JP2006191347A - 告知放送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の告知放送システムでは、有線放送サービス、例えばCATV網を用いて放送を受信する為、災害等により信号伝送路の切断や、放送局側の設備の障害によりCATV信号を供給できない等の問題があった。また自動切り替え方式の受信機の場合には、夜間に加入者宅内で聴取不要の放送が騒音及び雑音として発生するという問題もあった。
【解決手段】 本発明は、FM放送のステレオ信号に制御信号及び音声信号を乗せて電波を送り出す放送手段11と、端末機2のFM検波部を通してL信号及びR信号に復調するFM放送受信手段21と、制御信号と前記端末機の識別番号との照合をする照合手段22と、一致信号により音声出力部23dを起動させ、音声信号を音声出力部からスピーカーに伝えて告知放送を行う出力手段23により解決できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、告知放送を行う告知放送システムに関し、特にコミュニティFM放送を用いて告知放送を行ない、コミュニティFM放送に告知放送が割り込める告知放送システムに関するものである。
従来、各地域に密接した情報を提供する手段として、例えばCATV(cable television)網を利用してCATVシステムの加入者宅に設置された告知放送受信機から天災や災害時等の緊急情報を提供する告知放送がある。
例えば、信号伝送路を介して入力される告知放送の搬送波の有無を検出するCATV検出手段と、断線等により無搬送波を検出した場合には信号伝送路から自己が備える空中線に切り替え、選局操作に応じて局部発振周波数を可変制御する同調手段とを備える告知放送受信機がある。前記告知放送受信機は信号伝送路の断線等の線路障害が生じた場合には、同調手段が信号伝送路に替えて自己が備える空中線に切り替え、空中線を介して一般放送を受信すべく選局操作に応じて局部発振周波数を可変制御する。そしてCATV共聴ラインLが切断された場合には、CATVシステムと切り離して個別に受信動作をすることができる告知放送受信機に関する技術は、特許文献1に記載されている。
また例えば、域内告知情報放送主体が住民に告知すべきテキスト情報をコンピュータに入力する入力手段と、入力されたテキストデータと域内住民各戸に付された送信宛先を蓄積するデータ蓄積手段と、テキストデータを電子メールとして送信可能な送信手段と、送信されてきた電子メールを受信可能な住民側にある受信手段と、電子メールを蓄積できる蓄積手段と、任意に選択できる電子メール選択手段と、電子メールを音声に変換して放音することが可能な音声生成手段と、音量調整手段を含む放音手段と、送信されてきた電子メールの内容に応じて住民側から域内告知情報放送主体へ応答可能な応答手段とを備えた域内告知情報放送装置に関する技術は、特許文献2に記載されている。
特開平9−162825号公報 特開2003−324549号公報
しかしながら、上記の如く従来の告知放送システムでは、有線放送サービス、例えばCATV網に受信機を接続して放送を受信している為、風水害や地震等の災害により信号伝送路であるCATV共聴ラインが切断されると、CATV信号が供給されなくなる。
その為CATV信号が供給されない場合には、携帯可能な受信機で、かつ乾電池のバックアップにより告知放送の受信可能な状態であっても、告知放送を受信出来ないという問題があった。
また、CATV放送局側の放送局設備に障害が発生した場合には、告知放送を放送することが出来ないという問題もあった。
そして、災害や工事等の場合には、CATV信号が瞬時または短時間の断/復旧を繰り返すこともある為、CATV信号の切断時にアンテナ受信に切り替え、直接FM放送を受信して聴く自動切り替え方式では、放送局側で意図しない発声や不意に受信機から最大音量の発声が断続する場合もある。
また、自動切り替え方式の場合には、夜間に加入者宅内で聴取不要の放送が騒音及び雑音として発生されるという問題があった。
そして、受信機を設置していない非加入者の場合には、一般のFMラジオを用いてFM放送を受信し、告知放送を聴くことも可能であるが、常時FMラジオの電源を起動しておかなければならないという問題があった。
その為、信号伝送路の線路障害に無関係であり、放送局設備も可搬可能であり、緊急時には強制的に告知放送を受信して聴取することができる告知放送システムの提供が望まれていた。
本発明は、上述した問題点に鑑みて成されたものであり、FM放送のステレオ信号であるL信号及びR信号の一方に制御信号を、他方に音声信号を乗せて電波を送り出す放送手段と、
端末機のFM検波部を通して前記L信号及びR信号に復調するFM放送受信手段と、
前記制御信号と前記端末機の識別番号との照合をする照合手段と、
前記照合手段で一致信号が出力されると、該一致信号により音声出力部を起動させて、前記音声信号を前記音声出力部からスピーカーに伝えて告知放送を行う出力手段とを具備することで解決するものである。
また、前記照合手段は制御信号検出部とマイクロコンピュータとメモリとで構成され、
前記制御信号検出部で前記制御信号はデコードされ、メモリに記憶された前記端末機の識別番号と前記制御信号との一致を前記マイクロコンピュータで照合し、
前記マイクロコンピュータからの前記一致信号を出力することにより、端末機の起動を制御できることを特徴とするものである。
更にまた、前記制御信号はトーン信号を用いて構成することにより、端末機の識別番号と制御信号の一致できることを特徴とするものである。
更にまた、前記放送手段はコミュニティFM局を用いることにより、信号伝送路の路線障害に左右することなく告知放送を放送できることを特徴とするものである。
更にまた、前記制御信号及び前記端末機の識別信号にグループ信号を含ませて、前記端末機をグループごとに限定して放送することを特徴とするものである。
更にまた、端末機に選局スイッチを設け、通常のFM放送を聞くときは前記FMスイッチをオンして前記音声出力部に電源を供給することを特徴とする。
上述したように、本発明の告知放送システムはステレオ信号の一方に制御信号を、他方に音声信号を乗せることにより1波で告知放送を放送でき、また端末機もFM放送局側から制御することができる。また、それによりCATV網を用いた告知放送システムのように共聴線の路線障害を気にせず告知放送を行うことができる。
例えば、照合手段で端末機の識別番号と制御信号の一致を照合し、一致信号を出力することにより、端末機の音声出力部電源をFM放送局側で起動することが可能となる。また、それにより端末機の音声出力部を告知放送のときに起動させるので、端末機の消費電力を小さくできる。
また、トーン信号を用いて制御信号を構成することにより、制御命令をFMの電波に乗せて送出することが可能となる。
更に、放送手段にコミュニティFM局を用いることによりワイヤレスとなるので、伝送路の路線障害に左右されることなく放送でき、また地域に密着した情報をいつでも放送することができる。
更にまた、制御信号及び識別番号にグループ信号を追加することにより、端末機をグループごとに選択して告知放送を行う限定した放送が実現できる。
更にまた、端末機に選局スイッチを備えることにより、選局スイッチがオフのときに告知放送を受信すると、一致信号により音声出力部に電源を供給して告知放送を聞くことができる。コミュニティFM局の通常の放送を聞くときは選局スイッチをオンにして音声出力部に電源を供給している。そのときに告知放送があれば告知放送に強制的に切り替わり受信することができる。
以下に、本発明における実施の形態について、図1〜4を参照にして詳細に説明する。
告知放送とは行政情報、職域放送、教育機関や公共機関からの伝達、趣味サークルのお知らせ、各種地域情報、緊急放送を速やかに、かつ的確に告知できる放送であり、本発明はFM放送、例えばコミュニティFM放送を用いた告知放送システムに適用できる。
図1は、本発明の一実施の形態である告知放送システムの構成図である。
図1に示すごとく、告知放送システムは、コミュニティFM放送局1、端末機2とから構成される。
コミュニティFM放送局1は、市町村などの一部の地域を対称としたFM局であり、地域に密着した情報を、微弱な電波を利用して放送する放送局である。地域に密着した情報とは、災害や緊急時においてリアルタイムで提供できる停電や断水の状況、及び救援活動等に関する情報や、地域住民が番組製作に参加して提供する祭りやバザー等の地域の特色を生かした情報などである。また、コミュニティFM放送局1は、FM電波を送り出す放送手段11を含む。
放送手段11とは、コミュニティFM放送局1がコミュニティFM放送を用いて、ステレオ信号であるL信号及びR信号の一方に制御信号を、他方に音声信号を乗せて電波を送り出す手段である。
制御信号とは、コミュニティFM放送局1側で端末機2の制御を行う信号である。例えば、端末機2の音声出力部の電源を告知放送の時にコミュニティFM放送局1側で起動したり、緊急放送時には端末機2の音声出力部を最大音量レベルへと設定したり、告知放送の内容で端末機2をグループごとに選択して限定した放送を行ったりすることが可能になる。
音声信号とは、告知する放送内容を乗せた信号である。例えば、災害や緊急時の停電や断水の状況及び救援活動等に関する情報、祭りやバザーといった地域に密着した情報、趣味サークルの活動連絡等の音声信号が乗っている。
端末機2は、選局スイッチ2a、アンテナ3、スピーカー4、電源5、FM放送受信手段21、照合手段22、出力手段23とから構成される。
選局スイッチ2aは、通常、FM放送を受信するためのスイッチであり、端末機2の筐体の前面パネルに位置している。選局スイッチ2aをオンにした場合には、コミュニティFM局の通常の放送を聴取でき、また放送中に告知放送の制御信号を受信すると緊急放送または一斉放送の告知放送へと切り替わり、コミュニティFM放送に割り込む形で告知放送が優先的に放送される。一方、選局スイッチ2aをオフにした場合には、夜間や外出等の任意で通常の放送を聞かない時間に、告知放送の制御信号を受信すると、一致信号により音声出力部の電源が供給され告知放送を聞くことができる。一致信号とは、制御信号と端末機2の識別番号とを照合し、一致した場合に出力される信号である。
尚、アンテナ3、スピーカー4、電源5、FM放送受信手段21、照合手段22、出力手段23については後で詳細に説明する。また、アンテナ3は端末機2の上部に、スピーカー4は端末機2の筐体の前面パネルに位置しているが、これらは端末機の側面や背面等に位置しても良い。また電源5は端末機2の一部に電池ケースを設けたり、外部のAC/DCアダプタを用いたりして電源を供給する。
次に図2は、本発明の一実施の形態である端末機の構成を説明するブロック図である。
図2に示すごとく、端末機2はアンテナ3、スピーカー4、電源5、FM放送受信手段21、照合手段22、出力手段23とから構成される。
アンテナ3は、ロッドアンテナを装備し、コミュニティFM放送局1が放送するFM周波数帯域の信号を直接受信している。ロッドアンテナで受信した信号は、バンドパスフィルタを介して高周波増幅回路21aへと送り出される。バンドパスフィルタとは、ある周波数範囲の周波数の信号だけを通過させ、それ以外の周波数の信号を減衰させるフィルタである。
スピーカー4は、FM放送受信手段21で受信した信号の音声を出力する装置である。
電源5は、交流電流から直流電流へと変換するAC/DCアダプタであり、DC9Vの入力に基づいて直流駆動電圧を発生するレギュレータである。また乾電池を電池ケースに装着して電源を供給することも可能であり、AC/DCアダプタと乾電池の両方を同時に入力することも可能である。更にまた端末機2は、電源5から電源が供給されている間中待機状態である為、FM放送受信手段21及び照合手段22に常時電源を供給することができる。
尚、停電時には、ダイオードのスイッチングにより乾電池側から電源が供給され、バックアップされる。
FM放送受信手段21は、アンテナ3より受信した電波を検波してL信号及びR信号に復調する手段であり、高周波増幅回路21a、PLL回路21b、局部発振回路21c、混合回路21d、中間周波増幅回路21e、FM検波部21f、復号器21gから構成される。
高周波増幅回路21aは、感度アップを図る為に高周波の増幅を行う回路である。増幅した後、次段の処理回路へと供給する。
PLL回路21bとは、入力信号や基準周波数と、出力信号との周波数を一致させる電子回路である。まずPLL回路内の基準発振器の周波数と電圧制御発振器の周波数を位相比較し、次に周波数に差がある場合には電圧制御発振器を制御して、差を無くすというように動作する。また発振周波数から位相比較へ、位相比較から電圧制御へ、電圧制御から発振周波数へとループ状に制御することで、正確に同期した周波数の信号を発信する。
尚、基準周波数発振器には安定度の高い水晶発振器を使用し、水晶発振器だけでは高い周波数を発振させることが困難な為、分周器により比較的低い周波数に変換して周波数比較を行うことにより安定した高周波信号を作成している。また出力周波数は、分周器の分周率で変更可能な為、受信周波数に選局することが可能である。
局部発振回路21cは、電圧制御発振器であり、発振周波数はPLLシンセサイザの出力により制御される。そして受信周波数に対応し、安定した65.3〜79.3MHzの発振動作を行う。
尚、発振周波数は、可変容量ダイオード(バリキャップ・ダイオード)により変化し、また容量は、逆方向電圧をPLLシンセサイザの出力電圧により制御される。
混合回路21dは、2つの信号を混合する回路である。局部発振回路21cからの信号とアンテナ3で受信して高周波増幅された信号とを印加し2つの元の信号に加え、これら2つの信号の和周波数と差周波数に変換して出力する。
中間周波増幅回路21eは、中間周波信号を増幅する回路である。混合回路21dから送り出された高周波を中間周波信号(10.7MHz)まで逓倍している。
FM検波部21fは、周波数弁別したあとにステレオ・コンポジット信号に変換を行う。
復号器21gとは、ステレオ・コンポジット信号から差信号(L−R)及び和信号(L+R)を得て、両信号を加減算することによりL信号及びR信号を取り出す。
照合手段22は、制御信号と端末機に保持された識別番号との照合を行う手段であり、制御信号検出部22a、メモリ22b、マイクロコンピュータ22cから構成される。
制御信号検出部22aは、告知放送の場合には、ステレオ信号の一方に制御命令を乗せて送り出される為、そのステレオ信号より取り出すトーン信号を用いて制御命令の検出を行う。制御命令は、トーン入力周波数より1からDまでの16種類の組み合わせで構成される。また、各デジットはトーン入力周波数の2周波の組み合わせからデコードされる。
尚、デコードされた信号はマイクロコンピュータ22cで処理され、出力手段23の制御を行う。
メモリ22bとは、コンピュータ内でデータやプログラムを記憶する為の装置である。電気的に内容を書き換えることができるEE−PROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)を利用し、自局番号IDや放送エリア(グループ)データ等を保持している。
尚、メモリ22bへの書き込み及び読み出しは、制御命令信号によりマイコンピュータ22cから制御される。
マイクロコンピュータ22cとは、機器の制御の為に必要なコンピュータの機能を1つのIC(Integrated Circuit)に集積し、制御の為のプログラムも内蔵した専用のコンピュータである。例えば、制御信号と端末機の識別番号との照合をし、一致した場合には一致信号を出力手段23へと出力したり、PLL回路の分周器の分周率を設定したり、メモリへの書き込み及び読み出しを制御したりしている。
出力手段23は、一致信号により音声の出力部を起動させ、アンテナ3で受信した音声信号を出力部からスピーカー4に伝えて放送を行う手段であり、録音/再生回路23a、スイッチ回路23b、ボリューム回路23c、音声出力部電源23d、音声出力部23eとから構成される。
録音/再生回路23aは、音声信号の録音及び再生を行う回路である。録音を行う場合には、ステレオ信号からの音声を入力し、フラッシュメモリへと書き込みを行う。また再生を行う場合には、操作スイッチを押下して再生モードとし、スイッチ回路23bへ音声信号を出力する。
スイッチ回路23bは、ステレオ信号の音声信号と録音/再生回路23aの再生回路からの音声信号とを入力して、音声信号を音声出力部23eへ出力するルートの選択を行う。出力するルートには2通りあり、可変抵抗器を介して音声出力部23eへ出力する音量可変のルートと、可変抵抗器を通さずに音量を最大にして出力するルートがある。
尚、スイッチ回路23bのアナログスイッチは、マイクロコンピュータ22cの制御により切り替えることができる。
ボリューム回路23cは、手動の可変抵抗器を操作することにより音声信号レベルを調整する回路である。緊急時には、制御命令信号によりマイクロコンピュータ22cはスイッチ回路23bを操作し、ボリューム回路23cをバイパスする。それによりボリューム位置に関係なく最大音量レベルの音声信号としてスピーカー4から出力することができる。
音声出力部電源23dは、制御命令信号を元にマイクロコンピュータ22cによりオン/オフの制御が成され、それにより音声出力部23eを起動/停止することができる。音声出力部電源23dがオンの場合には、音声はスピーカー4より出力されるが、音声出力部電源23dがオフの場合には、音声は出力されない。しかし、端末機2にある選局スイッチ2aをオンにした場合には、音声出力部電源23dがオンとなる為、スイッチ回路23bからボリューム回路23cを通って通常のコミュニティFM放送を聴くことができる。
音声出力部23eは、ボリューム回路23cから供給される音声信号を増幅する装置であり、増幅された信号はスピーカー4より放音される。
次に、図3、図4を用いて本実施形態における告知放送システムの処理を説明する。図3は本発明の一実施の形態である選局スイッチと告知放送との動作を説明するフローチャートであり、図4は本発明の一実施の形態である告知放送を受信した場合の動作を説明するフローチャートである。
例えば、端末機2の選局スイッチ2aがオフの状態で、アンテナ3より告知放送の制御信号及び音声信号を受信した場合を説明する。尚、コミュニティFM放送局1はステレオ信号のR信号に制御信号を、またL信号に音声信号を乗せて告知放送を送り出しているが、R信号に音声信号を、またL信号に制御信号を乗せても良い。
図3に示す如く、まず端末機2の選局スイッチ2aがオンであるか、オフであるかの判断(この場合は、オフ)が行われる(ステップS1)。
選局スイッチ2aがオフの場合は(ステップS1のオフ)、任意でコミュニティFM局の放送を聞いていない状態であり、告知放送以外は端末機2からは放音はされない。一方、選局スイッチ2aがオンの場合は(ステップS1のオン)、端末機2を用いてコミュニティFMの通常放送を聴取している状態である(ステップS2)。
その後、告知放送の受信・照合・出力処理が行われる(ステップS3)。尚、これは告知放送がコミュニティFM放送局1より送り出された時に行われる処理であり、後で図4を用いて詳細に説明する。
そして告知放送が終了後、端末機の選局スイッチ2aがオンであるか、オフであるかの判断を再度行う(ステップS4)。
選局スイッチ2aがオフの場合は(ステップS4のオフ)、端末機2の音声出力部電源23dがオフへと制御され、端末機2は待機状態となる(ステップS6)。一方、選局スイッチ2aがオンの場合は(ステップS4のオン)、もとのコミュニティFMの通常放送に戻る(ステップS5)。
また図4に示す如く、まず告知放送の受信・照合・出力処理は、コミュニティFM放送局1が送り出した電波を端末機2のアンテナ3で受信する(ステップS301)。
その後、FM放送受信手段21の高周波増幅回路21aはアンテナ3から入力された制御信号を高周波増幅し、次段の混合回路21dへ供給する。また、PLL回路21b及び局部発振回路21cは安定化した当該コミュニティFM固定局発信号を混合回路21dへ供給する。そして、混合回路21dで高周波増幅された制御信号と安定化されたFM固定局発信号とをミキシングし、2つの信号の差周波数を発生する。
その後バンドパスフィルタを介して中間周波信号(10.7MHz)を中間周波増幅回路21eで増幅し、FM検波部21fでステレオ・コンポジット信号へと変換し、復号器21gにてステレオ・コンポジット信号から差信号(L−R)及び和信号(L+R)を得る。そして両信号を加減算し、L信号及びR信号を取り出す(ステップS302)。
その後、照合手段22の制御信号検出部22aではR信号を受け、制御信号がデコードされる。デコードされた制御信号は、メモリ22bに登録された端末機2の識別番号と照合される(ステップS303)。
その後、ステップS303の照合結果が一致しているか否かを判断する(ステップS304)。一致している場合には(ステップS304のYes)、出力手段23へ一致信号を出力する(ステップS305)。一方、一致していない場合には(ステップS4のNo)、この告知放送を受信する端末機でないと判断され、告知放送の受信・照合・出力処理は終了する。
一致信号を受信した出力手段23は、スイッチ回路23bへは音量の調整制御信号を送り、音声出力部電源23dへはアンプの起動信号を送る(ステップS306)。
これにより端末機2の音声出力部電源23dはオン状態となる。
その後、コミュニティFM放送局1が送り出した電波を端末機2のアンテナ3で受信する(ステップS307)。
その後、ステップ302と同様に高周波増幅された告知放送の音声信号と、PLL回路21にて安定化された当該コミュニティFM固定局発信号とをミキシングして2つの信号の差周波数を発生し、続くバンドパスフィルタを介して中間周波信号(10.7MHz)を中間周波増幅回路21eで増幅する。そして、FM検波部21fでステレオ・コンポジット信号へと変換し、復号器21gにてステレオ・コンポジット信号から差信号(L−R)及び和信号(L+R)を得て、両信号を加減算することでL信号及びR信号を取り出す(ステップS308)。
その後、L信号から告知放送の音声信号を受け、出力手段23のスイッチ回路23bへと供給する(ステップS309)。
それにより、スイッチ回路23bはマイクロコンピュータ22cにより設定された音量レベルまでボリューム回路23cを制御する。そしてボリューム回路23cは、スイッチ回路23bの指示により最大音量レベルまたはボリューム設定位置レベルでの音声信号を音声出力部23eへと供給する。そして音声出力部23eよりスピーカー4で告知放送が放音される(ステップS310)。
その後、コミュニティFM放送局1が送り出した電波を端末機2のアンテナ3より受信する。これによりFM信号のR信号から告知放送の終了制御信号を取得する為、告知放送の受信・照合・出力処理は終了する(ステップS311)。
尚、端末機2の選局スイッチ2aをオンとした状態で告知放送を受信した場合は、強制的に告知放送へと切り替わり、そして告知放送の終了制御信号を受信することにより通常のコミュニティFM放送へと戻る。
最後に、本発明の他の実施の形態について説明する。
前述した制御信号及び前記端末機の識別信号にグループ信号を含ませることで、端末機を複数のグループごとに分けられる。そして放送局側から電波に乗せる制御信号のグループ信号を登録や変更することでグループごとに限定した告知放送も実現できる。
本発明の一実施の形態である告知放送システムの構成図である。 本発明の一実施の形態である端末機の構成を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である告知放送システムの選局スイッチに係る動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である告知放送システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 コミュニティFM放送局
2 端末機
2a 選局スイッチ
3 アンテナ
4 スピーカー
5 電源
11 放送手段
21 FM放送受信手段
21a 高周波増幅回路
21b PLL回路
21c 局部発振回路
21d 混合回路
21e 中間周波増幅回路
21f FM検波部
21g 復号器
22 照合手段
22a 制御信号検出部
22b メモリ
22c マイクロコンピュータ
23 出力手段
23a 録音/再生回路
23b スイッチ回路
23c ボリューム回路
23d 音声出力部電源
23e 音声出力部

Claims (6)

  1. FM放送のステレオ信号であるL信号及びR信号の一方に制御信号を、他方に音声信号を乗せて電波を送り出す放送手段と、
    端末機のFM検波部を通して前記L信号及びR信号に復調するFM放送受信手段と、
    前記制御信号と前記端末機の識別番号との照合をする照合手段と、
    前記照合手段で一致信号が出力されると、該一致信号により音声出力部を起動させて、前記音声信号を前記音声出力部からスピーカーに伝えて告知放送を行う出力手段とを具備することを特徴とするFM放送を利用した告知放送システム。
  2. 前記照合手段は制御信号検出部とマイクロコンピュータとメモリとで構成され、
    前記制御信号検出部で前記制御信号はデコードされ、メモリに記憶された前記端末機の識別番号と前記制御信号との一致を前記マイクロコンピュータで照合し、
    前記マイクロコンピュータからの前記一致信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の告知放送システム。
  3. 前記制御信号はトーン信号を用いて構成することを特徴とする請求項2に記載の告知放送システム。
  4. 前記放送手段はコミュニティFM局を用いることを特徴とする請求項1に記載の告知放送システム。
  5. 前記制御信号及び前記端末機の識別信号にグループ信号を含ませて、前記端末機をグループごとに限定して放送することを特徴とする請求項1に記載の告知放送システム。
  6. 前記端末機に選局スイッチを設け、通常のFM放送を聞くときは前記FMスイッチをオンして前記音声出力部に電源を供給することを特徴とする請求項1に記載の告知放送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191516A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Hochiki Corp 告知放送用受信機

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JP2012191516A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Hochiki Corp 告知放送用受信機

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