JP4485986B2 - ハンドレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のスロットル弁等の被駆動部材を、ケーブルを介して操作するためのハンドレバー装置に係り、特に、ヘッジトリマーや刈払機等の作業機におけるハンドルに配設されて、スロットルケーブルを介して前記スロットル弁を開閉操作するのに好適なハンドレバー装置に関する。
例えば、内燃機関により刈刃等の作業部を駆動するようにされているヘッジトリマーや刈払機等の作業機においては、前記内燃機関の出力を手元で調節するため、それに備えられているU形ハンドルやバーハンドル等のグリップ部近傍に、前記内燃機関のスロットル弁の開度を調節するハンドレバー装置が配設されている。
このハンドレバー装置は、通常、作業者の手指で操作されるスロットルトリガ(スロットルレバー)を備えており、このスロットルレバーを揺動操作することにより、スロットルケーブルを介して前記スロットル弁の開度を調節するようにされている。前記スロットル弁は、通常、常時最小開度(アイドル回転開度)方向に付勢されていて、非操作状態ではアイドル回転開度で保持され、前記スロットルケーブルが所定長以上引っ張られたときに遊びが無くされて、前記アイドル回転開度から高速回転側へ開き始めるようにされる。
このようなスロットル弁の開度調節用のハンドレバー装置としては、前記スロットルレバーを揺動操作状態から解放したときに、該レバーを自動的に前記スロットル弁と共に元の位置(アイドル回転開度)に戻すようにした、自動アイドル回転開度復帰タイプのものと、手指を離してもスロットルレバーを所望の揺動操作位置にて常時不動状態で保持し得るようにした、固定タイプのものとが知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。
前記自動復帰タイプのものは、スロットルレバーから指を離せば機関が自動的にアイドリング状態に戻り、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈刃等からなる作業部に伝達するようにした作業機であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって作業部への動力伝達が断たれるので、不測の事態が生じた際には即座にスロットル弁をアイドル回転開度に戻して作業部を停止させることができ、安全性が高められるという利点が得られる反面、スロットルレバーを常時手指で保持して所望の揺動操作位置に維持しなければならないので、中間開度が使いづらい、手指が疲れる、操作量(回転数)が一定しない、等の問題が生じる。
一般に、使い勝手を考慮すると、スロットルレバー等の、手指によって操作される揺動操作レバーは、中間位置をとらせることなく、解放位置とセット位置(握り位置)との二位置のみをとらせるようになすことが望ましく、スロットル弁を中間開度(パーシャル開度)にするときも全開(WOT)にするときも同一の揺動操作位置(セット位置)とする方が操作性に優れると考えられる。
一方、前記固定タイプのものは、前記自動アイドル回転開度復帰タイプの問題を解消し得、スロットルレバーを常時所望の揺動操作位置に、手離しでも不動状態に保持しておくことができるので、手指が自由になって作業を楽に行える等の利点は得られるものの、不測の事態が生じた際には、スロットルレバーの位置保持機能を解除する別操作が必要となり、即座に作業部を停止させることができないので、安全性の面では前記自動アイドル回転開度復帰タイプのものより劣るという問題があった。
また、前記したいずれのタイプも、スロットルレバーを一旦解放して作業を中断した後、作業を再開すべくスロットル弁を元の開度に戻す(刈払機等の作業機ではこのようなことが多い)には、スロットルレバーの揺動操作位置を再調整しなければならず、操作が面倒である等、操作性の面でも改善の余地が残されていた。
前記のようなハンドレバー装置に関する従来の問題及び課題を解消ないし達成すべく、本発明の出願人は、先に、例えば、下記特許文献2に所載のように、揺動操作されるメインレバーとサブレバーとを有し、被駆動部材に連結されたケーブルを動滑車等の折返し部材を介して前記サブレバーで引っ張るようにされ、かつ、前記メインレバーにより前記折返し部材を移動させるようにしたハンドレバー装置を提案している。
かかるハンドレバー装置によれば、被駆動部材としてのスロットル弁等の開度をケーブルを介して調節できるとともに所望の開度に容易に保持させ得、かつ、即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができて高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くでき、さらには、スロットル弁をアイドル回転開度に戻す前の開度に設定したい場合には再調節を不要にできる等、の利点が得られる。
しかしながら、前記提案のハンドレバー装置においては、前記メインレバーが揺動操作されていない解放位置にあるとき(アイドリング時)には、スロットルケーブルに弛み(遊び)が生じているので、サブレバーを揺動操作すると、スロットルケーブルが僅かではあるが動き、それに伴い、被駆動部材であるスロットル弁の開度が変化してアイドル回転数が変動するという問題があった。かかるアイドル回転数の変動は、実際の作業上は殆ど問題とはならないが、ハンドレバー装置の信頼性、商品価値を下げるおそれがあり、改善することが望まれる。
また、前記提案のハンドレバー装置では、前記問題に加えて、ケーブルに弛みが生じることから、ケーブルが連結部や折り返し部材から外れやすくなる、ケーブルが複数本必要となる、組み付け性が悪い、といった問題もあった。そこで、本発明の出願人は、前記問題をも解消すべく、先に、下記のような構成のハンドレバー装置を提案した(下記特許文献3を参照)。
すなわち、このハンドレバー装置は、第一回動軸線を支点として揺動操作されるメインレバーと、第二回動軸線を支点として揺動操作されるとともに、任意の揺動操作位置にて不動状態で保持されるサブレバーと、このサブレバーと一体に揺動せしめられる一体揺動部上に配在された第三回動軸線を支点として揺動せしめられる引張レバーと、を備え、被駆動部材を制御するためのケーブルが前記引張レバーに連結されていて、前記メインレバーにより前記引張レバーを前記第三回動軸線を中心として揺動させることによって前記ケーブルを引っ張るようにされてなり、前記メインレバーが揺動操作されていない解放位置にあるときには、前記サブレバーの揺動操作位置が何処であっても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が一定となるようにされ、好ましい態様では、前記結合点の位置は、前記サブレバーの揺動支点である前記第二回動軸線上に設定される。
かかる構成のハンドレバー装置においては、前記メインレバーが解放位置にあるとき(アイドリング時)においても、被駆動部材(スロットル弁)を制御するケーブルに弛み(遊び)が生じないように予めケーブル長等が設定されており、前記メインレバーをセット位置まで揺動操作すると、前記ケーブルが引っ張られ、それに伴い、前記スロットル弁が最小開度(アイドル開度)から開方向に回動せしめられて、前記サブレバーの揺動操作位置に応じた開度に調節される。
ここで、前記メインレバーが解放位置にあるとき(アイドリング時)における前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が、前記サブレバーの揺動支点である第二回動軸線上に設定され、前記サブレバーの揺動操作位置が高速側乃至低速側の何処であっても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が一定となるようにされるので、アイドリング時に、前記サブレバーを揺動操作しても、前記ケーブルは動かず、したがって、前記スロットル弁もアイドル回転開度を保持したままとなるので、アイドル回転数が変動せず安定したものとなり、また、前記ケーブルに弛みが生じさせないことから、前記ケーブルが連結部等から外れ難くなり、その結果、信頼性が増し、商品価値が向上する。
実公昭57−19944号公報 特開平8−303262号公報 特開2000−347756号公報
しかしながら、前記提案のハンドレバー装置においては、サブレバーがケース部材の外側に配在されている関係上、前記ケース部材内に前記サブレバーと一体に回動せしめる一体回動部材等を組み付け配在せねばならず、また、前記サブレバーが揺動操作されていないアイドリング時においてメインレバーや引張レバーの不測の揺動を阻止するためにロック機構等を設けているので、部品点数が多くなるとともに、構造が複雑となり、さらに、外観がすっきりしない嫌いがあった。
また、サブレバーを任意の揺動操作位置にて不動状態で保持するため、ケース部材の側壁部とサブレバーの基部内側面との間にウェーブワッシャを介装し、前記サブレバー及び前記ウェーブワッシャをボルト類で前記側壁部に圧接させるように締め付け、この締め付け力によるそれらの間の摩擦抵抗によって、前記サブレバーを任意の揺動操作位置にて保持する手法が採用されている。
ところが、かかる手法では、当該ハンドレバー装置(が用いられた作業機)を使用していくうちに、つまり、前記サブレバーを何回も揺動操作するうちに、前記ボルト類が弛み、該ボルト類による前記ウェーブワッシャの締め付け力が弱くなって、前記サブレバーを任意の揺動操作位置にて不動状態で保持できなくなることがあった。この場合、前記サブレバーは、被駆動部材に連結されたケーブルにより引っ張られていることから、いわゆる連れ戻りが生じ、スロットル弁の開度、機関回転数を適正に調節できなくなるので、前記ボルト類を頻繁に締め直す必要が生じ、面倒であった。
本発明は、前記した如くの問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、被駆動部材としてのスロットル弁等の開度をケーブルを介して調節できるとともに所望の開度に容易に保持させ得、かつ、即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができて高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くでき、さらに、スロットル弁をアイドル回転開度に戻す前の開度に再設定したい場合にも再調節を不要にでき、かつ、アイドリング時にサブレバーやメインレバーが揺動操作されても、ケーブルに不所望な動きが生じないようにされたもとで、部品点数の削減、構造の簡素化、装置コストの低減化、外観の向上等を図ることができるとともに、サブレバーの連れ戻り等が生じることがないようにされたハンドレバー装置を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係るハンドレバー装置は、基本的には、第一回動軸線を支点として揺動操作されるメインレバーと、第二回動軸線を支点として揺動操作されるとともに、任意の揺動操作位置にて不動状態で保持されるサブレバーと、このサブレバー上に配在された第三回動軸線を支点として揺動せしめられる引張レバーと、を備える。
そして、被駆動部材を制御するためのケーブルが前記引張レバーに連結されていて、前記メインレバーにより前記引張レバーを前記第三回動軸線を支点として揺動させることによって前記ケーブルを引っ張るようにされるとともに、前記サブレバーの揺動操作位置によって前記メインレバーによる前記ケーブルの引っ張り量を調節できるようにされており、前記メインレバーが揺動操作されていない解放位置にあるときには、前記サブレバーの揺動操作位置が何処であっても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が一定となるように、前記引張レバーの前記ケーブルによる引っ張り方向の揺動限界位置を定める係止部が前記サブレバーのレバー部分に設けられていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記サブレバーが揺動操作されていない始端位置にあるときには、前記メインレバーが揺動操作されても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が変化しないように、前記引張レバーの前記ケーブルによる引っ張り方向の揺動限界位置を定める前記係止部が前記サブレバーのレバー部分に設けられている
他の好ましい態様では、前記メインレバーが前記解放位置にあるとき、及び、前記サブレバーが前記始端位置にあるときにおける前記結合点の位置が、前記第二回動軸線上に設定される
また、別の好ましい態様では、前記メインレバーを揺動自在に保持するケース部材内に、前記サブレバーにおける押し引き操作部以外のレバー部分が収納される
さらに別の好ましい態様では、前記サブレバーは、前記ケース部材にその下端部が軸支された前記レバー部分と、該レバー部分の上部に設けられ、前記引張レバーの上部が回動自在に連結された連結支持部と、該連結支持部に一体的に連設された前記押し引き操作部と、からなる。
他の別の好ましい態様では、前記ケース部材の上面に、前記サブレバーの揺動を許容するように切欠開口が形成され、該切欠開口を塞ぐように前記サブレバーに伴って揺動移動せしめられる可動サブカバーが配在される。
他の好ましい態様では、前記引張レバーの下部に前記ケーブルが連結され、前記メインレバーは、前記引張レバーの中間部分を押動するようにされる。
さらに、他の好ましい態様では、前記サブレバーのレバー部分と前記ケース部材の外側に配在された押さえピースとが、間にウェーブワッシャが介装された状態で、ボルト−ナット類で締め付けられて前記ケース部材に圧接せしめられており、かつ、前記サブレバー、前記押さえピース、及び、前記ボルト−ナット類が一体回動するように組み付けられる。
この場合、好ましくは、前記サブレバーのレバー部分に、前記ケース部材に設けられた軸受穴に嵌挿される軸部が突設され、この軸部の外端部に非円形断面形状の凹部もしくは凸部が形成されるとともに、前記押さえピースに前記凹部もしくは凸部に嵌合せしめられる凸部もしくは凹部が形成される。
さらに好ましい態様では、前記押さえピース及び前記軸部にボルト穴が形成されるとともに、前記レバー部分の下端部における反軸部側に非円形断面形状の前記ナット類が嵌め込まれる一体回動用の嵌合穴が形成される。
本発明に係るハンドレバー装置の典型的な、しかし限定的ではない用途としては、内燃機関のスロットル弁の開度調節に使用する場合が挙げられる。
前記の如くの構成とされた本発明に係るハンドレバー装置においては、前記メインレバーが解放位置にあるとき(アイドリング時)においても、被駆動部材(スロットル弁)を制御するケーブルに弛み(遊び)が生じないように予めケーブル長等が設定されており、前記サブレバーを始端位置から適宜移動させた状態で、前記メインレバーをセット位置まで揺動操作すると、前記ケーブルが引っ張られ、それに伴い、前記スロットル弁が最小開度(アイドル開度)から開方向に回動せしめられて、前記サブレバーの揺動操作位置に応じた開度に調節される。
ここで、本発明のハンドレバー装置の好ましい態様では、前記メインレバーが解放位置にあるとき(アイドリング時)における前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が、例えば前記サブレバーの揺動支点である第二回動軸線上に設定され、前記サブレバーの揺動操作位置が始端(低速)側乃至終端(高速)側間の何処であっても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が一定となるようにされるので、前記メインレバーが開放位置にあるアイドリング時に、前記サブレバーを揺動操作しても、前記ケーブル(前記結合点)は動かず、したがって、スロットル弁もアイドル回転開度を保持したままとなるので、アイドル回転数が変動せず安定したものとなり、また、前記ケーブルに弛みを生じさせないことから、ケーブルが連結部等から外れ難くなり、その結果、作動の信頼性が増し、商品価値が向上する。
また、本発明のハンドレバー装置では、前記サブレバーが前記始端位置にあるときには、前記メインレバーが揺動操作されても、前記引張レバーと前記ケーブルとの結合点の位置が変化しないようにされるので、アイドリング時に、前記メインレバーが不測に動かされても、前記ケーブルは引っ張られず、したがって、スロットル弁もアイドル回転開度を保持したままとなるので、アイドル回転数が変動せず安定したものとなる。このため、前記メインレバーや引張レバーの不測の変位を阻止するためのロック機構が不要となり、構造が簡素となる。
また、ケース部材内に、前記サブレバーにおける押し引き操作部以外のレバー部分が収納されるので、前記ケース部材の外側に前記サブレバーと一体に回動せしめる一体回動部材等の組み付け配在が不要となり、前記ロック機構も不要となることと相俟って、部品点数を大幅に削減できて、構造を簡素にでき、装置コストを低減できるとともに、外観がすっきりして美観が向上し、さらには、小型化、軽量化等を図り得ると同時に、作業性や操作性をより向上させることができる。
加えて、前記サブレバーを任意の揺動操作位置で保持するための押さえピース及びボルト−ナット類が前記サブレバーと相互に位置ずれを生ずることなく一体回動するように組み付けられることから、当該ハンドレバー装置(が用いられた作業機)を長期間使用しても、前記ボルト類が弛まず、したがって、前記ボルト類により常時所要の締め付け力を確保できるので、前記サブレバーの連れ戻りは生じず、スロットル弁の開度、機関回転数を常時適正に調節できるとともに、前記ボルト類を頻繁に締め直す手間が省ける。
以下、本発明のハンドレバー装置の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は,本発明に係るハンドレバー装置の一実施形態が採用された刈払機の一例を示している。図示例の刈払機1は、所定間隔をあけてグリップ部11,12が並設された筒状のバーハンドル(操作桿)7の先端側に、刈刃13や安全カバー14等からなる作業部3が設けられ、後端側には、前記刈刃13を前記バーハンドル7に内挿されたドライブシャフト8を介して駆動する動力源としての、リコイルスターター6や燃料タンク4が付設された内燃機関(小型空冷2サイクルガソリンエンジン)2が配備されており、この内燃機関2に、スロットル弁CVを有する気化器(詳細図示省略)や点火プラグ5が備えられている。
本実施形態では、前記スロットル弁CVは、気化器側の戻しばね(図示せず)により常時最小(アイドル回転)開度方向に付勢されていて、それに接続されている後述のスロットル(インナー)ケーブル17(図2、図4等を参照)は、従来のもののような弛み(遊び)は生じてはいない。
そして、前記グリップ部11,12のうちの、通常は右手で握る後側のグリップ部11に、前記スロットル弁CVの開度を調整すべく、本実施形態のハンドレバー装置10が適用されている。
前記ハンドレバー装置10は、図2及び図3にその外観が示されている如くに、前記バーハンドル7の前記グリップ部11の前端近傍に外嵌固定されたケース部材20を有し、該ケース部材20に、前記スロットル弁CVに連結されたボーデンケーブル15のアウターチューブ16に挿通された前記スロットルケーブル17を引っ張り操作する、メインレバー30が回動可能に保持されている。前記ケース部材20は、合成樹脂製の右側カバーケース21と左側カバーケース22からなる二分割構造となっている。
前記右側カバーケース21及び前記左側カバーケース22は、それぞれ片面が開口した深さの異なる概略角皿状の外観を有しており、それらは、それぞれ上下二箇所ずつ計四箇所に挿入螺合せしめられたビス24,24、24、24により、前記バーハンドル7を左右から挟むように外嵌固定されている。
前記ケース部材20に揺動自在に保持された前記メインレバー30は、図3、図4、図6に示される如くに、前記右側カバーケース21の内面に設けられた凸部27(図7参照)から左方向に水平に突出する円筒状の支軸26に回動自在に外嵌されたボス部31と、このボス部31に連なり、平面視(図7)で左側に傾斜ないし湾曲せしめられた傾斜湾曲部32と、該傾斜湾曲部32に連なり、手指で握り操作される、直線状に前記グリップ部11の下側に沿って後方へ伸びる握り操作部33と、前記ボス部31に基端側が連結されて斜め上に伸びる半円弧状の揺動レバー部34と、からなっており、前記ボス部31は、前記バーハンドル7の中心軸線Caより平面視で右側に偏って配置され、前記握り操作部33は、前記中心軸線Caより左側に偏って配在されている。
また、前記揺動レバー部34の上部には、後述の引張レバー40を揺動させるべく前方に突出するカム状押動部34aと、前記握り操作部33が握り状態から解放され、後述する復帰用ねじりコイルばね36の付勢力によって前記メインレバー30全体が揺動せしめられるとき、図8、図10に示される解放位置Fにてその所定角度以上の揺動を停止させるべく、前記右側カバーケース21に設けられたストッパ部29に接当係止される後方突出係止部34bと、が設けられている。
また、前記右側カバーケース21に設けられた前記支軸26の自由端(左)側は、前記左側カバーケース22に設けられた凸部28の挿入穴28aに嵌挿され、この支軸26には前記左右のカバーケース21,22を結合するための前記ビスの内の一本24が、前記左側カバーケース22の外側からねじ込まれている。前記メインレバー30は、そのボス部31の左端面が前記凸部28に対接せしめられ、右端面が前記凸部27に対接せしめられ、前記支軸26の中心軸線である第一回動軸線Oaを支点として揺動操作されるようになっている。また、前記メインレバー30の前記ボス部31の右端小径部31aには、前記メインレバー30を解放位置Fに向けて付勢する復帰用ねじりコイルばね36が外嵌されている。このねじりコイルばね36の一端部36aは前記メインレバー30に設けられた係止部30a(図4参照)に係止され、他端部36bは前記右側カバーケース22の内面に係止されている。
なお、前記ねじりコイルばね36による付勢力は、作業中に前記メインレバー30を握り続ける手指に負担を掛けない、必要最低限のものとすると好適である。
前記グリップ部11には、その下面側における、前面視で前記バーハンドル7の中心軸線Caより右側に断面外形が概略「し」字状の膨出部11cが長手方向に沿って設けられるとともに、その膨出部11cの左隣りに、左面側と下面側が開口した断面横倒しL形状のレバー受け部11dが形成されており、前記メインレバー30が握られて揺動操作されたとき、その握り操作部33が前記レバー受け部11dに収まるようにされている。ここでは、前記レバー受け部11dに前記握り操作部33が収まった状態の前記メインレバー30の位置を、前記解放位置Fに対して、セット位置S、あるいは、握り位置Sと称する(図9、図11参照)。なお、前記膨出部11c内には前記ボーデンケーブル15や機関停止スイッチ用等のリード線72(図2参照)が通されている。
一方、前記右側カバーケース21には、図4に示される如くに、第二回動軸線Obを支点として揺動せしめられるとともに、任意の揺動操作位置にて不動状態で保持されるサブレバー50と、このサブレバー50の上部に揺動自在に連結された引張レバー40と、が配在されている。
前記サブレバー50は、図4〜図6を参照すればよくわかるように、前記ケース部材20にその下部が軸支されたレバー部51と、このレバー部51の上部に一体に設けられた断面コ字状部分52Aを有する連結支持部52と、この連結支持部52上にビス止め固定された、滑り止め用凹凸条53aが形成されている側面視横倒し「9」字状の押し引き操作部53と、からなっており、前記連結支持部52の断面コ字状部分52Aに、前記引張レバー40の上部41が圧入ピン45で揺動自在に連結されている。
また、ケース部材20の上面には、図2、図4に示される如くに、前記サブレバー50の始端位置(アイドル位置)Lから終端位置(全開位置)Hへの揺動及びその逆方向の揺動を許容するように、側面視が前記第二回動軸線Obを中心とした円弧状で平面視長方形の切欠開口20fが形成されている。また、前記連結支持部52上で前記押し引き操作部53の下面側には、前記押し引き操作部53の角柱状連結部53bが嵌挿される長穴54aが形成され、前記ケース部材20の上面に形成された前記切欠開口20fを前記連結支持部52及び前記押し引き操作部53と協同して塞ぐように揺動移動せしめられる、側面視が前記第二回動軸線Obを中心とした円弧状で平面視長方形の可動サブカバー54が配在されて、異物が前記切欠開口20fから前記ケース部材20の内部に入り込むのを防止している。
前記サブレバー50における前記押し引き操作部53以外のレバー部分(前記レバー部51、前記連結支持部52、前記可動サブカバー54)は、前記右側カバーケース21内に収納されており、前記サブレバー50は、図8、図9に示される始端位置(アイドル位置)Lから図10、図11に示される後端位置(全開位置)Hまでの範囲内で自由に揺動(押し引き)操作され、任意の揺動操作位置にて指を放しても、不動状態で保持されるようになっている。
すなわち、図5、図6に示される如くに、前記サブレバー50の前記レバー部51と、前記右側カバーケース21の外側に配在されたキャップ状の押さえピース61とが、間にウェーブワッシャ63が介装された状態で、ボルト65−六角ナット66(図4参照)で締め付けられて、前記右側カバーケース21に圧接せしめられており、かつ、前記サブレバー50、前記押さえピース61、及び、前記ボルト65−六角ナット66が、一体回動するように組み付けられている。
より詳細には、前記サブレバー50の前記レバー部51の下部には、前記右側カバーケース21に形成された軸受穴56に嵌挿される軸部55が突設され、この軸部55の外端部に断面矩形の凹部55aがすり割り状に形成されるとともに、前記押さえピース61に前記凹部55aに嵌合せしめられる凸部61aが形成され、前記押さえピース61及び前記軸部55にそれぞれボルト穴61c、55cが形成されるとともに、前記レバー部51の下部における反軸部側に、前記六角ナット66が嵌め込まれる一体回動用の六角嵌合穴58(図4参照)が形成されている。なお、前記ウェーブワッシャ63は、前記押さえピース61に設けられた前記凸部61aに外嵌固定され、該ウェーブワッシャ63と前記右側カバーケース21の外壁面との間、及び、前記レバー部51の下部内側面と前記右側カバーケース21の内壁面との間には、それぞれ円環状のウエアリングプレート64、68(図4、図5参照)が介装されている。
したがって、前記サブレバー50は、前記第二回動軸線Ob(前記ボルト65−六角ナット66の中心軸線)を支点にして前後に揺動操作される。この場合、前記サブレバー50及び前記ウェーブワッシャ63は、前記ボルト65−六角ナット66で前記右側カバーケース21(の側壁部)に圧接するように締め付けられ、この締め付け力によるそれらの間の摩擦抵抗によって、前記サブレバー50を任意の揺動操作位置にて、手放しでも保持できるようになっている。なお、前記第一回動軸線Oaと前記第二回動軸線Obとは同一(鉛直)線上に配在されて、前記メインレバー30の揺動角度が小さくても前記スロットルケーブル17の引き出しストロークを十分に確保できるよう配慮している(図4参照)。
一方、前記引張レバー40は、前記サブレバー50における前記連結支持部52の断面コ字状部分52Aに圧入されている前記ピン45の中心線である第三回動軸線Ocを支点として揺動せしめられる。この引張レバー40の下部42には、前記スロットルケーブル17の先端に取り付けられた端金具18が嵌め込まれて係止されており、この端金具18(の中心)が前記引張レバー40と前記スロットルケーブル17との結合点Kとされている。なお、前記スロットルケーブル17が挿通せしめられている前記ボーデンケーブル15の前記アウターチューブ16の先端(端金具19)は、前記右側カバーケース21に設けられた前記ストッパ部29(図4)で前方への移動が係止され、前記スロットルケーブル17は前記ストッパ部29から真っ直ぐ前方に引き出されて前記引張レバー40の前記下部42に連結されている。
前記メインレバー30の前記カム状押動部34aは、前記引張レバー40の下端寄りに形成されている厚肉中間部分43を押動するようにされている。すなわち、前記引張レバー40は、前記第三回動軸線Ocを支点とし、前記カム状押動部34aの押圧点を力点とし、前記下部42を作用点とする、てこ機構を構成している。
また、前記連結支持部52における前記断面コ字状部分52Aの縦辺部52a(図4、図8〜図11)は、前記メインレバー30が前記解放位置Fにあるとき、及び、前記サブレバー50が前記始端位置Lにあるときにおける、前記引張レバー40と前記ケーブル17との結合点Kの位置が前記第二回動軸線Ob上となるように、前記引張レバー40の前記ケーブル17による引っ張り方向の揺動限界位置を定める係止部となっている(図4、図8〜図11参照)。
ここでは、図8、図9に示される如くに、前記サブレバー50が前記始端位置Lにあるときは、前記引張レバー40が前記ケーブル17に引っ張られて前記サブレバー50の前記縦辺部(係止部)52aに係止されるが、このとき、前記引張レバー40の前記下部42と前記スロットルケーブル17との結合点Kが前記第二回動軸線Ob上に位置し、かつ、前記メインレバー30が図8に示される解放位置Fにあるときは勿論、該解放位置Fから図9に示されるセット位置Sまで揺動操作されても、前記メインレバー30によって前記引張レバー40が動かされることがなく、前記結合点Kの位置が変化しないように、各部の寸法形状が設定されている。
また、図10に示される如くに、前記結合点Kは、前記サブレバー50の回動軸線Ob上に位置しているので、前記サブレバー50を前記始端位置Lから後方へ適宜(例えば前記終端位置Hまで)移動させても、前記メインレバー30を前記解放位置Fから前記セット位置S方向へ揺動させない限り、前記結合点Kの位置は変化しない。つまり、図10に示される如くに、前記サブレバー50が前記終端位置Hにあり、かつ、前記メインレバー30が解放位置Fにあるときは、前記メインレバー30の前記カム状押動部34aが前記引張レバー40に近接するものの、それを押動することがないように、各部の寸法形状が設定されている。
かかる構成のもとでは、図10及び図11に示される如くに、前記サブレバー50を前記始端位置Lから後方へ適宜(例えば全開位置Hまで)親指で移動させた状態で、前記メインレバー30(の握り操作部33)を、図10に示される解放位置Fから図11に示されるセット位置Sまで手指で握って揺動させると、前記メインレバー30の前記カム状押動部34aが、前記引張レバー40の前記厚肉中間部分43を押動し、前記引張レバー40が前記第三回動軸線Ocを支点として時計回りに揺動し、それに伴い、前記スロットルケーブル17が前方側に引っ張られ、前記スロットル弁CVが最小開度(アイドル開度)から開方向に回動せしめられて、前記サブレバー50の揺動操作位置に応じた開度に調節される。この場合、前記引張レバー40と前記メインレバー30からなるてこ機構のレバー比により、前記メインレバー30による前記スロットルケーブル17の引っ張り量が拡大される。
なお、前記左側カバーケース22の左肩中央部には、前記内燃機関2の前記点火プラグ5への電気回路を短絡して前記機関2を停止させるための、スライド式停止スイッチ70が配設されている(図1、図3参照)。
前記の如くの構成とされた本実施形態のハンドレバー装置10においては、前記メインレバー30が解放位置Fにあるとき(アイドリング時)においても、スロットル弁CVを制御するケーブル17に弛み(遊び)が生じないように予めケーブル長等が設定されており、前記サブレバー50を始端位置Lから適宜後方へ引いて移動させた状態で、前記メインレバー30をセット位置Sまで揺動操作すると、前記ケーブル17が引っ張られ、それに伴い、前記スロットル弁CVが最小開度(アイドル開度)から開方向に回動せしめられて、前記サブレバー50の操作位置に応じた開度に調節される。
ここで、前記メインレバー30が解放位置Fにあるとき(アイドリング時)における前記引張レバー40と前記ケーブル17との結合点Kの位置が、前記サブレバー50の揺動支点である第二回動軸線Ob上に設定され、前記サブレバー50の操作位置が、始端(低速)L側乃至終端(高速)H側間の何処であっても、前記引張レバー40と前記ケーブル17との結合点Kの位置が一定となるようにされているので、アイドリング時に、前記サブレバー50を移動操作しても、前記ケーブル17(前記結合点K)は動かず、したがって、スロットル弁CVもアイドル回転開度を保持したままとなるので、アイドル回転数が変動せず安定したものとなり、また、前記ケーブル17に弛みを生じさせないことから、ケーブル17が連結部等から外れ難くなり、その結果、作動の信頼性が増し、商品価値が向上する。
また、前記サブレバー50が前記始端位置Lにあるとき(図8、図9参照)には、前記メインレバー30が揺動操作されても、前記引張レバー40と前記ケーブル17との結合点Kの位置が変化しないようにされているので、前記サブレバー50が始端位置Lにあるアイドリング時に、前記メインレバー30が不測に動かされても(図9)、前記ケーブル17は引っ張られず、したがって、スロットル弁CVもアイドル回転開度を保持したままとなるので、アイドル回転数が変動せず安定したものとなる。このため、前記メインレバー30や前記引張レバー40の不測の変位を阻止するためのロック機構等が不要となり、構造が簡素となる。
さらに、前記スロットル弁CVの開度を所望の作業位置に調節した状態で、例えば不測の事態が生じる等して直ちに前記機関2の回転数をアイドル回転迄低下させたいときには、前記メインレバー30を解放する。前記ケーブル17は常時前記スロットル弁CVの閉方向に付勢されているので、前記カム状押動部34aによる制止が解除された前記引張レバー40が、前記とは逆方向(反時計回り)に移動せしめられ(図10に示される状態)、前記スロットル弁CVが自動的にアイドル回転開度に戻り、前記機関2はアイドリング状態となる。
ここで、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈刃等からなる作業部3に伝達するようにした作業機1であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって前記作業部3への動力伝達が断たれるので、刈刃等の作動が直ちに停止せしめられる。このように一旦前記メインレバー30を解放した後、再びそのメインレバー30を前記セット位置Sまで揺動操作すると、前記サブレバー50は元の操作(作業)位置に保持されたままなので、前記スロットル弁CVが前記メインレバー30が解放される前の開度に再び戻され、前記サブレバー50の再調節は不要となる。
したがって、本実施形態のハンドレバー装置10においては、被駆動部材としてのスロットル弁CVの開度を、ケーブル17を介して調節できるとともに所望の開度に容易に保持させ得、かつ、即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができて高い安全性を確保できる。また、グリップ部11を握る手指を疲れ難くでき、さらには、スロットル弁CVをアイドル回転開度に戻す前の開度に設定したい場合には再調節を不要にできる。
また、前記ケース部材20内に、前記サブレバー50の押し引き操作部53以外のレバー部分(前記レバー部51、前記連結支持部52、前記可動サブカバー54)が収納されるので、前記ケース部材20の外側に前記サブレバー50と一体に回動せしめる一体回動部材等の組み付け配在が不要となり、前記ロック機構も不要となることと相俟って、部品点数を大幅に削減できて、構造を簡素にでき、装置コストを低減できるとともに、外観がすっきりして(図2参照)美観を向上でき、さらには、小型化、軽量化を図り得ると同時に、作業性や操作性をより向上させることができる。
加えて、前記サブレバー50を任意の揺動操作位置で保持するための押さえピース61及びボルト65−六角ナット66が前記サブレバー50と相互に位置ずれを生ずることなく一体回動するように組み付けられていることから、当該ハンドレバー装置10(が用いられた作業機)を長期間使用しても、前記ボルト65−六角ナット66が弛まず、したがって、前記ボルト65−六角ナット66により常時所要の締め付け力を確保できるので、前記サブレバー50の連れ戻りは生じず、前記スロットル弁CVの開度、機関回転数を常時適正に調節できるとともに、前記ボルト類を頻繁に締め直す手間が省ける。

本発明に係るハンドレバー装置の一実施形態が採用された刈払機の一例を示す斜視図。 本発明に係るハンドレバー装置の一実施形態を示す右上後方斜視図。 本発明に係るハンドレバー装置の一実施形態を示す左下前方斜視図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の動作説明に供される、左側カバーケースを取り去り、装置の作業時における一状態を示す部分切欠左側面図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置におけるサブレバー保持機構の説明に供される分解斜視図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置のメインレバー、サブレバー、引張レバー等を示す分解斜視図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の部分切欠透視平面図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の動作説明に供される、左側カバーケースを取り去り、装置の非作業時における一状態を示す部分切欠左側面図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の動作説明に供される、左側カバーケースを取り去り、装置の非作業時における他の状態を示す部分切欠左側面図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の動作説明に供される、左側カバーケースを取り去り、装置の作業時における一状態を示す部分切欠左側面図。 図2、図3に示されるハンドレバー装置の動作説明に供される、左側カバーケースを取り去り、装置の作業時における他の状態を示す部分切欠左側面図。
符号の説明
2 内燃機関
10 ハンドレバー装置
20 ケース部材
17 スロットルインナーケーブル
20f 切欠開口
30 メインレバー
40 引張レバー
41 上部
42 下部
43 中間部分
50 サブレバー
51 レバー部(レバー部分)
51a 下端部
52 連結支持部(レバー部分)
52a 係止部
53 押し引き操作部
54 可動サブカバー
55 軸部
55a 凹部
55c ボルト穴
56 軸受穴
58 嵌合穴
61 押さえピース
61a 凸部
61c ボルト穴
63 ウェーブワッシャ
65 ボルト
66 六角ナット
CV スロットル弁(被駆動部材)
Oa 第一回動軸線
Ob 第二回動軸線
Oc 第三回動軸線
L 始端位置
F 解放位置
K 結合点

Claims (11)

  1. 第一回動軸線(Oa)を支点として揺動操作されるメインレバー(30)と、第二回動軸線(Ob)を支点として揺動操作されるとともに、任意の揺動操作位置にて不動状態で保持されるサブレバー(50)と、このサブレバー(50)上に配在された第三回動軸線(Oc)を支点として揺動せしめられる引張レバー(40)と、を備え、被駆動部材(CV)を制御するためのケーブル(17)が前記引張レバー(40)に連結されていて、前記メインレバー(30)により前記引張レバー(40)を前記第三回動軸線(Oc)を支点として揺動させることによって前記ケーブル(17)を引っ張るようにされるとともに、前記サブレバー(50)の揺動操作位置によって前記メインレバー(30)による前記ケーブル(17)の引っ張り量を調節できるようにされており、
    前記メインレバー(30)が揺動操作されていない解放位置(F)にあるときには、前記サブレバー(50)の揺動操作位置が何処であっても、前記引張レバー(40)と前記ケーブル(17)との結合点(K)の位置が一定となるように、前記引張レバー(40)の前記ケーブル(17)による引っ張り方向の揺動限界位置を定める係止部(52a)が前記サブレバー(50)のレバー部分(52)に設けられていることを特徴とするハンドレバー装置。
  2. 前記サブレバー(50)が揺動操作されていない始端位置(L)にあるときには、前記メインレバー(30)が揺動操作されても、前記引張レバー(40)と前記ケーブル(17)との結合点(K)の位置が変化しないように、前記引張レバー(40)の前記ケーブル(17)による引っ張り方向の揺動限界位置を定める前記係止部(52a)が前記サブレバー(30)のレバー部分(52)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドレバー装置。
  3. 前記メインレバー(30)が前記解放位置(F)にあるとき、及び、前記サブレバー(50)が前記始端位置(L)にあるときにおける前記結合点(K)の位置が、前記第二回動軸線(Ob)上に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドレバー装置。
  4. 前記メインレバー(30)を揺動自在に保持するケース部材(20)内に、前記サブレバー(50)における押し引き操作部(53)以外のレバー部分(51、52)が収納されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のハンドレバー装置。
  5. 前記サブレバー(50)は、前記ケース部材(20)にその下端部(51a)が軸支された前記レバー部分(51)と、該レバー部分(51)の上部に設けられ、前記引張レバー(40)の上部(41)が回動自在に連結された連結支持部(52)と、該連結支持部(52)に一体的に連設された前記押し引き操作部(53)と、からなっていることを特徴とする請求項に記載のハンドレバー装置。
  6. 前記ケース部材(20)の上面に、前記サブレバー(50)の揺動を許容するように切欠開口(20f)が形成され、該切欠開口(20f)を塞ぐように前記サブレバー(50)に伴って揺動移動せしめられる可動サブカバー(54)が配在されていることを特徴とする請求項4、5に記載のハンドレバー装置。
  7. 前記引張レバー(40)の下部(42)に前記ケーブル(17)が連結され、前記メインレバー(30)は、前記引張レバー(40)の中間部分(43)を押動するようにされていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のハンドレバー装置。
  8. 前記サブレバー(50)のレバー部分(51)と前記ケース部材(20)の外側に配在された押さえピース(61)とが、間にウェーブワッシャ(63)が介装された状態で、ボルト−ナット類(65、66)で締め付けられて前記ケース部材(20)に圧接せしめられており、かつ、前記サブレバー(50)、前記押さえピース(61)、及び、前記ボルト−ナット類(65、66)が一体回動するように組み付けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のハンドレバー装置。
  9. 前記サブレバー(50)のレバー部分(51)に、前記ケース部材(20)に設けられた軸受穴(56)に嵌挿される軸部(55)が突設され、この軸部(55)の外端部に非円形断面形状の凹部(55a)もしくは凸部が形成されるとともに、前記押さえピース(61)に前記凹部(55a)もしくは凸部に嵌合せしめられる凸部(61a)もしくは凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のハンドレバー装置。
  10. 前記押さえピース(61)及び前記軸部(55)にボルト穴(61c、55c)が形成されるとともに、前記レバー部分(51)の下端部(51a)における反軸部側に非円形断面形状の前記ナット類(66)が嵌め込まれる一体回動用の嵌合穴(58)が形成されていることを特徴とする請求項に記載のハンドレバー装置。
  11. 前記被駆動部材が、内燃機関(2)のスロットル弁(CV)であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のハンドレバー装置。
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