JP2006199972A - チョップドストランド及びそれを用いた不飽和ポリエステル樹脂bmc成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集束剤を含有するチョップドストランドで、集束剤が、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、及びシランカップリング剤を含み、前記ウレタン樹脂と前記酢酸ビニル樹脂の質量比が30:70〜70:30である。不飽和ポリエスル樹脂を主体とするマトリックス樹脂100質量部に対し、このチョップドストランド30〜150質量部を含有させ、ランプ反射鏡用の不飽和ポリエステル樹脂BMC成形体を得る。
【選択図】なし
Description
酢酸ビニル樹脂3.4質量部、イソシアネート成分がジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、ポリオール成分がポリヘキサメチレンアジペート(PHA)であるウレタン樹脂3.4質量部、アミノ系シランカップリング剤0.2質量部、アクリル系シランカップリング剤0.2質量部からなる集束剤を調製した。
次に、常法によりブッシングから引き出された直径13μmのガラス繊維に上記の集束剤を付与しながらガラス繊維1000本を集束してガラスストランドとし、このガラスストランドを切断して、長さ6mmの、実施例1のCSを得た。
更に、このCS90質量部を用い、不飽和ポリエステル38質量部、熱可塑性樹脂(ポリメタクリル酸メチル系樹脂)16質量部、スチレンモノマー46質量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛)6質量部、増粘剤(酸化マグネシウム)0.4質量部、触媒(t−ブチルパーオキシベンゾエート)3部、無機充填材(平均粒子径5μmの炭酸カルシウム)260部の原材料と常法にしたがって混練し、射出成形法によって、実施例の不飽和ポリエステル樹脂BMC成形体を製造した。
ウレタン樹脂成分のうち、イソシアネート成分をトリレンジイソシアネート、ポリオール成分をポリオキシプロピレングリコールとした以外は実施例1と同じ条件として、実施例2のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、実施例2のBMC成形体を得た。
酢酸ビニル樹脂4.4質量部、ウレタン樹脂2.4質量部とした以外は実施例1と同じ条件として、実施例3のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、実施例3のBMC成形体を得た。
酢酸ビニル樹脂2.4質量部、ウレタン樹脂4.4質量部とした以外は実施例1と同じ条件として、実施例4のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、実施例4のBMC成形体を得た。
ウレタン樹脂のうち、イソシアネート成分をキシレンジイソシアネート、ポリオール成分をポリカーボネートポリオールとした以外は実施例1と同じ条件として、比較例1のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、比較例1のBMC成形体を得た。
実施例1の集束剤において、酢酸ビニル樹脂を使用せずに、ウレタン樹脂を6.8質量部とした以外は、実施例1と同様の条件として、比較例2のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、比較例2のBMC成形体を得た。
実施例1の集束剤において、ウレタン樹脂を使用せずに、酢酸ビニル樹脂を6.8質量部とした以外は、実施例1と同様の条件として、比較例3のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、比較例3のBMC成形体を得た。
実施例1の集束剤において、酢酸ビニル樹脂1.4質量部、ウレタン樹脂5.4質量部(酢酸ビニル:ウレタン樹脂=2:8)とした以外は、実施例1と同様の条件として、比較例4のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、比較例4のBMC成形体を得た。
実施例1の集束剤において、酢酸ビニル樹脂5.4質量部、ウレタン樹脂1.4質量部(酢酸ビニル:ウレタン樹脂=8:2)とした以外は、実施例1と同様の条件として、比較例5のCSを得た。また、このCSを実施例1と同様の条件でBMC成形し、比較例5のBMC成形体を得た。
実施例1のCS28質量部を用い、不飽和ポリエステル38質量部、熱可塑性樹脂(ポリメタクリル酸メチル系樹脂)16質量部、スチレンモノマー46質量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛)6質量部、増粘剤(酸化マグネシウム)0.4質量部、触媒(t−ブチルパーオキシベンゾエート)3部、無機充填材(平均粒子径5μmの炭酸カルシウム)260部の原材料と常法にしたがって混練し、射出成形法によって、比較例6の不飽和ポリエステル樹脂BMC成形体を得た。
実施例1のCS155質量部を用い、不飽和ポリエステル38質量部、熱可塑性樹脂(ポリメタクリル酸メチル系樹脂)16質量部、スチレンモノマー46質量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛)6質量部、増粘剤(酸化マグネシウム)0.4質量部、触媒(t−ブチルパーオキシベンゾエート)3部、無機充填材(平均粒子径5μmの炭酸カルシウム)260部の原材料と常法にしたがって混練し、射出成形法によって、比較例7の不飽和ポリエステル樹脂BMC成形体を得た。
実施例1〜4及び比較例1〜5によって得られたCS及び集束剤について、アセトン集束性、ペイントシェーカー集束性、溶解度、膨張度の各項目について、前記の測定方法によって測定し、CSの集束性等を評価した。その結果をまとめて表1に示す。
実施例1〜4及び比較例1〜7のBMC成形体を用いて試験片を作成し、JIS−K6911の試験法に従って、曲げ強度及びノッチ付の衝撃強度を測定した。また、900cm2の平板10枚を射出成形により成形し、プライマー塗料であるアクリル系塗料を15μm塗布した後に180℃で60分間硬化させ、アルミ蒸着を施した後の外観欠点数を膨れ数として測定し、膨れ試験による表面平滑性を評価した。その結果をまとめて表2に示す。
Claims (3)
- 不飽和ポリエステル樹脂BMCからなるランプ反射鏡用の成形体に用いられる、ガラス繊維束に集束剤を含浸させたチョップドストランドであって、
前記集束剤が、(1)ジシクロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートの少なくとも1種を含むイソシアネート成分と、ポリブチレンアジペート若しくはポリヘキサメチレンアジペートからなるポリエステルポリオール、又はポリオキシプロピレンポリオール若しくはポリオキシブチレンポリオールからなるポリエーテルポリオールの少なくとも一種を含むポリオール成分とを主体としたウレタン樹脂、(2)酢酸ビニル樹脂、及び(3)シランカップリング剤を含み、
前記ウレタン樹脂と前記酢酸ビニル樹脂の質量比が、30:70〜70:30であることを特徴とするチョップドストランド。 - 前記シランカップリング剤が、アミノ系及び/又はアクリル系である、請求項1に記載のチョップドストランド。
- 不飽和ポリエスル樹脂を主体とするマトリックス樹脂100質量部に対して、請求項1又は2に記載のチョップドストランド30〜150質量部を含有する不飽和ポリエステル樹脂BMCを、射出成形することによって得られたものであることを特徴とするランプ反射鏡用の不飽和ポリエステル樹脂BMC成形体。
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CN113930059A (zh) * | 2021-09-13 | 2022-01-14 | 安徽省宏忆新型材料有限公司 | 一种高耐热bmc复合材料及其制备方法 |
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