JP2006201394A - ズームファインダ装置およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 像ゆれの発生を防止するための別体部品を設けることなく、像ゆれの発生を未然に防止することができるズームファインダ装置を提供する。
【解決手段】 ズームレンズ鏡筒を駆動するための駆動環24の回転に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置において、駆動環24の外面に設けられたカム溝24cにより駆動される連動部材60が駆動され、連動部材60によって、ファインダ光学系の倍率を可変するカム板41が駆動される。駆動環24の外面に形成されたカム溝24cは、WIDE端とTELE端のそれぞれに対応する領域がカム勾配を持たない領域(駆動環24が回転しても連動部材60が移動されない不感帯領域)になるように形成されている。これにより、連動部材60によって駆動されるカム板41は、WIDE端を超える位置へまたはTELE端を超える位置へ移動されることはない。
【選択図】 図16

Description

本発明は、ズームレンズ鏡筒を駆動するための駆動環の回転に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置およびそれが組み込まれているカメラに関する。
従来、ズームレンズを有するカメラとして、ズームレンズのズーミング動作に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置が設けられているものがある(例えば特許文献1を参照)。
このズームファインダ装置について図25および図26を参照しながら説明する。図25は従来のズームファインダ装置の駆動機構を示す断面図、図26は図25のカム環の展開図である。
カメラは、図25に示すように、ズームレンズのズーミング動作を行うためのズームモータ(図示せず)の回転がギア系を介して伝達される駆動ギア101を有する。駆動ギア101は、駆動環201に形成されている内周ギア201aと噛み合い、駆動環201は、駆動ギア101により回転駆動される。駆動環201の外周面には、外周ギア201bが形成されており、外周ギア201bは、ズームファインダ装置へ駆動力を伝達するための伝達ギア301と噛み合う。そして、伝達ギア301の回転はカム環302へ伝達される。すなわち、ズーム動作の駆動力がズームファインダ装置側へ伝達されることになる。
カム環302には、図26に示すように、2つの対物レンズ用カム302a,302bが設けられている。各カム302a、302bには、各対物レンズ(図示せず)から突出するカムピン401,402が突き当てられている。ここで、各対物レンズは、ファインダベース501に光軸方向に移動可能に保持されている。カム環302が回転されると、対物レンズがカム302a,302bのカム形状に倣って光軸方向へ移動され、これにより、ファインダ像をズーミングさせることができる。また、カム302a,302bは、WIDE端(広角端)、TELE端(望遠端)のそれぞれに対応する領域(図中の丸印で囲まれた領域RWa,RWb,RTa,RTb)が勾配を持たない領域となるように、形成されているので、ギアのバックラッシュなどの遊びの影響を受けることなく、所望の変倍位置を安定して得ることが可能である。
特開2004−145044号公報
しかしながら、上記カム302a,302bにおいて、勾配が変化する変倍領域からWIDE端またはTELE端の勾配を持たない領域へ移行するカム軌跡上には、変極点が存在するので、対物レンズがズーミング時に上記変極点を通過する際に、像ゆれが発生するという問題がある。
また、この像ゆれの発生を防止するためには、対物レンズが上記変極点を通過する際に回転する方向と逆方向への片寄せ力を対物レンズへ与えるための別体部品が必要である。
本発明の目的は、像ゆれの発生を防止するための別体部品を設けることなく、像ゆれの発生を未然に防止することができるズームファインダ装置およびカメラを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、ズームレンズ鏡筒を駆動するための駆動環の回転に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置であって、前記駆動環の外面に設けられたカムにより駆動される連動部材と、前記連動部材によって駆動され、前記ファインダ光学系の倍率を可変するカム板とを有し、前記駆動環の外面に設けられたカムは、前記ズームレンズ鏡筒の広角端と望遠端とのそれぞれに対応する領域が、前記駆動環の回転に連動することなく前記連動部材を駆動させない不感帯領域となるように形成されていることを特徴とするズームファインダ装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記ズームファインダ装置が組み込まれていることを特徴とするカメラを提供する。
本発明によれば、像ゆれの発生を防止するための別体部品を設けることなく、像ゆれの発生を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るズームファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の縦断面図、図2は図1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。
レンズ鏡筒は、図1および図2に示すように、1群鏡筒11と、2群鏡筒12と、3群鏡筒13と、ローパスフィルタ4と、CCD5と、CCDゴム6とを備える。1群鏡筒11、2群鏡筒12のそれぞれには、変倍作用を有する(すなわちズームレンズを構成する)1群レンズ1および2群レンズ2(図1を参照)が保持され、1群鏡筒11、2群鏡筒12のそれぞれは、光軸方向へ移動可能である。3群鏡筒13には、焦点調節と像面補正を行う(すなわちフォーカスレンズを構成する)3群レンズ3(図1を参照)が保持され、3群鏡筒13は、光軸方向へ移動可能である。
1群鏡筒11および2群鏡筒12は、移動カム環21に保持される。移動カム環21の内面には、1群鏡筒11、2群鏡筒12がそれぞれ保持されるカム溝21c,21dが形成されている。移動カム環21は、移動可能に固定筒22に保持される。
固定筒22の内面には、3つのカム溝22aが形成されており、固定筒22の外面には、肉厚方向に貫通する3つのガイド溝22bが形成されている。固定筒22は、CCDホルダ23に固定される。CCDホルダ23は、ローパスフィルタ4およびCCD5を保持する。CCDゴム6は、CCD5の撮像面にゴミなどが付着するのを防止するために、CCDホルダ23とCCD5の間に形成される隙間を封止する。
移動カム環21は、駆動環24により回転駆動される。1群鏡筒11および2群鏡筒12は、直進ガイド環25により、それぞれ回転を規制されながら、光軸方向へ移動される。3群鏡筒13は、フォーカスモータ26により駆動され、フォーカスモータ26は、3群キャップ27に固定される。3群キャップ27は、CCDホルダ23に固定される。また、CCDホルダ23には、カバー筒28が固定される。カバー筒28は、駆動環24の光軸方向への移動を規制するための部材であり、このカバー筒28には、後述するファインダベースが固定される。
駆動環24には、ズームモータ(図示せず)の駆動力を伝達するギア系(図示せず)と噛み合う外周ギア24aが形成されており、駆動環24は、ズームモータからギア系を介して外周ギア24aに伝達される駆動力によって、回転駆動される。駆動環24の前端部は、カバー筒28に設けられたフランジ部28aと当接し、後端部は固定筒22の後端部に設けられたフランジ部22cと当接する。これによって、駆動環24の光軸方向への移動が規制される。駆動環24の内面には、光軸方向へ延びる一定幅の3つの直進ガイド溝24bが設けられている。
移動カム環21の外面には、固定筒22の3つのカム溝22aとそれぞれ嵌合する3つのフォロアピン21aが設けられ、移動カム環21の回転に応じて各フォロアピン21aが対応するカム溝22aに沿って移動することになる。移動カム環21の外周におけるフォロアピン21aの略後方位置には、駆動ピン21bが設けられており、駆動ピン21bは、固定筒22の3つのガイド溝22bを貫通して駆動環24の直進ガイド溝24bと摺動可能に嵌合する。駆動環24が回転されると、当該回転が、直進ガイド溝24bに嵌合している駆動ピン21bを介して移動カム環21に伝達され、移動カム環21は、固定筒22のカム溝22aに沿って回転しながら光軸方向へ移動することになる。
直進ガイド環25の外面の前方位置には、突起部25aが設けられており、突起部25aは、移動カム環21の内周に設けられたカム溝21cに嵌められている。また、直進ガイド環25の後端部にはフランジ部25bが設けられており、フランジ部25bは移動カム環21の後端部と当接する。これによって、直進ガイド環25の移動カム環21に対する光軸方向への相対的な移動が規制される。また、直進ガイド環25の外面の後方位置には、突起部25cが設けられており、突起部25cは、固定筒22の内面に設けられた直進ガイド(図示せず)に直進可能に嵌合する。これにより、直進ガイド筒25の光軸周りの回転が規制される。よって、移動カム環21が固定筒22のカム溝22aに沿って回転移動すると、直進ガイド環25は、移動カム環21の光軸方向の移動に追従して光軸方向のみへ移動する。
直進ガイド環25の外面には、光軸と平行に延びる一定幅の直進ガイド溝25d,25eが設けられており、直進ガイド溝25dには、1群鏡筒11に一体的に設けられたガイド部11aが、直進ガイド溝25eには、2群鏡筒12のフォロアがそれぞれ摺動可能に嵌合する。これによって、各群鏡筒11,12の回転が規制されるため、移動カム環21が移動すると、各郡鏡筒11,12は回転せずに光軸方向へ移動し、所望の焦点距離に応じたレンズの位置決めを行うことが可能である。また、移動カム環21のカム溝21c,21dには、それぞれ、各群鏡筒11,12のフォロワが嵌合する。ここで、カム溝21cに嵌合する1群鏡筒11のフォロアは、1群鏡筒11に設けられた3つのフォロアピン11bとからなり、カム溝21dに嵌合する2群鏡筒12のフォロアは、2群鏡筒12と一体的に設けられた2つのフォロア12aと、ばねによりカム溝21dに向けて付勢された可動フォロア12bとからなる。
1群鏡筒11には、公知のレンズバリア機構11cが設けられており、レンズバリア機構11cは、CCDホルダ23に設けられたカム部材23aにより、沈胴状態時に撮影光学系の光路を遮断する。2群鏡筒12には、公知の絞りシャッタユニット15が固定されており、シャッタユニット15は、2群鏡筒12と一体に光軸方向へ移動する。
次に、移動カム環21のカム溝21c,21dの形状について図3を参照しながら説明する。図3は図2の移動カム環の内面を展開して示す図である。
移動カム環21における、1群鏡筒11に対するカム溝21cおよび2群鏡筒12に対するカム溝21dは、図3に示すように、それぞれ、WIDE端とTELE端のそれぞれに対応する領域が勾配を持たない領域となるように形成されている。このため、WIDE端、TELE端のそれぞれにおいて、各群鏡筒11,12は、レンズ鏡筒の遊びの影響を受けることがなく、常に安定して所望の焦点距離が得るように位置決めされる。
次に、3群レンズ(フォーカスレンズ)3の駆動について説明する。
3群レンズ3は、上述したように、3群鏡筒13に保持されており、3群鏡筒13は光軸と平行に置かれたメインガイドバー29(図2を参照)に摺動可能に保持されている。メインガイドバー29の一方の端部は、CCDホルダ23に固定され、他方の端部は3群キャップ27により位置決めされている。メインガイドバー29に対して、サブガイドバー23bがCCDホルダ23に設けられており、サブガイドバー23bは、光軸を隔ててメインガイドバー29の略反対側の位置に配置される。サブガイドバー23bには、3群鏡筒13の回り止め(図示せず)が摺動可能に嵌合する。さらに、3群鏡筒13のメインガイドバー29近傍位置には、断面コの字形状のナット受け部13aが設けられている。ナット受け部13aのコの字状の隙間には、フォーカスモータ26の送りネジ部26aに螺合するナット14が置かれ、ナット14の回転は、回り止め13b(図1を参照)で規制される。フォーカスモータ26が駆動されると、回り止めされているナット14は、送りネジ方向へ送られることになる。
本実施の形態のカメラにおいては、1群レンズ1および2群レンズ2のズーム動作に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置が組み込まれている。このズームファインダ装置について図4〜図7を参照しながら説明する。図4はズームファインダ装置の光軸に沿って得られた水平断面図、図5はズームファインダ装置の下面図、図6はカム板の上面図、図7はカム板の下面図である。
ズームファインダ装置は、図4または図5に示すように、ファインダベース30と、複数の対物G1〜G4レンズ31〜34と、プリズム36と、ダハプリズム38と、接眼レンズ39とを有する。対物G1レンズ31は、ファインダベース30に固定されている。対物G1レンズ31には、被写体側からの光が入射し、この入射した光は、各対物G2〜G4レンズ32〜34までの間で屈折を繰り返しながらプリズム36に入射する。プリズム36においては、その反射面により入射した光を反射し、反射した光は、視野枠がある面37で1回結像する。その結像した光は、ダハプリズム38で反射を繰り返した後、接眼レンズ39を経て撮影者の目に入射する。
対物G2レンズ32、対物G3レンズ33、および対物G4レンズ34は、2つのガイドバー35a,35bと、回転止めの役割を果たすファインダベース30に設けられているガイド溝(図示せず)に沿って、光軸方向へ移動可能なように構成されている。ガイドバー35aには、対物G2レンズ32が軸支されている。ガイドバー35aには、圧縮ばね40aが挿入され、圧縮ばね40aは、対物G2レンズ32とファインダベース30の突き当て部との間に挟まれるように配置されている。圧縮ばね40aは、対物G2レンズ32に対して対物側の方向へ負荷を掛け、対物G2レンズを片寄せする。その片寄せの負荷により、対物G2レンズ32から突出するカムピン32aが、図6に示すカム板41に設けられているカム溝41aの対物側側面に突き当てられる。これにより、カム板41の移動に伴い対物G2レンズ32は、カム溝41aが規定するカム形状に倣って光軸方向へ移動する。
ガイドバー35bには、対物G3レンズ33、対物G4レンズ34が軸支されている。ガイドバー35bには、圧縮ばね40bが挿入され、圧縮ばね40bは、2つの対物G3,G4レンズ33,34の間に挟まれるように配置されている。この圧縮ばね40bにより、対物G3レンズ33は対物側、対物G4レンズ34は接眼側の方向にそれぞれ片寄せされる。圧縮ばね40bの片寄せの負荷により、対物G3レンズ33から突出するカムピン33aが、図6に示すカム板に設けられているカム溝41bの対物側側面に、対物G4レンズ34から突設するカムピン34aが、カム溝41cの接眼側側面に突き当てられる。これにより、カム板41の移動に伴い、対物G3レンズ33および対物レンズG4レンズ34は、それぞれ、カム溝41b,41cが規定するカム形状に倣って光軸方向へ移動する。
カム板41の上面には、図6に示すように、長手方向に延びる2つの直進ガイド溝41d,41eが設けられている。各直進ガイド溝41d,41eには、それぞれ、ファインダベース30の底面から突設する2つのガイドピン30a,30bが摺動可能に嵌合しており、これにより、カム板41の光軸方向への移動が規制され、カム板41の光軸と直交する左右方向への移動を可能とする。
カム板41の下面には、図7に示すように、複数の係合摺動部41f,41g,41hが設けられており、各係合摺動部41f,41g,41hは、ファインダベース30の係合突起部30c,30d,30eとそれぞれ係合する。これにより、カム板41が光軸と直交する左右方向へ移動する際に、カム板41が落下するのが防止される。
このように構成されたズームファインダ装置においては、後述する連動部材によりカム板41が光軸と直交する左右方向へ移動されると、各対物レンズ32〜34は、カム溝41a,41b,41cに倣って光軸方向へ移動するので、ファインダ像をズーミングさせることができる。
上記ズームファインダ装置には、ズームストロボ装置が一体的に組み込まれている。このズームストロボ装置について図8〜図11を参照しながら説明する。図8はズームファインダ装置に組み込まれているズームストロボ装置の斜視図、図9は図8のズームストロボ装置の下面図、図10はズームストロボ装置がファインダベースに組み込まれた状態を示す上面図、図11はWIDE位置でのズームストロボ装置の右側面図である。ここで、図11においては、分かり易くするために、ファインダベース30とカム板41が断面図で表されている。
ズームストロボ装置50は、図8に示すように、パネル51、キセノン管52、反射笠53、ストロボ保持部材54、押さえゴム55などから構成される。パネル51は、光源から放射された光を集光、または拡散させる機能を有し、ファインダベース30に固定される。キセノン管52は、リード線(図示せず)を介して電源に接続されており、被写体を照明するための光源である。反射笠53は、キセノン管52から発せられた光を反射してカメラ前方へ導くための反射部材である。押さえゴム55は、キセノン管52を反射笠53に押し付けるための部材である。キセノン管52、反射笠53および押さえゴム55は、ストロボ保持部材54に組み込まれる。
ズームストロボ装置50は、ファインダベース30に軸支されているメインガイドバー56(図10を参照)に摺動可能に保持されている。ファインダベース30のメインガイドバー56の略反対側の位置には、図10に示すように、サブガイドバー30fが設けられており、サブガイドバー30fには、ストロボ保持部材54の回り止め54aが摺動可能に嵌合する。メインガイドバー56を軸として圧縮ばね57が、ストロボ保持部材54とファインダベース30の突き当て部との間に挟まれている(図9および図10を参照)。圧縮ばね57は、ストロボ保持部材54に対してカメラ前方に負荷を掛け、ストロボ保持部材54を片寄せする。その片寄せの負荷により、図11に示すように、ストロボ保持部材54の下面から突設するカムピン54b(図9を参照)がファインダベース30の貫通穴30g(図5を参照)を経てカム板41に設けられているカム溝41i(図6を参照)のカメラ前方側側面に突き当てられている。
このように構成されたズームストロボ装置50においては、カム板41の移動に伴い、キセノン管52、反射笠53が組み込まれているストロボ保持部材54はカム溝41iのカム形状に倣ってストロボ光軸方向へ進退する。このストロボ保持部材54の進退に伴い、キセノン管52および反射笠53とパネル51との間の距離が変化するので、ストロボ光の照射角が変化することになる。すなわち、1群鏡筒11および2群鏡筒のズーム動作(駆動環24の回転)に連動してストロボ光の照射範囲が変化することになる。
次に、ズームファインダ装置にズームストロボ装置50が組み込まれた際の構成について図12〜図15を参照しながら説明する。図12はズームファインダ装置の下面図であり、本図は、既に対物レンズは組み込まれているが、カム板41が組み込まれる前の状態を示す。図13はカム板がズームファインダ装置に組み込まれた状態(組み込み位置での状態)を示す下面図、図14はカム板41がファインダベースに対して落下しない位置まで組み込まれた状態を示す下面図、図15はファインダベースにズームストロボ装置が組み込まれた位置での右側面図である。
図12に示すように、対物G2レンズ32と対物G3レンズ33は対物側に、対物G4レンズ34は接眼側にそれぞれ圧縮ばね40a,40b(図5を参照)により付勢されているので、対物G2レンズ32はファインダベース30の対物側突き当て面に、対物G3レンズ33はファインダベース30に設けられた突起部30hに、対物G4レンズ34はファインダベース30の接眼側の突き当て面に当接されて付勢固定される。この組み込み位置が、図6のカム板上面図におけるAの組み込み位置(第1の位置)に対応している。図6に示すように、上記組み込み位置においては、対物G2〜G4レンズ32〜34のカム溝41a〜41cと、2つの直進ガイド溝41d,41eの幅は、それぞれに対応するピンの径より大きく形成されているので、容易にカム板41を組み込むことが可能である。
図13に示すように、上述した各カム溝41a,41b,41c,41d,41eに対して、各対物G2〜G4レンズ32〜34のカムピン32a,33a,34aとファインダベース30のガイドピン30a,30bがそれぞれ挿入されている状態においては、カム板41の係合摺動部41f,41g,41hが、ファインダベース30の係合突起部30c,30d,30eと重なり合わないので、カム板41は落下する状態にある。この状態から、カム板41を図中の矢印方向へ移動させて、カム板41から突設する係合爪41jがファインダベース30の係合部30iを乗り越える位置まで組み込むことにより、図14に示すように、カム板41の各係合摺動部41f,41g,41hがファインダベース30のそれぞれの係合突起部30c,30d,30eと重なり合って係合するので、カム板41は落下しない状態になる。図14に示す状態は、カム板41がWIDE位置にある状態である。
ここで、カム板41がファインダベース30に組み込まれて、各対物G2〜G4レンズ32〜34のカムピン32a,33a,34aが対応するカム溝41a,41b,41cに係合すると、対物G2レンズ32が対物側に、対物G3レンズ33が対物側に、対物G4レンズ34が接眼側にそれぞれ付勢されているので、図6に示すように、カム板41には、付勢力F32、F33、F34が働くことになる。そして、カムピン32a,33a,34aがカム溝41a,41b,41cを押す力の方向とカム溝41a,41b,41cの勾配との関係から、分力f32,f33,f34が働いて、カム板41は常時、図6における右方向へ付勢されることになる。これにより、カム板41は係合爪41jがファインダベース30の係合部30iに当接する位置で付勢固定される(沈胴位置)。沈胴位置においては、カム板41の各係合摺動部41f,41g,41hがファインダベース30のそれぞれの係合突起部30c,30d,30eと重なり合って係合するので、カム板41が落下することはない。ここで、カム板41の組み込み位置(第1の位置)とは、カメラの使用領域外の位置であり、カム板41が組み込まれた沈胴位置の以降の位置は、カメラの使用領域の位置となる。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、カム板41をファインダベース30へ容易に組み込むことが可能であり、カム板41を一度ファインダベース30へ組み込めば、カム板41がファインダベース30に付勢固定されるので、カム板41からファインダベース30から外れることがない。
また、図15に示すように、カム板41に設けられているカム溝41iにおいて使用されている部分は前方側側面であるので、その後方側は大きく逃がされている(図6を参照)。ファインダベース30の貫通穴30gにおいても、その後方が大きく逃がされている(図4を参照)。これにより、図15に示すように、TELE位置よりさらに後方、ストロボ保持部材54の回り止め54aがファインダベース30のサブガイドバー30fと嵌合しない位置(組み込み位置)においても、ストロボ保持部材54の下面から突設するカムピン54bを、貫通穴30gを経てカム溝41iに挿入することが可能となる。よって、ファインダベース30の上面側からズームストロボ装置50(ストロボ保持部材54)を組み込み位置に組み込み、メインガイドバー56と圧縮バネ57をファインダベース30に組み込むと、圧縮バネ57によりズームストロボ装置50(ストロボ保持部材54)が前方に付勢されて回り止め54aとサブガイドバー30fとが嵌合し、カムピン54bがカム溝41iに当接する位置で付勢固定される(図11を参照)。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、ズームストロボ装置50(ストロボ保持部材54)を組み込むためにカム板41との位置合わせを行う必要がなく、ズームストロボ装置50の組み込みが容易になる。また、カム溝41iの後方が大きく逃がされているので、ズームストロボ装置50の組み込み位置におけるカムピン54bとカム溝41iとの関係は、カム板41の位置とは無関係に一定となり、カム板41がいかなる位置にあってもズームストロボ装置50を組み込むことが可能である。
次に、レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構について図16〜図19を参照しながら説明する。図16はレンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構の構成を示す分解斜視図、図17は図16の伝達機構の詳細を示す斜視図、図18はレンズ鏡筒にファインダベースが組み込まれた状態を示す斜視図、図19は駆動環の外面を展開して示す図である。
レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構においては、図16に示すように、駆動環24からカム板41へ駆動力を伝達するための連動部材60が設けられている。連動部材60には、係止部60aと、連動部材60の斜め下方へ延びるガイドピン60bと、カムピン60cとが形成されている。連動部材60は、ガイドバー61に摺動可能に保持され、ガイドバー61は、CCDホルダ23の溝部23cとカバー筒28の孔28bとの間に軸支されている(図2を参照)。連動部材60の係止部60aには、引張りばね62の一端が係止され、その他端はCCDホルダ23に設けられたフック23dに係止され(図2を参照)、引張りばね62は、連動部材60をカメラ後方側へ向けて付勢する。
連動部材60のガイドピン60bは、カバー筒28に形成されている肉厚方向へ貫通したガイド溝28cに摺動可能に挿通され、その先端は駆動環24の外面に形成されたカム溝24cに嵌合する。これにより、連動部材60のガイドバー61周りの回転が規制され、駆動環24の回転に伴い連動部材60は、カム溝24cに倣って光軸方向へ駆動される。ここで、図19に示すように、駆動環24の外面に形成されたカム溝24cは、WIDE端とTELE端のそれぞれに対応する領域がカム勾配を持たない領域(駆動環24が回転しても連動部材60が移動されない不感帯領域)になるように形成されている。カム板41が一体的に保持されているファインダベース30は、カバー筒28に固定されており、連動部材60の上面に設けられたカムピン60cがカム板41の底面に設けられているカム溝41kと嵌合する(図7を参照)。
上述したようにカム板41の各直進ガイド溝41d、41eには、それぞれ、ファインダベース30の対応するガイドピン30a,30bが摺動可能に嵌合しているので、カム板41の光軸方向への移動が規制され、カム板41は、光軸と直交する左右方向へ移動可能である。よって、駆動環24の回転に伴い連動部材60が光軸方向へ移動すると、カム板41はカム溝41kに倣って光軸と直交する左右方向へ移動することになる。ここで、本実施の形態のように、連動部材60からカム板41への駆動力の伝達を、カムピン60cとカム溝41kとの係合により行うような構成に限定をされることはなく、例えばギアとラックとで、駆動力を伝達する機構としてもよい。
このように、本実施の形態においては、レンズ鏡筒の回転運動を、1つの連動部材60を介してカム板41の光軸と直交する左右方向への直線運動に変換することによって、レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置への駆動力の伝達が実現されており、これにより、部品削減とそれによる小型化の達成、さらには伝達機構の簡素化による高精度なカム板の位置制御が可能である。
また、駆動環24のカム溝24cのWIDE端とTELE端のそれぞれに対応する領域がカム勾配を持たない領域(不感帯領域)であるので、この不感帯領域により、レンズ鏡筒の遊びによる駆動環24の回転角のばらつきにより、たとえ駆動環24がWIDE端を超える位置へまたはTELE端を超える位置まで回転されても、連動部材60はWIDE端を超える位置へまたはTELE端を超える位置へ移動されることはない。よって、連動部材60によって駆動されるカム板41は、WIDE端を超える位置へまたはTELE端を超える位置へ移動されることはなく、常に安定して所望のズームファインダ装置の変倍位置およびズームストロボ装置の照射角(照射範囲)を得ることが可能である。また、カム板41はWIDE端を超える位置へまたはTELE端を超える位置へ移動されることはないので、カム板41に設けられた対物G2,G3,G4レンズ32,33,34のカム溝41a,41b,41cには、従来必要であった勾配を持たない領域は設けられていない(図6を参照)。よって、従来存在していた対物レンズ用カム溝の勾配が変化する変倍領域から勾配を持たない領域へ移る際の変極点が存在しないため、変極点を通過する際の対物レンズの像ゆれの発生を未然に防止することができる。
このように、本実施の形態によれば、対物レンズ用カム溝41a,41b,41cに変極点を設ける必要がないので、対物レンズを安定に動作させることが可能であり、さらには、像ゆれの発生を防止するための片寄せ力を得るための別体部品が不要となり、部品削減が可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図20〜図24を参照しながら説明する。図20は本発明の第2の実施の形態に係るズームファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の沈胴状態における縦断面図、図21は本発明の第2の実施の形態に係るズームファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の広角位置における縦断面図、図22は図20のレンズ鏡筒の分解斜視図、図23はレンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構の構成を示す分解斜視図、図24は図23の移動カム環の外面を展開して示す図である。
本実施の形態において、ズームファインダ装置とズームストロボ装置の構成は、上記第1の実施の形態と同じであるため、その説明は省略する。また、図中、第1の実施の形態の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
レンズ鏡筒は、図20〜図22に示すように、変倍作用を有する1群レンズ71、2群レンズ72および3群レンズ73を保持する1群鏡筒81、2群鏡筒82、3群鏡筒83と、焦点調節と像面補正を行う4群レンズ74を保持する4群鏡筒84と、ローパスフィルタ4と、CCD5と、CCDゴム6とを備える。1,2群鏡筒81,82は、内面にカム溝を有する移動カム環91に保持される。3群鏡筒83は、CCDホルダ93に固定されている。
移動カム環91は、固定筒92に移動可能に保持される。固定筒92の内面には、3つのカム溝92a、および光軸方向へ延びる一定幅の直進ガイド溝92bが形成されている。固定筒92は、CCDホルダ93に固定されており、CCDホルダ93は、ローパスフィルタ4およびCCD5を保持する。また、CCDホルダ93には、4群鏡筒84を駆動するためのフォーカスモータ94が固定されている。
移動カム環91の外周には、外周ギア91aが形成されており、外周ギア91aは、ズームモータ(図示せず)の回転を伝達するギア系(図示せず)に噛み合う。これにより、移動カム環91は、上記ズームモータにより回転駆動される。また、移動カム環91の外周には、固定筒92の各カム溝92aとそれぞれ嵌合する3つのフォロアピン91bが設けられており、移動カム環91は固定筒92の各カム溝92aに沿って回転しながら光軸方向へ移動する。移動カム環91の内面には、2つのカム溝91c,91dが形成されており、各カム溝91c,91dには、それぞれ、1群鏡筒81、2群鏡筒82に設けられているフォロアピン81c,82bが嵌合する。
固定筒92の直進ガイド溝92bには、1群鏡筒81に一体的に設けられたガイド部81aが摺動可能に嵌合する。また、1群鏡筒81の外面には、光軸方向へ延びる一定幅の直進ガイド溝81bが形成されており、直進ガイド溝81bには、2群鏡筒82に一体的に設けられたガイド部82aが摺動可能に嵌合する。これにより、各群鏡筒81,82の回転が規制され、移動カム環91が光軸方向へ移動されると、各郡鏡筒81,82は回転することなく光軸方向へ移動することになる。よって、所望の焦点距離に応じたレンズの配置を行うことが可能である。
1群鏡筒81には、公知のレンズバリア機構81dが設けられており、レンズバリア機構81dは、3群鏡筒83に設けられたカム部材83aにより、沈胴状態時に撮影光学系の光路を遮断するように駆動される。また、3群鏡筒83には、公知の絞りシャッタユニット85が固定されている。
次に、レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達するための伝達機構について図23および図24を参照しながら説明する。
本実施の形態において、連動部材60に関する構成は上記第1の実施の形態と同じであるので、その説明は省略する。本実施の形態は、図23に示すように、上記第1の実施の形態に対し、連動部材60のガイドピン60bと嵌合するカム溝91eが、光軸方向へ進退する移動カム環91の外面に設けられている点で異なる。ここで、カム溝91eは、連動部材60との相対的な位置関係が、第1の実施の形態における光軸方向へ進退しない駆動環24の外面に設けられているカム溝24cと連動部材60の相対的な位置関係と等しくなるように、移動カム環91に設けられている。また、図24に示すように、カム溝91eには、第1の実施の形態におけるカム溝24cと同様に、WIDE端とTELE端に対応する領域がカム勾配を持たないように、形成されている。よって、第1の実施の形態において詳述した通り、カム板41に設けられた対物レンズ用のカム溝には、勾配を持たない領域を形成する必要がない。
このように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、レンズ鏡筒の回転運動を1つの連動部材60を介してカム板41の光軸と直交する左右方向への直線運動に変換することによって、レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置への駆動力の伝達が実現される。よって、部品削減とそれによる小型化の達成、さらには、伝達機構の簡素化による高精度なカム板の位置制御が可能になる。また、対物レンズのカム溝に変極点を設ける必要がないため、対物レンズを安定に動作させることが可能であり、さらには、像ゆれの発生を防止するための片寄せ力を得るための別体部品が不要となり、部品削減が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るズームファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の縦断面図である。 図1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図2の移動カム環の内面を展開して示す図である。 ズームファインダ装置の光軸に沿って得られた水平断面図である。 ズームファインダ装置の下面図である。 カム板の上面図である。 カム板の下面図である。 ズームファインダ装置に組み込まれているズームストロボ装置の斜視図である。 図8のズームストロボ装置の下面図である。 ズームストロボ装置がファインダベースに組み込まれた状態を示す上面図である。 WIDE位置でのズームストロボ装置の右側面図である。 ズームファインダ装置の下面図である。 カム板がズームファインダ装置に組み込まれた状態(組み込み位置での状態)を示す下面図である。 カム板41がファインダベースに対して落下しない位置まで組み込まれた状態を示す下面図である。 ファインダベースにズームストロボ装置が組み込まれた位置での右側面図である。 レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構の構成を示す分解斜視図である。 図16の伝達機構の詳細を示す斜視図である。 レンズ鏡筒にファインダベースが組み込まれた状態を示す斜視図である。 駆動環の外面を展開して示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の沈胴位置における縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るファインダ装置が組み込まれているカメラのレンズ鏡筒の広角位置における縦断面図である。 図20のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 レンズ鏡筒からズームファインダ装置およびズームストロボ装置へ駆動力を伝達する伝達機構の構成を示す分解斜視図である。 図23の移動カム環の外面を展開して示す図である。 従来のズームファインダ装置の駆動機構を示す断面図である。 図25のカム環の展開図である。
符号の説明
1,71 1群レンズ
2,72 2群レンズ
3,73 3群レンズ
11,81 1群鏡筒
12,82 2群鏡筒
13,83 3群鏡筒
24 駆動環
24c,91e カム溝
24c ガイド溝
30 ファインダベース
30c,30d,30e 係合突起部
31 対物G1レンズ
32 対物G2レンズ
33 対物G3レンズ
34 対物G4レンズ
41 カム板
41f,41g,41h 係合摺動部
50 ズームストロボ装置
51 パネル
52 キセノン管
53 反射笠53
54 ストロボ保持部材
60 連動部材
60b ガイドピン
74 4群レンズ
84 4群鏡筒
91 移動カム環

Claims (6)

  1. ズームレンズ鏡筒を駆動するための駆動環の回転に連動してファインダ光学系の倍率を可変するズームファインダ装置であって、
    前記駆動環の外面に設けられたカムにより駆動される連動部材と、
    前記連動部材によって駆動され、前記ファインダ光学系の倍率を可変するカム板とを有し、
    前記駆動環の外面に設けられたカムは、前記ズームレンズ鏡筒の広角端と望遠端とのそれぞれに対応する領域が、前記駆動環の回転に連動することなく前記連動部材を駆動させない不感帯領域となるように形成されていることを特徴とするズームファインダ装置。
  2. 前記駆動環は、前記ズームレンズ鏡筒の一部を構成し、少なくとも前記ズームレンズ鏡筒の光軸周りに回転駆動されることを特徴とする請求項1記載のズームファインダ装置。
  3. 前記駆動環は、前記ズームレンズ鏡筒の光軸方向へ進退することなく、前記ズームレンズ鏡筒の光軸周りに回転駆動されることを特徴とする請求項2記載のズームファインダ装置。
  4. 前記駆動環は、前記ズームレンズ鏡筒の光軸周りに回転駆動されながら、前記ズームレンズ鏡筒の光軸方向へ進退することを特徴とする請求項2記載のズームファインダ装置。
  5. 前記カム板には、前記ファインダ光学系に含まれる対物レンズを駆動するための対物レンズ用カムが設けられ、該対物レンズ用カムは、常に勾配が変化するカムであることを特徴とする請求項1記載のズームファインダ装置。
  6. 請求項1記載のズームファインダ装置が組み込まれていることを特徴とするカメラ。
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