については後述するが、それ以外の各回路の処理は通常行われているものと同様であることから、その詳細は省略する。
なお、ISDB−T方式の場合は、さらに時間デインタリーブ処理を行う時間デインタリーブ回路が加わる。
<等化回路>
(回路構成)
図2の等化回路の構成について図3を参照しつつ説明する。図3は等化回路の構成を示すブロック図であり、SP信号に重畳したノイズを除去する構成を有する。
等価回路105は、遅延回路200とSP抽出回路201とSP発生回路202と複素除算回路203とノイズ除去回路204とメモリ205とシンボル補間回路206とキャリア補間回路207と複素除算回路208とを備える。
遅延回路200は、後段の複素除算回路208でデータ信号等の複素除算に用いられる伝送路特性を示すデータが当該データ信号等の信号位置の伝送路特性を示すデータになるように、FFT回路104からの入力を遅延させて複素除算回路208へ出力する。
SP抽出回路201は、FFT回路104によるFFT後の信号からSP信号を抽出し、複素除算回路203へ出力する。
SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ振幅及び位相の信号を論理回路などで生成し、生成した信号を複素除算回路203へ出力する。
複素除算回路203は、SP抽出回路201から入力されるSP信号を、当該SP信号のサブキャリア位置のSP発生回路203から入力される信号で複素除算し、送信側でBPSK変調されたSP信号の位相を揃える。この処理により、各SP信号位置での伝送路特性を示すデータが求まる。
ノイズ除去回路204は、同じシンボルの複素除算回路203から入力されるSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群に対して図5から図7を参照しつつ後述するノイズ除去処理を行って、SP信号位置の伝送路特性を示すデータからノイズを除去し、ノイズ除去後のSP信号位置の伝送路特性を示すデータをメモリ205へ出力する。
メモリ205は、SP信号位置でのノイズ除去後の伝送路特性を示すデータを記憶する。
シンボル補間回路206は、メモリ205に所定の数の伝送路特性を示すデータが揃えば、同じサブキャリアのSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群を時間軸方向(シンボル方向)にLPFを用いて補間処理を行って(シンボル方向の補間)、SP信号が挿入されているサブキャリアの各信号位置の伝送路特性を示すデータを推定し、推定結果をキャリア補間回路207へ出力する。
キャリア補間回路207は、同じシンボルのシンボル補間回路206から入力される推定結果からなるデータ群を周波数軸方向(キャリア方向)にLPFを用いて補間処理を行って(キャリア方向の補間)、全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを推定し、推定結果を複素除算回路208へ出力する。
複素除算回路208は、遅延回路200から入力されるFFT回路104によるFFT後のデータ信号等を、当該データ信号等の信号位置のキャリア補間回路207から入力される伝送路特性を示すデータで複素除算し、複素除算結果をデータ信号等を等化した信号として後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力する。
(回路動作)
図3を参照しつつ回路構成を説明した等化回路105の回路動作について説明する。
FFT回路104によるFFT後の信号が遅延回路200及びSP抽出回路201に入力される。
SP抽出回路201はFFT後の信号からSP信号を抽出し、SP抽出回路201によって抽出されたSP信号が複素除算回路203に入力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ出力する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から入力された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果がノイズ除去回路204に入力される。
ノイズ除去回路204は複素除算回路203から入力されるSP信号位置を示すデータからノイズを除去し、ノイズ除去後のSP信号位置の伝送路特性を示すデータがメモリ205に格納される。
メモリ205に所定数の伝送路特性を示すデータが揃うと、シンボル補間回路206はSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群をシンボル方向に補間処理を行う。続いて、キャリア補間回路207はシンボル補間回路206から入力されたデータ群をキャリア方向に補間処理を行うことによって全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果を複素除算回路208へ出力する。
FFT回路104から出力されたデータ信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路208に入力される。
複素除算回路208はデータ信号等をキャリア補間回路207から入力されたそのデータ信号等の信号位置の伝送路特性を示すデータで複素除算し、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力する。
<ノイズ除去回路>
(回路構成)
図3のノイズ除去回路の構成について図4を参照しつつ説明する。図4はノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
ノイズ除去回路204は、SP信号分離回路301と遅延回路302とIFFT回路303とノイズ除去フィルタ304とFFT回路305とSP信号合成回路306とを備える。
SP信号分離回路301は、シンボル毎に、複素除算回路203から入力されるSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群を帯域中央部の2N(Nは正の整数)個のデータとそれ以外のデータとに分離する。そして、SP信号分離回路301は、帯域中央部の2N個のデータをIFFT回路303へ出力し、それ以外のデータを遅延回路302へ出力する。ここで、1シンボル当たりSP抽出回路201が抽出するSP信号の数をMとした場合、2NがM以下で、2(N+1)がMを超える関係にある。
例えば、DVB−T方式/DVB−H方式の8Kモードの場合、1シンボルに含まれるSP信号の数が568個である。SP信号分離回路301は帯域中央部の512個のデータをIFFT回路303へ出力し、帯域下部の28個及び帯域上部の28個のデータを遅延回路302へ出力する。
遅延回路302は、後段のSP信号合成回路306にFFT回路305及び遅延回路302から入力される伝送路特性を示すデータが同じシンボル位置になるように、SP信号分離回路301からの入力を遅延させてSP信号合成回路306へ出力する。
IFFT回路303は、SP信号分離回路301から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ304へ出力する。
ノイズ除去フィルタ304は、IFFT後のデータ群のサンプル点毎に、サンプル点の電力値が所定の手順で定められる値以下であれば当該サンプル点の値をゼロにするノイズの除去処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路305へ出力する。
FFT回路305は、ノイズ除去フィルタ304から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をSP信号合成回路306へ出力する。
SP信号合成回路306は、遅延回路302から入力される帯域の下端部及び帯域の上端部のSP信号位置の伝送路特性を示すデータと、FFT回路305から入力される帯域中央部のノイズ除去後のデータとを、各データが元の周波数位置になるように周波数領域で合成し、合成後のデータ群を後段のメモリ205へ出力する。
(回路動作)
図4を参照しつつ回路構成を説明したノイズ除去回路の回路動作について説明する。
複素除算回路203から出力されたSP信号位置の伝送路特性を示すデータがSP信号分離回路301に入力される。そして、SP信号分離回路301によって帯域中央部の2個のデータがIFFT回路303に対して出力され、帯域中央部以外のデータが遅延回路302に対して出力される。
SP信号分離回路301から出力された帯域中央部の2個のデータからなるデータ群は、IFFT回路303によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ304によるノイズ除去処理、FFT回路305によるFFT処理が施され、SP信号合成回路306に入力される。
SP信号分離回路301から出力された帯域中央部以外のデータは、遅延回路302により遅延させられてSP信号合成回路306に入力される。
SP信号合成回路306はFFT回路305から入力されたデータと遅延回路302から入力されたデータとを周波数領域で合成し、合成後のデータ群をメモリ205に格納する。
<ノイズ除去フィルタ>
ノイズ除去フィルタ304の処理について図5を参照しつつ説明する。図5はノイズ除去フィルタの処理を説明するための図であり、IFFT回路303によるIFFT後の信号の一部を表している。
ノイズ除去フィルタ304は、主波の電力を基準とし、サンプル点の電力値が主波の電力値から所定の閾値を減算した値以下である場合に、当該サンプル点の値をゼロにする。
受信性能を向上させるためには、その受信限界でのノイズ除去処理等により、所要C/N(Carrier to Noise)を低減させる必要があり、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(QuadratureAmplitude Modulation)及び64QAMの夫々に応じて、ノイズ除去する閾値を変更する。コードレート(畳み込みの符号化率)が1/2のときの各閾値の一例を図6に示す。図6に一例を示す各閾値は、後述の各ノイズ除去処理においても利用することが可能である。
64QAMの場合、マッピング点の最小ユークリッド距離が小さいため、ノイズ除去処理の閾値を小さくすると、ノイズは除去することができるが、逆に歪みが大きくなることにより特性が劣化する。これに対し、QPSKの場合は、マッピング点の最小ユークリッド距離が大きいため、ノイズ除去処理の閾値を大きく設定し、歪が大きくなったとしてもノイズを除去することによる効果の方が大きい。
但し、閾値を設定する際には、後述の実施の形態において、帯域の下端の外側及び帯域の上端の外側にデータを付加する場合には、付加するデータ数も考慮して閾値を設定することが望ましい。
図7にノイズが除去された例を示す。図7はDVB−T方式の8Kモードで、SP信号分離回路301が帯域中央部の512個のデータをIFFT回路303へ出力し、帯域下部の28個及び帯域上部の28個のデータを遅延回路302へ出力する場合である。図7(a)はノイズがない場合の伝送路特性、図7(b)はノイズが重畳されている場合の伝送路特性、図7(c)はノイズ除去処理を施した場合の伝送路特性を示す。
≪第2の実施の形態≫
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図4のノイズ除去回路はSP信号位置の伝送路特性を示す一部のデータからはノイズが除去されるが、その他のデータからはノイズが除去されていない。そこで、本実施の形態のノイズ除去回路はSP信号分離回路により分離される夫々のデータ群に対してノイズ除去処理を行うことによって、SP信号位置の伝送路特性を示すデータの全てからノイズを除去しようとするものである。
<ノイズ除去回路>
(回路構成)
本実施の形態のノイズ除去回路の構成について図8を参照しつつ説明する。図8はノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
ノイズ除去回路204aは、SP信号分離回路321とIFFT回路322とノイズ除去フィルタ323とFFT回路324とIFFT回路325とノイズ除去フィルタ326とFFT回路327とSP信号合成回路328とを備える。
SP信号分離回路321は、シンボル毎に、複素除算回路203から入力されるSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群のうち帯域の下端からの2N(Nは正の整数)個のデータをIFFT回路322へ出力し、帯域の上端からの2N個のデータをIFFT回路325へ出力する。ここで、1シンボル当たりSP抽出回路201が抽出するSP信号の数をMとした場合、2NがM未満で、2(N+1)がM/2を超える関係にある。
IFFT回路322は、SP信号分離回路321から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ323へ出力する。
ノイズ除去フィルタ323は、IFFT回路322から入力されるデータ群に対してノイズ除去フィルタ304と同じ処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路324へ出力する。
FFT回路324は、ノイズ除去フィルタ323から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をSP信号合成回路328へ出力する。
IFFT回路325は、SP信号分離回路321から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ326へ出力する。
ノイズ除去フィルタ326は、IFFT回路326から入力されるデータ群に対してノイズ除去フィルタ304と同じ処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路327へ出力する。
FFT回路327は、ノイズ除去フィルタ326から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をSP信号合成回路328へ出力する。
SP信号合成回路328は、帯域の下端から帯域の例えば中央まではFFT回路324から入力されるノイズ除去後のデータ群に含まれるデータを選択し、帯域の上端から帯域の中央まではFFT回路327から入力されるノイズ除去後のデータ群に含まれるデータを選択し、周波数領域で切り替え合成する。SP信号合成回路328は合成後のデータ群を後段のメモリ205へ出力する。
(回路動作)
図8を参照しつつ回路構成を説明したノイズ除去回路の回路動作について説明する。
複素除算回路203から出力されたSP信号位置の伝送路特性を示すデータがSP信号分離回路321に入力される。そして、SP信号分離回路321によって、その帯域の下端からの2個のデータがIFFT回路322に対して出力され、その帯域の上端からの2個のデータがIFFT回路325に対して出力される。
SP信号分離回路321から出力された帯域の下端からの2個のデータからなるデータ群は、IFFT回路322によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ323によるノイズ除去処理、FFT回路324によるFFT処理が施され、SP信号合成回路328に入力される。
SP信号分離回路321から出力された帯域の上端からの2個のデータからなるデータ群は、IFFT回路325によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ326によるノイズ除去処理、FFT回路327によるFFT処理が施され、SP信号合成回路328に入力される。
SP信号合成回路328はFFT回路324から入力されたデータとFFT回路327から入力されたデータとを周波数領域で切り替え合成し、合成後のデータ群をメモリ205に格納する。
(ノイズ除去回路の具体例)
図8のノイズ除去回路204aにより行われる処理の具体例について図9を参照しつつ説明する。図9は、DVB−T方式の8Kモードの場合のノイズ除去回路204aにより行われる処理の具体例を説明するための図である。
図9(b)は568個のSP信号位置の伝送路特性を示すデータである。
SP信号分離回路321は、図9(a)に示すように帯域の下端からの512(=2)個のデータをIFFT回路322へ出力し、図9(c)に示すように帯域の上端からの512個のデータをIFFT回路325へ出力する。
帯域の下端からの512個のデータからなるデータ群は、IFFT回路322、ノイズ除去フィルタ323及びFFT回路324の夫々により処理が施され、SP信号合成回路328に入力される。
帯域の上端からの512個のデータからなるデータ群は、IFFT回路325、ノイズ除去フィルタ326及びFFT回路327の夫々により処理が施され、SP信号合成回路328に入力される。
SP信号合成回路328は、図9(a)、(d)に示すように、帯域の下端から帯域の中央までの284個のデータはFFT回路324から入力されるデータを選択し、図9(c)、(d)に示すように、帯域の上端から帯域の中央までの284個のデータはFFT回路327から入力されるデータを選択する。そして、SP信号合成回路328は、選択したデータを周波数領域で切り替え合成し、合成後のデータ群を後段のメモリ205に格納する。
図10に上記具体例の場合におけるノイズが除去された例を示す。図10(a)はノイズがない場合の伝送路特性、図10(b)はノイズが重畳されている場合の伝送路特性、図10(c)はノイズ除去処理を施した場合の伝送路特性を示す。帯域の端部には若干の歪が生じるが、帯域中央部分ではほとんど歪が生じないことが分かる。
≪第3の実施の形態≫
以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図4のノイズ除去回路はSP信号位置の伝送路特性を示す一部のデータからはノイズが除去されるが、その他のデータからはノイズが除去されていない。そこで、本実施の形態のノイズ除去回路は帯域の下端及び上端の夫々の外側にデータを付加することによってデータ数を2のべき乗にし、SP信号位置の伝送路特性を示すデータの全てからノイズを除去しようとするものである。
<ノイズ除去回路>
(回路構成)
本実施の形態のノイズ除去回路の構成について図11を参照しつつ説明する。図11はノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
ノイズ除去回路204bは、キャリア拡張回路341とIFFT回路342とノイズ除去フィルタ343とFFT回路344とキャリア除去回路345とを備える。
キャリア拡張回路341は、図12に示すように、同じシンボルの複素除算回路203から入力される伝送路特性を示すデータからなるデータ群に対して、その帯域の下端の外側に下端のデータの値を複写して当該下端のデータの値と同じ値のL個のデータを付加し、その帯域の上端の外側に上端のデータの値を複写して当該上端のデータの値と同じ値のL個のデータを付加して、データ数を2(Kは正の整数)個に拡張する。そして、キャリア拡張回路341は、拡張後の2個のデータからなるデータ群をIFFT回路342へ出力する。
ここで、1シンボル当たりSP抽出回路201が抽出するSP信号の数をMとした場合、2K−1がM以下で、2はMを超える関係にある。
例えば、ISDB−T方式のモード3の場合、1シンボルに含まれるSP信号の数が468本であることから、帯域の下端の外側及び上端の外側の夫々に22個のデータを付加して、データ数を512個に拡張する。
IFFT回路342は、キャリア拡張回路341から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ343へ出力する。
ノイズ除去フィルタ343は、IFFT回路342から入力されるデータ群に対してノイズ除去フィルタ304と同じ処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路344へ出力する。
FFT回路344は、ノイズ除去フィルタ343から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をキャリア除去回路345へ出力する。
キャリア除去回路345は、FFT回路344から入力されるFFT後のデータ群から、その帯域の下端からのL個のデータ及びその上端からのL個のデータを除去し、除去後のデータ群を後段のメモリ205へ出力する。
(回路動作)
図11を参照しつつ回路構成を説明したノイズ除去回路の回路動作について説明する。
複素除算回路203から出力されたSP信号位置の伝送路特性を示すデータは、キャリア拡張回路341に入力され、キャリア拡張回路341によってその帯域の下端の外側及び帯域の上端の外側の夫々にL個のデータが付加される。そして、2個のデータからなるデータ群がキャリア拡張回路341によってIFFT回路303に対して出力される。
キャリア拡張回路341から出力されたデータ群は、IFFT回路342によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ343によるノイズ除去処理、FFT回路344によるFFT処理が施され、キャリア除去回路345に入力される。
キャリア除去回路345は、FFT回路344から入力されたデータ群から、その帯域の下端及び上端の夫々からL個のデータを除去し、除去後のデータ群を後段のメモリ205に格納する。
≪第4の実施の形態≫
以下、本発明の第4の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図4のノイズ除去回路はSP信号位置の伝送路特性を示す一部のデータからはノイズが除去されるが、その他のデータからはノイズが除去されていない。
このために、図8のノイズ除去回路では、2つのノイズ除去経路を設けることによって全てのデータからノイズ除去を行えるようにしている。
しかしながら、IFFTやFFTを行う対象においては必ずしも整数個のデータが入っていないために、ノイズ除去の際にノイズでない高周波成分も除去されてしまい、FFT処理後の信号の端部に歪が生じてしまう。
そこで本実施の形態のノイズ除去回路はFFT処理後の信号の端部に歪が生じてもその歪の生じた端部をデータの等化に使用しないようにするものである。
<ノイズ除去回路>
(回路構成)
本実施の形態のノイズ除去回路の構成について図13を参照しつつ説明する。図13はノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
ノイズ除去回路204cは、SP信号分離回路361とキャリア拡張回路362とIFFT回路363とノイズ除去フィルタ364とFFT回路365とキャリア除去回路366とキャリア拡張回路367とIFFT回路368とノイズ除去フィルタ369とFFT回路370とキャリア除去回路371とSP信号合成回路372とを備える。
SP信号分離回路361は、シンボル毎に、複素除算回路203から入力されるSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群のうち帯域の下端からのP(Pは正の整数)個のデータをキャリア拡張回路362へ出力し、帯域の上端からのP個のデータをキャリア拡張回路367へ出力する。ただし、2Pの値は複素除算回路203から入力されるデータの数より大きい。つまり、キャリア拡張回路362へ出力されるデータとキャリア拡張回路367へ出力されるデータの一部は重複している。
キャリア拡張回路362は、SP信号分離回路361から入力されるP個のデータからなるデータ群に対して、その帯域の下端の外側に下端のデータの値を複写して当該下端のデータの値と同じ値のQ(Qは正の整数)個のデータを付加し、データ数を2(Rは正の整数)に拡張し、拡張後のデータ群をIFFT回路363へ出力する。
IFFT回路363は、キャリア拡張回路362から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ364へ出力する。
ノイズ除去フィルタ364は、IFFT回路363から入力されるデータ群に対してノイズ除去フィルタ304と同じ処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路365へ出力する。
FFT回路365は、ノイズ除去フィルタ364から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をキャリア除去回路366へ出力する。
キャリア除去回路366は、FFT回路366から入力されるFFT後のデータ群から、その帯域の下端からのQ個のデータを除去し、除去後のデータ群をSP信号合成回路372へ出力する。
キャリア拡張回路367は、SP信号分離回路361から入力されるP個のデータからなるデータ群に対して、その帯域の上端の外側に上端のデータの値を複写して当該上端のデータの値と同じ値のQ個のデータを付加し、データ数を2に拡張し、拡張後のデータ群をIFFT回路368へ出力する。
IFFT回路368は、キャリア拡張回路367から入力される2個のデータからなるデータ群をIFFTし、IFFT後のデータ群をノイズ除去フィルタ369へ出力する。
ノイズ除去フィルタ369は、IFFT回路368から入力されるデータ群に対してノイズ除去フィルタ304と同じ処理を行い、ノイズ除去後のデータ群をFFT回路370へ出力する。
FFT回路370は、ノイズ除去フィルタ369から入力されるノイズ除去後のデータ群をFFTして周波数領域の信号に戻し、FFT後のデータ群をキャリア除去回路371へ出力する。
キャリア除去回路371は、FFT回路370から入力されるFFT後のデータ群から、その帯域の上端からのQ個のデータを除去し、除去後のデータ群をSP信号合成回路372へ出力する。
SP信号合成回路372は、帯域の下端から帯域の例えば中央まではキャリア除去回路366から入力されるデータを選択し、帯域の上端から帯域の中央まではキャリア除去回路371から入力されるデータを選択し、周波数領域で切り替え合成する。SP信号合成回路372は合成後の信号を後段のメモリ205へ出力する。
(回路動作)
図13を参照しつつ回路構成を説明したノイズ除去回路の回路動作について説明する。
複素除算回路203から出力されたSP信号位置の伝送路特性を示すデータがSP信号分離回路361に入力される。そして、SP信号分離回路361によって、その帯域の下端からのP個のデータがキャリア拡張回路362に対して出力され、その帯域の上端からのP個のデータがキャリア拡張回路367に対して出力される。
SP信号分離回路361から出力された帯域の下端側のデータ群は、キャリア拡張回路362によりその帯域の下端の外側にQ個のデータが付加され、2のデータからなるデータ群がキャリア拡張回路341によってIFFT回路363に対して出力される。
キャリア拡張回路362から出力されたデータ群は、IFFT回路363によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ364によるノイズ除去処理、FFT回路365によるFFT処理が施され、キャリア除去回路366に入力される。
キャリア除去回路366は、FFT回路365から入力されたデータ群から、その帯域の下端からのQ個のデータを除去し、除去後のデータ群をSP信号合成回路372に入力する。
SP信号分離回路361から出力された帯域の上端側のデータ群は、キャリア拡張回路367によりその帯域の下端の外側にQ個のデータが付加され、2のデータからなるデータ群がキャリア拡張回路347によってIFFT回路368に対して出力される。
キャリア拡張回路362から出力されたデータ群は、IFFT回路368によるIFFT処理、ノイズ除去フィルタ369によるノイズ除去処理、FFT回路370によるFFT処理が施され、キャリア除去回路371に入力される。
キャリア除去回路371は、FFT回路365から入力されたデータ群から、その帯域の上端からのQ個のデータを除去し、除去後のデータ群をSP信号合成回路372に入力する。
SP信号合成回路372はキャリア除去回路366から入力されたデータとキャリア除去回路371から入力されたデータとを周波数領域で合成し、後段のメモリ205に格納する。
(ノイズ除去回路の具体例)
図13のノイズ除去回路204cにより行われる処理の具体例について図14及び図15を参照しつつ説明する。図14及び図15は、DVB−T方式の8Kモードの場合のノード除去回路204cにより行われる処理の具体例を説明するための図である。
図14(b)は568個のSP信号位置の伝送路特性を示すデータである。
SP信号分離回路361は、図14(a)に示すように帯域の下端からの412個のデータをキャリア拡張回路362へ出力し、図14(c)に示すように帯域の上端からの512個のデータをキャリア拡張回路367へ出力する。
キャリア拡張回路362は、図14(a)及び図15に示すように、SP信号分離回路361から入力されるデータに対して、その帯域の下端の外側に下端のデータの値と同じ値の100個のデータを追加することによってデータ数を512(=2)個に拡張し、IFFT回路363へ出力する。
キャリア拡張回路362から出力された512個のデータは、IFFT回路363、ノイズ除去フィルタ364及びFFT回路365の夫々により処理が施され、キャリア除去回路366に入力される。
キャリア除去回路366は、FFT回路365から入力されたデータ群から、その帯域の下端からの100個のデータを除去し、除去後のデータ群をSP信号合成回路372に入力する。
キャリア拡張回路367は、図14(c)及び図15に示すように、SP信号分離回路361から入力されるデータに対して、その帯域の上端の外側に上端のデータの値と同じ値の100個のデータを追加することによってデータ数を512個に拡張し、IFFT回路368へ出力する。
キャリア拡張回路367から出力された512個のデータは、IFFT回路368、ノイズ除去フィルタ369及びFFT回路370の夫々により処理が施され、キャリア除去回路371に入力される。
キャリア除去回路371は、FFT回路370から入力されるデータ群から、その帯域の上端からの100個のデータを除去しSP信号合成回路372に入力する。
SP信号合成回路372は、図14(a)、(d)に示すように、帯域の下端から帯域の中央までの284個のデータはキャリア除去回路366から入力されるデータを選択し、図14(c)、(d)に示すように、帯域の上端から帯域の中央までの284個のデータはキャリア除去回路371から入力されるデータを選択する。そして、SP信号合成回路372は、選択したデータを周波数領域で切り替え合成して、後段のメモリ205に格納する。
図16に上記具体例の場合におけるノイズが除去された例を示す。図16(a)はノイズがない場合の伝送路特性、図16(b)は第2の実施の形態のノイズ除去処理を施した場合の伝送路特性、図16(c)はノイズ除去処理を施した場合の伝送路特性を示す。帯域の端部には若干の歪が生じるが、帯域中央部分ではほとんど歪が生じないことが分かる。
≪第5の実施の形態≫
以下、本発明の第5の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図13のノイズ除去回路では、QPSKの場合にノイズ除去処理の閾値を大きくとるとFFT後の信号の歪が大きくなり、SP信号合成部により合成した帯域中央部での不連続のためデータのマッピングの精度を低下させてしまうことがある。
そこで、本実施の形態のノイズ除去回路はSP信号合成部の出力信号の帯域中央部での不連続をなくすために出力信号から高周波波成分を除去しようとするものである。
<ノイズ除去回路>
本実施の形態のノイズ除去回路の構成について図17を参照しつつ説明する。図17はノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
ノイズ除去回路204dは、SP信号分離回路361とキャリア拡張回路362とIFFT回路363とノイズ除去フィルタ364とFFT回路365とキャリア除去回路366とキャリア拡張回路367とIFFT回路368とノイズ除去フィルタ369とFFT回路370とキャリア除去回路371とSP信号合成回路372とフィルタ381とを備える。
フィルタ381は、例えば、LPFにより構成され、SP信号合成回路372の出力信号に周波数方向のフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理後の信号を後段のメモリ205へ出力する。なお、通常の周波数方向のフィルタリング処理を行う代わりに、帯域中央部でそのキャリア位置に応じて加重平均処理を施すなどの処理を行うようにしてもよい。
≪第6の実施の形態≫
以下、本発明の第6の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
1セグメント受信機におけるISDB−T方式のモード3の場合、全キャリア数が432本であり、SP信号の数が36個となる。ノイズを除去する際に用いるデータ数が少なくい場合にはノイズを除去することが困難になる。このことから、本実施の形態の等化回路はシンボル方向及びキャリア方向に補間した後のデータをノイズ除去処理に用いることによってノイズ除去処理に用いるデータ数を増加させるものである。
<等化回路>
(回路構成)
本実施の形態の等化回路の構成について図18を参照しつつ説明する。図18は等化回路の構成を示すブロック図である。
等価回路105bは、遅延回路200とSP抽出回路201とSP発生回路202と複素除算回路203とメモリ205とシンボル補間回路206とキャリア補間回路207とノイズ除去回路204eと複素除算回路208とを備える。
ノイズ除去回路204eはキャリア補間回路206から入力される全キャリアに対する伝送路特性を示すデータを用いてノイズ除去処理を行い、ノイズ除去後の伝送路特性を示すデータを複素除算回路208へ出力する。
上述した図4、図8、図11、図13、図17のノイズ除去回路を複素除算回路203から出力されるデータを用いる代わりにキャリア補間回路207から出力されるデータを用いるように構成することによって、ノイズ除去回路204eに利用することができる。
(回路動作)
図18を参照しつつ回路構成を説明した等化回路105bの回路動作について説明する。
FFT回路104によるFFT後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201に入力される。
SP抽出回路201はFFT後の信号からSP信号を抽出し、SP抽出回路201によって抽出されたSP信号が複素除算回路203に入力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ出力する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から入力された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果がメモリ205に格納される。
メモリ205に所定数の伝送路特性を示すデータが揃うと、シンボル補間回路206はSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群をシンボル方向に補間処理を行う。続いて、キャリア補間回路207はシンボル補間回路206から入力されたデータ群をキャリア方向に補間処理を行うことによって全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果をノイズ除去回路204eへ出力する。
ノイズ除去回路204eは、キャリア補間回路207から入力された全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータからノイズを除去し、ノイズ除去後のデータを複素除算回路208へ出力する。
FFT回路104から出力されたデータ信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路208に入力される。
複素除算回路208はデータ信号等をノイズ除去回路204eから入力されたそのデータ信号等の信号位置の伝送路特性を示すデータで複素除算し、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力する。
≪第7の実施の形態≫
以下、本発明の第7の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
ノイズを除去する際に用いるデータ数が少なくい場合にはノイズを除去することが困難になる。このことから、本実施の形態の等化回路はシンボル方向に補間した後のデータをノイズ除去処理に用いることによってノイズ除去処理に用いるデータ数を増加させるものである。
<等化回路>
本実施の形態の等化回路の構成について図19を参照しつつ説明する。図19は等化回路の構成を示すブロック図である。
等価回路105cは、遅延回路200とSP抽出回路201とSP発生回路202と複素除算回路203とメモリ205とシンボル補間回路206とノイズ除去回路204fとキャリア補間回路207と複素除算回路208とを備える。
ノイズ除去回路204fはシンボル補間回路206から入力されるSPキャリア(SP信号が何れかのシンボルで挿入されるサブキャリア)の各信号位置の伝送路特性を示すデータを用いてノイズ除去処理を行い、ノイズ除去後の伝送路特性を示すデータをキャリア補間回路207へ出力する。
上述した図4、図8、図11、図13、図17のノイズ除去回路を複素除算回路203から出力されるデータを用いる代わりにシンボル補間回路206から出力されるデータを用いるように構成することによって、ノイズ除去回路204fに利用することができる。
(回路動作)
図19を参照しつつ回路構成を説明した等化回路105cの回路動作について説明する。
FFT回路104によるFFT後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201に入力される。
SP抽出回路201はFFT後の信号からSP信号を抽出し、SP抽出回路201によって抽出されたSP信号が複素除算回路203に入力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ出力する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から入力された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果がメモリ205に格納される。
メモリ205に所定数の伝送路特性を示すデータが揃うと、シンボル補間回路206はSP信号位置の伝送路特性を示すデータからなるデータ群をシンボル方向に補間処理を行うことによってSPキャリアの各信号位置の伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果をノイズ除去回路204fへ出力する。
ノイズ除去回路204fは、シンボル補間回路206から入力されたSPキャリアの各信号位置の伝送路特性を示すデータからノイズを除去し、ノイズ除去後のデータをキャリア補間回路207へ出力する。そして、キャリア補間回路207は入力されたデータ群をキャリア方向に補間処理を行うことによって全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出し、算出結果を複素除算回路208へ出力する。
FFT回路104から出力されたデータ信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路208に入力される。
複素除算回路208はデータ信号等をキャリア補間回路207から入力されたそのデータ信号等の信号位置の伝送路特性を示すデータで複素除算し、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力する。
なお、詳細は記述しないが、受信機でC/N機能があり、その受信機でモニタしたC/Nが所定値以上であれば、本発明のノイズ除去処理を施さないようにしてもよい。
≪補足≫
(1)第1の実施の形態ではSP信号分離回路301は伝送路特性を示すデータからなるデータ群を帯域中央部の2N個のデータとそれ以外のデータとに分離する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、帯域下部の2N個のデータとそれ以外のデータとに分離する、或いは、帯域上部の2N個のデータとそれ以外のデータとに分離する、などどのようにデータ群を分離してもよい。
(2)上記の実施の形態では、ノイズ除去フィルタはサンプル点の電力値が所定の手順で定められる値以下であれば当該サンプル点の値をゼロにする場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、サンプル点の値を所定の手順で定められる値以下の値にする、或いは、サンプル点の値を当該サンプル点の値に所定の比率(1未満の値)を乗じた値にする、などであってもよい。
(3)上記の実施の形態では、ノイズ除去フィルタは主波の電力値から所定の閾値を減算した値を基準に用いる場合であるが、これに限らず、主波の電力値に対して所定の比率を乗じた値を基準に用いる、或いは、所定の値を基準に用いる、などであってもよい。
(4)上記の第2、第4の実施の形態では、SP信号分離回路321(SP信号分離回路361)がIFFT回路322(キャリア拡張回路362)及びIFFT回路325(キャリア拡張回路367)の各々へ出力するデータの数が同数である場合を例に挙げて説明したが、必ずしも同数である必要はない。なお、この場合にはSP信号合成回路328に同じシンボルのデータが入力されるようにするための遅延回路を設ける。
(5)上記の第2、第4実施の形態では、SP信号合成回路328(SP信号合成回路372)はFFT回路324(キャリア除去回路366)から入力されるデータとFFT回路327(キャリア除去回路371)から入力されるデータの何れかを選択し、周波数領域で切り替え合成するようにしている場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、重複する帯域のデータの値は両者の加重平均の値にするなどであってもよい。
(6)上記の第3の実施の形態では、キャリア拡張回路341が帯域の下端の外側及び帯域の上端の外側に同数のデータを付加している場合であるが、これに限らず、帯域の下端の外側及び帯域の上端の外側に異なる数のデータを付加するようにしてもよい。
また、上記の第4の実施の形態では、キャリア拡張回路362が帯域の下端の外側に付加するデータのデータ数とキャリア拡張回路367が帯域の上端の外側に付加するデータのデータ数とが同じ場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、異なる数のデータを付加するようにしてもよい。
(7)上記の第3、第4の実施の形態では、キャリア拡張回路341、362、367が帯域の下端の外側或いは上端の外側に端部のデータの値と同じ値のデータを付加する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、端部のデータの値に対して所定の比率の範囲内の値のデータを付加するようにしてもよい。また、端部のデータの値と一つ内側のデータの値とを比較して端部のデータの値の方が大きければ端部から離れるに伴いデータの値が大きくなるようにデータを付加し、端部のデータの値の方が小さければ端部から離れるに伴いデータの値が小さくなるようにデータを付加してもよい。
(8)上記の第4の実施の形態では、キャリア拡張回路362及びキャリア拡張回路367は夫々SP信号分離回路361から出力されるデータ群にデータを付加する構成になっているが、これに限らず、キャリア拡張回路が複素除算回路203から出力されるデータ群にデータを付加し、SP信号分離回路がデータ付加後のデータ群を分離するようにしてもよい。
また、キャリア除去回路366及びキャリア拡張回路371は夫々FFT回路365及びFFT回路370から入力される信号からデータを除去する構成になっているが、これに限らず、FFT回路365及びFFT回路370によって出力されるデータ群を周波数領域で合成し、キャリア除去回路が合成後のデータ群からキャリア拡張回路で付加されたデータを除去するようにしてもよい。
(9)上記の第2の実施の形態で説明したノイズ除去回路のSP信号合成回路328の後段に上記の第5の実施の形態で説明したフィルタ381を付加してもよい。
(10)上記の各実施の形態の受信装置は、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてよい。各回路を個別に1チップとしてもよいし、全ての回路又は一部の回路を含むように1チップ化されてもよい。例えば、チューナ部101は他の回路部と同一の集積回路に集積されることもあれば、別の集積回路になる場合もある。
ここでは、LSIとして記載したが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラム化することが可能なFPGA(FieldProgrammable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明は、OFDM伝送方式によるデジタル放送に用いられるOFDM信号を受信し復号するための固定DVD受信装置、携帯型DVT受信装置、STB(Set TopBox)、復調LSI等において利用可能である。
DVB−T方式及びISDB−T方式の分散パイロット信号の配置を示す図。 第1の実施の形態の受信装置の全体の構成を示すブロック図。 図2の等化回路の構成を示すブロック図。 図3のノイズ除去回路の構成を示すブロック図。 図4のノイズ除去フィルタの処理を説明するための図。 図4のノイズ除去フィルタによるノイズ除去処理の閾値を示す図。 図3のノイズ除去回路によるノイズ除去結果を示す図。 第2の実施の形態のノイズ除去回路の構成を示すブロック図。 図8のノイズ除去回路の具体例を説明するための図。 図8のノイズ除去回路によるノイズ除去結果を示す図。 第3の実施の形態のノイズ除去回路の構成を示すブロック図。 図11のキャリア拡張回路及びキャリア除去回路の処理を説明するための図。 第4の実施の形態のノイズ除去回路の構成を示すブロック図。 図13のノイズ除去回路の具体例を説明するための図。 図13のノイズ除去回路の具体例を説明するための図。 図13のノイズ除去回路によるノイズ除去結果を示す図。 第5の実施の形態のノイズ除去回路の構成を示すブロック図。 第6の実施の形態の等化回路の構成を示すブロック図。 第7の実施の形態の等化回路の構成を示すブロック図。
符号の説明
100 アンテナ
101 チューナ部
102 A/D変換部
103 直交検波回路
104 FFT回路
105 等化回路
106 周波数デインタリーブ回路
107 ビットデインタリーブ回路
108 誤り訂正回路
200 遅延回路
201 SP抽出回路
202 SP発生回路
203 複素除算回路
204 ノイズ除去回路
205 メモリ
206 シンボル補間回路
207 キャリア補間回路
208 複素除算回路
301 SP信号分離回路
302 遅延回路
303 IFFT回路
304 ノイズ除去フィルタ
305 FFT回路
306 SP信号合成回路

Claims (11)

  1. OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信装置において、
    前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張部と、
    前記キャリア拡張部により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    前記逆フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去部と、
    前記ノイズ除去部による処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化部と、
    を備えた受信装置。
  2. 前記逆フーリエ変換部は、前記キャリア拡張部によるデータ付加後の帯域の下端からの2N1(N1は正の整数)個のデータを含むデータ群を逆高速フーリエ変換する第1逆フーリエ変換部と、前記第1逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換の対象となるデータ群と一部重複し、前記データ付加後の帯域の上端からの2N2(N2は正の整数)個のデータを含むデータ群を逆高速フーリエ変換する第2逆フーリエ変換部と、を有し、
    前記ノイズ除去部は、前記第1逆フーリエ変換部による変換後のデータ群及び前記第2逆フーリエ変換部による変換後の第2データ群に対して処理を行い、
    前記フーリエ変換部は、前記第1逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換で得られ、前記ノイズ除去部による処理が施されたデータ群を高速フーリエ変換する第1フーリエ変換部と、前記第2逆フーリエ変換部による逆高速フーリエ変換で得られ、前記ノイズ除去部による処理が施されたデータ群を高速フーリエ変換する第2フーリエ変換部と、を有し、
    前記受信装置は、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群とを合成する合成部を更に備え、
    前記等化部は、前記合成部による合成後のデータ群に含まれるデータを基に前記データ信号の等化を行う請求項1記載の受信装置。
  3. 前記合成部は、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群とが重複する帯域の所定の周波数以下の帯域では前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータを選択し、前記所定の周波数を超える帯域では前記第2フーリエ変換部による変換後のデータ群に含まれるデータを選択することによって、前記第1フーリエ変換部による変換後のデータ群と前記第2フーリエ変換部によるデータ群とを切り替え合成する請求項2記載の受信装置。
  4. 前記キャリア拡張部は、前記帯域の下端の外側のデータの付加を当該下端のデータの値と同じ値のデータを付加することによって行い、前記帯域の上端の外側のデータの付加を当該上端のデータの値と同じ値のデータを付加することによって行う請求項1記載の受信装置。
  5. 前記ノイズ除去部は、前記所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値をゼロにする請求項1記載の受信装置。
  6. 前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部を更に備え、
    前記キャリア拡張部は、前記除算部による除算結果からなるデータ群に対してデータを付加する請求項1記載の受信装置。
  7. 前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、
    前記除算部による除算結果をシンボル方向に補間処理することによって、分散パイロット信号が挿入されるサブキャリアの信号位置の伝送路特性を示すデータを算出するシンボル補間部と、
    を更に備え、
    前記キャリア拡張部は、前記シンボル補間部による補間結果からなるデータ群に対してデータを付加する請求項1記載の受信装置。
  8. 前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、
    前記除算部による除算結果をシンボル方向及びキャリア方向に補間処理することによって、全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出する補間部と、
    を更に備え、
    前記キャリア拡張部は、前記補間部による算出結果からなるデータ群に対してデータを付加する請求項1記載の受信装置。
  9. OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入された分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信装置において、
    前記分散パイロット信号を送信側の送信時の分散パイロット信号で除算する除算部と、
    同じシンボルの前記除算部による除算結果の一部の2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    前記逆フーリエ変換部による変換後のデータ群のうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を小さくするノイズ除去部と、
    前記ノイズ除去部によるノイズ除去後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換部と、
    前記除算部による除算結果の前記一部を除くデータと前記フーリエ変換部によるフーリエ変換後のデータからなるデータ群をシンボル方向及びキャリア方向に補間処理することによって、全サブキャリアに対する伝送路特性を示すデータを算出する補間部と、
    前記補間部により補間処理が行われた後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化部と、
    を備えた受信装置。
  10. OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する集積回路において、
    前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張回路と、
    前記キャリア拡張回路により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記逆フーリエ変換回路による変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去回路と、
    前記ノイズ除去回路による処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換回路と、
    前記フーリエ変換回路による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化回路と、
    を備えた集積回路。
  11. OFDM信号の所定のサブキャリアに挿入される分散パイロット信号を基に当該OFDM信号に含まれるデータ信号を等化する受信方法において、
    前記分散パイロット信号を基に得られる同じシンボルの伝送路特性を示すデータからなるデータ群の帯域の下端の外側に当該下端のデータの値を基にデータを付加すると共に、その帯域の上端の外側に当該上端のデータの値を基にデータを付加するキャリア拡張手順と、
    前記キャリア拡張手順により付加されたデータを含む2(Nは正の整数)個のデータからなるデータ群を逆高速フーリエ変換する逆フーリエ変換手順と、
    前記逆フーリエ変換手順における変換後のデータ群に含まれるデータのうち所定の手順で定められる値以下のデータに対して当該データの値を元の値より小さくするノイズ除去手順と、
    前記ノイズ除去手順における処理後のデータ群を高速フーリエ変換するフーリエ変換手順と、
    前記フーリエ変換手順による変換後のデータ群を基に前記データ信号を等化する等化手順と、
    を有する受信方法。
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