JP4829728B2 - 電気機器起動装置及び電気機器システム - Google Patents

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Description

本発明は、放送電波から緊急警報信号を検出し、緊急警報信号を受信したときに電気機器を起動する電気機器起動装置及びその電気機器起動装置を備えた電気機器システムに関する。
現在、アナログ放送・デジタル放送を問わず緊急時には緊急警報放送が送信されるが、緊急警報放送専用の受信機が存在し、その専用の受信機は緊急警報放送の受信によって電源の自動制御が可能である。緊急警報放送の自動受信機能がない通常の受信機であっても、受信機の主電源が入っており視聴可能な状態であれば、緊急警報の警報音や災害情報を受信することができる。また、普及台数は少ないが、緊急警報放送を自動受信する機能を内蔵した通常のテレビ受信機あるいはラジオ受信機がある。
例えば、特許文献1には、地上デジタル放送を受信して、緊急警報放送による受信機の起動を自動制御するために、地上デジタル放送を構成する信号の一つである伝送制御信号(TMCC,Transmission and Multiplexing Configuration and Control)中の緊急警報放送用起動フラグを受信できるように、受信機の復調系統を通電状態で待機させておき、受信した緊急警報放送用起動フラグが緊急警報放送であることを確認すると、受信機の主電源を自動的に投入し、緊急警報放送を視聴可能にするテレビ受信機が記載されている。
特開2005−295053号公報(段落0021〜段落0023、図3)
しかしながら、この自動制御が可能な受信機が普及し、放送局から緊急警報放送が送信されたとすると、その地域内に設置された全受信機の電源が一斉に入ることになる。そうすると、例えば、休日や夜間においては、無人の会社や店に設置された受信機までが起動するため、地震などによる影響でその設置環境が変化し、場合によっては火災などの2次災害を引き起こす危険性がある。また、無用の受信機まで電源が入るため、その地域内の消費電力が増大する可能性がある。
そこで、本発明は、緊急警報放送の受信を検出したときに、緊急警報放送の受信を検出したことを通報する電気機器の内で、必要な電気機器のみを起動して、2次災害の発生や緊急警報放送が放送された地域の消費電力の増大を防ぐことを目的とする。
前記した目的を達成するために請求項1に記載の電気機器起動装置は、放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、緊急警報信号検出手段と、ヒト検出手段と、起動信号生成手段とを備え、前記ヒト検出手段は、受信アンテナと、選局手段と、伝送制御信号検出手段と、レベル検出手段と、レベル変化検出手段と、ヒト検出判定手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号検出手段によって放送信号から緊急警報信号を検出すると共に、ヒト検出手段によって当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出する。そして、起動信号生成手段によって、緊急警報信号検出手段で緊急警報信号を検出し、かつヒト検出手段でヒトの存在を検出した場合に、電気機器を起動するための起動信号を生成する。
これによって、電気機器起動装置は、ヒトが近傍に存在して起動する必要のある場合にのみ電気機器を起動することができる。
ここで、ヒト検出手段は、受信アンテナによって伝送制御信号を含む地上デジタル放送の信号を受信し、選局手段によって、受信アンテナが受信した信号から特定のチャンネルの信号を選局する。次に、ヒト検出手段は、伝送制御信号検出手段によって、選局手段で選局した信号から伝送制御信号を検出し、レベル検出手段によって、伝送制御信号検出手段で検出した伝送制御信号の信号レベルを検出し、レベル変化検出手段によって、レベル検出手段で受信した信号レベルの変化を検出する。そして、ヒト検出判定手段によって、信号レベル変化検出手段で検出した信号レベルの変化が所定値よりも大きい場合に、受信アンテナの近傍にヒトの存在を検出したと判定する。
これによって、電気機器起動装置のヒト検出手段は、地上デジタル放送による放送波を利用して、ヒトの存在を検出することができる。
請求項2に記載の電気機器起動装置は、放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、緊急警報信号検出手段と、ヒト検出手段と、起動信号生成手段と、内部スイッチと、間欠制御手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号検出手段によって放送信号から緊急警報信号を検出すると共に、ヒト検出手段によって当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出する。そして、起動信号生成手段によって、緊急警報信号検出手段で緊急警報信号を検出し、かつヒト検出手段でヒトの存在を検出した場合に、電気機器を起動するための起動信号を生成する。
これによって、電気機器起動装置は、ヒトが近傍に存在して起動する必要のある場合にのみ電気機器を起動することができる。
ここで、電気機器起動装置は、内部スイッチによって、緊急警報信号検出手段及びヒト検出手段への電力の供給をオン・オフし、間欠制御手段によって、所定の時刻になった場合又は所定の時間が経過した場合に、内部スイッチをオンにする間欠制御信号を発生する。そして、内部スイッチを、間欠制御手段が発生する間欠制御信号にしたがってオンにし、緊急警報信号検出手段で緊急警報信号を検出しなかった場合又はヒト検出手段でヒトの存在を検出しなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、内部スイッチをオフにする。
これによって、電気機器起動装置は、緊急警報信号検出手段及びヒト検出手段への電力の供給を間欠的に行なう。
請求項3に記載の電気機器は、放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、緊急警報信号検出手段と、ヒト検出手段と、起動信号生成手段と、内部スイッチと、間欠制御手段とを備え
前記ヒト検出手段は、受信アンテナと、選局手段と、伝送制御信号検出手段と、レベル検出手段と、レベル変化検出手段と、ヒト検出判定手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号検出手段によって放送信号から緊急警報信号を検出すると共に、ヒト検出手段によって当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出する。そして、起動信号生成手段によって、緊急警報信号検出手段で緊急警報信号を検出し、かつヒト検出手段でヒトの存在を検出した場合に、電気機器を起動するための起動信号を生成する。
これによって、電気機器起動装置は、ヒトが近傍に存在して起動する必要のある場合にのみ電気機器を起動することができる。
また、電気機器起動装置は、内部スイッチによって、緊急警報信号検出手段及びヒト検出手段への電力の供給をオン・オフし、間欠制御手段によって、所定の時刻になった場合又は所定の時間が経過した場合に、内部スイッチをオンにする間欠制御信号を発生する。そして、内部スイッチを、間欠制御手段が発生する間欠制御信号にしたがってオンにし、緊急警報信号検出手段で緊急警報信号を検出しなかった場合又はヒト検出手段でヒトの存在を検出しなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、内部スイッチをオフにする。
これによって、電気機器起動装置は、緊急警報信号検出手段及びヒト検出手段への電力の供給を間欠的に行なう。
ここで、ヒト検出手段は、受信アンテナによって伝送制御信号を含む地上デジタル放送の信号を受信し、選局手段によって、受信アンテナが受信した信号から特定のチャンネルの信号を選局する。次に、ヒト検出手段は、伝送制御信号検出手段によって、選局手段で選局した信号から伝送制御信号を検出し、レベル検出手段によって、伝送制御信号検出手段で検出した伝送制御信号の信号レベルを検出し、レベル変化検出手段によって、レベル検出手段で受信した信号レベルの変化を検出する。そして、ヒト検出判定手段によって、信号レベル変化検出手段で検出した信号レベルの変化が所定値よりも大きい場合に、受信アンテナの近傍にヒトの存在を検出したと判定する。
これによって、電気機器起動装置のヒト検出手段は、地上デジタル放送による放送波を利用して、ヒトの存在を検出することができる。
請求項5に記載の電気機器システムは、請求項4に記載の電気機器システムにおいて、起動信号送信手段と、起動信号受信手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、電気機器システムは、起動信号送信手段によって、起動信号生成手段により生成された起動信号を起動信号受信手段に対して送信する。そして、起動信号受信手段によって、起動信号送信手段により送信された起動信号を受信して、電源スイッチをオンにする。
これによって、電気機器システムは、電気機器とヒト検出手段を含む電気機器起動装置とが離れた場所に設置されていても、電気機器を起動することができる。
請求項6に記載の電気機器システムは、請求項4又は請求項5に記載の電気機器システムにおいて、電気機器は地上デジタル放送を受信する受信機とした。
かかる構成によれば、電気機器システムは、緊急警報信号を検出し、かつヒトの存在を検出した場合に自動的に起動して、地上デジタル放送による緊急警報放送を受信する。
これによって、電気機器システムの近傍に存在するヒトは、緊急警報放送が放送されていることを知ることができると共に、受信機によって当該緊急警報放送を視聴することができる。
請求項7に記載の電気機器システムは、請求項6に記載の電気機器システムにおいて、発光手段又は加振手段の少なくとも何れか一方を有する通報手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、発光手段又は加振手段の少なくとも何れか一方を有する通報手段は、電源スイッチに連動して電源がオンされる。
これによって、電気機器システムは、緊急警報信号を受信したことを、電気機器である地上デジタル放送の受信機を起動するだけでなく、フラッシュ発光などの発光手段又はバイブレータなどの加振手段によっても通報する。
請求項1に記載の発明によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号を受信した際に、近傍にヒトが存在する場合にのみ電気機器を起動することができるため、電気機器と組み合わせることで、不要な電気機器に電源が投入されることがなく、災害発生時の2次災害を防止することができ、また、緊急警報放送が放送された地域の消費電力が不必要に増大することを防止することができる。そして、電気機器起動装置は、地上デジタル放送の伝送制御信号を利用してヒトの存在を検出するため、安定した精度でヒトの存在を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号を受信した際に、近傍にヒトが存在する場合にのみ電気機器を起動することができるため、電気機器と組み合わせることで、不要な電気機器に電源が投入されることがなく、災害発生時の2次災害を防止することができ、また、緊急警報放送が放送された地域の消費電力が不必要に増大することを防止することができる。そして、電気機器起動装置は、緊急警報信号の検出及びヒト検出のための待機電力を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、電気機器起動装置は、緊急警報信号を受信した際に、近傍にヒトが存在する場合にのみ電気機器を起動することができるため、電気機器と組み合わせることで、不要な電気機器に電源が投入されることがなく、災害発生時の2次災害を防止することができ、また、緊急警報放送が放送された地域の消費電力が不必要に増大することを防止することができる。そして、電気機器起動装置は、緊急警報信号の検出及びヒト検出のための待機電力を低減することができる。また、電気機器起動装置は、地上デジタル放送の伝送制御信号を利用してヒトの存在を検出するため、安定した精度でヒトの存在を検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、電気機器システムは、緊急警報信号を受信した際に、近傍にヒトが存在す場合にのみ電気機器を起動する起動信号を生成するようにしたため、不要な電気機器に電源が投入されることがなく、災害発生時の2次災害を防止することができ、また、緊急警報放送が放送された地域の消費電力が不必要に増大することを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、電気機器システムは、電気機器起動装置と電気機器とを分離して構成できるため、電気機器とその電気機器を利用すべきヒトが離れた場所にいても、緊急警報信号を受信したことを知らせることができる。
請求項6に記載の発明によれば、緊急警報信号の受信を検出し、かつ近傍にヒトが存在する場合には、電気機器である地上デジタル放送の受信機が起動して緊急警報放送を視聴できるようになるため、受信機の近傍にいるヒトは、緊急警報放送を速やかに視聴することができる。
請求項7に記載の発明によれば、電気機器システムは、緊急警報信号を受信したことを発光又は振動によっても通報するため、視覚・聴覚に障害がある人にも緊急警報信号の受信を確実に知らせることができる。
本発明において、地上デジタル放送とは、国内では社団法人電波産業会で規定されている地上デジタル音声放送の伝送方式標準規格(ARIB STD−B29)、地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式標準規格(ARIB STD−B31)として標準化されている信号を想定している。
(第1実施形態)
(構成)
以下に本発明による電気機器起動装置を備えた電気機器システムにかかる第1実施形態について適宜図面を参照して説明する。
図1は、本発明による電気機器システムの第1実施形態である地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、受信アンテナ20、ヒト検出装置(ヒト検出手段)2、緊急警報放送検出部(緊急警報信号検出手段)3及び電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)30を有するTMCC信号処理部(電気機器起動装置)50と、電源スイッチ4と、受信機(電気機器)6と、受信アンテナ8と、から構成されている。
地上デジタル放送を放送する放送局Sから送信されるUHF放送電波は、受信アンテナ20及び受信アンテナ8によって受信され、それぞれ受信信号をTMCC信号処理部50及び受信機6に出力される。受信アンテナ20は、TMCC信号処理部50に内蔵される室内用又は携帯用のUHFアンテナである。TMCC信号処理部50は、受信アンテナ20が受信した信号に含まれるTMCC信号を抽出し、抽出したTMCC信号に基づいて、緊急警報放送用起動フラグ(緊急警報信号)の受信の有無を検出すると共に、抽出したTMCC信号の信号レベルの変化に基づいて、受信アンテナ20の近傍、すなわち地上デジタル放送受信システム1の近傍にヒトHが存在するかどうかを検出する。そして、緊急警報信号及びヒトの存在の検出結果に基づいて、電源スイッチ制御信号生成部30によって、電源スイッチ制御信号(起動信号)を生成し、生成した電源スイッチ制御信号を電源10から受信機6への電力の供給をオン・オフする電源スイッチ4に出力する。
一方、受信機6は、地上デジタル放送を受信し、視聴するためのテレビ受信機であり、屋根やベランダ等の屋外に設置された受信アンテナ8で受信した信号から、所望のチャンネルの放送信号を選局する地上デジタル放送用のチューナ(不図示)、及びこのチューナによって取得された映像信号及び音声信号を再生する画像表示装置及び音声再生装置(不図示)などから構成される。受信機6は、電源スイッチ4を介して家庭用の商用電源等の電源10に配線されており、受信のための電力の供給を受けるようになっている。電源スイッチ4は、TMCC信号処理部50から出力される電源スイッチ制御信号にしたがってオン・オフの切り替え制御がなされる。
また、受信機6に接続される受信アンテナ8は、室内用のアンテナであってもよい。
なお、第1実施形態では、緊急警報信号を検出するための放送信号として、地上デジタルテレビジョン放送を受信する場合を例にして説明するが、地上デジタル音声放送の場合にも同様に適用することができるし、緊急警報信号又はこれに類する信号を発信する他の規格のデジタル放送やアナログ放送にも適用することができる。
また、第1実施形態においては、電気機器として、テレビ受信機(受信機6)の電源のオン・オフを制御するようにしたが、ラジオ受信機、照明機器、オーディオ機器などを用いて緊急警報信号の受信を通報するように構成してもよく、例えば、ワンセグ(1セグメント)放送を受信する機能を備えた携帯移動端末や携帯電話に適用してもよい。特に、緊急警報信号が送信される放送信号を受信し、緊急警報信号と共に放送される緊急警報放送を視聴可能に再生することができるテレビ受信機やラジオ受信機を自動的に起動することが好ましい。
更に、第1実施形態にかかるTMCC信号処理部50は、TMCC信号を利用するヒト検出装置2を用いて構成したが、他の方式によるヒト検出装置を用いてもよい。例えば、ヒトの発する赤外線を検知してヒトの存在を検出する赤外線センサ、ミリ波の電波を照射して反射波を受信することでヒトを検出するレーダ装置、あるいは、特開2006−190053号公報(段落0029〜段落0033、図4、図5)に記載されているように、FM放送などの定包絡線変調された放送波を受信アンテナで受信したときの信号レベルの変化によって、受信アンテナの近傍にヒトがいることを検知する装置などを用いることができる。
次に、図2を参照して第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1(図1参照)のTMCC信号処理部50の構成について説明する。ここで、図2は、第1実施形態にかかるTMCC信号処理部の構成を説明するための図であり、(a)はブロック図、(b)は近傍にヒトが存在しない場合のレベル検出部の出力例、(c)は近傍にヒトが存在する場合のレベル検出部の出力例を示す。
図2(a)に示すように、TMCC信号処理部(電気機器起動装置)50は、ヒト検出装置(ヒト検出手段)2と、緊急警報放送検出部(緊急警報信号検出手段)3と、電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)30と、から構成されている。
ヒト検出装置(ヒト検出手段)2は、受信アンテナ20と、チューナ21と、TMCCキャリア検出部22と、レベル検出部23と、レベル変化検出部24と、ヒト検出判定部25と、から構成されている。なお、電源は特に説明が必要な場合を除いては、図示を省略しているが、家庭用の商用電源や1次電池、2次電池などのバッテリから電力の供給を受けて駆動するように構成されている。
受信アンテナ20は、放送局Sから送信される地上デジタル放送のUHF電波(周波数帯域:470MHz〜710MHz)を受信する室内用又は携帯用のUHFアンテナであり、TMCC信号処理部50に内蔵又は一体化して設けられる。受信アンテナ20が受信した放送信号は、チューナ21に出力される。
チューナ(選局手段)21は、受信アンテナ20から入力された放送信号から、所望の特定チャンネルの周波数帯域の放送信号を選局し、TMCCキャリア検出部22に出力する。
TMCCキャリア検出部(伝送制御信号検出手段)22は、チューナ21から入力された所望の特定チャンネルの放送信号からTMCC信号を検出する。
TMCCキャリア検出部22は、検出したTMCC信号をレベル検出部23及び緊急警報放送検出部3に出力する。
レベル検出部(レベル検出手段)23は、TMCCキャリア検出部22が検出したTMCC信号の信号レベルを検出し、検出した信号レベルをレベル変化検出部24に出力する。
レベル変化検出部(レベル変化検出手段)24は、レベル検出部23が検出した信号レベルと、前回検出した信号レベルとの差分値を算出し、信号レベルの変化(レベル変化)を検出する。検出した信号レベルの変化は、ヒト検出判定部25に出力する。
ヒト検出判定部(ヒト検出判定手段)25は、レベル変化検出部24が検出した信号レベルの変化に基づいて、例えば、信号レベルの変化が実験的に求めた所定値よりも大きい場合に近傍にヒトHが存在すると判定して、判定結果をヒト検出信号として電源スイッチ制御信号生成部30に出力する。
なお、ヒト検出の判定の際に、1時点の信号レベルの変化値のみを参照するのではなく、所定期間の複数の信号レベルを記憶しておき、その所定期間のレベル変化のパターンからヒトHの存在の有無を判定するようにしてもよい。1時点の信号レベルの変化値だけでなく、一定期間のレベル変化のパターンを参照することで、特にノイズ等によりヒトHが存在しないにもかかわらず存在すると誤判定することを防止し、ヒト検出の精度を向上することができる。
緊急警報放送検出部(緊急警報信号検出手段)3は、ヒト検出装置2のTMCCキャリア検出部22によって検出されたTMCC信号から、緊急警報放送用起動フラグ(緊急警報信号)を抽出して、電源スイッチ制御信号生成部30に出力する。
ここで、図9を参照して、TMCC信号のビット構成について説明する。図9は、TMCC信号のビット構成を示す図である。図9に示したように、TMCC信号は204ビットの信号(B〜B203)として構成されており、TMCC信号を受信し復号するためのシステム制御の情報(TMCCシンボルのための復調基準信号B、同期信号B〜B16、セグメント形式識別B17〜B19)と、204ビット中102ビットの信号を用いたTMCC情報(システム識別B20〜B21、伝送パラメータ切替指標B22〜B25、緊急警報放送用起動フラグB26など)と、誤り訂正用のパリティビットB122〜B203とから構成されている。
図2に戻って説明を続ける。
緊急警報放送検出部3は、TMCCキャリア検出部22から入力されたTMCC信号から緊急警報放送用起動フラグB26(図9参照)を抽出して、電源スイッチ制御信号生成部30に出力する。緊急警報放送用起動フラグB26は1(緊急警報放送あり)か0(緊急警報放送なし)かの値を有する緊急警報信号である。
なお、第1実施形態では、緊急警報放送検出部3は、放送波からTMCC信号を検出するための回路をヒト検出装置2の回路と共有するように構成したが、ヒト検出装置2が、放送波を利用しない方式によってヒト検出する場合は、受信アンテナ20、チューナ21、TMCCキャリア検出部22を緊急警報放送検出部3に含めて構成すればよい。この場合において、更に、電源のオン・オフを制御する対象として受信機6を用いる場合は、受信機6の受信アンテナ8及び図示していないチューナを緊急警報放送検出部3と共用するようにし、このチューナにはTMCC信号を含む放送信号を常時選局できるように待機電力を供給しておき、受信機6の他の構成部への電力の供給を、電源スイッチ4によって制御するように構成してもよい。
電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)30は、緊急警報放送検出部3から入力された緊急警報信号と、ヒト検出判定部25から入力されたヒト検出信号とに基づいて、電源スイッチ制御信号(起動信号)を生成する。
ここでは、緊急警報信号が1(緊急警報放送あり)の場合であって、かつヒト検出信号が1(ヒトの存在を検出)の場合に、電源スイッチ制御信号として電源スイッチ4をオンにする信号を電源スイッチ4に出力する。その他の場合は、電源スイッチ制御信号は出力せずに、電源スイッチ4は現在の状態を維持する。
なお、この場合において、現在の状態を維持するのではなく、電源スイッチ制御信号生成部30は、電源スイッチ4をオフにする信号を電源スイッチ4に出力するようにしてもよい。第1実施形態では、電源スイッチ制御信号生成部30として、2入力のAND回路を用いることができる。
次に、図2及び図4を参照して、第1実施形態におけるヒト検出装置2によるヒト検出の原理について説明する。ここで、図4は、ヒト検出装置のレベル検出部が検出した信号レベルの変化の様子を示したグラフである。
図2(a)に模式的に示したように、放送局Sから送信される電波は、経路aによって示すように受信アンテナ20に到達して受信される。しかし、ヒトHの身体はUHF電波を反射するため、受信アンテナ20の近傍にヒトHが存在すると、放送局Sから送信された電波の一部がヒトHに反射して、経路bによって受信アンテナ20に到達する。あるいは、ヒトHによって電波が反射されるため、届くべき電波が受信アンテナ20に到達しない場合もある。その結果、放送局Sから送信されて受信アンテナ20に到達する電波は、ヒトHによって擾乱され、受信レベルが変化することになる。
図4は、ヒトHの移動によって、受信電力レベルE(信号レベル)が変化する様子を示している。時間tが0〜0.5分の間及び1.7〜2.2分の間のヒトHが静止している状態の期間は、電波の受信環境が変化しないため、受信電力レベルEはほとんど変化していない。これに対して、時間tが0.5〜1.7分の間及び2.2〜3分の間のヒトHが動いている状態の期間は、電波の受信環境が変化するため、受信電力レベルEが大きく変化していることがわかる。
このように、受信アンテナ20の近傍でヒトHが動いていると、受信アンテナ20によって受信される信号レベルが大きく変化することを利用して、ヒトHの存在を検出するのが第1実施形態におけるヒト検出装置2によるヒト検出の原理である。
そのため、図2(b)に示すように、ヒトHが近傍に存在しない場合は、レベル検出部23が検出する受信電力レベルEはほとんど変化せず、図2(c)に示すように、ヒトHが近傍に存在して動いている場合は、レベル検出部23が検出する受信電力レベルEは大きく変化する。そして、ヒト検出判定部25は、この受信した信号レベルの変化の大小あるいは変化パターンに基づいて、受信アンテナ20の近傍に(動いている)ヒトHが存在するかどうかを判定することで、ヒトの存在の検出を行うことができる。
更に、第1実施形態におけるヒト検出装置2は、放送波として地上デジタル放送のTMCC信号を受信する信号レベルを用いるため、FM変調されたアナログ放送を利用した場合に比べて、低いC/N(キャリア/ノイズ比)においても安定して受信が可能であり、所望の特定チャンネルの放送波以外の放送波との干渉を排除できる。そのため、地上デジタル放送による放送波を用いることにより、安定した精度でヒト検出を行うことができる。
ここで、TMCC信号の信号レベル及び信号レベル変動の検出方法について説明する。
まず、チューナ21で選局された特定チャンネルに含まれるサブキャリア信号の中からTMCC信号のキャリア部分を直交検波することによって抽出し、自動周波数調整を行った後に、相関演算してTMCC信号を抽出し、1シンボル遅らせたTMCC信号との遅延検波を行う。
このとき、相関演算によって求められたTMCC信号を
=Si1+jSQ1 ・・・ 式(1)
を1シンボル遅らせた複素共役なTMCC信号を
=Si0−jSQ0 ・・・ 式(2)
とすると、遅延検波後の信号Cは式(1)、式(2)より
=S・S
=(Si1+jSQ1)・(Si0−jSQ0
=Si1・Si0−jSi1・SQ0+jSi0・SQ1+SQ1・SQ0
=(Si1・Si0+SQ1・SQ0)+j(Si0・SQ1−Si1・SQ0
・・・ 式(3)
となる。
その後、式(3)で得た信号Cの絶対値を求めると、
|C|=√((Si1・Si0+SQ1・SQ0+(Si0・SQ1−Si1・SQ0
・・・ 式(4)
となり、信号レベルが得られる。
実数であるこの信号レベルを、時間T(例えば1秒)だけ遅らせた時点の信号レベルと比較する(差分を求める)ことで振幅の変化量、すなわち受信信号の信号レベルの変化を検出することができる。
次に、図3を参照して、前記した信号レベル及び信号レベルの変化を検出するための、ヒト検出装置2のTMCCキャリア検出部22、レベル検出部23、レベル変化検出部24及びヒト検出判定部25の詳細な構成について説明する。ここで、図3は、ヒト検出装置のTMCCキャリア検出部、レベル検出部、レベル変化検出部及びヒト検出判定部の構成を示すブロック図である。
TMCCキャリア検出部22は、直交検波部220と、AFC(Automatic Frequency Control)221と、相関演算部222と、TMCCキャリア基準波形発生部223と、遅延検波部224と、から構成される。更に、遅延検波部224は、1シンボル遅延部225と、複素共役処理部226と、乗算器227と、から構成される。
直交検波部220は、チューナ21(図2参照)によって選局された放送信号のサブキャリア信号中からTMCC信号のキャリア部分を直交検波によって抽出し、TMCCキャリアを復調して、I成分とQ成分とからなる複素信号をAFC221に出力する。
AFC221は、直交検波部220から入力されたTMCCキャリアの複素信号の周波数を調整し、相関演算部222に出力する。
相関演算部222は、AFC221から入力されたTMCCキャリアの複素信号と、TMCCキャリア基準波形発生部223から入力されたTMCCキャリアの基準波形とを相関演算して、TMCC信号を抽出し、遅延検波部224に出力する。
TMCCキャリア基準波形発生部223は、チューナ21(図2参照)で選局したチャンネルに対応して、検出対象とするTMCCキャリアの基準波形を発生し、相関演算部222に出力する。
遅延検波部224は、相関演算部222から入力されたTMCC信号を遅延検波する。すなわち、TMCC信号と、当該TMCC信号を1シンボル遅延部225によって1シンボル分遅延し、複素共役処理部226によって複素共役を算出したTMCC信号とを、乗算器227によって乗算しTMCC信号を復調する。そして、復調したTMCC信号をレベル検出部23及び緊急警報放送検出部3(図2参照)に出力する。
レベル検出部23は、TMCCキャリア検出部22の遅延検波部224によって得られた複素信号であるTMCC信号の絶対値を演算して、受信したTMCC信号の信号レベルを検出し、レベル変化検出部24に出力する。
レベル変化検出部24は、遅延部240と、減算器241と、絶対値演算部242と、から構成され、レベル検出部23から入力された信号レベルの変化を検出する。
遅延部240は、入力された信号レベル値を、例えば、1秒間遅延する遅延素子であり、所定のタイミングだけ遅延した信号レベルを減算器241に出力する。
減算器241は、レベル検出部23から入力された信号レベルを直接入力すると共に、遅延部240によって所定のタイミングだけ遅延された信号レベルを入力し、両者の差分を算出して、算出した差分を絶対値演算部242に出力する。
絶対値演算部242は、減算器241から入力された差分の絶対値を演算する。
レベル変化検出部24は、絶対値演算部242によって演算した信号レベルの差分の絶対値、すなわち信号レベルの変化をヒト検出判定部25に出力する。
ヒト検出判定部25は、比較器250と、基準レベル設定部251と、から構成され、レベル変化検出部24から入力された信号レベルの変化に基づき、ヒトHの存在を検出したかどうかを判定し、その判定結果であるヒト検出信号を電源スイッチ制御信号生成部30(図2参照)に出力する。
基準レベル設定部251は、ヒトHの存在を検出したかどうかを判定するための基準レベル(閾値)を設定するための、例えば、半導体メモリからなる記憶手段である。半導体メモリの代わりにディップスイッチなどを用いて設定するようにしてもよい。
比較器250は、レベル変化検出部24から入力された信号レベルの変化と、基準レベル設定部251に設定された基準レベルとを比較し、ヒト検出信号として、信号レベルの変化が基準レベルよりも大きい場合に、ヒトHの存在を検出したことを示す1を出力し、他の場合には、ヒトを検出しなかったことを示す0を出力する。
(動作)
次に、図10を参照(適宜図1及び図2参照)して、第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1の動作について説明する。ここで、図10は、第1実施形態の地上デジタル放送受信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
地上デジタル放送受信システム1は、受信アンテナ20によって、放送局Sから送信される地上デジタル放送の放送波を受信し、受信した放送波から、チューナ21によって、所望のチャンネルの周波数帯域の放送波を選局する(ステップS11)。
次に、TMCCキャリア検出部22によって、チューナ21によって選局された放送波から、TMCCキャリアを検出し(ステップS12)、TMCCキャリア検出部22で検出したTMCCキャリアから、緊急警報放送検出部3によって、緊急放送用起動フラグ(緊急警報信号)を抽出する(ステップS13)と共に、ヒト検出装置2の後段のレベル検出部23、レベル変化検出部24及びヒト検出判定部25を順次用いて受信アンテナ20の近傍にヒトHの存在を検出したかどうかを判定し、ヒト検出信号を生成する(ステップS14)。
そして、電源スイッチ制御信号生成部30によって、緊急警報信号が緊急警報放送を受信したことを示し、かつヒト検出信号がヒトHの存在を検出したことを示していると判定した場合は(ステップS15でYes)、電源スイッチ4をオンに切り替え、電源10から受信機6に電力を供給して受信機6を起動し、受信機6によって緊急警報放送を受信して視聴可能に再生する(ステップS16)。
なお、受信機6を起動する際に、緊急警報放送検出部3によって緊急警報信号を検出したチャンネル情報を、TMCC信号処理部50から受信機6の図示しないチューナに送信し、受信機6によって当該チャンネルを選局して放送を受信するようにしてもよい。これによって、緊急警報放送を放送中のチャンネルを確実に選局して視聴できるようにすることができる。
一方、電源スイッチ制御信号生成部30によって、少なくとも緊急警報放送を受信しないか、ヒトHの存在を検出しないと判定した場合は(ステップS15でNo)、ステップS11に戻り、ステップS11からステップS15までの処理を繰り返し実行する。
なお、ステップS15においてNoの場合は、電源スイッチ4をオフにする制御は行わずに、そのままの状態を維持する。これによって、例えば、在室中のヒトHが受信機6によって放送番組を視聴中に電源を切られて視聴を中断されることがない。
次に、図11を参照(適宜図2参照)して、ヒト検出装置2の動作について説明する。ここで、図11は、第1実施形態のヒト検出装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ヒト検出装置2は、受信アンテナ20によって、放送局Sから送信される地上デジタル放送の放送信号を受信し、受信した放送信号から、チューナ(選局手段)21によって、所望の特定チャンネルの周波数帯の放送波を選局する(ステップS21)。
次に、TMCCキャリア検出部22によって、選局された放送波からTMCCキャリアを検出し、TMCC信号を抽出する(ステップS22)。
続いて、レベル検出部23によって、検出されたTMCC信号の信号レベルを検出し(ステップS23)、続いて、レベル変化検出部24によって、信号レベルの変化を検出する(ステップS24)。
そして、ヒト検出判定部25によって、受信アンテナ20の近傍のヒトHの存在を検出したかどうかを判定する(ステップS25)。
このようにして、第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、緊急警報放送の受信を検出した際に、近傍にヒトHの存在を検出した場合にのみ受信機6を自動的に起動し、緊急警報放送を視聴できるようにしたため、災害発生時の不用意な電源投入による2次災害の発生を防止すると共に、緊急警報放送が送信された地域の消費電力の増大を防止することができる。
(第2実施形態)
(構成)
次に、図5を参照して、第2実施形態にかかるTMCC信号処理部(電気機器起動装置)50の構成について説明する。ここで、図5は、第2実施形態にかかるTMCC信号処理部の構成を説明するための図であり、(a)はブロック図、(b)は近傍にヒトが存在しない場合のレベル検出部の出力例、(c)は近傍にヒトが存在する場合のレベル検出部の出力例を示す。
図5(a)に示すように、TMCC信号処理部(電気機器起動装置)50は、ヒト検出装置(ヒト検出手段)2、緊急警報放送検出部(緊急警報信号検出手段)3及び電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)30からなる信号処理部50aと、タイマ(間欠制御手段)26と、内部電源スイッチ(内部スイッチ)27と、電源28と、から構成されている。第2実施形態のTMCC信号処理部50は、図1に示した第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1のTMCC信号処理部50の代わりに用いられて、地上デジタル放送受信システム1を構成する。
信号処理部50aは、図2に示した第1実施形態のTMCC信号処理部50に相当し、第2実施形態では、信号処理部50aが、更にタイマ26と内部電源スイッチ27と電源28とを備えている点が異なる。信号処理部50aについては、第1実施形態のTMCC信号処理部50と同様であるので、同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
タイマ(間欠制御手段)26は、電源28から常時電力の供給を受け、時刻又は経過時間を取得するためのクロックを備え、所定の時刻になるか又は所定の時間経過すると信号処理部50aを起動するための間欠制御信号を発生し、内部電源スイッチ27にスイッチをオンにする信号を出力する。
また、タイマ26には、TMCCキャリア検出部22からTMCCキャリアを検出したかどうかを示すTMCCキャリア検出信号が入力されると共に、電源スイッチ制御信号生成部30から電源スイッチ制御信号(起動信号)が入力される。タイマ26は、TMCCキャリア検出信号又は電源スイッチ制御信号に基づいて、内部電源スイッチ27にスイッチをオフにする信号を出力する。
内部電源スイッチ(内部スイッチ)27は、タイマ26から入力される制御信号にしたがって、スイッチのオン・オフの切り替えを行い、信号処理部50aへの電力の供給を制御する。
電源28としては、家庭用の商用電源や、1次電池又は2次電池などのバッテリを用いることができる。なお、TMCC信号処理部50を、電源スイッチ4の制御対象となる受信機6(図1参照)等の電気機器の本体に内蔵して一体化した構成とする場合は、電気機器の本体から電力の供給を受けるようにしてもよい。また、電気機器の本体とは独立した構成とし、設置場所を任意に変更できるようにする場合には、電源28としてバッテリを内蔵することが好ましい。
TMCCキャリア検出部22は、第1実施形態と同様に、TMCC信号を検出してレベル検出部23に出力すると共に、TMCCキャリアを検出したかどうかを確認し、TMCCキャリアを検出したかどうかを示すTMCCキャリア検出信号をタイマ26に出力する。
なお、選局された信号中にTMCC信号が含まれるかどうかは、例えば、TMCCキャリア検出部22によって、TMCC信号のB〜B21(図9参照)を確認し、それらが正常に受信された場合に、地上デジタル放送のTMCC信号が受信されたものと確認することができる。
電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)30は、第1実施形態と同様に、緊急警報信号及びヒト検出信号に基づいて、電源スイッチ制御信号(起動信号)を生成して、電源スイッチ4に出力すると共に、タイマ26にも出力する。
(動作)
次に、図12を参照(適宜図1及び図5参照)参照して、第2実施形態のTMCC信号処理部50を用いた地上デジタル放送受信システム1の動作について説明する。ここで、図12は、第2実施形態のTMCC信号処理部を用いた地上デジタル放送受信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
TMCC信号処理部50は、タイマ26によって、所定の時間が経過したかどうかを確認し(ステップS31)、所定の時間経過した場合に(ステップS31でYes)、内部電源スイッチ27に対して間欠制御信号を出力し、内部電源スイッチ27をオンにして信号処理部50aに電力を供給する(ステップS32)。
一方、所定の時間経過していない場合は(ステップS31でNo)、所定の時間が経過するまで確認動作を繰り返す。
ステップS32で、信号処理部50aに電力が供給されると、TMCC信号処理部50は、チューナ21によって、所望の特定チャンネルの放送波を選局し(ステップS33)、TMCCキャリア検出部22によって、TMCCキャリアを検出したかどうかを確認する(ステップS35)。TMCCキャリアが検出された場合は(ステップS35でYes)、緊急警報放送検出部3によって緊急警報放送用起動フラグB26を抽出(緊急警報信号を検出)する(ステップS36)と共に、ヒト検出装置2によって、ヒトHの存在を検出する(ステップS37)。
一方、TMCCキャリアが検出されなかった場合は(ステップS35でNo)、タイマ26によって、内部電源スイッチ27をオフにして(ステップS40)、ステップS31に戻って、次の間欠制御信号が出力されるまでの所定の時間が経過したかどうかを確認する。
緊急警報信号の検出(ステップS36)及びヒト検出(ステップS37)が終了すると、電源スイッチ制御信号生成部30によって、緊急警報信号が緊急警報放送を受信したことを示し、かつヒト検出信号がヒトHの存在を検出したことを示していると判定した場合は(ステップS38でYes)、電源スイッチ4をオンに切り替え、電源10から受信機6に電力を供給して受信機6を起動し、受信機6によって受信アンテナ8で受信した緊急警報放送を視聴可能に再生する(ステップS39)。
一方、電源スイッチ制御信号生成部30によって、少なくとも緊急警報放送を受信しないか、ヒトHの存在を検出しないと判定した場合は(ステップS38でNo)、タイマ26によって、内部電源スイッチ27をオフにして(ステップS40)、ステップS31に戻って、次の間欠制御信号が出力されるまでの所定の時間が経過したかどうかを確認する。
図5の(b)及び(c)は、それぞれ、受信アンテナ20の近傍にヒトHが存在しない場合と、存在する場合における、レベル検出部23によって検出した信号レベルの出力の様子を示したグラフである。これらの図に示すように、信号レベルはタイマ26による起動信号の発生タイミングに合わせて断続的に出力されている。
なお、起動信号の発生間隔は、ヒト検出を精度よく行うために、1秒から数秒(最大で10秒位)の範囲にすることが好ましい。
このように、第2実施形態にかかるTMCC信号処理部50は、緊急警報信号を検出する緊急警報放送検出部3及びヒト検出装置2を、タイマ26を用いて間欠的に起動するように制御したため、緊急警報放送の受信を確認するための待機電力の消費を必要最小限にすることができる。このような構成は、電源容量の制限されたバッテリを電源28として用いた場合に特に有用である。
(第3実施形態)
(構成)
次に、図6を参照して、第3実施形態の地上デジタル放送受信システム(電気機器システム)1の構成について説明する。ここで、図6は、第3実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、第3実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、受信アンテナ20と、TMCC信号処理部(電気機器起動装置)50と、電源スイッチ4と、受信アンテナ8と、受信機(電気機器)6と、中央処理部12と、からなり、電源10から電力を供給されるように構成されている。
図6に示した第3実施形態の地上デジタル放送受信システム1と、図1に示した第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1と同じ符号を付した構成要素とは、同様の機能を果たすので、詳細な説明は適宜省略する。
図6に示した第3実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、地上デジタル放送を受信して視聴するための受信機6と、ヒトHを検出するためのTMCC信号処理部50とが一体的に構成されており、例えば、TMCC信号処理部50は、受信機6の筐体内に内蔵される。また、中央処理部12は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータであり、例えば、図示しない操作部からの入力情報にしたがって、受信機6の音量や画像調整の制御、TMCC信号処理部50が受信するチャンネルの選択などの受信条件の変更を行うものである。
なお、TMCC信号処理部50としては、図2に示した第1実施形態のTMCC信号処理部50又は図5に示した第2実施形態のTMCC信号処理部50などを用いることができる。
受信アンテナ20は、当該受信アンテナ20の近傍にヒトHが存在するかどうかを判断するために用いられるため、室内に設置され、例えば、TMCC信号処理部50に内蔵される。一方、受信アンテナ8は、受信機6によって放送を視聴するために用いられ、屋根やベランダなどの屋外に設置されるが、室内用の受信アンテナを用いてもよい。受信アンテナ8として屋内設置型のアンテナを用いる場合や、受信機6が携帯型の受信機である場合は、受信アンテナ20と受信アンテナ8を共用し、1つの受信アンテナとしてもよい。
また、受信アンテナ8を屋外に設置する場合は、受信アンテナ8が受信する経路cの電波は、受信機6の近傍に存在しているヒトHによって擾乱されないため、通常は信号レベルの変化が少なく、安定している。そこで、受信機6においても、TMCC信号処理部50と同様のヒト検出判定部25(図2参照)を備え、TMCC信号処理部50及び受信機6によってヒト検出を行い、TMCC信号処理部50の方のみがヒトHを検出した場合に、TMCC信号処理部50によるヒト検出結果を有効なものとするようにしてもよい。
これは、屋外に設置された受信アンテナ8によって受信したTMCC信号に基づき、受信機6によってヒトHの存在を検出した場合は、ヒトHの存在のためのではなく、例えば、災害発生などで近隣の放送局Sに障害が発生した場合や、活発な太陽活動の影響によって放送電波に影響を与えているような場合が考えられるからである。このような場合は、ヒト検出装置2によるヒト検出結果の信頼性が低下している可能性が高く、ヒト検出結果を無視した方が、フェイルセーフの考えから安全な場合が考えられる。このため、適宜ヒト検出機能をオフするようなモードを設けるようにしてもよい。
(動作)
第3実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、用いるTMCC信号処理部50の形態に対応し、第1実施形態又は第2実施形態の地上デジタル放送受信システム1と同様に動作するので、詳細な説明は省略する。
(第4実施形態)
(構成)
次に、図7を参照して、第4実施形態の地上デジタル放送受信システム(電気機器システム)1の構成について説明する。ここで、図7は、第4実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。
図7に示すように、第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、TMCC信号処理部(電気機器起動装置)50と、受信機(電気機器)6を含む受信装置60と、から構成されており、受信装置60は、電源10から電力を供給されるように構成されている。
図7に示した第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1と、図1に示した第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1と同じ符号を付した構成要素とは、同様の機能を果たすので、適宜説明を省略する。
図7に示した第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、地上デジタル放送を受信して視聴するための受信機6を含む受信装置60と、緊急警報放送検出部3及びヒト検出装置2(例えば、図2参照)を含むTMCC信号処理部50とは分離して構成されており、例えば、受信装置60は特定の部屋に据え置かれ、TMCC信号処理部50は移動可能な形態、例えば、テレビ受信機のリモコン装置のような形態である。あるいは、リモコン装置に組み込まれた形態や、目覚まし時計やラジオ受信機に組み込まれた形態で実装することもできる。
もちろん、これらの形態に限定されるものではなく、受信装置60とTMCC信号処理部50とが、例えば、居間と寝室のように離れた場所に設置可能な形態であればよい。
TMCC信号処理部(電気機器起動装置)50は、受信アンテナ20と、信号処理部50aと、電源28と、電源スイッチ制御信号送信部(起動信号送信手段)29とから構成される。
受信アンテナ20は、地上デジタル放送を受信するためのUHFアンテナであり、受信した放送信号を信号処理部50aに出力する。受信アンテナ20は、室内に設置されるか、又はTMCC信号処理部50に内蔵され、可搬型のアンテナであることが好ましい。
信号処理部50aは、図5に示した第2実施形態の信号処理部50aが相当し、同様の構成及び機能を有するため、詳細な説明は省略する。
電源28は、信号処理部50a及び電源スイッチ制御信号送信部29に電力を供給する。電源28としては、家庭用の商用電源を用いることもできるが、1次電池又は2次電池などの可搬型のバッテリを用いることが好ましい。
電源スイッチ制御信号送信部(起動信号送信手段)29は、電源28から電力の供給を受け、信号処理部50aから入力される電源スイッチ制御信号(起動信号)を、その制御対象である電源スイッチ4を備えた受信装置60に対して送信する送信手段である。受信装置60は、後記するように、電源スイッチ制御信号受信部(起動信号受信手段)14によって、この電源スイッチ制御信号を受信する。
電源スイッチ制御信号の送受信は、電源スイッチ制御信号送信部29と電源スイッチ制御信号受信部14との間を、電線や光ケーブルなどの信号線を接続して行ってもよく、赤外線、電波、超音波などを用いた無線通信手段を用いてもよい。電源スイッチ制御信号送信部29は、採用する通信方式に応じた送信手段を用いることができる。
受信装置60は、受信アンテナ8と、受信機(電気機器)6と、電源スイッチ4と、電源スイッチ制御信号受信部(起動信号受信手段)14と、から構成され、電源10から電力を供給されるように構成されている。
受信アンテナ8と受信機6とは、図2に示した第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
電源10は、受信装置60の電源スイッチ制御信号受信部14に電力を供給すると共に、電源スイッチ4を介して受信機6に電力を供給する。電源10は、例えば、家庭用の商用電源を用いることができる。
電源スイッチ制御信号受信部(起動信号受信手段)14は、電源10から常時電力の供給を受け、TMCC信号処理部50の電源スイッチ制御信号送信部29から送信される電源スイッチ制御信号を受信し、受信した電源スイッチ制御信号を電源スイッチ4に出力する。
電源スイッチ制御信号受信部14は、前記したTMCC信号処理部50の電源スイッチ制御信号送信部29と対をなす受信手段であり、採用する通信方式に応じた受信手段を用いることができる。
電源スイッチ4は、電源スイッチ制御信号受信部14から入力される電源スイッチ制御信号にしたがって、電源10から受信機6への電力の供給のオン・オフの切り替えを行う。
(動作)
次に、第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1の動作について説明する。
第1実施形態又は第2実施形態の地上デジタル放送受信システム1とは、TMCC信号処理部50で生成した電源スイッチ制御信号を、受信機6の電源のオン・オフを行う電源スイッチ4に対して出力する際に、電源スイッチ制御信号送信部29及び電源スイッチ制御信号受信部14を介することが異なる以外は同様であるので、詳細な説明は省略する。
このように構成することで、第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、受信機6が視聴可能に再生する放送を視聴すべきヒトHが、その受信機6と離れた場所にいる場合であっても、そのヒトHの近傍に設置され、あるいはそのヒトHに携帯されたTMCC信号処理部50のヒト検出装置2によって適切にヒト検出が行われ、離れた場所に設置された受信機6の電源を自動的に投入し、受信機6を起動して視聴可能に放送を再生することができる。
(第5実施形態)
(構成)
次に、図8を参照して、第5実施形態の地上デジタル放送受信システム(電気機器システム)1の構成について説明する。ここで、図8は、第5実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。
図8に示すように、地上デジタル放送受信システム1は、受信アンテナ20を備えたTMCC信号処理部(電気機器起動装置)50と、受信アンテナ8を備えた受信機(電気機器)6と、電源スイッチ4と、電源10と、発光・バイブレーション装置(通報手段)16と、スイッチ16aと、から構成されている。
図8に示した第5実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、図1に示した第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1とは、発光・バイブレーション装置16が、スイッチ16aを介して電源スイッチ4の下流側に付加されていることが異なる。
他の構成要素は、図1に示した地上デジタル放送受信システム1と同様であるので、同じ符号を付して、説明を適宜省略する。
図8に示した地上デジタル放送受信システム1は、電源スイッチ4のオン・オフに連動して電力の供給が制御される発光・バイブレーション装置16を追加し、受信機6に自動的に電源が投入されたときに、受信機6が再生する音声や映像だけでなく、フラッシュ発光や振動などを利用して、視覚・聴覚に障害がある人などへ受信機6が自動起動したことを伝えることができるようにするものである。
発光・バイブレーション装置(通報手段)16は、スイッチ16aを介して、電源スイッチ4の下流側に接続されており、フラッシュ発光などの発光手段又はバイブレーション装置(加振手段)の少なくとも一方を備えている。スイッチ16aは、必要に応じて、発光・バイブレーション装置16の機能をオン・オフするためのスイッチである。
第5実施形態のTMCC信号処理部50としては、例えば、図2に示した第1実施形態のTMCC信号処理部50、図5に示した第2実施形態のTMCC信号処理部50などを用いることができる。
また、TMCC信号処理部50と受信機6とは、図6に示した第3実施形態の地上デジタル放送受信システム1のように一体化してもよいし、図7に示した第4実施形態の地上デジタル放送受信システム1のように分離した構成としてもよい。さらに、発光・バイブレーション装置16と受信機6とを分離してもよく、発光・バイブレーション装置16をTMCC信号処理部50と一体化するようにしてもよい。
(動作)
次に、第5実施形態のTMCC信号処理部50を用いた地上デジタル放送受信システム1の動作について説明する。
発光・バイブレーション装置16は、スイッチ16aがオンに設定されている場合は、電源スイッチ4がオン状態になると、電力が供給され、フラッシュ発光又は/及び振動を発生して、受信機6が自動的に起動したことを通報する。
一方、スイッチ16aがオフに設定されている場合は、電源スイッチ4がオン状態になっても、発光・バイブレーション装置16には電力が供給されず、フラッシュ発光も振動も発生しない。この場合は、受信機6が自動的に起動するだけである。
なお、その他の動作は、図1に示した第1実施形態の地上デジタル放送受信システム1などと同様であるので、説明は省略する。
このように、第5実施形態の地上デジタル放送受信システム1は、受信機6が自動的に起動したことを発光フラッシュ又は振動によって通報するため、視覚・聴覚に障害がある人にも緊急警報放送を受信したことを確実に知らせることができる。
本発明による電気機器システムの第1実施形態である地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかるTMCC信号処理部の構成を説明するための図であり、(a)はブロック図、(b)は近傍にヒトが存在しない場合のレベル検出部の出力例、(c)は近傍にヒトが存在する場合のレベル検出部の出力例を示す。 第1実施形態にかかるヒト検出装置のTMCC信号検出部、レベル検出部、レベル変化検出部及びヒト検出判定部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかるヒト検出装置のレベル検出部が検出した信号レベルの変化の様子を示したグラフである。 第2実施形態にかかるTMCC信号処理部の構成を説明するための図であり、(a)はブロック図、(b)は近傍にヒトが存在しない場合のレベル検出部の出力例、(c)は近傍にヒトが存在する場合のレベル検出部の出力例を示す。 第3実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。 第4実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。 第5実施形態の地上デジタル放送受信システムの構成を示すブロック図である。 TMCC信号のビット構成を示す図である。 第1実施形態の地上デジタル放送受信システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態のヒト検出装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態のTMCC信号処理部を用いた地上デジタル放送受信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 地上デジタル放送受信システム(電気機器システム)
2 ヒト検出装置(ヒト検出手段)
3 緊急警報放送検出部(緊急警報信号検出手段)
4 電源スイッチ
6 受信機(電気機器)
8 受信アンテナ
10 電源
14 電源スイッチ制御信号受信部(起動信号受信手段)
16 発光・バイブレーション装置(通報手段)
20 受信アンテナ
21 チューナ(選局手段)
22 TMCC信号検出部(伝送制御信号検出手段)
23 レベル検出部(レベル検出手段)
24 レベル変化検出部(レベル変化検出手段)
25 ヒト検出判定部(ヒト検出判定手段)
26 タイマ(間欠制御手段)
27 内部電源スイッチ(内部スイッチ)
29 電源スイッチ制御信号送信部(起動信号送信手段)
30 電源スイッチ制御信号生成部(起動信号生成手段)
31 タイマ

Claims (7)

  1. 放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、
    前記放送信号から前記緊急警報信号を検出する緊急警報信号検出手段と、
    当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出するヒト検出手段と、
    前記緊急警報信号検出手段が前記緊急警報信号を検出し、かつ前記ヒト検出手段が前記ヒトの存在を検出した場合に、前記電気機器を起動する起動信号を生成する起動信号生成手段と、
    を備え、
    前記ヒト検出手段は、伝送制御信号を含む地上デジタル放送の信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナによって受信した信号から特定のチャンネルの信号を選局する選局手段と、
    前記選局手段によって選局した信号から前記伝送制御信号を検出する伝送制御信号検出手段と、
    前記伝送制御信号検出手段によって検出した伝送制御信号の信号レベルを検出するレベル検出手段と、
    前記レベル検出手段によって受信した信号レベルの変化を検出するレベル変化検出手段と、
    前記信号レベル変化検出手段によって検出した信号レベルの変化が所定値よりも大きい場合に、前記受信アンテナの近傍にヒトの存在を検出したと判定するヒト検出判定手段と、を備えたことを特徴とする電気機器起動装置。
  2. 放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、
    前記放送信号から前記緊急警報信号を検出する緊急警報信号検出手段と、
    当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出するヒト検出手段と、
    前記緊急警報信号検出手段が前記緊急警報信号を検出し、かつ前記ヒト検出手段が前記ヒトの存在を検出した場合に、前記電気機器を起動する起動信号を生成する起動信号生成手段と、
    前記緊急警報信号検出手段及び前記ヒト検出手段への電力の供給をオン・オフする内部スイッチと、
    所定の時刻になった場合又は所定の時間が経過した場合に、前記内部スイッチをオンにする間欠制御信号を発生し、前記緊急警報信号検出手段が緊急警報信号を検出しなかった場合又は前記ヒト検出手段がヒトの存在を検出しなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、前記内部スイッチをオフにする間欠制御信号を発生する間欠制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電気機器起動装置。
  3. 放送信号から緊急警報信号を検出することによって電気機器を起動する電気機器起動装置であって、
    前記放送信号から前記緊急警報信号を検出する緊急警報信号検出手段と、
    当該電気機器起動装置の近傍にヒトの存在を検出するヒト検出手段と、
    前記緊急警報信号検出手段が前記緊急警報信号を検出し、かつ前記ヒト検出手段が前記ヒトの存在を検出した場合に、前記電気機器を起動する起動信号を生成する起動信号生成手段と、
    前記緊急警報信号検出手段及び前記ヒト検出手段への電力の供給をオン・オフする内部スイッチと、
    所定の時刻になった場合又は所定の時間が経過した場合に、前記内部スイッチをオンにする間欠制御信号を発生し、前記緊急警報信号検出手段が緊急警報信号を検出しなかった場合又は前記ヒト検出手段がヒトの存在を検出しなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、前記内部スイッチをオフにする間欠制御信号を発生する間欠制御手段と、
    を備え、
    前記ヒト検出手段は、伝送制御信号を含む地上デジタル放送の信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナによって受信した信号から特定のチャンネルの信号を選局する選局手段と、
    前記選局手段によって選局した信号から前記伝送制御信号を検出する伝送制御信号検出手段と、
    前記伝送制御信号検出手段によって検出した伝送制御信号の信号レベルを検出するレベル検出手段と、
    前記レベル検出手段によって受信した信号レベルの変化を検出するレベル変化検出手段と、
    前記信号レベル変化検出手段によって検出した信号レベルの変化が所定値よりも大きい場合に、前記受信アンテナの近傍にヒトの存在を検出したと判定するヒト検出判定手段と、を備えたことを特徴とする電気機器起動装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の電気機器起動装置と、
    前記電気機器起動装置によって生成される起動信号にしたがって起動する電気機器と、
    前記電気機器への電力の供給をオン・オフする電源スイッチと、を備え、
    前記電源スイッチは、前記起動信号にしたがってオンになることを特徴とする電気機器システム。
  5. 前記起動信号を送信する起動信号送信手段と、
    前記起動信号送信手段から送信された起動信号を受信して前記電源スイッチをオンにする起動信号受信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電気機器システム。
  6. 前記電気機器は、地上デジタル放送を受信する受信機であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電気機器システム。
  7. 発光手段又は加振手段の少なくとも何れか一方を有する通報手段を備え、
    前記通報手段は、前記電源スイッチがオンになることによって電力を供給されることを特徴とする請求項6に記載の電気機器システム。
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