JP2006194244A - 気化器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃エンジンによって駆動され手で操縦される作業機において、確実な始動が得られるように改良する。
【解決手段】内燃エンジンに燃料空気混合気を供給するための気化器1を備え、気化器1の吸気通路2内に、パワー制御用のスロットルバルブ3と、スロットルバルブ3の上流側に配置されるスタートバルブ4とが設けられ、始動段階で気化器1を操作するため、スタートバルブ4に作用するスタートレバー6が設けられ、スタートレバー6が操作方向7と該操作方向7とは独立のロック解除方向8とに位置調整可能である。スタートレバー6はその操作方向7に関し静止位置でロックされており、静止位置からロック解除方向8へ位置調整した後は、操作方向7での該スタートレバー6の位置調整が可能であるようにロック解除されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃エンジンによって駆動され手で操縦される作業機、特に刈払い機、チェーンソー等の前記作業機の気化器装置であって、内燃エンジンに燃料空気混合気を供給するための気化器を備え、気化器の吸気通路内に、パワー制御用のスロットルバルブと、スロットルバルブの上流側に配置されるスタートバルブとが設けられている前記気化器装置に関するものである。
駆動原動機として内燃エンジンを備えている作業機には、内燃エンジンに燃料空気混合気を供給する気化器が設けられている。エンジンパワーを最適化し、排ガス規制を満たすため、気化器は暖機状態で作動するように設定されている。気化器の吸気通路内に回動可能に支持されているスロットルバルブはパワー制御のために用いられる。スロットルバルブの回動範囲は、完全負荷運転(フルスロットル運転)のために完全に開弁している状態から、内燃エンジンがアイドリング回転数で回転する、ほぼ完全に閉弁した状態まで及んでいる。
気化器の基本設定は必ずしも内燃エンジンの始動に適しているとはいえない。冷えた内燃エンジンを始動させるには燃料空気混合気の濃化が必要であり、このために、スロットルバルブの上流側に、チョーク弁とも呼ばれるスタートバルブが設けられている。スタートバルブが少なくとも部分的に閉じていると、気化器内の負圧が増大し、よって吸い込まれる燃料の量が増大し、これにより所望の濃化が行なわれる。確実な始動のためには、これと同時に、スロットルバルブがアイドリング位置に対して付加的な量だけ開弁するような、スロットルバルブの位置が必要である。ホットスタートのためにはこれと同じ位置をスロットルバルブが占めるのが合目的であり、スタートバルブを閉弁させる必要はない。しかし、運転条件の種類に応じては、内燃エンジンを始動させるためにスロットルバルブとスタートバルブとの相対位置調整を異ならせる必要がある。
スタートバルブに作用するスタートレバーが不慮に操作されると、排ガスの放出が増大することがある。バルブ装置の位置誤調整は始動をも困難にさせる。アイドリングバルブがアイドリング位置を越えた位置まで開弁すると、始動後に初期回転数が上昇し、遠心クラッチを使用している場合には好ましいものではない。
本発明の課題は、冒頭で述べた種類の、内燃エンジンによって駆動され手で操縦される作業機において、確実な始動が得られるように改良することである。
この課題は、請求項1の構成により解決される。
すなわち本発明によれば、始動段階で気化器を操作するため、スタートバルブに作用するスタートレバーが設けられ、スタートレバーは操作方向と該操作方向とは独立のロック解除方向とに位置調整可能である。この場合、スタートレバーはその操作方向に関し静止位置でロックされている。静止位置からロック解除方向へ位置調整した後のスタートレバーは、操作方向での該スタートレバーの位置調整が可能であるようにロック解除されている。
なお、操作方向とロック解除方向とが独立であるということは、機械的な意味で、互いに独立の異なる自由度で2つの方向が設定されているという意味である。特に、両方向に対しては、互いに少なくともほぼ垂直な横方向の変位方向、および/または、互いに少なくともほぼ垂直な2つの軸線のまわりでの回転運動または回動運動が割り当てられ、この場合横方向の運動と回動運動との組み合わせも合目的である。
スタートレバーはその静止位置でロックされている。これにより、排ガス放出量の増大を伴う、スタートバルブの誤操作誤調整が回避される。スタートバルブの位置にスロットルバルブが連動している場合には、初期回転数の上昇も回避される。バルブ装置を操作する前に、まずスタートレバーのロック解除運動が必要である。ロック解除運動の、操作方向とは独立のロック解除方向は、意識的なロック解除過程を前提としており、このロック解除過程に引き続いて、気化器を始動段階に調整するための同様に意識的な操作を、ロック解除方向とは独立の操作方向において行なう。バルブ装置の誤操作はロックによって阻止されている。誤ってロック解除しても、運動方向が異なっているためにスタートバルブおよび/またはスロットルバルブの調整には至らない。このように誤操作に対し高い安全性が与えられている。
本発明は特に気化器をシングルレバー装置で構成する場合に有利である。この場合、1つのスタートレバーがスロットルバルブにもスタートバルブにも作用する。利用者は、ロック解除運動と、該ロック解除運動とは方向が異なる操作運動とを行なうようにスタートレバーを順次操作すればよい。スロットルバルブとスタートバルブとは適当な運動学的連動機構により、構造的に設定された相対位置へ互いに回動する。この相対位置はスタートレバーの位置に依存してコールドスタートに対しても、またホットスタートに対しても最適化されている。利用者はロック解除に引き続いて、コールドスタートまたはホットスタートに対しそれぞれ設定された位置へスタートレバーを位置調整するだけでよい。スタートバルブおよびスロットルバルブの不適当な相対位置は回避されている。本発明による気化器装置の、内燃エンジンを確実に始動させるために適したバルブ位置は、誤操作を回避してわずかな労力で調整可能である。内燃エンジンの始動過程の確実性が改善されているとともに、操作の快適性が向上している。
合目的な他の構成では、スタートバルブとスロットルバルブとの間に伝動装置が設けられ、伝動装置はスロットルバルブを独自に操作したときに自動的に連結解除されるように構成されている。スターレバーを用いてまずスタートバルブを所望の始動位置へ調整し、その際伝動装置はスロットルバルブをも対応する位置へ調整する。内燃エンジンの始動後、利用者は、スロットルバルブにだけ作用する独立のスロットルレバーを操作することにより、内燃エンジンを円滑に回転させることができる。別個のスロットルレバーまたはスロットルバルブを独立に操作することで、スタートバルブとスロットルバルブとの作用結合が解除される。スタートバルブがその開弁方向に予弾性付勢されているので、スタートバルブは自動的に開弁作動位置へ復帰する。ケーシングから切り離されているシングルレバーロック装置との関連でスタートレバーも自動的にその静止位置へ復帰する。手動で復帰させる必要はない。この点でも作動の快適性と確実性とが向上する。
有利な実施態様では、スタートレバーのロック静止位置においてスロットルバルブに対するスタートレバーの作用結合が中断され、スタートレバーのロック解除位置において前記作用結合が行なわれる。ロック静止位置においてスタートレバーとバルブ装置との作用結合を中断することは作動の確実性に貢献する。たとえば何らかの損傷により、ロックされているスタートレバーに対して望ましくない操作が行なわれても、これはバルブ装置に影響しない。バルブ装置に作用を及ぼすには、まず、スタートレバーをロック解除方向に操作することによりスタートレバーとバルブ装置とを能動的に連結させることが必要である。
合目的な他の構成では、スタートレバーはその操作方向において回動軸線のまわりに回動可能な回動レバーであり、この場合ロック解除方向は回動軸線の方向に延びている。特に、スタートレバーのロック解除方向はスタートレバーを軸線方向に押圧する方向に設定されている。軸線方向の、特に押圧作用を及ぼすロック解除運動は、わずかな力で簡単に生じさせることができる。引き続いてこのロック解除運動に対し横方向に行なわれる回動運動は、バルブ装置の所望のコールドスタート位置またはホットスタート位置への微調整を可能にし、場合によっては中間位置への調整を可能にする。
合目的な実施態様では、スタートレバーは直接気化器のバルブ軸に取り付けられ、特にスタートバルブ軸に取り付けられている。遊びと弾性を伴う伝動棒を設ける必要がないので、バルブの正確な位置決めが容易になる。
合目的な他の構成では、スタートレバーのためのロック装置は直接気化器に固定されている。バルブ装置は、直接バルブ軸に取り付けられているので、ケーシングの個々の構成要素等から切り離されている。ケーシングおよびエンジンユニットまたは気化器ユニットの相対変形が気化器の所望の選定した調整状態に影響することはない。
ロック装置がスタートレバーを回転可能に且つ軸線方向に移動可能に案内しているロックスリーブを有し、スタートレバーのシャフトから半径方向へ突出する突起が、片側が閉じている縦溝と該縦溝の開口端から出ているロックスリーブの周方向ガイドとから成る装置で案内されているのが有利である。これにより、ボールペンの機構と比較しうる機構が得られる。縦溝はスタートレバーの軸線方向への圧入を可能にし、その際スタートレバーの回動操作運動は、シャフトの突起が縦溝の開口端から出て、該開口端に接続している周方向ガイドに沿って回動方向に移動できるようになった時点ではじめて可能である。
反対方向で閉じている縦溝の構成は、スタートレバーがはずれるのを阻止するために用いる。上記の構成は案内精度に優れ、塵埃による汚染が少なく、スタートレバーのロック解除運動と操作運動とを正確に分離させる。
上記構成におけるスタートレバーは、その回動軸線の方向にばねの予付勢力に抗して縦方向に移動可能に案内されているが有利である。ばねはスタートレバーをその突起とともに縦溝の閉鎖端へ押圧し、そこでスタートレバーはその静止位置に保持される。スタートレバーを操作するには前記予付勢力を能動的に克服するロック解除過程が必要であり、このことは装置の作動確実性に寄与する。
スタートレバーは伝動軸に対し軸線方向に移動可能に案内され、伝動軸の端面側端部が側部に平坦部を備え、且つ平坦部を形状拘束的に受容するために設けられる成形部を備えたスタートレバーの受容穴に係合しているのが有利である。伝動軸は気化器の両バルブ軸の内の一方であってよい。受容穴内でのその案内はスタートレバーの正確な相対位置決めを可能にする。スターレバーを軸線方向に圧入させると、スタートレバーは伝動軸上を軸線方向に摺動し、伝動軸の側部平坦部はスタートレバーの内面に設けた対応する成形部に係合する。このときはじめてスタートレバーと伝動軸との間に形状拘束的な回転結合が形成され、バルブ装置の操作が可能になる。受容穴内での伝動軸の軸線方向の案内と関連して、磨耗の少ない精密な形状拘束的結合を得ることができる。
他の構成では、平坦部の軸線方向における延在態様が、片側が閉じている前記縦溝の軸線方向における延在態様にほぼ対応しているのが有利である。縦溝の軸線方向の長さはロック解除に必要なロック解除距離を設定している。上記構成では、静止位置においてスタートレバーと伝動軸との作用結合が中断され、他方、軸線方向のロック解除距離を進んだ後で両部材との間に形状拘束的結合が所定どおりに正確に且つ完全に形成される。
有利な他の構成では、ロックスリーブは、スタートレバーの突起のための、軸線方向に延びる連続した取り付け溝を有し、該取り付け溝の、ロックスリーブの自由端から遠い側の端部エッジは、ロック解除方向に関し、縦溝と周方向ガイドとから成る前記装置よりもロックスリーブの深い位置にある。予め組み立てる場合、突起を連続的な取り付け溝によって案内することにより、スタートレバーをロックスリーブに差し込むことができる。次にスタートレバーを回転させわずかに引き寄せる。この場合突起は取り付け溝の下側を通過し、縦溝と周方向ガイドとから成る装置の中へ引き込まれる。この予組み立て状態で前記の構成ユニットを気化器に取付けることができ、その際対応する気化器軸をスタートレバーのシャフトに挿入する。挿入したバルブ軸は、スタートレバーのロック解除経路上での該スタートレバーの軸線方向可動性を制限する。したがって、突起が取り付け溝の端部エッジまでさらに軸線方向に移動することは不可能である。スタートレバーはロックスリーブから取り出すことはできない。取り外すには、ロックスリーブとスタートレバーとから成るユニットを完全に分解する必要がある。紛失と操作は確実に阻止されている。
有利な変形実施態様では、スタートレバーは作業機のケーシングの輪郭のなかに沈降し、スタートレバーによりケーシングの輪郭から外側へ傾動可能な切換えノブが設けられている。スタートレバーをロックする目的は、ケーシングの輪郭部内への沈降が誤操作を阻止することにある。操作のためにはロック解除を能動的に行なって、切換えノブを操作方向とは独立の回動運動で外側へ傾動させねばならない。上記配置構成は構成的に簡潔であり、低コストであり、且つ耐磨耗性があり、塵埃または他の外乱の影響を受けない。
上記の配置構成の場合、切換えノブがその沈降位置の方向へ弾性付勢されているのが有利である。このため、特に、切換えノブはばねを一体成形したプラスチックから形成される。スターとレバーの操作後、切換えノブは自動的にその沈降位置へ回動して復帰し、これにより誤操作の防止がいっそう向上している。
切換えノブが特にスタートレバーの本体に取り付けられる切換え揺れ腕として形成されているのが有利である。傾動軸線を越えて両方向に突出している揺れ腕は、揺れ腕の両端部のうち一方の端部を持ち上げることができるばかりでなく、反対側の揺れ腕端部を押し込むこともできるので、操作を簡単にさせる。
合目的な実施態様では、スタートレバーのためのロック装置が作業機のケーシングに配置され、特にケーシングのケーシングエッジによって形成されている。スタートレバーが回動軸線の方向に弾性を持つように形成され、前記ケーシングエッジがスタートレバーの回動または操作を阻止するように静止位置においてケーシングに対し相対的に位置しているのが有利である。スタートレバーを操作するには、まずその弾性力に抗してケーシングエッジを越えるように持ち上げねばならない。次に、これに対して横方向にある操作方向を解放させる。この配置構成は構造的に低コストで簡潔であり、且つ耐磨耗性があり、塵埃および外乱に対し影響を受けない。
次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は手で操縦される作業機(一例として刈払い機を図示した)のエンジン領域の概観斜視図である。この作業機はチェーンソー、吸込み・送風機、研削切断機等であってもよい。ケーシング28が設けられ、ケーシング28は、図示した実施形態では、エンジンケース36と気化器箱型カバー37とを有している。エンジンケース36内には内燃エンジン(図示せず)が配置され、内燃エンジンは作業機の切断工具(図示せず)を駆動するために設けられている。エンジンケース36に一体に形成されたグリップ35は、内燃エンジンのパワーを制御するためのスロットルレバー38と、グリップ35の反対側に設けられたスロットルレバーロック39とを担持している。グリップ35を片手で把持すると、スロットルレバーロック39が押され、これによりスロットルレバー38が解放される。スロットルレバー38を用いると、作業機の通常の作動で、気化器箱型カバー37によって覆われている、図3に詳細に図示した気化器1を、所望の作動パワーを調整するために操作することができる。
内燃エンジンを始動させるため、ケーシング28の背面側にロープ引張りスタータ40が設けられている。ロープ引張りスタータ40を用いて内燃エンジンを始動させる場合、スロットルレバーロック39とスロットルレバー38とは操作されない。気化器1(図3)を適当な始動形態に調整するため、スロットルレバーロック39およびスロットルレバー38とは独立に、気化器箱型カバー37の領域にシングルレバー装置5が設けられている。
図2に図示したシングルレバー装置5の1実施形態では、スタートレバー6が設けられている。スタートレバー6は、図示した実施形態では、回動軸線9のまわりに回転操作方向7へ回動可能な回動レバーである。図示した静止位置でスタートレバー6はその操作方向7に関しロックされている。スタートレバー6は回動軸線9の方向に延びているロック解除方向8に押し込み可能である。スタートレバー6は、ロック解除方向8に押し込んだ後、その回動軸線9のまわりに操作方向7へ操作可能または回動可能であり、その際気化器1(図3)は始動形態へもたらされる。
図示した実施形態では、ロック解除方向8は操作方向7とは独立であり、すなわち実質的に互いに直角で連続的に順次続いている2つの異なる運動方向8,7が必要であるようにロック解除方向8は操作方向7とは独立である。直線操作方向8に、これに対し垂直な直線操作方向7が続いているような実施形態も合目的である。また、回動軸線9のまわりに回動する回動方向7に対して、回動するロック解除方向8が先行し、該ロック解除方向8の回動軸線が回動軸線9に対し実質的に垂直であるのも合目的である。さらに、直線運動と回転運動とを組み合わせた実施形態も有利である。
図3は、作業機の中に設けられた内燃エンジンに燃料空気混合気を供給するために設けられる、図1に図示した作業機の気化器1の斜視図である。このため気化器1は吸気通路2を有し、吸気通路2を通じて矢印41の方向に空気が吸い込まれ、内燃エンジンに供給される。気化器1の内部で空気流41に燃料が混合される。パワー制御のため、吸気通路2を貫通するスロットルバルブ軸10が設けられ、スロットルバルブ軸10には、図4に図示したスロットルバルブ3が回動可能に支持されている。通常の作動では、スロットルバルブ軸10はスロットルレバー38(図1)により操作される。スロットルバルブ3により吸気通路2の流動横断面積を調整可能である。吸気通路2内には、スロットルバルブ3の上流側に(図4)、スタートバルブ軸11のまわりに回動可能なスタートバルブ4が設けられている。チョーク弁とも呼ばれるスタートバルブ4は、コールドスタート時にスタートバルブ軸11により閉弁位置へ回動せしめられ、これにより吸気通路2内の負圧が増大して燃料空気混合気は濃厚になる。スタートバルブ4を操作するため、スタートバルブ軸11に直接スタートレバー6が装着されている。
スタートバルブ軸11とスロットルバルブ軸10との間には、スタートバルブ4の操作時にスロットルバルブ3(図4)の位置へも作用する伝動装置33が設けられている。これにより、操作時にスタートバルブ4とスロットルバルブ3とに均等に作用する前記シングルレバー装置5が形成される。スタートレバー6をロック解除方向8へ押し込むと、スタートレバー6を回動操作方向7において回動軸線9のまわりに回動させることができ、この場合スタートバルブ4と制限的にスロットルバルブ3(図4)とは、内燃エンジンの始動に望ましい位置へ回動する。
図4は、伝動装置33によって連結されているスタートバルブ軸11とスロットルバルブ軸10との詳細図である。スタートバルブ4は流動方向41に関し開弁状態で図示されており、他方スロットルバルブ3は実質的に流動方向41に対し横方向に、よってそのアイドリング位置に回動した状態にある。伝動装置33はスタートバルブ軸11と連結されたカム板43を有し、カム板43はスロットルバルブ軸10のレバー42に当接している。シングルレバー装置5が操作方向7において回動軸線9のまわりに回転すると、カム板43がレバー42を押し、その結果スロットルバルブ軸10はスロットルバルブ3とともに、わずかに開弁する回転数上昇始動位置へ回動する。その際レバー42はカム板43のラッチ凹部44に係留する。この場合スタートバルブ4はわずかだけ回動するにすぎず、混合気を濃化するためのスタートバルブとしての機能を行使しない。ホットスタート形態はスロットルバルブ3とスタートバルブ4とによって調整可能である。シングルレバー装置5がさらに操作方向7へ回動した後では、スタートバルブ4は実質的に流動方向41に対し横方向にある位置へ回動し、この場合その回動位置はカム板43の形状によりスロットルバルブ3に追従する。これによりスロットルバルブ3とスタートバルブ4とのコールドスタートが調整される。
スロットルバルブ軸10とスタートバルブ軸11とは両者ともそれぞればね(図示せず)により予め付勢されており、スロットルバルブ3は閉弁アイドリング位置へ予め付勢され、スタートバルブ4は開弁作動位置の方向へ予め付勢されている。内燃エンジンをロープ引張りスタータ40(図1)により始動させた後、シングルレバー装置5(図1)とは独立にスロットルレバーロック39とスロットルレバー38とを同時に操作して内燃エンジンの回転数を制御し、静寂にエンジンを回転させることができる。スロットルレバー(図1)を用いてスロットルバルブ3を独自に操作すると、レバー42はカム板43から離間する。スタートバルブ11とスロットルバルブ軸10との作用結合は伝動装置33内部で解除される。スタートバルブ軸11はばね付勢力の作用でスタートバルブ4とともに、図示した開弁作動位置へ自動的に戻る。シングルレバー装置5もスタートバルブ軸11とともに静止位置へ戻る。
図示した実施形態では、シングルレバー装置5はスタートレバー6とともにスタートバルブ軸11に直接取り付けられている。シングルレバー装置5をスロットルバルブ軸10に取り付ける構成も考えられ、この場合にはスロットルバルブ軸10の運動は適当な伝動装置33によりスタートバルブ軸11へ伝えられる。
図1ないし図4に図示したシングルレバー装置5の作用を詳細に説明するため、図5にシングルレバー装置5の構成要素を分解図で示した。図示した実施形態では、実質的に筒状のロックスリーブ13を有するロック装置12が設けられている。ロックスリーブ13は気化器1に直接ねじ止めされ、ねじ45はロックスリーブ13のフランジを貫通して気化器1のねじ穴46に螺合している。この場合ロックスリーブ13はスタートバルブ軸11と該スタートバルブ軸11に取り付けられたコイル圧縮ばね19とを取り囲んでいる。
スタートレバー6のシャフト14は半径方向に突出した突起15を担持している。取り付け状態でシャフト14はロックスリーブ13内で回転可能に且つ制限的に軸線方向に移動可能に支持される。組み立ての場合、突起15はロックスリーブ13の自由端26にて開口している取り付け溝25を通じて挿入される。
図6は図4のスタートレバー6の部分断面側面図である。図6によれば、シャフト14には受容穴23が設けられている。図5と図6を同時に参照すればわかるように、受容穴23の閉鎖端には成形部24が設けられている。成形部24の輪郭はスタートバルブ軸11の端面側端部21に設けた側部の平坦部22の輪郭に対応している。
さらに、図7のロックスリーブ13の縦断面図をも補助的に参照すればわかるように、ロックスリーブ13の内壁には、取り付け溝25と縦溝13と周方向ガイド17とを含む輪郭部が成形されている。両軸線方向に開口し、ロックスリーブ13の自由端26から出ている取り付け溝25は、ロックスリーブ13の内側において端部エッジ27で終わっている。内側の前記輪郭部は、端部エッジ27から逆方向へ延びて、自由端26の方向に閉じている縦溝16に移行している。縦溝16は反対側の開放端18において操作方向に周方向ガイド17に移行している。周方向ガイド17は、図示した実施形態では、半径方向内側へ突出し且つ周方向に延びているエッジである。周方向溝を設けてもよい。
図5ないし図7を同時に参照してシングルレバー装置5の取り付けについて説明すると、スタートレバー6をロックスリーブ13のなかへ挿入して、突起15を取り付け溝25を通じて移動させる。シャフト14は、突起15を端部エッジ27の下方で矢印7の方向に回転でき、且つロック方向8とは逆の方向に持ち上げることができるようになるまで、ロックスリーブ13のなかへ押し込む。この場合、スタートレバー6は突起15が縦溝16内に位置するようになるまで持ち上げられる。予め取り付けられている、スタートレバー6とロックスリーブ13とから成るユニットは、コイル圧縮ばね19とともに図5の図示に応じて気化器1にねじ止めし、その際コイル圧縮ばね19は突起15を縦溝16の閉鎖端に対し押し付ける。
シングルレバー装置5は上記の取り付け位置ではその静止位置にある。スタートレバー6のシャフト14はばね19の圧力に抗して軸線方向に移動可能にロックスリーブ13内に支持されており、この場合シャフト14はその受容穴23によって補助的にスタートバルブ軸11でも支持されている。端部側に成形部24を備えた受容穴23の深さは、平坦部22を備えたスタートバルブ軸11の端面側端部21が静止位置で成形部24に係合しないように選定されている。スタートレバー6とスタートバルブ軸11とが互いに形状的に拘束しあって結合する回転作用結合は遮断されている。縦溝16で保持される突起15はスタートレバー6をその操作方向7においてロックしており、これによりロック装置12が形成されている。
ロック解除方向8においてスタートレバー6を軸線方向に押圧することによりスタートレバー6をこのロック解除方向8においてロックスリーブ13およびスタートバルブ軸11に対し相対的に移動させ、スタートレバー6の回動運動の結果突起15が操作方向7において周方向ガイド17に沿って摺動できるようにする。軸線方向における平坦部22および成形部24の延在長さは、軸線方向における縦溝16の、その閉鎖端から開口端18までの延在長さよりもわずかに短い。縦溝16および周方向ガイド17の配置はスタートバルブ軸11の端面側端部21の位置に対し次のように整合しており、すなわちスタートレバー6の突起15が回動操作方向7において周方向ガイド17のそばを通過できるようなスタートレバー6の押し込み状態において、スタートバルブ軸11の平坦部22がスタートレバー6に設けた受容穴23の成形部24に完全に係合するように整合している。スタートレバー6の非ロック押し込み状態では、操作方向7においてスタートバルブ軸11に対し形状的に拘束して結合する作用結合が形成される。
スタートバルブ軸11はスロットルバルブ3およびスタートバルブ4(図3、図4)の方向において伝動軸20を形成している。スロットルバルブ軸10またはスタートバルブ軸11とは別個に伝動軸20を設けるのも合目的である。
スタートバルブ軸11の平坦部22が受容穴23の成形部24に係合することにより、スタートレバー6がロック解除方向8において軸線方向に係止されることも生じる。この係止は次のように選定されており、すなわち突起15が周方向ガイド17に沿って摺動することができるが、しかし軸線方向においてより深い位置にある端部エッジ27を越えて取り付け溝25内まで案内されないように選定されている。気化器1とロックスリーブ13とのねじ止め状態では、スタートレバー6は不動に保持されている。
図8ないし図10はシングルレバー装置5の他の実施形態を示している。図8によれば、スタートレバー6はシャフト60を備えた本体31と、切換えノブ29とから構成されている。切換えノブ29は回動軸線9に対し横方向に位置する傾動軸線47のまわりに本体31に対し相対的に傾動して折畳むことができる。切換えノブ29は射出成形プラスチックから製造され、一体成形した板ばね30を備えている。板ばね30は本体31に当接する。切換えノブ29は、回動軸線9に対し横方向に位置する図示位置から板ばね30の予付勢力に抗して傾動軸線47のまわりに傾動して折畳むことができる。このため切換えノブ29は、図示した実施形態では、傾動軸線47に対し横方向においてシャフト60から両方向へ突出する切換え揺れ腕32として実施されている。折畳み運動は、切換え揺れ腕32を矢印51の方向へ持ち上げ側50へ持ち上げるか、或いは、反対側の押圧側48を矢印49の方向へ押圧することにより行なうことができる。傾動軸線47のまわりでの切換え揺れ腕29の傾動運動は、傾動軸線47が少なくともほぼ回動軸線9に対し垂直になるように操作方向7とは独立に延びているロック解除回動方向8におけるロック解除運動に対応している。
図9は図8の配置構成の縦断面図である。これによれば、本体31とシャフト60とは支持部53を成形した射出成形プラスチックから一体的に形成されている。切換えノブ29に一体成形した軸ピン52は支持部53に係入している。弓状に湾曲して実施されている板状のばね30は本体31の傾斜した下面に当接している。
図10はスタートレバー6とケーシング28との関係を示す概略原理図である。これによれば、シャフト60は伝動軸20上に嵌合している。切換えノブ29は、実線で示した図示静止位置では、作業機(図1)のケーシング28の輪郭のなかに沈降しており、したがってスタートレバー6がケーシング28と直接に接触することなく、ロック装置12が形成されている。図示した沈降位置から切換えノブ29はロック解除方向8(図8)において、図10に破線で示した操作位置へ傾動して折畳むことができ、これにより回動軸線9のまわりでの回動運動としての、操作方向7でのスタートレバー6の操作が可能である。切換えノブ29を操作後離すと、切換えノブ29はそのばね30の作用で図示した沈降静止位置へ弾性的に復帰する。
図1ないし図10に図示した両実施形態では、それぞれシングルレバー装置5とケーシング28との間に運動学的な相互作用は存在しない。むしろ、それぞれのシングルレバー装置5はそのロック装置12をも含めて気化器1にだけ連結されているにすぎない。それぞれのばね19またはばね30はスタートレバー6をロック解除方向8とは逆の方向に自動的に復帰させる。スタートバルブ4またはスタートバルブ軸11の開弁回動位置への予付勢力はスタートレバー6を操作方向7とは逆の方向に自動的に復帰させ、この復帰運動に引き続いて上記の、ロック解除方向8とは逆の方向への復帰運動が行なわれる。
本発明による気化器装置の他の実施形態を図11ないし図13に示す。図11によれば、スタートバルブ軸11に直接スタートレバー6が取り付けられている。図示した実施形態では、スタートレバー6は、スタートバルブ軸11に取り付けるためのシャフト54と、回動軸線9に対し半径方向外側に位置するグリップ部分57と、その中間に設けられる弾性部分55とを有している。射出成形プラスチックから一体的に製造されるスタートレバー6の、板ばね状に形成された弾性部分45により、グリップ部分57は、スタートレバー6と気化器1内にあるスタートバルブ軸11とから成る構成ユニットの回動軸線9に対し平行な、二重矢印56で示唆した方向に、弾性運動を行う。
図12は気化器箱型カバー37によって覆われた図10の気化器装置を示している。図12によれば、スタートレバー6は気化器箱型カバー37の湾曲溝58で案内されている。湾曲溝58は回動軸線9(図11)によって与えられる操作方向7に対応するように延在している。気化器箱型カバー37には指穴59が形成されており、この指穴59にスタートレバー6のグリップ部分57が静止している。この静止状態では、グリップ部分57は操作方向7においてケーシングエッジ34に当接しており、これにより操作方向7に作用するロック装置12が形成されている。スターとレバー6のロックを解除するには、片手の1本の指を指穴59に挿入し、グリップ部分57を弾性部分55の弾性力に抗して矢印56(図11)の方向に持ち上げればよい。これに対応する持ち上げ操作は、グリップ部分57が操作方向7においてケーシングエッジ34により保持されなくなるまで、ロック解除方向8において行なう。
続いて、図12に図示した静止位置から、スタートレバー6をそのグリップ部分57を用いて、図13に示したように操作方向7において気化器箱型カバー37に対し相対的に回動させることができる。この場合グリップ部分57はケーシング外面61を介して摺動する。図11ないし図13に図示した実施形態でも、ロック解除方向8は操作方向7とは独立のスタートレバー6の運動方向である。
気化器箱型カバー内に配置された回動可能なスタートレバーを備えた、手で操縦される作業機の一例としての刈払い機のエンジンケースの領域の概観斜視図である。 スタートバルブ軸に直接取り付けられたスタートレバーの詳細を示す、図1の作業機の気化器の詳細斜視図である。 スタートバルブ軸に直接取り付けられたスタートレバーの詳細を示す、図1の作業機の気化器の詳細斜視図である。 図3の気化器の、伝動装置により連結されるスロットルバルブ軸とスタートバルブ軸との概観図である。 図1ないし図4に記載のスタートレバーとロック装置とを備えたシングルレバー装置の分解図である。 内側の受容穴の詳細を示す、図1ないし図5のスタートレバーの部分断面側面図である。 縦溝と周方向ガイドから成る装置の詳細を示す、図5のロックスリーブの縦断面図である。 切換えノブを折畳み可能な、図1ないし図7のシングルレバー装置の変形実施形態を示す図である。 挟持させた支持部と一体的に形成したばねとの詳細を示す、図8の配置構成の縦断面図である。 ケーシング内に整列するように沈降する図8および図9のシングルレバー装置の概略図である。 スタートバルブ軸に直接配置される弾性のあるスタートレバーを備えたシングルレバー装置の他の実施形態を示す図である。 図11に記載の弾性のあるスタートレバーを内部にロックさせた気化器箱型カバーの図である。 図12の配置構成において、スタートレバーが弾性で持ち上げられ、部分的に回動した位置にある状態で示した図である。
符号の説明
1 気化器
2 吸気通路
3 スロットルバルブ
4 スタートバルブ
5 シングルレバー装置
6 スタートレバー
7 スタートレバーの回動操作方向
8 スタートレバーのロック解除方向
9 スタートレバーの回動軸線
10 スロットルバルブ軸
11 スタートバルブ軸
12 ロック装置
13 ロックスリーブ
14 シャフト
15 突起
16 縦溝
17 周方向ガイド
18 開放端
19 コイル圧縮ばね
20 伝動軸
21 端面側端部
22 平坦部
23 受容穴
24 成形部
25 取り付け溝
26 ロックスリーブの自由端
27 端部エッジ
28 ケーシング
29 切換えノブ

Claims (19)

  1. 内燃エンジンによって駆動され手で操縦される作業機、特に刈払い機、チェーンソー等の前記作業機の気化器装置であって、内燃エンジンに燃料空気混合気を供給するための気化器(1)を備え、気化器(1)の吸気通路(2)内に、パワー制御用のスロットルバルブ(3)と、スロットルバルブ(3)の上流側に配置されるスタートバルブ(4)とが設けられている前記気化器装置において、
    始動段階で気化器(1)を操作するため、スタートバルブ(4)に作用するスタートレバー(6)が設けられ、スタートレバー(6)が操作方向(7)と該操作方向(7)とは独立のロック解除方向(8)とに位置調整可能であること、
    スタートレバー(6)がその操作方向(7)に関し静止位置でロックされており、静止位置からロック解除方向(8)へ位置調整した後は、操作方向(7)での該スタートレバー(6)の位置調整が可能であるようにロック解除されていること、
    を特徴とする気化器装置。
  2. スタートレバー(6)がスタートバルブ(4)とスロットルバルブ(3)とに共通に作用するシングルレバー装置(5)の一部であることを特徴とする、請求項1に記載の気化器装置。
  3. スタートバルブ(4)とスロットルバルブ(3)との間に伝動装置(33)が設けられ、伝動装置(33)はスロットルバルブ(3)を独自に操作したときに自動的に連結解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の気化器装置。
  4. スタートレバー(6)のロック静止位置においてスロットルバルブ(3)に対するスタートレバー(6)の作用結合が中断され、スタートレバー(6)のロック解除位置において前記作用結合が行なわれることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  5. スタートレバー(6)がその操作方向(7)において回動軸線(9)のまわりに回動可能な回動レバーであり、ロック解除方向(8)が回動軸線(9)の方向に延びていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  6. スタートレバー(6)のロック解除方向(8)がスタートレバー(6)を軸線方向に押圧する方向に設定されていることを特徴とする、請求項5に記載の気化器装置。
  7. スタートレバー(6)が直接気化器(1)のバルブ軸(10,11)に取り付けられ、特にスタートバルブ軸(11)に取り付けられていることを特徴とする、請求項5または6に記載の気化器装置。
  8. スタートレバー(6)のためのロック装置(12)が直接気化器(1)に固定されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  9. ロック装置(12)がスタートレバー(6)を回転可能に且つ軸線方向に移動可能に案内しているロックスリーブ(13)を有し、スタートレバー(6)のシャフト(14)から半径方向へ突出する突起(15)が、片側が閉じている縦溝(16)と該縦溝(16)の開口端(18)から出ているロックスリーブ(13)の周方向ガイド(17)とから成る装置で案内されていることを特徴とする、請求項8に記載の気化器装置。
  10. スタートレバー(6)がその回動軸線(9)の方向にばね(19)の予付勢力に抗して縦方向に移動可能に案内されていることを特徴とする、請求項9に記載の気化器装置。
  11. スタートレバー(6)が伝動軸(20)に対し軸線方向に移動可能に案内され、伝動軸(20)の端面側端部(21)が側部に平坦部(22)を備え、且つ平坦部(22)を形状拘束的に受容するために設けられる成形部(24)を備えたスタートレバー(6)の受容穴(23)に係合していることを特徴とする、請求項9または10に記載の気化器装置。
  12. 平坦部(22)の軸線方向における延在態様が、片側が閉じている前記縦溝(16)の軸線方向における延在態様にほぼ対応していることを特徴とする、請求項11に記載の気化器装置。
  13. ロックスリーブ(13)が、スタートレバー(6)の突起(15)のための、軸線方向に延びる連続した取り付け溝(25)を有し、該取り付け溝(25)の、ロックスリーブ(13)の自由端(26)から遠い側の端部エッジ(27)が、ロック解除方向(8)に関し、縦溝(16)と周方向ガイド(17)とから成る前記装置よりもロックスリーブ(13)の深い位置にあることを特徴とする、請求項9から12までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  14. スタートレバー(6)が作業機のケーシング(28)の輪郭のなかに沈降していること、スタートレバー(6)によりケーシング(28)の輪郭から外側へ傾動可能な切換えノブ(29)が設けられていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  15. 切換えノブ(29)がその沈降位置の方向へ弾性付勢されていることを特徴とする、請求項14に記載の気化器装置。
  16. 切換えノブ(29)がばね(30)を一体成形したプラスチックから成っていることを特徴とする、請求項15に記載の気化器装置。
  17. 切換えノブ(29)が特にスタートレバー(6)の本体(31)に取り付けられる切換え揺れ腕(32)として形成されていることを特徴とする、請求項14から16までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  18. スタートレバー(6)のためのロック装置(12)が作業機のケーシング(28)に配置され、特にケーシング(28)のケーシングエッジ(34)によって形成されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載の気化器装置。
  19. スタートレバー(6)が回動軸線(9)の方向に弾性を持つように形成されていることを特徴とする、請求項4または11に記載の気化器装置。
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