JP2006201805A - コンピュータシステム及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
低速かつ低容量のメモリのみでも拡大表示を可能な液晶表示制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
映像信号105が中解像度以下の場合、フレームメモリ110、ラインメモリ111、拡大処理制御回路118によって拡大処理を行う。フレームメモリ110への入力と出力とを同期化すれば、フレームメモリ110の容量は2ライン分だけで足りる。映像信号105が液晶表示パネル124と同じ高解像度の場合、ゲート回路109を通じて映像信号105(117)を表示タイミング生成回路120へ出力し、スルーモードで表示する。フレームメモリ110等による処理は行わない。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等からの映像信号を液晶表示装置に拡大表示する際に必要な記憶素子の小容量化等を図った液晶表示制御装置、コンピュータシステム及び表示装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータ等からの映像情報を拡大表示する液晶表示制御装置として、例えば、特開平4−12393号公報に開示されているように、パーソナルコンピュータ等からの映像信号を一旦フレームメモリに格納し、読み出しを液晶表示に適したタイミングで行う技術が知られている。以下、該技術の詳細を図12、図13を用いて説明する。
図12は、特開平4−12393号公報に開示されている液晶表示装置内部の制御回路ブロック構成図である。図12において、符号“1101”を付したのは、パーソナルコンピュータ等からの映像信号である。符号“1102”を付したのは同期信号である。同様に、符号“1103”は水平/垂直タイミング及び基本クロック生成回路、符号“1104”は入力信号自動判別回路、符号“1105”はフレームメモリデータ及びライト制御信号生成回路、符号“1106”はフィールドメモリ及びラインバッファより構成されるフレームメモリ回路、符号“1107”はフレームメモリリード制御及び、表示データ生成回路、符号“1108”は拡大表示制御回路、符号“1109”は液晶表示回路、符号“1110”は液晶表示ユニットを指している。
図13は、図12のフレームメモリ回路1106の詳細を示すブロック図である。図13において、符号“1201”を付したのはフィールドメモリである。同様に、符号“1202”はラインバッファ、符号“1203”は読み出しデータセレクト回路を指している。
図12、図13において、水平・垂直タイミング及び基本クロック作成回路1103は、パーソナルコンピュータ等から入力されるCRT表示装置駆動用の水平及び垂直の同期信号1102に基づいて、フレームメモリデータ作成及びフレームメモリ書き込み回路1105の動作を制御するための水平タイミング信号,垂直タイミング信号及び基本クロック信号CK1を作成する。
フレームメモリデータ作成及びフレームメモリ書き込み回路1105は、基本クロック信号CK1に基づいて、制御信号WRCT(ライトクロック信号SWCK、ライトイネーブル信号WE、リセットライト信号RSTW)を発生し、これをフィールドメモリ1201に対し出力する(図13参照)。また、パーソナルコンピュータ等から入力される映像信号1101より作成した一画面分に相当するメモリデータDinを、フィールドメモリ1201に順次書き込んで一旦格納する。
一方、フレームメモリ読み出し及び表示データ作成回路1107は、液晶表示回路1109の生成する液晶表示駆動用クロック信号CK2と拡大表示制御回路1108の生成する制御信号とに基づいて、制御信号RDCTを生成する。そして、この制御信号RDCTを、フレームメモリ回路1106へ出力する。なお、液晶表示駆動用クロック信号CK2は、前述の基本クロック信号CK1よりも周期が長くされている。
この制御信号RDCTは、リードクロック信号SRCK,リードリセット信号RSTR,ライトクロック信号WCK,リセットライト信号RSTWN,リードクロック信号RCK,リセットリード信号RSTRNおよびデータ選択信号SELDTからなる。このうち、リードクロック信号SRCK及びリードリセット信号RSTRは、フィールドメモリ1201に供給される。ライトクロック信号WCK,リセットライト信号RSTWN,リードクロック信号RCK及びリセットリード信号RSTRNは、フレームメモリ回路1106のラインバッファ1202に供給される。データデータ選択信号SELDTは、フレームメモリ1106の読み出しデータセレクト回路1203に対し供給される。
読み出しデータセレクト回路1203は、フィールドメモリ1201の出力データD1とラインバッファ1202の出力データD2とのうちの何れか一方を選択し、フレームメモリ読み出しデータDoutとして出力させる。
上述のフレームメモリ読み出し及び表示データ作成回路1107は、このデータDoutに基づいて、液晶表示ユニット1110に適合するシリアルな液晶表示データを作成する。
液晶表示回路1109は、液晶表示駆動用クロック信号CK2に基づいて、液晶表示駆動信号、データシフトクロック信号及び交流化信号の液晶表示ユニット1110のフォーマットに適合した信号を発生する。
液晶表示ユニット1110は、フレームメモリ読み出し及び表示データ作成回路1107の出力する液晶表示データと、液晶表示回路1109の出力する信号とに基づいて、所定の画像を表示させる。
ところで、拡大表示制御回路1108は、画面の一部を拡大する指示がオペレータによりなされたか否かを判断している。拡大表示の指示がなされたと判断した場合は、指示された拡大倍率及びその領域等の情報に従って、フレームメモリデータ作成及びフレームメモリ書き込み回路1105およびフレームメモリ読み出し及び表示データ作成回路1107を制御する。
また、入力信号自動判別回路1104は、同期信号1102に基づいて、例えばパーソナルコンピュータの種別により異なる入力ビデオ信号を判別する。そして、その判別結果に応じて、水平・垂直タイミングおよび基本クロック作成回路1103を制御している。
特開平4−12393号公報
前記従来技術では、拡大処理を可能としていた。しかし、フィールドメモリを使用して映像信号の入出力を完全非同期で制御しているため、フィールドメモリには1画面分の映像情報を格納するだけのメモリ容量が必要であった。そして、1画面分の映像情報を格納可能なメモリ容量とは、現在のメモリの技術水準にとって小さいものではない。
さらに従来技術では、全ての映像信号を一旦フレームメモリ回路1106に格納することで、液晶表示ユニットへの読み出しタイミングが常に一定となるようにしている。そのため、高解像度の映像信号が入力されている場合には、拡大処理の有無に関わらず高速アクセス可能なフィールドメモリが必要であった。高速アクセス可能なメモリは高価であり、このようなメモリの使用は表示装置の低コスト化を阻む要因となっていた。
本発明の目的は、メモリ容量の増大を抑えつつ拡大処理を可能とした液晶表示制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、アクセス速度の低速なメモリ(すなわち、安価なメモリ)を使用していながら、高解像度の映像信号にも対応可能な液晶表示制御装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、画質及びコストをユーザの要求に応じて任意に選択可能な液晶表示制御装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、その第1の態様としては、映像信号を入力されて、該映像信号に応じた表示データを液晶表示パネルに出力することで該液晶表示パネルに映像を表示させる液晶表示制御装置において、上記入力された映像信号を格納可能な記憶素子と、上記映像信号をその入力されたタイミングで上記記憶素子に記憶させる一方で、上記液晶表示パネルへ上記表示データを出力するタイミングで上記記憶素子から上記映像信号を読み出させるメモリ制御手段と、を有することを特徴とする液晶表示制御装置が提供される。
該第1の態様の作用を説明する。
メモリ制御手段は、パーソナルコンピュータ等入力された映像信号をその入力されたタイミングで上記記憶素子に記憶させる。また、その一方で、上記液晶表示パネルへ上記表示データを出力するタイミングで上記記憶素子から上記映像信号を読み出させる。従って、該記憶素子は2ライン分の記憶容量があれば足りる。
本発明の第2の態様としては、映像信号を入力されて、該映像信号に応じた映像を液晶表示パネルに表示させる液晶表示制御装置において、上記入力された映像信号を格納するフレームメモリと、上記フレームメモリから読み出された映像信号を格納するラインメモリと、上記フレームメモリおよび上記ラインメモリに対するデータの映像信号の書き込みおよび読み出しを制御するメモリ制御手段と、上記フレームメモリから読み出された映像信号および上記ラインメモリから読み出された映像信号に所定の処理を施した後、上記液晶表示パネルに対し出力する演算処理回路と、を有し、上記メモリ制御手段は、上記フレームメモリからの映像信号の読み出しを、上記フレームメモリへの上記映像信号の書き込みに、別途定められたある間隔ごとに同期させることを特徴とする液晶表示制御装置が提供される。
この場合、上記フレームメモリの記憶容量は、上記入力された映像信号の2ライン分であることが好ましい。
該第2の態様の作用を説明する。
メモリ制御手段は、パーソナルコンピュータ等から入力された映像信号の上記フレームメモリからの映像信号の読み出しを行わせる。この場合、メモリ制御手段はこの読み出しを、上記フレームメモリへの上記映像信号の書き込みに、別途定められたある間隔ごとに同期させる(常に同期している必要はない)。従って、フレームメモリの記憶容量は映像信号の2ライン分で足りる。
演算処理回路は、フレームメモリから読み出された映像信号および上記ラインメモリから読み出された映像信号に所定の処理(例えば、拡大処理)を施した後、液晶表示パネルに対し出力する。該所定の処理が拡大/縮小処理である場合には、上述の別途定められたある間隔とは、この拡大/縮小率に応じて定められることになる。
フレームメモリ、ラインメモリを単一種類の記憶素子で構成すれば、装置の簡素化という観点からみた場合有利である。本発明では、入出力を非同期に制御すること、および、入出力動作を同時に行うことが必要となる。従って、使用する記憶素子としては、FIFOタイプのラインバッファがもっとも好ましい(本発明の他の態様についても同様である)。なお、映像信号を2パラレルで処理する場合であれば、伸長方向に1ライン分の容量を持ったFIFOタイプのラインメモリを用いてフレームメモリを構成できる。このようにすれば単位時間内に処理可能なデータ量が2倍になるため処理速度が向上する。
本発明の第3の態様としては、映像信号を入力されて、該映像信号に応じた映像を液晶表示パネルに表示させる液晶表示制御装置において、上記入力された映像信号を格納するフレームメモリと、上記フレームメモリから読み出された映像信号を格納するための別途用意されたラインメモリを装着可能なメモリ装着部と、上記フレームメモリに対する映像信号の入出力および上記メモリ装着部に装着されるラインメモリに対する映像信号の入出力を制御可能に構成されたメモリ制御手段と、上記フレームメモリ、または、上記フレームメモリおよび上記上記メモリ装着部に装着されたラインメモリ、から読み出された映像信号に所定の処理を施した後、上記液晶表示パネルに対し出力する演算処理回路と、を有することを特徴とする液晶表示制御装置が提供される。
この場合、上記演算処理回路は、上記ラインメモリの有無に応じてその処理内容を変更するものであることが好ましい。
さらには、上記メモリ装着部は、メモリカードを装着可能に構成されていることが好ましい。
上記演算処理回路の行う処理は、上記映像信号に対応した映像の拡大/縮小処理を含んでもよい。
該第3の態様の作用を説明する。
メモリ制御手段は、フレームメモリ、メモリ装着部に装着されるラインメモリ(これは、メモリカード化してもよい)に映像信号を入出力させる。演算処理回路は、フレームメモリ、メモリ装着部に装着されたラインメモリ、から読み出された映像信号に所定の処理(例えば、映像信号に対応した映像の拡大/縮小処理)を施した後、液晶表示パネルに対し出力する。演算処理回路は、ラインメモリの有無に応じてその処理内容を変更する。従って、単にラインメモリを装着するか否かによって、各ユーザの望む画質及び許容されるコストに応じたシステムを構成することができる。
本発明の第4の態様としては、映像信号を入力されて、該映像信号に応じた映像を液晶表示パネルに表示させる液晶表示制御装置において、入力された上記映像信号の解像度を判定する解像度判定手段と、上記映像信号をそのままバイパス映像信号として出力させる第1処理手段と、上記入力された映像信号に所定の処理を施した後、処理信号として出力させる第2処理手段と、上記第1処理手段または上記第2処理手段の出力する信号の上記液晶表示パネルへの出力タイミングを調整するタイミング調整手段と、を備え、上記第1処理手段は、上記解像度判定手段の判定によって得られた上記映像信号の解像度が上記液晶表示パネルの解像度と一致する場合には上記バイパス映像信号を出力し、逆に、上記解像度判定手段の判定によって得られた上記映像信号の解像度が上記液晶表示パネルの解像度と一致しない場合には上記バイパス映像信号の出力を停止するものであり、上記第2処理手段は、上記解像度判定手段の判定によって得られた上記映像信号の解像度が上記液晶表示パネルの解像度と一致する場合には上記処理信号の出力を停止し、逆に、上記解像度判定手段の判定によって得られた上記映像信号の解像度が上記液晶表示パネルの解像度と一致しない場合には上記処理信号を出力するものであること、を特徴とする液晶表示制御装置が提供される。
この場合、上記第2処理手段は、上記映像信号に拡大処理を施すものであってもよい。
該第4の態様における作用を説明する。
解像度判定手段は、入力された映像信号の解像度を判別する。第1処理手段、第2処理手段は、その判別結果に応じて処理動作を変更する。つまり、解像度判定手段の判定によって得られた映像信号の解像度が液晶表示パネルの解像度と一致する場合に、第1処理手段は、バイパス映像信号を出力する。一方、第2処理手段は、処理信号の出力を停止する。逆に、映像信号の解像度が液晶表示パネルの解像度と一致しない場合、第2処理手段は、入力された映像信号に所定の処理(例えば、映像の拡大処理)を施した後、処理信号として出力する。一方、第1処理手段はバイパス映像信号の出力を停止する。タイミング調整手段は、第1処理手段または第2処理手段の出力する信号のタイミングを調整した後、液晶表示パネルへ出力させる。
このように解像度に応じて映像信号の処理手段(あるいは、処理経路)を切り替えることで、各処理手段を構成する素子として、あらゆる解像度の映像信号に対応可能なもの採用する必要はない。例えば第2処理手段がフレームメモリ等を用いて行う拡大処理等を行うものである場合、この第2処理手段は液晶パネルの解像度と一致するような高解像度の映像信号を処理する能力は要求されない。従って、アクセス速度が遅く安価なメモリを用いて第2処理手段のフレームメモリを構成できる。
以上説明したとおり本発明によれば、液晶表示パネルへの映像信号の拡大表示を、低速かつ低容量のメモリ(例えば、FIFOタイプのラインバッファ)で実現できる。
また、ラインメモリの搭載有無に応じて拡大処理方法を選択できる。従って、ユーザは、用途、コスト、要求される画質に応じて最適な装置構成を選択できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態の液晶表示制御装置は、図1に示すとおり、A/D変換回路104、解像度判定回路107、ゲート回路109、フレームメモリ110、ラインメモリ111、フレーム/ラインメモリ制御回路112および表示タイミング生成回路120を備えている。言うまでもないが、この液晶表示制御装置は、パーソナルコンピュータ101および液晶表示パネル124に接続して使用される。ここでは、高解像度(例えば、1024×768ドット)の液晶表示パネル124に接続する場合を主として想定する。
A/D変換回路104は、パーソナルコンピュータ101より出力されるアナログ映像信号102をデジタル化した上で、フレームメモリ110およびゲート回路109にデジタル映像信号105として出力している。同様に、パーソナルコンピュータ101より出力される同期信号103についても、デジタル信号に変換した上で、フレーム/ラインメモリ制御回路112にドットクロック106として出力している。このドットクロック106はA/D変換回路104の変換速度を示している。
解像度判定回路107は、同期信号103に基づいて映像信号102の解像度を判定するものである。解像度判定回路107は、その判定結果を解像度判定結果108として、ゲート回路109,フレーム/ラインメモリ制御回路112および表示タイミング生成回路120に出力している。
ゲート回路109は、デジタル映像信号105のバイパス処理を行うためのものである。本実施形態のゲート回路109は、解像度が液晶表示パネル124の解像度と一致するデジタル映像信号105が入力されているときにはゲートを開いて、このデジタル映像信号105をバイパスデータ117として表示タイミング生成回路120に出力するように構成されている。これ以外の解像度のデジタル映像信号105が入力されているときには、ゲートを閉じて当該映像信号105を通さないようになっている。ゲート回路109は、解像度判定回路107から入力される解像度判定結果108に基づいてその時入力されている映像信号105の解像度を獲得している。
フレームメモリ110は、デジタル映像信号105を一時的に蓄えるためのものである。本実施形態では、該フレームメモリ110として、映像信号105の2ライン分の記憶容量を備えたFIFOタイプのラインバッファメモリを採用している。フレームメモリ110に一旦蓄えられたデータは、フレームメモリリードデータ115として、拡大処理制御回路118およびラインメモリ111へ出力されている。ラインメモリ111は、映像の拡大処理に供するため、フレームメモリ110に格納されているデータを1ライン分づつ読み出して格納するものである。このラインメモリ111も映像信号105の2ライン分の記憶容量を備えている。ラインメモリ111に蓄えられたデータは、ラインメモリリードデータ116として拡大処理制御回路118へ出力されている。本実施形態においては、フレームメモリ110およびラインメモリ111への入出力を同期して行っている。従って、フレームメモリ110が2ライン分しかなくても破綻をきたすことはない。この点は本発明の特徴の一つであるため後ほど詳細に説明する。なお、これらメモリ110,111の動作は、フレーム/ラインメモリ制御回路112から入力されるフレームメモリ制御信号113,ラインメモリ制御信号114によって制御されている。
フレーム/ラインメモリ制御回路112は、フレームメモリ110およびラインメモリ111の動作を制御するものである。そのためフレーム/ラインメモリ制御回路112は、ドットクロック106、同期信号103、解像度判定結果108およびメモリアクセス調停信号123に基づいて、フレームメモリ制御信号113、ラインメモリ制御信号114を生成し、これらをフレームメモリ110、ラインメモリ111へ出力している。また、後述のメモリ構成デコード信号206を表示タイミング生成回路120に出力している。
拡大処理制御回路118は、フレームメモリリードデータ115およびラインメモリリードデータ116を用いて、拡大処理を行うものである。そして、拡大処理を施した結果を映像信号119として、表示タイミング生成回路120へ出力している。なお、該拡大処理制御回路118、ラインメモリ111による映像の拡大処理自体は、基本的には上述した従来技術と同様である。
表示タイミング生成回路120は、映像信号117および映像信号119を、液晶表示パネル124の表示タイミングに調整するためのものである。該表示タイミング生成回路120は、これら信号のタイミングを調整後、映像信号121として液晶表示パネル124へ出力している。但し、上述したとおり映像信号117と映像信号119とは、その時入力されている映像信号105に応じていずれか一方のみが入力されるものであって、両者が同時に入力されることはない。表示タイミング生成回路120の行うタイミング調整動作も、解像度判定結果108(すなわち、その時入力されている映像信号105の解像度)に応じて異なったものとなる。このほか、表示タイミング生成回路120は、同期信号103および解像度判定結果108に基づいて表示用タイミング信号122およびメモリアクセス調停信号123を生成している。そして、表示用タイミング信号122については液晶表示パネル124へ、一方、メモリアクセス調停信号123についてはフレーム/ラインメモリ制御回路112へ出力している。このメモリアクセス調停信号123は、液晶表示パネル124の表示タイミングに同期した信号である。上述のフレームメモリ110からのデータの読み出しは、該メモリアクセス調停信号123に同期して行われるようになっている。該表示タイミング信号122,メモリアクセス調停信号123も、解像度判定結果108に応じて異なっている。
本実施形態は、デジタル映像信号105とフレームメモリリードデータ115とのタイミングを同期化することを一つの特徴としている。また、アナログ映像信号102(デジタル映像信号105)の解像度が液晶表示パネル124の解像度と一致している場合には、表示データをゲート回路109を介してバイパスデータ117として出力することを特徴としている。このような特徴を備えたことで、本実施形態ではフレームメモリ110として、ラインメモリ111と同様の低速、低容量なFIFOタイプのラインバッファを使用可能である。
次に本実施形態の液晶表示制御装置の動作概要を図1を用いて説明する。
A/D変換回路104は、アナログ映像信号102をデジタル映像信号105に変換する。これと並行して、解像度判定回路107は、水平/垂直同期信号103により解像度判定を行う。そして、その判定結果108をゲート回路109、フレーム/ラインメモリ制御回路112および表示タイミング生成回路120に出力する。
ゲート回路109,フレーム/ラインメモリ制御回路112および表示タイミング生成回路120は、解像度判定結果108に応じてその動作内容を変える。
(1)映像信号105の解像度が液晶表示パネル124の解像度と一致する場合
ゲート回路109はゲートを開く。そして、この時入力されたデジタル映像信号105を、バイパスデータ117として表示タイミング生成回路120へ出力させる。表示タイミング生成回路120は、このバイパスデータ117のタイミングを調整した後表示データ121として液晶表示パネル124に出力する。またこれと併せて、同期信号103を表示タイミング信号122として、液晶表示パネル124に出力する。一方、フレーム/ラインメモリ制御回路112は、この場合(映像信号105の解像度が液晶表示パネル124の解像度と一致する場合)には、メモリアクセスを停止している。
(2)デジタル映像データ105の解像度が液晶パネル124の解像度よりも低
い場合
ゲート回路109はゲートを閉じる。従って、バイパスデータ117は出力されない。一方、フレーム/ラインメモリ制御回路112は、フレームメモリ110、ラインメモリ111に対して後述するライト/リード制御を実施する。該ライト/リード制御が実施されると、デジタル化映像信号105は拡大処理等が施された上で表示タイミング生成回路120に出力されることになる。以下、該ライト/リード制御を説明する。
フレーム/ラインメモリ制御回路112によるライト/リード制御が開始されると、デジタル化映像信号105は、まず、フレームメモリ110にライトされる。フレームメモリ110へライトされた表示データは、メモリアクセス調停信号123(すなわち、液晶表示パネル124の表示タイミング)に合わせて読み出され、フレームメモリリードデータ115として拡大処理制御回路118およびラインメモリ111へ出力される。この場合、フレームメモリ110からの読み出しは、あらかじめ定められたある間隔(これは、拡大率に応じて定まる)毎に、フレームメモリ110への書き込みと同期して行われる。従って、フレームメモリ110が2ライン分の容量しかなくても、問題が生じることはない。
ラインメモリ111へライトされた表示データは、一定期間遅延後リードされて、拡大処理制御回路118に出力される。拡大処理制御回路118は、フレームメモリリードデータ115とラインメモリリードデータ116とに基づいて拡大処理を実行する。そして、その拡大処理を施した結果を、映像信号119として表示タイミング生成回路120に出力する。表示タイミング生成回路120は、この映像信号119のタイミング調整を行う。そしてタイミング調整後の映像信号を表示データ121として、表示タイミング信号122と共に前記液晶表示パネル124に出力する。また、同期信号103と表示タイミング生成回路120の内部で生成する同期信号とにより表示タイミング信号122を生成し液晶パネル124へ出力する。
以上で本実施形態の概要説明を終わる。
次に、図1のフレーム/ライン制御回路112および表示タイミング生成回路120中のメモリアクセス調停信号生成部213の詳細を図2を用いて説明する。
フレーム/ライン制御回路112は、入力映像信号有効化回路204、メモリ構成デコード回路205、拡大演算デコード回路207、同期回路209、内部水平同期信号生成回路211、メモリアクセス調停回路213、フレームメモリライト制御回路214、フレームメモリリード制御回路215、ラインメモリライト制御回路216およびラインメモリリード制御回路217を備えている。
メモリ構成デコード回路205は、フレーム/ラインメモリ制御回路112の外部から入力されるモード信号201をデコードし、そのデコード結果をデコード信号206として出力するものである。このデコード信号206は、フレームメモリ110およびラインメモリ111のメモリ構成を示している。モード信号201のデコード対応一覧を表1に示す。
Figure 2006201805
メモリ構成モードとしては、フレーム/ラインメモリの双方有り、フレームメモリのみ有り、フレーム/ラインメモリの双方共無し、の3通りがある。本実施形態では、フレームメモリ110とラインメモリ111との双方を有しているため(図1参照)、モード信号201は“MODE(1:0)=(0、0)”となる。
拡大演算デコード回路207は、拡大演算モードを示す演算モード信号203をデコードし、そのデコード結果をデコード信号208として出力している。演算モード信号203は、フレーム/ラインメモリ制御回路112の外部から入力されている。演算モード信号203のデコード対応一覧を表2に示す。
Figure 2006201805
なお、モード信号201、演算モード信号203は、論理的に“H”もしくは“L”の固定レベル信号である。
ここでは演算モードとして、スルーモード(メモリ有り/無し)、2→3拡大(階調積分方式/単純拡大方式)、4→5拡大(階調積分方式/単純拡大方式)の6種類があるものとする。スルーモードとは、拡大表示可能な解像度の映像信号を拡大処理せずに入力サイズのままで表示するモードである。階調積分方式とは、各ドットに階調の重み付けをした上で、所定の演算をした結果得られたデータを前記液晶表示パネル124のドットに対応させることでドット数を増加させる方式である(図3参照)。単純拡大方式とは、あるドットを液晶表示パネル124の2ドットに対応させて表示し、残りのドットは液晶表示パネル124の1ドットに対応させて表示する方式である(図4参照)。
図1の構成では、メモリ有りのスルーモード“SCALE(2:0)=(0、0、1)”と、2→3拡大(階調積分方式)“SCALE(2:0)=(0、1、0)”と、4→5拡大(階調積分方式)“SCALE(2:0)=(1、0、0)”とのうちのいずれかの演算モードとなる。なお、ここで拡大サイズを、2→3(1.5倍)もしくは4→5(1.25倍)としたのは単なる一例であり、任意の倍率設定が可能である。
各種入力モードでの拡大サイズ一覧を表3に示した。
Figure 2006201805
ここでは、液晶表示パネル124の解像度が1024×768(XGAモード)の高解像度であるとする。800×600(SVGA)の中解像度の入力モードのみが、4→5(1.25倍)の拡大となる。その他の低解像度の入力モードでは、2→3(1.5倍)の拡大となる。液晶表示パネル124と同じ1024×768(XGA)の入力モードでは、スルーモードとなる。
図2における同期回路209は、入力水平同期信号103を、表示タイミングの基準となる基準クロック202に同期化した上で、入力水平同期信号210として内部水平同期信号生成回路211へ出力している。なお、基準クロック202は、フレーム/ラインメモリ制御回路112の外部に設けられたクロックから入力されている。
内部水平同期信号生成回路211は、入力水平同期信号210を内部で発生させる内部水平同期信号と合成した後、出力水平同期信号212としてメモリアクセス調停回路213へ出力している。
メモリアクセス調停回路213は、フレームメモリ110、ラインメモリ111へのアクセスのタイミングを調整するためのものである。このメモリアクセス調停回路213の出力しているメモリアクセス調停信号123は、モード信号201によるメモリ構成及び、演算モード信号203に従って、スルーモード、階調積分モード、単純拡大モードの各表示を行う際におけるフレームメモリ110、ラインメモリ111のアクセス方法を決める信号であり、具体的には、図5〜図7(後述する第2の実施形態では、図9、図10)の水平方向メモリアクセスタイミングチャートに示す動作シーケンスを選択するためのものである。該メモリアクセス調停回路213は、実際には、図1における表示タイミング生成回路120に含まれている。
フレームメモリライト制御回路214およびフレームメモリリード制御回路215は、フレームメモリ110を制御するためのものである。
ラインメモリライト制御回路216およびラインメモリリード制御回路217は、ラインメモリ111を制御するためのものである。
なお、図2には現れていないが、図2に示した各部には、解像度判定信号108が入力されている。フレーム/ラインメモリ制御回路112および表示タイミング生成回路120などは、解像度判定信号108の値に応じて図5〜図7(後述する第2の実施形態では、図9、図10に示す動作)を切り替えるようになっている。
次に、フレーム/ラインメモリ制御回路112等による拡大処理動作を、図2、図5〜図7を用いて説明する。
図5は、フレーム/ラインメモリ制御回路112による2→3拡大(階調積分方式)の動作を示すタイミングチャートである。図6は、4→5拡大(階調積分方式)の動作を示すタイミングチャートである。図7は、メモリ利用時のスルーモードの動作を示すタイミングチャートである。
入力映像信号有効化回路204は、同期信号(VSYNC-N/HSYNC-N)103およびドットクロック106に基づいて決定される所定のタイミングで、フレームメモリライト制御回路214を有効状態にする。
有効状態とされたフレームメモリライト制御部214は、デコード信号206およびドットクロック106により、フレームメモリ110のライト信号(クロック:FWCLK/ライトリセット:FRSTW-N)を生成する。このライト信号は、図1におけるフレームメモリ制御信号113の一部を構成するものである。このライト信号113に従ってなされるフレームメモリ110へのライト動作は、図5〜図7に示した全てのモードにおいて、水平同期信号(HSYNC-N)103に同期したものとなっている。
フレームメモリリード制御回路215による制御内容は、ラインメモリライト制御回路216による制御内容と同一である。これは、階調積分方式による拡大処理の場合(図5、図6参照)、フレームメモリ110からリードしたデータを即、ラインメモリ111にライトするからである。例えば、図5の例では、フレームメモリ110からのデータの読み出し(FRData115)と、ラインメモリ111へのデータの書き込み(LWData115)とは、常に同じタイミングで行われている。
ラインメモリ111からのリードは、ライトサイクルより前(本実施形態では2ドットクロック前)に行う。ラインメモリ111へのライト動作を可能とするためである。
垂直方向については、一定間隔で入出力の同期化を行う。つまり、入力水平同期信号同期回路209は、入力水平同期信号(HSYNC-N)103を、表示タイミング基準クロック202に同期化した上で、入力水平同期信号210として出力する。内部水平同期信号生成回路211は、自らの内部で生成した内部水平同期信号とこの入力水平同期信号210とを合成する。そして、この合成によって得られた信号を、出力水平同期信号212としてメモリアクセス調停回路213に出力する。2→3拡大(階調積分方式)の場合、内部水平同期信号生成回路211は、入力水平同期信号(HSYNC-N)103が2回出力される度毎に、出力水平同期信号212を該入力水平同期信号103に同期化させる。そして、同期化の後、次回の同期化までの間に、出力水平同期信号212を2回生成する(図5参照)。一方、4→5拡大(階調積分方式)場合、内部水平同期信号生成回路211は、入力水平同期信号(HSYNC-N)103が4回出力される毎に出力水平同期信号212を同期化させる。そして、該同期化の後、次回の同期化までの間に、出力水平同期信号212を4回生成する(図6参照)。このような拡大率に応じた処理内容の切換は、デコード信号208に基づいてなされる。
メモリアクセス調停回路213は、出力水平同期信号212に基づいてメモリアクセス調停信号123を生成する。そして、これをフレームメモリリード制御回路215、ラインメモリライト制御回路216およびラインメモリリード制御回路217へ出力する。
フレームメモリリード制御回路215,ラインメモリライト制御回路216およびラインメモリリード制御回路217は、このメモリアクセス調停信号123の他にも、メモリ構成デコード信号206、拡大演算デコード信号208、基準クロック202が入力されている。そして、フレームメモリリード制御回路215は、これらの信号202,206,208,123に従ってフレームメモリリード制御信号(クロック:FRCLK/リードリセット:FRSTR-N)を生成し出力する。なお、フレームメモリリード制御信号は、図1のフレームメモリ制御信号113の一部を構成するものである。また、同様に、ラインメモリライト制御回路216は、ラインメモリライト制御信号(クロック:LWCLK、ライトリセット:LRSTW-N)を生成する。ラインメモリリード制御回路217は、ラインメモリリード制御信号(クロック:LRCLK、リードリセット:LRSTR-N)を生成する。なお、ラインメモリライト制御信号およびラインメモリリード制御信号は、図1におけるラインメモリ制御信号114を構成するものである。
メモリ利用時のスルーモードの場合(図7参照)は拡大処理を行わないため、フレームメモリ110のみ使用する。フレーム/ラインメモリ制御回路112は、入力水平同期信号103と同じタイミングで出力水平同期信号212を発生させる。フレームメモリライトサイクルに対し、リードサイクルは1ライン(1水平期間)遅延させてリードする。
以上説明したとおり、該第1の実施形態(図1、図2)によれば、階調積分方式による拡大表示、メモリを利用したスルー表示が可能である。また、フレームメモリ110のリード動作とライト動作とを同期化して行っているため、2ライン分の容量を有するFIFOタイプのラインバッファをフレームメモリ110として使用可能である。
更に、液晶表示パネル124と同じ高解像度のアナログ映像信号102が入力された場合には、フレームメモリ110、ラインメモリ111をバイパスしてスルー表示を行う。従って、メモリ110,111は、中解像度以下の映像信号を処理できる程度の処理速度を備えたものであればよく、安価な低速メモリが利用可能となる。液晶表示パネル124の解像度が1024×768(XGAモード)、表示処理速度が30Mhz、中解像度の映像信号の入力動作速度が最大50MHz、2パラレル処理である場合に使用可能なフレームメモリ110,ラインメモリ111の一例を表4に示した。
Figure 2006201805
ここではデータを2パラレル処理することを仮定しているため、ドットクロックは入力動作速度50MHzの半分の25MHzとなる。本実施形態では高解像度の映像信号はメモリ110、111を通さない。従って、メモリ110,111はドットクロック25MHzに対応できればよいことになる。これに対し本発明を適用していない場合には、高解像度の映像信号(XGAモード)もメモリ110、111を通して処理しなければならない。この場合には、入力処理速度が70MHzと高くなり、ドットクロックも37.5MHzと高くなってしまう。これに追従するには高価な高速メモリが必要となる。
本発明の第2の実施形態を図8を用いて説明する。
該第2の実施形態は、拡大処理の方式として単純拡大方式(図4参照)を採用している。従って、ラインメモリは搭載していない。図8中、破線で囲んだ部分が第1の実施形態(図1参照)と相違する部分である。
単純拡大方式(図4参照)による2→3拡大および4→5拡大時のタイミングチャートを図9、図10に示した。フレーム/ラインメモリ制御回路112による入力水平同期信号の同期化、内部水平同期信号の生成等は、第1の実施形態(図2参照)と同様に行う。そのため、図2に示した回路は、該第2の実施形態でもそのまま使用可能である。
階調積分方式、単純拡大方式の制御切り替えは、演算モード信号203(図2参照)を拡大演算デコード回路207でデコードしたデコード信号208によって行う。
本実施形態における2→3単純拡大処理,4→5単純拡大処理は、共に、最初のラインを2度フレームメモリ110よりリードすることで実現している。ラインメモリ111を搭載している場合でも、該ラインメモリ111に対するリード/ライト制御を無効とすれば、単純拡大処理を実現できる。
以上説明した実施形態の液晶表示制御装置は、フレームメモリ搭載の有無に応じて拡大処理の内容(すなわち、画質)を変更できる。この場合、制御回路については変更を加える必要はない。従って、例えば、ラインメモリ111をメモリカード化し任意に搭載可能としておけば、エンドユーザは、用途,コストに応じて拡大処理方法(画質)を自由に選択することができる。
ラインメモリ111をメモリカード化した場合におけるメモリ構成の検出の構成について表5及び図11を用いて説明しておく。ここでの説明は、メモリ構成に伴うモード信号の設定が下記表5のようになっているものとする。
Figure 2006201805
メモリを一切使用しないスルーモード時は抵抗R2,R3が搭載され、MODE(1:0)信号が論理的に“L”レベルとなる。フレームメモリのみを搭載し、単純拡大処理を行う際は抵抗R2の代わりに抵抗R1を搭載することで、 MODE(1:0)=(L,H)となる。メモリカードによってラインメモリが搭載された場合には、メモリカードに搭載された抵抗R4の一端がMODE1端子に接続され、本端子が論理的に“H”レベルとなる。つまりMODE(1:0)=(H,H)レベルとなる。これによりフレームメモリとラインメモリとの双方を搭載していると認識され、階調積分処理が可能となる。
本発明の一実施形態である液晶表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。 フレーム/ライン制御回路112及び、表示タイミング生成回路120中のメモリアクセス調停信号生成部213の内部構成の一例を示したブロック図である。 階調積分方式による拡大処理方式の概要を示す図である。 単純拡大方式による拡大処理方式の概要を示す図である。 階調積分方式による2→3拡大時の動作を示すタイミングチャートである。 階調積分方式による4→5拡大時の動作を示すタイミングチャートである。 メモリ利用時スルーモードの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態である液晶表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。 単純拡大方式による2→3拡大時の動作を示すタイミングチャートである。 単純拡大方式による4→5拡大時の動作を示すタイミングチャートである。 メモリ構成を検出するための構成を示す図である。 従来の液晶表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来のフレームメモリ回路1106の詳細を示すブロック図である。
符号の説明
101・・・パーソナルコンピュータ
102・・・アナログ映像信号
103・・・同期信号
104・・・A/D変換回路
105・・・デジタル映像信号
106・・・ドットクロック
107・・・解像度判定回路
108・・・解像度判定結果
109・・・ゲート回路
110・・・フレームメモリ
111・・・ラインメモリ
112・・・フレーム/ラインメモリ制御回路
113・・・フレームメモリ制御信号
114・・・ラインメモリ制御信号
115・・・フレームメモリリードデータ
116・・・ラインメモリリードデータ
117・・・バイパスデータ
118・・・拡大処理制御回路
119・・・拡大処理後の映像信号
120・・・表示タイミング生成回路
121・・・タイミング調整後の映像信号
122・・・表示用タイミング信号
123・・・メモリアクセス調停信号
124・・・液晶表示パネル
201・・・モード信号
202・・・基準クロック
203・・・演算モード信号
204・・・入力映像信号有効化回路
205・・・メモリ構成デコード回路
206・・・メモリ構成デコード信号
207・・・拡大演算デコード回路
208・・・拡大演算デコード信号
209・・・同期回路
210・・・同期化された入力水平同期信号
11・・・内部水平同期信号生成回路
212・・・出力水平同期信号
213・・・メモリアクセス調停回路
214・・・フレームメモリライト制御回路
215・・・フレームメモリリード制御回路
216・・・ラインメモリライト制御回路
17・・・ラインメモリリード制御回路

Claims (20)

  1. 映像信号を拡大して表示するコンピュータシステムにおいて、
    前記映像信号及び水平同期信号を出力するための手段と、
    前記出力するための手段から出力された前記映像信号をアナログからデジタルへ変換するための変換回路と、
    デジタルの前記映像信号を格納可能なメモリと、
    デジタルの前記映像信号を表示するための表示パネルと、
    (前記表示パネルの解像度)/(前記出力するための手段から出力された前記映像信号の解像度)に応じて、デジタルの前記映像信号を非整数倍に拡大するための処理回路と、
    前記出力するための手段から出力された前記水平同期信号に従って、デジタルの前記映像信号を前記メモリへ入力し、前記水平同期信号に同期した出力水平同期信号に従って、デジタルの前記映像信号を前記メモリから出力するための制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記水平同期信号がM回発生しかつ前記出力水平同期信号がN回発生するごとに、前記出力水平同期信号を前記水平同期信号に同期化し、
    N≠Mであり、
    N/Mは、非整数であり、
    N/Mは、(前記表示パネルの解像度)/(前記出力するための手段から出力された前記映像信号の解像度)に対応し、
    前記出力水平同期信号の各期間は、前記水平同期信号の各期間のM/N倍であることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 請求項1のコンピュータシステムにおいて、
    前記メモリは、1フレーム分の前記映像信号を格納可能であることを特徴とするコンピュータシステム。
  3. 請求項1のコンピュータシステムにおいて、
    前記メモリは、2ライン分の前記映像信号を格納可能であることを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 請求項1〜3の何れかのコンピュータシステムにおいて、
    前記処理回路は、階調積分方式によって前記映像信号へ挿入すべきデータを生成することを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 請求項1〜4の何れかのコンピュータシステムにおいて、
    前記出力するための手段から出力された前記水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、前記表示パネルによって利用される表示タイミング信号を生成するためのタイミング生成回路を備え、
    前記タイミング生成回路は、拡大後の前記映像信号を入力し、前記表示タイミング信号と共に前記映像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 請求項5のコンピュータシステムにおいて、
    前記タイミング生成回路は、前記水平同期信号を基準クロックに同期化するための同期化回路と、同期化された前記水平同期信号と当該生成回路内部で生成した内部水平同期信号とを合成することによって前記出力水平同期信号を生成する生成回路とを備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 請求項1〜6の何れかのコンピュータシステムにおいて、
    前記出力するための手段から出力された前記水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、前記出力するための手段から出力された前記映像信号の解像度を判定する判定回路を備え、
    前記処理回路は、前記判定回路の判定結果を用いて、(前記表示パネルの解像度)/(前記出力するための手段から出力された前記映像信号の解像度)に応じて、前記映像信号を非整数倍に拡大することを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 請求項7のコンピュータシステムにおいて、
    前記出力するための手段から出力された前記水平同期信号及び前記垂直同期信号と前記判定回路の判定結果とに基づいて、前記表示パネルによって利用される表示タイミング信号を生成するためのタイミング生成回路を備え、
    前記タイミング生成回路は、拡大後の前記映像信号を入力し、前記表示タイミング信号と共に前記映像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 請求項8のコンピュータシステムにおいて、
    前記判定回路の判定結果により前記出力するための手段から出力された前記映像信号の解像度と前記表示パネルの解像度が一致する場合に、前記メモリ及び前記処理回路をバイパスして、前記映像信号を前記生成回路へ出力するためのバイパス回路を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  10. 請求項1〜9の何れかのコンピュータシステムにおいて、
    前記処理回路は、前記メモリと前記表示パネルの間に接続され、
    前記処理回路は、前記メモリから出力された前記映像信号を非整数倍に拡大することを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 入力された映像信号を拡大して表示する表示装置において、
    入力された前記映像信号をアナログからデジタルへ変換するための変換回路と、
    デジタルの前記映像信号を格納可能なメモリと、
    デジタルの前記映像信号を表示するための表示パネルと、
    (前記表示パネルの解像度)/(入力された前記映像信号の解像度)に応じて、デジタルの前記映像信号を非整数倍に拡大するための処理回路と、
    前記映像信号に伴って入力された入力水平同期信号に従って、デジタルの前記映像信号を前記メモリへ入力し、前記入力水平同期信号に同期した出力水平同期信号に従って、デジタルの前記映像信号を前記メモリから出力するための制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記入力水平同期信号がM回発生しかつ前記出力水平同期信号がN回発生するごとに、前記出力水平同期信号を前記入力水平同期信号に同期化し、
    N≠Mであり、
    N/Mは、非整数であり、
    N/Mは、(前記表示パネルの解像度)/(入力された前記映像信号の解像度)に対応し、
    前記出力水平同期信号の各期間は、前記入力水平同期信号の各期間のM/N倍であることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項11の表示装置において、
    前記メモリは、1フレーム分の前記映像信号を格納可能であることを特徴とする表示装置。
  13. 請求項11の表示装置において、
    前記メモリは、2ライン分の前記映像信号を格納可能であることを特徴とする表示装置。
  14. 請求項11〜13の何れかの表示装置において、
    前記処理回路は、階調積分方式によって前記映像信号へ挿入すべきデータを生成することを特徴とする表示装置。
  15. 請求項11〜14の何れかの表示装置において、
    前記映像信号に伴って入力された前記入力水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、前記表示パネルによって利用される表示タイミング信号を生成するためのタイミング生成回路を備え、
    前記タイミング生成回路は、拡大後の前記映像信号を入力し、前記表示タイミング信号と共に前記映像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とする表示装置。
  16. 請求項15の表示装置において、
    前記タイミング生成回路は、前記入力水平同期信号を基準クロックに同期化するための同期化回路と、同期化された前記入力水平同期信号と当該生成回路内部で生成した内部水平同期信号とを合成することによって前記出力水平同期信号を生成する生成回路とを備えることを特徴とする表示装置。
  17. 請求項11〜16の表示装置において、
    前記映像信号に伴って入力された前記入力水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、前記映像信号の解像度を判定する判定回路を備え、
    前記処理回路は、前記判定回路の判定結果を用いて、(前記表示パネルの解像度)/(入力された前記映像信号の解像度)に応じて、前記映像信号を非整数倍に拡大することを特徴とする表示装置。
  18. 請求項17の表示装置において、
    前記映像信号に伴って入力された前記入力水平同期信号及び前記垂直同期信号と前記判定回路の判定結果とに基づいて、前記表示パネルによって利用される表示タイミング信号を生成するためのタイミング生成回路を備え、
    前記タイミング生成回路は、拡大後の前記映像信号を入力し、前記表示タイミング信号と共に前記映像信号を前記表示パネルへ出力することを特徴とする表示装置。
  19. 請求項18の表示装置において、
    前記判定回路の判定結果により前記映像信号の解像度と前記表示パネルの解像度が一致する場合に、前記メモリ及び前記処理回路をバイパスして、前記映像信号を前記生成回路へ出力するためのバイパス回路を備えることを特徴とする表示装置。
  20. 請求項11〜19の何れかの表示装置において、
    前記処理回路は、前記メモリと前記表示パネルの間に接続され、
    前記処理回路は、前記メモリから出力された映像信号を非整数倍に拡大することを特徴とする表示装置。
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