JP2006194427A - スプリング用スペーサ、スプリング、サスペンション用スプリング、装置、サスペンション装置及び車両 - Google Patents

スプリング用スペーサ、スプリング、サスペンション用スプリング、装置、サスペンション装置及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 Ti製等の表面硬度の低いスプリングの摩耗を防止して耐久性の向上を図ることができるスプリング用スペーサ及び車両を提供する。
【解決手段】 Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止する。具体的には、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止する接触防止部10と、一巻目部分101の端部101aに当接して、接触防止部10が二巻目部分102の方向に移動することを阻止する回り止め部20とを備えた構成としてある。
【選択図】 図4C

Description

本発明は、例えば、Ti製等の表面硬度の低いスプリングの摩耗を防止することができるスプリング用スペーサ、スプリング、サスペンション用スプリング、装置、サスペンション装置及び車両に関する。
近年、レースなどの特殊用途に用いられる自動二輪車では、従来のFe製スプリングと比較して、より軽量なTi製スプリングをサスペンション装置等に採用することが行われている。例えば、サスペンション装置にTi製スプリングを採用した場合は、従来のFe製スプリングと比較して200〜500gの軽量化(ばね定数による)を図ることができる。
米国特許第4,993,376号明細書
しかし、Ti製スプリングは、非常に軽量であるというメリットを有するが、表面硬度がFe:Hv550と比較してTi:Hv420と低いために、摩耗しやすく耐久性が低いという問題があり、例えば、レース用の自動二輪車のサスペンション装置に用いた場合、1〜2レースで交換しなければならない非常に高価なパーツであった。
このようなTi製スプリングの問題点について更に詳述する。図19はTi製スプリングの上端側を示す部分拡大図である。同図において、Ti製スプリング100の一巻目部分101には、端部101aとカット平面101bが形成してある。これらのうち端部101aの周辺は鋭利なエッジ状となっており、Ti製スプリング100が伸縮を繰り返すたびに該端部101aが二巻目部分102に当接し、該二巻目部分102が接触摩耗してしまうという問題があった。
なお、車両のエンジンの吸排気を行うバルブには、Ti製スプリングを用いたものがある。このようなTi製バルブ用スプリングは、高速で激しい伸縮動作をするため、一巻目部分と二巻目部分との接触摩耗を防止するための手段を備えたものがあった。
例えば、米国特許第4,993,376号(特許文献1)では、Ti製弁ばね(バルブスプリング)の一巻目部分の端部と二巻目部分の当接を防止するために、該弁ばねの一巻目部分の端部を、合成樹脂製のばね座内にインサートモールドした構成のばね装置が提案されている。
前記ばね座は、筒状部材の一端縁に環状のフランジを一体成形した構成となっており、前記弁ばねの両端にそれぞれ嵌挿されている。一方の前記ばね座は、ばねリテーナのばね受け面(ばねの荷重を受ける面をいう)に当接保持されており、他方の前記ばね座は、ワッシャ状のばねシートを介して、シリンダヘッド部分に形成された環状平坦面のばね受け面に当接保持されている。
このような構成によれば、前記弁ばねの一巻目部分の端部を、合成樹脂製の前記ばね座内にインサートモールドしたことにより、該弁ばねの一巻目部分の端部と二巻目部分の当接を阻止して、該二巻目部分の接触摩耗を防止することができる。
また、上記ばね装置の他の実施形態として、前記ばね座に前記弁ばねの端部を支承する周方向の傾斜面からなる肩面を一体的に突設した構成が開示されている。このような構成によれば、該肩面が、前記弁ばねの一巻目部分の端部と二巻目部分の間に介在して、該二巻目部分の接触摩耗を防止することができる。
上述した前記ばね座は、内燃機関の弁ばね装置用であるが、該ばね座を、例えば、車両用サスペンション装置のような大型のスプリングを備えた装置に適用することも考えられる。ここで、線径の太いサスペンション用スプリングは、前記弁ばねと比較して、ばね両端の形状の個体ばらつきが大きい。このため、該サスペンション用スプリングの一巻目部分の端部と二巻目部分の間に介在する前記肩面を低くして、該肩面と前記二巻目部分の間に、個体ばらつきを許容するための隙間を形成する必要がある。
しかし、個体ばらつきを許容するための該隙間により、サスペンション装置の組立時に前記ばね座が回転して、肩面とサスペンション用スプリングの相対位置がずれてしまい、該肩面の接触防止機能が十分に発揮されないという問題がある。
この場合、作業者が、サスペンション装置の組立時に前記ばね座が回転しないように慎重に組み立てることも考えられるが、作業に時間と手間を要して生産性が低下してしまうという問題がある。
また、この場合、高さの異なる前記肩面を形成した数種類の前記ばね座を用意し、サスペンション用スプリングの個体ばらつきに対応して、これら数種類の前記ばね座を選択的に組み付けることも考えられる。しかし、数種類の前記ばね座をサスペンション用スプリングに仮装着して、その個体ばらつきに対応する最適な前記ばね座を選択する作業が必要となって生産性が低下してしまうという問題がある。
一方、サスペンション用スプリングの一巻目部分の端部を、合成樹脂製の前記ばね座内にインサートモールドした場合は、上記のような問題が生じないが、大型のサスペンション用スプリングに前記ばね座をモールドする工程が複雑となり、結局、生産性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、Ti製等の表面硬度の低いスプリングの、一巻目部分の端部と二巻目部分の接触を簡単な構成により確実に防止して耐久性の向上を図ることができ、また、容易に装着して生産性の向上を図ることができるスプリング用スペーサ、スプリング、サスペンション用スプリング、装置、サスペンション装置及び車両の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスプリング用スペーサは、両端がばね受け面に保持されるスプリングの一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止する接触防止部と、該接触防止部を直接的又は間接的に前記スプリング又はばね受け面に保持する保持部とを備え、前記保持部を、前記ばね受け面及びスプリングの両方に常時接触しない形状にした構成としてある。
好ましくは、前記接触防止部が、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止する構成とする。また、好ましくは、前記接触防止部が、前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止する構成とする。
好ましくは、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する第1の前記接触防止部と、前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する第2の前記接触防止部とを備えた構成とする。
好ましくは、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する前記接触防止部と、前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記接触防止部がスプリングに沿って移動することを阻止する回り止め部とを備えた構成とする。
好ましくは、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する前記接触防止部と、前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記接触防止部がスプリングに沿って移動することを阻止する回り止め部とを備え、前記回り止め部を、上方からの荷重に対して変形可能な一又は二以上の片状部材とした構成とする。
好ましくは、前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも厚くするとともに、前記保持部を、前記接触防止部の二面にそれぞれ形成した前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の外周面に対応する断面円弧状の係止溝とし、前記接触防止部を、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に圧入して保持する構成とする。
好ましくは、前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも薄くした構成とする。また、好ましくは、前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも薄くするとともに、該接触防止部における前記スプリングの一巻目部分の端部に対応する部分の肉厚を、その他部分の肉厚よりも薄くした構成とする。
好ましくは、前記保持部を、前記接触防止部の一方の側面に設けた、少なくとも前記スプリングの二巻目部分の内側周面に当接する当接片とし、該当接片を前記スプリング内に挿通した筒状部材の外周面に当接させることによって、前記接触防止部を前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、又は、前記ばね受け面とスプリングの間に保持した構成とする。
好ましくは、前記保持部を、前記接触防止部に設けた弾性係合片とし、該弾性係合片により前記スプリングを把持することによって、前記接触防止部を前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、又は、前記ばね受け面とスプリングの間に保持した構成とする。また、好ましくは、前記保持部を接着剤とし、前記接触防止部を前記ばね受け面に接着固定することによって、該ばね受け面と前記スプリングの間に保持した構成とする。
好ましくは、前記保持部を、前記接触防止部に設けた係合突起とし、該係合突起を前記ばね受け面に形成した係合孔に係合させることによって、前記接触防止部を該ばね受け面と前記スプリングの間に保持した構成とする。
好ましくは、前記接触防止部を、前記スプリングの二巻目部分とほぼ同一の曲率半径の円弧状とした構成とする。また、好ましくは、前記接触防止部を長尺にして、該接触防止部が前記スプリングに沿って移動した場合でも、該スプリングの一巻目部分と二巻目部分との間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する構成とする。
上記目的を達成するために、本発明のスプリングは、上記いずれかのスプリング用スペーサを、一巻目部分と二巻目部分の間、前記ばね受け面と二巻目部分の間、又はこれら両方の間に介在させた構成としてある。
上記目的を達成するために、本発明のサスペンション用スプリングは、上記いずれかのスプリング用スペーサを、一巻目部分と二巻目部分の間、前記ばね受け面と二巻目部分の間、又はこれら両方の間に介在させた構成としてある。
上記目的を達成するために、本発明の装置は、いずれかのスプリング用スペーサを、スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させた構成としてある。
上記目的を達成するために、本発明のサスペンション装置は、上記いずれかのスプリング用スペーサを、サスペンション用スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させた構成としてある。
上記目的を達成するために、本発明の車両は、上記いずれかのスプリング用スペーサを、サスペンション用スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させたサスペンション装置を備えた構成としてある。
上記構成からなる本発明のスプリング用スペーサによれば、Ti製等の表面硬度の低いスプリングの、一巻目部分の端部と二巻目部分の接触を簡単な構成により確実に防止して耐久性の向上を図ることができる。
また、保持部を、ばね受け面及びスプリングの両方に常時接触しない形状としたことにより、スプリング用スペーサを、圧入又は係合といった容易な手段によって手作業であらかじめ又は事後的にスプリングに装着することができ、生産性の向上を図ることができる。
したがって、上記スプリング用スペーサを、種々の装置を構成するスプリング、又は車両のサスペンション装置を構成するサスペンション用スプリングに用いれば、これらスプリング、サスペンション用スプリング、装置、サスペンション装置及び車両におけるスプリング二巻目部分の接触摩耗を防止するとともに、生産性の向上を図ることができる。
まず、本発明の第1実施形態に係るスプリング用スペーサ、サスペンション用スプリング、サスペンション装置及び車両について、図面を参照しつつ説明する。まず、本スプリング用スペーサをサスペンション用スプリングに備えたサスペンション装置及び車両の実施形態について、図1を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施形態に係る車両(オフロードタイプの自動二輪車)を示す要部側面図である。また、図2A〜Cは本発明の実施形態に係るサスペンション装置を示すものであり、同図Aは組立状態の斜視図、同図Bは分解斜視図、同図Cは同図Aの部分拡大図である。
図1において、200はオフロードタイプの自動二輪車のリヤアーム支持部を示しており、車体フレーム204の車両斜め下方に上下方向に拡開して延びるリヤアームブラケット204b、図示しないシート、左,右のシートレール及び左,右のシートステーで囲まれた空間にはエアクリーナ207が配設してある。該エアクリーナ207は、エアクリーナケース207a内に空気を濾過するエレメントを配設した構成となっている。
リヤアームブラケット204bの後側下端部には、リヤアーム210がピボット軸211により上下揺動自在に枢支してあり、該リヤアーム210の後端部には、後輪212が軸支してある。該リヤアーム210は、左,右のアーム部210a,210aの前端部間に角筒状のクロスパイプ210bを結合した構成となっている。該クロスパイプ210bは、後輪212の前縁との隙間が最小限となるようできるだけ近接した位置に配置してあり、これによりホイールベースを短くするとともにリヤアーム210全体の必要強度,剛性を確保している。
また、左のアーム部210a上には、駆動チェンの上部を覆うチェンケース205が配設してある。このチェンケース205の前縁部205aは、クロスパイプ210bの上面に位置している。
車体フレーム204とリヤアーム210との間で、かつ車両中心線上には、1つの倒立型のサスペンション装置214が配設してある。該サスペンション装置214は、主として、シリンダ215、ピストンロッド216、リザーバタンク217(図2A参照)、Ti製スプリング(スプリング)100、及びリンク機構218を備えた構成としてある。
シリンダ215は、図1に示すように、リヤアームブラケット204bの後上端部のブラケット204aに連結してある。また、図2A〜Cに示すように、シリンダ215の上端側外周面には、雄ねじ215aが設けてあり、該雄ねじ215aには、ロックナット215bとスプリングガイド4がそれぞれ螺合してある。
ここで、スプリングガイド4は、筒状の胴部(筒状部材)4aに、Ti製スプリング100の荷重を受ける鍔部4bを一体化した金属製の部材であり(胴部4a及び鍔部4bについては図10D参照)、胴部4aの内側にシリンダ215の雄ねじ215aに螺合する図示しない雌ねじが設けてある。該スプリングガイド4は、雄ねじ215aと螺合して、Ti製スプリング100の荷重(例えば、オフロード走行時の荷重で7500N)を受けている。なお、鍔部4bのTi製スプリング100との当接面は、前記「ばね受け面」に相当する。
ピストンロッド216は、シリンダ215内に摺動自在に挿入した図示しないピストンに接続してあり、該シリンダ215の下方に突出している。該ピストンロッド216の下端側には、前記スプリングガイド4と対になる金属製のスプリングガイド216aと、該スプリングガイド216aを支持する荷重受け部材216b,216cと、リンク部216dとを取り付けてある。
リザーバタンク217は、図示しない圧油の流路を介してシリンダ215内に連通しており、ピストンロッド216の伸縮時において、該シリンダ215内の圧油体積の増減を吸収している。
Ti製スプリング100は、シリンダ215及びピストンロッド216に外装してあり、上下一対の前記スプリングガイド4,216aで保持してある。図示しない工具によりロックナット215bとスプリングガイド4の締結位置を変更することで、Ti製スプリング100の付勢力を調整可能となっている。該Ti製スプリング100には、後述する本実施形態のスプリング用スペーサ1(図3参照)が取り付けてある。
リンク機構218は、図1に示すように、リヤアームブラケット204bの下端に軸支した左,右一対の第1リンク220と、クロスパイプ210bの下面に軸支した第2リンク221とを備えた構成としてある。該リンク機構218の第1リンク220に、ピストンロッド216のリンク部216dを連結することにより、該ピストンロッド216をリヤアーム210に連結している。
次に、本発明の第1実施形態に係るスプリング用スペーサについて図面を参照しつつ説明する。図3は本発明の第1実施形態に係るスプリング用スペーサを示す斜視図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ1は、図1及び図19に示すTi製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止するためのものである。該スプリング用スペーサ1は、金属製のスプリングガイドと別個独立となっており、硬質ゴムにより接触防止部(第1の接触防止部)10と回り止め部(第2の接触防止部)20を一体成形した構成としてある。
接触防止部10は、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101及び二巻目部分102とほぼ同一の曲率半径の円弧状としてある。該接触防止部10の上面及び下面には、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の外周面に対応する断面円弧状の係止溝(保持部)11,12がそれぞれ形成してある。
また、接触防止部10の回り止め部20を設けた先端側の肉厚を薄く、後端側の肉厚を厚くしてあり(図4C参照)、該後端側における係止溝11,12の中心部の肉厚L1を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも大きくしてある。この結果、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に、接触防止部10を圧入して装着することにより、該接触防止部10が、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の付勢力を受け、本スプリング用スペーサ1が前記隙間L2に保持されるようになっている。
一方、回り止め部20は、矩形のブロック状突起であり、接触防止部10上面の係止溝11の方向に面する当接面21を有している。該回り止め部20は、前記Ti製スプリング100への装着時に、一巻目部分101の端部101aに当接面21を当接させて、本スプリング用スペーサ1が二巻目部分102の方向に移動することを阻止している(図4C参照)。
なお、本スプリング用スペーサ1の一巻目部分101の方向への移動については、例えば、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101のカット平面101bに、図10Dに示すようなスプリングガイド4を装着した場合、該一巻目部分101の方向のスペースが、その高さ方向に狭小となるので、回り止め部20により移動が阻止される。
また、回り止め部20は、スプリングガイド4と前記Ti製スプリング100の二巻目部分102との間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止する第2の接触防止部としての役割も果たしている。
ここで、上記スプリング用スペーサ1を形成するための材料について説明する。該スプリング用スペーサ1の材料として、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102に挟持された状態で振動を受けても容易に摩耗しない耐摩耗性と、これら一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2が規定値よりも狭い場合の誤差を吸収することができる程度の弾性といった性質が要求される。例えば、本実施形態では、自動二輪車用部品として一般に用いられているチェーンスライダーを構成する硬質ゴムにより、本スプリング用スペーサ1を試作したところ、十分な耐摩耗性、硬さ及び弾性を得ることができた。
次に、上述した本スプリング用スペーサ1のTi製スプリング100への装着方法について、図4A〜図4Cを参照しつつ説明する。図4A〜図4Cは本実施形態に係るスプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの各工程を示す斜視図である。
図4Aに示すように、まず、スプリング用スペーサ1の接触防止部10を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の間隔の広いところに配置し、各係止溝11,12(図3参照)を一巻目部分101と二巻目部分102に沿わせながら、スプリング用スペーサ1を一巻目部分101の方向に押し込む。このとき、スプリング用スペーサ1の回り止め部20をスプリング用スペーサ1の内側に回避させて、一巻目部分101と二巻目部分102に挟まれないようにする。
図4Bに示すように、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の付勢力に抗して、スプリング用スペーサ1の接触防止部10をそのまま押し込み、回り止め部20が一巻目部分101の端部101aを通過したところで、該スプリング用スペーサ1の姿勢を修正する。
これにより、図4Cに示すように、スプリング用スペーサ1の各係止溝11,12を一巻目部分101と二巻目部分102に嵌め込むとともに、回り止め部20を一巻目部分101の端部101aに当接させ、スプリング用スペーサ1の装着を完了する。
スプリング用スペーサ1のTi製スプリング100への装着状態を、図5,図6A,図6B,図6C及び図6Dに示す。図5は平面図、図6Aは正面図、図6Bは左側面図、図6Cは右側面図、図6DはTi製スプリングが縮んだ状態の正面図である。
図1に示す自動二輪車の非乗車状態のときは、リヤアーム210が下方に移動してTi製スプリング100が伸長した状態となる。一方、前記自動二輪車が乗車状態のときは、リヤアーム210が上方に移動してTi製スプリング100が短縮した状態となる。本実施形態に係るスプリング用スペーサ1は、図6A〜Cに示すTi製スプリング100の伸長状態、又は図6Dに示すTi製スプリング100の圧縮状態にかかわらず、その一巻目部分101と二巻目部分102の間に常に圧入保持され、これら一巻目部分101の端部101aと二巻目部分102との接触を防止している。
このような本実施形態のスプリング用スペーサ1によれば、主として、接触防止部10と回り止め部20とからなる極めて簡単な構成であり、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101の端部101aと二巻目部分102との接触を確実に阻止して、該二巻目部分102の接触摩耗を防止することができる。これにより、表面硬度の低いTi製スプリング100の耐久性を大幅に向上させることができる。
また、保持部である係止溝11,12を、スプリングガイド4の鍔部(ばね受け面)4b及びTi製スプリング100の両方に常時接触しない形状、例えば、これら鍔部4bとTi製スプリング100の間に常時挟持されるような形状としていない。これにより、Ti製スプリング100のサスペンション装置214への組み付け前後を問わず、スプリング用スペーサ1をいつでもTi製スプリング100に装着することができる。
さらに、接触防止部10の肉厚L1を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも大きくしてある。これにより、該隙間L2に接触防止部10を手作業で圧入するといった容易な手段で、スプリング用スペーサ1を前記Ti製スプリング100に装着することができる。この結果、スプリング用スペーサ1を備えたサスペンション用スプリング、サスペンション装置及び自動二輪車の生産性の向上を図ることができる。さらに、接触防止部10の肉厚L1を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも大きくしたことにより、前記Ti製スプリング100両端の形状の個体ばらつきを吸収することもできる。
これに加え、スプリング用スペーサ1の接触防止部10の各係止溝11,12を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の外周面に嵌合させることにより、スプリング用スペーサ1の圧入保持をより安定させることができるとともに、該スプリング用スペーサ1を最適な位置に位置決めすることもできる。
また、スプリング用スペーサ1の接触防止部10を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101及び二巻目部分102とほぼ同一の曲率半径の円弧状としたことにより、スプリング用スペーサ1を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の円弧形状に沿わせることができる。これにより、スプリング用スペーサ1が前記一巻目部分101と二巻目部分102の外側にはみ出すことがなく、該スプリング用スペーサ1を必要最小限の材料で形成することができる。
さらに、スプリング用スペーサ1のみを硬質ゴム製とし、スプリングガイド4を金属製としてあるので、該スプリングガイド4に、Ti製スプリング100の極めて大きな荷重に対する耐久性をもたせることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るスプリング用スペーサについて図面を参照しつつ説明する。図7は本発明の第2実施形態に係るスプリング用スペーサを示す斜視図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ2は、主として、板状の接触防止部30の一側面に、下方へと伸びる当接片(保持部)31を連成するとともに、該接触防止部30の先端側に、二つの片状部材である回り止め部41,42を所定の間隔で突設した構成としてある。
接触防止部30の肉厚L3は、図19に示すTi製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも薄くしてあり、該隙間L2に何ら抵抗なく該接触防止部30を挿入して配置させることが可能となっている。該接触防止部30は、上述した第1実施形態と同様に、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101及び二巻目部分102とほぼ同一の曲率半径の円弧状としてあり、該接触防止部30に連成した当接片31も前記二巻目部分102と同一の曲率半径の円弧状としてある。
また、これら接触防止部30と当接片31の連続する内周面32は、前記Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に対応する断面円弧状としてあり、スプリング用スペーサ2を前記Ti製スプリング100の二巻目部分102上に安定した状態で載置することができるようになっている。さらに、接触防止部30の、一巻目部分101の端部101aに対応する部分に段差状の凹部33を設け、該凹部33の肉厚を、その他部分の肉厚よりも薄くしてある。
一方、一対の回り止め部41,42は、高さと肉厚がそれぞれ異なる片状部材であり、回り止め部材41は、回り止め部材42との比較で、その高さを高く、肉厚を薄くしてあり、上方からの荷重に対して変形可能な構成としてある。また、該回り止め部材41の断面を略三角形状として、基部側の肉厚を厚くすることにより、側方からの荷重に対して変形しにくい構成としてある。このような回り止め部材41は、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101の端部101aに当接して、スプリング用スペーサ2が二巻目部分102の方向に移動することを阻止している(図8B参照)。
また、回り止め部材42は、回り止め部材41との比較で、その高さを低く、肉厚を厚くしてあり、回り止め部材41程ではないが、上方からの荷重に対して変形可能な構成としてある。前記Ti製スプリング100の一巻目部分101のカット平面101bに、図10Dに示すスプリングガイド4を装着した場合、該一巻目部分101の方向のスペースが、その高さ方向に狭小となるので、回り止め部42により、前記スプリング用スペーサ2の一巻目部分101の方向の移動が阻止される。
次に、上述した本スプリング用スペーサ2のTi製スプリング100への装着方法について、図8A及び図8Bを参照しつつ説明する。図8A及び図8Bは本実施形態に係るスプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの各工程を示す斜視図である。
図8Aに示すように、Ti製スプリング100の内側にスプリング用スペーサ2を配置し、図8Bに示すように、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に、スプリング用スペーサ2の接触防止部30を挿入する。
そして、スプリング用スペーサ2の回り止め部材41を、Ti製スプリング100の一巻目部分101の端部101aに当接させるとともに、該スプリング用スペーサ2の当接片31を、Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に当接させ、該スプリング用スペーサ2を仮止めする。該スプリング用スペーサ2の仮止め状態を、図9,図10A,図10B及び図10Cに示す。図9は平面図、図10Aは正面図、図10Bは左側面図、図10Cは右側面図である。
最後に、図10Dの拡大図に示すように、Ti製スプリング100の一巻目部分101にスプリングガイド4を取り付けることにより、スプリング用スペーサ2の装着が完了する。すなわち、Ti製スプリング100の一巻目部分101内周に、スプリングガイド4の胴部4aを押し込んで、その円環状の鍔部4bをTi製スプリング100の一巻目部分101のカット平面101bに当接させる。
これにより、スプリング用スペーサ2が、Ti製スプリング100内側からスプリングガイド4の胴部4aによって押さえられ、該Ti製スプリング100内側への脱落が防止される。すなわち、当接片31は、スプリングガイド4の胴部4aに押さえられ、スプリング用スペーサ2を間接的に保持している。また、スプリング用スペーサ2のTi製スプリング100外側への脱落は、当接片31が二巻目部分102内側周面に当接することにより防止される。
図1に示す自動二輪車の非乗車状態のときは、リヤアーム210が下方に移動してTi製スプリング100が伸長した状態となる。このとき、Ti製スプリング100の一巻目部分101は、スプリング用スペーサ2の接触防止部30には当接しない。一方、前記自動二輪車が乗車状態のときは、リヤアーム210が上方に移動してTi製スプリング100が短縮した状態となる。
このとき、Ti製スプリング100の一巻目部分101は、スプリング用スペーサ2の接触防止部30に当接し、該一巻目部分101の端部101aと二巻目部分102の接触が防止される。また、接触防止部30の前記端部101aに対応する部分に段差状の凹部33を形成したことにより、該端部101aと接触防止部30との接触が防止される。
このような本実施形態のスプリング用スペーサ2によれば、接触防止部30の肉厚L3を、該接触防止部30が装着される前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも小さくしてある。これにより、スプリング用スペーサ2を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に何ら抵抗なく配置させることができる。また、該スプリング用スペーサ2の当接片31を、既存のスプリングガイド4によって内側から押さえることにより、前記Ti製スプリング100へ容易に装着することができる。
また、本実施形態のスプリング用スペーサ2では、Ti製スプリング100が収縮して間隔L2が狭くなったときに、前記一巻目部分101の端部101aが、接触防止部30に接触する可能性がある。このような場合でも、該接触防止部30の前記端部101aに対応する部分に段差状の凹部33を形成したことにより、該端部101aが接触防止部30に接触することを防止することができる。
さらに、本実施形態のスプリング用スペーサ2では、回り止め部41,42を、上方からの荷重に対して変形可能な片状部材としてある。これにより、前記Ti製スプリング100の寸法誤差で、スプリング用スペーサ2の回り止め部41,42が、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101の端部101aよりも突出した場合でも、該回り止め部41,42を柔軟に変形させて、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101にスプリングガイド4を隙間なく嵌合させることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るスプリング用スペーサについて、図面を参照しつつ説明する。図11は本発明の第3実施形態に係るスプリング用スペーサを示す斜視図である。なお、上述した第2実施形態と同一の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ3は、主として、板状の接触防止部50の一側面に、下方へと伸びて外側に湾曲する弾性係合片51を連成するとともに、該接触防止部50の先端側に、上述した第2実施形態と同様の回り止め部41,42を所定の間隔で突設した構成としてある。
接触防止部50の肉厚L4は、上述した第2実施形態と同様、図19に示すTi製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも薄くしてあり、該隙間L2に何ら抵抗なく該接触防止部50を挿入して配置させることが可能となっている。該接触防止部50は、上述した第1実施形態と同様に、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101及び二巻目部分102とほぼ同一の曲率半径の円弧状としてある。
また、弾性係合片51の内周面51aは、前記Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に対応する断面円弧状としてあり、該二巻目部分102の内側周面を弾性的に把持することが可能となっている。さらに、弾性係合片51の内周面51aは、前記Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面よりも若干曲率半径を小さくしてあり、該二巻目部分102の直径に寸法誤差が生じた場合でも、十分な把持力が得られるようにしてある。なお、上述した第1実施形態と同様に、接触防止部50の、一巻目部分101の端部101aに対応する部分に段差状の凹部52を設け、該凹部52の肉厚を、その他部分の肉厚よりも薄くしてある。
次に、上述した本スプリング用スペーサ3のTi製スプリング100への装着方法について、図12A,図12B及び図12Cを参照しつつ説明する。図12A〜図12Cは本実施形態に係るスプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの各工程を示す斜視図である。
図12Aに示すように、Ti製スプリング100の内側にスプリング用スペーサ3を配置する。図12Bに示すように、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に、スプリング用スペーサ3の接触防止部50を挿入しつつ、スプリング用スペーサ3の弾性係合片51を、Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に弾性的に係合させて、該スプリング用スペーサ3を仮止めする。該スプリング用スペーサ3の仮止め状態を、図13,図14B及び図14Cに示す。図13は平面図、図14Bは左側面図、図14Cは右側面図である。
最後に、図12Cの拡大図及び図14Aの正面図に示すように、Ti製スプリング100の一巻目部分101にスプリングガイド4を取り付けることにより、スプリング用スペーサ3の装着が完了する。すなわち、Ti製スプリング100の一巻目部分101内周に、スプリングガイド4の胴部4aを押し込んで、その円環状の鍔部4bをTi製スプリング100の一巻目部分101のカット平面101bに当接させる。これにより、スプリング用スペーサ3が、Ti製スプリング100内側からスプリングガイド4の胴部4aによって押さえられ、該Ti製スプリング100内側への脱落が防止される。また、スプリング用スペーサ3のTi製スプリング100外側への脱落は、弾性係合片51が二巻目部分102内周側面に当接することにより防止される。
図1に示す自動二輪車の非乗車状態のときは、リヤアーム210が下方に移動してTi製スプリング100が伸長した状態となる。このとき、Ti製スプリング100の一巻目部分101は、スプリング用スペーサ3の接触防止部50には当接しない。一方、前記自動二輪車が乗車状態のときは、リヤアーム210が上方に移動してTi製スプリング100が短縮した状態となる。
このとき、Ti製スプリング100の一巻目部分101は、スプリング用スペーサ3の接触防止部50に当接し、該一巻目部分101の端部101aと二巻目部分102の接触が防止される。また、接触防止部50の前記端部101aに対応する部分に段差状の凹部52を形成したことにより、該端部101aと接触防止部50との接触が防止される。
このような本実施形態のスプリング用スペーサ3によれば、接触防止部50の肉厚L4を、該接触防止部50が装着される前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2よりも小さくしてある。これにより、上述した第2実施形態と同様に、スプリング用スペーサ3を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に何ら抵抗なく配置させることができる。
これに加え、本実施形態のスプリング用スペーサ3では、弾性係合片51を前記Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に弾性的に係合させて、スプリング用スペーサ3を、前記Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間L2に安定的に保持することができる。これにより、本スプリング用スペーサ3の前記Ti製スプリング100への装着が極めて容易となる。
次に、本発明の第4実施形態に係るスプリング用スペーサについて、図15を参照しつつ説明する。図15は本発明の第4実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ6は、薄板片状の第1の接触防止部61と、ブロック状の第2の接触防止部(回り止め部)62とを合成樹脂で一体成形した構成としてある。本実施形態では、スプリング用スペーサ6の保持部を接着剤とし、第2の接触防止部62を、スプリングガイド4の胴部4a及び鍔部4bに接着している。これによって、第1の接触防止部61を、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102の隙間に保持するとともに、第2の接着防止部62をスプリングガイド4と二巻目部分102との隙間に保持している。
なお、第2の接触防止部62の肉厚を、該第2の接触防止部62が装着されるスプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との隙間寸法よりも厚くし、該第2の接触防止部62を圧入することによって、スプリングガイド4と二巻目部分102との隙間に保持した構成としてもよい。
このような構成によれば、上記各実施形態と同様、スプリング用スペーサ6の第1の接触防止部61が、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102との間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止することができる。また、スプリング用スペーサ6のみを合成樹脂製とし、スプリングガイド4を金属製としてあるので、該スプリングガイド4に、Ti製スプリング100の極めて大きな荷重に対する耐久性をもたせることができる。
次に、本発明の第5実施形態に係るスプリング用スペーサについて、図16を参照しつつ説明する。図16は本発明の第5実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ(接触防止部)7は、Ti製スプリング100の一巻目部分101を保持する金属製のスプリングガイド4と別個独立の合成樹脂からなるブロック状部材となっている。該スプリング用スペーサ7の上面には、保持部としての係合突起71が一体成形してある。一方、スプリングガイド4の鍔部(ばね受け面)4bには、その円周に沿って多数の係合孔4c,4c…が穿設してある。いずれかの係合孔4cに係合突起71を係合させることにより、スプリング用スペーサ7を、スプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との隙間に保持してある。
このような構成によれば、上記各実施形態と同様、スプリング用スペーサ7が、スプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止することができる。
また、スプリングガイド4の鍔部4bに穿設した多数の係合孔4c,4c…のうち、最適な係合孔4cを選択して、最適な位置にスプリング用スペーサ7を装着することができる。さらに、スプリング用スペーサ7のみを合成樹脂製とし、スプリングガイド4を金属製としてあるので、該スプリングガイド4に、Ti製スプリング100の極めて大きな荷重に対する耐久性をもたせることができる。
次に、本発明の第6実施形態に係るスプリング用スペーサについて、図17を参照しつつ説明する。図17は本発明の第6実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ8は、ブロック状の接触防止部81と、保持部としての弾性係合片82とを合成樹脂で一体成形した構成としてある。接触防止部81は、上述した第6実施形態のスプリング用スペーサ7とほぼ同一の構成となっている。一方、弾性係合片82は、Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面を弾性的に把持する円弧状としてある。
また、弾性係合片82の内周面は、Ti製スプリング100の二巻目部分102の内側周面よりも若干曲率半径を小さくしてあり、該二巻目部分102の直径に寸法誤差が生じた場合でも、十分な把持力が得られるようにしてある。
このような構成によれば、上記各実施形態と同様、スプリング用スペーサ8が、スプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止することができる。
また、保持部である弾性係合片82を、スプリングガイド4の鍔部(ばね受け面)4b及びTi製スプリング100の両方に常時接触しない形状としていない。これにより、Ti製スプリング100のサスペンション装置214への組み付け前後を問わず、スプリング用スペーサ1をいつでもTi製スプリング100に装着することができる。
さらに、スプリング用スペーサ8のみを合成樹脂製とし、スプリングガイド4を金属製としてあるので、該スプリングガイド4に、Ti製スプリング100の極めて大きな荷重に対する耐久性をもたせることができる。
これに加え、本実施形態のスプリング用スペーサ8では、弾性係合片82をTi製スプリング100の二巻目部分102の内側周面に弾性的に係合させて、スプリング用スペーサ8を、スプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との間に安定的に保持することができる。これにより、本スプリング用スペーサ8のTi製スプリング100への装着が極めて容易となる。
次に、本発明の第7実施形態に係るスプリング用スペーサについて、図18を参照しつつ説明する。図18は本発明の第7実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。
同図において、本実施形態のスプリング用スペーサ9は、板状の接触防止部91の一側面に、下方へと伸びて外側に湾曲する弾性係合片(保持部材)92を連成するとともに、該接触防止部91の先端側に、上述した第2,3実施形態と同様の回り止め部93,94を所定の間隔で突設した構成としてある。
ここで、本実施形態のスプリング用スペーサ9では、接触防止部91を長尺にして、該接触防止部91がTi製スプリング100に沿って移動した場合でも、該Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102との間に介在して、一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することを阻止している。
Ti製スプリング100の寸法誤差により、スプリングガイド4とTi製スプリング100の二巻目部分102との間隔が、回り止め部93,94の高さよりも広くなってしまう場合が想定される。このような場合に、接触防止部91がTi製スプリング100に沿って移動したとしても、本実施形態のスプリング用スペーサ9によれば、常に、該接触防止部91を、Ti製スプリング100の一巻目部分101と二巻目部分102との間に介在させることができる。これにより、Ti製スプリング100の一巻目部分101の端部101aが、二巻目部分102に接触することをより確実に阻止することができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態のスプリング用スペーサ、サスペンション用スプリング、サスペンション装置及び車両に限定されるものではない。例えば、本発明に係るスプリング用スペーサの実施の対象となるスプリングは、上述したTi製スプリングに限定されるものではなく、Ti製以外の表面硬度の低いスプリングの摩耗を防止することができる。また、本発明のスプリング用スペーサは、サスペンション用以外の用途のある程度大型のスプリングに広く適用することができるとともに、サスペンション装置以外の装置にも広く適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明のスプリング用スペーサを、自動二輪車のサスペンション用スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在させた場合について説明したが、自動二輪車に限定されるものではない。本スプリング用スペーサの適用可能な「車両」は、自動二輪車や自動車が含まれる。詳述すると、「自動二輪車」はモータサイクルの意味であり、原動機付自転車(モーターバイク)、スクータを含み、具体的には、車体を傾動させて旋回可能な車両のことをいう。したがって、前輪及び後輪の少なくとも一方を二輪以上にして、タイヤ数のカウントで三輪車、四輪車(又はそれ以上)としても、それは「自動二輪車」に含まれる。さらに、本スプリング用スペーサは「自動二輪車」以外に、いわゆる鞍乗型車両、例えば、スノーモービル、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle=全地形型車両)等にも適用することができる。
さらに、上記実施形態では、本発明のスプリング用スペーサをTi製スプリングの片端における一巻目部分と二巻目部分の間に介在させた構成について説明したが、これに限定されるものではなく、好ましくは、スプリングの両端における一巻目部分と二巻目部分の間にそれぞれ介在させた構成とする。
本発明の実施形態に係る車両(オフロードタイプの自動二輪車)を示す要部側面図である。 本発明の実施形態に係るサスペンション装置を示す組立状態の斜視図である。 上記サスペンション装置を示す分解斜視図である。 同図Aの部分拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るスプリング用スペーサを示す斜視図である。 上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第1の工程を示す斜視図である。 同じく、上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第2の工程を示す斜視図である。 同じく、上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第3の工程を示す斜視図である。 上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す平面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す左側面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す右側面図である。 上記スプリング用スペーサを装着したTi製スプリングが縮んだときの状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係るスプリング用スペーサを示す斜視図である。 上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第1の工程を示す斜視図である。 同じく、上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第2の工程を示す斜視図である。 上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す平面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す左側面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す右側面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るスプリング用スペーサの斜視図である。 上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第1の工程を示す斜視図である。 同じく、上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第2の工程を示す斜視図である。 同じく、上記スプリング用スペーサをTi製スプリングに装着するまでの第3の工程を示す斜視図である。 上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す平面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す左側面図である。 同じく、上記スプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す右側面図である。 本発明の第4実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 本発明の第5実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 本発明の第6実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 本発明の第7実施形態に係るスプリング用スペーサのTi製スプリングへの装着状態を示す正面図である。 Ti製スプリングの上端側を示す部分拡大図である。
符号の説明
1 スプリング用スペーサ
10 接触防止部(第1接触防止部)
11,12 係止溝(保持部)
20 回り止め部(第2接触防止部)
21 当接面
2 スプリング用スペーサ
30 接触防止部
31 当接片(保持部)
32 内周面
33 凹部
41,42 回り止め部
3 スプリング用スペーサ
50 接触防止部
51 弾性係合片(保持部)
51a 内周面
52 凹部
4 スプリングガイド
4a 胴部(筒状部材)
4b 鍔部(ばね受け面)
5 スプリング用スペーサ
6 スプリング用スペーサ
61 第1接触防止部(接触防止部)
62 第2接触防止部(回り止め部)
7 スプリング用スペーサ
8 スプリング用スペーサ
81 接触防止部
82 弾性係合片(保持部材)
9 スプリング用スペーサ
91 接触防止部
92 弾性係合片(保持部材)
93,94 回り止め部
100 Ti製スプリング(スプリング)
101 一巻目部分
101a 端部
102 二巻目部分
200 オフロードタイプの自動二輪車(車両)

Claims (20)

  1. 両端がばね受け面に保持されるスプリングの一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止する接触防止部と、
    該接触防止部を直接的又は間接的に前記スプリング又はばね受け面に保持する保持部とを備え、
    前記保持部を、前記ばね受け面及びスプリングの両方に常時接触しない形状にしたことを特徴とするスプリング用スペーサ。
  2. 前記接触防止部が、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止することを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  3. 前記接触防止部が、前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記一巻目部分の端部が二巻目部分に接触することを防止することを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  4. 前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する第1の前記接触防止部と、
    前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する第2の前記接触防止部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  5. 前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する前記接触防止部と、
    前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記接触防止部がスプリングに沿って移動することを阻止する回り止め部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  6. 前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止する前記接触防止部と、
    前記ばね受け面とスプリングの間に介在して、前記接触防止部がスプリングに沿って移動することを阻止する回り止め部とを備え、
    前記回り止め部を、上方からの荷重に対して変形可能な一又は二以上の片状部材としたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  7. 前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも厚くするとともに、
    前記保持部を、前記接触防止部の二面にそれぞれ形成した前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の外周面に対応する断面円弧状の係止溝とし、
    前記接触防止部を、前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間に圧入して保持することを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  8. 前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも薄くしたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  9. 前記接触防止部の肉厚を、該接触防止部が装着される前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の隙間寸法よりも薄くするとともに、
    該接触防止部における前記スプリングの一巻目部分の端部に対応する部分の肉厚を、その他部分の肉厚よりも薄くしたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  10. 前記保持部を、前記接触防止部の一方の側面に設けた、少なくとも前記スプリングの二巻目部分の内側周面に当接する当接片とし、該当接片を前記スプリング内に挿通した筒状部材の外周面に当接させることによって、前記接触防止部を前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、又は、前記ばね受け面とスプリングの間に保持したことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  11. 前記保持部を、前記接触防止部に設けた弾性係合片とし、該弾性係合片により前記スプリングを把持することによって、前記接触防止部を前記スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、又は、前記ばね受け面とスプリングの間に保持したことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  12. 前記保持部を接着剤とし、前記接触防止部を前記ばね受け面に接着固定することによって、該ばね受け面と前記スプリングの間に保持したことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  13. 前記保持部を、前記接触防止部に設けた係合突起とし、該係合突起を前記ばね受け面に形成した係合孔に係合させることによって、前記接触防止部を該ばね受け面と前記スプリングの間に保持したことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  14. 前記接触防止部を、前記スプリングの二巻目部分とほぼ同一の曲率半径の円弧状としたことを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  15. 前記接触防止部を長尺にして、該接触防止部が前記スプリングに沿って移動した場合でも、該スプリングの一巻目部分と二巻目部分との間に介在して、前記一巻目部分の端部が、前記二巻目部分に接触することを阻止することを特徴とする請求項1記載のスプリング用スペーサ。
  16. 請求項1〜15いずれか記載のスプリング用スペーサを、一巻目部分と二巻目部分の間、前記ばね受け面と二巻目部分の間、又はこれら両方の間に介在させたことを特徴とするスプリング。
  17. 請求項1〜15いずれか記載のスプリング用スペーサを、一巻目部分と二巻目部分の間、前記ばね受け面と二巻目部分の間、又はこれら両方の間に介在させたことを特徴とするサスペンション用スプリング。
  18. 請求項1〜15いずれか記載のスプリング用スペーサを、スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させたことを特徴とする装置。
  19. 請求項1〜15いずれか記載のスプリング用スペーサを、サスペンション用スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させたことを特徴とするサスペンション装置。
  20. 請求項1〜15いずれか記載のスプリング用スペーサを、サスペンション用スプリングの一巻目部分と二巻目部分の間、前記スプリングガイドと二巻目部分との間、又はこれら両方の間に介在させたサスペンション装置を備えたことを特徴とする車両。

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