JP2006192568A - 半径方向に交互に位置する溝セグメント配置形態を有するcmpパッド - Google Patents

半径方向に交互に位置する溝セグメント配置形態を有するcmpパッド Download PDF

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Abstract

【課題】研磨パッドの溝配置形態を制御し、研磨を改善する。
【解決手段】研磨パッド104は、環状の研磨トラック122を有し、研磨トラックをそれぞれが横切る複数の溝148を含む。各溝は、複数の流れ制御セグメントCS1〜CS3と、研磨トラック内に位置する少なくとも二つの勾配不連続部とを含む。
【選択図】図2A

Description

本願は、2005年1月13日に出願され、現在係属中の米国出願11/03263号の一部継続出願である。
本発明は一般に研磨の分野に関する。特に、本発明は、半径方向に交互に位置する溝セグメント配置形態を有するケミカルメカニカルポリッシング(CMP)パッドに関する。
集積回路及び他の電子素子の製造においては、導体、半導体及び絶縁材料の多数の層を半導体ウェーハに付着させ、半導体ウェーハからエッチングする。導体、半導体及び絶縁材料の薄い層は、多数の付着技術によって付着させることができる。最新のウェーハ加工で一般的な付着技術としては、とりわけ、物理蒸着法(PVD)(スパッタリングとしても知られる)、化学蒸着法(CVD)、プラズマ化学蒸着法(PECVD)及び電気化学的めっき法がある。一般的なエッチング技術としては、とりわけ、湿式及び乾式の等方性及び異方性エッチングがある。
材料層が逐次に付着され、エッチングされるにつれ、ウェーハの表面が非平坦になる。後続の半導体加工(たとえばフォトリソグラフィー)はウェーハが平坦面を有することを要するため、ウェーハは定期的に平坦化されなければならない。望ましくない表面トポロジーならびに表面欠陥、たとえば粗面、凝集した材料、結晶格子の損傷、スクラッチ及び汚染された層又は材料を除去するためにはプラナリゼーションが有用である。
ケミカルメカニカルプラナリゼーション又はケミカルメカニカルポリッシング(CMP)は、半導体ウェーハ及び他の加工物を平坦化するために使用される一般的な技術である。二軸回転研磨機を使用する従来のCMPでは、ウェーハキャリヤ又は研磨ヘッドがキャリヤアセンブリに取り付けられる。研磨ヘッドがウェーハを保持し、研磨機中で研磨パッドの研磨層と接する状態に配置する。研磨パッドは、平坦化されるウェーハの直径の2倍を超える直径を有する。研磨中、研磨パッド及びウェーハがそれぞれの同心的中心を中心に回転し、その間にウェーハが研磨層と係り合う。ウェーハの回転軸は、研磨パッドの回転軸に対し、ウェーハの半径よりも大きい距離だけオフセットして、パッドの回転がパッドの研磨層上に環状の「ウェーハトラック」を描き出すようになっている。ウェーハの唯一の運動が回転である場合、ウェーハトラックの幅はウェーハの直径に等しい。しかし、一部の二軸研磨機では、ウェーハは、その回転軸に対して垂直な平面で振動する。この場合、ウェーハトラックの幅は、振動による変位を考慮する量だけウェーハの直径よりも広くなる。キャリヤアセンブリは、ウェーハと研磨パッドとの間に制御可能な圧力を提供する。研磨中、スラリー又は他の研磨媒体を研磨パッド上に流し、ウェーハと研磨層との間の隙間に流し込む。ウェーハ表面は、研磨層及び表面上の研磨媒体の化学的かつ機械的作用によって研磨され、平坦化される。
研磨パッド設計を最適化しようとして、CMP中の研磨層、研磨媒体及びウェーハ表面の間の相互作用がますます研究されている。長年にわたる研磨パッド開発の大部分は経験的性質のものであった。研磨面又は研磨層の設計の多くは、スラリー利用度及び研磨均一性を高めると主張される様々なパターンの空隙及び/又は溝構造をこれらの層に設けることに集中してきた。長年にわたり、多くの異なる溝及び空隙のパターン及び構造が具現化されてきた。従来技術の溝パターンとしては、とりわけ、放射状、同心円状、デカルト格子状及びらせん状がある。従来技術の溝配置形態としては、すべての溝の幅及び深さが均一である配置形態ならびに溝の幅又は深さが溝ごとに異なる配置形態がある。
回転CMPパッドの一部の設計者は、パッドの中心からの一つ以上の半径方向距離に基づいて互いに変化する二つ以上の溝配置形態を含む溝配置形態を有するパッドを設計した。これらのパッドは、とりわけ、研磨均一性及びスラリー利用度に関して優れた性能を提供すると主張されている。たとえば、Osterheldらへの米国特許第6,520,847号で、Osterheldらは、三つの同心環状領域を有し、各領域が他二つの領域の配置形態とは異なる溝配置形態を含むいくつかのパッドを開示している。配置形態は、異なる実施態様で様々に異なる。配置形態の異なり方としては、溝の数、断面積、間隔及びタイプの違いがある。Kimらへの韓国特許出願公開公報第1020020022198号に記載された、従来技術CMPパッドのもう一つの例では、Kimらのパッドは、概ね半径方向の複数の非直線的な溝であって、(1)パッドの半径方向内側部分ではパッドの設計回転方向にカーブし、(2)ウェーハトラック内でカーブを反転させ、(3)パッドの外周に隣接するところで設計回転方向とは反対の方向にカーブする溝を含む。Kimらは、この溝配置形態が、研磨加工の副生成物を速やかに排出させることにより、欠陥を最小限にすると示唆している。
これまで、パッド設計者は、互いに異なる又は研磨層の異なる領域で変化する二つ以上の溝配置形態を含むCMPパッドを設計してきたが、これらの設計は、研磨媒体体がウェーハとパッドとの間の隙間を流れる速度をウェーハトラックの幅方向で変化させることから生じうる利点を直接、考慮してはいない。本発明者による現在の研究は、ウェーハトラックの一つ以上の領域の中ではパッド−ウェーハの隙間内で研磨媒体を比較的高速で流れさせ、ウェーハトラックの一つ以上の他の領域の中では研磨媒体の流れを抑制することにより、研磨を改善することができることを示す。したがって、パッド−ウェーハの隙間内での研磨媒体の流れを制御し、その速度を変化させるCMP研磨パッド設計が要望されている。
本発明の一つの態様で、a)研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを形成するために形成された研磨層であって、回転中心を有し、かつ回転中心と同心であり、幅を有する環状研磨トラックを含む研磨層、ならびにb)研磨層に位置する複数の溝であって、それぞれが、環状研磨トラックの幅全体を横切り、環状研磨トラック内に少なくとも二つの不連続部を有する外部曲率を含み、少なくとも二つの不連続部が、互いに反対方向にあり、外部曲率の値の増減を提供し、第一の不連続部の半径方向内側への第一の方向と、第一の不連続部と第二の不連続部との間の第二の方向と、第二の不連続部の半径方向外側への第三の方向とを有し、少なくとも一対の隣接する方向の間の方向の変化が−85°〜85°である溝を含む研磨パッドが提供される。
本発明のもう一つの態様では、Nが数を表し、各溝がN個の不連続部を有し、N個の不連続部でN個の移行が起こり、N+1個の流れ制御セグメントがN個の移行と交互に位置し、N個の移行それぞれが、研磨トラックの幅を2Nで割ったもの以下の幅を有する前記研磨パッドが提供される。
本発明のさらなる態様で、研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを研磨する方法であって、a)i)研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを研磨するように形成された研磨層であって、回転中心を有し、回転中心と同心であり、幅を有し、少なくとも三つの流れ制御ゾーンを有する環状研磨トラックを含む研磨層、ならびにii)研磨層に位置する複数の溝であって、それぞれが、環状研磨トラックの幅全体を横切り、環状研磨トラック内に少なくとも二つの不連続部を有する外部曲率を含み、少なくとも二つの不連続部が、互いに反対方向にあり、外部曲率の値の増減を提供し、第一の不連続部の半径方向内側への第一の方向と、第一の不連続部と第二の不連続部との間の第二の方向と、第二の不連続部の半径方向外側への第三の方向とを有し、少なくとも一対の隣接する方向の間の方向の変化が−85°〜85°である溝を含む研磨パッドを用いて研磨を実施することと、b)少なくとも三つの流れ制御ゾーンそれぞれによって基材の除去速度を調節することとを含む方法が提供される。
図面を参照すると、図1は、一般に、本発明の研磨パッド104と一緒に使用するのに適した二軸ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)研磨機100の主な特徴を示す。研磨機パッド104は一般に、研磨媒体120の存在下で加工物の被研磨面116の研磨を実施するために、物品、たとえばとりわけ半導体ウェーハ112(加工済み又は未加工)又は他の加工物、たとえばガラス、フラットパネル表示装置もしくは磁気情報記憶ディスクと係り合うための研磨層108を含む。便宜上、以下、総称性を失うことなく「ウェーハ」を使用する。加えて、特許請求の範囲を含めた本明細書に関して、「研磨媒体」は、粒子含有研磨溶液及び非粒子含有研磨溶液、たとえば無砥粒研磨溶液及び反応性液研磨溶液を含む。研磨層108は、研磨機100が研磨パッド104を回転させ、ウェーハ112がパッドに押し当てられるとウェーハ112によって描き出される、通常は環状のウェーハトラック又は研磨トラック122を含む。
上述し、以下で詳細に論じるように、本発明は、パッド−ウェーハ隙間内の研磨媒体120の速度を研磨トラック122の幅方向に本質的に変化させる溝配置形態(たとえば図2Aの溝配置形態144)を研磨パッド104に設けることを含む。本発明による研磨媒体120の速度の変化は、研磨パッド104の設計者に対し、研磨トラック122の異なる領域の中での研磨媒体の滞留時間を変えて、設計者が研磨加工をより制御できるようにするためのもう一つのオプションを提供する。
研磨機100は、研磨パッド104が取り付けられるプラテン124を含むことができる。プラテン124は、プラテンドライバ(図示せず)によって回転軸128を中心に回転可能である。ウェーハ112は、プラテン124の回転軸128に対して平行であり、それから離間している回転軸136を中心に回転可能であるウェーハキャリヤ132によって支持することができる。ウェーハキャリヤ132は、ウェーハ112が研磨層108に対してごくわずかに非平行な向きをとることができるようにするジンバル式リンク(図示せず)を採用したものでもよく、その場合、回転軸128、136はごくわずかに斜行していてもよい。ウェーハ112は、研磨層108に面し、研磨中に平坦化される被研磨面116を含む。ウェーハキャリヤ132は、ウェーハ112を回転させ、研磨中に被研磨面と研磨層との間に所望の圧力が存在するよう下向きの力Fを加えて被研磨面116を研磨層108に押し当てるように適合されたキャリヤ支持アセンブリ(図示せず)によって、支持することができる。研磨機100はまた、研磨媒体120を研磨層108に供給するための研磨媒体導入口140を含むことができる。
当業者が理解するように、研磨機100は、他の部品(図示せず)、たとえばシステム制御装置、研磨媒体貯蔵計量供給システム、加熱システム、すすぎシステムならびに研磨加工の様々な局面を制御するための各種制御系、たとえば、とりわけ(1)ウェーハ112及び研磨パッド104の一方又は両方の回転速度のための速度制御装置及び選択装置、(2)パッドへの研磨媒体120の送出しの速度及び場所を変えるための制御装置及び選択装置、(3)ウェーハとパッドとの間に加えられる力Fの大きさを制御するための制御装置及び選択装置、ならびに(4)パッドの回転軸128に対するウェーハの回転軸136の場所を制御するための制御装置、作動装置及び選択装置を含むことができる。当業者は、これらの部品を構成し、具現化する方法を理解し、したがって、当業者が本発明を理解し、実施するためのそれらの詳細な説明は不要である。
研磨中、研磨パッド104及びウェーハ112がそれぞれの回転軸128、136を中心に回転し、研磨媒体120が研磨媒体導入口140から回転する研磨パッドの上に分配される。研磨媒体120は、研磨層108上に、ウェーハ112及び研磨パッド104の下の隙間を含めて広がる。研磨パッド104及びウェーハ112は通常、0.1rpm〜150rpmの間で選択される速度で回転するが、必ずしもそうである必要はない。力Fは通常、ウェーハ112と研磨パッド104との間に6.9kPa〜103kPa(0.1psi〜15psi)の所望の圧力を誘発するように選択される大きさであるが、必ずしもそうである必要はない。
図2Aは、図1の研磨パッド104と関連して、研磨中に研磨媒体120(図1)の流速を制御するようにそれぞれが設計された複数の流れ制御セグメントCS1〜CS3を含む複数の溝148をパッドに提供する溝配置形態144を示す。流れ制御セグメントCS1〜CS3の各セグメントは、対応する研磨媒体流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3の中に位置すると考えることができ、これらのゾーン中で、研磨媒体(図示せず)は、ゾーン中の各制御セグメントの形状及び方向(以下さらに論じる)に依存して異なる速度で流れる。
図2Aの研磨パッド104では、研磨媒体流れ制御ゾーンCZ1中の流れ制御セグメントCS1は、研磨中の研磨媒体の流れを促進するように形成されている。特に、流れ制御セグメントCS1は、直線的であり、研磨パッド104の回転中心200に対して半径方向にある。半径方向の溝セグメントCS1は、研磨中に一般に起こるような研磨パッド104が定速で回転するとき遠心力のために起こる傾向にある研磨媒体の放射状の流れと整合する経路を提供することにより、研磨媒体の流れを促進する。当業者が理解するように、流れ制御セグメントCS1が流れを促進することが望まれるならば、流れ制御セグメントは、半径方向でなくてもよいし、直線的でなくてもよい。たとえば、制御セグメントCS1は、流れ制御セグメントCS1〜CS3の所望の効果を得るために、カーブし、「巻いている」、すなわち、概ね設計回転方向204、すなわち研磨中に研磨パッドが回転するように設計された方向又はそれとは反対の方向に延びていてもよい。
図示する研磨パッド104の流れ制御セグメントCS2は、研磨中、研磨パッドが設計回転方向204に回転するときの研磨媒体の流れを抑制するように形成されている。この場合、制御セグメントCS2は、ゆるくカーブし、設計回転方向204に巻いている。研磨中、研磨パッド104が設計回転方向204に回転しているため、この配置形態は、研磨パッドと反対に回転するときのウェーハ112の影響を受けるまで、研磨媒体を研磨媒体流れ制御ゾーンCZ2中に保持する傾向を示す。当業者は、流れ制御セグメントCS2の変数として、曲率(又はその欠如)及び向き(半径方向線に対する方向)、すなわち巻きの方向(マイナスの角度を表す右回り又はプラスの角度を表す左回り)があるということを理解するであろう。流れ制御セグメントCS1と同様に、制御セグメントCS2は、研磨媒体の流れを抑制する必要はない。それどころか、研磨媒体の流れを促進するように形成されていてもよい。たとえば、流れ制御セグメントCS2は、半径方向であってもよいし、設計回転方向204とは反対の方向に巻いていてもよい。
図示する実施態様では、研磨媒体流れ制御ゾーンCZ3中の流れ制御セグメントCS3は、本質的には制御セグメントCS1と同じように形成されている。すなわち、直線的であり、研磨パッド104の回転中心200に対して半径方向である。ここでもまた、この半径方向配置形態は、研磨中の研磨媒体の流れを促進する傾向にある。流れ制御セグメントCS1及びCS2と同様に、制御セグメントCS3は、研磨媒体の流れを促進又は抑制する、事実上いかなる配置形態を有してもよい。流れ制御セグメントCS1〜CS3の効果、すなわち、流れを促進又は抑制する効果は、相対的であり、絶対的ではないということが理解されよう。すなわち、研磨媒体流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3のいずれか一つにおける流れ制御セグメントCS1〜CS3が「流れ促進性」とみなされるのか「流れ抑制性」とみなされるのかは、次の隣接する流れ制御ゾーンにおける流れ制御セグメントに対して計測される。たとえば、代替配置形態(図示せず)では、三つの隣接する研磨媒体流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3における溝セグメントCS1〜CS3は、絶対的な意味ではすべて流れ促進性であるとみなすことができ、たとえば、一つのゾーンのセグメントが半径方向であり、他方のゾーンのセグメントが設計回転方向とは反対の方向に巻いているが、相対的な意味では、一つのセグメントが他方のセグメントに対して流れ促進性又は流れ抑制性であるといえる。換言するならば、一つの配置形態が他方の配置形態よりも流れを促進する。
流れ制御セグメントCS1及びCS3は、研磨中にウェーハ112のそれぞれ半径方向内側及び外側のエッジ208、212(研磨パッド104に対して)の下にあり、隣接する領域の研磨媒体の流れを制御するため、それぞれ「内側エッジ流れ制御セグメント」及び「外側エッジ流れ制御セグメント」と呼ぶことができる。特に、研磨媒体が、研磨トラック122の内側円形境界216よりも半径方向内側でパッド104上に分配される場合、内側エッジ流れ制御セグメントCS1は、内側境界を越えてパッドの中央領域220の中まで延びることもできる。このようにして、内側エッジ流れ制御セグメントCS1は、研磨トラック122中への研磨媒体の移動を支援することができる。同様に、研磨トラック122の円形外側境界224がパッド104の外周230から半径方向内側に位置する場合、外側エッジ流れ制御セグメントCS3は、好ましくは、外側境界を越えて延びて、研磨トラック122の外への研磨媒体の移動を支援することもできる。加えて、ウェーハ112のエッジ領域を研磨トラック122の半径方向内側領域及び半径方向外側領域で本質的に同じに処理するために、内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1、CS3が互いに同じ向き及び曲率を有することが、常にとはいえなくとも多くの場合に望ましいということが理解されよう。これに関連して、向きは、対応する流れ制御セグメントCS1〜CS3における溝軌道の横断方向中心線を基準とし、半径方向線R(図2Aに示す)に対してそれが形成する角度によって計測される。したがって、流れ制御セグメントどうしが隣接しているか隣接していないかにかかわらず、二つの流れ制御セグメントの向きを比較することができる。たとえば、流れ制御セグメントCS1が半径方向であり、流れ制御セグメントCS3が半径方向であるならば、それらは、同じ向きを有するということができる(たとえ同じ方向を有しないとしても)。曲率は、そのセグメントの外部曲率と定義することができる。外部曲率は以下さらに詳細に説明する。
研磨媒体の流れに対する流れ制御セグメントCS1〜CS3の影響は一つの研磨媒体流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3と次のゾーンとで異なるため、一つの流れ制御セグメントCS1〜CS3からすぐ隣接する流れ制御セグメントへと移行するための移行セグメントTS1、TS2を各溝148に設けることが多くの場合に望ましい。これらの移行セグメントTS1、TS2は、流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3の対応するゾーンの間に位置する環状移行ゾーンTZ1、TZ2中に位置すると考えることができる。ウェーハ112の下に、すなわち研磨トラック122内に異なる研磨媒体流れ速度の領域を提供するためには、流れ制御ゾーンCZ1の少なくとも一部が研磨トラック内に位置するよう、移行ゾーンTZ1が研磨トラック内に完全に含まれ、研磨トラックの内側境界216から離間していなければならないということが容易に理解される。同様に、流れ制御ゾーンCZ3の少なくとも一部が研磨トラック122内に位置しなければならないならば、移行ゾーンTZ2もまた、研磨トラック内に完全に含まれ、研磨トラックの外側境界224から離間していなければならない。
図2B〜2D及び図2Aを参照すると、図2B〜2Dは、各溝148(図2Bで再現)をその方向(図2B)、勾配(図2C)及びその外部曲率κ(図2D)の点で記述する方法を示す。各流れ制御セグメントCS1〜CS3の方向ベクトルV1〜V3は、各流れ制御ゾーン中の溝軌道の横断方向中心線によって与えられる。各方向ベクトルV1〜V3が、隣接する方向ベクトルに対して角度を形成する。角度αは、方向ベクトルV1と方向ベクトルV2との交点によって形成される。角度βは、方向ベクトルV2と方向ベクトルV3との交点によって形成される。角度α及びβが90°に近い場合、研磨媒体の流れは妨げられる。これは、一対の隣接する流れ制御セグメントの間の方向の変化が唐突である(小さな移行ゾーンに対応する)場合に特に当てはまる。好ましくは、少なくとも一対の隣接する流れ制御セグメントの間でそれぞれの方向ベクトルによって形成される角度として計測される方向の変化は、−85°〜85°(−85°〜0°及び0°〜85°)である。より好ましくは、少なくとも一対の隣接する流れ制御セグメントの間でそれぞれの方向ベクトルによって形成される角度として計測される方向の変化は、−75°〜75°(−75°〜0°及び0°〜75°)である。もっとも好ましくは、少なくとも一対の隣接する流れ制御セグメントの間の方向の変化は、−60°〜60°(−60°〜0°及び0°〜60°)である。もっとも好ましくは、これらの方向変化の範囲は、すべての隣接する流れ制御セグメントに当てはまる。
数学で周知であるとおり、平面曲線の勾配は、その曲線を画定する関数の第一導関数に等しい。図2Cは、図2Bの溝148の勾配の勾配プロット240である。勾配プロット240は、溝148の外部曲率に関連して以下さらに詳細に説明する。同じく数学で周知であるとおり、平面曲線上の所与の点におけるその曲線の外部曲率κは、その点における曲線に対するタンジェント角の導関数として定義される。θ(s)が、その曲線が固定基準軸とで形成する角度を曲線沿いの経路長sの関数として示すならば、κ=dθ/dsである。平面曲線は、デカルト座標x及びy(x及びyは、自然スケールの直交座標である)を使用して定義することができ、すなわち、(ds)2=(dx)2+(dy)2及びθ=tan(dy/dx)を意味する。よって、ds/dx=[1+(dy/dx)21/2である。したがって、曲率κは、以下のようにして導関数dθ/dsを直接評価することによって決定することができる。
Figure 2006192568
図2Dは、x軸に沿って計測した溝148沿いの半径方向位置に対する曲率κの曲率プロット244を示す。
曲率プロット244から、溝148(図2B)の外部曲率が、移行セグメントTS1及びTS2(図2A及び2B)に対応する二つの不連続部D1、D2を有するということが容易に理解される。不連続部D1、D2は、溝148の曲率が各移行セグメントTS1及びTS2内で方向を変えることによるものである。すなわち、図2Bの溝148を図中の左から右に横断するとき、不連続部D1は、移行セグメントTS1が、半径方向内側エッジ流れ制御セグメントCS1から左回りに巻く中間流れ制御セグメントCS2まで、概ね左方向に移行することによるものであり、不連続部D2は、移行セグメントTS2が、中間流れ制御セグメントCS2から半径方向外側エッジ流れ制御セグメントCS3まで、概ね右方向に移行することによるものである。
本例では、内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1、CS3それぞれは直線的であり、中間流れ制御セグメントCS2はらせんの弧である。以下のさらなる例で示すように、各流れ制御セグメントCS1〜CS3の配置形態は、図示する配置形態と異なってもよい。たとえば、流れ制御セグメントCS1〜CS3のいずれか一つが、直線、らせんの弧、円弧又は他の曲線形状、たとえば楕円の弧であってもよい。一般に、流れ制御セグメントCS1〜CS3の配置形態は、特定の結果、たとえばウェーハ中心からウェーハエッジまでの均一な除去速度を達成するための研磨パッドの設計の結果である。
不連続部D1、D2は、互いに反対方向、すなわち、溝148に沿って左から右に見て、一方の不連続部D1が外部曲率の増大に対応し、他方の不連続部D2が外部曲率の減少に対応するということがわかる。これは、どの溝でも、たとえば三つの流れ制御セグメント、たとえば流れ制御セグメントCS1〜CS3を有し、内側及び外側の流れ制御セグメントが互いに同じ向きを有し、中間流れ制御セグメントの向きとは異なる向きを有する溝148でも必然的にそうである。そのような溝148それぞれが三つの流れ制御セグメント(CS1〜CS3)及び二つの移行セグメント(TS1、TS2)を有する場合、本発明の利点を達成するためには、内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1、CS3それぞれは、少なくとも部分的には研磨トラック122内に位置しなければならない(内側及び外側境界を越えないならば、全部が研磨トラック内に位置する)。その結果、各移行セグメントTS1、TS2及び中間流れ制御セグメントCS2は、全部が研磨トラック122内に位置する。したがって、五つのゾーン、すなわち流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3及び二つの移行ゾーンTZ1、TZ2それぞれの幅に対してなんらかの制限がなければならない。
実際は、各移行ゾーン(たとえばTZ1、TZ2)の幅WTが、研磨トラックの幅WPを不連続部(たとえばD1、D2)の数Nの2倍で割ったもの以下、すなわちWT≦WP/(2N)であることが好ましい。各移行ゾーンの幅WTは、研磨トラックの幅WPを不連続部の数Nの4倍で割ったもの以下、すなわちWT≦WP/(4N)であって、各流れ制御ゾーンCZ1〜CZ3が妥当な幅WCを有することがさらに好ましい。上記のように、溝148は、その内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1、CS3が、ウェーハ112の、ウェーハのエッジに隣接する領域に対して実質的に同じ効果を有するように設計することが多くの場合に望ましい。その結果、流れ制御ゾーンCZ1、CZ3の幅WCを互いに等しく又は実質的に等しくすることが多くの場合に望ましいが、必ずしも必要ではない。
不連続部、たとえば不連続部D1、D2それぞれは、一般に、対応する移行セグメントTS1、TS2の配置形態に依存して、三つのタイプのいずれか一つである。第一のタイプの不連続部は、曲率プロット中で「スパイク」として発生し、「緩やかな」不連続部と呼ぶことができる。図2Dを参照すると、不連続部D1、D2の両方はスパイクタイプである。一般に、スパイクタイプは、対応する移行ゾーン、たとえば図2A及び2Bに示す例では移行ゾーンTZ1、TZ2の幅に対応する非ゼロ幅WTを有する問題のスパイク、たとえばスパイクS1、S2を特徴とする。不連続部がスパイクタイプである場合、勾配プロット240の対応する移行部、たとえば例の図2Cの移行部TP1、TP2は通常、非垂直である。
次に図3A〜Dを参照すると、図3A及び3Bは、図2A及び2Bの溝148に概ね似ているが、図2A及び2Bの直線的な内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1、CS3の代わりにプラス方向にカーブした内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1i、CS3iを有する複数の同様な溝304を有する研磨パッド300を示す。各流れ制御セグメントCS1i〜CS3iはらせんの弧であることがわかる。図2A及び2Bの溝148と同様に、各流れ制御セグメントCS1i〜CS3iは、別の形状を有することもできる。各制御セグメントCS1i〜CS3iの方向ベクトルV1i〜V3iは、各流れ制御ゾーン中の溝軌道の横断方向中心線によって与えられる。角度αiは、方向ベクトルV1iと方向ベクトルV2iとの交点によって形成される。角度βiは、方向ベクトルV2iと方向ベクトルV3iとの交点によって形成される。加えて、各溝304は、対応する曲率プロット316中では垂直線308、312(図3D)として一般に発生する第二のタイプの不連続部D1i、D2iを有している。鋭い不連続部は一般に、スパイクタイプ、すなわち緩やかな不連続部(たとえば図2Dの不連続部D1、D2)で発生するような幅WTを有さず、「鋭い」不連続部と呼ぶことができる。この例では、図3Dの両不連続部D1i、D2iは鋭い不連続部である。相応に、不連続部D1i、D2iに対応する勾配プロット320の移行部TP1i、TP2iも同様に垂直であり、移行の鋭さを示している。図3A及び3Bの溝304の他の特徴は、図2A及び2Bの溝148と同じであってもよい。たとえば、内側及び外側エッジ流れ制御セグメントCS1i、CS3iは、必ずしも研磨トラック332の内側及び外側境界324、328を超えて延びていなくてもよく、互いに対して実質的に同じ向き及び曲率を有してもよい。加えて、各流れ制御セグメントCS1i〜CS3iは、特定の目的に適した所望の向き及び曲率を有することができる。ここでもまた、不連続部D1i、D2iはいずれも研磨トラック332内に存在するということがわかる。
可能である第三のタイプの不連続部(図示せず)は、移行部が本質的に二つの流れ制御セグメントの間のコーナーである、すなわち移行ゾーンがゼロ幅を有する場合に形成される「唐突な」不連続部と呼ぶことができる。唐突な不連続部を有する溝の勾配プロット(図示せず)は、唐突な不連続部に対応する「ジャンプ」を有することになる。図3A〜3Dを参照すると、溝304が、二つの鋭い不連続部D1i、D2iではなく二つの唐突な不連続部を有するならば、図3Cの勾配プロット320は、流れ制御セグメントCS1i〜CS3iに対応する部分330、340、344のみを有するであろう。すなわち、勾配が間に移行部をはさむことなくコーナーを「ジャンプ」するため、垂直移行部TP1i、TP2iは存在しないであろう。相応に、曲率プロット(図示せず)もまた、二つの不連続部でジャンプを有するであろう。その結果、曲率プロットは、図3Dの曲率プロット316と同様に見えるが、垂直部分308、312を欠くものになる。三つの流れ制御セグメントCS1i〜CS3iに対応する部分348、352、356だけが存在することになる。
図4A〜4Dを参照すると、図4Aは、図3Aの溝304と実質的に同じである複数の同様な溝404を有する本発明の研磨パッド400を示す。ただし、図4Aの溝404それぞれは、研磨パッド300の溝304の鋭い不連続部D1i、D2i(図3D)ではなく二つの緩やかな不連続部D1ii、D2ii(図4D)を研磨トラック408内に有している。(図4Bは、溝の勾配及び曲率を分析するのに好都合な座標系で再現された溝404の一つを示す。)ここでもまた、図2C及び2Dに関連して先に論じたように、緩やかな不連続部、たとえば不連続部D1ii、D2iiは、一般に、曲率プロット412(図4D)中のスパイクS1i、S2i及び移行ゾーンTZ1i、TZ2iの中で勾配を有する図4Cの勾配プロット416の移行部TP1ii、TP2ii特徴とする。溝404の他のすべての局面、たとえばとりわけ曲率及び向きは、図3A及び3Bの溝304と同一であってもよい。しかし、当然、溝404は、これら及び他の局面、たとえば図2A及び2Bの溝148に関連して先に記した曲率及び向きならびに流れ制御セグメントの長さなどにおいて異なってもよい。パッド400の各溝404において、各流れ制御セグメントCS1ii〜CS3iiの勾配がプラス方向、すなわち、各セグメントが、対応する溝の半径方向内側端からパッドに対して半径方向外側端まで左にカーブしていることがわかる。
図5A〜5Dは、溝504の流れ制御セグメントCS1iii、CS2iiiが、半径方向内側端から半径方向外側端まで溝の横断線に対してプラスの勾配を有し、流れ制御セグメントCS3iiiが、半径方向内側端から半径方向外側端まで溝の横断線に対してマイナスの勾配を有する本発明のもう一つの研磨パッド500に関する。相応に、各溝504は、研磨トラック508内に二つの不連続部D1iii、D2iiiを有している。この例では、不連続部D1iii、D2iiiは、曲率プロット512中のスパイクS1ii、S2iiを特徴とする緩やかなタイプである。この場合、不連続部D1iii、D2iiiの幅及び対応して移行ゾーンTZ1ii、TZ2iiの幅は互いに顕著に異なる。流れ制御セグメントCS1iii、CS2iiiの曲率のプラスの性質は、図5Cの勾配プロット516における部分520、524の上向き傾向により、また、図5Dの曲率プロット512で部分528、532がプラスの値を示していることにより、明確に見てとれる。相応に、流れ制御セグメントCS3iiiの曲率のマイナスの性質は、図5Cの勾配プロット516における部分536の下向き傾向により、また、図5Dの曲率プロット512で部分540がマイナスの値を示していることにより、容易に見てとれる。この例では、すべての流れ制御セグメントCS1iii〜CS3iiiは、らせんの弧として示されている。しかし、ここでもまた、そうである必要はない。流れ制御セグメントCS1iii〜CS3iiiは、それぞれ、特定の用途のための設計要件を満たすために望まれるいかなる形状を有してもよい。
図6A〜6Dは、図5A〜5Dの研磨パッド500及び溝504に概ね似ている本発明の研磨パッド600及び対応する溝604を示す。ただし、流れ制御セグメントCS1ivは、図5A〜5Dの流れ制御セグメントCS1iiiにおけるようにプラスの曲率を有するのではなく、マイナスの曲率を有している。マイナスの曲率は、図6Cの勾配プロット612における部分608の下向き傾向で、また、図6Dの曲率プロット620の部分616がマイナスの値を示していることで、容易に見てとれる。流れ制御セグメントCS2iv、CS3ivの曲率は、図5A及び5Bの流れ制御セグメントCS2iii、CS3iiiの曲率と同様に、それぞれプラス及びマイナスである。各溝604の二つの不連続部D1iv、D2iv(図6D)は、不連続部D1iii、D2iiiと同様、緩やかであり、不等長であり、研磨トラック624内に存在する。ここでもまた、図6A及び6Bのすべての流れ制御セグメントCS2iv〜CS3ivは、らせんの弧として示されているが、そうである必要はない。
図7A〜7Dは、二つの非常に短い移行部708、712(図7Cの勾配プロット716を参照)によって互いに接続された三つの円弧状流れ制御セグメントCS1V〜CS3Vを、それぞれが研磨トラック720内に有する複数の同様な溝704を含む、本発明の研磨パッド700に関する。図7Dの曲率プロット724で見てとれるように、移行セグメント708、712における不連続部D1V、D2Vは、二つの垂直部分728、732によって実証されるとおり、鋭い不連続部である。
図7A〜7Dに示す研磨パッド700及びその溝704と比較するため、図8A〜8Dは、上記の背景技術で述べたKimらの韓国特許出願公開公報第1020020022198号の事項にしたがって形成された従来技術の研磨パッド800及びその従来技術の溝804を示す。図7A及び7Bの溝704と同様に、図8A及び8Bの従来技術の溝804は、円形セグメントで構成されている。しかし、従来技術の各溝804は、図7A及び7Bに示す三つのセグメントCS1V〜CS3Vとは対照的に、二つの円形セグメント808、812しか有していない。その結果、従来技術の各溝804は、図8Dの曲率プロット824の垂直部分820によって示されるように、この場合は鋭い不連続部である一つの不連続部816しか有しない。一つの不連続部816が研磨トラック830内に位置するが、一つの不連続部しかないという事実は、いずれも研磨トラック708内に存在する二つの不連続部D1V、D2Vを有する図7A〜7Dの研磨パッド700とは全く対照的である。その溝804それぞれの中に一つの不連続部816しかないことにより、図8A〜8Dの従来技術の研磨パッド800は、本発明の研磨パッドが提供することができる数多くの利点のいずれをも提供することができない。重大なことに、従来技術の研磨パッド800は、ウェーハ112(図8A)の半径方向内側及び外側エッジ208、212を互いに同じように処理することができない。その結果、従来技術のパッド800は、本発明の研磨パッド、たとえば研磨パッド104、200、300、400、500、600、700、900と同じ研磨特性を達成することはできない。
図2A〜2Dに関連して先に述べたように、本発明の研磨パッドは、三つの流れ制御セグメント及び二つの対応する不連続部を有することだけに限定される必要はない。それどころか、本発明の研磨パッドは、四つ以上の流れ制御セグメント及び相応に二つの対応する流れ制御セグメントの間にそれぞれが位置する三つの以上の不連続部を有することもできる。たとえば、図9A〜9Dは、すべて研磨トラック908内に存在する五つの円弧状流れ制御セグメントCS1Vi、CS2Vi、CS3Vi、CS4Vi、CS5Vi(図9A及び9B)及び四つの不連続部D1vi、D2vi、D3vi、D4vi(図9D)を、それぞれが研磨トラック908内に有する複数の同様な溝904を含む、本発明の研磨パッド900に関する。この例では、すべての流れ制御セグメントCS1Vi、CS2Vi、CS3Vi、CS4Vi、CS5Viはらせんの弧であり、すべてがプラスの曲率を有している。本発明の他の研磨パッド、たとえば図2A、3A、4A、5A、6A及び7Aのパッドの流れ制御セグメントと同様に、図9Aのパッドの制御セグメントCS1Vi、CS2Vi、CS3Vi、CS4Vi、CS5Viは、特定の設計に合わせるために望まれるいかなる形状及び曲率を有してもよい。各不連続部D1vi、D2vi、D3vi、D4viが、図9Dの曲率プロット928の対応する垂直部分912、916、920、924が主として特徴である鋭い不連続部であることが理解されよう。他の実施態様では、不連続部D1vi、D2vi、D3vi、D4viは、すべて別のタイプ、すなわち緩やか又は唐突なタイプであってもよいし、所望により、緩やかなタイプ、鋭いタイプ及び唐突なタイプの不連続部の任意の組み合わせであってもよい。
先に触れたように、研磨トラックを三つ以上の流れ制御ゾーンに分割する理由は、研磨を可能な限り改善するため、パッド設計者が研磨パッドを目先の研磨作業に合わせてカスタマイズすることを可能にするためである。一般に、設計者は、多数のゾーンでウェーハと研磨パッドとの間の隙間にある研磨媒体が研磨にどのように影響するのかを理解することによってこれを達成する。たとえば、ある研磨は、ウェーハのエッジの近くの流れ制御ゾーン、たとえば図2Aの実施態様ではゾーンCZ1及びCZ3の研磨媒体を、これらの流れ制御ゾーン中を比較的速やかに通過させて、これらのゾーンにおける研磨媒体の滞留時間を減らすことによって利を得る。また、この同じタイプの研磨では、研磨媒体が、ウェーハの中央部分で、たとえば図2Aの流れ制御ゾーンCZ2で、より長い滞留時間を有することが望ましいことがある。この場合、設計者は、パッドに対し、研磨媒体の流れを促進する非常に半径方向の溝セグメントCS1及びCS3を流れ制御ゾーンCZ1及びCZ3に設け、研磨媒体の流れを抑制する、より周方向の溝セグメントCS2を流れ制御ゾーンCZ2に設けることを選択してもよい。このようにして、設計者は、研磨トラックを半径方向に横切る研磨媒体の流れのプロフィールをカスタマイズすることができる。他のタイプの研磨では、その反対が望ましいことがある。すなわち、他のタイプの研磨では、流れ制御ゾーンCZ1及びCZ3で比較的長い滞留時間が望ましく、流れ制御ゾーンCZ2で比較的短い滞留時間が望ましいことがある。研磨中、基材は、好ましくは少なくとも三つの流れ制御ゾーンと接触して、基材の対応する領域における除去速度を調節する。このように、異なる制御ゾーンの外部曲率を調節すると、プロフィール調節、たとえば中心が高い又はエッジが高いウェーハプロフィールの修正を提供することができる。
本発明と一緒に使用するのに適した二軸研磨機の一部の斜視図である。 図2Aは、研磨トラック内に三つの流れ制御セグメント及び二つの緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図2Bは、図2Aの各溝の軌道のプロットである。 図2Cは、図2Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図2Dは、図2Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図3Aは、研磨トラック内に三つのプラス曲率流れ制御セグメント及び二つの鋭い勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図3Bは、図3Aの各溝の軌道のプロットである。 図3Cは、図3Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図3Dは、図3Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図4Aは、研磨トラック内に三つのプラス曲率流れ制御セグメント及び二つの緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図4Bは、図4Aの各溝の軌道のプロットである。 図4Cは、図4Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図4Dは、図4Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図5Aは、研磨トラック内に二つのプラス曲率流れ制御セグメント、一つのマイナス曲率流れ制御セグメント及び二つの不等幅の緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図5Bは、図5Aの各溝の軌道のプロットである。 図5Cは、図5Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図5Dは、図5Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図6Aは、研磨トラック内に一つのプラス曲率流れ制御セグメント、二つのマイナス曲率流れ制御セグメント及び二つの緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図6Bは、図6Aの各溝の軌道のプロットである。 図6Cは、図6Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図6Dは、図6Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図7Aは、研磨トラック内に三つの円弧流れ制御セグメント及び二つの緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図7Bは、図7Aの各溝の軌道のプロットである。 図7Cは、図7Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図7Dは、図7Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図8Aは、研磨トラック内に二つの円弧セグメント及び一つの緩やかな勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む従来技術研磨パッドの平面図である。 図8Bは、図8Aの各従来技術溝の軌道のプロットである。 図8Cは、図8Aの各従来技術溝の軌道の勾配のプロットである。 図8Dは、図8Aの各従来技術溝の軌道の外部曲率のプロットである。 図9Aは、研磨トラック内に五つのプラス曲率流れ制御セグメント及び四つの鋭い勾配不連続部をそれぞれが有する複数の溝を含む本発明の研磨パッドの平面図である。 図9Bは、図9Aの各溝の軌道のプロットである。 図9Cは、図9Aの各溝の軌道の勾配のプロットである。 図9Dは、図9Aの各溝の軌道の外部曲率のプロットである。

Claims (10)

  1. a)研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを研磨するために形成された研磨層であって、回転中心を有し、かつ回転中心と同心であり、幅を有する環状研磨トラックを含む研磨層、ならびに
    b)研磨層に位置する複数の溝であって、それぞれが、環状研磨トラックの幅全体を横切り、環状研磨トラック内に少なくとも二つの不連続部を有する外部曲率を含み、少なくとも二つの不連続部が、互いに反対方向にあり、外部曲率の値の増減を提供し、第一の不連続部の半径方向内側への第一の方向と、第一の不連続部と第二の不連続部との間の第二の方向と、第二の不連続部の半径方向外側への第三の方向とを有し、少なくとも一対の隣接する方向の間の方向の変化が−85°〜85°である溝
    を含む研磨パッド。
  2. 各溝の少なくとも二つの不連続部が、その溝を、内側エッジ流れ制御セグメント、外側エッジ流れ制御セグメント及び内側エッジ流れ制御セグメントと外側エッジ流れ制御セグメントとの間に位置する少なくとも一つの中間流れ制御セグメントを有するように分割する、請求項1記載の研磨パッド。
  3. 内側エッジ流れ制御セグメントが第一の向き及び第一の曲率を有し、外側エッジ流れ制御セグメントが、それぞれ第一の向き及び第一の曲率と同じである第二の向き及び第二の曲率を有する、請求項2記載の研磨パッド。
  4. 第一及び第二の向きそれぞれが半径方向である、請求項3記載の研磨パッド。
  5. 第一及び第二の曲率それぞれがゼロである、請求項3記載の研磨パッド。
  6. 各溝が少なくとも三つの曲率不連続部を有し、少なくとも三つの不連続部の隣接する不連続部が互いに反対方向にある、請求項1記載の研磨パッド。
  7. 環状研磨トラックが、円形の内側境界と、幅だけ離間した円形の外側境界とを有し、溝それぞれが、内側境界と交差する内側エッジ流れ制御セグメントと、外側境界と交差する外側エッジ流れ制御セグメントとを有する、請求項1記載の研磨パッド。
  8. Nが数を表し、各溝がN個の不連続部を有し、N個の不連続部でN個の移行が起こり、N+1個の流れ制御セグメントがN個の移行と交互に位置し、N個の移行それぞれが、研磨トラックの幅を2Nで割ったもの以下の幅を有する、請求項1記載の研磨パッド。
  9. N個の移行部それぞれの幅が、研磨トラックの幅を4Nで割ったもの以下である、請求項8記載の研磨パッド。
  10. 研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを研磨する方法であって、
    a)i)研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材及び半導体基材の少なくとも一つを研磨するように形成された研磨層であって、回転中心を有し、回転中心と同心であり、幅を有し、少なくとも三つの流れ制御ゾーンを有する環状研磨トラックを含む研磨層、ならびにii)研磨層に位置する複数の溝であって、それぞれが、環状研磨トラックの幅全体を横切り、環状研磨トラック内に少なくとも二つの不連続部を有する外部曲率を含み、少なくとも二つの不連続部が、互いに反対方向にあり、外部曲率の値の増減を提供し、第一の不連続部の半径方向内側への第一の方向と、第一の不連続部と第二の不連続部との間の第二の方向と、第二の不連続部の半径方向外側への第三の方向とを有し、少なくとも一対の隣接する方向の間の方向の変化が−85°〜85°である溝を含む研磨パッドを用いて研磨を実施することと、
    b)少なくとも三つの流れ制御ゾーンそれぞれによって基材の除去速度を調節することと
    を含む方法。
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