JP2006200329A - 住宅 - Google Patents

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Kenji Kariya
健司 苅谷
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Abstract

【課題】建築後において車椅子による移動に都合の良いスロープを屋内に設ける。
【解決手段】一階に備えられた部屋Vを被介護者用室V’とし得るようにしてあり、この部屋Vを構成する間仕切り壁20に沿って外壁10との間に屋内土間Mを備えており、この屋内土間Mにおける一側部側に当該屋内土間Mへの出入り口11dを、他側部側の間仕切り壁20に前記部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えており、この各出入り口11d、21d間の屋内土間Mに勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’を備えたスロープSを設け得るように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、被介護者用の居住空間、典型的には、被介護者用寝室等の部屋が必要とされた際に、車椅子によって容易に外部から当該被介護者用室に出入りのできるスロープを構成し得ると共に、当該スロープを必要としない生活環境下にあっては、快適な生活空間としての屋内土間や広縁として用い得るようにしてある住宅の提供に関する。
居住用の住宅における玄関は、接客の応対や、住宅からの出入りのために履き物を履いたり脱いだりする場や、外出用のコート類の着脱等をなす場として設けてあり、当該機能を奏し得る広さを備えたものとして設計、建築されている。
この結果、一般的な住宅に備えられる玄関は比較的小さなスペース内に、玄関フロアーに上がるための比較的大きな段差を備えていることが通例である。
設計、建築時における構成居住者に最適とされていた当該玄関機能であっても、構成居住者に被介護者を生じた場合、この玄関における玄関土間と玄関フロアー間に備えられる段差が当該被介護者の介護において大きな障害となる場合が通例であった。
このような玄関において、被介護者を玄関土間と玄関フロアー間に移動させるための種々の工夫が試みられているが、玄関そのもののスペースが小さく、その割に段差が大きいことから、被介護者を当該玄関土間と玄関フロアー間を容易に移動する設備を設け難い傾向にあった。
特に、被介護者が自走車椅子に乗ったままで容易に住宅から出入りしたり、被介護者を介助用車椅子に乗せたままの状態で容易に住宅から出入りさせるためには適度の勾配を備えたスロープを当該玄関土間部分と玄関フロアー部分間に設ける必要があるものの、この適度の勾配を有するスロープを効果的に玄関に設置し得るスペースは、前記事情から、通例玄関には備えられていない。
かかる点から、本出願人は特許文献1に示される被介護者室付き住宅を提案している。
この特許文献1の被介護者室付き住宅にあっては、被介護者室と、この被介護者室に至るスロープとが前もって用意されており、屋内土間への出入り口に連続した下方踊り場部と被介護者室の出入り口に連続している上方踊り場との間にスロープを設け、被介護者が単独で、あるいは、また、介助者の介助のもとで当該スロープを用いて容易に被介護者室と室外、特に、住宅の外との間を移動できるように提案している。
しかしながら、設計、建築時において被介護者が存在せず、しかも、被介護者の介護の予測さいも無いような場合にあっては、前記スロープ部分の効果的な使用に難があり、住宅全体の使い勝手を損なう不具合を生ずる危惧が認められる。
特開2003−138762
この発明が解決しようとする主たる課題は、建築後において被介護者を車椅子を用いて移動するために必要とされる適切なスロープ等を設備するための大掛かりな修繕をする必要が無く、また、不要になった被介護者のための専用のスロープ部分の改修をする必要が無く、必要とされた際に、低コストで容易に車椅子用のスロープを設置でき、また、必要に応じて当該設置スロープを容易に撤去して効果的な居住空間として用い得る住宅の提供にある。
前記各課題を解決するために第1の発明は、被介護者用室にすることのできる少なくとも一つの部屋を一階に備えていると共に、
この被介護者用室として用い得る部屋を構成する間仕切り壁に沿って外壁との間に通路状の屋内土間を備えており、
この屋内土間における一側部側に当該屋内土間への出入り口を、他側部側の間仕切り壁に前記部屋への出入り口をそれぞれ備えていると共に、
この各出入り口間の前記屋内土間に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部を連続状態または非連続状態に備えるスロープを設け得るようにしてあることを特徴とする住宅としてある。
このように構成される住宅では、当該住宅の建築時において、各種目的に対応使用可能な屋内土間を有しており、土間を用いた各種の作業、例えば、インナーテラスとしてガーデニングの場として用いたり、庭園作業の下準備、庭園作業後における後処理等の各種の屋外作業に伴う前処理や後処理の場として効果的に用いることができる。また、かかる屋内土間は自転車やオートバイの修理、清掃等のメンテナンスの場として用いたり、餅つき等の大きな動作空間を要する作業の場として用いることができる。また、かかる屋内土間は各種工作などのように切り出し屑等によって散らかされる作業空間として効果的に用いることができる。
また、この屋内土間は、この屋内土間に隣り合う部屋における居住性を当該屋内土間空間によって緩やかにする傾向を有しており、通例、この屋内土間に隣り合う部屋の居住性を高めるように機能する。
かかる屋内土間に必要に応じてスロープを設け、この車椅子によって出入りし得る部屋を被介護者用室として用い得ることから、この被介護者用室に対する被介護者の車椅子による出入りを当該屋内土間に設置される8分の1から25分の1の勾配の傾斜面からなるスロープを用いてなすことができる。
また、かかる車椅子による出入りは、雨風に晒されることのない前記スロープを用いて安全になすことができる。
また、かかる設置スロープは、当該スロープの設置の必要性が無くなった時点で容易に撤去することができ、随時、必要に応じて屋内土間に変更することができる。
また、前記屋内土間が、被介護者用室として用い得る部屋の二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁に沿って外壁との間にL字状に屈曲して構成される構成の住宅にあっては、被介護者用室として用い得る部屋が比較的小さい場合にあっても前記勾配のスロープを設けることができる。
ついで、前記各課題を解決するために第2の発明は、被介護者用室にすることのできる少なくとも一つの部屋を一階に備えていると共に、
この被介護者用室として用い得る部屋を構成する間仕切り壁に沿って外壁との間に通路状の広縁及び当該広縁への上がり下り用の土間を備えており、
この上がり下り用土間に当該土間への出入り口を、前記広縁における当該土間と反対の側にある間仕切り壁に前記部屋への出入り口をそれぞれ備えていると共に、
前記広縁を撤去した各出入り口間の土間部に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部を連続状態または非連続状態に備えるスロープを設け得るようにしてあることを特徴とする住宅としてある。
このように構成される住宅では、当該住宅の建築時において、各種目的に対応使用可能な広縁を有しており、当該広縁を各種の作業、例えば、各自の部屋においてなし難い作業、釣り竿等の長尺物の取り扱い、冬季における盆栽類の置き場所や幼児童の遊び場等として効果的に用いることができる。
また、かかる広縁は、この広縁に隣り合う部屋における居住性を当該広縁のなす空間によって緩やかにする傾向を有しており、通例、この広縁に隣り合う部屋の居住性を高めるように機能する。
かかる広縁を必要に応じて撤去すると共に、撤去後の土間部にスロープを設け、このスロープによって出入りし得る部屋を被介護者用室として用い得ることから、この被介護者用室に対する被介護者の車椅子による出入りを当該土間部に設置される8分の1から25分の1の勾配の傾斜面からなるスロープを用いてなすことができる。
また、かかる車椅子による出入りは、雨風に晒されることのない前記スロープを用いて安全になすことができる。
また、かかる設置スロープは、当該スロープの設置の必要性が無くなった時点で容易に撤去することができ、随時、必要に応じて広縁に変更することができる。
また、前記広縁が、被介護者用室として用い得る部屋の二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁に沿って外壁との間にL字状に屈曲して構成される構成の住宅にあっては、被介護者用室として用い得る部屋が比較的小さい場合にあっても当該広縁を撤去して前記勾配のスロープを設けることができる。
この発明にかかる住宅は、建築時において屋内土間や広縁として有効に活用するようにしてある屋内空間を、随時、必要に応じて、被介護者用室として用いられる部屋から被介護者が車椅子を用いて容易に出入りし得る勾配のスロープを設置可能な空間とし、当該空間に設置されたスロープを用いて被介護者自身で、あるいは、介助者の介助のもとで被介護者が車椅子で移動し得るようにしてあり、また、当該スロープを必要としなくなった際に、容易に屋内土間や広縁に復元することができる。
以下、図1〜図17にもとづいて当該発明を実施するための最良の各形態について説明する。
ここで図1〜図8は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第1の住宅Wを示している。図1では、当該住宅Wの要部を水平向きで断面した状態を、図2では図1におけるA−A線矢視の縦断面を、図3では同B−B線矢視の縦断面を、図4では、同C−C線矢視の縦断面を、図5では、同D−D線矢視の縦断面を、図6では、スロープSを設置した状態の当該住宅Wの要部を水平向きで断面した状態を、図7では、この図6におけるE−E線矢視の縦断面を、図8では、同F−F線矢視の縦断面をそれぞれ示している。
ついで図9〜図17は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第2の住宅Wを示している。図9では、当該住宅Wの要部の水平向きで断面した状態を、図10では図9におけるG−G線矢視の縦断面を、図11では図9におけるH−H線矢視の縦断面を、図12では、同広縁Nを撤去した状態を水平向きで断面した状態を、図13では、図12におけるI−I線矢視の縦断面を、図14では、図12におけるJ−J線矢視の縦断面を、図15では、スロープSを設けた状態の要部を水平向きで断面して、図16では、図15におけるK−K線矢視の縦断面を、図17では、この図15におけるL−L線矢視の縦断面をそれぞれ示している。
まず、当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第1の発明に係る住宅Wは、
被介護者用室V’にすることのできる少なくとも一つの部屋Vを一階に備えていると共に、
この被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成する間仕切り壁20に沿って外壁10との間に通路状の屋内土間Mを備えており、
この屋内土間Mにおける一側部側に当該屋内土間Mへの出入り口11dを、他側部側の間仕切り壁20に前記部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えていると共に、
この各出入り口11d、21d間の前記屋内土間Mに勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に備えるスロープSを設け得るように構成してある。
かかる屋内土間Mの備えられている住宅Wにあって、当該屋内土間Mに対して必要に応じてスロープSを設け、このスロープSによって出入りし得る部屋Vを被介護者用室V’として用い得ることから、この被介護者用室V’に対する被介護者の車椅子による出入りを当該屋内土間Mに設置される8分の1から25分の1の勾配の傾斜部S’を備えるスロープSを用いてなすことができる。
なお、ここで被介護者用室V’とは、被介護者が居住する室を総称するものであって、被介護者が寝起きする寝室としてはもとより、被介護者用のリビングとして用いられる場合等種々の形態のもとで用いられる場合を含むものである。
また、かかる被介護者用室V’は、介護を要すべき人の数や、用い得る部屋数等によって、1個のものとして用意し、あるいは複数個のものとして用意される。
また、屋内土間Mに備えられるスロープSは、一連に連続した勾配の傾斜部S’として備えられていても良く、また、適宜、当該傾斜部S’に水平状態の踊り場S”等を併存させた状態で備えられていてもよい。
なお、ここで出入り口11dと、出入り口21d間に備えられるスロープSは当該スロープSを用いた車椅子の移動、より具体的には、被介護者本人による当該車椅子による移動や、介助者による当該被介護者の車椅子による移動を、極力短い屋内土間Mによって構成し得るように、当該スロープSにおける傾斜部S’を、8分の1から25分の1の範囲内の勾配、より好ましくは、10分の1から20分の1の範囲内の勾配のものとしてある。
このスロープSを構成する傾斜部S’の勾配を8分の1よりも強くした場合、当該スロープSを用いた車椅子による移動に難を生ずる傾向を示し、また、この傾斜部S’の勾配を25分の1よりも緩やかに構成した場合、住宅Wに占める屋内土間Mが大きくなりすぎ、居住の快適性が損なわれる傾向を示す。
このように構成される住宅Wでは、当該住宅Wの建築時において、各種目的に対応使用可能な屋内土間Mを有しており、土間を用いた各種の作業、例えば、インナーテラスとしてガーデニングの場として用いたり、庭園作業の下準備、庭園作業後における後処理等の各種の屋外作業に伴う前処理や後処理の場として効果的に用いることができる。また、かかる屋内土間Mは、自転車やオートバイの修理、清掃の場等のメンテナンスの場として用いたり、餅つき等の大きな動作空間を要する作業の場として用いることができる。また、かかる屋内土間Mは各種工作などのように切り出し屑等によって散らかされる作業空間として効果的に用いることができる。
また、この屋内土間Mは、この屋内土間Mに隣り合う部屋Vにおける居住性を当該屋内土間空間によって緩やかにする傾向を有しており、通例、この屋内土間Mに隣り合う部屋Vの居住性を高めるように機能する。
また、かかる車椅子による出入りは、雨風に晒されることのない前記スロープSを用いて安全になすことができる。
また、かかる設置スロープSは、当該スロープSの設置の必要性が無くなった時点で容易に撤去することができ、随時、必要に応じて屋内土間Mに変更することができる。
また、前記屋内土間Mが、被介護者用室V’として用い得る部屋Vの二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁20a、20bに沿って外壁10との間にL字状に屈曲して構成される構成の住宅Wにあっては、被介護者用室V’が比較的小さい場合にあっても前記勾配のスロープSを設けることができる。
ついで、当該第2の発明に係る住宅Wは、被介護者用室V’にすることのできる少なくとも一つの部屋Vを一階に備えていると共に、
この被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成する間仕切り壁20に沿って外壁10との間に通路状の広縁N及び当該広縁Nへの上がり下り用の土間Naを備えており、
この上がり下り用土間Naに当該土間Naへの出入り口11dを、前記広縁Nにおける当該土間Naと反対の側にある間仕切り壁20に前記部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えていると共に、
前記広縁Nを撤去した各出入り口12d、21d間の土間部M’に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に備えるスロープSを設け得るようにしてある。
なお、ここで住宅Wを構成する広縁Nは、いかなる形態の広縁Nであっても良く、和室の外側に備えられている幅広の縁側に限定されること無く、居室の外側にあって縁側的に用い得る各種形態の比較的幅の広い縁側を総称するものである。
このように構成される住宅Wでは、当該住宅Wの建築時において、各種目的に対応使用可能な広縁Nを有しており、当該広縁Nを各種の作業、例えば、各自の部屋においてなし難い作業、釣り竿等の長尺物の取り扱い、冬季における盆栽類の置き場所や幼児童の遊び場等として効果的に用いることができる。
また、かかる広縁Nは、この広縁Nに隣り合う部屋Vにおける居住性を当該広縁Nのなす空間によって緩やかにする傾向を有しており、通例、この広縁Nに隣り合う部屋Vの居住性を高めるように機能する。
かかる広縁Nを必要に応じて撤去すると共に、撤去後の土間部M’にスロープSを設け、このスロープSによって出入りし得る部屋Vを被介護者用室V’として用い得ることから、この被介護者用室V’に対する被介護者の車椅子による出入りを当該土間部M’に設置される8分の1から25分の1の勾配の傾斜部S’、より好ましくは、10分の1から20分の1の勾配の傾斜部S’ を備えたスロープSを用いてなすことができる。
このスロープSを構成する傾斜部S’の勾配を8分の1よりも強くした場合、当該スロープSを用いた車椅子による移動に難を生ずる傾向を示し、また、このスロープSの勾配を25分の1よりも緩やかに構成した場合、住宅Wに占める広縁Nが大きくなりすぎ、居住の快適性が損なわれる傾向を示す。
また、かかる車椅子による出入りは、雨風に晒されることのない前記スロープSを用いて安全になすことができる。
また、かかる設置スロープSは、当該スロープSの設置の必要性が無くなった時点で容易に撤去することができ、随時、必要に応じて広縁Nに変更することができる。
また、前記広縁Nが、被介護者用室V’として用い得る部屋Vの二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁20に沿って外壁10との間にL字状に屈曲して構成される構成の住宅Wにあっては、被介護者用室V’が比較的小さい場合にあっても当該広縁Nを撤去して前記勾配のスロープSを設けることができる。
まず、図1〜図8で示される住宅Wについて具体的に説明する。
この典型的な住宅Wは、被介護者用室V’にすることのできる少なくとも一つの部屋Vを一階に備えていると共に、
この被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成する間仕切り壁20に沿って外壁10との間に通路状の屋内土間Mを備えており、
この屋内土間Mにおける一側部側に当該屋内土間Mへの出入り口11dを、他側部側の間仕切り壁20に前記被介護者用室V’とされる部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えていると共に、
この各出入り口11d、21d間の前記屋内土間Mに勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に備えるスロープSを設け得るように構成してある。
この典型的な住宅Wにあっては、将来、被介護者用室V’として用い得る部屋Vを用意してあり、この部屋Vは、被介護者が介護を受けながら生活をするに十分な広さを備えたものとしてある。
そして、この被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成する二辺の間仕切り壁20a、20bに沿ってL字状をなすように屋内土間Mが外壁10との間に備えられている。そして、このL字状をなす屋内土間Mの一側部側の外壁10aに当該屋内土間Mへの出入り口11dを、他側部側の間仕切り壁20bに前記被介護者用室V’として用い得る部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えており、この各出入り口11d、21d間に、随時、必要に応じて、車椅子によって移動可能なスロープSを構成し得るようにしてある。なお、スロープSを設置していない状態における当該屋内土間Mには、例えば、式台50を用意し、この式台50を用いて当該屋内土間Mから前記被介護者用室V’として用い得る部屋Vへ出入り口21dから容易に出入りし得るようにしてある。
かかるL字状をなす屋内土間Mを構成する外壁10a、10bは前記被介護者用室V’として用い得る部屋Vに対する当該屋内土間Mからの出入り口21d側にある外壁10cに連続されている。そして、この外壁10cと前記外壁10a間に備えられている間仕切り壁20cと当該間仕切り壁20cから順次に連続されている前記間仕切り壁20a及び間仕切り壁20b並びに外壁10cによって前記被介護者用室V’とされる部屋Vが設けてあり、この間仕切り壁20cにサニタリースペース、リビングルーム等への通路をなす出入り口21cを引き戸22cを備えた状態で設けてある。
かかる被介護者用室V’とされる部屋Vを構成する外壁10cに備えられている開口は引き戸12cの備えられた窓11cとしてあると共に、前記屋内土間Mに沿っている各間仕切り壁20a、20bに備えられた各開口は引き戸22a、22bの備えつけられた掃き出し窓21a、21bとして構成してある。そして、前記屋内土間Mを構成する外壁10a、10bには、要所に開口が設けてあり、この開口に引き戸12a、12bを備えつけて掃き出し窓11a、11bとしてある。また、この屋内土間Mを構成する外壁10aには、引き戸12dを備えた当該屋内土間Mへの出入り口11dが設けてある。
かかる屋内土間Mを構成する外壁10a、10bと間仕切り壁20a、20bに備えられる掃き出し窓11a、11b、21a、21bは、この屋内土間MにスロープSを設置した際に、この各掃き出し窓11a、11b、21a、21bが当該スロープSよりも下方において開口することの無いように、掃き出し窓11a、11b、21a、21bを構成する各サッシ枠の下枠材が前記設置スロープSよりも上方に位置するように設けてある。
また、この屋内土間Mを構成する外壁10a、10bと間仕切り壁20a、20bには、当該外壁10a、10bと間仕切り壁20a、20bとの間にスロープSを設置した際に、この設置されたスロープSの使用時に必要とされるキックプレート13を前もって備え付けて構成してある。
かかるキックプレート13は、当該屋内土間MにスロープSを設置した際に、このスロープSを移動する車椅子のフットレスト等の突き当たり得る位置に備えられており、例えば、木質系パネル、タイル等によって構成してある。
なお、この図示例にあっては、屋内土間Mへの出入り口11dの備えられている外壁10aの屋外部分をポーチPとして構成してあり、このポーチPから同面の状態で当該屋内土間Mの土間面が構成してある。
このように被介護者用室V’として用い得る部屋Vにおける間仕切り壁20a、20bに沿って備えられる屋内土間Mを、当該屋内土間Mを用いて、前記出入り口11d、21d間に、勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に設け得る構成としてあり、より、好ましくは、勾配が10分の1から20分の1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に設け得る構成としてある。
かかる被介護者用室V’として用い得る部屋Vを備えた住宅Wにあって、当該部屋Vを被介護者用室V’とするには、前記構成の屋内土間Mに所定のスロープ設備を備え付けることで容易に対応することができる。
かかる屋内土間Mに設置されるスロープSは、いかなる形態に構成してあっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。かかるスロープSは、例えば、現場において、束立て、床組、仕上げの各処理をなすようにしてあっても、また、仕上げ処理の施されたスロープ構成ユニットを用意して当該スロープ構成ユニットを屋内土間Mの土間面に敷設するようにして構成してあっても、更に、箱状に構成されたスロープ構成ユニットを屋内土間Mの土間面に敷設した後当該敷設ユニットに表面仕上げ処理を施すようにしてあってもよい。
この図示例にあっては、当該スロープSの典型例としてスロープ構成ユニット30によるスロープSの構成が示されており、前記ポーチPと同面に構成されている出入り口11dに連続する水平な第1の踊り場部S”aと、この第1の踊り場部S”aから当該住宅Wの出隅部に備えられているコーナー用の水平な第2の踊り場部S”bと、被介護者用室V’として用い得る部屋Vの出入り口21dの前方にあって、当該被介護者用室V’と同面をなすように水平に構成されている第3の踊り場部S”cとを備えており、この各踊り場部S”a、S”b、S”cと当該各踊り場部S”a、S”b、S”c間とを前記スロープ構成ユニット30によって構成してあり、この各踊り場部S”a、S”b、S”c間を構成するスロープ部分が8分の1から25分の1の勾配をなすようにしてある。
なお、前記各踊り場部S”a、S”b、S”cは、当該水平状態の床面を備える踊り場部S”において車椅子の向きの変更や、休憩をなし得るに適した大きさを備えたものとして用意してある。
なお、この図示例にあっては、ポーチからの円滑な出入りの点から、第1の踊り場部S”aは土間面をそのまま用いており、この第1の踊り場部S”aから、第2の踊り場部S”bに向けて、また、当該第2の踊り場部S”bから第3の踊り場部S”cに向けて、それぞれ前記勾配のスロープ面をなすように各傾斜部構成ユニット30aが組み付けられると同時に前記各踊り場部S”a、S”b、S”cを構成する踊り場部構成ユニット30bを組み付けて各踊り場部S”a、S”b、S”c間に傾斜部S’を備えたスロープSを構成する。
かかるスロープ構成ユニット30は、例えば、床下地を支える大引32や束33及び床板31等を備えて、前記屋内土間Mの幅内に都合良く収まる幅を備えた構成としてあり、当該各ユニット30a、30bを順次に組み付け、組み外し可能としてある。
なお、図中xは土間面レベルを、yは被介護者用室V’をなす部屋Vの床面レベルを示しており、仮想線zは設置されるスロープSの床面を示している。
このように屋内土間Mに設置されたスロープSを用いることによって、この図示例にあっては、屋外ポーチPから車椅子によって無理なく屋内に構成されている第1の踊り場部S”aに被介護者を移動することができる。そして、この第1の踊り場部S”aにおいて車椅子の向きを変更すると共に第2の踊り場部S”bに向けて当該車椅子を被介護者が乗っている状態で移動することができる。更に、この第2の踊り場部S”bにおいて車椅子の向きを変更すると共に第3の踊り場部S”cに向けて当該車椅子を被介護者が乗っている状態で移動することができる。そして、この第3の踊り場部S”cにおいて車椅子の向きを変更すると共に被介護者の乗っている車椅子を被介護者用室V’に移動することができる。
また、被介護者用室V’から屋外に向けた被介護者を乗せた車椅子の移動を前記と逆の手順によって容易且つ確実になすことができる。
なお、前記勾配のスロープSを被介護者用室V’と屋外との連絡通路として構成することによって、介助者による車椅子を用いた被介護者の移動を容易になすことができる。また、被介護者自身によって当該被介護者用室V’と屋外間の行き来が可能とされる。
このように設置されているスロープSは、当該スロープSを用いる必要が解消されて、当該住宅Wに被介護者が存在しなくなった場合、このスロープSを取り外して、本来の屋内土間Mに復元したり、あるいは、当該空間を利用して広縁Nを構成して用いるようにすることができる。
なお、前記図示例のスロープSにあっては、当該スロープSを傾斜部S’と踊り場部S”a、S”b、S”cとによって構成してあるが、踊り場部S”a、S”cと傾斜部S’とによって当該スロープSを構成するようにしてあってもよい。
更に、前記被介護者用室V’に対する当該スロープSの設置位置関係から、当該スロープSを傾斜部S’のみによって構成するようにしてあってもよい。
ついで、図9〜図17で示される住宅Wについて具体的に説明する。
この図9〜図17において示される第2の発明に係る住宅Wは、被介護者用室V’にすることのできる少なくとも一つの部屋Vを一階に備えていると共に、
この被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成する間仕切り壁20に沿って外壁10との間に通路状の広縁N及び当該広縁Nへの上がり下り用の土間Naを備えており、
この上がり下り用土間Naに当該土間Naへの出入り口11dを、前記広縁Nにおける当該土間Naと反対の側にある間仕切り壁20に前記部屋Vへの出入り口21dをそれぞれ備えていると共に、
前記広縁Nを撤去した各出入り口11d、21d間の土間部M’に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部S’、より好ましくは、勾配が10の1から20分に1の範囲内にある傾斜部S’を連続状態または非連続状態に備えるスロープSを設け得るようにしてある。
この第2の発明に係る住宅Wにあっては、前記屋内土間Mを広縁Nとして構成した以外の構成を前記屋内土間Mを備えた住宅Wの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、当該広縁Nを撤去してスロープSを設置して用いる際の構成を前記第1の発明における屋内土間Mの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、被介護者用室V’として用い得る部屋Vの構成も前記第1の発明における被介護者用室V’として用い得る部屋Vの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、同様にして用いることができる。
従って、前記第1の発明に係る住宅Wの構成と同一の構成または実質的に同一の構成部分には同一の番号を付して説明を省略する。
この第2の発明を構成する広縁Nにあっても、前記屋内土間Mにおけると全く同様に土間面から、当該土間面にスロープSを設置した際に、当該スロープSを利用する車椅子のフットレスト等が突き当たらないように所要高さ位置まで、木質系パネルやタイルの貼り込みをなして、前記第1の発明におけると同様のキックプレート13を備えた構成としてある。
また、被介護者用室V’として用い得る部屋Vを構成するL字状に屈曲した間仕切り壁20a、20bと、当該間仕切り壁20a、20bに向き合って、この間仕切り壁20a、20bと共に広縁Nを構成する外壁10a、10bとに、それぞれ引き戸22a、22b、12a、12bを備えた掃き出し窓21a、21b、11a、11bを、当該被介護者用室V’とされる部屋Vの床面と同面をなすようにしてあり、この広縁Nの撤去後に設置されるスロープSにおけるスロープ面が当該各掃き出し窓21a、21b、11a、11bのサッシ枠の下枠材よりも上方に位置するように構成してある。また、被介護者用室V’として用い得る部屋Vへの出入り口21dはほぼフラットに構成してあり、広縁Nと当該被介護者用室V’として用い得る部屋Vの床面が同面をなすように構成してある。
この住宅Wに備えられる広縁Nは、被介護者用室V’として用い得る部屋VにおけるL字状に連続している間仕切り壁20a、20bに沿って、当該間仕切り壁20a、20bに向き合っている外壁10a、10bとの間に備えられており、所謂、広縁Nとして用いられている。
かかる広縁Nは、当該住宅Wにおいて被介護者用室V’を、必要に応じて設置する際に容易に撤去し得るように構成してあることが好ましく、この図示例にあっては、張り込まれる床材41の床下地を支える大引42、束43などによって所定高さに設置し得るように組み付けた複数個の広縁ユニット40によって構成してある。
この広縁ユニット40によって構成される広縁Nは、その上面がほぼ同面にしてあると共に、前記屋外のポーチPから連続して同面をなすように広縁用土間Naが設けてあり、前記外壁10aに備えられている当該広縁Nに対する出入り口11dから当該土間Naに出入りし得るように構成してある。
かかる広縁ユニット40を、必要に応じて撤去し、この広縁Nの撤去された土間部M’に前記第1の発明におけると同一の方法で前記第1の発明に係る住宅Wと同一の構成のスロープSを構成し、同一の態様で用いることができる。
また、前記第1の発明におけると同様に、設置した当該スロープSが不要になった際に、この設置スロープSを撤去することによって、屋内土間Mとし、あるいは、広縁Nとして用いることができる。
典型的な住宅の要部の平断面図 図1におけるA−A矢視断面図 図1におけるB−B矢視断面図 図1におけるC−C矢視断面図 図1におけるD−D矢視断面図 同住宅にスロープを設置した状態を示す平断面図 図6におけるE−E矢視断面図 図6におけるF−F矢視断面図 典型的な他の住宅の要部の平断面図 図9におけるG−G矢視断面図 図9におけるH−H矢視断面図 同住宅の広縁を撤去した状態の平断面図 図12におけるI−I矢視断面図 図12におけるJ−J矢視断面図 同住宅にスロープを設置した状態を示す平断面図 図15におけるK−K矢視断面図 図15におけるL−L矢視断面図
符号の説明
W 住宅
V 部屋
V’ 被介護者用室
M 屋内土間
M’ 土間部
N 広縁
Na 広縁土間
S スロープ
S’ 傾斜部
S” 踊り場部
10 外壁
11d 出入り口
20 間仕切り壁
21d 出入り口

Claims (4)

  1. 被介護者用室にすることのできる少なくとも一つの部屋を一階に備えていると共に、
    この被介護者用室として用い得る部屋を構成する間仕切り壁に沿って外壁との間に通路状の屋内土間を備えており、
    この屋内土間における一側部側に当該屋内土間への出入り口を、他側部側の間仕切り壁に前記部屋への出入り口をそれぞれ備えていると共に、
    この各出入り口間の前記屋内土間に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部を連続状態または非連続状態に備えるスロープを設け得るようにしてあることを特徴とする住宅。
  2. 前記屋内土間が、被介護者用室として用い得る部屋の二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁に沿って外壁との間にL字状に屈曲して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 被介護者用室にすることのできる少なくとも一つの部屋を一階に備えていると共に、
    この被介護者用室として用い得る部屋を構成する間仕切り壁に沿って外壁との間に通路状の広縁及び当該広縁への上がり下り用の土間を備えており、
    この上がり下り用土間に当該土間への出入り口を、前記広縁における当該土間と反対の側にある間仕切り壁に前記部屋への出入り口をそれぞれ備えていると共に、
    前記広縁を撤去した各出入り口間の土間部に勾配が8分の1から25分の1の範囲内にある傾斜部を連続状態または非連続状態に備えるスロープを設け得るようにしてあることを特徴とする住宅。
  4. 前記広縁が、被介護者用室として用い得る部屋の二辺をなすL字状に屈曲した間仕切り壁に沿って外壁との間にL字状に屈曲して構成されていることを特徴とする請求項3に記載の住宅。
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