JP2006195303A - 光ファイバテープ心線及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバテープ心線及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006195303A JP2006195303A JP2005008541A JP2005008541A JP2006195303A JP 2006195303 A JP2006195303 A JP 2006195303A JP 2005008541 A JP2005008541 A JP 2005008541A JP 2005008541 A JP2005008541 A JP 2005008541A JP 2006195303 A JP2006195303 A JP 2006195303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- coating material
- manufacturing
- cores
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】本発明の光ファイバテープ心線は、長さ方向に平行に整列した複数の光ファイバ心線が被覆材料に被覆されてなり、該長さ方向において光ファイバピッチ変換部を介して光ファイバ心線間に拡幅部と狭幅部とが形成されていることを特徴とするものである。また、本発明の光ファイバテープ心線の製造方法は、光ファイバピッチ変換部を介して光ファイバ心線間に拡幅部と狭幅部を形成するよう、複数の光ファイバを基板上に長さ方向に整列する整列工程と、整列した複数の光ファイバ心線を被覆材料にて被覆を施す被覆工程と、基板から被覆を施された複数の光ファイバ心線を剥離する分離工程を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
(実施例1)
長さ40cmの光ファイバ心線(古河電工社製、石英系シングルモード光ファイバ心線、外径0.25mm)を4本用い、長さ30cmの光ファイバピッチ変換部を有する光ファイバテープ心線を作製した例を述べる。本実施例の製造に使用した塗布装置は、図6(a)に示す構成のものである。すなわち、該塗布装置は、光ファイバ心線を設置する平面の基板4を配置する二次元平面7と、側壁12と、一端に駆動モータ8と他端に軸受け9が設けられているボールネジ軸10を有し、可動ユニット11を一軸方向に駆動、制御系する一軸制御ロボット13と、成形治具21が取り付けられた可動ユニット11と、図示されていない被覆材料供給系で構成されている。成形治具21は、幅40mm、長さ30mm、高さ40mmのサイズで、底面が平面であり、ボールネジ軸10に取り付けられた可動ユニット11に、基板に対して垂直方向に設置されているものである。したがって、可動ユニット11は、成形治具を上下および左右方向に移動することができるようになっている。なお、被覆材料は、可動ユニット11の上部に設けられた被覆材料充填口22から注入され、同ユニットを光ファイバ軸方向に移動させる際に、成形治具21の下面に設けられた図示されていない被覆材料吐出口から、整列された光ファイバ心線上に吐出され、ラミネート加工される。該被覆材料の塗布及び光ファイバ心線の基板に対する移動は手動にて行い、また被覆材料3は常温硬化性シリコーンゴム(東レダウコーニングシリコーン社製、商品名:SE9186L)を用いた。
図2のように、基板上に長さ40cmの4本の光ファイバ心線1a〜1d(古河電工社製、石英系シングルモード光ファイバ心線、外径0.25mm)を並列に整列させ、その先端部のそれぞれの光ファイバ心線の間に、ピッチ調整用スペーサとなるダミーファイバ心線2e〜2g(古河電工社製、石英系シングルモード光ファイバ心線、外径0.25mm)を挿入した7心の光ファイバ心線を整列させ、被覆を施さない光ファイバ心線の両端を粘着テープ14で留めて固定した以外は、実施例1と同様に作製し、図4のような光ファイバテープ心線を得た。
図3のように深さ0.1mm、幅1.1mmの矩形の凹部20bと幅1.9mmの矩形の凹部20aを連続して配置した基板4を用いた以外は実施例2と同様に長さ40cmの光ファイバ心線を4本、ピッチ調整用スペーサとなるダミーファイバ心線として同様の光ファイバ心線3本を用い、光ファイバピッチ変換部を有する本発明の光ファイバテープ心線を作製した。即ち、図3の凹部20bに光ファイバ心線(1a〜1d)を4本位置させ、また、凹部20aにダミーファイバ3本(2e〜2g)を加えた光ファイバ心線7本を、凹部に位置させることで光ファイバ心線の整列が行えるため、精密な位置合わせをすることなく光ファイバ心線のセッティングができ、作業時間が短く、作業も簡単に行えるため、作業効率が向上した。
ピッチ調整用スペーサとなるダミーファイバ心線として、プラスチック光ファイバ(三菱レイヨン社製、外径0.25mm)を用い、被覆材料が硬化した後に、ダミーファイバを取り除くこと以外は実施例3と同様な操作を行ない、図5のような光ファイバピッチ変換部を有する光ファイバテープ心線を作製した。ダミーファイバを物理的に取り除き、光ファイバ心線間に空隙部を設けることにより、光ファイバ心線が断面方向に動きやすくなり、外力で光ファイバ心線に張力がかかった場合でも、光ファイバ心線が被覆材料から剥がれることなく、端部でテープ心線が破壊することがなくなった。
Y 拡幅部
Z 狭幅部
1a〜1h 光ファイバ心線
2e〜2g スペーサ
3 被覆材料
4 基板
5 光ファイバテープ心線
6e〜6g 空隙部
7 二次元平面
8 駆動モータ
9 モータ軸受け
10 ボールネジ軸
11 可動ユニット
12 側壁
13 一軸制御ロボット
14 粘着テープ
15 心線供給装置
16 心線整列器
17 塗布治具
17a 光ファイバ心線挿入孔
17b 被覆材料溜め
17c 光ファイバ心線搬出孔
18 硬化装置
20a〜20b 凹部
21 成形治具
22 被覆材料充填口
Claims (12)
- 長さ方向に平行に整列した複数の光ファイバ心線が被覆材料に被覆されてなり、該長さ方向において光ファイバピッチ変換部を介して光ファイバ心線間に拡幅部と狭幅部とが形成されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
- 前記拡幅部の該光ファイバ心線間にスペーサが介在しているか、または、該スペーサが取り除かれた空隙部が存在することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
- 前記スペーサが光ファイバ心線であることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバテープ心線。
- 前記被覆材料が複数の光ファイバ心線の片面に被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
- 前記被覆材料がシリコーン系材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
- 光ファイバピッチ変換部を介して光ファイバ心線間に拡幅部と狭幅部とを形成するよう、複数の光ファイバ心線を基板上に長さ方向に整列する整列工程と、整列した複数の光ファイバ心線を被覆材料にて被覆を施す被覆工程と、基板から被覆を施された複数の光ファイバ心線を剥離する分離工程を有することを特徴とする光ファイバテープ心線の製造方法。
- 前記整列工程において、基板の一面に拡幅部と狭幅部に対応して設けられた凹部に、前記複数の光ファイバ心線を整列させることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
- 光ファイバピッチ変換部を介して光ファイバ心線間に拡幅部と狭幅部とを形成するよう、複数の光ファイバ心線を基板上に長さ方向に整列するに際して、該拡幅部にスペーサを挿入する整列工程と、整列した複数の光ファイバ心線を被覆材料にて被覆を施す被覆工程と、基板から被覆を施された複数の光ファイバ心線を剥離する分離工程を有することを特徴とする光ファイバテープ心線の製造方法。
- 前記整列工程において、基板の一面に拡幅部と狭幅部に対応して設けられた凹部に、前記複数の光ファイバ心線を整列させることを特徴とする請求項8に記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
- 前記被覆工程と分離工程の間に、スペーサを除去する工程を有することを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれかに記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
- 前記分離工程の後に、スペーサを除去する工程を有することを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれかに記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
- 前記スペーサが光ファイバ心線からなることを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008541A JP2006195303A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008541A JP2006195303A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006195303A true JP2006195303A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36801420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005008541A Pending JP2006195303A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006195303A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10213727A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-11 | Alcatel Alsthom Co General Electricite | 光ファイバケーブル |
JP2001356252A (ja) * | 2000-05-03 | 2001-12-26 | Alcatel | 強化緩衝光ファイバリボンケーブル |
JP2004133183A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバテープ心線 |
JP2004163634A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 光ファイバテープ心線の製造方法 |
JP2004199072A (ja) * | 2002-12-17 | 2004-07-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 引張り部材を含むリボン光ファイバ |
-
2005
- 2005-01-17 JP JP2005008541A patent/JP2006195303A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10213727A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-11 | Alcatel Alsthom Co General Electricite | 光ファイバケーブル |
JP2001356252A (ja) * | 2000-05-03 | 2001-12-26 | Alcatel | 強化緩衝光ファイバリボンケーブル |
JP2004133183A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバテープ心線 |
JP2004163634A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 光ファイバテープ心線の製造方法 |
JP2004199072A (ja) * | 2002-12-17 | 2004-07-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 引張り部材を含むリボン光ファイバ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100671119B1 (ko) | 광섬유 테이프 심선 및 그 제조방법 | |
JP4200383B2 (ja) | 線状体のテープ化治具及びテープ化方法 | |
JP2000193844A (ja) | 光ファイバアレイの製造方法 | |
JP2012022061A (ja) | 光ファイバユニットの製造方法及び製造装置 | |
JP4962266B2 (ja) | 光導波路の製造方法 | |
JP2006195303A (ja) | 光ファイバテープ心線及びその製造方法 | |
JPH11305151A (ja) | 光スイッチの結合部及びその製造方法 | |
JP2006267309A (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP2005031417A (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP2007156292A (ja) | 光ファイバ分岐コード及びその製造方法 | |
JP4005480B2 (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP4344337B2 (ja) | 光ファイバ分岐コードとその製造方法 | |
JP2004240152A (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP4207903B2 (ja) | 光ファイバアレイの製造方法 | |
JPH04268522A (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP3291177B2 (ja) | チューブ付き光ファイバ心線の端末部 | |
JPH06273649A (ja) | 分割型光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP4192963B2 (ja) | 光ファイバアレイの製造方法 | |
JP2000231043A (ja) | 光テープ心線及びその製造方法、並びに、該製造方法に使用される光テープ心線製造用ダイス | |
JP4687360B2 (ja) | ファイバピッチ変換方法およびファイバピッチ変換装置 | |
JPH11326678A (ja) | 光ファイバアレイの製造方法 | |
JPH0622804Y2 (ja) | テープ状光フアイバ心線 | |
JP2006349758A (ja) | テープ心線用配線装置及び配線方法 | |
JPH09178983A (ja) | 光ファイバ心線に於ける変換心線の製造方法 | |
WO2005047949A1 (ja) | 光ファイバアレイの製造方法とこの方法により製造された光ファイバアレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080916 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081125 |