JP4916657B2 - プロセスに依存した溝構造を有するケミカルメカニカル研磨パッド - Google Patents

プロセスに依存した溝構造を有するケミカルメカニカル研磨パッド Download PDF

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Description

本発明は一般に、ケミカルメカニカルポリッシングの分野に関する。より具体的には、本発明は、プロセスに依存した溝構造を有するケミカルメカニカル研磨パッドに関する。
集積回路及び他の電子素子の製造においては、導体、半導体及び絶縁材料の多数の層を半導体ウェーハの表面に付着させたり、表面からエッチングしたりする。導体、半導体及び絶縁材料の薄い層は、多数の付着技術によって付着させることができる。最新のウェーハ加工で一般的な付着技術は、スパッタリングとしても知られる物理蒸着法(PVD)、化学蒸着法(CVD)、プラズマ化学蒸着法(PECVD)及び電気化学的めっき法を含む。一般的なエッチング技術は、とりわけ、湿式及び乾式の等方性及び異方性エッチングを含む。
材料層が逐次に付着され、エッチングされるにつれ、ウェーハの一番上の表面が非平坦になる。後続の半導体加工(たとえばフォトリソグラフィー)はウェーハが平坦面を有することを要するため、ウェーハは平坦化されなければならない。望ましくない表面トポグラフィー及び表面欠陥、たとえば粗面、凝集した材料、結晶格子の損傷、スクラッチ及び汚染された層もしくは材料を除去するためにはプラナリゼーションが有用である。
ケミカルメカニカルプラナリゼーション又はケミカルメカニカルポリッシング(CMP)は、半導体ウェーハのような加工物を平坦化するために使用される、一般的な技術である。二軸回転研磨機を使用する従来のCMPでは、ウェーハキャリヤ又は研磨ヘッドがキャリヤアセンブリに取り付けられる。研磨ヘッドがウェーハを保持し、ウェーハを研磨機中で研磨パッドの研磨層と接する状態に配置する。研磨パッドは、平坦化されるウェーハの直径の2倍を超える直径を有する。研磨中、研磨パッド及びウェーハそれぞれがその同軸心を中心に回転し、同時にウェーハが研磨層とかかわり合う。ウェーハの回転軸は、研磨パッドの回転軸に対し、ウェーハの半径よりも大きい距離だけオフセットして、パッドの回転がパッドの研磨層上に環状の「ウェーハトラック」をスイープアウトするようになっている。ウェーハトラックの幅は、ウェーハの運動が回転だけである場合、ウェーハの幅に等しい。しかし、一部の二軸研磨機では、ウェーハは、その回転軸に対して垂直な面で振動する。この場合、ウェーハトラックの幅は、振動による変位に相当する量だけウェーハの直径よりも広くなる。キャリヤアセンブリは、ウェーハと研磨パッドとの間に制御可能な圧を供給する。研磨中、スラリー又は他の研磨媒体が研磨パッド上に流され、ウェーハと研磨層との隙間に流れ込む。ウェーハ表面は、研磨層及び表面上のスラリーの化学的及び機械的作用によって研磨され、平坦化される。
研磨パッド設計を最適化しようとして、CMP中の研磨層、研磨スラリー及びウェーハ表面の間の相互作用がますます研究されている。何年にもわたる研磨パッド開発の大部分は経験的性質のものであった。研磨面の設計の大部分は、スラリー利用度及び研磨均一性を高めると主張される種々のパターンの空隙及び溝ネットワークを、これらの表面に設けることに集中してきた。何年にもわたり、多くの異なる溝及び空隙のパターン及び構造が具現化されてきた。従来技術の溝パターンは、とりわけ、放射状、同心円状、デカルト格子状及びらせん状を含む。従来技術の溝構造は、すべての溝の深さが均一である構造及び溝の深さが溝ごとに異なる構造を含む。
回転CMPパッドの一部の設計者は、パッドの中心からの一以上の半径方向距離に基づいて変化する二以上の構造をもつ溝を有するパッドを開示している。これらのパッドは、とりわけ、研磨均一性及びスラリー利用度に関して優れた性能を提供すると主張されている。たとえば、Osterheldらの米国特許第6,520,847号で、Osterheldらは、三つの同心環状領域を有し、各領域が他二つの領域の構造とは異なる溝構造を含むパッドのいくつかを開示している。構造は、異なる実施態様で様々に異なる。構造が異なるやり方は、溝の数、断面積、間隔及びタイプの違いを含む。
これまで、パッド設計者は、パッドの同軸心からの一以上の半径方向距離に基づいて互いに異なる二以上の溝構造を含むCMPパッドを考案してきたが、これらの設計は、研磨されるウェーハ及びパッドの回転速度を直接考慮しているわけではない。したがって、研磨される物品の回転速度及び物品に対してパッドが動く速度に基づいて、少なくとも部分的に最適化されるCMP研磨パッド設計が要望されている。
本発明の第一の態様は、第一の回転軸を中心に所定の第一の回転速度で回転する物品を、研磨するための研磨パッドであって、(a)第一の回転軸に対して所定の速度で動くように動作上、構成されている研磨層を含み、この研磨層が、(i)物品の所定の第一の回転速度及び研磨層の所定の速度の関数として計算される臨界半径の0.5〜2倍のところに位置する境界であって、第一の側と、第一の側とは反対側の第二の側とを有する境界、(ii)境界の第一の側に位置し、第一の構造を有する第一の溝群、並びに(iii)境界の第二の側に位置し、第一の構造とは異なる第二の構造を有する第二の溝群を含むものである、研磨パッドである。
本発明の第二の態様は、研磨層を有し、その研磨層が第一の回転軸に対して所定の速度で動く間に、第一の回転軸を中心に所定の第一の回転速度で回転する物品を研磨するための研磨パッドを製造する方法であって、(a)研磨層上、物品の所定の第一の回転速度及び研磨層の所定の速度の関数として計算される臨界半径の0.5〜2倍のところに境界の位置を決定する工程、(b)境界の第一の側で、研磨層に対して第一の構造の第一の溝群を設ける工程、及び(c)境界の第一の側とは反対側の第二の側で、第一の構造とは異なる第二の構造の第二の溝群を設ける工程を含む方法である。
図面を参照すると、図1は、本発明で使用するのに適した二軸ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)研磨機100を示す。研磨機100は一般に、スラリー116又は他の研磨媒体の存在下で、加工物の研磨面の研磨を実施するために、物品、たとえばとりわけ半導体ウェーハ112(加工済み又は未加工)又は他の加工物、たとえばガラス、フラットパネルディスプレイもしくは磁気情報記憶ディスクとかかわり合うための研磨層108を有する研磨パッド104を含む。便宜上、以下、普遍性を失うことなく「ウェーハ」及び「スラリー」を使用する。加えて、請求の範囲を含めた本明細書に関して、「研磨媒体」及び「スラリー」は、無砥粒及び反応性液研磨溶液を除外しない。
以下で詳細に論じるように、本発明は、パッドを用いて実施されるCMPプロセスのタイプに対応する溝構造を研磨パッド104に設けることを含む。一つの実施態様では、ウェーハ112と研磨パッド104との間の消費済みスラリー(116)の存在が研磨にとって有害であるならば、パッドは、もっとも影響を受ける領域に特定の溝構造を含むことができる。もう一つの実施態様では、消費済みスラリーの中に存在する1種以上の研磨副産物が研磨にとって有益であるならば、研磨パッド104は、影響を受ける領域に異なる溝構造を含むことができる。各溝構造の設計は、ウェーハの回転方向が研磨パッドの回転方向と一般に反対になる研磨パッド104とウェーハ112との間の領域のスラリー116中での「逆混合(back mixing)」の発生に基づく。
一般に、逆混合とは、研磨パッド104とウェーハ112との間のスラリー116の中で、パッドとウェーハとの間のスラリーの速度又はその成分が研磨パッドの接線速度に対して反対方向であり、十分な大きさを有するとき発生することがある状態である。ウェーハ112の影響の外側にある研磨層108上のスラリー116は一般に、定常状態で研磨パッド104と同じ速度で回転する。しかし、スラリー116がウェーハ112の研磨面120と接触すると、スラリーと研磨面との相互作用による接着、摩擦又は他の力がスラリーをウェーハの回転方向に加速させる。当然、加速は、スラリー116とウェーハ112の研磨面120との界面でもっとも劇的であり、研磨面から計測される、スラリーにおける深さの増大とともに低下してゆく。加速の低下速度は、スラリー116の種々の性質、たとえばその粘性係数に依存する。この現象は、「境界層」と呼ばれる、流体力学で確立された見方である。
研磨機100は、研磨パッド104が取り付けられるプラテン124を含むことができる。プラテン124は、プラテンドライバ(図示せず)によって、回転軸128を中心に回転可能である。ウェーハ112は、プラテン124の回転軸128に対して平行であり、それから離間している回転軸136を中心に回転可能なウェーハキャリヤ132によって支持することができる。ウェーハキャリヤ132は、ウェーハ112が研磨層108に対してごくわずかに非平行な向きをとることを許す、ジンバル式接合(図示せず)を採用したものでもよく、その場合、回転軸128、136はごくわずかに斜行していてもよい。ウェーハ112は、研磨層108に面し、研磨中に平坦化される研磨面120を含む。ウェーハキャリヤ132は、ウェーハ112を回転させ、研磨中に研磨面と研磨層との間に所望の圧力が存在するよう下向きの力Fを加えて、研磨面120を研磨層108に押し当てるように適合されたキャリヤ支持アセンブリ(図示せず)によって、支持することができる。研磨機100はまた、スラリー116を研磨層108に供給するためのスラリー導入口140を含むことができる。
当業者は、研磨機100が他の部品(図示せず)、たとえばシステム制御装置、スラリー貯蔵・分配システム、加熱システム、リンスシステムならびに研磨加工の種々の局面を制御するための各種制御系、たとえばとりわけ(1)ウェーハ112及び研磨パッド104の一方又は両方の回転速度のための速度制御装置及び選択装置、(2)パッドへのスラリー116の送出しの速度及び場所を変えるための制御装置及び選択装置、(3)ウェーハとパッドとの間に加えられる力Fの大きさを制御するための制御装置及び選択装置、並びに(4)パッドの回転軸128に対するウェーハの回転軸136の場所を制御するための制御装置、作動装置及び選択装置を含んでもよいということを理解するであろう。当業者は、これらの部品を構成し、具現化する方法を理解するため、当業者が、本発明を理解し、実施するためのそれらの詳細な説明は不要である。
研磨中、研磨パッド104及びウェーハ112がそれぞれの回転軸128、136を中心に回転し、スラリー116がスラリー導入口140から回転する研磨パッドの上に分配される。スラリー116は、研磨層108上に、ウェーハ112及び研磨パッド104の下の隙間を含めて広がる。研磨パッド104及びウェーハ112は通常、0.1rpm〜150rpmの間で選択される速度で回転するが、必ずしもその必要はない。力Fは通常、ウェーハ112と研磨パッド104との間に0.1〜15psi(6.9〜103kPa)の所望の圧力を誘発するように選択される大きさであるが、必ずしもその必要はない。
上述したように、本発明は、研磨パッド又は研磨されるウェーハ、あるいは両方の回転速度を考慮して、パッドが使用されるそれぞれの研磨プロセスを最適化するように設計された溝構造を有する研磨パッドを包含する。一般に、種々の溝構造の設計は、先に論じた条件下で逆混合が発生することができる研磨層108の逆混合領域の内外でのスラリー116の挙動に基づく。研磨速度、すなわちある地点におけるウェーハ112の研磨面120からの材料の除去速度が、スラリー116中の活性薬剤の濃度に依存し、逆混合領域が非逆混合領域とは異なる定常状態での活性薬剤濃度を有するため、逆混合はCMPに関係がある。
逆混合の概念を説明するため、図2Aは、逆混合が存在しない条件下での、ウェーハ112とパッドとの間のスラリー116中の接線速度(研磨パッド104に対する)の速度分布144を示す。速度分布144中に示されたウェーハ112の回転方向は研磨パッド104の回転方向と一般に同じであるが、ウェーハに隣接するスラリー116におけるウェーハ速度Vswの大きさは、パッドに隣接するスラリーにおける接線速度Vspよりも小さい。定常状態に達すると、ウェーハ112にすぐ隣接するスラリーの速度Vswとパッド104にすぐ隣接するスラリーの速度Vspとの差は、考慮中のウェーハ及びパッドの各点における、接線パッド速度Vpad−(マイナス)接線ウェーハ速度Vwaferと実質的に等しくなる。
他方、図2Bは、逆混合を発生させる条件下での、ウェーハ112とパッドとの間のスラリー116中の、同じく研磨パッド104に対する接線速度の速度分布148を示す。この場合、接線ウェーハ速度V′waferは、接線パッド速度V′padと反対方向にあり、接線パッド速度V′padの大きさよりも大きさが大である。したがって、ウェーハ112に隣接するスラリー116における速度V′swが研磨パッド104に隣接するスラリーにおける速度V′spと反対方向にあることによって示されるとおり、差V′pad−V′waferは負である。速度V′sw、V′spが互いに反対である場合、スラリー116の上寄り部分がウェーハ112によって「逆」に動かされる、すなわち、少なくとも部分的には研磨パッド104及びパッドに隣接するスラリーの移動方向とは反対の方向に動かされるため、逆混合が発生するといわれている。
図3を参照すると、逆混合が、逆混合領域152中のウェーハ112と研磨パッド104との隙間への新鮮なスラリーの注入を、逆混合が存在しない場合の新鮮なスラリーの注入に対して緩めている。同様に、逆混合が存在する場合、逆混合が消費済みスラリーの一部を研磨パッド104が移動する方向とは逆方向に動かすため、消費済みスラリーは、逆混合が存在しない場合よりも長い時間、隙間の中で滞留する。当業者が理解するように、CMPの場合の除去速度は通常、以下の「プレストン」式
除去速度=Kchem(Kmech)P[Vpad-wafer] {1}
によって表される。この式は、ウェーハ112の研磨面からの材料の除去速度を、ウェーハとパッドとの間の相対速度(Vpad-wafer)、ウェーハとパッドとの間の圧力P、化学的作用によるウェーハからの材料の除去に関するパラメータKchem及び機械的作用によるウェーハ材料の除去に関するパラメータKmechの関数として表している。逆混合が存在する場合、化学種の濃度がウェーハ112の下の異なる場所でそれぞれ異なり、それがウェーハ112全体での不均一な研磨速度をもたらす。
コンピュータによる流体力学シミュレーションが、ウェーハ112の接触端156(研磨パッド104の回転に対して)では、逆混合領域152に進入しようとするスラリーが、パッドの溝(図示せず)がパッド回転と整合している区域でより強く追い返されるということを明らかにする。研磨層108の「凹凸」又は表面テキスチャの間に保持されるため、研磨パッド104の回転により、溝と溝との間のランド区域のスラリーは、溝の中のスラリーよりも効果的にウェーハ112の逆方向動の力に逆らって運ばれる。ウェーハ112の下に導入され、消費済みスラリーに取って代わる新鮮なスラリーの過渡シミュレーションは、他のどこよりも逆混合領域152の中で、はるかに長い、溝の中での混合のウェークを示す。
パッド−ウェーハ隙間の流動パターンを求めて、理論流体力学(Navier-Stokes)式を解くと、逆混合領域152の範囲を2種のパラメータ、(1)研磨パッド104の回転軸128とウェーハ112の回転軸136との間の分離距離(S)、及び(2)パッドの回転速度Ωpadとウェーハの回転速度Ωwaferとの比に関連付ける式が導かれる。半径Rwaferのウェーハの場合、研磨パッド104及びウェーハ112の回転速度Ωpad、Ωwafer
を成り立たせるならば、円158のうち、
によって画定される、ウェーハの外周内に位置する部分でスラリー逆混合が発生する。研磨パッド104が回転すると、式{3}によって画定される円158は、パッドがウェーハ112の下の逆混合領域を通過する範囲の円160をスイープアウトする。円160の外では、パッドはウェーハ112の下の逆混合領域を通過しない。円160の臨界半径は
で示される。分離距離Sは通常(必ずしもではない)CMP研磨機でほぼ一定であるが、しばしば、分離距離Sの10%未満の偏差に達するウェーハ112の小さな側方振動がある。したがって、一般には、所与の研磨機に関して、それを下回ると逆混合が発生する臨界パッド対ウェーハ回転比がある。対応して、逆混合限界未満である所与のパッド対ウェーハ回転比の場合、逆混合領域152と非逆混合領域164との境界160をほぼ画定する、研磨パッド104の回転軸128から計測される臨界半径Rcriticalがある。この境界160の中では、交換が望まれる場合に、消費済みスラリーを新鮮なスラリーで置き換えることは不相応に困難になることがあり、研磨副産物を除去することは不相応に困難になることがある。ウェーハ112が回転することに加えて側方に振動する場合、二つの臨界半径(図示せず)が存在するということが注目される。これらの臨界半径は、研磨パッド104に対して半径方向でウェーハ112の振動の二つの端部に対応する。式{4}を使用して計算される臨界半径の0.5〜2倍に等しいRcriticalを設けることにより、研磨性能が改善する。好ましくは、Rcriticalは、式{4}を使用して計算される臨界半径の0.75〜1.5倍に等しい。もっとも好ましくは、Rcriticalは、式{4}を使用して計算される臨界半径の0.9〜1.1倍に等しい。
一般に、研磨性能に対する逆混合の効果は、研磨される材料及びスラリー化学的性質に依存して、望ましいこともあるし、望ましくないこともある。多くのプロセスの場合、ウェーハ112の研磨面120(図1)からの材料の除去速度は、消費済みスラリーの存在で低下して不均一性を増し、よりゆっくりと更新される領域に研磨くずが蓄積し、それによって欠陥形成(たとえばマクロスクラッチ)増大の危険が高まる。しかし、他のプロセス、たとえば銅のCMPは、研磨が起こるのに必要な化学反応の一部又はすべてを支持するための最小濃度の研磨副産物が存在する場合に増進しうる挙動を経て進行する。これらのプロセスでは、逆混合の不在は、研磨化学反応を妨げ、逆混合限界未満では、はるかに低い除去速度として現れる。
一般に、本発明は、先に論じた条件下で逆混合が発生することができる逆混合領域152の中で、第一の溝構造を研磨層108に設けることと、場合によっては、逆混合が通常は発生しない非逆混合領域164の中で、第二の溝構造を研磨層に設けることとを含む。以下に論じるように、本発明はまた、研磨パッドの逆混合領域、たとえば回転研磨パッド104の逆混合領域152の場所を、意図する又は所定のウェーハ112の回転速度Ωwaferと意図する又は所定のパッド回転速度Ωpadとの関数として決定する方法を提供する。
プロセスが遅い又は不完全な研磨副産物除去によって損なわれる場合、本発明は、パッドもしくはウェーハ112又は両方の動きが、逆混合領域からの消費済みスラリーの除去を促進するように働くよう、研磨パッド104の逆混合領域152の中の研磨層108に、スラリーに比較的低い抵抗を加えて逆混合領域から流出させる複数の溝を含む、第一の溝構造(図示せず)を設けることを包含する。第一の溝構造の溝は、とりわけその数、縦方向形状、配置もしくは断面積又はそれらの組み合わせによって、流れに対するそのような低い抵抗を達成することができる。非逆混合領域164は、場合によっては、第一の溝構造とは異なる第二の溝構造(図示せず)を含むことができる。第二の溝構造は、とりわけ数、縦方向形状、配置、断面積及びそれらの組み合わせの一以上において第一の溝構造の溝とは異なる複数の溝を含むことができる。第二の溝構造は、設計者によって選択される一以上の目的を達成するように設計することができる。たとえば、第二の溝構造は、とりわけ、スラリー流に対する比較的高い抵抗、優れたスラリー利用能力及び高められたスラリー分布を非逆混合領域164に提供することができる。
図4A〜4Cは、各逆混合領域202、232、262中の消費済みスラリーの存在が対応するウェーハ204、234、264の研磨にとって有害なプロセスのための、本発明にしたがって設計された種々の溝構造を含む例示的な回転研磨パッド200、230、260を示す。図4Aは、第一の溝構造206及び第二の溝構造208が、研磨層214のそれぞれの領域における溝210、212の縦方向形状及び配置に関して互いに異なる本発明の研磨パッド200を示す。逆混合領域216の中の第一の溝構造206の溝210は直線的であり、研磨パッド200の中心から放射状に外に延びることができる。この構造は、パッド回転方向に対して直角の溝を設けることにより、容積式ポンプ又はコンベヤのやり方でスラリーを動かし、ウェーハの逆回転の影響を軽減させて、逆混合領域216からの消費済みスラリーの除去を高める。
他方、非逆混合領域218の第二の溝構造208の溝212は、第一の溝構造206の溝210の縦方向形状及び配置以外のいかなる縦方向形状又はいかなる配置又はその両方を有してもよい。本例では、溝212は、直線又は放射状以外の縦方向形状及び配置、たとえば、研磨パッド200の設計された回転方向に、ほぼ湾曲した縦方向形状を有することができる。このような溝形状は、非逆混合領域218の中のスラリーの放射状の流れを減速し、研磨パッド200上でのスラリーの滞留時間を増大させる傾向をもつ。当然、溝212は、多数の縦方向形状のいずれか、たとえばいくつか挙げるならば円形、波形又はジグザグ形を有することができ、研磨パッド200に対する多数の他の配置のいずれか、たとえばとりわけ放射状に延びる配置、パッド回転方向と反対の配置又は格子模様を有することができる。ここでもまた、当業者は、第一及び第二の溝構造206、208それぞれの溝210、212に関して、縦方向形状及び配置の多くの変形が存在するということを理解するであろう。
第一の溝構造206の一以上の溝210が、第二の溝構造208の一以上の対応する溝212に接続されている場合、研磨層214は、そのような接続が起こる移行領域220を含むことができる。移行領域220は一般に、移行に必要ないかなる幅Wを有することもできる。第一及び第二の構造206、208に依存して、移行領域220の幅Wは、唐突な移行の場合にはゼロであってもよい。先に論じたように、逆混合領域216の外側境界220は、上記式{4}を使用して決定することができる一つ又は二つの臨界半径Rcritical(ウェーハ204が回転することに加えて、振動するかどうかに依存する)ならびに考慮される研磨機のパッド対ウェーハ回転比及び分離距離S(図3)によって画定することができる。
図4Bは、第一の溝構造236と第二の溝構造238とが、主に各群中の溝240、242の数、さらに(場合によっては)縦方向形状及び配置に関して異なる本発明の研磨パッド230を示す。第一の溝構造236の各溝240は、第二の溝構造238の各溝242と実質的に同じ横断面形状及び面積を有することができるが、必ずしもそうである必要はない。図示する実施態様では、第一の溝構造236は、第二の溝構造238の溝242の2倍の数の溝240を有している。その結果、溝240、242それぞれの横断面の面積が互いに同じである場合、第一の溝構造236は、第二の溝構造238の2倍の流路面積を提供して、逆混合領域232からの消費済みスラリーの除去を支援する。また、第一の溝構造236の溝240のほぼ放射状の配置と、研磨パッド230の設計された回転方向とほぼ反対の方向へのそれらの湾曲とが、逆混合領域232からの消費済みスラリーの除去をさらに支援することが注目される。移行領域246は一般に、逆混合領域232の外側境界248を含み、第一の溝構造236の隣接する溝240どうしの対を第二の溝構造238の溝242の対応する溝に接続する分岐溝セグメント250を収容する幅W′を有する。
図4Cは、主に各溝270、272の断面積に関して、逆混合領域262の外の第二の溝構造268とは異なる逆混合領域262の中の第一の溝構造266を有する、本発明の研磨パッド260を示す。第一の溝構造266の溝270は、第二の溝構造268の溝272と同じく直線的かつ放射状であり、第二の溝構造の溝と同じ深さを有するが、第一の溝構造の各溝は第二の溝構造の各溝よりも幅が広い。その結果、第一の溝構造266は、第二の溝構造268の流路面積よりも大きい流路面積を提供する。逆混合領域262の中のより大きい流路面積は、逆混合領域からの消費済みスラリーの除去を、第一及び第二の溝構造266、268の溝270、272が互いに同じ横断面積を有する場合に起こるであろう、逆混合領域からの消費済みスラリーの除去よりも高くする。図示する実施態様では、移行領域274は、逆混合領域262の外側境界276を含み、溝270、272の対応する溝の間の横断面積の緩やかな移行278を収容する幅W″を有する。
図4A〜4Cは、消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害になりうるプロセスのために設計された種々の研磨パッド200、230、260を示すが、図5は、1種以上の研磨副産物が、研磨にとって、たとえばウェーハ304からの材料の除去に必要な化学反応のいくつか又はすべてを支持するのに有益なプロセスのために設計された研磨パッド300を示す。銅のCMPが、研磨副産物の存在から利を得ることができるプロセスの顕著な例である。1種以上の研磨副産物が研磨にとって有益な場合、消費済みスラリー中の副産物が研磨に利用可能な時間を延ばすために、逆混合領域308の中の「消費済み」スラリーの滞留時間を増大させることが望ましいことがある。これを達成する方法の一つは、逆混合領域からの消費済みスラリーの除去を阻止する溝316を有する第一の溝構造312を、逆混合領域308に設ける方法である。研磨パッド300の回転方向で湾曲する実質的に接線方向の溝316が、逆混合領域308からの消費済みスラリーの除去を阻止する溝構造を提供する。当然、他の抑止溝構造が可能である。
消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害なプロセスに関して、先に論じた第二の溝構造208、238、268と同様に、逆混合領域308の外の第二の溝構造320は、第一の溝構造312たとえば図示するほぼ放射状の湾曲した構造以外の適切な構造であることができる。図示する実施態様では、移行領域324は、逆混合領域308の外側境界328を含み、第一の溝構造312の溝316と第二の溝構造320の溝336との間の移行を提供する溝セグメント332を収容する幅W″′を有する。第一及び第二の溝構造312、320は、主に各溝316、336の縦方向形状及び配置に関して異なるように示されているが、溝は、さらなる方法又は代替の方法、たとえば、消費済みスラリーが研磨にとって有害になりうるプロセスのために設計された図4A〜4Cの研磨パッド200、230、260に関連して先に論じた方法と同様な方法で、とりわけ数及び断面積又は両方に関して異なってもよい。
ここまで本発明を回転研磨機に関連して記載したが、当業者は、本発明を他のタイプの研磨機、たとえば線形ベルト研磨機に関連して応用してもよいことを理解するであろう。図6Aは、研磨層404を有し、その研磨層が、ウェーハの回転軸に対して線速度Ubeltで動く間に、スラリー(図示せず)又は他の研磨媒体の存在下で、ほぼ研磨層と接触した状態で回転軸412を中心に回転速度Ω′waferで回転するウェーハ408又は他の物品を研磨するように動作上、構成されている本発明の研磨ベルト400を示す。
スラリーの逆混合は、ウェーハ408の、ウェーハの接線速度の成分が研磨ベルトの線速度Ubeltと反対方向にあり、ウェーハの回転速度Ω′waferがΩ′wafer criticalよりも大きい部分の下で発生しうる。
その結果、ウェーハ408の回転速度Ω′waferに対する研磨ベルト400の線速度Ubeltの比及びウェーハの半径R′wafer(通常これらはすべて事前に決まっている)に依存して、研磨層404は、逆混合が発生しうる逆混合領域416と、逆混合が通常は起こらない非逆混合領域420とを有する。
一般に、逆混合領域416と非逆混合領域420との境界424の場所は、ウェーハ408の中心からベルトの幅方向に計測して距離R′criticalのところに位置し、
によって求められる。したがって、図4A〜4C及び5の回転研磨パッド200、230、260、300と同じく、図6Aの研磨ベルト400は、非逆混合領域420の第二の溝構造432とは一以上の点で異なる第一の溝構造428を、逆混合領域416中に有することができる。加えて、先に論じた回転研磨パッドと同じく、研磨ベルト400の第一の溝構造428は、研磨プロセスのタイプに特に適するように設計することができる。これに関連して、図6Aは、研磨が逆混合領域中の研磨副産物の存在から利を得るプロセスのために設計された第一の溝構造428を有する、本発明の研磨ベルト400を示す。この場合、回転研磨パッドと同じく、逆混合領域からの消費済みスラリーの除去を遅らせる溝436を、逆混合領域416に設けることが望ましい。この目的に適する溝は、比較的幅が広く、一般に縦方向境界424に対して比較的小さな角度で配向した溝436を含む。図4Cの類似した溝構造とは対照的に、溝436の向きは、図6Aに示すベルト移動方向で使用された場合、研磨ベルト400の縁へと外に流れるスラリー流に抵抗する。他の溝は、とりわけ、境界424に対して平行である溝を含む。第二の溝構造432は、第一の溝構造428の構造以外のいかなる構造の溝440を含んでもよい。たとえば、溝440は、図示するように比較的狭く、斜めであってもよい。さらに、溝440は、特定の設計に適するための別の形状、たとえばとりわけ波形、ジグザグ形又は湾曲状であってもよい。先に論じた回転研磨パッドと同じく、第二の溝構造432の溝440は、以下の方法、とりわけ数、断面積、縦方向形状及び縦方向境界424に対する配置の一以上において、第一の溝構造428の溝436とは異なることができる。加えて、研磨ベルト400は、境界424を含み、溝436と溝440との間の移行448を含むのに適した幅W″″を有する移行区域444を含むことができる。
他方、図6Bは、逆混合領域508中の消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害になりうるプロセスのために設計された第一の溝構造504を逆混合領域508中に有する本発明の研磨ベルト500を示す。したがって、第一の溝構造504の溝512は、ベルト移動方向に対して直角の溝を設けることにより、容積式ポンプ又はコンベヤのやり方でスラリーを動かし、ウェーハの逆回転の影響を軽減し、逆混合領域508からの消費済みスラリーの除去を高めるように構成されている。多くの他の構造が可能である。第二の溝構造520は、回転研磨パッド200、230、260、300及び研磨ベルト400に関連して先に論じたもののような、第一の溝構造504以外のいかなる構造であってもよい。
本発明で使用するのに適した二軸研磨機の一部の斜視図である。 逆混合が存在しないスラリー層の領域の中の速度分布を示す、図1のウェーハ及び研磨パッドの断面図である。 逆混合が存在するスラリー層の領域の中の速度分布を示す、図1のウェーハ及び研磨パッドの断面図である。 研磨パッドの研磨層上のスラリー逆混合領域の存在を示す、図1の研磨機のウェーハ及び研磨パッドの平面図である。 消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害なCMPプロセスのための溝構造を有する、本発明の回転研磨パッドの平面図である。 消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害なCMPプロセスのための溝構造を有する、本発明の回転研磨パッドの平面図である。 消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害なCMPプロセスのための溝構造を有する、本発明の回転研磨パッドの平面図である。 研磨副産物が研磨にとって有益なCMPプロセスのための溝構造を有する本発明の回転研磨パッドの平面図である。 研磨副産物が研磨にとって有益なCMPプロセスのための溝構造を有する本発明の研磨ベルトの平面図である。 消費済みスラリーの存在が研磨にとって有害なCMPプロセスのための溝構造を有する本発明の研磨ベルトの平面図である。

Claims (2)

  1. 第一の回転軸を中心に所定の第一の回転速度で回転するウェーハを、研磨するための円形の研磨パッドであって、
    (a)第一の回転軸に対して、所定の速度で動くように動作上、構成されているパッド研磨層を含み、前記パッド研磨層が、
    (i)研磨パッドの回転軸と第一の回転軸との間の分離距離S、ウェーハの所定の第一の回転速度Ωwafer及びパッド研磨層の所定の回転速度Ωpadの関数として計算される下記式の臨界半径Rcritical

    の0.5〜2倍のところに位置する境界であって、境界が、境界の内側の第一の側と、境界の外側の第二の側とを分ける、境界、
    (ii)境界の第一の側に位置し、研磨パッドとウェーハとの間のスラリーの中で、研磨パッドの接線速度に対して反対方向のスラリーの速度により発生する逆混合を作る第一の構造を有する第一の溝群、並びに
    (iii)境界の第二の側に位置し、第一の構造とは異なる第二の構造であって、研磨パッドとウェーハとの間のスラリーの中で、研磨パッドの接線速度に対して反対方向のスラリーの速度により発生する逆混合を作らない第二の構造を有する第二の溝群
    を含むものである、研磨パッド。
  2. 境界が、臨界半径Rcriticalの0.9〜1.1倍に位置する、請求項1記載の研磨パッド。
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