JP2006200160A - ヒンジ取付構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジにダンパー装置を付設する場合、いわゆるバウンド現象が生じ難く、また、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、或いはダンパー装置の調整が容易に行えて使い勝手をよくする。
【解決手段】家具等の側板Aに取り付けられるヒンジ1のヒンジ本体3と家具等の扉体Bに取り付けられるヒンジ1のカップ体4とが互いに回転可能にリンク機構5で連結され、ダンパー装置6は、当該ダンパー装置6のフランジ20をカップ体4のフランジ4cに被せる態様で重ね合わせてカップ体4とともにビス18により扉体Bに固着される。このダンパー装置6は、扉体Bを閉成して行くときに、当該閉成が完了する直前の扉体Bの所定開き角度位置から当該ダンパー装置6のダンパー本体21のブッシュ21bがヒンジ本体3の上板3bの前端部に当接を開始し、トーションばねの付勢力に抗する態様で上記当接後の扉体Bの閉成速度を減速するように作用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、家具等に設けられる扉体を開閉するためのヒンジに関し、特にダンパー装置を付設したヒンジ取付構造体に関するものである。
家具等にはヒンジが取り付けられており、ヒンジのヒンジ本体は家具等の側板に取り付けられ、また、ヒンジのカップ体は家具等の扉体に取り付けられ、これらヒンジ本体とカップ体とが互いに回動可能にリンク機構で連結される構造をなしている。そして、扉体の閉成に際して衝撃音が発することのないようにするためのダンパー装置を備えたヒンジ取付構造体のものは従来からある(特許文献1)。
これは、図7に示すように、スライド丁番(ヒンジ)100が、台金具を介して側板101の前部に取り付けられる固定側部材(ヒンジ本体)102と、扉103に固定される可動側部材104と、この両部材102,104を連結する第1リンク105及び第2リンク106で構成され、第1リンク105の突起部と固定側部材102のピン107との間には戻しばね(図示せず)が介装されており、扉103を閉成して行き当該扉103の開き角度が所定の開き角度位置になったときに、上記戻しばねが作用して当該扉103が自動的に閉成されるようになる。このとき、扉103は戻しばねにより勢いよく、たとえば戸当りに当接して閉成されるようになるために衝撃音が発せられる。そこで、かかる衝撃音の発生を防止するために、オイルが内蔵された本体108a及びこの本体108aから突出して当該本体108aに対し伸縮自在に作動する作動ロッド108bで構成されるダンパ(ダンパー装置)108が取り付けられており、かかるダンパ108は、この従来例では、スライド丁番100の固定側部材102が取り付けられた側板101にブラケット109を介して木ネジで固定されている。
しかしながら、上述したスライド丁番100に用いられるダンパ108は、上述のように、その本体108aがスライド丁番100の固定側部材102側に取り付けられ、この本体108aから突出した作動ロッド108bが扉103(正確には、扉103に固定された可動側部材104)に当接するようになっているが、このような取り付け方では、作動ロッド108bが扉103に当接したときに当該扉103が受ける反力の、当該扉103を開放する方向(閉成する方向とは反対方向)の分力が大きくなり、扉103の閉成を妨げる現象、いわゆるバウンド現象が生じ易くなる問題がある。
また、固定側部材102は、一般に(従来例では収納家具類の箱体Fの)側板101の前部に取り付けられるために、この箱体Fに物品等を収納する場合や取り出す場合、当該固定側部材102が邪魔になる場合がある。それにもかかわらず上記例では、ダンパ108までも固定側部材102に近接させて取り付けられており、このような取付構造では、上記収納や取出しに邪魔になって尚更使い勝手が損ねられる問題がある。また、ダンパ108を固定側部材102が取り付けられた箱体Fの側板101側に取り付ける場合には、ダンパ108の作動ロッド108bの、当該ダンパ108の本体108aからの突出量の調整がし難くこの点からも使い勝手が損なわれる問題がある。
特開2002−138748(第3,4頁、第2〜4図)
解決しようとする問題点は、ヒンジにダンパー装置を付設する場合、いわゆるバウンド現象が生じ難く、また、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、或いはダンパー装置の調整が容易に行える使い勝手のよいヒンジ取付構造体とする点である。
本発明の請求項1に係るヒンジ取付構造体は、家具等の側板に取り付けられるヒンジのヒンジ本体と家具等の扉体に取り付けられるヒンジのカップ体とが互いに回転可能にリンク機構で連結される場合、前記カップ体の、前記扉体への取付部位に重ね合わせてダンパー装置を着脱容易に取り付け、当該ダンパー装置は、前記扉体を閉成して行くときに、当該閉成が完了する直前の前記扉体の所定開き角度位置から前記ヒンジ本体に当接を開始し、当該当接後の前記扉体の閉成速度が減速されるように作用するものであり、これにより、扉体を開放する方向(閉成する方向とは反対方向)の分力が大きくならないため、バウンド現象が生じ難くなるとともに、ダンパー装置を扉体側に取り付けるため、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、また、ダンパー装置の調整が行い易くなり、従来例のものと比較して使い勝手が優るものとなる。更に、ダンパー装置がカップ体の取付部位に重ね合わせて取り付けられる構造となっているため、ダンパー装置が付設されていない既存のヒンジにも容易に取り付けられるようになる。
本発明の請求項2に係るヒンジ取付構造体は、前記ダンパー装置が、前記ヒンジ本体に当接する当接部材を有し、この当接部材を、当該ダンパー装置の長手方向の軸心を含み、且つ、当該ダンパー装置が取り付けられる側の前記扉体の取付面に垂直な平面で切断したときの断面形状で見たときに、この当接部材の、前記扉体に近い部位に比し前記扉体から遠い部位が当該ダンパー装置の長手方向に突出して形成されるようにしたものであり、これにより、ダンパー装置の、ヒンジ本体に当接してからの、例えば当該ダンパー装置の構成部材であるピストンのストローク長を長めにできるので、効率的に緩衝効果を得ることができる。
本発明のヒンジ取付構造体は、ダンパー装置が扉体側に取り付けられる構造となっているために、バウンド現象が生じ難くなるとともに、ダンパー装置を扉体側に取り付けるため、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、また、ダンパー装置の調整が行い易くなり従来例のものと比較して使い勝手が優れている。そして、この取付構造によれば、ダンパー装置がカップ体の取付部位に重ね合わせて取り付けられるため、ダンパー装置が付設されていない既存のヒンジに容易に取り付けられ、既存品との互換性の点でも優れている。
本発明の実施の形態に係るヒンジ取付構造体を図1〜6を参照して説明する。尚、これらの図では、家具等の側板Aや扉体Bは、単なる矩形状の板部材として描かれている。また、図1,2は、扉体Bが側板Aに対しほぼ90゜回転した状態のときを示している。
本ヒンジ1は、図1に示すように、家具等の側板Aの前部に、本実施の形態ではベース体2を介して取り付けられるヒンジ本体3と家具等の扉体Bの一方側端に取り付けられるカップ体4とが互いに回転可能にリンク機構5で連結され、ダンパー装置6がカップ体4の、扉体Bへの取付部位、即ち、後述のフランジ部4cに重ね合わせて着脱容易に取り付けられるヒンジ取付構造体をなしている。
このような取付構造をなすヒンジ1の構成を図2を参照して説明する。
ところで、ヒンジ本体3、カップ体4及びこれらを連結するリンク機構5で構成されるヒンジは、従来から家具等のヒンジとして広く使用されている。本ヒンジ1においては、このような従来のヒンジにダンパー装置6を付設するとともに、かかる付設に際し従来のヒンジとの互換性を考慮したヒンジ取付構造体とするものである。
図2に示すように、本ヒンジ1のヒンジ本体3は、細長で、この長手方向に垂直な断面形状が略逆U字状に折曲された板部材で、この部材の略中央下部が切り欠かれており、この切欠部3aを側板Aに固着されたベース体2に重ね合わせて押圧するだけで当該ベース体2に固着されるようになっている。これはベース体2に設けられた凹凸部(図示せず)にヒンジ本体3内の連結部材7(図2ではその一部がヒンジ本体3の上板3bの後端部に設けられた切欠部3cのところで表出している)が嵌合されるようになっているからであり、かかる嵌合は連結部材7の上記表出部位を同図中の矢印方向に押圧すると容易に取り外すことができる。尚、8は調整ねじであり、かかる調整ねじ8を進退させることによりヒンジ本体3の側板A面に対する高さを調整することができる。また、9は止めねじであり、かかる止めねじ9を緩めてヒンジ本体3の側板A面上での前後方向(ヒンジ本体3の長手方向の向き)の位置決め調整が行えるようになっている。
また、ヒンジ本体3の前端部には、上記逆U字状を形成する両側板に支持される態様で軸10〜12が架け渡されており、このうちの軸10及び軸11にはリンク機構5を構成するリンクアーム13,14(図4〜6参照)の一方端がそれぞれ軸着され、軸12にはトーションばね15(図4〜6参照)が取り付けられており、このトーションばね15の一方端がヒンジ本体3の上板3bの裏面に係止され、他方端が上記リンクアーム13の一方端寄りの下方から突出する突条片13aに当接されている。
これに対し、本ヒンジ1のカップ体4は、略中央部に上面4a側が開口された矩形状の凹部4bが形成され、この凹部4bを隔てる態様で上記上面4aの後部(ヒンジ本体3との連結側とは反対側の部位)に位置するところに当該上面4aよりわずかに突出する態様でフランジ4cが設けられている。また、このカップ体4の前部には、凹部4bに連通する態様で当該凹部4bよりいくらか小さめの凹部4dが形成されており、この凹部4dの両側壁に支持される態様で軸16,17(図4〜6参照)が架け渡されており、軸16にはリンクアーム14の他方端が、また、軸17にはリンクアーム13の他方端がそれぞれ軸着されている。
かかるカップ体4は、扉体Bの取付けに際しては、図2に示すように、当該カップ体4のフランジ4c以外の残余の部位、即ち、凹部4bや凹部4dが形成されている部位を扉体Bに埋め込む状態にして当該扉体Bに取り付けられ、したがって、この扉体Bの取付面からフランジ4cがわずかに突出する態様となる(したがって、カップ体4の上面4aと扉体Bの取付面とが一致する態様になる)。尚、上記フランジ4cには、カップ体4を扉体Bに取り付けるためのビス18の挿通孔が設けられている。
次に、本ヒンジ1のダンパー装置6について図2、3を参照して説明する。
本ダンパー装置6は、上部に一方端側を開口し、他方端側を閉塞する径大の有底穴19aが設けられたケース体19と、このケース体19の下部前方に突設された、カップ体4のフランジ4cに対応すべく当該フランジ4cに相似するフランジ20と、ケース体19の有底穴19aに緩挿されて当該有底穴19a内を摺動する両端が閉塞された中空円筒状のダンパー本体21と、このダンパー本体21の一方端(有底穴19aの開口側)内壁面に固着され、この内壁面から当該ダンパー本体21の他方端(有底穴19aの閉塞側)寄りのところに至る態様で突設された、当該ダンパー本体21と同心をなす中空円筒状のガイド21aと、このガイド21aに緩挿されて当該ガイド21a内を上記ダンパー本体21の摺動に伴って相対的に移動するピストン22a及びこのピストン22aの後端面から延出しダンパー本体21の他方端を貫通して下記調整ねじ23の先端に連結されるピストンロッド22bと、ケース体19の有底穴19aの穴底中央に刻設されたねじ孔に螺合する上記調整ねじ23とで構成されている。
上記ダンパー本体21は、その一方端側がケース体19の有底穴19aから突出された状態で上述のように緩挿されており、この一方端部には、ブッシュ(当接部材)21bが当該一方端部から突出する態様で取り付けられている。かかるブッシュ21bは、本実施の形態では、ダンパー装置の長手方向としてのピストンロッド22bの軸心を含み、且つ、カップ体4を介して当該ダンパー装置6が取り付けられる側の扉体Bの取付面に垂直な平面で切断したときの断面形状で見たときに、図3に示すような略直角三角形をなしており、この三角形状は、ピストンロッド22bの軸心に平行をなす辺21bと、この辺21bに垂直な辺21bと、辺21bと辺21bとを結ぶ傾斜辺21bとで構成され、本実施の形態では、辺21bと傾斜辺21bとの交差する部位(扉体Bに近い部位)に比し辺21bと傾斜辺21bとで形成される部位(扉体Bから遠い部位)がピストンロッド22bの軸心方向(ダンパー装置の長手方向)に突出して形成される形態となっている。このような形態のブッシュ21aにより、ヒンジ本体3に当接してからの、本実施の形態ではダンパー本体21のストローク長を長めにできるので、効率的に緩衝効果を得ることができる。
このようなダンパー装置6は、カップ体4の扉体Bへの取付部位、即ち、フランジ4cに、上記ダンパー装置6のフランジ20を、本実施の形態では被せる態様で重ね合わせてカップ体4とともにビス18により扉体Bに固着される。したがって、ダンパー装置6の着脱が容易であり、しかも、ダンパー装置6が付設されていない既存のヒンジとの互換性が考慮されている点でも優れている。
但し、図3では図示されていないが、ピストン22aが相対移動範囲を考慮してガイド21aの円筒部の適宜な位置にオリフィスなどが設けられていることはもちろんである。尚、24は、ダンパー本体21の、ブッシュ21bが取り付けられた側をピストン22aから離隔するように当該ダンパー本体21を付勢するスプリングである。
本ヒンジ1が取り付けられた家具類において、その扉体Bを閉成して行くときの本ヒンジ1の動作を図4〜6を参照して説明する。尚、図4〜6において、ダンパー本体21の内部構造は省略されて描かれている。
本ヒンジ1は、そのヒンジ本体3が側板Aの所定位置に、また、そのカップ体4が扉体Bの所定位置に取り付けられるとともに、調整ねじ8等によりヒンジ本体3とカップ体4間の相対位置調整がなされ、また、ダンパー装置6がカップ体4とともに扉体Bに取り付けられるとともに、調整ねじ23によりピストン22aの位置決め、即ち、ダンパー本体21の突出量の調整がなされているものとする。
上述の調整がなされたヒンジ1は、図4のように扉体Bがほぼ全開に近い状態にあるものとする。この状態においては、当然のことながらダンパー装置6は作動しておらずダンパー本体21の当初の突出量が保持されている。また、リンクアーム13の突条片13aは、トーションばね15の他方端側に接触しているが、当該トーションばね15からの力を受けておらず、したがって、扉体Bは同図中の矢印方向への力を受けていない。
しかるに、扉体Bを図5中の矢印方向に回転させて閉成して行き、扉体Bが同図の位置(本実施の形態における、閉成が完了する直前の扉体の所定開き角度位置)に達したとき上記突条片13aがトーションばね15から力を受け始め、その結果扉体Bの閉成が図5中の矢印方向に勢いを増す状態になるが、このときダンパー装置6のダンパー本体21のブッシュ21bがヒンジ本体3の上板3bの前端部に当接しており、ダンパー装置6は、トーションばね15の付勢力に抗する態様で当接後の扉体Bの閉成方向への回転速度を減速するように作用する。この場合、ダンパー本体21のブッシュ21bの断面形状で、辺21bと傾斜辺21bとで形成されるダンパー本体21の上記突出部位をヒンジ本体3に当接させてダンパー本体21を移動させるようにすると、ヒンジ本体3に当接してからのダンパー本体21の移動長(ストローク長)を長めにできるので、効率的に緩衝効果を得ることができる。
ところで、本実施の形態では、ブッシュ21bの断面形状として略直角三角形を採用したものを説明したが、このような形状に限ることなく、当接部材の断面形状として、扉体に近い部位に比し扉体から遠い部位がダンパー装置の長手方向に突出する形態をなすものであればよい。但し、この突出位置や突出量等の差異によって緩衝効果に差異が生ずることはもちろんである。
尚、突条片13aがトーションばね15から力を受け始める時期とブッシュ21bが上板3bの前端部に当接する時期とを同時に設定する必要はなく、突条片13aがトーションばね15から力を受け始める時期をブッシュ21bが上板3bの前端部に当接する時期よりいくらか早めるように設定してもよい。
上記当接後は、扉体Bは、トーションばね15の付勢力により閉成方向に回転して行くが、かかる回転速度がダンパー装置6により減速されるので、図6のように扉体Bの閉成が、例えば戸当りに当接して完了したとき、かかる当接による衝撃音の発生が防止できる。
このようにダンパー装置6の設置により上述のような衝撃音の発生が防止されることはもとより、本ヒンジ取付構造体のように、ダンパー装置6が扉体B側に取り付けられる構造にすると、バウンド現象が生じ難くなり、また、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、或いはダンパー装置6の調整が行い易くなる利点がある。
なお、本発明において、ダンパー本体21のブッシュ21bがヒンジ本体3に当接してからのダンパー本体21の移動長さを長くし、効率的に緩衝効果を得ることを発明の課題にする場合には、ダンパー装置6をカップ体4の扉体Bへの取付部位に重ね合わせて着脱容易に取り付ける必要はなく、ダンパー装置6とカップ体4とを一体または一体的に構成してもよい。
本発明のヒンジ取付構造体は、ダンパー装置が扉体側に取り付けられる構造となっているために、バウンド現象が生じ難くなるとともに、ダンパー装置を扉体側に取り付けるため、物品等の収納・取出しに際して邪魔になり難く、或いはダンパー装置の調整が行い易くなり従来例のものと比較して使い勝手が優れていることに加え、ダンパー装置がカップ体の取付部位に重ね合わせて取り付けられるため、ダンパー装置が付設されていない既存のヒンジとの互換性を可能としている点で利用価値の高いものと言える。
本発明のヒンジの取付構造図である。 図1の一部分解斜視図である。 図1のヒンジにおけるダンパー装置の断面図である。 図1のヒンジの動作説明図である。 図1のヒンジの動作説明図である。 図1のヒンジの動作説明図である。 従来の衝撃緩衝装置の構成図である。
符号の説明
1 ヒンジ
3 ヒンジ本体
4 カップ体
5 リンク機構
6 ダンパー装置
21 ダンパー本体
21b ブッシュ(当接部材)
22b ピストンロッド
A 家具等の側板
B 家具等の扉体

Claims (2)

  1. 家具等の側板に取り付けられるヒンジのヒンジ本体と家具等の扉体に取り付けられるヒンジのカップ体とが互いに回転可能にリンク機構で連結されるヒンジ取付構造体において、前記カップ体の、前記扉体への取付部位に重ね合わせてダンパー装置を着脱容易に取り付け、当該ダンパー装置は、前記扉体を閉成して行くときに、当該閉成が完了する直前の前記扉体の所定開き角度位置から前記ヒンジ本体に当接を開始し、当該当接後の前記扉体の閉成速度を減速するように作用することを特徴とするヒンジ取付構造体。
  2. 前記ダンパー装置は、前記ヒンジ本体に当接する当接部材を有し、この当接部材は、当該ダンパー装置の長手方向の軸心を含み、且つ、当該ダンパー装置が取り付けられる側の前記扉体の取付面に垂直な平面で切断したときの断面形状において、前記扉体に近い部位に比し前記扉体から遠い部位が当該ダンパー装置の長手方向に突出するように形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ取付構造体。
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