JP5848112B2 - ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 - Google Patents
ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5848112B2 JP5848112B2 JP2011273709A JP2011273709A JP5848112B2 JP 5848112 B2 JP5848112 B2 JP 5848112B2 JP 2011273709 A JP2011273709 A JP 2011273709A JP 2011273709 A JP2011273709 A JP 2011273709A JP 5848112 B2 JP5848112 B2 JP 5848112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- throttle
- cable
- sub
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
掴持部と、
回動軸となる軸部と、
上記軸部に連結しており、ケーブルと直接的または間接的に接続するケーブル接続部と、を有したハンドレバーであって、
上記軸部と上記掴持部との間に在って、当該軸部および当該掴持部と一体に構成された連結部であって、当該軸部を回動軸として上記ハンドレバーが回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形する連結部と、を有していることを特徴としている。
上記回動の範囲が所定範囲から外れることを規制する規制部材を有していることが好ましい。
上記連結部は、湾曲により弾性変形する湾曲構造体であり、
上記湾曲構造体には、所定量を超えて湾曲しないように抑制する抑制用部材が設けられていることが好ましい。
エンジンのスロットル弁を操作するスロットルレバー装置であって、
請求項1から3までの何れか1項に記載のハンドレバーと、
上記軸部に配されたレバーシャフトと、
上記ケーブル接続部に接続された上記ケーブルであって、上記エンジンのスロットル弁に接続することができる上記ケーブルと、
上記エンジンの回転数を予め設定するサブレバーが設けられており、
上記掴持部を掴持することによって、上記ケーブルを介してスロットル弁の開度を制御し、当該スロットル弁の最大開度が上記サブレバーによって予め設定されることを特徴としている。
上記スロットルレバー装置には、上記サブレバーにより予め設定した上記エンジンの回転数に達した状態から更にスロットル弁の開度を一時的に上昇させる加速レバーが設けられており、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーの上記軸部と同軸上に位置し、上記ハンドレバーと共に回動し、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーが最大回動位置まで回動してから更に回動する構成となっていることが好ましい。
本実施形態では、本発明の一実施形態のスロットルレバー装置およびハンドレバーを説明する。以下では、ハンドレバーを具備するスロットルレバー装置を刈払機に搭載した例について説明する。
図1は、スロットルレバー装置10を有する刈払機1の斜視図である。刈払機1は、例えば農林業で使用される可搬式の草刈用機械である。
図3は、スロットルレバー装置10の分解図である。スロットルレバー装置10は、図3に示すように、外殻としての1対のアウターケース14a,14bを有しており、サブレバー12は、一方のアウターケース14bの更に外側に配設されている。また他方のアウターケース14aにはストップスイッチ80が取り付けられている。
以下、加速レバー13とサブレバー12とメインレバー11との協働機構について、説明する。
具体的には、このレバーシャフト19の軸位置の移動により、メインレバー11および加速レバー13が後方グリップ部8bから離れる方向に移行する。そのため、加速レバー13のタイコ支持体13bのタイコ収容部13cの位置は図6と図9とで差が無い一方で、メインレバー11および加速レバー13の回動範囲が広くなる(回動角度が大きくなる)ことから、図10に示すように「スロットル開」としてスロットルケーブルを最大限引っ張った場合に、図7よりもタイコ収容部13cの位置を大きく変化させることができる(図10中の矢印で示す範囲)。すなわち、図10のほうが図7よりもスロットル弁の最大開度を大きくすることができる。例えば、図10に示すようにスロットルケーブルを最大限引っ張った場合、エンジン6(図1)の回転数を10000rpm(エンジン自体の最大回転数と等しい)とすることができる。
ここで、例えば図7および図12のように、サブレバー12によって、エンジンの回転数をエンジン自身がもつ最大回転数よりも低く設定した場合において、サブレバー12で設定した最大回転数で刈刃4(図1)を回転駆動している最中に、エンジンの出力を一時的に上げて刈刃4をより高速で駆動するシチュエーションがある。例えば、草刈を進めている際に草木が密集している領域に進入して作業効率が落ちかけた場合に、エンジン出力を一時的に上げる場合がある。このようなシチュエーションにおいて、サブレバー12を図9に示す最大位置方向へ移動して対応することも可能であるが、サブレバー12は板バネ20により任意の位置で摩擦により保持されるように固定されているため、俊敏な操作や頻繁な操作には不向きであり、作業効率も上がらない。
そこで、本実施形態のスロットルレバー装置10は、エンジンの出力を一時的に上げるための加速レバー13を備えている。
本実施形態のスロットルレバー装置10に配設されているメインレバー11は、メインレバー11自体に、メインレバー11の遊びを実現することができる構造を有している。ここでメインレバー11の遊びとは、後方グリップ部8bに近接した或る範囲内にメインレバー11が位置している状態において、この範囲内であればメインレバー11が回動しても、タイコ支持体13bは位置が変化せずタイコ77も移動しない、すなわち、スロットルケーブル7が当該範囲内の回動に伴って引っ張られたり緩められたりすることがない状態をいう。この範囲は、遊び区間である。
本実施形態のスロットルレバー装置10は、作業中に手や衣服などがメインレバー11に引っ掛かったり、装置を運んでいる最中に物などがメインレバー11に引っ掛かったりして、後方グリップ部8bから離れる方向にメインレバー11に図16に示す方向の外力が及んで、メインレバー11および加速レバー13が不都合に回動する場合が想定される。当該回動は、メインレバー11の損壊を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態のスロットルレバー装置10では、上述の突起部60が、当該回動によって、その先端をレバーシャフト軸受部11cに接触させることができる。この接触により、弾性領域40は弾性変形が抑止されて、メインレバー11の当該回動を防ぎ、メインレバー11の損壊を回避することができる。
本実施形態のスロットルレバー装置10に具備されたメインレバー11は、以上のように、掴持領域30とレバーシャフト軸受部11cとの間にあってこれらと一体に構成された弾性領域40を有しており、弾性領域40は、レバーシャフト軸受部11cに配されるレバーシャフト19を中心としてメインレバー11(掴持領域30)が回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形して、掴持領域30に、当該回動の軌跡に似た軌跡の動きを実現させている。ここで、本実施形態において当該回動が起こらない状態とは、メインレバー11の停止部11bが、アウターケース14aと接触した状態をいう(図7、図10、図12〜図14)。上記の構成によれば、本実施形態のメインレバー11には、上述した従来構成に設けられたケーブル作動レバー132とねじりバネの機能が一体化されていることから、これらが不要であり、よって、従来構成よりも少ない部品点数で上述したメインレバーの遊びを実現することができる。
本実施形態では、加速レバー13にタイコ支持体13bおよびタイコ収容部13cが設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの構成が、メインレバーに設けられていても良い。その場合の態様について、図20に例示している。
本発明に係るスロットルレバー装置の他の実施形態(第2実施形態)を説明する。なお、説明の便宜上、上記第1実施形態にて説明した部材と同じ機能を有するものは、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図22は、スロットルレバー装置10´の分解図である。図22は、図3に対応している。図22のスロットルレバー装置10´は、図3に示すメインレバー11と加速レバー13とに代えて、メインレバー11´を備えている。またレバーシャフト19は、レバースプリング23と、メインレバー11´とを回動可能に支持している。すなわち、メインレバー11´には、レバーシャフト19を貫通させる貫通孔が設けられている。
初期位置とは、メインレバー11´を操作しない、すなわち、メインレバー11´を掴持しない状態での、タイコ77の位置をいう。
以下、サブレバー12とメインレバー11´との協働機構について説明する。
本実施形態では、タイコ支持体11´eおよびタイコ収容部11´fがメインレバー11´と一体化している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図28に示すように、別体で構成されたタイコ保持部材90をメインレバー11´に隣接させて配置し、タイコ保持部材90を、回動するメインレバー11´の一部分11kが接触すると、固定軸91を中心に回動する構成とすることができる。この回動により、保持しているタイコ77が移動してスロットルケーブル7が引っ張られてスロットル弁が開くように構成することができる。
図29は、第2の変形例のメインレバー11−2の側面図である。第2の変形例では、スロットルケーブルのインナー側スロットルケーブル72が、折り返し部材としてのプーリ11pを介して引っ張られる構成となっており、このプーリ11pが、メインレバー11におけるレバーシャフト軸受部11cおよび停止部11bが設けられている側の端部に設けられた支持体の先端に取り付けられている。この場合、タイコ77は、例えばアウターケースの内面に係止される構成とすればよい。
2 操作棹
3 作業部
4 刈刃
5 飛散防護カバー
6 エンジン
7 スロットルケーブル(ケーブル)
8a 前方グリップ部
8b 後方グリップ部
10 スロットルレバー装置
11、11´、11−1、11−2、 メインレバー(ハンドレバー)
11a メインレバー側稼働壁(ケーブル接続部)
11b 停止部
11c レバーシャフト軸受部(軸部)
11e、11−1e タイコ支持体
11f、11´f タイコ収容部
11k 一部分
11p プーリ
11r スロットルロック受け部
12 サブレバー
12´ 貫通孔
13 加速レバー(ケーブル接続部)
13a 下面
13b タイコ支持体
13c タイコ収容部
13d 加速レバー側稼働壁
14a,14b アウターケース
14´ 開口部
14´´ 孔
14b´ 貫通孔
14r スロットルロック
14s 停止部用受け部
14t 支持部
15 アウター用ナット
16 アウター用ネジ
17a,17b インナーケース
17b´サブレバー取り付け凸部17b´
18 インナー用ネジ
19 レバーシャフト
20 板バネ
21 ネジ
22 樹脂ワッシャー
23 レバースプリング
24 樹脂ワッシャー
30 掴持領域
40 弾性領域
50 スロットルロック受け部
60 突起部
71 アウター側スロットルケーブル
72 インナー側スロットルケーブル
77 タイコ
80 ストップスイッチ
90 タイコ保持部材
91 固定軸
Claims (5)
- 掴持部と、
回動軸となる軸部と、
上記軸部に連結しており、ケーブルと直接的または間接的に接続するケーブル接続部と、を有したハンドレバーであって、
上記軸部と上記掴持部との間に在って、当該軸部および当該掴持部と一体に構成された連結部であって、当該軸部を回動軸として上記ハンドレバーが回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形する連結部と、を有していることを特徴とするハンドレバー。 - 上記回動の範囲が所定範囲から外れることを規制する規制部材を有していることを特徴とする請求項1に記載のハンドレバー。
- 上記連結部は、湾曲により弾性変形する湾曲構造体であり、
上記湾曲構造体には、所定量を超えて湾曲しないように抑制する抑制用突起が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のハンドレバー。 - エンジンのスロットル弁を操作するスロットルレバー装置であって、
請求項1から3までの何れか1項に記載のハンドレバーと、
上記軸部に配されたレバーシャフトと、
上記ケーブル接続部に接続された上記ケーブルであって、上記エンジンのスロットル弁に接続することができる上記ケーブルと、
上記ハンドレバーによって制御可能な上記エンジンの最大回転数を予め設定するサブレバーが設けられており、
上記掴持部を掴持することによって、上記ケーブルを介してスロットル弁の開度を制御し、当該スロットル弁の最大開度が上記サブレバーによって予め設定されることを特徴とするスロットルレバー装置。 - 上記スロットルレバー装置には、上記サブレバーにより予め設定した上記エンジンの最大回転数に達した状態から更にスロットル弁の開度を一時的に上昇させる加速レバーが設けられており、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーの上記軸部と同軸上に位置し、上記ハンドレバーと共に回動し、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーが最大回動位置まで回動してから更に回動する構成となっていることを特徴とする請求項4に記載のスロットルレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011273709A JP5848112B2 (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011273709A JP5848112B2 (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013124589A JP2013124589A (ja) | 2013-06-24 |
JP5848112B2 true JP5848112B2 (ja) | 2016-01-27 |
Family
ID=48776020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011273709A Active JP5848112B2 (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5848112B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6415934B2 (ja) | 2014-11-10 | 2018-10-31 | 株式会社やまびこ | ワイヤースロットル調整装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10317999A (ja) * | 1997-05-15 | 1998-12-02 | Kubota Corp | 農作業機のアクセル操作構造 |
JP3732351B2 (ja) * | 1999-02-09 | 2006-01-05 | 株式会社共立 | ハンドレバー装置 |
JP2001107752A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Komatsu Zenoah Co | スロットルレバー装置 |
-
2011
- 2011-12-14 JP JP2011273709A patent/JP5848112B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013124589A (ja) | 2013-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5718052A (en) | Hand lever device | |
US5664543A (en) | Hand lever device | |
JPH0914004A (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP3529199B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
US6196082B1 (en) | Hand lever device | |
US6182524B1 (en) | Hand lever apparatus | |
JP5848112B2 (ja) | ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 | |
JP4485986B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP6186265B2 (ja) | 作業機 | |
JP2995062B2 (ja) | 内燃機関用スロットル装置 | |
JP2001107752A (ja) | スロットルレバー装置 | |
EP3466247B1 (en) | Hand-held working machine | |
JP2003169521A (ja) | 刈払機 | |
JP4496198B2 (ja) | スロットル操作機構及び携帯型作業機 | |
JP3483669B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP3946382B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP4490322B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP4094786B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP4724819B2 (ja) | 動力作業機 | |
JP4547059B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP3616266B2 (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP3133694U (ja) | ハンドレバー装置 | |
JP4666824B2 (ja) | 刈払機等におけるエンジンのスロットル調整装置 | |
JP2001275432A (ja) | 把手装置およびこれを用いる刈払機 | |
JP2000356142A (ja) | ハンドレバー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150909 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5848112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |