JP2006194215A - 動力出力装置およびその制御方法並びに自動車 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法並びに自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】 空燃比センサの異常判定を確実に行なう。
【解決手段】 要求パワーPe*が参照パワーPrefより小さく(ステップS120)、空燃比センサの異常判定に先立って成立する必要のある異常判定条件が成立すると共に(ステップS140)エンジンへの燃料の供給が停止されていて(ステップS150),車速Vが参照車速Vref2を超えていて(ステップS160)、空燃比センサの異常判定を開始してから所定時間経過していないときには(ステップS170)、空燃比センサの異常を判定する(ステップS180)と共にエンジンへの燃料供給が停止してエンジンが回転数Nref1で回転するようエンジンを制御する(ステップS190,S300〜ステップS340)。こうすれば、エンジンの異常の判定を確実に行なうことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、動力出力装置およびその制御方法並びに自動車に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、エンジンへの燃料の供給を停止している状態でエンジンをモータリングして空燃比センサの異常を検出するものが提案されている(特に、特許文献1参照)。この動力出力装置では、エンジンの燃料供給系や点火系などに異常が生じていないときに空燃比センサの異常を検出するから、空燃比センサの異常を確実に判定することができるとしている。
特開平5−106492号公報
しかしながら、上述の動力出力装置では、通常空燃比センサの異常を検出するまでに所定時間(例えば、5秒間程度)必要であるため、エンジンのモータリングを所定時間継続していないと空燃比センサの異常を判定できない。エンジンとモータとを動力源として備える動力出力装置では、一般的にエンジンへの燃料供給を停止した状態でエンジンのモータリングが継続される機会が少ないため、空燃比センサの異常を判定する機会も少なくなってしまう。空燃比センサに異常が生じるとエンジンの空燃比制御が困難になるため、異常の判定を確実に行なうことが望ましい。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに自動車は、内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段の異常の判定を確実に行なうことを目的とする。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに自動車は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
内燃機関からの動力と該内燃機関とは異なる駆動源からの動力とを駆動軸に出力可能な動力出力装置であって、
前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記駆動軸に要求される要求動力を設定する要求動力設定手段と、
前記内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、前記内燃機関への燃料供給が停止された状態で該内燃機関の回転を維持しながら前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて該空燃比検出手段の異常を判定すると共に前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明の動力出力装置では、内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、内燃機関への燃料供給が停止された状態で内燃機関の回転を維持しながら空燃比検出手段からの検出信号に基づいて空燃比検出手段の異常を判定すると共に設定された要求動力に基づく動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関とモータリング手段と駆動源とを制御する。この結果、空燃比検出手段の異常の判定を確実に行なうことができる。もとより、要求動力に基づく動力を駆動軸に出力することができる。
本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記動力出力装置が起動されてから前記空燃比検出手段が所定の性能で動作可能となる条件を前記所定の判定条件の一つとして含んで制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、空燃比検出手段の異常の判定をより確実に行なうことができる。
本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記動力出力装置が起動されてから前記空燃比検出手段の異常の判定がなされていない条件を前記所定の条件の一つとして含んで制御する手段であるものとすることもできる。また、本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記駆動軸の回転数が所定の実行回転数以上である条件を前記所定の判定条件の一つとして含んで制御する手段であるものとすることもできる。
本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記所定の判定条件が成立していない場合に前記駆動軸の回転数が所定の停止回転数未満のときには、前記内燃機関の間欠運転を伴って前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、所定の判定条件が成立していない場合に駆動軸の回転数が所定の停止回転数未満のときには、内燃機関の間欠運転を伴って要求動力に基づく動力を駆動軸から出力することができる。
本発明の動力出力装置において、前記モータリング手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備え、前記駆動源は、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機であるものとすることもできる。この場合、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段であるものとすることもできるし、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に取り付けられた第1の回転子と前記駆動軸に取り付けられた第2の回転子とを備え、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁作用による電力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する対回転子電動機であるものとすることもできる。
本発明の自動車は、上述したいずれかの態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、内燃機関からの動力と該内燃機関とは異なる駆動源からの動力とを駆動軸に出力可能な動力出力装置であって、前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、前記駆動軸に要求される要求動力を設定する要求動力設定手段と、前記内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、前記内燃機関への燃料供給が停止された状態で該内燃機関の回転を維持しながら前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて該空燃比検出手段の異常を判定すると共に前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に接続されてなることを要旨とする。
本発明の自動車では、上述したいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載しているから、本発明の動力出力装置の奏する効果、例えば、空燃比検出手段の異常の判定を確実に行なうことができる効果や要求動力に基づく動力を駆動軸に出力することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、駆動源と、前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、を備え、前記内燃機関からの動力と前記駆動源からの動力とを駆動軸に出力可能な動力出力装置の制御方法であって、
(a)前記駆動軸に要求される要求動力を設定し、
(b)前記内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、前記内燃機関への燃料供給が停止された状態で該内燃機関の回転を維持しながら前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて該空燃比検出手段の異常を判定すると共に前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する
ことを要旨とする。
本発明の動力出力装置の制御方法では、内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、内燃機関への燃料供給が停止された状態で内燃機関の回転を維持しながら空燃比検出手段からの検出信号に基づいて空燃比検出手段の異常を判定すると共に設定された要求動力に基づく動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関とモータリング手段と駆動源とを制御する。この結果、空燃比検出手段の異常の判定を確実に行なうことができる。もとより、要求動力に基づく動力を駆動軸に出力することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、吸入空気量と燃料噴射量との比(A/F)を検出する空燃比センサ22aなどのエンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。空燃比センサ22aは、図示しないジルコニア固体電解質を外側電極と内側電極とで挟持してなる周知のヒータ付き酸素センサとして構成されており、所定温度に達すると十分な性能で測定した酸素濃度から空燃比AFを検出する。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に空燃比センサ22aの異常を判定する際の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば8msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,エンジン22の回転数Ne,バッテリ50の出力制限Wout,空燃比センサ22aからの空燃比AFなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ23aからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の出力制限Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、設定された要求パワーPe*が燃費向上のためエンジン22への燃料供給を停止する閾値として参照パワーPrefより小さいか否かを判定する(ステップS120)。要求パワーPe*が参照パワーPrefより大きいときには、エンジン22の燃料の供給を停止せず空燃比センサ22aの異常判定を行なわないから、続いて、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図4に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS300)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図5に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2に減速ギヤ35のギヤ比Grを乗じたリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(3)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ−Nm2/(Gr・ρ) …(1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*−Nm1)+k2∫(Nm1*−Nm1)dt …(2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の出力制限Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上限としてのトルク制限Tmaxを次式(3)により計算すると共に(ステップS 310)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(4)により計算し(ステップS320)、計算したトルク制限Tmaxと仮モータトルクTm2tmpとを比較して小さい方をモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する(ステップS330)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の出力制限の範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(4)は、前述した図5の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmax=(Wout−Tm1*・Nm1)/Nm2 …(3)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(4)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS340)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
一方、設定された要求パワーPe*が参照パワーPrefより小さいときには、空燃比センサ22aの異常判定に先立って成立する必要のある条件、即ち、ハイブリッド自動車20が起動されてから空燃比センサ22aが十分に暖められており所定の性能で動作できる状態であること(例えば、空燃比センサ22aの温度が所定温度以上であったり、エンジン22の冷却水温が所定温度以上であること)やハイブリッド自動車20が起動されてから空燃比センサ22aの異常判定が1回実行されていないことを含む異常判定条件が成立しているか(ステップS140)や前回本ルーチンを実行したときにエンジン22への燃料の供給が停止されているか(ステップS150),車速Vがエンジン22への燃料の供給を停止した状態でエンジン22の回転を維持しながらエンジン22を運転すると運転者が乗り心地の悪さを感じる閾値としての参照車速Vref2を超えているか(ステップS160)、前回本ルーチンを実行したときに空燃比センサ22aの異常の判定を行なっていれば異常判定を開始してから異常判定に必要な所定時間(例えば、5秒間)経過していないか(ステップS170)を判定する。ステップS140からS170の各判定を行なうのは以下の理由に基づく。
エンジン22への燃料供給を停止するとエンジン22の排ガス中の酸素濃度が外気の酸素濃度に近づく。このような状態で、空燃比センサ22aからの空燃比AFを検出すると、空燃比センサ22aが正常に動作していれば検出された空燃比が外気に近い値になり、空燃比センサ22aに異常が生じていれば検出された空燃比が外気から外れた値になる。つまり、エンジン22への燃料供給を停止している状態で空燃比センサ22aにより検出された空燃比AFを調べると、空燃比センサ22aの異常を判定することができる。このような空燃比センサ22aの異常判定は、空燃比センサ22aが十分な性能で動作可能な環境にあることやエンジン22への燃料供給を停止しているなどいくつかの前提条件が成立した上で行なう必要がある。実施例では、空燃比センサ22aの異常判定に先立ち、前述したステップS140からステップS170の各判定を行なうものとした。
ステップS140からステップS170の各判定が成立したときには、空燃比センサ22aからの空燃比AFに基づいて空燃比センサ22aの異常判定を行ない(ステップS180)、続いて、エンジン22の目標回転数Ne*をNref1(例えば、毎分1000回転)に設定すると共に目標トルクTe*を値零に設定し(ステップS190)、ステップS300以降の処理を実行し、本ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22への燃料の供給を停止すると共にエンジン22が目標回転数Ne*(=Nref1)で回転するようエンジン22の制御を行ない、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうすれば、空燃比センサ22aの異常判定を行なう条件が成立したときには、空燃比センサ22aの異常判定を行なうと共にエンジン22への燃料の供給を停止してエンジン22が目標回転数Ne*(=Nref1)で回転するよう制御するから、異常判定を確実に行なうことができる。
一方、ステップS140からステップS160の各判定のいずれかが成立しないときには、異常判定を行なわずに、車速Vが空燃比センサ22aの異常判定を行なっていないときにエンジン22を停止する車速の閾値として参照車速Vref1より大きいか否かを判定する(ステップS210)。また、ステップS170の処理で所定時間が経過していると判定されたときには、異常判定を終了し(ステップS200)、ステップS210の処理に進む。ステップS210の処理で車速Vが参照車速Vref1より大きいと判定されれば、エンジン22の目標回転数Ne*をNref2(例えば、毎分800回転)に設定すると共に目標トルクTe*を値零に設定し(ステップS220)、ステップS300以降の処理を実行し、本ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22への燃料の供給を停止すると共にエンジン22が目標回転数Ne*(=Nref2)で回転するようエンジン22の制御を行なう。一方、ステップS210の処理で車速Vが参照車速Vref1より小さいと判定されれば、エンジン22の目標回転数Ne*を値零に設定すると共に目標トルクTe*を値零に設定し(ステップS230)、ステップS300以降の処理を実行し、本ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22への燃料の供給を停止すると共にエンジン22の回転が停止するようエンジン22の制御を行ない、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このように、ステップS140からステップS170の各判定のいずれかが成立しないときには、車速Vに応じた運転状態でエンジン22が運転されるようエンジン22を制御することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の要求パワーPe*が参照パワーPrefより小さいと共にステップS140からステップS170の処理における各判定が成立したときには、空燃比センサ22aの異常の判定を実行すると共にエンジン22への燃料供給を停止した状態でエンジン22が回転数Nref1で回転するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御する。この結果、空燃比センサ22aの異常の判定を確実に行なうことができる。しかも、こうした異常判定を行なっている最中でも、要求動力に基づく動力を駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力することができる。また、エンジン22の要求パワーPe*が参照パワーPrefより小さいと共にステップS140からステップS170の処理が成立しないときには、エンジン22が車速Vに応じた運転状態で運転されるようエンジン22やモータMG1,MG2を制御する。この結果、車速Vに応じた制御をすることができる。そして、エンジン22の要求パワーPe*が参照パワーPrefより大きいときは、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22を制御するから、燃費の向上を図ることができる。もとより、要求動力に基づく動力を駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS160の処理では、車速Vが参照車速Vref2より大きいか否かを判定するものとしたが、ステップS160の処理を行なわないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS160の処理やステップS200の処理では、車速Vに基づいて判定を行なうものとしたが、駆動軸としてリングギヤ軸32aの回転を検出して、検出した回転数に基づいて判定を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図6における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、22a 空燃比センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35,減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、 70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。


Claims (10)

  1. 内燃機関からの動力と該内燃機関とは異なる駆動源からの動力とを駆動軸に出力可能な動力出力装置であって、
    前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
    前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
    前記駆動軸に要求される要求動力を設定する要求動力設定手段と、
    前記内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、前記内燃機関への燃料供給が停止された状態で該内燃機関の回転を維持しながら前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて該空燃比検出手段の異常を判定すると共に前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 前記制御手段は、前記動力出力装置が起動されてから前記空燃比検出手段が所定の性能で動作可能となる条件を前記所定の判定条件の一つとして含んで制御する手段である請求項1記載の動力出力装置。
  3. 前記制御手段は、前記動力出力装置が起動されてから前記空燃比検出手段の異常の判定がなされていない条件を前記所定の条件の一つとして含んで制御する手段である請求項1または2記載の動力出力装置。
  4. 前記制御手段は、前記駆動軸の回転数が所定の実行回転数以上である条件を前記所定の判定条件の一つとして含んで制御する手段である請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定の判定条件が成立していない場合に前記駆動軸の回転数が所定の停止回転数未満のときには、前記内燃機関の間欠運転を伴って前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する手段である請求項1ないし4いずれか記載の動力出力装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の動力出力装置であって、
    前記モータリング手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備え、
    前記駆動源は、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機である
    動力出力装置。
  7. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段である請求項6記載の動力出力装置。
  8. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に取り付けられた第1の回転子と前記駆動軸に取り付けられた第2の回転子とを備え、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁作用による電力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する対回転子電動機である請求項6記載の動力出力装置。
  9. 請求項1ないし8いずれか記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に接続されてなる自動車。
  10. 内燃機関と、駆動源と、前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、を備え、前記内燃機関からの動力と前記駆動源からの動力とを駆動軸に出力可能な動力出力装置の制御方法であって、
    (a)前記駆動軸に要求される要求動力を設定し、
    (b)前記内燃機関への燃料供給を停止する条件を含む所定の判定条件が成立したときには、前記内燃機関への燃料供給が停止された状態で該内燃機関の回転を維持しながら前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて該空燃比検出手段の異常を判定すると共に前記設定された要求動力に基づく動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段と前記駆動源とを制御する
    動力出力装置の制御方法。



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