JP2006195271A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム処理の容易な画像形成装置を実現することである。
【解決手段】その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための感光体と、現像剤によって感光体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有しており、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、現像装置を感光体と対向する現像位置に位置決めし、感光体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
画像形成装置として、操作部が画像形成装置本体の正面に設けられ、画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーが該画像形成装置本体の側面に設けられたものがある。また、この画像形成装置は、開いたジャム処理用カバーを適切に支持するために、ジャム処理用カバーが開いた際に、ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、ジャム処理用カバーが開いた際に、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有している。
特開2003−287973号公報
ところで、ユーザ等の作業者が、画像形成装置本体の正面側に操作部が設けられている画像形成装置に対してジャム処理を行う際には、正面側で当該ジャム処理を行う場合が多い。しかし、作業者が正面側にてジャム処理を行う場合には、第一支持部材と第二支持部材とによって支持されているジャム処理用カバーが開いた際に、該第二支持部材の位置によっては、作業者が画像形成装置本体内にて詰まった媒体を取り除く際に第二支持部材が障害物となるために、作業者が適切にジャム処理を行えない恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ジャム処理の容易な画像形成装置を実現することである。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、作業者が画像形成装置本体にて詰まった媒体を取り除く際に、第二支持部材が障害物となり難いから、作業者が該媒体に触りやすくなる。そのため、作業者が画像形成装置本体にて詰まった媒体を容易に取り除くことができるから、ジャム処理の容易な画像形成装置を実現することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記第二支持部材は、前記第一支持部材よりも小さいこととしてもよい。
かかる場合には、作業者が画像形成装置本体の正面側にてジャム処理をする際に、第二支持部材が障害物となり難いから、より有効に、作業者が画像形成装置本体内にて詰まった媒体を容易に取り除くことが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記画像形成装置本体は、該画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送する媒体搬送ローラを備え、前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置していることとしてもよい。
画像形成装置本体内にてジャムが発生した際には、媒体が媒体搬送ローラ周辺にて詰まっている可能性が高い。そこで、第二支持部材が、ジャム処理用カバーが開いた際に、媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置している場合には、該媒体搬送ローラ周辺にて詰まった媒体を用紙に取り除くことが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記画像形成装置本体は、媒体を給紙するための第一給紙部を備え、前記ジャム処理用カバーは、前記第一給紙部とは異なる第二給紙部を備え、前記媒体搬送ローラは、前記第一給紙部及び前記第二給紙部から給紙された媒体を、前記画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に搬送することとしてもよい。
媒体搬送ローラが、第一給紙部及び第二給紙部から給紙された媒体を搬送する場合には、画像形成装置本体内にてジャムが発生した際に、媒体が媒体搬送ローラ周辺にて詰まっている可能性がより高まる。そこで、第二支持部材が、ジャム処理用カバーが開いた際に、媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置している場合には、媒体搬送ローラ周辺にて詰まった媒体を容易に取り除くことが可能となる効果がより有効に奏される。
また、かかる画像形成装置であって、前記ジャム処理用カバーは、媒体を搬送するための搬送機構と、前記ジャム処理用カバーの、前記第一支持部材に支持されている側、に設けられ、前記搬送機構を駆動するための駆動源と、を備え、前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーの開く動作に連動して回動可能であり、前記画像形成装置本体は、前記第一支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第一支持部材が摺動する第一被摺動部材と、前記第二支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第二支持部材が摺動する第二被摺動部材と、を備え、前記第一支持部材が前記第一被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗は、前記第二支持部材が前記第二被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗より大きいこととしてもよい。
駆動源が、ジャム処理用カバーの、第一支持部材に支持されている側(以下、ジャム処理用カバーの背面側とも呼ぶ)に設けられている場合には、ジャム処理用カバーの背面側の自重が大きくなるから、ジャム処理用カバーの背面側が勢いよく開き易くなる。一方、第一支持部材が第一被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗が、第二支持部材が第二被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗より大きい場合には、ジャム処理用カバーの背面側に、該ジャム処理用カバーの閉じる方向の力として、作用する力が大きくなるから、ジャム処理用カバーの背面側が勢いよく開くことを防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材の回動を規制するための第一回動規制部と、前記第二支持部材の回動を規制するための第二回動規制部と、を有し、前記第一回動規制部の数は、前記第二回動規制部の数より多いこととしてもよい。
駆動源が、ジャム処理用カバーの背面側に設けられている場合には、ジャム処理用カバーが開いた際に、第一支持部材に作用する衝撃が大きくなる。一方、第一回動規制部の数が第二回動規制部の数より多い場合には、ジャム処理用カバーが開いた際に、第一支持部材に作用する衝撃を分散させることが可能となる。そのため、前記駆動源を備えたジャム処理用カバーが開いた際に、第一支持部材に作用する衝撃を分散させることができるから、第一支持部材が適切にジャム処理用カバーを支持することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記ジャム処理用カバーは、前記第一支持部材と連結している第一連結部と、前記第二支持部材と連結している第二連結部と、を備え、開く際に、その鉛直下方にて前記画像形成装置本体に支持されている被支持部、を支点として回転し、該被支持部と前記第一連結部との間の距離は、前記被支持部と前記第二連結部との間の距離、よりも大きいこととしてもよい。
駆動源が、ジャム処理用カバーの背面側に設けられている場合には、ジャム処理用カバーが開く際に、第一支持部材に作用する負荷が大きくなる。一方、被支持部と第一連結部との間の距離が、被支持部と第二連結部との間の距離、よりも大きい場合には、ジャム処理用カバーが開く際に、第一支持部材に作用する負荷が、第二支持部材に作用する負荷よりも小さくなる。そのため、前記駆動源を備えたジャム処理用カバーが開く際に、第一支持部材に作用する負荷を低減できるから、第一支持部材が適切にジャム処理用カバーを支持することが可能となる。
また、その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有し、前記第二支持部材は、前記第一支持部材よりも小さく、前記画像形成装置本体は、該画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送する媒体搬送ローラを備え、前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置しており、前記画像形成装置本体は、媒体を給紙するための第一給紙部を備え、前記ジャム処理用カバーは、前記第一給紙部とは異なる第二給紙部を備え、前記媒体搬送ローラは、前記第一給紙部及び前記第二給紙部から給紙された媒体を、前記画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に搬送し、前記ジャム処理用カバーは、媒体を搬送するための搬送機構と、前記ジャム処理用カバーの、前記第一支持部材に支持されている側、に設けられ、前記搬送機構を駆動するための駆動源と、を備え、前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーの開く動作に連動して回動可能であり、前記画像形成装置本体は、前記第一支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第一支持部材が摺動する第一被摺動部材と、前記第二支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第二支持部材が摺動する第二被摺動部材と、を備え、前記第一支持部材が前記第一被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗は、前記第二支持部材が前記第二被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗より大きく、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材の回動を規制するための第一回動規制部と、前記第二支持部材の回動を規制するための第二回動規制部と、を有し、前記第一回動規制部の数は、前記第二回動規制部の数より多く、前記ジャム処理用カバーは、前記第一支持部材と連結している第一連結部と、前記第二支持部材と連結している第二連結部と、を備え、開く際に、その鉛直下方にて前記画像形成装置本体に支持されている被支持部、を支点として回転し、該被支持部と前記第一連結部との間の距離は、前記被支持部と前記第二連結部との間の距離、よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、ジャム処理の容易な画像形成装置を実現することが可能となる効果、が最も有効に奏される。
また、コンピュータ、並びに、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有する画像形成装置、を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、該画像形成システムがジャム処理の容易な画像形成装置を具備しているから、従来よりも優れた画像形成システムを実現することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1〜図3を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、プリンタ10の外部構成例、プリンタ10の内部構成例、及び、プリンタ10の動作例について説明する。
<プリンタ10の外部構成例>
まず、図1及び図2を用いて、プリンタ10の外部構成例について説明する。図1は、プリンタ10を示した斜視図である。図2は、図1に示すプリンタ10から媒体搬送ユニット17及びモータ18を取り除いた状態を示した図である。なお、図1及び図2においては、矢印にて上下方向を示している。
プリンタ10は、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体10aと、ジャム処理用カバーの一例としての側面カバー15と、背面側アーム620と、正面側アーム610と、を有している。
プリンタ本体10aは、その正面上部に操作部の一例である操作パネル95を備え、その下部に媒体を給紙するための第一給紙部の一例である給紙カセット92を備えている。操作パネル95は、ユーザ等とのインターフェイスとなる部分である。すなわち、操作パネル95は、ユーザ等からの指示を受け付けるための指示受付部と、ユーザ等へ各種情報を与えるための液晶パネル等からなる情報出力部とを有している。
側面カバー15は、プリンタ本体10aの右側面に設けられており、プリンタ本体10a内でジャムが発生した際に開閉されるカバーである。すなわち、作業者は、ジャム処理をするために、画像を形成する際には閉じている側面カバー15を開く。
側面カバー15は、開く際には、その鉛直下方にて該プリンタ本体10aに支持されている被支持部15a(図3)、を支点として回転する。また、側面カバー15は、背面側アーム620の第一支持部材の一例としての背面側支持部材621(図3)と連結している第一連結部の一例としての背面側連結部15b(図3)と、正面側アーム610の第二支持部材の一例としての正面側支持部材611(図3)と連結している第二連結部の一例としての正面側連結部15c(図3)と、を備えている。そして、被支持部15aと背面側連結部15bとの間の距離が、被支持部15aと正面側連結部15cとの間の距離、よりも大きくなるように、背面側連結部15bと正面側連結部15cが設けられている。
また、図1に示すように、側面カバー15は、媒体を給紙するための第二給紙部の一例としての給紙手差し16と、媒体を搬送するための搬送機構の一例としての媒体搬送ユニット17と、媒体搬送ユニット17を駆動するための駆動源の一例としてのモータ18と、を備えている。媒体搬送ユニット17は、媒体の両面に画像を形成するために、一度定着ユニット90にてトナー像が定着された媒体を、再度二次転写ユニット80に向けて搬送する機能を有している。モータ18は、側面カバー15の、背面側支持部材621に支持されている側、に設けられている。また、図1に示すプリンタ10は、媒体搬送ユニット17及びモータ18が側面カバー15に固定されている構成となっているが、図2に示すように、媒体搬送ユニット17及びモータ18が側面カバー15に対して取り外し可能となっている構成であってもよい。なお、図3、図9〜図12、図16〜図19においては、媒体搬送ユニット17及びモータ18が取り外されている側面カバー15を示している。
背面側アーム620は、プリンタ本体10aの背面側に設けられており、正面側アーム610は、プリンタ本体10aの正面側に設けられている。これら背面側アーム620及び正面側アーム610は、側面カバー15と後述する定着ユニット90とを連結するための連結部材である。また、背面側アーム620及び正面側アーム610は、側面カバー15の開く動作に連動して回動する。なお、正面側アーム610及び背面側アーム620の詳細については、後述する。
<プリンタ10の内部構成例>
次に、図3を用いて、プリンタ10の内部構成例について説明する。図3は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図3は、図1及び図2同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙カセット92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。また、図3は、図2の断面図である。
本実施の形態に係るプリンタ本体10aは、図3に示すように、感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、媒体搬送ローラの一例としての搬送ローラ94、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図3中の矢印で示すように時計回りに回転する。帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
現像器保持ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像器に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像器51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像器53に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像器52に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像器54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
この現像器保持ユニット50は、前記4つの現像器51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像器51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、この現像器保持ユニット50は、前記4つの現像器51、52、53、54を4つの着脱部50a、50b、50c、50dにより保持しており、前記4つの現像器51、52、53、54は、回転軸50eを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像器51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像器51,52,53,54の各々は、現像器保持ユニット50の前記着脱部に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。この中間転写体70は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、記録媒体上の、現像剤像の一例としてのトナー像、を当該記録媒体に定着するための装置である。すなわち、当該定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録媒体に融着させて永久像とするものである。なお、定着ユニット90の詳細な構成については後述する。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
搬送ローラ94は、プリンタ本体10a内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送するためのローラである。詳しくは、搬送ローラ94は、給紙カセット92又は給紙手差し16から給紙された媒体を、プリンタ本体10a内の、作業者の手の届かない領域(例えば、二次転写ユニット80が設けられた領域)、に搬送する。
制御ユニット100は、図4に示すようにコントローラ部101と、ユニット制御部102とで構成され、コントローラ部101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニット制御部102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
<プリンタ10の動作例>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のコントローラ部101に入力されると、このコントローラ部101からの指令に基づくユニット制御部102の制御により感光体20、現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、現像器保持ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像器54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像器毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙カセット92または給紙手差し16から、搬送ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図4を参照しつつ説明する。図4は、制御ユニット100を示したブロック図である。制御ユニット100のコントローラ部101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニット制御部102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、操作パネル95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、コントローラ部101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===定着ユニットの構成例===
次に、図5〜図8を用いて、定着ユニット90の構成例について説明する。図5は、定着ユニット90の外観構成を示した斜視図である。図6は、定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302へ加圧ローラ304が圧接されている状態を示した図である。図7は、定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除される直前を示した図である。図8は、定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除されている状態を示した図である。なお、図5〜図8においては、矢印にて上下方向及び幅方向が、図5においては、矢印にて長手方向が示されている。また、図6〜図8においては、プリンタ本体10aの正面側に位置している長手方向端部90aを示しているが、該長手方向端部90aと、プリンタ本体10aの背面側に位置している長手方向端部90bと、は同様な構成である。
定着ユニット90は、記録媒体上のトナー像を加熱加圧して当該記録媒体に定着するための装置であり、定着ローラ302と、加圧ローラ304と、押圧部材310と、を備えている。
定着ローラ302は、記録媒体上のトナー像を加熱して、当該トナー像を当該記録媒体に融着させる。この定着ローラ302は、その長手方向が定着ユニット90の長手方向に沿うように設けられている。また、定着ローラ302は、その回転中心軸まわりに回転可能となっている。さらに、定着ローラ302の内部には、ヒーター(不図示)が設けられており、当該ヒーターから発せられる熱により、記録媒体上のトナー像が熱せられて記録媒体に融着される。
加圧ローラ304は、前記定着ローラ302と協働して、記録媒体上のトナー像を加圧する。この加圧ローラ304は、その長手方向が定着ユニット90の長手方向に沿うように、かつ、定着ローラ302と隣り合う位置に設けられている。また、加圧ローラ304は、その回転中心軸まわりに回転可能となっている。
さらに、加圧ローラ304は、定着ローラ302に圧接可能となるように構成されている。そして、定着ユニット90が記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着する際には、加圧ローラ304が定着ローラ302に記録媒体を介して圧接して、定着ローラ302と加圧ローラ304とにより挟持された記録媒体上のトナー像が、これらの二つのローラにより加圧されることとなる。なお、加圧ローラ304の長手方向両端部には、後述する把持レバー312により把持される被把持部304cが設けられている。
押圧部材310は、加圧ローラ304を定着ローラ302へ向けて押圧して、加圧ローラ304を定着ローラ302へ圧接させる。この押圧部材310は、定着ユニット90の長手方向両端部に一つずつ設けられており、把持レバー312と引っ張りばね316とを備えている。
把持レバー312は、図6等に示すように、その上部に回動軸312aを、その下部に引っ張りばね316との連結部312bを有し、かつ、回動軸312aと連結部312bとの間には、前記被把持部304cを把持するための把持部312cが設けられている。そして、把持レバー312は、把持部312cが被把持部304cを把持した状態で(把持レバー312が加圧ローラ304に連結した状態で)、前記回動軸312aまわりに回動可能となるように構成されている。
引っ張りばね316は、図6等に示すように、その両端にフック316a、316bを有し、一端側(図6中左側)のフック316aは把持レバー312の前記連結部312bに、他端側(図6中右側)のフック316bはフレーム350に、それぞれ連結されている。そして、引っ張りばね316は、その引っ張り力により、把持レバー312の下部(把持レバー312の連結部312b)をフレーム350側(図6中、左側から右側へ向かう方向)へ引っ張っている。
このように構成された押圧部材310において、把持レバー312の回動軸312aが当該把持レバー312の上部に位置するから、引っ張りばね316の前記引っ張り力は、把持レバー312に伝達された結果、把持レバー312の図6中反時計方向の回動力に変換されていることとなる。そして、回動軸312aと連結部312bとの間に位置する把持部312c、が把持する加圧ローラ304は、把持レバー312のかかる回動力により、定着ローラ302へ向けて押圧されている。
また、長手方向端部90aの把持レバー312の下部には、正面側アーム610の正面側第一レバー614が設けられており、長手方向端部90bの把持レバー312の下部には、背面側アーム620の背面側第一レバー624が設けられている。そして、正面側第一レバー614及び背面側第一レバー624は、把持レバー312に当接して、前記圧接を解除する機能を有している。なお、前記圧接をどのように解除するかについては、後述する。
===正面側アーム610の概要===
前述したように、正面側アーム610は、側面カバー15の開く動作に連動して回動する。以下においては、正面側アーム610及びその周辺の構成と、側面カバー15の開く動作に連動して正面側アーム610がどのように動作するかについて、図9〜図15を用いて説明する。図9は、側面カバー15が閉じている際の、正面側アーム等を示した図である。図10は、圧接が解除され始める際の、正面側アーム等を示した図である。図11は、圧接が解除された際の、正面側アーム等を示した図である。図12は、側面カバー15が全開した際の、正面側アーム等を示した図である。図13は、正面側アーム610を示した図である。図14は、図12のA部を拡大して示した図である。図15は、側面カバー15が全開した際の、正面側アームの周辺部を示した図である。なお、図13は、側面カバー15が図11に示した状態まで開いた際の、正面側アーム610を示している。
<<<正面側アーム610及びその周辺の構成>>>
正面側アーム610は、定着ユニット90の長手方向端部90a(プリンタ本体10aの正面側)の下方に設けられ、側面カバー15と定着ユニット90を連結している。この正面側アーム610は、図13に示すように、正面側支持部材611と、第二被摺動部材の一例である正面側第一レバー614と、を有している。正面側支持部材611は、該側面カバー15をプリンタ本体10aの正面側で支持しており、正面側連接棒612と、正面側第二レバー613と、から構成されている。そして、側面カバー15が図9〜図12に示すように開く際に、これらの部材(正面側連接棒612、正面側第二レバー613、正面側第一レバー614)が回動する。
正面側連接棒612は、その一端側にて、正面側軸616aを介して側面カバー15の正面側連結部15cと連結している。この正面側連接棒612は、側面カバー15が開閉する際に、側面カバー15に対して正面側軸616aを中心に相対的に回動可能である。なお、正面側連接棒612は、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向下側に位置し、かつ、プリンタ本体10aから露出している(図3)。
正面側第二レバー613は、正面側ピン616b(図15)を介してプリンタ本体10aに支持されており、側面カバー15の開く動作に連動して、回動中心軸613aを中心に回動可能である。また、正面側第二レバー613の一端側は、連接部613bを介して正面側連接棒612と連結している。また、正面側第二レバー613の他端側には、カム部613cが設けられている。このカム部613cには、正面側第二レバー613が回動する際に正面側第一レバー614に当接して該正面側第一レバー614を回動させる当接面613dと、回動が規制された正面側第一レバー614に接触して該正面側第一レバー614を押圧するための押圧面613eと、が形成されている。
また、カム部613cは、凸部613h(図14)を備えており、該凸部613hは、図14において紙面から手前に突出する方向に、形成されている。この凸部613hは、該正面側第二レバー613の回動に伴って、プリンタ本体10aに設けられた扇状凹部412(図15)内を移動可能となっている。そして、凸部613hが、移動した際に、扇状凹部412の内壁412a(図15)に接触すると、正面側第二レバー613の回動が規制される。なお、正面側第二レバー613は、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向下側に位置している(図3)。
正面側第一レバー614は、正面側ピン616c(図15)を介してプリンタ本体10aに支持されており、側面カバー15の開く動作に連動して、回動中心軸614aを中心に回動可能である。なお、正面側第一レバー614は、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除されるまでは、側面カバー15の開く動作に連動して回動する。そして、正面側第一レバー614は、前記圧接が解除されると、プリンタ本体10aに設けられた回動規制凸部411(図15)によって、その回動が規制される。さらに、正面側第一レバー614の回動が規制された状態で、正面側第二レバー613が回動すると、正面側第二レバー613が、正面側第一レバー614に対して摺動することとなる。
また、正面側第一レバー614は、金属製の金属レバー614bと、樹脂製の樹脂レバー614cと、を固着した構成となっており、金属レバー614bと樹脂レバー614cが一緒に回動中心軸614aを中心に回動可能である。金属レバー614bには、その上部(正面側第一レバー614の長手方向他端側)に、定着ユニット90の把持レバー312に当接可能な把持レバー当接部614dが設けられている。樹脂レバー614cには、その下部(正面側第一レバー614の長手方向一端側)に、被当接部614eと、被摺動部614fと、が設けられている。
被当接部614eは、正面側第二レバー613の当接面613dによって当接される。詳しくは、被当接部614eは、正面側第一レバー614の回動が規制される前では、当接面613dによって当接される。被摺動部614fは、正面側第一レバー614の回動が規制された後に、押圧面613eによって押圧される被押圧面614gを備えている。なお、被押圧面614gの材質は、押圧面613eの材質(本実施形態においては、樹脂)と同じである。
なお、正面側第二レバー613が、回動が規制された正面側第一レバー614に対して押圧しながら回動する際には、押圧面613eが被押圧面614gに対して押圧しながら摺動する。本実施形態においては、押圧面613eが被押圧面614gに対して適切に押圧するように、押圧面613eと被押圧面614gとが以下のように形成されている。すなわち、押圧面613e及び被押圧面614gは、正面側第一レバー614が正面側第二レバー613によって押圧される直前において、回動中心軸613aと被押圧面614gとの間の距離が、回動中心軸613aと押圧面613eとの間の距離、より小さくなるように、形成されている。
また、被押圧面614gは、正面側第一レバー614が正面側第二レバー613によって押圧される直前において、回転中心軸613aから一定の距離上には形成されていない。詳しくは、被押圧面614gの、回動中心軸614aに近い第一端614hと、回動中心軸613aと、の間の距離L1と、被押圧面614gの、回動中心軸614aから遠い側の第二端614iと、回動中心軸613aと、の間の距離L3とは、大きさが異なり、距離L3は距離L1より大きい。つまり、被押圧面614gは、回動中心軸614aから離れる程、回動中心軸613aとの距離が大きくなるように、形成されている。
一方、押圧面613eは、正面側第一レバー614が正面側第二レバー613によって押圧される直前において、回転中心軸613aから一定の距離上に形成されている。詳しくは、押圧面613eの、側面カバー15が全開した際に第一端614hに接触する部分である第一端接触部分613fと、回動中心軸613aと、の間の距離L2と、押圧面613eの、側面カバー15が全開した際に第二端614iに接触する部分である第二端接触部分613gと、回動中心軸613aと、の間の距離L4とは、同じ大きさである。
このため、押圧面613e及び被押圧面614gは、距離L1と距離L2との差が、距離L3と距離L4との差より小さくなっている。
<<<正面側アーム610の動作>>>
プリンタ10内にてジャムが発生した際に、作業者がプリンタ10内に詰まった媒体を除くために側面カバー15を開くと、まず、正面側第一レバー614が、側面カバー15が所定角度まで開く動作に連動して、押圧部材310による定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接を解除する。圧接が解除された後(もしくは、圧接が解除された状態)では、正面側第一レバー614の回動が規制される。そして、正面側第二レバー613が、押圧部材310による圧接が解除された後の側面カバー15の開く動作に連動して、回動が規制された正面側第一レバー614を押圧しながら回動する。以下、側面カバー15が開く際の正面側アーム610の詳細な動作について説明する。
[1.閉じている側面カバー15を開け始めたときの動作]
図9に示すように、側面カバー15が閉じている状態では、正面側アーム610が、コンパクトに折りたたまれている。かかる状態では、正面側第一レバー614の把持レバー当接部614dが、把持レバー312に当接していない(図6)。そのため、加圧ローラ304を把持している把持レバー312の下部が、引っ張りばね316の引っ張り力によってフレーム350側に引っ張られている。このため、引っ張りばね316の引っ張り力によって、加圧ローラ304が定着ローラ302に圧接された状態となっている。
プリンタ10内にてジャムが発生した際に、作業者が閉じている側面カバー15を開くと、側面カバー15は、被支持部15aを支点として、図9に示す矢印の方向に回転する。また、側面カバー15の回転に伴い、該側面カバー15に支持されている正面側軸616aが、被支持部15aを中心として回動する。
そして、正面側軸616aの回動に伴って、該正面側軸616aを介して側面カバー15に連結されている正面側連接棒612も回動する。また、正面側連接棒612の回動に伴って、正面側第二レバー613も回動する。このとき、正面側第二レバー613は、連接部613bを介して正面側連接棒612から力を受け、回動中心軸613aを中心として、図9に示す時計方向に回動する。
そして、正面側第二レバー613の回動に伴って、正面側第一レバー614の被当接部614eに当接している当接面613dが、被当接部614eに対して力を作用する。この力は、正面側第一レバー614を回動させる力となる。このため、正面側第一レバー614は、回動中心軸614aを中心として、図9に示す時計方向に回動する。そして、側面カバー15が、図10に示すように角度α1まで(本実施形態においては、角度α1の大きさは、14度)開くと、把持レバー当接部614dが把持レバー312に当接することとなる(図7)。
[2.正面側第一レバー614が把持レバー312に当接した後の動作]
把持レバー当接部614dが把持レバー312に当接した後、側面カバー15がさらに開く際には、正面側連接棒612、正面側第二レバー613、正面側第一レバー614が、側面カバー15の開く動作に連動して、上述した動作と同様な動作を行う。
ところで、把持レバー当接部614dが把持レバー312に当接すると、引っ張りばね316の引っ張り力は、側面カバー15を閉じる方向の力として、側面カバー15に作用する。したがって、把持レバー当接部614dが把持レバー312に当接した後、作業者がさらに側面カバー15を開くときには、側面カバー15は、その閉じる方向に、引っ張りばね316の引っ張り力を受けることになる。また、側面カバー15の自重Gは側面カバー15を開く方向に作用する(図10)が、側面カバー15が小さく開いた状態では、側面カバー15の自重Gによる作用力は小さい。このため、仮に、この時点で作業者が側面カバー15から手を離しても、側面カバー15が勢いよく開くことがない。
そして、引っ張りばね316の引っ張り力に反発して、側面カバー15が更に開かれると、把持レバー当接部614dが把持レバー312を押す力が、引っ張りばね316の引っ張り力より大きくなる。このため、正面側第一レバー614の回動に伴って、把持レバー312が、回動中心軸312aを中心として、図7に示す時計方向に回動する。そして、側面カバー15が、図11に示すように所定角度である角度α2(本実施形態においては、角度α2の大きさは、30度)まで開くのに伴って、把持レバー312が図8に示した状態まで回動して、加圧ローラ304が定着ローラ302から離間する(図8)。すなわち、押圧部材310による定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除される。
また、正面側第一レバー614は、側面カバー15の開く動作に連動して図11に示した状態まで回動すると、回動規制凸部411(図15)に接触するために、該正面側第一レバー614のさらなる回動が、回動規制凸部411によって規制される。そのため、正面側第一レバー614は、前記圧接が解除された状態で、静止していることとなる。
[3.圧接解除後の動作]
圧接解除後は正面側第一レバー614の回動が規制されているので、正面側連接棒612及び正面側第二レバー613が、圧接解除後の側面カバー15の開く動作に連動して回動する。そして、正面側第二レバー613は、側面カバー15の開く動作に連動して、回動が規制された正面側第一レバー614を押圧しながら摺動する。詳しくは、正面側第二レバー613は、側面カバー15の開く動作に連動して、押圧面613eが被押圧面614gに接触して該被押圧面614gを押圧するように、摺動する。なお、側面カバー15が、圧接解除後、図12に示すように角度α3(本実施形態においては、角度α3の大きさは、60度)まで開く際に、正面側第二レバー613は、継続して、正面側第一レバー614を押圧している。
また、正面側第二レバー613が回動する際には、まず、押圧面613eの第一端接触部分613fが被押圧面614gに接触し、その後、第二端接触部分613gが被押圧面614gに接触する。そして、側面カバー15が角度α3だけ開くと、第一端接触部分613fが第一端614hに接触し、第二端接触部分613gが第二端614iに接触することとなる。なお、前述したように、正面側第一レバー614が正面側第二レバー613によって押圧される直前において、回動中心軸613aと被押圧面614gとの間の距離が、回動中心軸613aと押圧面613eとの間の距離より小さいので、被摺動部614fは、正面側第二レバー613によって押圧されると、被押圧面614gが押圧面613eから離れる方向に、撓む。一方、前述したように、距離L1と距離L2との差が、距離L3と距離L4との差より小さいので、被摺動部614fが撓んでも、図14に示すように、押圧面613eが、被押圧面614gに対して隙間を介さず接触している。
ところで、押圧面613eが被押圧面614gに対して押圧しながら摺動する際の摺動抵抗が、側面カバー15を閉じる方向の力として、側面カバー15に作用する。また、側面カバー15の開く角度が大きくなるにつれ、押圧面613eの、被押圧面614gに接触する面積、が大きくなるため、前記摺動抵抗は、側面カバー15の開く角度が大きくなるにつれ、大きくなる。このため、側面カバー15の自重Gが側面カバー15の開く方向に作用しても(図11)、前記摺動抵抗によって正面側第二レバー613が正面側第一レバー614に対してゆっくり摺動するので、側面カバー15が勢いよく開くことはない。
また、正面側第二レバー613及び正面側連接棒612が図12に示した状態まで回動すると、凸部613hが内壁412aに接触するために(図15)、該正面側第二レバー613のさらなる回動が、内壁412aによって規制されることによって、該正面側第二レバー613及び正面側連接棒612が静止することとなる。そして、静止した正面側第二レバー613及び正面側連接棒612が、角度α3だけ開いた側面カバー15を支持することとなる。
===背面側アーム620の概要===
前述したように、背面側アーム620は、側面カバー15の開く動作に連動して回動する。以下においては、背面側アーム620及びその周辺の構成と、側面カバー15の開く動作に連動して背面側アーム620がどのように動作するかについて、図16〜図22を用いて説明する。図16は、側面カバー15が閉じている際の、背面側アーム等を示した図である。図17は、圧接が解除され始める際の、背面側アーム等を示した図である。図18は、圧接が解除された際の、背面側アーム等を示した図である。図19は、側面カバー15が全開した際の、背面側アーム等を示した図である。図20は、背面側アーム620を示した図である。図21は、図19のB部を拡大して示した図である。図22は、側面カバー15が全開した際の、背面側アームの周辺部を示した図である。なお、図20は、側面カバー15が図11に示した状態まで開いた際の、背面側アーム620を示している。
<<<背面側アーム620及びその周辺の構成>>>
背面側アーム620は、定着ユニット90の長手方向端部90b(プリンタ本体10aの背面側)の下方に設けられ、側面カバー15と定着ユニット90を連結している。この背面側アーム620は、図20に示すように、背面側支持部材621と、第一被摺動部材の一例である背面側第一レバー624と、を有している。背面側支持部材621は、正面側支持部材611より大きく、かつ、該正面側支持部材611よりも鉛直方向上側に位置している(図3)。また、背面側支持部材621は、該側面カバー15をプリンタ本体10aの背面側で支持しており、背面側連接棒622と、背面側第二レバー623と、から構成されている。そして、側面カバー15が図16〜図19に示すように開く際に、これらの部材(背面側連接棒622、背面側第二レバー623、背面側第一レバー624)が回動する。
背面側連接棒622は、その一端側にて、背面側軸626aを介して側面カバー15の背面側連結部15bと連結している。この背面側連接棒622は、側面カバー15が開閉する際に、側面カバー15に対して背面側軸626aを中心に相対的に回動可能である。なお、背面側連接棒622は、側面カバー15が開いた際に、プリンタ本体10aから露出している(図3)。
背面側第二レバー623は、背面側ピン626b(図22)を介してプリンタ本体10aに支持されており、側面カバー15の開く動作に連動して、回動中心軸623aを中心に回動可能である。また、背面側第二レバー623の一端側は、連接部623bを介して背面側連接棒622と連結している。また、背面側第二レバー623の他端側には、カム部623cが設けられている。このカム部623cには、背面側第二レバー623が回動する際に背面側第一レバー624に当接して該背面側第一バー624を回動させる当接面623dと、回動が規制された背面側第一レバー624に接触して押圧するための押圧面623eと、が形成されている。
また、背面側第二レバー623は、カム部623cより突出している突出部623h部を備えており、該突出部623hがプリンタ本体10aに設けられた壁422に接触すると、該背面側第二レバー623の回動が規制される。また、背面側第二レバー623は、連接棒回動規制部623iを備えており、背面側第二レバー623に対して相対的に回動した背面側連接棒622が該連接棒回動規制部623iに接触することによって、該背面側連接棒622の回動が規制される。
背面側第一レバー624は、背面側ピン626c(図22)を介してプリンタ本体10aに支持されており、側面カバー15の開く動作に連動して、回動中心軸624aを中心に回動可能である。なお、背面側第一レバー624は、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除されるまでは、側面カバー15の開く動作に連動して回動する。そして、背面側第一レバー624は、前記圧接が解除されると、プリンタ本体10aに設けられた回動規制凸部421(図22)に接触することによって、その回動が規制される。さらに、背面側第一レバー624の回動が規制された状態で背面側第二レバー623が回動すると、背面側第二レバー623が、背面側第一レバー624に対して摺動することとなる。
また、背面側第一レバー624は、金属製の金属レバー624bと、樹脂製の樹脂レバー624cと、を固着した構成となっており、金属レバー624bと樹脂レバー624cが一緒に回動中心軸624aを中心に回動可能である。金属レバー624bには、その上部(背面側第一レバー624の長手方向他端側)に、定着ユニット90の把持レバー312に当接可能な把持レバー当接部624dが設けられている。樹脂レバー624cには、その下部(背面側第一レバー624の長手方向一端側)に、被当接部624eと、被摺動部624fと、が設けられている。
被当接部624eは、背面側第二レバー623の当接面623dによって当接される。詳しくは、被当接部624eは、背面側第一レバー624の回動が規制される前では、当接面623dによって当接される。被摺動部624fは、背面側第一レバー624の回動が規制された後に、押圧面623eによって押圧される被押圧面624gを備えている。なお、被押圧面624gの材質は、押圧面623eの材質(本実施形態においては、樹脂)と同じである。
なお、背面側第二レバー623が、回動が規制された背面側第一レバー624に対して押圧しながら回動する際には、押圧面623eが被押圧面624gに対して押圧しながら摺動する。本実施形態においては、押圧面623eが被押圧面624gに対して適切に押圧するように、押圧面623eと被押圧面624gとが以下のように形成されている。すなわち、押圧面623e及び被押圧面624gは、背面側第一レバー624が背面側第二レバー623によって押圧される直前において、回動中心軸623aと被押圧面624gとの間の距離が、回動中心軸623aと押圧面623eとの間の距離、より小さくなるように、形成されている。
また、被押圧面624gは、背面側第一レバー624が背面側第二レバー623によって押圧される直前において、回転中心軸623aから一定の距離上には形成されていない。詳しくは、被押圧面624gの、回動中心軸624aに近い第一端624hと、回動中心軸623aと、の間の距離M1と、被押圧面624gの、回動中心軸624aから遠い側の第二端624iと、回動中心軸623aと、の間の距離M3とは、大きさが異なり、距離M3は距離M1より大きい。つまり、被押圧面624gは、回動中心軸624aから離れる程、回動中心軸623aとの距離が大きくなるように、形成されている。
一方、押圧面623eは、背面側第一レバー624が背面側第二レバー623によって押圧される直前において、回転中心軸623aから一定の距離上に形成されている。詳しくは、押圧面623eの、側面カバー15が全開した際に第一端624hに接触する部分である第一端接触部分623fと、回動中心軸623aと、の間の距離M2と、押圧面623eの、側面カバー15が全開した際に第二端624iに接触する部分である第二端接触部分623gと、回動中心軸623aと、の間の距離M4とは、同じ大きさである。
このため、押圧面623e及び被押圧面624gは、距離M1と距離M2との差が、距離M3と距離M4との差より小さくなっている。
なお、距離M1と距離M2との差は、前述の距離L1と距離L2との差より大きく、距離M3と距離M4との差は、前述の距離L2と距離L4との差より大きい。そのため、押圧面623eが被押圧面624gに対して摺動する際の摺動抵抗は、押圧面613eが被押圧面614gに対して摺動する際の摺動抵抗より大きい。
また、背面側第一レバー624は、背面側第二レバー623の回動を規制可能なレバー回動規制部624jを備えている。このレバー回動規制部624jは、背面側第二レバー623が図19に示す状態まで回動した際に、背面側第二レバー623の当接面623dに接触して、該背面側第二レバー623の回動を規制する。なお、側面カバー15が開いた際に、背面側第二レバー623及び背面側連接棒622、すなわち、背面側支持部材621の回動を規制する第一回動規制部が、壁422、連接棒回動規制部623i、レバー回動規制部624jであるのに対し、正面側第二レバー613及び正面側連接棒612、すなわち、正面側支持部材611の回動を規制する第二回動規制部が、内壁412aである。このため、背面側支持部材621の回動を規制する第一回動規制部の数(3個)は、正面側支持部材611の回動を規制するための第二回動規制部の数(1個)より多い。
<<<背面側アーム620の動作>>>
プリンタ10内にてジャムが発生した際に、作業者がプリンタ10内に詰まった媒体を除くために側面カバー15を開くと、まず、背面側第一レバー624が、側面カバー15が所定角度まで開く動作に連動して、押圧部材310による定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接を解除する。圧接が解除された後(もしくは、圧接が解除された状態)では、背面側第一レバー624の回動が規制される。そして、背面側第二レバー623が、押圧部材310による圧接が解除された後の側面カバー15の開く動作に連動して、回動が規制された背面側第一レバー624を押圧しながら回動する。以下、側面カバー15が開く際の背面側アーム620の詳細な動作について説明する。
[1.閉じている側面カバー15を開け始めたときの動作]
図16に示すように、側面カバー15が閉じている状態では、背面側アーム620が、コンパクトに折りたたまれている。かかる状態では、背面側第一レバー624の把持レバー当接部624dが、把持レバー312に当接していない。そのため、加圧ローラ304を把持している把持レバー312の下部が、引っ張りばね316の引っ張り力によってフレーム350側に引っ張られている。このため、引っ張りばね316の引っ張り力によって、加圧ローラ304が定着ローラ302に圧接された状態となっている。
プリンタ10内にてジャムが発生した際に、作業者が閉じている側面カバー15を開くと、側面カバー15は被支持部15aを支点として、図16に示す矢印の方向に回転する。また、側面カバー15の回転に伴い、該側面カバー15に支持されている背面側軸626aが、被支持部15aを中心として回動する。
そして、背面側軸626aの回動に伴って、該背面側軸626aを介して側面カバー15に連結されている背面側連接棒622も回動する。また、背面側連接棒622の回動に伴って、背面側第二レバー623も回動する。このとき、背面側第二レバー623は、連接部623bを介して背面側連接棒622から力を受け、回動中心軸623aを中心として、図16に示す反時計方向に回動する。
そして、背面側第二レバー623の回動に伴って、背面側第一レバー624の被当接部624eに当接している当接面623dが、被当接部624eに対して力を作用する。この力は、背面側第一レバー624を回動させる力となる。このため、背面側第一レバー624は、回動中心軸624aを中心として、図16に示す反時計方向に回動する。そして、側面カバー15が、図17に示すように角度α1(本実施形態においては、角度α1の大きさは、14度)まで開くと、把持レバー当接部624dが把持レバー312に当接することとなる。
[2.背面側第一レバー624が把持レバー312に当接した後の動作]
把持レバー当接部624dが把持レバー312に当接した後、側面カバー15がさらに開く際には、背面側連接棒622、背面側第二レバー623、背面側第一レバー624が、側面カバー15の開く動作に連動して、上述した動作と同様な動作を行う。
ところで、把持レバー当接部624dが把持レバー312に当接すると、引っ張りばね316の引っ張り力は、側面カバー15を閉じる方向の力として、側面カバー15に作用する。したがって、把持レバー当接部624dが把持レバー312に当接した後、作業者がさらに側面カバー15を開くときには、側面カバー15は、その閉じる方向に、引っ張りばね316の引っ張り力を受けることになる。また、側面カバー15の自重Gは側面カバー15を開く方向に作用する(図17)が、側面カバー15が小さく開いた状態では、側面カバー15の自重Gによる作用力は小さい。このため、仮に、この時点で作業者が側面カバー15から手を離しても、側面カバー15が勢いよく開くことがない。
そして、引っ張りばね316の引っ張り力に反発して、側面カバー15が更に開かれると、把持レバー当接部624dが把持レバー312を押す力が、引っ張りばね316の引っ張り力より大きくなる。このため、背面側第一レバー624の回動に伴って、把持レバー312が、回動中心軸312aを中心として回動する。そして、側面カバー15が、図18に示すように所定角度であるα2(本実施形態においては、角度α2の大きさは、30度)まで開くのに伴って、把持レバー312が回動して、加圧ローラ304が定着ローラ302から離間する。すなわち、押圧部材310による定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除される。
また、背面側第一レバー624は、側面カバー15の開く動作に連動して図18に示した状態まで回動すると、回動規制凸部421(図22)に接触するために、該背面側第一レバー624のさらなる回動が、回動規制凸部421によって規制される。そのため、背面側第一レバー624は、前記圧接が解除された状態で、静止していることとなる。
[3.圧接解除後の動作]
圧接解除後は背面側第一レバー624の回動が規制されているので、背面側連接棒622及び背面側第二レバー623が、圧接解除後の側面カバー15の開く動作に連動して回動する。そして、背面側第二レバー623は、側面カバー15の開く動作に連動して、回動が規制された背面側第一レバー624を押圧しながら摺動する。詳しくは、背面側第二レバー623は、側面カバー15の開く動作に連動して、押圧面623eが被押圧面624gに接触して該被押圧面614gを押圧するように、摺動する。なお、側面カバー15が、圧接解除後、図19に示すように角度α3(本実施形態においては、角度α3の大きさは、60度)まで開く際に、背面側第二レバー623は、継続して、背面側第一レバー624を押圧している。
また、背面側第二レバー623が回動する際には、まず、押圧面623eの第一端接触部分623fが被押圧面624gに接触し、その後、第二端接触部分623gが被押圧面624gに接触する。そして、側面カバー15が角度α3だけ開くと、第一端接触部分623fが第一端624hに接触し、第二端接触部分623gが第二端624iに接触することとなる。なお、前述したように、背面側第一レバー624が背面側第二レバー623によって押圧される直前において、回動中心軸623aと被押圧面624gとの間の距離が、回動中心軸623aと押圧面623eとの間の距離より小さいので、被摺動部624fは、正面側第二レバー623によって押圧されると、被押圧面624gが押圧面623eから離れる方向に、撓む。一方、前述したように、距離M1と距離M2との差が、距離M3と距離M4との差より小さいので、被摺動部624fが撓んでも、図21に示すように、押圧面623eが、被押圧面624gに対して隙間を介さず接触している。
ところで、押圧面623eが被押圧面624gに対して押圧しながら摺動する際の摺動抵抗が、側面カバー15を閉じる方向の力として、側面カバー15に作用する。また、側面カバー15の開く角度が大きくなるにつれ、押圧面623eの、被押圧面624gに接触する面積、が大きくなるため、前記摺動抵抗は、側面カバー15の開く角度が大きくなるにつれ、大きくなる。このため、側面カバー15の自重Gが側面カバー15の開く方向に作用しても(図18)、前記摺動抵抗によって背面側第二レバー623が背面側第一レバー624に対してゆっくり摺動するので、側面カバー15が勢いよく開くことはない。
また、背面側第二レバー623及び背面側連接棒622が図19に示した状態まで回動すると、背面側第二レバー623が壁422及びレバー回動規制部624jに接触するために、該背面側第二レバー623のさらなる回動が、壁422及びレバー回動規制部624jによって規制され(図22)、背面側連接棒622が連接棒回動規制部623iに接触するために、該背面側連接棒622の回動が、連接棒回動規制部623iによって規制される(図22)ことによって、背面側第二レバー623及び背面側連接棒622が静止することとなる。なお、背面側第二レバー623は、壁422及びレバー回動規制部624jにほぼ同時に接触する。また、背面側連接棒622は、背面側第二レバー623が壁422及びレバー回動規制部624jに接触するのとほぼ同時に、連接棒回動規制部623iに接触する。そして、静止した背面側第二レバー623及び背面側連接棒622、すなわち、背面側支持部材621が、角度α3だけ開いた側面カバー15を支持することとなる。なお、側面カバー15が角度α3だけ開いた際に、背面側支持部材621は、正面側支持部材611よりも鉛直方向上側に位置している。
===本実施形態に係るプリンタ10の有効性===
本実施形態に係るプリンタ10は、その正面に操作部(操作パネル95)が設けられている画像形成装置本体(プリンタ本体10a)と、該プリンタ本体10aの側面に設けられており、該プリンタ本体10a内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバー(側面カバー15)と、該側面カバー15が開いた際に、該側面カバー15をプリンタ本体10aの背面側で支持する第一支持部材(背面側支持部材621)と、前記側面カバー15が開いた際に、背面側支持部材621よりも鉛直方向下側に位置し、側面カバー15をプリンタ本体10aの正面側で支持する第二支持部材(正面側支持部材611)と、を有している。これにより、ジャム処理の容易なプリンタ10を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
ユーザ等の作業者が、プリンタ本体10aの正面側に操作パネル95が設けられているプリンタ10に対してジャム処理を行う際には、正面側で当該ジャム処理を行う場合が多い。しかし、作業者が正面側にてジャム処理を行う場合には、正面側支持部材611と背面側支持部材621とによって支持されている側面カバー15が開いた際に、該正面側支持部材611の位置によっては、作業者がプリンタ本体10a内にて詰まった媒体を取り除く際に正面側支持部材611が障害物となるため、作業者が適切にジャム処理を行えない恐れがある。
そこで、本実施形態においては、図3に示すように、側面カバー15が開いた際に、正面側支持部材611が背面側支持部材621よりも鉛直方向下側に位置していることとしている。かかる場合には、作業者がプリンタ本体10aにて詰まった媒体を取り除く際に、正面側支持部材611が障害物となり難いから、作業者が該媒体に触りやすくなる。そのため、作業者がプリンタ本体10aにて詰まった媒体を容易に取り除くことができるから、ジャム処理の容易なプリンタ10を実現することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、ロータリー方式の現像器を備えた画像形成装置を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タンデム方式の現像器を備えた画像形成装置にも、本発明を適用することができる。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、図3に示すように、正面側支持部材611は、背面側支持部材621よりも小さいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、正面側支持部材611は、背面側支持部材621より大きいこととしてもよい。
ただし、正面側支持部材611が背面側支持部材621より小さい場合には、作業者がプリンタ本体10aの正面側にてジャム処理をする際に、正面側支持部材611が障害物となり難いから、より有効に、作業者がプリンタ本体10a内にて詰まった媒体を容易に取り除くことが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、プリンタ本体10aは、該プリンタ本体10a内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送する媒体搬送ローラ(搬送ローラ94)を備え、正面側支持部材611は、図3に示すように、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向下側に位置していることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、正面側支持部材611は、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向上側に位置していることとしてもよい。
プリンタ本体10a内にてジャムが発生した際には、媒体が搬送ローラ94周辺にて詰まっている可能性が高い。そこで、正面側支持部材611が、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向下側に位置している場合には、該搬送ローラ94周辺にて詰まった媒体を容易に取り除くことが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図3に示すように、プリンタ本体10aは、媒体を給紙するための第一給紙部(給紙カセット92)を備え、側面カバー15は、給紙カセット92とは異なる第二給紙部(給紙手差し16)を備え、搬送ローラ94は、給紙カセット92及び給紙手差し16から給紙された媒体を、プリンタ本体10a内の、作業者の手の届かない領域、に搬送することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、搬送ローラ94は、給紙カセット92から給紙された媒体のみを搬送することとしてもよい。
搬送ローラ94が、給紙カセット92及び給紙手差し16から給紙された媒体を搬送する場合には、プリンタ本体10a内にてジャムが発生した際に、媒体が搬送ローラ94周辺にて詰まっている可能性がより高まる。そこで、正面側支持部材611が、側面カバー15が開いた際に、搬送ローラ94よりも鉛直方向下側に位置している場合には、該搬送ローラ94周辺にて詰まった媒体を容易に取り除くことが可能となる効果がより有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図1に示すように、側面カバー15は、媒体を搬送するための搬送機構(媒体搬送ユニット17)と、側面カバー15の、背面側支持部材621に支持されている側、に設けられ、媒体搬送ユニット17を駆動するための駆動源(モータ18)と、を備えていることとした。また、背面側支持部材621及び正面側支持部材611は、側面カバー15の開く動作に連動して回動可能であることとした。また、プリンタ本体10aは、背面側支持部材621が前記開く動作に連動して回動する際に、該背面側支持部材621が摺動する第一被摺動部材(背面側第一レバー624)と、正面側支持部材611が前記開く動作に連動して回動する際に、該正面側支持部材611が摺動する第二被摺動部材(正面側第一レバー614)と、を備えていることとした。また、背面側支持部材621が背面側第一レバー624に対して摺動する際の摺動抵抗は、正面側支持部材611が正面側第一レバー614に対して摺動する際の摺動抵抗より大きいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、背面支持部材621が背面側第一レバー624に対して摺動する際の摺動抵抗は、正面側支持部材611が正面側第一レバー614に対して摺動する際の摺動抵抗より大きいこととしてもよい。
モータ18が、側面カバー15の、背面側支持部材621に支持されている側(以下、側面カバー15の背面側とも呼ぶ)に設けられている場合には、側面カバー15の背面側の自重が大きくなるから、側面カバー15の背面側が勢いよく開き易くなる。一方、背面側支持部材621が背面側第一レバー624に対して摺動する際の摺動抵抗が、正面側支持部材611が正面側第一レバー614に対して摺動する際の摺動抵抗より大きい場合には、側面カバー15の背面側に、該側面カバー15の閉じる方向の力として、作用する力が大きくなるから、側面カバー15の背面側が勢いよく開くことを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図15及び図22に示すように、プリンタ10は、側面カバー15が開いた際に、背面側支持部材621の回動を規制するための第一回動規制部(壁422、連接棒回動規制部623i、及び、レバー回動規制部624j)と、正面側支持部材611の回動を規制するための第二回動規制部(内壁412a)と、を有し、前記第一回動規制部の数は、前記第二回動規制部の数より多いこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、第一回動規制部の数は、第二回動規制部の数と同じであることとしてもよい。
モータ18が、側面カバー15の背面側に設けられている場合には、側面カバー15が開いた際に、背面側支持部材621に作用する衝撃が大きくなる。一方、第一回動規制部の数が第二回動規制部の数より多い場合には、側面カバー15が開いた際に、背面側支持部材621に作用する衝撃を分散させることが可能となる。そのため、前記モータ18を備えた側面カバー15が開いた際に、背面側支持部材621に作用する衝撃を分散させることができるから、背面側支持部材621が適切に側面カバー15を支持することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図3に示すように、側面カバー15は、背面側支持部材621と連結している第一連結部(背面側連結部15b)と、正面側支持部材611と連結している第二連結部(正面側連結部15c)と、を備え、開く際に、その鉛直下方にてプリンタ本体10aに支持されている被支持部15a、を支点として回転することとした。また、該被支持部15aと背面側連結部15bとの間の距離は、被支持部15aと正面側連結部15cとの間の距離、よりも大きいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、被支持部15aと背面側連結部15bとの間の距離は、被支持部15aと正面側連結部15cとの間の距離、と同じであることとしてもよい。
モータ18が、側面カバー15の背面側に設けられている場合には、側面カバー15が開く際に、背面側支持部材621に作用する負荷が大きくなる。一方、被支持部15aと背面側連結部15bとの間の距離が、被支持部15aと正面側連結部15cとの間の距離、よりも大きい場合には、側面カバー15が開く際に、背面側支持部材621に作用する負荷が、正面側支持部材611に作用する負荷よりも小さくなる。そのため、前記モータ18を備えた側面カバー15が開く際に、背面側支持部材621に作用する負荷を低減できるから、背面側支持部材621が適切に側面カバー15を支持することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図23は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図24は、図23に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を示した斜視図である。 図1に示すプリンタ10から媒体搬送ユニット17及びモータ18を取り除いた状態を示した図である。 プリンタ10の主要構成要素を示した図である。 制御ユニット100を示すブロック図である。 定着ユニット90の外観構成を示した斜視図である。 定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302へ加圧ローラ304が圧接されている状態を示した図である。 定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除される直前を示した図である。 定着ユニット90の長手方向端部90aを示した図であって、定着ローラ302への加圧ローラ304の圧接が解除されている状態を示した図である。 側面カバー15が閉じている際の、正面側アーム610等を示した図である。 圧接が解除され始める際の、正面側アーム610等を示した図である。 圧接が解除された際の、正面側アーム610等を示した図である。 側面カバー15が全開した際の、正面側アーム610等を示した図である。 正面側アーム610を示した図である。 図12のA部を拡大して示した図である。 側面カバー15が全開した際の、正面側アーム610の周辺部を示した図である。 側面カバー15が閉じている際の、背面側アーム620等を示した図である。 圧接が解除され始める際の、背面側アーム620等を示した図である。 圧接が解除された際の、背面側アーム620等を示した図である。 側面カバー15が全開した際の、背面側アーム620等を示した図である。 背面側アーム620を示した図である 図19のB部を拡大して示した図である。 側面カバー15が全開した際の、背面側アーム620の周辺部を示した図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図23に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、10a プリンタ本体、15 側面カバー、15a 被支持部、
15b 背面側連結部、15c 正面側連結部、16 給紙手差し、
17 媒体搬送ユニット、18 モータ、20 感光体、30 帯電ユニット、
40 露光ユニット、50 現像器保持ユニット、
50a、50b、50c、50d 着脱部、50e 回転軸、51 ブラック現像器、
52 シアン現像器、53 マゼンタ現像器、54 イエロー現像器、
60 一次転写ユニット、70 中間転写体、75 クリーニングユニット、
76 クリーニングブレード、80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、
92 給紙カセット、94 搬送ローラ、95 操作パネル、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 コントローラ部、102 ユニット制御部、
112 インターフェイス、113 画像メモリ、
302 定着ローラ、304 加圧ローラ、304c 被把持部、310 押圧部材、
312 把持レバー、312a 回動軸、312b 連結部、312c 把持部、
316 引っ張りばね、316a、316b フック、350 フレーム、
411 回動規制凸部、412 扇状凹部、412a 内壁、
421 回動規制凸部、422 壁、
610 正面側アーム、611 正面側支持部材、612 正面側連接棒、
613 正面側第二レバー、613a 回動中心軸、613b 連接部、
613c カム部、613d 当接面、613e 押圧面、
613f 第一端接触部分、613g 第二端接触部分、613h 凸部、
614 正面側第一レバー、614a 回動中心軸、614b 金属レバー、
614c 樹脂レバー、614d 把持レバー当接部、614e 被当接部、
614f 被摺動部、614g 被押圧面、614h 第一端、614i 第二端、
616a 正面側軸、616b、616c 正面側ピン、
620 背面側アーム、621 背面側支持部材、622 背面側連接棒、
623 背面側第二レバー、623a 回動中心軸、623b 連接部、
623c カム部、623d 当接面、623e 押圧面、
623f 第一端接触部分、623g 第二端接触部分、623h 突出部、
623i 連接棒回動規制部、
624 背面側第一レバー、624a 回動中心軸、624b 金属レバー、
624c 樹脂レバー、624d 把持レバー当接部、624e 被当接部、
624f 被摺動部、624g 被押圧面、624h 第一端、624i 第二端、
624j レバー回動規制部、
626a 背面側軸、626b、626c 背面側ピン、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
706 プリンタ、708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、

Claims (9)

  1. その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、
    該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、
    該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、
    前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第二支持部材は、前記第一支持部材よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置本体は、該画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送する媒体搬送ローラを備え、
    前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置本体は、媒体を給紙するための第一給紙部を備え、
    前記ジャム処理用カバーは、前記第一給紙部とは異なる第二給紙部を備え、
    前記媒体搬送ローラは、前記第一給紙部及び前記第二給紙部から給紙された媒体を、前記画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に搬送することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記ジャム処理用カバーは、
    媒体を搬送するための搬送機構と、
    前記ジャム処理用カバーの、前記第一支持部材に支持されている側、に設けられ、前記搬送機構を駆動するための駆動源と、
    を備え、
    前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーの開く動作に連動して回動可能であり、
    前記画像形成装置本体は、
    前記第一支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第一支持部材が摺動する第一被摺動部材と、
    前記第二支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第二支持部材が摺動する第二被摺動部材と、
    を備え、
    前記第一支持部材が前記第一被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗は、前記第二支持部材が前記第二被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材の回動を規制するための第一回動規制部と、前記第二支持部材の回動を規制するための第二回動規制部と、を有し、
    前記第一回動規制部の数は、前記第二回動規制部の数より多いことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記ジャム処理用カバーは、前記第一支持部材と連結している第一連結部と、前記第二支持部材と連結している第二連結部と、を備え、開く際に、その鉛直下方にて前記画像形成装置本体に支持されている被支持部、を支点として回転し、
    該被支持部と前記第一連結部との間の距離は、前記被支持部と前記第二連結部との間の距離、よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  8. その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、
    該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、
    該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、
    前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、
    を有し、
    前記第二支持部材は、前記第一支持部材よりも小さく、
    前記画像形成装置本体は、該画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に媒体を搬送する媒体搬送ローラを備え、
    前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記媒体搬送ローラよりも鉛直方向下側に位置しており、
    前記画像形成装置本体は、媒体を給紙するための第一給紙部を備え、
    前記ジャム処理用カバーは、前記第一給紙部とは異なる第二給紙部を備え、
    前記媒体搬送ローラは、前記第一給紙部及び前記第二給紙部から給紙された媒体を、前記画像形成装置本体内の、作業者の手の届かない領域、に搬送し、
    前記ジャム処理用カバーは、
    媒体を搬送するための搬送機構と、
    前記ジャム処理用カバーの、前記第一支持部材に支持されている側、に設けられ、前記搬送機構を駆動するための駆動源と、
    を備え、
    前記第一支持部材及び前記第二支持部材は、前記ジャム処理用カバーの開く動作に連動して回動可能であり、
    前記画像形成装置本体は、
    前記第一支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第一支持部材が摺動する第一被摺動部材と、
    前記第二支持部材が前記開く動作に連動して回動する際に、該第二支持部材が摺動する第二被摺動部材と、
    を備え、
    前記第一支持部材が前記第一被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗は、前記第二支持部材が前記第二被摺動部材に対して摺動する際の摺動抵抗より大きく、
    前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材の回動を規制するための第一回動規制部と、前記第二支持部材の回動を規制するための第二回動規制部と、を有し、
    前記第一回動規制部の数は、前記第二回動規制部の数より多く、
    前記ジャム処理用カバーは、前記第一支持部材と連結している第一連結部と、前記第二支持部材と連結している第二連結部と、を備え、開く際に、その鉛直下方にて前記画像形成装置本体に支持されている被支持部、を支点として回転し、
    該被支持部と前記第一連結部との間の距離は、前記被支持部と前記第二連結部との間の距離、よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  9. コンピュータ、並びに、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、その正面に操作部が設けられている画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の側面に設けられており、該画像形成装置本体内でジャムが発生した際に開閉されるジャム処理用カバーと、該ジャム処理用カバーが開いた際に、該ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の背面側で支持する第一支持部材と、前記ジャム処理用カバーが開いた際に、前記第一支持部材よりも鉛直方向下側に位置し、前記ジャム処理用カバーを前記画像形成装置本体の正面側で支持する第二支持部材と、を有する画像形成装置、
    を具備したことを特徴とする画像形成システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028221A (ja) * 2009-07-02 2011-02-10 Canon Inc 画像形成装置
CN103569727A (zh) * 2012-07-26 2014-02-12 京瓷办公信息系统株式会社 薄片体输送装置以及具备该装置的图像形成装置
JP2018118476A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 ブラザー工業株式会社 カバー開閉ストッパおよび画像形成装置

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