JP2006203418A - 振幅調整回路 - Google Patents

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裕久 鈴木
Kazuo Hasegawa
和男 長谷川
Eiji Akama
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Abstract

【課題】単純な仕組みで振幅レベルの調整を可能とし且つ調整された振幅レベルの温度変化に対する安定化を図る。
【解決手段】可変電流源の可変電流を、第1乃至第13のトランジスタで構成される4組のカレントミラーよって第7および第9のトランジスタに移し、第1及び第2導電型トランジスタを直列接続して構成されて第7又は第9トランジスタの電流レベルに応じた出力信号を生成するインバータ部を構成する。更に第15、第14トランジスタにより構成され且つ第15トランジスタの電流が第14トランジスタに複製され且つ第14トランジスタの電流が第7トランジスタからの吐出電流となる第5カレントミラー部と、第5、第4トランジスタにより構成され且つ第5トランジスタの電流が第4トランジスタに複製され且つ第4トランジスタの電流が第9トランジスタへの吸込電流となる第6カレントミラー部と、を有する振幅調整回路。
【選択図】 図1

Description

本発明は、振幅調整回路に関する。
オフィスのLANや自動車の車載ネットワーク等の通信ネットワークにおいて、様々な規格の信号によって機器間のデジタル信号の伝送が行われている。すなわち、通信ネットワークは、コンピュータ及びその周辺機器相互をつなぐ形態だけではなく、コンピュータ以外の各種デジタル機器の接続にも用いられつつある。車載ネットワークは、その一例であり、例えば、この車載ネットワークの1つの規格として、MOST(Media Oriented Systems Transport)システムが提案されている。MOSTシステムでは、リング形状の車載ネットワークが構成され、これに、カーナビゲーションシステム、CD/DVDプレイヤー、スピーカー、ディスプレイ、電話機等の各種機器が接続される。例えば、CDプレイヤーが再生したデジタル信号を車載ネットワークを介してスピーカーへと伝送する。そして、スピーカーにおいてデジタル信号を音声に変換して出力する形態で利用される。
なお、通信ネットワーク内でのデジタル信号の伝送方式としては、デジタル信号をそのまま伝送するベースバンド方式や、デジタル信号で搬送波を変調して得られるアナログ信号を伝送するブロードバンド方式がある。ここで、ブロードバンド方式の一つとして振幅偏移変調(Amplitude Shift Keying)方式について詳述する。
図8は、従来のASK変調回路の構成を示す図である。なお、図8に示す従来のASK変調回路は、シリアルのデジタルデータである送信データDが入力され、送信データDのビット値の時間的な変化に応じて振幅が変化するASK変調信号Sを生成して、ネットワークへと出力するものである。
以下、図9に示す従来のASK変調回路の主要信号の波形図を適宜参照しつつ、図8に示すASK変調回路の構成を説明する。
基準クロック生成回路10は、送信データDのビットレートに同期した周波数のクロック信号CLを生成する。すなわち、送信データDのビットレートを“r(bps)”とすると、クロック信号CLの周波数は“n(自然数)×r(Hz)”である。
アンプ12、14は、矩形波状のクロック信号CLが夫々入力され、その振幅レベルを所定利得に従って設定するものである。例えば、アンプ12、14は、夫々接地電位(0レベル)を基準としてピーク側とボトム側へと振幅する矩形波状のクロック信号CL1、CL2を生成する(図9(a)、(b)参照)。なお、クロック信号CL1、CL2は、互いに振幅レベルが異なるように設定されてある。
切替制御回路20は、送信データDのビット値をクロック信号CLに同期してラッチし、そのラッチしたビット値に基づいて、スイッチ回路16、18のオン/オフを制御するための制御信号SWを生成する(図9(c)参照)。
スイッチ回路16、18は、切替制御回路20から供給される制御信号SWに基づいて、夫々を相補的にオン/オフするものである。例えば、制御信号SWがHレベルとのとき、スイッチ回路16はオフ且つスイッチ回路18はオンとなり、制御信号SWがLレベルのとき、スイッチ回路16はオン且つスイッチ回路18はオフとなる。なお、スイッチ回路16、18の各出力を合成した信号がLPF22へと入力される。
LPF22は、スイッチ回路16、18の各出力を合成した信号に含まれる高周波成分を除去し、滑らかな正弦波状のASK変調信号Sを生成するものである(図9(e)参照)。
なお、このような従来のASK変調回路としては、例えば、以下に示す特許文献1に開示される。
特開2001−119442号公報
ところで、図8に示したアンプ12、14のような出力信号の振幅レベルを設定する回路(以下、従来の『振幅設定回路』と称する。)としては、アンプ内部の回路素子が温度特性を有しており、夫々の利得が温度変化によって変化する問題がある。この結果として、振幅レベルが設定された出力信号は、温度変化に伴ってバラツキが生じることとなる。また、出力信号の振幅レベルを変更する際には、それに応じた利得を有するアンプへと置換する必要がある。
そこで、前述した振幅設定回路のような固定利得型のアンプではなく、抵抗ラダー型の電子ボリウムやアッテネータ等といった、出力信号の振幅レベルを抵抗の選択によって任意に調整可能とする回路(以下、従来の『振幅調整回路』と称する。)が採用される場合が多い。しかしながら、従来の振幅調整回路は、従来の振幅設定回路と同様に、温度変化の影響を受けやすく、出力信号の振幅レベルの変動が大きいことが知られている。また、従来の振幅調整回路は、有限個数の抵抗の選択によって出力信号の振幅レベルを調整する仕組みである以上、きめ細やかな振幅レベルの調整をするには制約が大きく、また、後段回路の動作基準電圧を任意に選択しづらいという問題もあった。さらに、従来の振幅調整回路は、その構成自体が複雑であり、システム全体としての規模が大きくなる問題も生じていた。
前述した課題を解決する主たる本発明は、入力信号に応じた出力信号の振幅レベルを調整する振幅調整回路において、可変電流を生成する可変電流源(I1)と、ソース電源ラインとシンク電源ラインとの間に互いに逆の導電型となる第1導電型トランジスタ(M1)と第2導電型トランジスタ(M2)を直列接続させて構成され、入力信号の論理レベルを反転させた出力信号を生成するインバータ部と、前記ソース電源ライン側に設けられるとともに互いの制御電極が共通接続された二組の第1ソース側トランジスタのうち、一方の第1ソース側トランジスタ(Q6)がダイオード接続され、他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)が前記ソース電源ラインと前記第1導電型トランジスタ(M1)との間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方の第1ソース側トランジスタ(Q6)に流れる第1ソース側カレントミラー部と、前記シンク電源ライン側に設けられるとともに互いの制御電極が共通接続された二組の第1シンク側トランジスタのうち、一方の第1シンク側トランジスタ(Q8)がダイオード接続され、他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)が前記第2導電型トランジスタ(M2)と前記シンク電源ラインとの間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方の第1シンク側トランジスタ(Q8)に流れる第1シンク側カレントミラー部と、前記シンク電源ライン側に設けられるとともに互いの制御電極が共通接続された二組の第2シンク側トランジスタのうち、一方の第2シンク側トランジスタ(Q15)がダイオード接続され、他方の第2シンク側トランジスタ(Q14)が前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)と前記第1導電型トランジスタ(M1)の接続部と前記シンク電源ラインとの間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方及び前記他方の第2シンク側トランジスタ(Q15、Q14)に流れるとともに当該電流が前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)にも流れる第2シンク側カレントミラー部と、前記ソース電源ライン側に設けられるとともに互いの制御電極が共通接続された二組の第2ソース側トランジスタのうち、一方の第2ソース側トランジスタ(Q5)がダイオード接続され、他方の第2ソース側トランジスタ(Q4)が前記ソース電源ラインと前記第2導電型トランジスタ(M2)と前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)との接続部との間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方及び前記他方の第2ソース側トランジスタ(Q5、Q4)に流れるとともに当該電流が前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)にも流れる第2ソース側カレントミラー部と、を有しており、前記出力信号の振幅レベルが前記可変電流に応じて調整されるとともに、前記一方及び前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q6,Q7)に夫々流れる電流を等しくさせ、且つ、前記一方及び前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q8、Q9)に夫々流れる電流を等しくさせる、こととする。
本発明によれば、単純な仕組みで振幅レベルの調整を可能とし且つ調整された振幅レベルの温度変化に対する安定化を図った振幅調整回路を提供することができる。
<第1実施形態>
===第1振幅調整回路の構成/動作===
図1は、本発明の第1実施形態に係る第1振幅調整回路100の構成を示す図である。なお、第1振幅調整回路100は、矩形波状の入力信号VIN1を論理反転させた出力信号VOUT1の振幅レベルを調整するものである。第1振幅調整回路100は、例えば、ASK変調回路におけるクロック信号の振幅レベルを調整する回路(例えば、図8に示すアンプ12、14)として利用される。
第1カレントミラー部110は、電源電位Vccのソース電源ライン側に設けた第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3夫々の制御電極(例えば、後述のベース電極)同士が並列接続されるとともに、第1トランジスタQ1をダイオード接続して構成される。この構成により、可変電流源105の可変電流I1がダイオード接続された第10トランジスタQ10に流れることで、可変電流I1は第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)に夫々複製される。
なお、本実施形態において、第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)としては、PNP型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)において、各エミッタ電極がソース電源ラインと共通接続され、各ベース電極が共通接続される。また、第1トランジスタQ1のベース電極とコレクタ電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。さらに、第1トランジスタQ1と第11トランジスタQ11はソース電源ラインとシンク電源ラインとの間に直列接続して設けられることとする。この構成により、可変電流I1は、第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)のコレクタ電流として複製される。
第2カレントミラー部120は、接地電位Gndのシンク電源ライン側に設けた第11トランジスタQ11、第12トランジスタQ12、第13トランジスタQ13夫々の制御電極(例えば、後述のベース電極)同士が並列接続されるとともに、第11トランジスタQ11をダイオード接続して構成される。この構成により、可変電流源105の可変電流I1がダイオード接続された第10トランジスタQ10に流れることで、可変電流I1は第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)に夫々複製される。
なお、本実施形態において、第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)としては、NPN型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)において、各エミッタ電極がシンク電源ラインと共通接続され、各ベース電極が共通接続される。また、第11トランジスタQ1のベース電極とコレクタ電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。この構成により、可変電流I1は、第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)のエミッタ電流として複製される。
さらに、本実施形態において、第10トランジスタQ10としては、PNP型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第10トランジスタQ10において、コレクタ電極に対して可変電流源105の可変電流I1を供給させ、エミッタ電極をシンク電源ラインと接続させ、さらに、ベース電極とコレクタ電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。また、第10トランジスタQ10のベース電極は、第2カレントミラー部120における第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)の各ベース電極と共通接続させる。この構成により、可変電流源105の可変電流I1が第10トランジスタQ10に流れることで、可変電流I1は第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)のコレクタ電流として、また、第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)のエミッタ電流として夫々複製される。なお、第10トランジスタQ10として、NPN型バイポーラトランジスタを採用した場合、可変電流源105ならびに第10トランジスタQ10は、第1カレントミラー部110側に接続される構成となる。
第3カレントミラー部130は、本発明に係る『第1ソース側カレントミラー部』の一実施形態である。第3カレントミラー部130は、第2トランジスタQ2のシンク電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第6トランジスタQ6(『一方の第1ソース側トランジスタ』)と、自身の制御電極(例えば、後述のベース電極)が第6トランジスタQ6の制御電極(例えば、後述のベース電極)と接続された第7トランジスタQ7(『他方の第1ソース側トランジスタ』)と、によって構成される。この構成により、可変電流I1を複製した第2トランジスタQ2のコレクタ電流が第6トランジスタQ6に流れる。
なお、本実施形態において、第6、第7トランジスタ(Q6、Q7)としては、NPN型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第6、第7トランジスタ(Q6、Q7)のベース電極は夫々共通接続される。また、第6トランジスタQ6において、コレクタ電極が第2トランジスタQ2のコレクタ電極と接続され、エミッタ電極が第1抵抗素子R1を介して基準電圧印加部180と接続され、さらに、コレクタ電極とベース電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。一方、第7トランジスタQ7において、コレクタ電極がソース電源ラインと接続され、エミッタ電極がインバータ部150の第1導電型トランジスタM1のソース電源ライン側の電極(例えば、後述のソース電極)と接続される。
第4カレントミラー部140は、本発明に係る『第1シンク側カレントミラー部』の一実施形態である。第4カレントミラー部140は、第12トランジスタQ12のソース電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第8トランジスタQ8(『一方の第1シンク側トランジスタ』)と、自身の制御電極(例えば、後述のベース電極)が第8トランジスタQ8の制御電極(例えば、後述のベース電極)と接続された第9トランジスタQ9(『他方の第1シンク側トランジスタ』)と、によって構成される。この構成により、可変電流I1を複製した第12トランジスタQ12のエミッタ電流が前記第8トランジスタに流れる。
なお、本実施形態において、第8、第9トランジスタ(Q8、Q9)としては、PNP型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第8、第9トランジスタ(Q8、Q9)のベース電極は夫々共通接続される。また、第8トランジスタQ8において、コレクタ電極が第12トランジスタQ2のコレクタ電極と接続され、エミッタ電極が第2抵抗素子R2を介して基準電圧印加部180と接続され、さらに、コレクタ電極とベース電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。一方、第9トランジスタQ9において、コレクタ電極がソース電源ラインと接続され、エミッタ電極がインバータ部150の第2導電型トランジスタM2のシンク電源ライン側の電極(例えば、後述のソース電極)と接続される。
インバータ部150は、第7トランジスタQ7のシンク電源ライン側に直列接続される第1導電型トランジスタM1と、第9トランジスタQ9のソース電源ライン側と直列接続される第2導電型トランジスタM2とを直列接続させて構成される。なお、第1及び第2導電型トランジスタとは、例えば、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタのように、互いに逆の導電型とするものである。
インバータ部150において、第7トランジスタQ7のエミッタ電流が第1導電型トランジスタM1に流れるとともに第9トランジスタQ9のエミッタ電流が第2導電型トランジスタM2に流れる。さらに、インバータ部150は、矩形波状電圧V1の入力信号VIN1の論理レベルに応じて第1導電型トランジスタM1を導通させて得られる第7トランジスタQ7のエミッタ電流レベルに応じた一方の論理レベル(Hレベル)、又は、第2導電型トランジスタM2を導通させて得られる第9トランジスタQ9のエミッタ電流レベルに応じた他方の論理レベル(Lレベル)のうち、いずれか一方を有した出力信号VOUT1を生成する。この出力信号VOUT1は、インバータ部150と直接的に接続された後段増幅回路50へと入力される。なお、後段増幅回路50は、入力エッジの変化の際に電流が流れて、所定の増幅動作を行う回路とする。
なお、本実施形態において、第1導電型トランジスタM1及び第2導電型トランジスタM2としては、電圧駆動のMOS型トランジスタを採用する。すなわち、第1導電型トランジスタM1と第2導電型トランジスタM2において、ゲート電極同士、ドレイン電極同士が夫々接続される。また、第1導電型トランジスタM1において、ソース電極がトランジスタQ7のエミッタ電極と接続される。一方、第2導電型トランジスタM2において、ソース電極がトランジスタQ9のエミッタ電極と接続される。
第5カレントミラー部160は、本発明に係る『第2シンク側カレントミラー部』の一実施形態である。第5カレントミラー部160は、第3トランジスタQ3のシンク電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第15トランジスタQ15(『一方の第2シンク側トランジスタ』)と、自身の制御電極(例えば、後述のベース電極)が第15トランジスタQ15の制御電極(例えば、後述の制御電極)と接続された第14トランジスタQ14(『他方の第2シンク側トランジスタ』)とによって構成される。また、第14トランジスタQ14のソース電源ライン側が第7トランジスタQ7と第1導電型トランジスタM1の接続部と共通接続される。この構成により、可変電流I1を複製した第3トランジスタQ3のコレクタ電流が第15トランジスタQ15に流れるとともに、第15トランジスタQ15の電流が第14トランジスタQ14に複製され、且つ、第14トランジスタQ14の電流が第7トランジスタQ17から吐出する吐出電流(ソース電流)となる。
なお、本実施形態において、第14、第15トランジスタ(Q14、Q15)としては、NPN型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第14、第15トランジスタ(Q14、Q15)のベース電極同士が夫々共通接続される。また、第15トランジスタQ15において、コレクタ電極がトランジスタQ3のコレクタ電極と接続され、エミッタ電極がシンク電源ラインと接続され、さらに、コレクタ電極とベース電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。一方、第14トランジスタQ14において、コレクタ電極がトランジスタQ7のエミッタ電極及び第1導電型トランジスタM1のソース電極と共通接続され、エミッタ電極がシンク電源ラインと接続される。
第6カレントミラー部170は、本発明に係る『第2ソース側カレントミラー部』の一実施形態である。第6カレントミラー部170は、第13トランジスタQ13のソース電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第5トランジスタQ5(『一方の第2ソース側トランジスタ』)と、自身の制御電極(例えば、後述のベース電極)が第5トランジスタQ5の制御電極と接続された第4トランジスタQ4(『他方の第2ソース側トランジスタ』)とによって構成される。また、第4トランジスタQ4のシンク電源ライン側が第2導電型トランジスタM2と第9トランジスタQ9の接続部と共通接続される。この構成により、可変電流I1を複製した第13トランジスタQ13の電流が第5トランジスタQ5に流れるとともに、第5トランジスタQ5のコレクタ電流が第4トランジスタに複製され、且つ、第4トランジスタQ4のコレクタ電流が第9トランジスタQ9へと吸い込まれる吸込電流(シンク電流)となる。
なお、本実施形態において、第4、第5トランジスタ(Q4、Q5)としては、PNP型バイポーラトランジスタを採用する。よって、第4、第5トランジスタ(Q4、Q5)のベース電極同士が夫々共通接続される。また、第5トランジスタQ5において、コレクタ電極がトランジスタQ13のコレクタ電極と接続され、エミッタ電極がソース電源ラインと接続され、さらに、コレクタ電極とベース電極を短絡させてそのダイオード接続を実現する。一方、第4トランジスタQ4において、コレクタ電極がトランジスタQ9のエミッタ電極及び第2導電型トランジスタM2のソース電極と共通接続され、エミッタ電極がソース電源ラインと接続される。
前述した構成を呈する第1振幅調整回路100において、まず、第2カレントミラー部120、第4カレントミラー部140、第6カレントミラー部170、さらにインバータ部150に着目して説明する。
可変電流源105の可変電流I1が、第2カレントミラー部120における第11乃至第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)のエミッタ電流として夫々複製される。つぎに、可変電流I1を複製した第12トランジスタQ12のエミッタ電流が第4カレントミラー部140の第8トランジスタQ8に流れる。ここで、第8トランジスタQ8に流れる電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。
一方、可変電流I1を複製した第13トランジスタQ13のエミッタ電流が第6カレントミラー部170の第5トランジスタQ5に流れる。ここで、第5トランジスタQ5に流れる電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。さらに、第6カレントミラー部170内において、第5トランジスタQ5のコレクタ電流は第4トランジスタQ4のコレクタ電流として複製される。この第4トランジスタQ4のコレクタ電流は、第9トランジスタQ9への吸込電流となる。なお、この吸込電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。
前述した説明により、第4カレントミラー部140内において、第8トランジスタQ8のエミッタ電流と、第9トランジスタQ9のエミッタ電流(シンク電流)は概略等しく設定されたことになる。この結果、第8トランジスタQ8のVBE(ベース/エミッタ間電圧)と、第9トランジスタQ9のVBE(ベース/エミッタ間電圧)も同様に概略等しく設定される。すなわち、可変電流源105の可変電流I1を調整する単純な仕組みによって、第9トランジスタQ9のエミッタ電流ならびにVBEが任意に調整可能となる。さらに、第9トランジスタQ9のエミッタ電流ならびにVBEを任意に調整可能としたことで、インバータ部150を構成する第2導電型トランジスタM2のソース電圧、ひいては、インバータ部150の出力信号VOUT1のボトム側の振幅レベルもまた同様に任意に調整可能となる。
さらに、第8トランジスタQ8と第9トランジスタQ9のエミッタ電流ならびにVBEが概略等しく設定されたことに伴って、第8トランジスタQ8と第9トランジスタQ9との間の温度特性の相違に起因した、第9トランジスタQ9のエミッタ電流ならびにVBEの変化が安定化することとなる。なお、第8トランジスタQ8のVBEは、基準電圧印加部180に印加された基準電圧と第2抵抗素子R2の電圧によって定まるものである。この結果、インバータ部150を構成する第2導電型トランジスタM2のソース電圧およびその温度変化が安定化し、ひいては、インバータ部150の出力信号VOUT1のボトム側の振幅レベルが温度変化に因らず安定化することとなる。
つぎに、前述した構成を呈する第1振幅調整回路100において、第1カレントミラー部110、第3カレントミラー部130、第5カレントミラー部160、さらにインバータ部150に着目して説明する。
可変電流源105の可変電流I1が、第1カレントミラー部110における第1乃至第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)に夫々複製される。そして、可変電流I1を複製した第2トランジスタQ2のコレクタ電流が第3カレントミラー部130の第6トランジスタQ6に流れる。ここで、第6トランジスタの電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。
一方、可変電流I1を複製した第3トランジスタQ3のコレクタ電流が第5カレントミラー部160の第15トランジスタQ15に流れる。ここで、第15トランジスタQ15の電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。さらに、第5カレントミラー部160内において、第15トランジスタQ15のエミッタ電流は第14トランジスタQ14のエミッタ電流として複製される。この第14トランジスタQ14のエミッタ電流は、第7トランジスタからの吐出電流となる。なお、この吐出電流は、可変電流源105の可変電流I1と概略等しく設定される。
前述した説明により、第3カレントミラー部130内において、第6トランジスタQ6のエミッタ電流と、第7トランジスタQ7のエミッタ電流は概略等しく設定されたことになる。この結果、第6トランジスタQ6のVBE(ベース/エミッタ間電圧)と、第7トランジスタQ7のVBE(ベース/エミッタ間電圧)も同様に概略等しく設定される。すなわち、可変電流源105の電流I1を調整する単純な仕組みによって、第7トランジスタQ7のエミッタ電流ならびにVBEが任意に調整可能となる。さらに、第7トランジスタQ7のエミッタ電流ならびにVBEが任意に調整可能としたことに伴って、インバータ部150を構成する第1導電型トランジスタM1のソース電圧、ひいては、インバータ部150の出力信号VOUT1のピーク側の振幅レベルもまた同様に任意に調整可能となる。
さらに、第6トランジスタQ6と第7トランジスタQ7のエミッタ電流ならびにVBEが概略等しく設定されたことに伴って、第6トランジスタQ6と第7トランジスタQ7との間の温度特性の相違に起因した、第7トランジスタQ7のエミッタ電流ならびにVBEの変化が安定化することとなる。なお、第6トランジスタQ6のVBEは、基準電圧印加部180に印加された基準電圧と第1抵抗素子R1の電圧によって定まるものである。この結果、インバータ部150を構成する第1導電型トランジスタM1のソース電圧およびその温度変化が安定化し、ひいては、インバータ部150の出力信号VOUT1のピーク側の振幅レベルが温度変化に因らず安定化することとなる。
===容量素子===
図1に示す第1振幅調整回路100において、第4トランジスタQ4、第2導電型トランジスタM2及び第9トランジスタQ9の共通接続部に対して、一方の電極がシンク電源ラインと接続された第1容量素子C1の他方の電極を接続するようにした。また、第14トランジスタQ14、第7トランジスタQ7及び第1導電型トランジスタM1の共通接続部に対して、一方の電極がシンク電源ラインと接続された第2容量素子C2の他方の電極を接続するようにした。
これら容量素子C1、C2の効果について、図2を用いて説明する。
図2(a)は、2.50Vを基準としてピーク側及びボトム側の振幅レベルが2.50Vとする矩形波状の入力信号VIN1の波形図である。図2(b)は、図2(a)に示す入力信号VIN1に応答するインバータ部150の出力信号VOUT1の波形図である。なお、図2(b)に示す出力信号VOUT1は、可変電流源105の可変電流I1を、10μAから100μAまで10μAのステップにて増加させた場合の波形を示す。例えば、可変電流I1が100μAの場合、出力信号VOUT1は2.50Vを基準としてピーク側及びボトム側の振幅レベルが1.00Vの波形となる。また、図2(b)に示す点線の波形は、容量素子C1、C2が無い場合の出力信号VOUT1の波形図である。
ここで、図2(b)に示す出力信号VOUT1の波形は、各可変電流I1の場合においても、ピーク側及びボトム側の振幅レベルが上下対象に設定されることが分かる。なお、図2(b)に示すように容量素子C1、C2が無い場合、入力信号VIN1の論理レベルの切り替わりの際に応答する出力信号VOUT1の振幅レベルとしては波形鈍りが生じることが分かる。例えば、入力信号VIN1がHレベルからLレベルへと切り替わった際に、第1導電型トランジスタM1が非導通状態から導通状態へと切り替わる。この切り替わりにおいて、第1導電型トランジスタM1に流れる電流が、後段増幅回路50へと流れ込むことになる。この結果、出力信号VOUT1に波形鈍りが生じることとなる。
そこで、この場合、第1導電型トランジスタM1が非導通状態の場合に、容量素子C2は予め充電された状態にある。よって、出力信号VOUT1の波形鈍りが、容量素子C2の充電電圧によって解消することが可能となる。なお、第2導電型トランジスタM2の非導通状態から導通状態への切り替わりの場合についても、容量素子C1の充電電圧を用いて同様なことがいえる。このように、入力信号VIN1に対する出力信号VOUT1の追従性が改善される。
===基準電圧===
図1に示す第1振幅調整回路100において、第1及び前記第2抵抗素子(R1、R2)の接続部である基準電圧印加部180に印加させる基準電圧を、インバータ部150の後段に接続され且つ出力信号VOUT1が供給される後段増幅回路50の動作電圧と同一レベルとする。一般的に、後段増幅回路50のような増幅回路には所定のバイアス電圧を供給する必要がある。このため、インバータ部150の出力信号VOUT1は、その直流成分をそのバイアス電圧に変更した上で後段増幅回路50へと供給する必要がある。よって、基準電圧印加部180に印加させる基準電圧を後段増幅回路50の基準動作電圧と同一としたことで、前述した事象を回避することができる。この結果、コンデンサ結合が不要となり、インバータ部150に後段増幅回路50を直接接続することができる。
また、図1に示す第1振幅調整回路100において、基準電圧印加部180に印加させる基準電圧を、ソース電源ラインの電源電位Vccの1/2とする。この結果、インバータ部150の出力信号VOUT1のピーク側及びボトム側の振幅レベルのいずれか一方が飽和して振幅調整が不能となる事態を回避することが容易となり、出力信号VOUT1のピーク側及びボトム側の振幅レベルのバランス調整に適したものとなる。
===バイポーラトランジスタ===
図1に示す第1振幅調整回路100において、第1乃至第15トランジスタ(Q1乃至Q15)としてバイポーラトランジスタを採用した。ここで、第1乃至第15トランジスタ(Q1乃至Q15)としてMOSトランジスタを採用した場合と比較して、第1振幅調整回路100全体の消費電流を低減することができる。また、低電圧駆動のMOSトランジスタを採用した場合と比較して、動作電圧範囲が広いため、インバータ部150の出力信号VOUT1の振幅レベルの調整範囲を拡大することができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係る第2振幅調整回路200の構成を示す図である。なお、図1に示した第1振幅調整回路100との相違点は、可変電流源105を、正弦波状の可変電圧V5を発生する可変電圧源205と、可変電圧V5が印加されて可変電流I1を生じる電流生成用抵抗素子R3とによって構成される電圧電流変換部210へと置き換えたことにある。
ここで、図4(a)は、2.50Vを基準としてピーク側及びボトム側の振幅レベルが2.50Vとする矩形波状の入力信号VIN1と、同じく2.50Vを基準としてピーク側及びボトム側の最大振幅レベルが1.0Vとなる可変電圧V5と、の波形図である。また、図4(b)は、図4(a)に示した入力信号VIN1と可変電圧V5に対して応答するインバータ部150の出力信号VOUT1の波形図である。ここで、図4(b)に示されるように、可変電圧V5を用いたことによって、出力信号VOUT1の振幅レベルを多段階に振幅変調させた信号を容易且つ単純に生成することが可能となる。
<第3実施形態>
===抵抗素子の温特キャンセルの概要===
図1に示した第1振幅調整回路100、図3に示した第2振幅調整回路200において、第6トランジスタQ6と第8トランジスタQ8との間には、第1及び第2抵抗素子(R1、R2)が直列接続させて設けられる。また、第1及び第2抵抗素子(R1、R2)の接続部は、基準電圧印加部180が設けられてある。
ここで、第1及び第2抵抗素子(R1、R2)は、当然のことながら、温度特性を有することとなる。そして、温度特性に起因した第1及び第2抵抗素子(R1、R2)の電圧変動が影響して、トランジスタQ6、Q8のVBEが変動し、ひいては、インバータ部150の出力信号VOUT1についても変動が起こり得る。
そこで、以下では、第1及び第2抵抗素子(R1、R2)の温度特性の影響を減じるための対策について説明する。
まず、抵抗素子の一般的な温度特性を加味した抵抗値としては、つぎの式(1)で表現される。
RT=R0(1+C1・T+C2・T^2) ・・・ 式(1)
但し、RT:T(K)での抵抗値(Ω)
R0:300K(27℃)での抵抗値(Ω)
T:周囲温度(K)−300K
C1、C2:温度係数
ここで、抵抗素子を構成する材料によって電気伝導の仕組みが異なり、金属のように正の温度特性を示す抵抗素子と、半導体のように負の温度特性を示す抵抗素子の2とおりの場合が存在する。例えば、R0を“10kΩ”とし、正の温度特性を示す抵抗素子として、温度係数C1を“0.8m”、温度係数C2を“1μ”とした場合、また、負の温度特性を示す抵抗素子として、温度係数C1を“−2m”、温度係数C2を“8μ”とした場合、夫々の抵抗値RTの温度特性を図6に示す。
そこで、正の温度特性を示す抵抗素子と、負の温度特性を示す抵抗素子とを直列接続又は並列接続することによって、抵抗素子の温度特性をキャンセルする仕組みを以下に説明する。
===直列接続の場合===
2つの抵抗素子を直列接続する場合(以下、単に直列接続の場合と称する。)を考える。ここで、2つの抵抗素子夫々について、前述の2次の項を無視した式(1)において、正の温度特性の場合をaとし負の温度特性の場合をbとし、R0をRaとRbとし、温度係数C1をC1aとC1bとし、合成抵抗値をRとして表現する。
この場合、合成抵抗値Rは、つぎの式(2)で表現される。
R=RTa+RTb
=Ra(1+C1a・T)+Rb(1+C1b・T)
=Ra+Ra・C1a・T+Rb+Rb・C1b・T
=Ra+Rb+T(Ra・C1a+Rb・C1b) ・・・ 式(2)
ここで、温度の項が“0”の場合、合成抵抗値Rの温度変化が無くなることになるので、つぎの式(3)が成立すればよいこととなる。
Ra・C1a+Rb・C1b=0
⇒ Ra/Rb = −C1b/C1a ・・・ 式(3)
つまり、温度係数が互いに逆特性であり、且つ、夫々の抵抗値の比を温度係数の逆比にすればよいことが分かる。ここで、直接接続の場合の数値例を示す。なお、C1aを“0.8”、C1bを“−2”とし、合成抵抗値Rを“10kΩ”の場合とする。この場合、C1aとC1bの比はつぎの式(4)となる。なお、式(4)では、便宜上、比の和が“1”となるよう正規化する。
C1a:C1b=0.8:2
=0.4:1
=0.714286:0.285714 ・・・ 式(4)
従って、直列接続させる二つの抵抗素子のRa及びRbは、つぎの式(5a)及び(5b)で求められる。
Ra=10(kΩ)×0.714286
=7.142857(kΩ) ・・・ 式(5a)
Rb=10(kΩ)×0.285714
=2.857143(kΩ) ・・・ 式(5b)
===並列接続の場合===
2つの抵抗素子を並列接続する場合(以下、単に並列接続の場合と称する。)を考える。ここで、2つの抵抗素子夫々について、前述した式(2)の各係数をコンダクタンス表現としたものを、式(6a)〜(6g)に示す。
1/R=G ・・・ 式(6a)
1/RTa=GTa ・・・ 式(6b)
1/RTb=GTb ・・・ 式(6c)
1/R0=G0 ・・・ 式(6d)
1/C1a=D1a ・・・ 式(6e)
1/C1b=D1b ・・・ 式(6f)
1/T=T’ ・・・ 式(6g)
この場合、合成コンダクタンス値Gは、つぎの式(7)で表現される。
G=GTa+GTb
=Ga(1+D1a・T’)+Gb(1+D1b・T’)
=Ga+Ga・D1a・T’+Gb+Gb・D1b・T’
=Ga+Gb+T’(Ga・D1a+Gb・D1b) ・・・ 式(7)
ここで、温度の項が“0”の場合、合成コンダクタンス値Gの温度変化が無くなることになるので、つぎの式(8)が成立すればよいこととなる。
Ga・D1a+Gb・D1b=0
⇒ Ga/Gb = −D1b/D1a ・・・ 式(8)
つまり、温度係数が互いに逆特性であり、且つ、夫々のコンダクタンス値の比を温度係数の逆比にすればよいことが分かる。換言すると、温度係数が互いに逆特性であり、且つ、夫々の抵抗値の比を温度係数の比と等しくすればよいことになる。ここで、並列接続の場合の数値例を示す。なお、直列接続の場合のパラメータと同様の値を用いる。よって、並列接続させる二つの抵抗素子のGa及びGbは、つぎの式(9a)及び(9b)で求められる。
Ga=100(mS)×0.714286
=71.42857(mS) ・・・ 式(9a)
Gb=100(mS)×0.285714
=28.57143(mS) ・・・ 式(9b)
===2次の項の影響 ===
前述の直列接続の場合と並列接続の場合夫々において、抵抗素子の温度特性の2次の項を無視した。ここでは、抵抗素子の温度特性の2次の項が合成抵抗値に与える影響について詳述する。なお、図7は、前述の各パラメータを用い且つ抵抗素子の温度特性の2次の項を用いた場合における、直列接続の場合と、並列接続の場合夫々の抵抗素子の温度特性を示した図である。図7によれば、並列接続の場合は、直列接続の場合と比較して、温度変化が小さくなることが分かる。この現象は、正の温度特性を示す抵抗素子の抵抗値RTaと比較して、負の温度特性を示す抵抗素子の抵抗値RTbの2次の項が大きいことに起因する。
ここで、直列接続の場合と並列接続の場合夫々における、抵抗素子の温度特性の2次の項の寄与率について、正/負の温度特性の2次の温度係数C2a、C2bの比を用いて説明する。前述したパラメータを用いた場合、直列接続の場合の温度係数C2a、C2bの比はつぎの式(10)で求まり、並列接続の場合の温度係数C2a、C2bの比はつぎの式(11)で求まる。
(直列接続の場合)
C2a:C2b=1μ×0.285714:8μ×0.714286
=0.285714μ:0.714286μ
=1:20 ・・・ 式(10)
(並列接続の場合)
C2a:C2b=1μ×0.714286:8μ×0.285714
=0.714286μ:2.285714μ
=1:3.2 ・・・ 式(11)
よって、直列接続の場合と比較して、並列接続の場合の方が抵抗素子の温度係数の2次の項の寄与率が低いことが分かる。よって、直列接続の場合と比較して、並列接続の場合方が、正/負の温度特性を示す2つの抵抗素子の抵抗値Ra、Rbを適切に選択できる可能性が高くなる。なお、並列接続の場合、直列接続の場合と比較して、得られる抵抗値が減少することとなる。よって、高抵抗値が要求される場合には、直列接続の場合の方が適切となる。
===第3振幅調整回路の構成===
図5は、本発明の第3実施形態に係る第3振幅調整回路300の構成を示す図である。なお、第1振幅調整回路100との相違点は、温特補正部310を設けた点にある。
温特補正部310は、前述した直列接続の場合を採用したものである。すなわち、第1抵抗素子R1と基準電圧印加部180との間に第3抵抗素子R3を設ける。さらに、第2抵抗素子R2と基準電圧印加部180との間に第4抵抗素子R4を設ける。なお、本実施形態において、第1抵抗素子R1は負の温度特性を示す抵抗素子とし、第3抵抗素子R3は正の温度特性を示す抵抗素子としたが、逆にしてもよい。また、第2抵抗素子R2は負の温度特性を示す抵抗素子とし、第4抵抗素子R4は正の温度特性を示す抵抗素子としたが、逆にしてもよい。
ここで、前述した式(3)に基づいて、第1及び第3抵抗素子(R1、R3)の一次の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該一次の温度係数の逆比に設定した。さらに、
第2及び第4抵抗素子(R2、R4)の一次の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該一次の温度係数の逆比に設定した。この結果として、第1、第2抵抗素子(R1、R2)の温度特性に起因した出力振幅レベルの変化を補正することが可能となる。
なお、温特補正部310は、前述した並列接続の場合を採用してもよい。すなわち、第1及び第3抵抗素子(R1、R3)を並列接続するとともに、第2及び第4抵抗素子(R2、R4)を並列接続する。この場合、前述した式(8)に基づいて、第1及び第3抵抗素子(R1、R3)の一次温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の比と同一に設定した。さらに、第2及び第4抵抗素子(R2、R4)の一次温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の比と同一に設定した。この結果として、第1、第2抵抗素子(R1、R2)の温度特性に起因した出力振幅レベルの変化を補正することが可能となる。
また、同様に、第2振幅調整回路200における電流生成用抵抗素子R5についても同様な温特キャンセルの対策、すなわち、前述した直列接続の場合又は並列接続の場合のいずれかを採用することが可能である。この結果、電流生成用抵抗素子R5の温度特性がキャンセルされ、最終的に、インバータ部150の出力信号VOUT1の振幅レベルが安定化することとなる。
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の第1実施形態に係る第1振幅調整回路の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る第1振幅調整回路において、入力信号VIN1の波形と、それに応答する出力信号VOUT1の波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第2振幅調整回路の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第2振幅調整回路において、入力信号VIN1と可変電圧V5の波形と、それに応答する出力信号VOUT1の波形を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る第3振幅調整回路の構成を示す図である。 正の温度特性を示す抵抗素子及び負の温度特性を示す抵抗素子夫々の温度特性の例を示す図である。 正の温度特性を示す抵抗素子及び負の温度特性を示す抵抗素子を直列接続した場合と並列接続した場合夫々の温度特性の例を示す図である。 従来のASK変調回路の構成を示す図である。 従来のASK変調回路の主要信号の波形を示す図である。
符号の説明
10 基準クロック生成回路
12、14 アンプ
16、18 スイッチ回路
20 切替制御回路
22 LPF
50 後段増幅回路
100 第1振幅調整回路
105 可変電流源
110 第1カレントミラー部
120 第2カレントミラー部
130 第3カレントミラー部
140 第4カレントミラー部
150 インバータ部
160 第5カレントミラー部
170 第6カレントミラー部
180 基準電圧印加部
200 第2振幅調整回路
205 可変電圧源
210 電圧電流変換部
300 第3振幅調整回路
310 温特補正部

Claims (11)

  1. 入力信号に応じた出力信号の振幅レベルを調整する振幅調整回路において、
    可変電流を生成する可変電流源(I1)と、
    ソース電源ラインとシンク電源ラインとの間に互いに逆の導電型となる第1導電型トランジスタ(M1)と第2導電型トランジスタ(M2)を直列接続させて構成され、入力信号の論理レベルを反転させた出力信号を生成するインバータ部と、
    前記ソース電源ライン側に設けられるとともに、互いの制御電極が共通接続された二組の第1ソース側トランジスタのうち、一方の第1ソース側トランジスタ(Q6)がダイオード接続され、他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)が前記ソース電源ラインと前記第1導電型トランジスタ(M1)との間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方の第1ソース側トランジスタ(Q6)に流れる第1ソース側カレントミラー部と、
    前記シンク電源ライン側に設けられるとともに、互いの制御電極が共通接続された二組の第1シンク側トランジスタのうち、一方の第1シンク側トランジスタ(Q8)がダイオード接続され、他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)が前記第2導電型トランジスタ(M2)と前記シンク電源ラインとの間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方の第1シンク側トランジスタ(Q8)に流れる第1シンク側カレントミラー部と、
    前記シンク電源ライン側に設けられるとともに、互いの制御電極が共通接続された二組の第2シンク側トランジスタのうち、一方の第2シンク側トランジスタ(Q15)がダイオード接続され、他方の第2シンク側トランジスタ(Q14)が前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)と前記第1導電型トランジスタ(M1)の接続部と前記シンク電源ラインとの間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方及び前記他方の第2シンク側トランジスタ(Q15、Q14)に流れるとともに当該電流が前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q7)においても流れる第2シンク側カレントミラー部と、
    前記ソース電源ライン側に設けられるとともに、互いの制御電極が共通接続された二組の第2ソース側トランジスタのうち、一方の第2ソース側トランジスタ(Q5)がダイオード接続され、他方の第2ソース側トランジスタ(Q4)が前記ソース電源ラインと前記第2導電型トランジスタ(M2)と前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)との接続部との間に設けられ、前記可変電流に応じた電流が前記一方及び前記他方の第2ソース側トランジスタ(Q5、Q4)に流れるとともに当該電流が前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)においても流れる第2ソース側カレントミラー部と、
    を有しており、前記出力信号の振幅レベルが前記可変電流に応じて調整されるとともに、前記一方及び前記他方の第1ソース側トランジスタ(Q6,Q7)に夫々流れる電流を等しくさせ、且つ、前記一方及び前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q8、Q9)に夫々流れる電流を等しくさせたこと、を特徴とする振幅調整回路。
  2. 前記第2導電型トランジスタ(M2)、前記他方の第1シンク側トランジスタ(Q9)及び前記他方の第2ソース側トランジスタ(Q4)の共通接続部に対して、一方の電極が前記シンク電源ラインと接続された第1容量素子(C1)の他方の電極を接続し、
    前記第1導電型トランジスタ(M1)、前記他方のソース側トランジスタ(Q7)及び前記他方のシンク側トランジスタ(Q14)の共通接続部に対して、一方の電極が前記シンク電源ラインと接続された第2容量素子(C2)の他方の電極を接続したこと、
    を特徴とする請求項1に記載の振幅調整回路。
  3. 前記一方の第1ソース側トランジスタ(Q6)と前記一方の第1シンク型トランジスタ(Q8)の間を、直列接続させた第1抵抗素子(R1)及び第2抵抗素子(R2)を介して接続し、且つ、前記第1及び前記第2抵抗素子の接続部に、前記インバータ部の後段に接続させる所定の増幅回路の動作電圧と同一レベルの基準電圧を印加させたこと、を特徴とする請求項1に記載の振幅調整回路。
  4. 前記基準電圧を、前記ソース電源ラインにおける電源電位の1/2としたこと、を特徴とする請求項3に記載の振幅調整回路。
  5. 前記第1及び前記第2ソース側トランジスタならびに前記第1及び前記第2シンク側トランジスタを、バイポーラトランジスタとしたこと、を特徴とする請求項1に記載の振幅調整回路。
  6. 前記可変電流源を、正弦波状の可変電圧を発生する可変電圧源(V5)、及び、前記可変電圧が印加されて前記可変電流を生成する電流生成用抵抗素子(R5)へと置き換えたこと、を特徴とする請求項1に記載の振幅調整回路。
  7. 前記第1抵抗素子(R1)と、前記基準電圧を印加させる前記第1及び前記第2抵抗素子(R1、R2)の接続部との間に、第3抵抗素子(R3)を設けるとともに、
    前記第2抵抗素子(R2)と、前記基準電圧を印加させる前記第1及び前記第2抵抗素子(R1、R2)の接続部との間に、第4抵抗素子(R4)を設けることとし、
    前記第1及び前記第3抵抗素子(R1、R3)の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の逆比にするとともに、
    前記第2及び前記第4抵抗素子(R2、R4)の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の逆比にしたこと、
    を特徴とする請求項3に記載の振幅調整回路。
  8. 前記電流生成用抵抗素子(R5)と直列接続させる抵抗素子を有しており、
    前記電流生成用抵抗素子(R5)と前記直列接続させる抵抗素子の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の逆比にしたこと、を特徴とする請求項6に記載の振幅調整回路。
  9. 前記第1抵抗素子(R1)と並列接続させる第3抵抗素子(R3)を設けるとともに、
    前記第2抵抗素子(R2)と並列接続させる第4抵抗素子(R4)を設けることとし、
    前記第1及び前記第3抵抗素子(R1、R3)の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の比と同一にするとともに、
    前記第2及び前記第4抵抗素子(R2、R4)の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の比と同一にしたこと、を特徴とする請求項3に記載の振幅調整回路。
  10. 前記電流生成用抵抗素子(R5)と並列接続させる抵抗素子を有しており、
    前記電流生成用抵抗素子(R5)と前記並列接続させる抵抗素子の温度係数を互いに逆特性とし且つ抵抗比を当該温度係数の比と同一にしたこと、を特徴とする請求項6に記載の振幅調整回路。
  11. 入力信号に応じた出力信号の振幅レベルを調整する振幅調整回路において、
    可変電流を生成する可変電流源(I1)と、
    ソース電源ライン側に設けた第1、第2、第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)の各制御電極が共通接続されるとともに、前記第1トランジスタ(Q1)がダイオード接続されて構成され、前記可変電流がダイオード接続された第10トランジスタ(Q10)に流れることで前記第1乃至前記第3トランジスタ(Q1、Q2、Q3)に夫々複製される第1カレントミラー部と、
    シンク電源ライン側に設けた第11、第12、第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)の各制御電極が共通接続されるとともに、前記第11トランジスタ(Q11)がダイオード接続されて構成され、前記可変電流が前記第10トランジスタ(Q10)に流れることで前記第11乃至前記第13トランジスタ(Q11、Q12、Q13)に夫々複製される第2カレントミラー部と、
    前記第2トランジスタ(Q2)の前記シンク電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第6トランジスタ(Q6)と、自身の制御電極が前記第6トランジスタ(Q6)の制御電極と接続された第7トランジスタ(Q7)とにより構成され、前記可変電流を複製した前記第2トランジスタ(Q2)の電流が第6トランジスタ(Q6)に流れる第3カレントミラー部と、
    前記第12トランジスタ(Q12)の前記ソース電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第8トランジスタと、自身の制御電極が前記第8トランジスタ(Q8)の制御電極と接続された第9トランジスタ(Q9)とにより構成され、前記可変電流を複製した前記第12トランジスタ(Q12)の電流が前記第8トランジスタ(Q8)に流れる第4カレントミラー部と、
    前記第7トランジスタ(Q7)の前記シンク電源ライン側に直列接続される第1導電型トランジスタ(M1)と、前記第9トランジスタ(Q9)の前記ソース電源ライン側と直列接続される第2導電型トランジスタ(M2)とを直列接続させて構成され、前記第7トランジスタ(Q7)の電流が前記第1導電型トランジスタ(M1)に流れるとともに前記第9トランジスタ(Q9)の電流が前記第2導電型トランジスタ(M2)に流れ、且つ、入力信号の論理レベルに応じて前記第1導電型トランジスタ(M1)を導通させて得られる前記第7トランジスタ(Q7)の電流レベルに応じた一方の論理レベル、又は、前記第2導電型トランジスタ(M2)を導通させて得られる前記第9トランジスタ(Q9)の電流レベルに応じた他方の論理レベルのうち、いずれか一方を有した出力信号を生成するインバータ部と、
    前記第3トランジスタ(Q3)の前記シンク電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第15トランジスタ(Q15)と、自身の制御電極が前記第15トランジスタ(Q15)の制御電極と接続された第14トランジスタ(Q14)とによって構成され且つ前記第14トランジスタ(Q14)の前記ソース電源ライン側が前記第7トランジスタ(Q7)と前記第1導電型トランジスタ(M1)の接続部と共通接続されており、前記可変電流を複製した前記第3トランジスタ(Q3)の電流が前記第15トランジスタ(Q15)に流れるとともに前記第15トランジスタ(Q15)の電流が前記第14トランジスタ(Q14)に複製され且つ前記第14トランジスタ(Q14)の電流が前記第7トランジスタからの吐出電流となる第5カレントミラー部と、
    前記第13トランジスタ(Q13)の前記ソース電源ライン側に直列接続され且つダイオード接続された第5トランジスタ(Q5)と、自身の制御電極が前記第5トランジスタ(Q5)の制御電極と接続された第4トランジスタ(Q4)とによって構成され且つ前記第4トランジスタ(Q4)の前記シンク電源ライン側が前記第2導電型トランジスタ(M2)と前記第9トランジスタ(Q9)の接続部と共通接続されており、前記可変電流を複製した前記第13トランジスタ(Q13)の電流が前記第5トランジスタ(Q15)に流れるとともに前記第5トランジスタ(Q5)の電流が前記第4トランジスタ(Q4)に複製され且つ前記第4トランジスタ(Q4)の電流が前記第9トランジスタへの吸込電流となる第6カレントミラー部と、を有することを特徴とする振幅調整回路。

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