JP5453075B2 - 高速研磨方法 - Google Patents

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Description

発明の背景
本発明は、一般に、ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)の分野に関する。特に、本発明は、研磨性能を改善するCMPプロセスを導出することに関する。
半導体ウェーハ上での集積回路および他の電子機器の製造においては、導体、半導体および絶縁体材料の多数の層をウェーハ上に堆積させ、エッチングする。これらの材料の薄い層は、幾多もの堆積技術によって堆積させることができる。最新のウェーハ加工で一般的な堆積技術としては、物理蒸着法(PVD)(スパッタリングとしても知られる)、化学蒸着法(CVD)、プラズマ増強化学蒸着法(PECVD)および電気化学的めっき法がある。一般的なエッチング技術としては、とりわけ、湿式および乾式の等方性および異方性エッチングがある。
材料層が逐次に堆積され、エッチングされるにつれ、ウェーハの表面が非平坦になる。後続の半導体加工(フォトリソグラフィーなど)は、ウェーハが平坦面を有することを要するため、ウェーハを定期的に平坦化する必要がある。望ましくない表面トポグラフィーならびに表面欠陥、たとえば粗面、凝集した材料、結晶格子の損傷、スクラッチおよび汚染された層または材料を除去するためには平坦化が有用である。
ケミカルメカニカルプラナリゼーションまたはケミカルメカニカルポリッシング(CMP)は、半導体ウェーハおよび他の加工物を平坦化するために使用される一般的な技術である。二軸回転研磨機を使用する従来のCMPでは、ウェーハキャリヤまたは研磨ヘッドがキャリヤアセンブリに取り付けられる。研磨ヘッドはウェーハを維持し、研磨機内で研磨パッドの研磨層と接する状態に位置させる。研磨パッドは、平坦化されるウェーハの直径の二倍よりも大きい直径を有する。研磨中、研磨パッドおよびウェーハは各同心円中心を中心に回転し、ウェーハが研磨層と係り合う。ウェーハの回転軸は、研磨パッドの回転軸からウェーハの半径よりも大きい距離だけオフセットし、パッドの回転がパッドの研磨層上に環状の「ウェーハトラック」を描き出す。ウェーハの唯一の運動が回転である場合、ウェーハトラックの幅はウェーハの直径に等しい。しかし、一部の二軸研磨機では、ウェーハは、その回転軸に対して垂直な平面で振動する。この場合、ウェーハトラックの幅は、振動による変位を考慮する量だけウェーハの直径よりも広くなる。キャリヤアセンブリは、ウェーハと研磨パッドとの間に制御可能な圧力を提供する。研磨中、スラリーまたは他の研磨媒体が研磨パッド上に流され、ウェーハと研磨層との間の隙間に流し込まれる。ウェーハ表面は、研磨層および表面上の研磨媒体の化学的かつ機械的作用によって研磨され、平坦化される。
CMPの際の研磨層、研磨媒体およびウェーハ表面の間の相互作用は、研磨パッド設計の最適化に向けた取り組みのなか、ますます研究されている。長年にわたる研磨パッド開発の大部分は、経験的性質のものであった。研磨面または研磨層の設計の多くは、スラリー利用度を高める、または研磨均一性を調整すると主張されるさまざまな空隙のパターンおよび溝配置をこれらの層に提供することに集中してきた。長年にわたり、多様な溝および空隙のパターンおよび配置が具現化されてきた。先行技術による溝パターンとしては、とりわけ、半径方向、同心円形、デカルトグリッド状およびらせん状がある。先行技術による溝配置形態としては、すべての溝の幅および深さがすべての溝にわたって均一である配置形態ならびに溝の幅または深さが溝ごとに異なる配置形態がある。しかし、これらの溝パターンおよび配置形態では、有効なウェーハキャリヤリングを有するCMP研磨機に関連するスラリー利用度が看過されている。
近年、G.P. Muldowneyは、米国特許第2008/0182493号で、スラリー利用度を増加させるために、複数の位置にわたって研磨パッド溝をキャリヤリングの流路と整列させることによって機能する低スラリー溝を開示した。この特許は、パッドテクスチャー上のスラリーなどの液体の膜の多くがキャリヤリングによって掃き落とされるウェーハの前縁でスキージ作用を低減する研磨パッドとキャリヤリングの組み合わせを教示している。この特許は、さらに「この潜在的に使用可能なスラリーの損失は、研磨工程の有効性および予測可能性を低減させ、結果として有意な追加的工程コストをもたらす」と記述している。
Muldowneyによる低スラリー溝パターンはスラリー利用度を増加させ流路を有するキャリヤリングのスキージ作用を低減するものの、流路を有さないキャリヤリングを使用する場合には、改善された研磨性能を持つ、効果的な除去速度を提供するCMP研磨プロセスが依然として要望されている。研磨パッドの設計者は、ツールのスループット増加のために除去速度を増加させ、ウェーハの歩留り増加のために改善された研磨性能を容易にする溝パターンおよび研磨方法を常に追求している。
発明の記述
本発明の一つの態様では、研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材および半導体基材の少なくとも一つを研磨パッドで研磨するための方法であって、基材がキャリヤ固定具に固定され、キャリヤ固定具が流路のない表面を有し、方法が、:a)研磨パッドの研磨面に隣接し平行な流路のない表面を持つキャリヤ固定具に基材を固定する工程であって、研磨パッドが多数の溝を有し、多数の溝が高速経路を有し、高速経路の少なくとも50パーセントが研磨パッドの同心円中心を基点とする極座標中の溝軌跡φ(r)の20パーセント以内にあり、(1)研磨パッドの同心円中心と被研磨基材の回転中心との間の距離R、(2)キャリヤ固定具の半径Rおよび(3)キャリヤ固定具の仮想溝の局所角度θc0に関して以下のとおり画定される、工程と:

b)キャリヤ固定具に隣接する研磨パッドに研磨媒体を適用する工程と;c)研磨パッドおよびキャリヤ固定具を回転させて研磨パッドおよび研磨媒体で基材を研磨する工程であって、キャリヤ固定具の流路のない表面が研磨パッドに押し当てられて基材への研磨媒体の流動を妨げ、高速溝経路がキャリヤ固定具を横断して基材への研磨媒体の流動を促進する、工程とを含む方法を提供する。
本発明のもう一つの態様では、研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材および半導体基材の少なくとも一つを研磨パッドで研磨するための方法であって、基材がキャリヤ固定具に固定され、キャリヤ固定具が流路のない表面を有し、方法が、:a)研磨パッドの研磨面に隣接し平行な流路のない表面を持つキャリヤ固定具に基材を固定する工程であって、研磨パッドが多数の溝を有し、多数の溝が高速経路を有し、高速経路の少なくとも50パーセントが研磨パッドの同心円中心を基点とする極座標中の溝軌跡φ(r)の20パーセント以内にあり、(1)研磨パッドの同心円中心と被研磨基材の回転中心との間の距離R、(2)キャリヤ固定具の半径Rおよび(3)キャリヤ固定具の仮想溝の局所角度θc0に関して以下のとおり画定される、工程と:

b)キャリヤ固定具に隣接する研磨パッドに研磨媒体を適用する工程と;c)研磨パッドおよびキャリヤ固定具を同一の方向に回転させて研磨パッドおよび研磨媒体で基材を研磨する工程であって、キャリヤ固定具の流路のない表面が研磨パッドに押し当てられて基材への研磨媒体の流動を妨げ、高速溝経路がキャリヤ固定具を横断して基材への研磨媒体の流動を促進する、工程とを含む方法を提供する。
本発明の方法に従って流路のないキャリヤリングと使用するために作製される研磨パッドの概略上面図である。 本発明の方法に従って溝経路を決定するキャリヤ溝を例示する、図1の線2−2における図1の研磨パッドの拡大断面図である。 本発明の方法のための溝経路を作り出すために使用される仮想溝を有するキャリヤを持つ研磨パッドの溝の形状を例示する概略上面図である。 本発明の方法で使用するために作製される、異なる長さを持つ溝を有する代替研磨パッドの概略上面図である。 本発明の方法で使用するために作製される、互い違いにずらされた異なる長さを持つ溝を有する代替研磨パッドの概略上面図である。 本発明の方法で使用するために作製される、不均等な離間と組み合わせて、互い違いにずらされた異なる長さを持つ溝を有する代替研磨パッドの概略上面図である。 本発明に従った研磨システムの概略図である。
発明の詳細な説明
複数の曲線の半径方向の溝を有する研磨パッドによるCMP研磨は、流路のないキャリヤリングと組み合わせると、改善された研磨性能を提供することが見いだされた。特に、流路のないキャリヤリングは、曲線の半径方向の溝およびキャリヤリングの下方を通してスラリーを基板に誘導するために、スキージ様の方式で研磨パッドに押し当てられる。この基板へのスラリー流動の制限により、他のパッド−キャリヤリングの組み合わせと比較して、除去速度の増加という予期しない利益を提供することができる。
ここで図面を参照すると、図1は、本発明の方法に従って使用するために作製される研磨パッド100の一つの実施態様を例示する。後に論じるように、研磨パッド100は、詳細には、流路のないキャリヤリングまたは固定具108を有する、ウェーハキャリヤなどの対応する各キャリヤ104と協調して設計される。本明細書の目的において、流路のないキャリヤリングは、基材120を支持する構造を表すが、リングが平坦な表面に載っている場合、キャリヤリングの外側からキャリヤリング内に研磨媒体、たとえば研磨スラリー(図示せず)を輸送することのできる通路を含有しない。通常、キャリヤリング108は、100μmよりも小さい表面粗さRを有する。有利には、キャリヤリングは、50μmよりも小さい表面粗さを有する。研磨パッド100は、研磨パッド100がキャリヤ104の下方を掃くにつれ、被研磨基材120、たとえば半導体ウェーハへの研磨媒体の流動を制御するように流路のないキャリヤリング108と連携して構成される複数のパッド溝116を包含する。特に、流路のないキャリヤリング108は、流路のないキャリヤリング108と研磨パッド100との間の流動を妨げ、流動をパッド溝116へ誘導するために、スキージ様の方式で研磨パッド100に押し当てられる。パッド溝116は、流路のないキャリヤリング108を横断するため、前縁124で基材120へのスラリー流動を促進する。特に、この流路のないキャリヤリング108とパッド溝116の相互作用は、研磨パッド100およびキャリヤ104が所定の方向Dパッド、Dキャリヤに各々回転するにつれ、生じる。
図1および図2を参照すると、研磨パッド100は、研磨面132を有する研磨層128を包含する。一つの例では、研磨層128は、研磨層128と一体で形成することができる、または研磨層128と別個に形成することができるバッキング層またはサブパッド136で支持することができる。研磨パッド100は、通常、円形のディスク形状を有し、研磨面132は同心円中心Oおよび円形の外周140を有する。後者は、特定の長さの半径Rパッドで例示されるように、Oからの半径方向距離に配設することができる。キャリヤ適合溝116の少なくとも一部分は、半径方向または曲線の半径方向の形状を有する。本明細書の目的において、半径方向または曲線の半径方向の形状は、半径Rパッドの長さに沿った少なくとも一つの位置において研磨パッド100の半径Rパッドに接する。研磨層128は、被研磨物品、たとえば、とりわけ半導体ウェーハ、コンピュータハードドライブのディスクなどの磁性媒体物品または屈折レンズ、反射レンズ、平面反射板もしくは透明平面物品などの光学部品を研磨するために好適な任意の材料から製造することができる。研磨層128のための材料の例としては、例示のためであって限定するものではないが、さまざまなポリマープラスチック、たとえば、とりわけポリウレタン、ポリブタジエン、ポリカーボネートおよびポリメチルアクリレートがある。加えて、これらの材料は孔隙を包含することもでき、または包含しないこともできる。
パッド溝116は、幾多もの好適な方式のうち、任意の方式で研磨面132上に配置することができる。一つの例では、パッド溝116は、一定の角ピッチを使用するなど、同心円中心Oの周囲にわたって円周方向に単一の溝形状を反復させた結果であることができる。図1に示すもう一つの例では、パッド溝116は、一定の角ピッチなど、同心円中心Oの周囲にわたって円周方向に反復する少なくとも一つの溝セット144で配置することができる。一つの例では、溝セット144は、類似の形状を共有しながらも種々の量にわたって伸びる複数の個々のパッド溝116を含む。有利には、個々のパッド溝116は、隣接する溝間の離間で隔てられている。これらの溝は、もう一つの溝、たとえば円形の、らせん状の、またはX−Y溝と交差することが可能である。しかし、有利には、これらの隣接する溝は、ウェーハトラックの他の溝と交差しない。理解されるように、研磨パッド100の円形の性質のため、パッドの同心円中心Oの近接点からパッドの外周140またはその付近まで伸び、一定の角ピッチを有する多数の溝の間の離間は、パッドの外周に向かって必然的に増加する。その結果、より均一な溝切りを提供するため、一部の設計では、離間がある量を超える場合、より多くの、かつより短いパッド溝116を研磨パッド100に提供することが望ましい。同心円中心Oの周囲にわたって、いくつかの溝セット144を所望のように形成することができることは容易に理解される。
さらに、図1に加えて図2を参照すると、複数の溝116は、それぞれ任意の好適な方式、たとえばフライス加工、成形、レーザ切削などで研磨層132に形成することができる。複数のパッド溝116をそれぞれ所望のとおりに断面形状148で形成し、特定のセットの設計基準に合致させることができる。例として、複数のパッド溝116は、それぞれ三角形、四角形、矩形148a(図2)またはU字形断面形状を有することができる。通常、四角形、矩形およびU字形断面は、最良の研磨性能を提供する。もう一つの例では、それぞれのパッド溝116の断面形状148は、溝の長さに沿って異なることができる。さらにもう一つの例では、断面形状148は、パッド溝116ごとに異なることができる。なおもう一つの例では、多数の溝セット144が提供される場合、断面形状148は、溝セットごとに異なることができる。当業者は、パッド溝116の断面形状148を実施するうえで設計者が有する広範囲にわたる断面形状を認識する。
ここで図1〜図3を参照すると、それぞれのパッド溝116(図1)に対し、キャリヤ適合溝形状152が提供される。高いレベルでは、キャリヤ適合溝形状152は、それぞれの対応する溝116の方向、位置および輪郭を記載する複数の点156によって画定することができる。点156は、それぞれ、軸、たとえば、例として水平軸160と研磨パッド100の同心円中心Oから投影する半径rとの間に形成される角度φによって配設することができる。一つの例では、キャリヤ適合溝形状152は、研磨面132の全体的または実質的に全体的な半径方向距離、すなわちRパッドにわたって画定することができる。もう一つの例では、キャリヤ適合溝形状152は、ウェーハ120などの被研磨物品の位置に対して画定することができる。さらにもう一つの例では、キャリヤ適合溝形状152は、研磨面132(図2)上の研磨トラック164の一部分、すなわち研磨中にウェーハ120または他の被研磨物品と対面する研磨面の領域内に画定することができる。通常、キャリヤ適合溝は、中心Oから半径方向で測定されるウェーハトラックの少なくとも50パーセントを占める。有利には、キャリヤ適合溝は、中心Oから半径方向で測定されるウェーハトラックの少なくとも三分の二を占める。最も有利には、キャリヤ適合溝は、全体的なウェーハトラックを占める。研磨トラック164は、内側境界164aおよび外側境界164bで画定することができる。当業者は、内側および外側境界164a、164bがほぼ円形であるとしても、研磨機が被研磨物品または研磨パッド100に軌道動作または振動動作を与える場合、これらの境界が変調されることができることを容易に理解する。
キャリヤ適合溝形状152は、三つの幾何学的パラメータの関数として画定される。第一のパラメータは、研磨パッド100の同心円中心Oと被研磨基材120の回転中心O’との間の距離Rである。キャリヤ104がその回転軸に対して垂直な平面で振動する場合、距離Rは時間の周期関数であり、キャリヤ適合溝形状152を決定するために使用するRの値は、最小値、最大値または中間値であることができ、好ましくはRの時間平均値が使用される。第二のパラメータは、キャリヤ104の半径Rである。通常、キャリヤ半径Rは、回転中心O’から測定されるキャリヤリング108の外側半径を表す。しかし、当業者は、あるいはキャリヤ半径Rが、回転中心O’からキャリヤリング108上のもう一つの位置、たとえば、例として図3に例示されるように、キャリヤリング108の中間幅またはキャリヤリング108の内側半径までの半径方向距離を表すことができることを理解する。第三のパラメータは、仮想キャリヤ溝112の角度θc0である。仮想キャリヤ溝112は、研磨パッド100のキャリヤ適合溝形状152を画定するためにのみ使用される幾何学的構成概念であり、本発明に従って使用される場合のキャリヤリング108には実際には存在していない。仮想キャリヤ溝112は、軸、たとえば、例として水平軸160とともに局所角度θを形成する方式でキャリヤリング108上において方向付けられると考えることができる。この場合、仮想キャリヤ溝112は図示されるように方向付けられ、仮想キャリヤ溝112aの局所角度θは0°であり、仮想キャリヤ溝112bの局所角度θは45°であり、仮想キャリヤ溝112cの局所角度θは−45°である。当業者は、図示された残りの仮想キャリヤ溝112について、局所角度θを決定する手法を容易に認める。代替仮想キャリヤ溝方向を有する代替キャリヤリングの仮想キャリヤ溝の局所角度θは、同一の方式で容易に決定することができる。キャリヤ適合溝形状152を決定するために使用される基本局所角度θc0は、仮想キャリヤ溝112がキャリヤ半径Rに対応する距離で水平軸160を横切る交差点114に形成される角度である。画定されるとおり、基本局所角度θc0は、正、負またはゼロであることができる。キャリヤリング108および研磨パッド100が回転するにつれ、それぞれの仮想キャリヤ溝112は、有利にはウェーハ120の前縁に隣接する多数の位置でさまざまなパッド溝116と整列する。例として、仮想キャリヤ溝112は、異なった時点で、ウェーハトラック164内のいくつかの隔てられた位置でウェーハ120の前縁に隣接するパッド溝116と整列することができる。研磨パッド100およびキャリヤリング108の両方が反時計方向に回転する場合、所与の一つのパッド溝116と連続的な仮想キャリヤ溝112との間の整列の瞬間点は、有利には同心円中心Oの付近で開始し、ウェーハトラック164にわたって外向きに移動し、その後、周辺140に近づく。同様に、研磨パッド100およびキャリヤリング108の両方が時計方向に回転する場合、所与の一つのパッド溝116と連続的な仮想キャリヤ溝112との間の整列の瞬間点は、有利には同心円中心Oの付近で開始し、ウェーハトラック164にわたって外向きに移動し、その後、周辺140に近づく。
キャリヤ適合溝形状152は、研磨トラック164の幅内のいずれにおいても、換言すれば、内側境界164aの半径よりも大きくまたは等しく、かつ外側境界164bの半径よりも小さいまたは等しい任意の半径で良好に画定される。内側境界164aは、キャリヤ104が振動する場合にはrおよびRが時間平均値であり、そうでない場合には固定値である、同心円中心Oから引かれる半径r=R−Rで画定することができる。外側境界164bは、キャリヤ104が振動する場合にはrおよびRが時間平均値であり、そうでない場合には固定値である、同心円中心Oから引かれる半径r=R+Rで画定することができる。キャリヤ適合溝形状152を画定する同心円中心Oから引かれるrの値は、したがって、(R−R)で始まり、(R+R)で終わる半径の区間に及ぶ。rの値が(R−R)よりも小さい、または(R+R)よりも大きい、この半径の区間の外側では、パッド溝116は、好ましくは研磨トラック164の、対応するより近い境界における勾配に等しい、または類似した勾配でキャリヤ適合溝形状152を外挿することによって得られる軌跡に従う。
さらに、キャリヤ適合溝形状152の部分または全部に沿ったそれぞれの点156は、水平軸160上に配設されるウェーハキャリヤ104の回転中心O’に関して測定されるキャリヤ角度φによって記載し、キャリヤ半径Rによって定めることもできる。所与の点156は、したがって同心円中心Oを基点とするグローバル極座標(r、φ)に関して、または回転中心O’を基点とする局所極座標(R、φ)に関して配設することができる。この幾何学的等価から、研磨性能の改善を提供するキャリヤ適合溝の軌跡のための以下の式を立てることが可能になる。
好ましくは、研磨は、同一の方向に回転するキャリヤ固定具またはリング108および研磨パッド100によって生じる。φ(r)が負である場合、研磨パッド100およびキャリヤリング108の両方が研磨面132の上方から見て反時計方向に回転する。φ(r)が正である場合、研磨パッド100およびキャリヤリング108の両方が研磨面132の上方から見て時計方向に回転する。有利には、研磨は、θc0が−90〜90度である上記の溝の式の20パーセント以内にある高速溝経路によって生じる。本明細書の目的において、20パーセント以内とは、同心円中心Oを基点とする所与の半径rでの溝経路のグローバル角度φの値が、同一の半径rで上記の式を使用して計算したグローバル角度φの値の0.8〜1.2倍の間にあることを意味し、10パーセント以内とは、同心円中心Oを基点とする所与の半径rでの溝経路のグローバル角度φの値が、同一の半径rで上記の式を使用して計算したグローバル角度φの値の0.9〜1.1倍の間にあることを意味する。
最も有利には、研磨は、θc0が−30〜90度である上記の溝の式の10パーセント以内にある高速溝経路によって生じる。さらにまた、有利には、それぞれの高速溝経路の少なくとも50パーセントは、高速溝の式の20パーセント以内にとどまる。本明細書の目的において、式内にとどまる高速溝経路のパーセントは、同心円中心Oから外周140まで測定される半径方向のパーセンテージを指す。さらにまた、最も有利には、それぞれの高速溝経路の少なくとも50パーセントは、高速溝の式の10パーセント以内にとどまる。より有利には、研磨は、θc0が0〜90度である溝の式の20パーセント以内にある高速経路によって生じる。最も有利には、研磨は、θc0が30〜60度、たとえば40度、45度または47.5度である溝の式の20パーセント以内にある高速経路によって生じる。特に、θc0が40〜50度である溝の式の20パーセント以内にある高速経路による研磨は、優れた結果を実証した。
図4〜図6は、流路のないキャリヤリング408とともに機能してウェーハ420に研磨媒体を誘導する、さまざまな例示的なパッド溝116の詳細を例示する。図4を参照すると、研磨パッド400は、反復する溝セット444内に編成される曲線の半径方向の溝426、428、430および432を包含する。それぞれの溝セット444は、研磨パッドの中心O(図3)から測定される不均等な出発位置を有する426(1本)、428(1本)、430(2本)および432(4本)の曲線の半径方向の溝を含有する。集合的に、これらの溝は、ウェーハトラックにわたり研磨パッドの表面積対溝比率のバランスを取るように機能する。溝426は、研磨パッド400の外周からウェーハトラック(図示せず)の内側境界内の位置まで伸びる。溝428は、研磨パッド400の外周からウェーハトラックの内側境界の隣接内の位置まで伸びる。溝430は、研磨パッド400の外周からウェーハトラックの中心領域内の位置まで伸びる。溝432は、研磨パッド400の外周からウェーハトラックの外側境界内の位置まで伸びる。
図5の研磨パッド500は、反復する溝セット544内に編成される曲線の半径方向の溝526〜532を包含する。それぞれの溝セット544は、526(1本)、527(1本)、528(1本)、529(2本)、530(1本)、531(1本)および532(1本)の曲線の半径方向の溝を含有する。これらの溝は、集合的にキャリヤリング508と相互作用し、ウェーハ520の研磨除去速度を増加させる。研磨パッド500は中心Oを有し、研磨は中心Oから互い違いにずらされた半径で開始する高速経路を有する多数の溝で生じる。集合的に、これらの溝は、ウェーハトラックにわたり、研磨パッドの表面積対溝比率のバランスを取るように機能する。加えて、溝セット内のそれぞれの溝は、溝を開始するための互い違いにずらされた移行点を有する。例として、これらの溝は、ウェーハトラック(図示せず)の内側の出発点からウェーハトラックの外側境界内の位置まで伸びる。
図6の研磨パッド600は、反復する溝セット644に編成される曲線の半径方向の溝616を包含する。これらの溝セットは、集合的にキャリヤリング608と相互作用し、ウェーハ620の研磨除去速度を増加させる。それぞれの溝セット644は不均等な角離間を持つ曲線の半径方向の溝を含有し、研磨は高速経路を有する多数の溝616間の不均等な角離間によって生じる。例として、溝セット644は、狭い角離間650から広い角離間652までの範囲にわたる角溝離間を包含する。特に、それぞれの溝セットは、不均等な角離間した溝のみ、または均等な角離間した溝と不均等な角離間した溝の組み合わせを含有することができる。加えて、それぞれの溝セット644は、異なる移行点または出発点を有する、不均等な半径方向離間を持つ溝を含有する。例として、これらの溝は、ウェーハトラック(図示せず)の内側の出発点からウェーハトラックの外側境界内の位置まで伸びる。集合的に、これらの溝は、ウェーハトラックにわたって研磨パッドの表面積対溝比率のバランスを取るように機能し、ウェーハ内不均一性(WIWNU)を低減し、CMP工程の除去速度を改善することができる。
図7は、物品、たとえばウェーハ708を研磨するため、図1〜図6の研磨パッド100、400、500および600または本開示の他の研磨パッドの一つであることができる研磨パッド704と使用するのに好適な研磨機700を例示する。研磨機700は、研磨パッド704が取り付けられるプラテン712を包含することができる。プラテン712は、プラテンドライバ(図示せず)によって回転軸A1を中心に回転可能である。研磨機700は、さらに、プラテン712の回転軸A1に対して平行かつ離間した回転軸A2を中心に回転可能であり、研磨中にウェーハ708を支持するウェーハキャリヤ720を包含することができる。ウェーハキャリヤ720は、ウェーハ708が研磨パッド704の研磨面724に対してごくわずかに非平行な態様をとることができるようにするジンバル式リンク(図示せず)を備えることができ、その場合、回転軸A1、A2は相互に対してごくわずかに斜行していることができる。ウェーハ708は、研磨面724に面し、研磨中に平坦化される被研磨面728を包含する。ウェーハキャリヤ720は、ウェーハ708を回転させ、研磨中に被研磨面とパッドとの間に所望の圧力が存在するよう下向きの力Fを提供して被研磨面728を研磨パッド704に押し当てるように適応されたキャリヤ支持アセンブリ(図示せず)によって支持することができる。研磨機700は、研磨面724に研磨媒体736を供給するための研磨媒体導入口732を包含することもできる。
当業者が理解するように、研磨機700は、他の部品(図示せず)、たとえばシステム制御装置、研磨媒体貯蔵および計量供給システム、加熱システム、すすぎシステムならびに研磨工程のさまざまな態様を制御するためのさまざまな制御、たとえば、とりわけ:(1)ウェーハ708および研磨パッド704の一方または両方の回転速度のためのスピード制御装置および選択装置、(2)パッドへの研磨媒体736の送り出しの速度および位置を異ならせるための制御装置および選択装置、(3)ウェーハと研磨パッドとの間に適用される力Fの大きさを制御するための制御装置および選択装置、ならびに(4)パッドの回転軸A1に対するウェーハの回転軸A2の位置を制御するための制御装置、作動装置および選択装置を包含することができる。当業者は、これらの部品を構築し、具現化する手法を認識し、したがって、当業者が本発明を認識し、実施するためのそれらの詳細な解説は不要である。
研磨中、研磨パッド704およびウェーハ708が各回転軸A1、A2を中心に回転し、研磨媒体736が研磨媒体導入口732から回転する研磨パッドの上に計量供給される。研磨媒体736は、研磨面724上に、ウェーハ708と研磨パッド704との間の隙間を包含して広がる。研磨パッド704およびウェーハ708は、通常、0.1rpm〜750rpmの間で選択されるスピードで回転するが、必ずしもそうである必要はない。力Fは、通常、ウェーハ708と研磨パッド704との間に0.1psi〜15psi(6.9〜103kPa)の所望の圧力を誘発するように選択される大きさであるが、必ずしもそうである必要はない。パッド溝とキャリヤリングの相互作用は、結果として基材除去速度の実質的な増加およびウェーハ間不均一性の改善をもたらすことができる。

本例では、従来の同心円溝または本発明による高速溝のいずれかを持つ、Rohm and Haas Electronic Materials CMP Technologies、Newark、Delaware、USAによって製作された直径77.5cmの硬質ポリウレタン研磨パッドIC1000で、流路を有さないキャリヤリングと併せて使用する場合の除去速度を上げるための高速溝の効果を実証する。同心円溝を3.1mmの一定のピッチ上で深さ0.76mmかつ幅0.51mmに機械加工し、全ウェーハトラックにわたって適用される高速経路のための式によって決められたパターンおよび湾曲を持つように高速溝を深さ0.76mmかつ幅0.76mmに機械加工した。流路を有さないキャリヤリングと併せてそれぞれの溝タイプを使用して、ダウンフォース26.6kPa、パッド回転速度120rpm、キャリヤ回転速度113rpmならびにスラリー流動速度200および120ml/分(min)でタングステン300mmブランケットウェーハを研磨したところ、表1の結果が出た。平均値は、それぞれのセットの四つの個々のウェーハにわたって得られた結果の算術平均を指す。
従来の同心円溝に対して、高速溝は、両方の溝タイプが流路を有さないキャリヤリングとともに使用された場合、タングステンブランケットウェーハ上の除去速度をスラリー流動速度200ml/minで平均60%、スラリー流動速度120ml/minで平均84%増加させた。加えて、除去速度のウェーハ間不均一性(WTWNU)は、スラリー流動速度200ml/minで2.9%から1.7%へ、スラリー流動速度120ml/minで1.1%から0.7%へ低減された。

Claims (10)

  1. 研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材および半導体基材の少なくとも一つを研磨パッドで研磨するための方法であって、基材がキャリヤ固定具に固定され、キャリヤ固定具が流路のない表面を有し、方法が、
    a)研磨パッドの研磨面に隣接し平行な流路のない表面を持つキャリヤ固定具に基材を固定する工程であって、研磨パッドが多数の溝を有し、多数の溝が高速経路を有し、高速経路の少なくとも50パーセントが研磨パッドの同心円中心を基点とする極座標中の溝軌跡φ(r)の20パーセント以内にあり、(1)研磨パッドの同心円中心と被研磨基材の回転中心との間の距離R、(2)キャリヤ固定具の半径Rおよび(3)キャリヤ固定具の仮想溝の局所角度θc0に関して以下のとおり画定される、工程と、

    b)キャリヤ固定具に隣接する研磨パッドに研磨媒体を適用する工程と、
    c)研磨パッドおよびキャリヤ固定具を回転させて研磨パッドおよび研磨媒体で基材を研磨する工程であって、キャリヤ固定具の流路のない表面が研磨パッドに押し当てられて基材への研磨媒体の流動を妨げ、高速経路がキャリヤ固定具を横断して基材への研磨媒体の流動を促進する、工程とを含む方法。
  2. 研磨パッドが中心を有し、中心から互い違いにずらされた半径で開始する多数の溝によって研磨が生じる、請求項1記載の方法。
  3. φc(r)が負である場合に反時計方向に、またはφc(r)が正である場合に時計方向に回転する研磨パッドとともに回転が生じる、請求項1記載の方法。
  4. θc0が0〜90度である溝軌跡の20パーセント以内にある高速経路によって研磨が生じる、請求項1記載の方法。
  5. 研磨媒体の存在下で磁性基材、光学基材および半導体基材の少なくとも一つを研磨パッドで研磨するための方法であって、基材がキャリヤ固定具に固定され、キャリヤ固定具が流路のない表面を有し、方法が、
    a)研磨パッドの研磨面に隣接し平行な流路のない表面を持つキャリヤ固定具に基材を固定する工程であって、研磨パッドが多数の溝を有し、多数の溝が高速経路を有し、高速経路の少なくとも50パーセントが研磨パッドの同心円中心を基点とする極座標中の溝軌跡φ(r)の20パーセント以内にあり、(1)研磨パッドの同心円中心と被研磨基材の回転中心との間の距離R、(2)キャリヤ固定具の半径Rおよび(3)キャリヤ固定具の仮想溝の局所角度θc0に関して以下のとおり画定される、工程と、

    b)キャリヤ固定具に隣接する研磨パッドに研磨媒体を適用する工程と、
    c)研磨パッドおよびキャリヤ固定具を同一の方向に回転させて研磨パッドおよび研磨媒体で基材を研磨する工程であって、キャリヤ固定具の流路のない表面が研磨パッドに押し当てられて基材への研磨媒体の流動を妨げ、高速溝経路がキャリヤ固定具を横断して基材への研磨媒体の流動を促進する、工程とを含む方法。
  6. 研磨パッドが中心を有し、中心から互い違いにずらされた半径で開始する多数の溝によって研磨が生じる、請求項5記載の方法。
  7. φc(r)が負である場合に反時計方向に、またはφc(r)が正である場合に時計方向に回転する研磨パッドとともに回転が生じる、請求項5記載の方法。
  8. 高速経路を有する多数の溝間の不均等な角離間によって研磨が生じる、請求項5記載の方法。
  9. θc0が30〜60度である溝軌跡の20パーセント以内にある高速経路によって研磨が生じる、請求項5記載の方法。
  10. θc0が40〜50度である溝軌跡の10パーセント以内にある高速経路によって研磨が生じる、請求項5記載の方法。
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