JP2006196544A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 より液漏れを防止することのできる電気二重層コンデンサを提供することを課題とする。
【解決手段】 封止構造20は、アルミニウムとの接着性が良好な第1樹脂層21を蓋体13に被せ、この第1樹脂層21との接着性が良好な第2樹脂層22を前記第1樹脂層21に被せ、この第2樹脂層22を前記端子に接触させてなる。第1樹脂層21は、コアー樹脂31と、このコアー樹脂31の表面を覆う表層樹脂32、33とで構成する。
【効果】 蓋体13に第1樹脂層21が強固に付着し、この様な第1樹脂層21に第2樹脂層22を強固に付着させることができるため、封止構造20が蓋体13から剥離する心配が無く、液漏れの発生を抑えることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気二重層コンデンサにおいて、端子と蓋体との間の封止構造の改良に関する。
薄板状の正極電極と負極電極とを、セパレータを介して積層したものを密閉容器に収納し、この密閉容器に電解液を注入してなる電気二重層コンデンサが、充電可能な電気エネルギー貯蔵部材として実用に供されている。
電気エネルギーは、正極端子及び負極端子を用いて授受するが、これらの端子は必然的に密閉容器を貫通させる必要がある。
電解液の液漏れは許されないので、密閉容器と端子との間の封止構造が重要になる。
従来、電解コンデンサにおける密閉容器と端子との間の封止構造が各種提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−129517号公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は従来の技術の基本構成を説明する図であり、蓄電素子101と、この蓄電素子101を収納する底付き筒体102と、この筒体102の開口を塞ぐ蓋体103とからなるアルミ電解コンデンサ100において、このコンデンサ100は、蓄電素子101から引出した端子104と蓋体103の間をリン酸系ガラス105でシールしたことを特徴とする。
図9は図8の9部拡大図であり、蓋体103とリン酸系ガラス105の境界を示す断面図であり、シール材としてのリン酸系ガラス105は、蓋体103の側面107に接しているものの、蓋体103の上面108や下面109には接していない。
特許文献1の図2で、No1〜No3のリン酸系ガラスの熱膨張係数は105〜132×10−7/℃である。また、同文献1段落番号[0007]第3行〜第4行に「熱膨張係数がアルミニウムの225×10−7/℃」の説明がある。
蓋体103の熱膨張係数(225×10−7/℃)とリン酸系ガラス105の熱膨張係数(105〜132×10−7/℃)とは、かなり近似しているものの、差はある。
そのため、長期間使用し、蓋体103とリン酸系ガラス105とが、互いに独立して熱伸縮を繰り返すと、不可避的に隙間が発生する。
図9から明らかなように、シール材としてのリン酸系ガラス105は、蓋体103の側面107に接しているだけであるから、シール長さ若しくはシール面積が小さく、隙間は液漏れに繋がる。
そこで、本発明は、より液漏れを防止することのできる電気二重層コンデンサを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、蓄電素子を筒体で囲い、この筒体の開口をアルミニウム製の蓋体で閉じ、この蓋体に正極端子又は負極端子を貫通させ、これらの端子を通じて電気エネルギーを前記蓄電素子から授受する電気二重層コンデンサにおいて、
前記端子と蓋体との間の封止構造は、アルミニウムとの接着性が良好な第1樹脂層を前記蓋体に被せ、この第1樹脂層との接着性が良好な第2樹脂層を前記第1樹脂層に被せ、この第2樹脂層を前記端子に接触させる構造にしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、蓋体を処理対象とし、少なくとも第1樹脂層には、化成処理を施したことを特徴とする。
大部分の樹脂は、アルミニウムとの接着性が良くないため、第2樹脂層を直接的に蓋体に形成すると、接着強度が小さく、剥離、液漏れが心配される。
この点、請求項1では、アルミニウムとの接着性が良好な第1樹脂層を、アルミニウムと第2樹脂層との間に介在させた。この結果、蓋体に第1樹脂層が強固に付着し、この様な第1樹脂層に第2樹脂層を強固に付着させることができる。
すなわち、請求項1によれば封止構造が蓋体から剥離する心配が無く、液漏れの発生を抑えることができ、電気二重層コンデンサの寿命を延ばすことができる。
請求項2に係る発明では、化成処理により、蓋体の表面に化成膜を被せるが、この化成膜がアルミニウムと化学反応を起こし、結合を強める物質を発生させる。したがって、蓋体に対する第1樹脂層の接着強度をさらに高める作用を発揮する。
すなわち、請求項2によれば、蓋体に第1樹脂層をさらに強固に付着させることができ、さらなる液漏れ防止並びに電気二重層コンデンサの長寿命化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る電気二重層コンデンサの断面図であり、電気二重層コンデンサ10は、想像線で示す蓄電素子11と、この蓄電素子11を囲う筒体12と、この筒体12の開口を塞ぐアルミニウム製の蓋体13、13と、端子14、14を貫通させるために蓋体13、13に設けた穴15、15と、端子14、14と蓋体13、13との間をシールする封止構造20、20とからなる。16、16は溶接ビードであり、組立末期にレーザ溶接法などにより筒体12に蓋体13、13に接続した接着部である。
図2は図1の2部拡大図であり、封止構造20は、蓋体13に被せた第1樹脂層21と、この第1樹脂層21に被せた第2樹脂層22とからなる。すなわち、第2樹脂層22を端子14に接触させる。
円柱状の端子14は、一端に鍔状の集電部23を一体的に備え、この鍔状の集電部23に多数の小穴24、24を開け、これらの小穴24、24に第2樹脂層22から延ばした突起25、25を嵌合できるようにした。
シール性を高めるために、端子14と第2樹脂層22との間にOリング26を介在させる。そして、端子14の他端にフランジ付きキャップ27をねじ込み又は嵌合し、フランジ28と鍔状の集電部23とで封止構造20を挟むようにした。
集電部23により端子14が図上へ抜ける心配が無く、フランジ28により端子14が図下へ抜ける心配が無く、小穴24、24により端子14が空転する(回る)心配が無い。
図3は本発明に係る封止構造の拡大図であり、第1樹脂層21は、コアー樹脂31と、このコアー樹脂31の表面を覆う表層樹脂32、33とで構成する。必要があれば、蓋体13に接する方の表層樹脂32を「一方の表層樹脂32」、第2樹脂層22に接する方の表層樹脂33を「他方の表層樹脂33」と表記し、区分する。
コアー樹脂31、表層樹脂32、33、第2樹脂層22の材質、特性は後述する。
表層樹脂32、33は、酸変性グラント共重合体を使用する。酸変性グラント共重合体の代表例である無水マレイン酸系ポリマー重合体の化学式は次のとおりである。
なお、PPはポリプロピレン、PEはポリエチレン、Stはポリスチレン、COOHはカルボキシル基(陽極性)、Cは炭素を意味する。
Figure 2006196544
以上の構成からなる封止構造の製造方法の一例を次に説明する。
図4は本発明に係る蓋体の製造フロー図である。
(a)にて、蓋体の素材となるアルミニウム板35を加熱する。アルミニウム板35の表面には酸化膜(Al)が不可避的に発生する。
(b)にて、アルミニウム板35に、3層構造の第1樹脂層21、21を重ね、加圧、加熱すると、一方の表層樹脂32、32に含まれるカルボキシル基(COOH)が酸化膜(Al)と化学反応を起こし、水酸化物(AlOOH)が生成する。
この水酸化物(AlOOH)がアルミニウム板35と表層樹脂32とを繋ぐブリッジとなる。したがって、アルミニウム板35に第1樹脂層21、21が強固に結合する。
(a)の工程は図示せぬ上下ロール間に、第1樹脂層21、アルミニウム板35及び第1樹脂層21に供給し、上下のロールで挟圧することで効率よく、(b)に示す構造を得ることができる。
(c)にて、アルミニウム板35から打ち抜きにより、第1樹脂層21、21が上下に付属した蓋体13を得ることができる。
図5は蓋体に樹脂層を一体成形するときの説明図である。
(a)において、固定型36に蓋体13をセットし、可動型37を被せ、ゲート38からキャビティ39へ第2樹脂層のための溶融樹脂を射出する。
(b)において、型を開いて、第2樹脂層22の付いた蓋体13を取り出す。これで、図3に示す封止構造20を得ることができる。
図3に戻って、第1樹脂層21を構成するコアー樹脂と表層樹脂32の結合、蓋体13と第1樹脂層21との結合、第1樹脂層21と第2樹脂層22との結合について、詳しく説明する。
コアー樹脂と表層樹脂の結合の説明:
コアー樹脂31は単層のポリプロピレン(以下PPと略記する。)ブロックコーポリマー(三井化学(株)製F812相当品)を採用し、表層樹脂32、33は酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)を採用する。
この酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)は、PPブロックコーポリマー(三井化学(株)製F812相当品)に良好な相溶性を有するため、適度な圧力を掛けながら適温に加熱するとで両者を互いに熱溶着することができる。この熱溶着による接着強度は十分に大きい。
蓋体と第1樹脂層との結合の説明:
蓋体13はアルミニウム板である。アルミニウム板35に、3層構造の第1樹脂層21、21を重ね、加圧、加熱すると、表層樹脂32、32が酸化膜(Al)と化学反応を起こし、水酸化物が生成する。この水酸化物がアルミニウム板35と表層樹脂32、32とを繋ぐブリッジとなり、いわゆる水酸化結合が起こる。したがって、アルミニウム板35に第1樹脂層21、21が強固に結合する。
第1樹脂層と第2樹脂層との結合の説明:
第2樹脂層22は、射出成形が容易であり、低温特性に優れた特殊変性PPブロックコーポリマー(出光石油株式会社製SP−850相当)を採用する。
第1樹脂層21の表層樹脂は酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)であり、この酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)は、特殊変性PPブロックコーポリマー(出光石油株式会社製SP−850相当)に良好な相溶性を有するため、射出成形時に両者を互いに熱溶着することができる。この熱溶着による接着強度は十分に大きい。
以上に説明した本発明と、従来の技術とを構造的に比較する。
従来の構造は、図9で説明したように、リン酸系ガラス105は、蓋体103の側面107に接しているものの、蓋体103の上面108や下面109には接していない。
一方、本発明の封止構造20は図3に説明したように、第1樹脂22は、蓋体13の上面、下面及び側面(穴15)の3面で接している。シール長さが遙かに長いため、仮に経年劣化で蓋体13と第2樹脂層22との間に僅かな隙間が生じたとしても、蓋体13と第1樹脂層21、21との間のシール性能が健全であるため、漏れに繋がらない。
したがって、本発明は液漏れを長期間にわたって防止することができる。
以上の結合メカニズムをまとめると次のとおりになる。
図1に示す蓄電素子11を筒体12で囲い、この筒体12の開口をアルミニウム製の蓋体13で閉じ、この蓋体13に正極端子又は負極端子14、14を貫通させ、これらの端子14、14を通じて電気エネルギーを前記蓄電素子11から授受する電気二重層コンデンサ10において、前記端子14と蓋体13との間の封止構造20は、図3に示すとおり、アルミニウムとの接着性が良好な第1樹脂層21を前記蓋体13に被せ、この第1樹脂層21との接着性が良好な第2樹脂層22を前記第1樹脂層21に被せ、この第2樹脂層22を前記端子に接触させる構造にしたことを特徴とする。
蓋体13に第1樹脂層21が強固に付着し、この様な第1樹脂層21に第2樹脂層22を強固に付着させることができるため、封止構造20が蓋体13から剥離する心配が無く、液漏れの発生を抑えることができ、電気二重層コンデンサ10の寿命を延ばすことができる。
上記説明から明らかなように、蓋体13と第2樹脂層22との間に僅かな隙間が生じることは止めることが困難である。シール性能は専ら蓋体13と第1樹脂層21、21との間のシール性能に依存している。
そこで、蓋体13と第1樹脂層21、21との間のシール性能について、より詳しく検討する。
図6はアルミニウムと樹脂の接着強度の測定方法を説明する図であり、アルミニウム板35とコアー樹脂31とを、表層樹脂32を介して接合したモデルを作製した。そして、アルミニウム板35とコアー樹脂31を互いに逆向きに引き、表層樹脂32が破壊してアルミニウム板35からコアー樹脂31がはがれたときの力Pを計測した。
次に、接着作用を発揮していた表層樹脂32の面積Sを調べ、P/Sの算式により、耐剥離強度、すなわち接着強度を求めた。
第1試験:
蓋体13は平滑なアルミニウム板とした。
表層樹脂32は酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)とし、コアー樹脂31はPPブロックコーポリマー(三井化学(株)製F812相当品)として、上記の試験を行った。
得られた接着強度は6Nであった。
接着強度は高いほどコンデンサ寿命を延ばすことができるため、次に接着強度の増加策を検討する。
今まで説明したとおりに、アルミニウムの表面酸化物と表層樹脂との間に、水酸化反応が発生し、この化学反応が接着強度の元になっていると考える。
アルミニウムの表面に自然に発生する酸化膜は、薄く、その量にばらつきがあるため接着強度を高めることが難しいことが予想される。
そこで、本発明者等は、アルミニウムの表面に予め十分な量の酸化膜を生成させることが有効であると考えた。酸化膜生成には、化成処理、特に陽極酸化処理がある。
陽極酸化膜処理は次の条件で実施した。
母材:0.5mm厚さのアルミニウム板
電解液:リン酸(2.1g)−アンモニウム水溶液(1.0g)/純水1000mlに溶解
電解液温度:93℃
電圧:DC 25V〜100V
電流密度:700A/dm
通電時間:約7分
第2試験:
蓋体13は陽極酸化処理により酸化膜を被せたアルミニウム板とした。
表層樹脂32は酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)とし、コアー樹脂31はPPブロックコーポリマー(三井化学(株)製F812相当品)として、上記の試験を行った。
得られた接着強度は36Nまで増加した。
陽極酸化処理による酸化膜は膜表面に微細な凹凸が存在し、この微細な凹凸も接着強度の向上に寄与していることが予想される。そこで、アルミニウム板をエッチング処理で粗面化し、この粗面に酸化膜を被せることに想到した。
エッチング処理は次の条件で実施した。
母材:0.5mm厚さのアルミニウム板
脱脂:晃栄工業(株)製 PS−100A0#1(5%)を用いて、60℃、3分の条件で処理
酸洗:水酸化ナトリウム5%水溶液を用いて、室温、1分の条件で処理
第3試験:
蓋体13はアルミニウム板の表面をエッチング処理により粗面化し、次に陽極酸化処理により酸化膜を被せた。
表層樹脂32は酸変性接着性PPフィルム(東レ(株)製トレファンM114相当品)とし、コアー樹脂31はPPブロックコーポリマー(三井化学(株)製F812相当品)として、上記の試験を行った。
得られた接着強度は64Nまで増加した。
図7は接着強度の比較グラフであり、表面処理なしの第1試験の結果より化成処理を施した第2試験の結果は6倍の接着強度が見込め、また、表面処理なしの第1試験の結果より、エッチング処理並びに化成処理を施した第3試験の結果は11倍の接着強度が見込めることが分かった。
したがって、望ましくは蓋体に予め化成処理を施す。さらに好ましくは蓋体にエッチング処理及び化成処理を施すことが有効である。
化成処理は、陽極酸化処理の他、クロメート処理、シランカップリング処理が起用できるため、陽極酸化処理に限定するものではない。
化成処理は、蓋体の部位で、少なくとも第1樹脂層に接触する部分に施せばよいが、蓋体13全体に施すことは差し支えない。
また、第1樹脂層を構成するコアー樹脂は、PE、PET、PBTなど酸官能基を持つオレフィン系の樹脂であってもよい。
さらに、第1樹脂層を構成する表層樹脂は、コアー樹脂と第2樹脂層との接着強度が十分に得られるコーティング層であれば種類は任意であり、例えば、アクリル酸エステル、ニトロセルロース、塩化ビニリデン、塩化ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルであってもよい。
そして、第2樹脂層は熱可塑性エラストマー、EPDM、シリコンなどのゴム系樹脂や、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱可塑性樹脂であってもよい。
尚、図3において、工程数は増加するが、蓋体13に一方の表層樹脂32を被せ、この表層樹脂32にコアー樹脂31を被せ、このコアー樹脂31に他方の表層樹脂32を被せてもよく、積層の順は変更可能であり、要は図の層構成になればよい。
本発明は、電気自動車に搭載する電気二重層コンデンサに好適である。
本発明に係る電気二重層コンデンサの断面図である。 図1の2部拡大図である。 本発明に係る封止構造の拡大図である。 本発明に係る蓋体の製造フロー図である。 蓋体に樹脂層を一体成形するときの説明図である。 アルミニウムと樹脂の接着強度の測定方法を説明する図である。 接着強度の比較グラフである。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 図8の9部拡大図である。
符号の説明
10…電気二重層コンデンサ、11…蓄電素子、12…筒体、13…蓋体、14…端子、20…封止構造、21…第1樹脂層、22…第2樹脂層、31…第1樹脂層を構成するコアー樹脂、32…第1樹脂層を構成する表層樹脂。

Claims (2)

  1. 蓄電素子を筒体で囲い、この筒体の開口をアルミニウム製の蓋体で閉じ、この蓋体に正極端子又は負極端子を貫通させ、これらの端子を通じて電気エネルギーを前記蓄電素子から授受する電気二重層コンデンサにおいて、
    前記端子と蓋体との間の封止構造は、アルミニウムとの接着性が良好な第1樹脂層を前記蓋体に被せ、この第1樹脂層との接着性が良好な第2樹脂層を前記第1樹脂層に被せ、この第2樹脂層を前記端子に接触させる構造にしたことを特徴とする電気二重層コンデンサ。
  2. 前記蓋体を処理対象とし、少なくとも前記第1樹脂層に接触する部位には、化成処理を施したことを特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデンサ。
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