JP4740012B2 - Ofdm受信装置、地上デジタル放送受信端末、及び地上デジタル放送受信チューナ - Google Patents

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本発明は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex;OFDM)伝送方式で伝送される地上デジタル放送信号を受信するOFDM受信装置、地上デジタル放送受信端末、及び地上デジタル放送受信チューナに関する。
近年、移動体向けのデジタル音声放送や、地上系のデジタルテレビ放送において、OFDM伝送方式が注目されている。このOFDM伝送方式は、送信側では、伝送するデジタルデータを互いに直交する多数の副搬送波(以下、「サブキャリア」という)で変調し、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理により、周波数領域から時間領域の信号に変換し、受信側では高速フーリエ変換(FFT)処理により時間領域から周波数領域の信号に変換する伝送方式である。使用するサブキャリアの数が数百〜数千と多くなると、各々の変調波のシンボル周期が極めて長くなるため、OFDM伝送方式はマルチパス干渉の影響を受け難いという特徴を有している。
国内地上波デジタル放送であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)では、6MHzの帯域幅を13個のセグメントに分割し、セグメント毎に搬送波の変調方式等を変更可能とする階層伝送が採用されている(例えば、非特許文献1参照。)。階層伝送により、固定機器向けの放送サービスと携帯機器向けの放送サービスとを同時に提供することができる。地上波デジタル放送では、13個のセグメントのうちの中央に配置される1セグメントを携帯機器向け放送に使用する。
国内地上波デジタル音声放送であるISDB−TSB(integrated services digital broadcasting terrestrial for sound broadcasting)では、使用するチャンネルにより、8個又は13個のセグメントで放送を行うが、1つの放送サービスは1又は3セグメントとし、複数の放送サービスを多重して8個又は13個のセグメントを形成し放送する「連結送信」と呼ばれる方式を採用している(例えば、非特許文献2参照。)。3セグメント方式では、中央の1セグメントと両側の2セグメントでは別の階層構成として異なるサービスを行う仕様となっている。3セグメント方式においても中央の1セグメントは、1セグメント専用受信機でも受信可能であり、地上波デジタル音声放送で最も重要なセグメントである。
ところで、放送サービスを移動しながら受信する場合、マルチパスやフェージングの影響を受けるため、複数のアンテナや復調部を使うダイバーシティ方式を採用し、受信性能を向上させるのが一般的である。
車載用の地上波デジタル放送受信機において、複数のモニタで同一のチャンネルを受信する場合は複数のOFDM復調系統を使ってダイバーシティ合成を行うことで安定に受信する一方、複数のモニタで異なるチャンネルを受信する場合は複数のOFDM系統で別々のチャンネルを受信する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
映像情報メディア学会誌Vol.52、No.11,pp1562-1566(1998) 映像情報メディア学会誌Vol.53、No.11,pp1467-1471(1999) 特開2005−167890号公報
しかしながら、上記のダイバーシティ方式に係る背景技術においては、同一チャンネルで放送される別方式の放送サービス(例えば、3セグメント方式と1セグメント方式など)の受信や同一サービスの受信が考慮されていない。
更に、携帯端末のような小さな筐体には大規模な回路を搭載することができないため、ダイバーシティ方式を採用することは現実的ではない。3セグメント受信端末の回路規模は1セグメント専用受信端末の回路規模よりも増大するため、ダイバーシティ方式を3セグメント受信端末に採用した場合、1セグメント専用受信端末に比べて回路規模増加量が更に増大するため、ダイバーシティ方式による性能向上は困難であった。
以上のように、デジタル音声放送を受信する3セグメント受信端末で3セグメント受信する場合、ダイバーシティ方式を採用すると、回路規模が大幅に増大するため、携帯端末のような小さな筐体に搭載することが困難であった。
上記問題点を鑑み、本発明は、回路規模の増大を抑制しつつ、受信性能を改善可能なOFDM受信装置、地上デジタル放送受信端末、及び地上デジタル放送受信チューナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、
それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
前記第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備え、
前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
前記第1受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
前記第2受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に係るOFDM受信装置において、それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
前記第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備え、
前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、第1の特徴に係るOFDM受信装置において、復調回路は、第1受信モード時に、第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、第2受信モード時に、第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、第2受信モード時に、第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号をそれぞれ受信する複数のアンテナと、
前記複数のアンテナが受信した複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路と、
前記OFDM復調後の前記第1及び第2受信信号に基づき、映像の表示又は音声の出力の少なくとも一方を行う出力装置とを備える地上デジタル放送受信端末において、
前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
前記第1受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
前記第2受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号をそれぞれ受信する複数のアンテナと、
前記複数のアンテナが受信した複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路と、
前記OFDM復調後の前記第1及び第2受信信号に基づき、映像の表示又は音声の出力の少なくとも一方を行う出力装置とを備える地上デジタル放送受信端末において、
前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路
とを備える地上デジタル放送受信チューナにおいて、
前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
前記第1受信モード時に、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
前記第2受信モード時に、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備える地上デジタル放送受信チューナにおいて、
前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
OFDM信号の3セグメントを結合することを要旨とする。
本発明によれば、回路規模の増大を抑制しつつ、受信性能を改善可能なOFDM受信装置、地上デジタル放送受信端末、及び地上デジタル放送受信チューナを提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態を説明する。以下の第1及び第2実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態においては、8個又は13個のセグメントを使用するデジタル音声放送を受信可能であり、1セグメントを受信する「1セグメント受信」と、3セグメントを受信する「3セグメント受信」のいずれかを実行するデジタル放送受信端末について説明する。第1実施形態に係るデジタル放送受信端末は、図1に示すように、第1及び第2アンテナ1a,1bと、第1及び第2アンテナ1a,1bにそれぞれ接続された第1及び第2チューナ2a,2bと、第1及び第2チューナ2a,2bの出力にそれぞれ接続された第1及び第2アナログ/デジタル(A/D)変換器3a,3bと、第1A/D変換器3aの出力に接続された分岐回路4aと、分岐回路4a及び第2A/D変換器3bの出力に接続された復調回路100aと、復調回路100aの出力に接続されたダイバーシティ受信回路8aと、ダイバーシティ受信回路8aの出力に接続された誤り訂正回路9と、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、復調回路100a、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9に接続された受信モード設定回路10aとを備える。地上デジタル放送受信端末は、映像の表示又は音声の出力の少なくとも一方を行う出力装置(図示省略)を更に備えている。出力装置は、MPEGデコーダと、ディスプレイ又はスピーカ等を備えている。
第1及び第2アンテナ1a,1bは、互いに異なる指向性を有している。携帯端末等では機器サイズの制限から、車載用ダイバーシティのように半波長以上の距離を隔てて同一特性のアンテナを複数搭載することは困難である。ダイバーシティ受信において、指向性の異なるアンテナを用いた場合、ブランチ間では、違う方向からの信号を受信することになる。その結果、ブランチ間の受信信号は無相関の関係となり、ダイバーシティ効果(指向ダイバーシティ効果)が得られる。
第1チューナ2aは、第1アンテナ1aが受信した第1OFDM信号を中間周波(IF)信号に変換し、所定の周波数帯域に制限する。第2チューナ2bは、第2アンテナ1bが受信した第2OFDM信号をIF信号に変換し、所定の周波数帯域に制限する。詳細には第1チューナ2aは、例えば、第1アンテナ1aに接続された高周波(RF)信号処理回路と、RF信号処理回路の出力に接続されたIF信号処理回路等を備える。
更に、第1チューナ2aに設けられるIF信号処理回路には、第1OFDM信号の各セグメントのうち1セグメント又は3セグメント分の周波数帯域を抽出するため、2系統のIFフィルタが設けられている。これに対して第2チューナ2bに設けられるIF信号処理回路には、第2OFDM信号の各セグメントのうち1セグメント分の周波数帯域を抽出するため、1系統のIFフィルタが設けられている。
受信モード設定回路10aは、3セグメント受信時には3セグメント分のIF信号を抽出するよう第1チューナ2aを制御し、1セグメント受信時には1セグメント分のIF信号を抽出するよう第1チューナ2aを制御する。また、受信モード設定回路10aは、3セグメント受信時には第2チューナ2bの動作を停止させる。
第1A/D変換器3aは、第1チューナ2aからの帯域制限された第1アナログOFDM信号AS1を第1デジタルOFDM信号BSに変換する。第2A/D変換器3bは、第2チューナ2bからの帯域制限された第2アナログOFDM信号AS2を第2デジタルOFDM信号に変換する。
分岐回路4aは、第1A/D変換器3aから得られた第1デジタルOFDM信号BSをヒルベルト変換することで、同相成分から直交成分を導出し、第1複素OFDM信号CSを生成する。
受信モード設定回路10aは、3セグメント受信時に、第1複素OFDM信号CSを3つに分岐するよう分岐回路4aを制御する。なお、第2A/D変換器3bから得られた第2デジタルOFDM信号についても、図示を省略するヒルベルト変換器によって同相成分から直交成分が導出される。
復調回路100aは、分岐回路4aとダイバーシティ受信回路8aとの間に並列に接続された複数の(第1〜第3)セグメント復調回路20a〜20cを備える。第1〜第3セグメント復調回路20a〜20cは、3セグメント受信時において、第1複素OFDM信号CSからそれぞれ異なるセグメントを抽出し、抽出したセグメントをOFDM復調する。ここで、「OFDM復調」とは、シンボル同期、周波数同期、及びクロック同期を確立するとともに、FFTを用いて時間領域から周波数領域へ受信信号を変換したのち、サブキャリアに割り当てられている信号を等化する処理を意味する。
また、第1セグメント復調回路20aは、1セグメント受信時及び3セグメント受信時において、最も高い受信品質の要求されるA階層のセグメントである「基本セグメント」を復調する。これに対して第2セグメント復調回路20b及び第3セグメント復調回路20cは、3セグメント受信時において、要求される受信品質がA階層よりも低いB階層のセグメントである「第1拡張セグメント」及び「第2拡張セグメント」をそれぞれ復調する。
受信モード設定回路10aは、3セグメント受信時に、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20cのすべてを動作させる。これに対して1セグメント受信時には、受信モード設定回路10aは、第1及び第2セグメント復調回路20a,20bを動作させ、第3セグメント復調回路20cの動作を停止させる。
第1セグメント復調回路20aは、分岐回路4aの出力に接続された第1バンドパスフィルタ(BPF)5aと、第1BPF5aの出力に接続された第1周波数変換回路6aと、第1周波数変換回路6a及びダイバーシティ受信回路8a間に接続された第1OFDM復調回路7aとを備える。第1BPF5aは、第1複素OFDM信号CSから基本セグメントの周波数帯域成分DSを抽出する。第1周波数変換回路6aは、基本セグメントの周波数帯域成分DSをベースバンド信号ESに変換する。第1OFDM復調回路7aは、第1周波数変換回路6aが出力するベースバンド信号ESをOFDM復調する。
第2セグメント復調回路20bは、分岐回路4aの出力に接続された第2BPF5bと、第2BPF5bの出力に接続された第2周波数変換回路6bと、第2A/D変換器3bの出力に接続された第3周波数変換回路60と、第2及び第3周波数変換回路6b,60の出力に接続された第2OFDM復調回路7bとを備える。第2BPF5bは、3セグメント受信時において、第1複素OFDM信号CSから第1拡張セグメントの周波数帯域成分FSを抽出する。第2周波数変換回路6bは、第1拡張セグメントの周波数帯域成分FSをベースバンド信号GSに変換する。
第3周波数変換回路60は、第1周波数変換回路6aと同様の特性を有している。第3周波数変換回路60は、第2OFDM信号の基本セグメントの周波数帯域成分である第2複素OFDM信号KS2をベースバンド信号LSに変換する。第2OFDM復調回路7bは、第2周波数変換回路6bが出力するベースバンド信号GS又は第3周波数変換回路60が出力するベースバンド信号LSをOFDM復調する。
第3セグメント復調回路20cは、分岐回路4aの出力に接続された第3BPF5cと、第3BPF5cの出力に接続された第4周波数変換回路6cと、第4周波数変換回路6c及びダイバーシティ受信回路8a間に接続された第3OFDM復調回路7cとを備える。第3BPF5cは、複素OFDM信号CSから第2拡張セグメントの周波数帯域成分HSを抽出する。第4周波数変換回路6cは、第2拡張セグメントの周波数帯域成分HSをベースバンド信号ISに変換する。第3OFDM復調回路7cは、第4周波数変換回路6cが出力するベースバンド信号ISをOFDM復調する。
ダイバーシティ受信回路8aは、1セグメント受信時に、第1及び第2OFDM復調回路7a,7bが出力する第1及び第2OFDM信号の復調信号をダイバーシティ受信する。ここで「ダイバーシティ受信」とは、第1及び第2OFDM信号のうち受信レベルの大きい方を選択する選択ダイバーシティ、又は第1及び第2OFDM信号の各復調信号を合成する合成ダイバーシティ等を意味する。ただし、後述するように、1セグメント受信時にダイバーシティ受信を行わない受信モードを設けても構わない。また、ダイバーシティ受信回路8aは、3セグメント受信時に、第1〜第3OFDM復調回路7a〜7cが復調した各セグメントを結合する。
誤り訂正回路9は、ダイバーシティ受信回路8aの出力信号JSに対してデインターリーブ処理、ビタビ復号、及びリードソロモン復号等を行い、MPEG2−トランスポート・ストリーム(TS)信号を生成する。なお、デインターリーブ処理とは、伝送路での歪み等により発生した信号誤りを除去するために送信側で施した各種インターリーブ処理を戻す処理である。
上述したように、各セグメントの階層に応じて異なる変調及び誤り訂正が行われているため、受信モード設定回路10aは、3セグメント受信時にはA階層(基本セグメント)及びB階層(第1及び第2拡張セグメント)に対して階層毎に異なるデインターリーブやビタビ復号等を実行し、1グメント受信時にはA階層(基本セグメント)に対応する誤り訂正を実行するよう誤り訂正回路9を制御する。
受信モード設定回路10aは、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20c、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9に対して制御データを設定することで、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20c、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9のそれぞれの動作を制御する。制御データは、例えば表1に示すような複数のパラメータの組み合わせからなる。
Figure 0004740012
表1において「第1受信モード」とは、第1アンテナ1aを用いて3セグメント受信する受信モードである。「第2受信モード」とは、第1及び第2アンテナ1a,1bを用いて1セグメント受信するとともにダイバーシティ受信する受信モードである。「第3受信モード」とは、第2アンテナ1bを用いて1セグメント受信する受信モードである。
受信モード設定回路10aは、3セグメント受信を実行可能な場合には優先的に第1受信モードに設定するが、3セグメント受信を実行可能な場合であっても、ユーザからの入力操作等により第2又は第3受信モードに設定しても良い。あるいは、受信モード設定回路10aは、バッテリ残量を監視し、バッテリ残量が一定量以下となった場合に3セグメント受信から1セグメント受信に切り替えるように構成されていても良い。なお、OFDM信号に多重されている伝送制御信号(TMCC信号)を参照することにより、3セグメント受信を実行可能であるか否かの判断を自動的に行うことが可能である。
1セグメント受信する際にはダイバーシティ受信を行うか否かを選択可能であるが、受信レベル、ビット誤り率(BER)、及びバッテリ残量等を考慮してダイバーシティ受信を行うか否かを選択することが好ましい。例えば、ダイバーシティ受信を行うことで消費電力が増加するため、受信状態が良好である場合にダイバーシティ受信を行わない「第3受信モード」を設定し、受信状態が悪化した場合にダイバーシティ受信を行う「第2受信モード」に切り替えるように構成される。あるいは、1セグメント受信する際には通常は第2受信モードに設定し、バッテリ残量が一定量以下となった場合に第3受信モードに切り替えるように構成されていても良い。
更に、第1アンテナ1aとしてホイップアンテナを使用し、第2アンテナ1bとして着脱可能なイヤホンアンテナを使用する場合、第2アンテナ1bが装着されているときにのみ、ダイバーシティ受信を行う「第2受信モード」に切り替え可能なように構成される。ここで「ホイップアンテナ」とは、携帯電話端末で一般的に使用されるアンテナであり、伸縮可能な場合が多い。「イヤホンアンテナ」とは、イヤホン機能とアンテナ機能を同時に備えたアンテナである。
図1の第1〜第3OFDM復調回路7a〜7cの内部構成例を図2に示す。第1OFDM復調回路7aは、ベースバンド信号ESをFFT処理する第1FFT回路71aと、第1FFT回路71aの出力信号を等化する第1等化回路72aとを備える。同様に、第2OFDM復調回路7bは、ベースバンド信号GSをFFT処理する第2FFT回路71bと、第2FFT回路71bの出力信号を等化する第2等化回路72bとを備える。第3OFDM復調回路7cは、ベースバンド信号ISをFFT処理する第3FFT回路71cと、第3FFT回路71cの出力信号を等化する第3等化回路72cとを備える。
図2に示す第1〜第3FFT回路71a〜71cのそれぞれは、1セグメントについてのFFTを実行可能な最小限のポイント数、すなわち512ポイントを有しており、第1〜第3FFT回路71a〜71cの合計ポイント数は1536ポイントである。したがって、3セグメントについてのFFTを実行可能な最小限のポイント数、すなわち2048ポイントのFFT回路を1つ使用する場合と比較して、512ポイント分の冗長部を削減している。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係るOFDM受信装置の動作を説明する。
(A)先ず、第1受信モード時の動作について説明する。図1に示すOFDM受信装置における各信号の周波数配置例を図4〜図6に示す。
ステップS101において、受信モード設定回路10aは、ダイバーシティ受信を行わないと判定し、ステップS110に処理が進む。
ステップS110において、受信モード設定回路10aは、1セグメント受信ではないと判定し、ステップS122に処理が進む。
ステップS122において、受信モード設定回路10aは、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20c、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9を第1受信モードに設定する。
ステップS123において、第1チューナ2aは、第1OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに3セグメント(基本セグメント、第1拡張セグメント、及び第2拡張セグメント)分の周波数帯域制限を行う。この結果、第1チューナ2aは、図4(a)に示す周波数配置を有する第1アナログOFDM信号AS1を出力する。図4(a)においては、基本セグメントがIF中心周波数に配置され、第1拡張セグメントが基本セグメントの低周波数側に隣接配置され、第2拡張セグメントが基本セグメントの高周波数側に隣接配置されている。第1アナログOFDM信号AS1は第1A/D変換器3aによって第1デジタルOFDM信号BSに変換される。更に、分岐回路4aは、第1デジタルOFDM信号BSを第1複素OFDM信号CSに変換するとともに3系統に分岐する。
ステップS124において、図5(a)に示すように、第1複素OFDM信号CSから基本セグメントの周波数帯域成分DSが第1BPF5aによって抽出され、基本セグメントの周波数帯域成分DSが第1周波数変換回路6aによってベースバンド信号ESに変換される。また、図5(b)に示すように、第1複素OFDM信号CSから第1拡張セグメントの周波数帯域成分FSが第2BPF5bによって抽出され、第1拡張セグメントの周波数帯域成分FSが第2周波数変換回路6bによってベースバンド信号GSに変換される。図5(c)に示すように、第1複素OFDM信号CSから第2拡張セグメントの周波数帯域成分HSが第3BPF5cによって抽出され、第2拡張セグメントの周波数帯域成分HSが第4周波数変換回路6cによってベースバンド信号ISに変換される。更に、第1〜第3OFDM復調回路7a〜7cは、ベースバンド信号ES,GS,及びISをそれぞれOFDM復調する。
ステップS125において、ダイバーシティ受信回路8aは、図6に示すように、セグメント毎に分離されている復調信号を結合し、復調信号JSとして出力する。
ステップS126において、誤り訂正回路9は、復調信号JSを階層毎に誤り訂正し、MPEG2−TS信号を生成する。
(B)次に、第2受信モード時の動作について説明する。図1に示すOFDM受信装置における各信号の周波数配置例を図7に示す。
ステップS101において、受信モード設定回路10aは、ダイバーシティ受信を行うと判定し、ステップS102に処理が進む。
ステップS102において、受信モード設定回路10aは、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20c、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9を第2受信モードに設定する。
ステップS103において、第1チューナ2aは、第1OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第1OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。第2チューナ2bは、第2OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第2OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。この結果、第1及び第2チューナ2a,2bは、図7(a)に示す周波数配置を有する第1及び第2アナログOFDM信号AS1,AS2をそれぞれ出力する。第1及び第2アナログOFDM信号AS1,AS2は、第1及び第2A/D変換器3a及び3bによってデジタルOFDM信号に変換される。変換された各デジタルOFDM信号は、図7(b)に示すように、第1及び第2複素OFDM信号CS,KS2に更に変換される。
ステップS104において、図7(c)に示すように、第1周波数変換回路6aは第1複素OFDM信号CSをベースバンド信号ESに変換する。また、第3周波数変換回路60は第2複素OFDM信号KS2をベースバンド信号LSに変換する。第1及び第2OFDM復調回路7a,7bは、ベースバンド信号ES,LSをそれぞれOFDM復調する。
ステップS105において、ダイバーシティ受信回路8aは、第1及び第2OFDM復調回路7a,7bが出力する第1及び第2OFDM信号の復調信号をダイバーシティ受信する。
ステップS106において、誤り訂正回路9は、復調信号JSに対してA階層についてのみの誤り訂正を実行し、MPEG2−TS信号を生成する。
(C)次に、第3受信モード時の動作について説明する。ただし、第2受信モード時と同様の動作については重複する説明を省略する。
ステップS101において、受信モード設定回路10aは、ダイバーシティ受信を行わないと判定し、ステップS110に処理が進む。
ステップS110において、受信モード設定回路10aは、1セグメント受信すると判定し、ステップS112に処理が進む。
ステップS112において、受信モード設定回路10aは、第1及び第2チューナ2a,2b、分岐回路4a、第1〜第3セグメント復調回路20a〜20c、ダイバーシティ受信回路8a、及び誤り訂正回路9を第3受信モードに設定する。
ステップS113において、第1チューナ2aは、第1OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第1OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。
ステップS114において、第1周波数変換回路6aは第1複素OFDM信号CSをベースバンド信号ESに変換する。第1OFDM復調回路7aは、ベースバンド信号ESをOFDM復調する。
ステップS115において、ダイバーシティ受信回路8aは、第1OFDM復調回路7aが出力する第1OFDM信号の復調信号を、誤り訂正回路9へ出力するためのタイミング調整を行う。
ステップS116において、誤り訂正回路9は、復調信号JSに対してA階層についてのみの誤り訂正を実行し、MPEG2−TS信号を生成する。
以上詳細に説明したように、第1実施形態によれば、3セグメント受信を可能としながらも、デジタル音声放送において、使用頻度が高く重要な1セグメント受信時にのみダイバーシティ受信を実行可能としている。この結果、大規模な回路を必要とせず、携帯端末のような小さな筐体に搭載することを可能としている。したがって、回路規模の増大を抑制しつつ、受信性能を改善可能なOFDM受信装置を提供できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態においては、図8に示すように、第1実施形態とは復調回路100bの構成が異なる。以下の第2実施形態の説明においては、第1実施形態と異なる点について主に説明し、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係るOFDM受信装置は、図8に示すように、復調回路100bが、第1受信モード時に、第1OFDM信号(第1複素OFDM信号CS1)の3セグメントをOFDM復調し、第2受信モード時に、第1OFDM信号(第1複素OFDM信号CS1)の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路200aと、第2受信モード時に、第2OFDM信号(第2複素OFDM信号CS2)の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路200bとを備える点で、図1とは異なっている。また、図8に示すOFDM受信装置は、図1に示した分岐回路4aを具備していない。すなわち、第1セグメント復調回路200aは、3セグメント受信時に、3つのセグメントを復調可能なように構成されている。
具体的には、第1セグメント復調回路200aは、図示を省略するヒルベルト変換器を介して第1A/D変換器3aの出力に接続された第1BPF500aと、第1BPF500aの出力に接続された第1周波数変換回路600と、第1周波数変換回路600及びダイバーシティ受信回路8b間に接続された第1OFDM復調回路70とを備える。第1周波数変換回路600は、1セグメント(基本セグメント)又は3セグメント(基本セグメント、第1拡張セグメント、第2拡張セグメント)をベースバンド信号DS1に変換する。第1OFDM復調回路70は、第1周波数変換回路600が出力するベースバンド信号DS1をOFDM復調する。
第2セグメント復調回路200bは、図示を省略するヒルベルト変換器を介して第2A/D変換器3bの出力に接続された第2BPF500bと、第2BPF500bの出力に接続された第2周波数変換回路6bと、第2周波数変換回路6bの出力に接続された第2OFDM復調回路7bとを備える。第2周波数変換回路6bは、1セグメント(基本セグメント)をベースバンド信号DS2に変換する。第2OFDM復調回路7bは、第2周波数変換回路6bが出力するベースバンド信号DS2をOFDM復調する。
受信モード設定回路10bは、第1及び第2チューナ2a,2b、第1及び第2セグメント復調回路200a,200b、ダイバーシティ受信回路8b、及び誤り訂正回路9に対して制御データを設定することで、第1及び第2チューナ2a,2b、第1及び第2セグメント復調回路200a,200b、ダイバーシティ受信回路8b、及び誤り訂正回路9のそれぞれの動作を制御する。制御データは、例えば表2に示すような複数のパラメータの組み合わせからなる。
Figure 0004740012
更に、第1アンテナ1aとしてホイップアンテナを使用し、第2アンテナ1bとしてイヤホンアンテナを使用する場合、第2アンテナ1bが装着されているときにのみ、ダイバーシティ受信を行う「第2受信モード」に切り替え可能なように構成される。
次に、図9に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係るOFDM受信装置の動作を説明する。
(A)先ず、第1受信モード時の動作について説明する。図8に示すOFDM受信装置における各信号の周波数配置例を図10に示す。
ステップS201において、受信モード設定回路10bは、ダイバーシティ受信を行わないと判定し、ステップS210に処理が進む。
ステップS210において、受信モード設定回路10bは、1セグメント受信ではないと判定し、ステップS222に処理が進む。
ステップS222において、受信モード設定回路10bは、第1及び第2チューナ2a,2b、第1及び第2セグメント復調回路200a,200b、ダイバーシティ受信回路8b、及び誤り訂正回路9を第1受信モードに設定する。
ステップS223において、第1チューナ2aは、第1OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに3セグメント(基本セグメント、第1拡張セグメント、及び第2拡張セグメント)分の周波数帯域制限を行う。この結果、第1チューナ2aは、図10(a)に示す周波数配置を有する第1アナログOFDM信号AS1を出力する。第1アナログOFDM信号AS1は第1A/D変換器3aによって第1デジタルOFDM信号に変換される。更に、第1デジタルOFDM信号は、図10(b)に示すように、第1複素OFDM信号CS1に変換される。
ステップS224において、図10(c)に示すように、3セグメントが第1周波数変換回路600によってベースバンド信号DS1に変換される。第1OFDM復調回路70は、ベースバンド信号DS1をOFDM復調する。
ステップS225において、ダイバーシティ受信回路8bは、第1OFDM復調回路70が出力する第1OFDM信号の復調信号を、誤り訂正回路9へ出力するためのタイミング調整を行う。
ステップS226において、誤り訂正回路9は、復調信号JSを階層毎に誤り訂正し、MPEG2−TS信号を生成する。
(B)次に、第2受信モード時の動作について説明する。図8に示すOFDM受信装置における各信号の周波数配置例を図11に示す。
ステップS201において、受信モード設定回路10bは、ダイバーシティ受信を行うと判定し、ステップS202に処理が進む。
ステップS202において、受信モード設定回路10bは、第1及び第2チューナ2a,2b、第1及び第2セグメント復調回路200a,200b、ダイバーシティ受信回路8b、及び誤り訂正回路9を第2受信モードに設定する。
ステップS203において、第1チューナ2aは、第1OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第1OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。第2チューナ2bは、第2OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第2OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。この結果、第1及び第2チューナ2a,2bは、図11(a)に示す周波数配置を有する第1及び第2アナログOFDM信号AS1,AS2をそれぞれ出力する。第1及び第2アナログOFDM信号AS1,AS2は、第1及び第2A/D変換器3a及び3bによってデジタルOFDM信号に変換される。変換された各デジタルOFDM信号は、図11(b)に示すように、第1及び第2複素OFDM信号CS1,CS2に更に変換される。
ステップS204において、図11(c)に示すように、第1周波数変換回路600は第1複素OFDM信号CS1をベースバンド信号DS1に変換する。また、第2周波数変換回路6bは第2複素OFDM信号CS2をベースバンド信号DS2に変換する。第1及び第2OFDM復調回路70,7bは、ベースバンド信号DS1,DS2をそれぞれOFDM復調する。
ステップS205において、ダイバーシティ受信回路8bは、第1及び第2OFDM復調回路70,7bが出力する第1及び第2OFDM信号の復調信号をダイバーシティ受信する。
ステップS206において、誤り訂正回路9は、復調信号JSに対してA階層についてのみの誤り訂正を実行し、MPEG2−TS信号を生成する。
(C)次に、第3受信モード時の動作について説明する。ただし、第2受信モード時と同様の動作については重複する説明を省略する。
ステップS201において、受信モード設定回路10bは、ダイバーシティ受信を行わないと判定し、ステップS210に処理が進む。
ステップS210において、受信モード設定回路10bは、1セグメント受信すると判定し、ステップS212に処理が進む。
ステップS212において、受信モード設定回路10bは、第1及び第2チューナ2a,2b、第1及び第2セグメント復調回路200a,200b、ダイバーシティ受信回路8b、及び誤り訂正回路9を第3受信モードに設定する。
ステップS213において、第2チューナ2bは、第2OFDM信号をRF帯からIF帯へダウンコンバートするとともに第2OFDM信号の1セグメント(基本セグメント)分の周波数帯域制限を行う。
ステップS214において、第2周波数変換回路6bは第2複素OFDM信号CS2をベースバンド信号DS2に変換する。第2OFDM復調回路7bは、ベースバンド信号DS2をOFDM復調する。
ステップS215において、ダイバーシティ受信回路8bは、第2OFDM復調回路7bが出力する第2OFDM信号の復調信号を、誤り訂正回路9へ出力するためのタイミング調整を行う。
ステップS216において、誤り訂正回路9は、復調信号JSに対してA階層についてのみの誤り訂正を実行し、MPEG2−TS信号を生成する。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、回路規模の増大を抑制しつつ、受信性能を改善可能なOFDM受信装置を提供できる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は第1及び第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第1実施形態において、分岐回路4aが、図12に示すように、1セグメント受信時に、1セグメント分の第1複素OFDM信号KS1を第1BPF5aに入力せずに、第1周波数変換回路6aに入力する構成でも良い。チューナ2にて基本セグメントの周波数帯域成分のみを抽出可能である場合、第1BPF5aを使用する必要がないためである。したがって、1セグメント受信時に、第3セグメント復調回20bに加えて、第1BPF5aの動作を停止させることにより、1セグメント受信時における消費電力を削減できる。
また、第1及び第2実施形態において、第1アンテナ1aとしてホイップアンテナを使用し、第2アンテナ1bとしてイヤホンアンテナを使用する場合、第2アンテナ1bが装着されていないと、第2チューナ2b、第2A/D変換器3b、及び第2セグメント復調回路20b,200bを用いた受信動作が実行不可能である。
このため、第2実施形態においては、1セグメント受信時にダイバーシティ受信しない場合、第1及び第2アンテナ1a,1bのうち使用可能なアンテナを検出する検出部と、使用可能なアンテナからの受信信号を第2チューナ2bに入力する入力部とを備える構成としても良い。
上述した第1実施形態においては、第3受信モード時において、第2チューナ2b、第2セグメント復調回路20b、及び第3セグメント復調回路20cの動作を停止させ、第1チューナ2a及び第1セグメント復調回路20aを動作させると説明した。しかしながら、第3受信モード時において、第1チューナ2a、第1セグメント復調回路20a、及び第3セグメント復調回路20cの動作を停止させ、第2チューナ2b及び第2セグメント復調回路20bを動作させても良い。
また、第2実施形態においては、第3受信モード時において、第1チューナ2a、第1A/D変換器3a、及び第1セグメント復調回路200aの動作を停止させ、第2チューナ2b、第2A/D変換器3b、及び第2セグメント復調回路200bを動作させるとして説明した。しかしながら、第3受信モード時において、第2チューナ2b、第2A/D変換器3b、及び第2セグメント復調回路200bの動作を停止させ、第1チューナ2a、第1A/D変換器3a、及び第1セグメント復調回路200aを動作させても良い。
第1実施形態に係る第1及び第2A/D変換器3a,3b、分岐回路4a、復調回路100a、ダイバーシティ受信回路8a、誤り訂正回路9、及び受信モード設定回路10aは、同一の半導体チップ上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路として構成できる。
同様に、第2実施形態に係る第1及び第2A/D変換器3a,3b、復調回路100b、ダイバーシティ受信回路8b、誤り訂正回路9、及び受信モード設定回路10bは、同一の半導体チップ上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路として構成できる。
更に、第1及び第2実施形態においては、アンテナ個数を2としたが、ダイバーシティ効果を向上させるため、3個以上のアンテナを備える構成に応用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る第1〜第3OFDM復調回路の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の第1受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の第1受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の第1受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るOFDM受信装置の第2受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るOFDM受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るOFDM受信装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るOFDM受信装置の第1受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るOFDM受信装置の第2受信モード時における受信信号の周波数配置を示す模式図である。 その他の実施形態に係るOFDM受信装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1a…第1アンテナ
1b…第2アンテナ
2…チューナ
2a…第1チューナ
2b…第2チューナ
3a…第1A/D変換器
3b…第2A/D変換器
4a…分岐回路
6a…第1周波数変換回路
6b…第2周波数変換回路
6c…第4周波数変換回路
7a…第1OFDM復調回路
7b…第2OFDM復調回路
7c…第3OFDM復調回路
8a,8b…ダイバーシティ受信回路
9…誤り訂正回路
10a,10b…受信モード設定回路
20a…第1セグメント復調回路
20b…第2セグメント復調回路
20c…第3セグメント復調回路
60…第3周波数変換回路
70…第1OFDM復調回路
71a…第1FFT回路
71b…第2FFT回路
71c…第3FFT回路
72a…第1等化回路
72b…第2等化回路
72c…第3等化回路
100a,100b…復調回路
200a…第1セグメント復調回路
200b…第2セグメント復調回路
600…第1周波数変換回路

Claims (7)

  1. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
    前記第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備え
    前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
    前記第1受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
    前記第2受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とするOFDM受信装置。
  2. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
    前記第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備え
    前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とするOFDM受信装置。
  3. 前記複数の受信モードは、前記第1及び第2OFDM信号のいずれか一方の1セグメントを受信する第3受信モードを更に含むことを特徴とする請求項1または2に記載のOFDM受信装置。
  4. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号をそれぞれ受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナが受信した複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
    前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
    前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路と、
    前記OFDM復調後の前記第1及び第2受信信号に基づき、映像の表示又は音声の出力の少なくとも一方を行う出力装置とを備える地上デジタル放送受信端末において、
    前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
    前記第1受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
    前記第2受信モード時には、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とする地上デジタル放送受信端末。
  5. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号をそれぞれ受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナが受信した複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
    前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
    前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路と、
    前記OFDM復調後の前記第1及び第2受信信号に基づき、映像の表示又は音声の出力の少なくとも一方を行う出力装置とを備える地上デジタル放送受信端末において、
    前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とする地上デジタル放送受信端末。
  6. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
    前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
    前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路
    とを備える地上デジタル放送受信チューナにおいて、
    前記復調回路は、それぞれ異なるセグメントをOFDM復調する第1〜第3セグメント復調回路を備え、
    前記第1受信モード時に、前記第1〜第3セグメント復調回路に前記第1OFDM信号の3セグメントが入力され、
    前記第2受信モード時に、前記第1〜第3セグメント復調回路のうちのいずれか2つに前記第1及び第2OFDM信号の各1セグメントが入力され、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とする地上デジタル放送受信チューナ
  7. それぞれ複数のセグメントに分割された第1及び第2OFDM信号を含む複数のOFDM信号を所定の周波数帯域にそれぞれ制限する複数のチューナと、
    前記所定の周波数帯域に制限された複数のOFDM信号をそれぞれデジタル化する複数のA/D変換器と、
    前記デジタル化された第1OFDM信号の3セグメントを受信する第1受信モードと、前記デジタル化された第1及び第2OFDM信号の各1セグメントを受信する第2受信モードを含む複数の受信モードのいずれか1つを設定する受信モード設定回路と、
    前記受信モード設定回路が設定した受信モードに応じて、前記第1及び第2OFDM信号の各セグメントを選択的にOFDM復調する復調回路と、
    前記第2受信モード時に、前記復調回路によってOFDM復調された前記第1及び第2OFDM信号をダイバーシティ受信するダイバーシティ受信回路とを備える地上デジタル放送受信チューナにおいて、
    前記復調回路は、前記第1受信モード時に、前記第1OFDM信号の3セグメントをOFDM復調し、前記第2受信モード時に、前記第1OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第1セグメント復調回路と、前記第2受信モード時に、前記第2OFDM信号の1セグメントをOFDM復調する第2セグメント復調回路とを備え、
    前記ダイバーシティ受信回路は、前記第1受信モード時に、OFDM復調後の前記第1
    OFDM信号の3セグメントを結合することを特徴とする地上デジタル放送受信チューナ。
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