JP2011049688A - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動通信における受信品質を向上させる
【解決手段】 周波数方向及び時間方向に周期的に配置されたパイロット信号を含む直交周波数分割多重信号を受信するOFDM受信装置において、時間領域の信号である直交周波数分割多重信号を周波数領域の信号に変換するフーリエ変換部13と、フーリエ変換部の出力に含まれるパイロット信号を時間方向及び周波数方向に補間処理して伝送路特性を推定し、推定結果に基づいてフーリエ変換部の出力を等化処理する第1の等化部21,22と、フーリエ変換部の出力のキャリア間干渉を除去するキャリア間干渉除去部23と、キャリア間干渉除去部によってキャリア間干渉が除去されたフーリエ変換部の出力から伝送路特性を推定し、推定結果に基づいてフーリエ変換部の出力を等化処理する第2の等化部24と、第1及び第2の等化部の出力の一方を選択的に出力する選択部25とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信システムや無線LANシステム等に好適なOFDM受信装置に関する。
近年、音声信号および映像信号の伝送においてデジタル変調方式の開発が盛んである。特に、デジタル地上放送においては、マルチパス妨害に強い、周波数利用効率が高い、等の特徴を有する直交周波数分割多重(以下、OFDM)変調方式が注目されている。
日本のデジタル放送では、ISDB−T方式が採用されている。ISDB−T方式においては、MPEG2規格で規定されたTS(トランスポートストリーム)に、誤り訂正符号化、インタリーブ符号化、デジタル変調等の信号処理が施され、更にOFDM変調が施されて放送信号が得られている。
ISDB−T方式では、周波数領域ではキャリア本数108個のOFDMシンボルを1ブロックとし、モードに応じて1,2,4個のブロックで1セグメントを構成する。即ち、1セグメントのキャリア本数は、108、216又は432本である。ISDB−T方式では、13セグメント分の帯域で伝送を行う。
また、ISDB−T方式では、時間領域では、204個のOFDMシンボルで1フレームを構成する。そして、フレーム単位で、TSの伝送やエネルギ拡散処理が行われる。
このように周波数領域及び時間領域にキャリアが配置されるOFDMフレームには、伝送路の周波数応答を推定するためのSP(スキャッタードパイロット)信号が挿入される。SP信号は、時間方向及び周波数方向のいずれにも所定の間隔で配置される。OFDM受信装置においては、SP信号を用いた等化処理を行うために、先ず、補間フィルタによってSP信号を時間方向及び周波数方向に補間し、各サブキャリアについての伝送路応答を求める。受信装置は、補間したSP信号を用いた等化処理によって伝送路歪を補正してデータ復調を行う。
この場合には、補間フィルタとして狭帯域のものを選択することにより、ノイズを抑制してS/Nを向上させることができる。
ところで、移動体における受信においては、受信したOFDM信号の各サブキャリアはドップラシフトの影響を受ける。マルチパス環境下では、ドップラシフトの影響は周波数毎に異なり、サブキャリア間の直交性がくずれて、サブキャリア間干渉(ICI:Inter Carrier Interference)が生じる。サブキャリア間干渉は、移動体通信における受信性能劣化の要因となる。
そこで、特許文献1においては、サブキャリア間干渉をキャンセルするICIキャンセラについての提案が開示されている。また、ICIキャンセラについては、非特許文献1においても詳述されている。
ICIキャンセラにおいては、ドップラシフトによる伝送路応答を正確に求めるために、十分に広帯域の補間フィルタを用いてSP信号を時間方向に補間する必要がある。しかしながら、広帯域の補間フィルタを用いると、補間したSP信号にノイズ成分が混入しやすくなり、復調出力のS/Nが劣化してしまうという欠点がある。
特開2003−134010号公報
「OFDM移動受信におけるMMSE型ICIキャンセラに関する一検討」映像情報メディア学会誌、2004年1月、vol.58、No.1、P.83−90
本発明は、ドップラシフトの影響に応じてICIキャンセラの動作を制御することにより、受信性能を向上させると共に、消費電力を低減させることができるOFDM受信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のOFDM受信装置は、周波数方向及び時間方向に周期的に配置されたパイロット信号を含む直交周波数分割多重信号を受信するOFDM受信装置において、時間領域の信号である前記直交周波数分割多重信号を周波数領域の信号に変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部の出力に含まれる前記パイロット信号を時間方向及び周波数方向に補間処理して伝送路特性を推定し、推定結果に基づいて前記フーリエ変換部の出力を等化処理する第1の等化部と、前記フーリエ変換部の出力のキャリア間干渉を除去するキャリア間干渉除去部と、前記キャリア間干渉除去部によってキャリア間干渉が除去された前記フーリエ変換部の出力から伝送路特性を推定し、推定結果に基づいて前記フーリエ変換部の出力を等化処理する第2の等化部と、前記第1及び第2の等化部の出力の一方を選択的に出力する選択部とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、ドップラシフトの影響に応じてICIキャンセラの動作を制御することにより、受信性能を向上させると共に、消費電力を低減させることができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係るOFDM受信装置を示すブロック図。 水平方向に周波数領域をサブキャリア単位で示し垂直方向に時間領域をシンボル単位で示して、OFDMフレームの構成の一部を示す説明図。 横軸に時間をとり縦軸にスペクトラムをとって、SP補間部21及びICI用SP補間部23の補間フィルタの特性を示すグラフ。 横軸にドップラ周波数をとり縦軸に受信S/Nをとって、SP補間部21及びICI用SP補間部23の補間処理による受信特性を示すグラフ。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。 第2の実施の形態の変形例を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るOFDM受信装置を示すブロック図である。
図1において、入力端子11にはOFDM信号が入力される。このOFDM信号は、例えば、図示しないアンテナで受信されたOFDM信号をチューナで選局することにより得られる。入力端子11を介して入力されたOFDM信号は直交復調部12に与えられる。直交復調部12は、入力されたOFDM信号を直交検波して、ベースバンドの同相検波軸信号(I信号)及び直交検波軸信号(Q信号)を得る。これらのI,Q信号からなるベースバンドOFDM信号はFFT部13に供給される。
FFT部13は、ベースバンドのOFDM信号からガードインターバルを除去し、FFT(高速フーリエ変換)処理によって、時間領域のOFDM信号を周波数領域のOFDMシンボルに変換する。OFDMシンボルは、各キャリアの位相と振幅を表すデータ列である。このOFDMシンボルが等化部14を介して復調部15に供給される。
等化部14は、SP補間部21及びICI用SP補間部23を有している。SP補間部21は、OFDMシンボルに含まれているSP信号を抽出して、時間方向及び周波数方向に補間する。この場合には、SP補間部21は比較的狭い帯域でのフィルタリング処理によって補間を行う。
図2は水平方向に周波数領域をサブキャリア単位で示し垂直方向に時間領域をシンボル単位で示して、OFDMフレームの構成の一部を示す説明図である。図2中の丸印は各サブキャリアを示し、斜線の丸印はSPキャリアであり、無地の丸印はデータキャリアである。
図2の各列はOFDMシンボルを示している。図2では先頭の16キャリアのみを示している。1セグメントが4ブロックで構成される場合には、OFDM1シンボル中のキャリア数は5616本となる。
図2に示すように、SPキャリアは各シンボルの12キャリア毎に挿入されており、隣接するシンボル間では3サブキャリアずつずれてSPキャリアが配置される。従って、時間領域でみると、4OFDMシンボル毎にSPキャリアが配置される。
SP補間部21は、先ず、各サブキャリアについて4シンボル毎に挿入されているSP信号を時間方向の補間フィルタによって補間する。これにより、時間方向には全シンボルのSP信号が得られる。次に、SP補間部21は、SP信号を周波数方向の補間フィルタによって補間する。これにより、全キャリアに対応するSP信号が得られる。SP補間部21は補間によって得たSP信号を用いて、各キャリア位置における伝送路特性を推定し、推定した伝送路特性をデータと共に等化処理部22に出力する。
等化処理部22は、各キャリアのデータを推定された伝送路特性に従って波形等化する。これにより、等化処理部22からは伝送路歪が除去されたデータが得られる。このデータは選択回路25及び判定部26に与えられる。
一方、FFT部13の出力はICI用SP補間部23にも与えられる。ICI用SP補間部23は、各サブキャリアについて4シンボル毎に挿入されているSP信号を時間方向の補間フィルタによって補間する。この場合には、ICI用SP補間部23は、十分に広帯域の補間フィルタを用いて時間方向の内挿を行う。これにより、サブキャリア間干渉に影響を与えるドップラシフト成分を検出可能となる。ICI用SP補間部23は、時間方向に補間したSP信号を用いてドップラシフト成分を推定する。
ICI用SP補間部23は、推定したドップラシフト成分を用いて、SP信号を等化する。これにより、SP信号に含まれるドップラシフト成分が除去される。次に、ICI用SP補間部23は、ドップラシフト成分を除去したSP信号を周波数方向の補間フィルタによって補間する。これにより、全キャリアに対応するSP信号が得られる。ICI用SP補間部23は、補間によって得たSP信号を用いて、各キャリア位置における伝送路特性を推定し、推定した伝送路特性をデータと共に等化処理部22に出力する。
等化処理部24は、各キャリアのデータを推定された伝送路特性に従って波形等化する。これにより、等化処理部24からは伝送路歪が除去されたデータが得られる。このデータは選択回路25及び判定部26に与えられる。
図3は横軸に時間をとり縦軸にスペクトラムをとって、SP補間部21及びICI用SP補間部23の補間フィルタの特性を示すグラフである。図3の太線に示すように、SP補間部21の補間フィルタ(SP補間フィルタ)の帯域は、ICI用SP補間部23の時間方向の補間フィルタ(ICI用補間フィルタ)の特性(細線)に比べて、十分に狭帯域である。これにより、SP補間部21の補間処理は、ICI用SP補間部23の補間処理に比べてガウス雑音の混入を抑制することができ、S/Nを向上させることが可能である。
本実施の形態においては、等化処理部22,24からのデータは判定部26に与えられる。判定部26は、等化処理部22,24からのデータについて受信品質を求めて、いずれのデータの受信品質が良好であるかを判定する。判定部26は、例えば、受信S/Nに基づいて受信品質を判定してもよい。なお、受信S/Nは、コンスタレーションマップ上のベクトル誤差を電力比で表したMER(変調誤差比:Modulation Error Ratio )を用いて容易に求めることができる。なお、判定部26は、シンボル毎、数シンボル毎、フレーム毎等の所定の単位で判定結果を出力する。
判定部26は受信品質の判定結果を選択回路25に出力する。選択回路25は、受信品質の判定結果が与えられ、等化処理部22,24の出力のうち受信品質が良好と判定された出力を選択して出力するようになっている。
なお、判定部26は、誤り検出結果を受信品質の判定の基準に用いてもよい。即ち、判定部26は、等化処理部22,24からのデータを誤り訂正した結果に基づく判定結果を得るのである。この場合には、選択回路25は、誤りが少ないデータを選択して出力すればよい。
選択回路25の出力は復調部15に与えられる。復調部15は、入力された等化処理後のOFDMシンボルから元のデータを復元して復調出力として出力する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図4を参照して説明する。図4は横軸にドップラ周波数をとり縦軸に受信S/Nをとって、SP補間部21及びICI用SP補間部23の補間処理による受信特性を示すグラフである。
入力端子11を介して入力されたOFDM信号は、直交復調部12に与えられる。直交復調部12は、入力されたOFDM信号を直交検波して、ベースバンドのI信号及びQ信号を得る。これらのI,Q信号からなるベースバンドOFDM信号はFFT部13に与えられ、FFT部13によってガード期間を除く有効シンボル期間のOFDM信号がFFT演算される。これにより、時間領域のOFDM信号から周波数領域のOFDMシンボルが得られる。FFT部13からのOFDMシンボルは等化部14に供給される。
OFDMシンボルは、等化部14のSP補間部21及びICI用SP補間部23に供給される。SP補間部21は、補間フィルタによってSP信号を時間方向及び周波数方向に補間して、各データキャリアに対応するSP信号を得る。SP補間部21は、補間されたSP信号を用いて、各キャリア位置における伝送路特性を推定し、伝送路特性の推定結果とデータとを等化処理部22に与える。等化処理部22は、各キャリア位置における伝送路特性を用いて各データを波形等化する。これにより、等化処理部22からは伝送路歪が除去されたデータが出力される。
図4の一点鎖線はSP補間部21の出力特性を示している。SP補間フィルタの帯域は十分に狭い。従って、SP補間部21は、低ノイズでの補間処理が可能であり、図4に示すように、ドップラシフトの影響が小さい領域、即ち、ドップラ周波数が比較的低い場合には、SP補間部21の出力の受信S/Nは十分に高い。
一方、ICI用SP補間部23は、各サブキャリアについて4シンボル毎に挿入されているSP信号を時間方向の補間フィルタによって補間する。この場合には、ICI用SP補間部23は、十分に広帯域の補間フィルタを用いて時間方向の内挿を行う。これにより、ICI用SP補間部23は、サブキャリア間干渉に影響を与えるドップラシフト成分を確実に検出可能である。ICI用SP補間部23は、時間方向に補間したSP信号を用いてドップラシフト成分を推定し、推定したドップラシフト成分を用いてSP信号を等化する。これにより、SP信号に含まれるドップラシフト成分が除去される。次に、ICI用SP補間部23は、ドップラシフト成分を除去したSP信号を周波数方向の補間フィルタによって補間し、補間したSP信号を用いて各キャリア位置における伝送路特性を推定する。
ICI用SP補間部23から伝送路特性の推定結果及びデータが等化処理部24に与えられる。等化処理部24は、各キャリア位置における伝送路特性を用いて各データを波形等化する。これにより、等化処理部24からは伝送路歪が除去されたデータが得られる。
図4の細線はICI用SP補間部23の出力特性を示している。ICI用補間フィルタの帯域は十分に広い。これにより、ICI用SP補間部23は、ドップラシフト成分を確実に検出して除去することが可能であり、図4に示すように、ドップラシフトの影響が大きい領域においても、ICI用SP補間部23の出力は比較的高い受信S/Nを得ることができる。
しかしながら、ICI用補間フィルタは広帯域であることから、ノイズが混入しS/Nが劣化しやすい。
このため、ドップラ周波数がftよりも低い場合には、ICI用SP補間部23のみを用いると、ドップラシフト成分を除去することによる受信S/Nの向上よりも、ノイズ混入による受信S/Nの劣化の方が大きくなる。このため、ドップラ周波数がft以下の場合には、SP補間部21の出力の方がICI用SP補間部23の出力よりも受信S/Nが高くなる。
本実施の形態においては、判定部26は、等化処理部22,24からの波形等化されたデータについて、受信品質(例えば受信S/N)を検出する。判定部26の判定結果は選択回路25に与えられる。選択回路25は、判定結果に従って、等化処理部22,24の出力のうち受信品質が良好な出力を選択して復調部15に出力する。
即ち、図4の例では、太線に示すように、ドップラ周波数がft以下ではSP補間部21の出力を選択し、ドップラ周波数がftを超えるとICI用SP補間部23の出力を選択して出力する。これにより、低ノイズで且つサブキャリア干渉が十分に抑制されたデータが得られる。
等化部14によって波形等化されたデータは復調部15に与えられる。復調部15は等化部14の出力を復調して元のデータを復元し、復調出力として出力する。
このように、本実施の形態においては、SP補間部21の時間方向の補間フィルタは、ICI用SP補間部23の時間方向の補間フィルタよりも狭帯域に設計されており、SP信号のガウス雑音に対するS/N改善が図られている。判定部によってSP補間部21の出力とICI用SP補間部23の出力との受信品質が判定され、この判定結果に基づいてSP補間部21の出力とICI用SP補間部23の出力との一方が選択されて出力される。これにより、常に受信品質が良好なデータが得られる。
なお、判定部は、受信S/N及び誤り訂正結果の両方を用いて受信品質を判定してもよい。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、SP補間部21及びICI用SP補間部23のいずれを用いた等化処理を選択すれば十分に高い受信S/Nを確保することができるかについては、図4に示すように、ドップラ周波数ftを基準に判断することができる。即ち、ドップラ周波数を検出すれば、受信S/Nを判定することなく、等化処理の選択が可能である。
本実施の形態は、ドップラ周波数推定部32を設け、判定部26に代えて判定部33を採用し、等化処理部22,24に代えて等化処理部34を採用した点が第1の実施の形態と異なる。等化部31に入力されるOFDMシンボルは、等化部31のSP補間部21及びICI用SP補間部23だけでなくドップラ周波数推定部32にも供給される。
ドップラ周波数推定部32は、OFDMシンボルからドップラ周波数を推定する。例えば、ドップラ周波数推定部32は、サブキャリア周波数が同一で時間が異なるSP信号同士の相関をSP信号が送信される複数のサブキャリアについて加算して、その大きさからドップラー周波数を推定することができる。ドップラ周波数推定部32は、推定したドップラ周波数の情報を判定部33に出力する。
判定部33はドップラ周波数推定部32が推定したドップラ周波数が図4のドップラ周波数ftよりも高いか低いかを判定し、判定結果に基づいてSP補間部21の出力とICI用SP補間部23の出力のいずれの出力を選択するかを決定する。
即ち、判定部33は、ドップラ周波数推定部32によって推定されたドップラ周波数が閾値となる周波数ft以下の場合には、SP補間部21の出力を選択するよう選択回路25を制御すると共にICI用SP補間部23の動作を停止させ、推定されたドップラ周波数が周波数ftを超える場合には、ICI用SP補間部23の出力を選択するよう選択回路25を制御すると共にSP補間部21の動作を停止させる。
選択回路25は判定部33に制御されて、SP補間部21又はICI用SP補間部23の出力を選択して等化処理部34に出力する。等化処理部34は、各キャリア位置における伝送路特性を用いて各データを波形等化する。これにより、等化処理部34からは伝送路歪が除去されたデータが得られる。
また、判定部33は、SP補間部21とICI用SP補間部23のいずれか一方のみを選択的に動作させ他方の動作を停止させることができ、消費電力を抑制することが可能である。
次に、このように構成された実施の形態の動作について説明する。
FFT部13からのOFDM信号は、等化部31のSP補間部21、ICI用SP補間部23及びドップラ周波数推定部32に供給される。SP補間部21は、補間フィルタによってSP信号を時間方向及び周波数方向に補間して、各データキャリアに対応するSP信号を得て、各キャリア位置における伝送路特性を推定する。一方、ICI用SP補間部23は、SP信号を時間方向に補間してドップラシフト成分を検出してSP信号を波形等化する。更に、ICI用SP補間部23は、等化したSP信号を用いて各キャリア位置における伝送路特性を推定する。SP補間部21及びICI用SP補間部23からの伝送路特性の推定結果が選択回路25に供給される。
一方、ドップラ周波数推定部32は、入力されるOFDM信号についてドップラ周波数を推定する。ドップラ周波数推定部32はドップラ周波数の推定結果を判定部33に出力する。判定部33は、推定されたドップラ周波数が図4の周波数ft以下の場合には、ICI用SP補間部23の動作を停止させると共に、SP補間部21の出力を選択回路25に選択させる。選択回路25はSP補間部21の出力及びデータを等化処理部34に与えて波形等化させる。これにより、この場合には、低ノイズでの波形等化が可能である。
一方、推定されたドップラ周波数が図4の周波数ftを超える場合には、判定部33は、用SP補間部21の動作を停止させると共に、ICI用SP補間部23の出力を選択回路25に選択させる。選択回路25はICI用SP補間部23の出力及びデータを等化処理部34に与えて波形等化させる。これにより、この場合には、ドップラシフトによるサブキャリア間干渉を抑制した波形等化が可能である。こうして、等化部31によって、十分な受信品質のデータを復調部15に供給することが可能である。
このように本実施の形態においては、ドップラ周波数推定部によってドップラ周波数を推定し、推定結果に基づいてSP補間部21とICI用SP補間部23の出力を選択して波形等化を行っている。これにより、ドップラ周波数が比較的低い場合には低ノイズでの波形等化が可能であり、ドップラ周波数が比較的高い場合にはサブキャリア間干渉を抑制した波形等化が可能であり、受信品質を向上させることができる。また、SP補間部21とICI用SP補間部23のうち一方の出力が選択される場合には他方は動作停止させるようになっており、消費電力を低減させることができる。
(変形例)
図6は第2の実施の形態の変形例を示すブロック図である。図6において図5と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
移動体通信においては、ドップラ周波数は、主に移動体の速度に応じて変化する。即ち、移動体通信においては、移動体の速度情報に基づいてドップラ周波数を推定することが可能である。
図6の変形例は、ドップラ周波数推定部32に代えてドップラ周波数推定部42を採用した等化部41を用いた点が図5と異なる。ドップラ周波数推定部42には移動体の速度情報が入力される。ドップラ周波数推定部42には、受信チャンネル(周波数)についての情報も入力される(図示省略)。なお、速度情報としては、移動体の速度計からの情報やGPS信号等を用いることができる。
移動体におけるドップラ周波数は、受信周波数が高いほど、また、移動速度が速いほど大きくなる。ドップラ周波数推定部42は、受信チャンネルの情報と速度情報とに基づいてドップラ周波数を推定する。ドップラ周波数推定部42は、推定したドップラ周波数を判定部33に出力するようになっている。
他の構成及び作用効果は図5の実施の形態と同様である。
このように本変形例では、移動体の速度及び受信チャンネルによってドップラ周波数を推定することができ、装置を簡単化することができるという利点がある。
12…直交復調部、13…FFT部、14…等化部、15…復調部、21…SP補間部、22,24…等化処理部、23…ICI用SP補間部、25…選択部、26…判定部。

Claims (5)

  1. 周波数方向及び時間方向に周期的に配置されたパイロット信号を含む直交周波数分割多重信号を受信するOFDM受信装置において、
    時間領域の信号である前記直交周波数分割多重信号を周波数領域の信号に変換するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部の出力に含まれる前記パイロット信号を時間方向及び周波数方向に補間処理して伝送路特性を推定し、推定結果に基づいて前記フーリエ変換部の出力を等化処理する第1の等化部と、
    前記フーリエ変換部の出力のキャリア間干渉を除去するキャリア間干渉除去部と、
    前記キャリア間干渉除去部によってキャリア間干渉が除去された前記フーリエ変換部の出力から伝送路特性を推定し、推定結果に基づいて前記フーリエ変換部の出力を等化処理する第2の等化部と、
    前記第1及び第2の等化部の出力の一方を選択的に出力する選択部と
    を具備したことを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 前記第1及び第2の等化部の出力の受信品質を判定し、判定結果に基づいて前記選択部の選択を制御する判定部を具備したことを特徴とする請求項1に記載のOFDM受信装置。
  3. 前記判定部は、受信S/N及び誤り判定結果の少なくとも一方によって前記受信品質を判定することを特徴とする請求項2に記載のOFDM受信装置。
  4. 前記フーリエ変換部の出力に含まれるキャリア間干渉を判定し、判定結果に基づいて前記選択部の選択を制御する判定部を具備したことを特徴とする請求項1に記載のOFDM受信装置。
  5. 前記判定部は、前記フーリエ変換部の出力のドップラシフト成分に基づいて前記キャリア間干渉を判定することを特徴とする請求項4に記載のOFDM受信装置。
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