JP4593102B2 - 電子機器及びオフセットビートキャンセラ - Google Patents

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Description

本発明は、 動作状態を設定するためのスイッチとして、操作位置に応じて接点の開閉状態が切り換えられると共に接点の状態が保持されるメカニカルスイッチを備えた電子機器、及び、その電子機器の一つであるオフセットビートキャンセラに関する。
従来より、近接する地域で同一の放送チャンネルを利用したテレビ放送を行う際には、各テレビ放送信号の送信周波数に±10.01kHzのオフセットを設けて、テレビ受像器で映像信号を再生した際に画面に現れる縞模様(ビート)を目立たなくするようにしている。しかし、妨害波の量が多ければビートも顕著に現れることになるし、聴視者からはよりよい画質の要求がある。
そこで、近年では、こうしたビート障害を防止するために、ビート障害が発生する放送チャンネルのテレビ放送信号を所定周波数帯に周波数変換した映像中間周波信号(以下、映像IF信号ともいう)から、希望波の映像搬送波を抽出し、この映像搬送波を用いて映像IF信号を直交検波することにより、妨害波信号成分を含むQ信号を生成し、更に、アナログフィルタを用いて、その生成したQ信号から妨害波信号成分を抽出して、この妨害波信号成分を映像IF信号から除去するオフセットビートキャンセラが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平8−98061号公報 特開平9−55671号公報
ところで、上記提案のオフセットビートキャンセラは、何れも、映像IF信号を信号処理することによって、妨害波信号成分を除去した映像IF信号を生成するものであるため、ホーム共同受信等で複数の受信端末(テレビチューナ等)に伝送される受信信号の中から妨害波信号成分を除去するようにするには、受信信号の中から妨害波を除去すべき放送チャンネルのテレビ放送信号を選局する選局部や、妨害波信号成分を除去した映像IF信号を用いてテレビ放送信号を生成する変調部を別途設ける必要がある。
また、このようにオフセットビートキャンセラに選局部及び変調部を設けた場合、選局部にて選局するテレビ放送信号の放送チャンネル(以下、選局チャンネルともいう)と変調部で生成するテレビ放送信号の放送チャンネル(以下、出力チャンネルともいう)とを一致させると、受信信号には妨害波信号成分を除去する前のテレビ放送信号が含まれていることから、オフセットビートキャンセラにて妨害波信号成分を除去したテレビ放送信号を元の受信信号にそのまま混合することができなくなる。
このため、オフセットビートキャンセラに選局部及び変調部を設けて、妨害波信号成分除去後のテレビ放送信号を他の受信信号と一緒に受信端末まで伝送するようにするには、変調部の出力チャンネルを、選局部の選局チャンネルと異なるチャンネルに設定する必要がある。
そして、このように出力チャンネルを選局チャンネルと異なるチャンネルに設定するには、オフセットビートキャンセラに出力チャンネル設定用の操作部を設けて、使用者が出力チャンネルを任意に設定できるようにすることが望ましい。
ところで、このように出力チャンネル設定用の操作部をオフセットビートキャンセラに内蔵させる場合、その操作部を、例えば、接点の開閉状態が操作位置に応じて変化するディップスイッチやロータリスイッチ等からなるメカニカルスイッチにて構成すると、そのスイッチの接点の経時変化(例えば錆等による接点の接触不良)によって、出力チャンネルが変化してしまうことが考えられる。
一方、こうした問題を防止するために、操作部を、操作時にのみ接点が閉じる常開型のスイッチにて構成すると、接点の接触不良に伴い出力チャンネルが変化するのは防止できるが、出力チャンネルの設定時に、その設定したチャンネルを確認できるようにするための表示部をビートキャンセラに組み込む必要がある。
しかし、出力チャンネル表示用の表示部をオフセットビートキャンセラに設けると、表示部による消費電流によって、オフセットビートキャンセラの消費電力が不必要に増加してしまう。
つまり、オフセットビートキャンセラをホーム共同受信等で使用する場合、オフセットビートキャンセラは、受信アンテナ近傍に設置し、ブースタ等の他の伝送装置と同様、常時動作させる必要があるため、消費電力は必要最小限に抑える必要があるが、上記のように出力チャンネル表示のための表示部をオフセットビートキャンセラに内蔵すると、本来、オフセットビートキャンセラの設置時や点検時にのみ必要な表示部が、常時動作してしまうことになり、オフセットビートキャンセラの消費電力が不必要に増加してしまうのである。
また、こうした問題は、上述したオフセットビートキャンセラに限らず、動作モードを外部操作によって設定するためのメカニカルスイッチを備えた電子機器であれば、同様の問題が生じる。
つまり、従来より、CATVシステム等の各種伝送システムで利用される情報伝送装置、各種データを処理する情報処理装置、といった電子機器には、その動作モードを使用者が任意に設定できるようにするために、ディップスイッチやロータリスイッチ等からなるメカニカルスイッチを備えたものが知られているが、この種の電子機器においては、メカニカルスイッチの接点の経時変化によって誤動作してしまうことがあり、この問題を防止するために、操作部に常開型のスイッチを使用すると、そのスイッチによる設定状態を表示するための表示部を別途設けなければならず、伝送装置の消費電力が不必要に増加してしまうのである。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、動作設定用の操作部としてメカニカルスイッチを備えた電子機器において、その接点の経時変化に伴い機器が誤動作するのを防止することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、操作位置に応じて接点の開閉状態が切り換えられると共に該接点の状態が保持されるメカニカルスイッチからなる動作設定用の第1操作部を備え、該第1操作部の接点の状態に応じて動作状態が切り換えられる電子機器において、
前記第1操作部を構成するメカニカルスイッチは、複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチ、又は、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられる複数のディップスイッチにて構成され、
当該電子機器の動作モードを、前記第1操作部の接点の状態に応じて当該電子機器の動作設定を行う設定モードと、当該電子機器の動作設定を行わない固定モードとの何れかに切り換えるための第2操作部と、
該第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードに設定されているときは、前記第1操作部の接点の状態を監視すると共に、該監視結果に応じて当該電子機器の動作を制御し、前記第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードから前記固定モードに切り換えられると、前記第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該電子機器の動作モードが前記設定モードに切り換えられるまで、該メモリに記憶した接点の状態に応じて当該電子機器の動作を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
このように、本発明の電子機器においては、第2操作部を介して動作モードが設定モードに切り換えられていれば、制御手段は、第1操作部の接点の状態を監視して、その監視結果に応じて当該電子機器の動作を制御するが、第2操作部を介して動作モードが固定モードに切り換えられているときには、制御手段は、そのモード切り換え時にメモリに記憶した第1操作部の接点の状態に応じて当該電子機器の処理動作を制御する。
このため、使用者は、伝送信号の処理動作を設定するときにだけ、第2操作部を操作して当該電子機器の動作モードを設定モードに切り換えるようにすれば、第1操作部の接点の経時変化によって当該電子機器の動作特性が変化するのを確実に防止できる。
また、第1操作部を構成するメカニカルスイッチは、複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチ、又は、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられる複数のディップスイッチにて構成されているため、使用者は、第1操作部を介して設定した動作状態を、ロータリスイッチの操作位置若しくは複数のディップスイッチの操作位置から簡単に把握することができ、第1操作部により設定した動作状態を表示するための表示部を電子機器に設ける必要はない。
よって、本発明の電子機器によれば、消費電力を必要最小限に抑えつつ、第1操作部の接点の経時変化によって生じる動作特性の変化を防止できることになる。
ここで、本発明は、動作設定用の第1操作部として、ロータリスイッチ又は複数のディップスイッチからなるメカニカルスイッチを備えた電子機器であれば、どのような電子機器であっても適用できるが、メカニカルスイッチが使用者により頻繁に操作される電子機器の場合には、その接点に錆が生じるようなことはなく、接点の経時変化に伴う誤動作も発生し難いことから、本発明は、動作モードを一旦設定すると、その後、長期間動作モードが変更されることのない電子機器に適用することにより、より効果を発揮することができるようになる。
具体的には、請求項2に記載のように、本発明は、所定の情報を表す信号を伝送する伝送路上に設けられ、その伝送路を流れる伝送信号を処理する情報伝送装置に適用し、制御手段を、第1操作部の接点の状態の監視結果若しくはメモリに記憶された接点の状態に応じて、伝送信号の処理動作を制御するように構成するとよい。
つまり、例えば、CATVシステム、インターフォンシステム、ホームセキュリティシステム等で使用される情報伝送装置は、システム構築時又は変更時に動作モードが一旦設定されると、その後、システムが改変されるまでは、動作モードが変更されることはない。
また、この種の情報伝送装置は、通常、建造物の天井裏や壁裏等の人目につかない場所に設置され、屋外に設置されることもあることから、使用環境は極めて厳しく、メカニカルスイッチが劣化し易い。
従って、請求項2に記載のように、この種の情報伝送装置に本発明を適用すれば、本発明の効果をより発揮することができるようになるのである。
そして、例えば、電子機器が、伝送信号として、所定放送チャンネルのテレビ放送信号を生成するテレビ放送信号生成手段を備えた情報伝達装置である場合、制御手段は、請求項3に記載のように構成するとよい。
すなわち、請求項3に記載の電子機器において、制御手段は、第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが設定モードに設定されているときは、第1操作部の接点の状態を監視すると共に、その監視結果に応じてテレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御し、第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが設定モードから固定モードに切り換えられると、第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該電子機器の動作モードが設定モードに切り換えられるまで、そのメモリに記憶した接点の状態に応じてテレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御する。
このため、請求項3に記載の電子機器においては、使用者は、テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを設定するときにだけ、第2操作部を操作して電子機器の動作モードを設定モードに切り換えるようにすれば、第1操作部の接点の経時変化によってテレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルが変化するのを防止できる。
次に、請求項4に記載の発明は、
受信アンテナから入力される受信信号の中から、希望波に対して送信周波数が所定周波数オフセットされた妨害波を含む所定放送チャンネルのテレビ放送信号を選局して、該テレビ放送信号の映像中間周波数信号及び音声中間周波信号を出力する選局手段と、
該選局手段から出力される映像中間周波信号を直交検波することにより、該映像中間周波信号に含まれる妨害波信号成分を抽出し、該抽出した妨害波信号成分を除去した映像信号若しくは映像中間周波信号を生成する映像信号処理手段と、
該映像信号処理手段にて生成された映像信号若しくは映像中間周波信号と、前記選局復調手段から出力される音声中間周波信号とに基づき、所定放送チャンネルのテレビ放送信号を生成するテレビ放送信号生成手段と、
を備え、該生成されたテレビ放送信号を受信信号として出力するオフセットビートキャンセラであって、
複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチ、又は、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられる複数のディップスイッチにて構成され、前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを外部操作によって設定するための第1操作部と、
当該オフセットビートキャンセラの動作モードを、前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを前記第1操作部を用いて設定する設定モードと、該放送チャンネルを所定チャンネルに固定する固定モードとの何れかに切り換えるための第2操作部と、
該第2操作部を介して当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードに設定されているときは、前記第1操作部の接点の状態を監視すると共に、該監視結果に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御し、前記第2操作部を介して当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードから前記固定モードに切り換えられると、前記第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードに切り換えられるまで、該メモリに記憶した接点の状態に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
即ち、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明を、上述したオフセットビートキャンセラに適用したものであり、テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネル(出力チャンネル)を外部操作によって設定するための第1操作部は、第2操作部を介して動作モードが設定モードに切り換えられているときにだけ利用できるようにされている。
つまり、第2操作部を介して動作モードが設定モードに切り換えられているときには、制御手段は、第1操作部の接点の状態を監視し、その監視結果に応じてテレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御するが、第2操作部を介して当該オフセットビートキャンセラの動作モードが固定モードに切り換えられているときには、制御手段は、動作モードが固定モードに切り換えられたときにメモリに記憶した第1操作部の接点の状態に応じて、テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御する。
従って、本発明のオフセットビートキャンセラによれば、使用者は、出力チャンネルを設定するときにだけ、第2操作部を操作してオフセットビートキャンセラの動作モードを設定モードに切り換えるようにすれば、第1操作部の接点の経時変化によって出力チャンネルが変化するのを確実に防止できる。
また、第1操作部は、ロータリスイッチ又は複数のディップスイッチからなるメカニカルスイッチにて構成されているため、使用者は、第1操作部を介して設定した出力チャンネルを第1操作部の操作位置から簡単に把握することができ、第1操作部により設定した出力チャンネルを表示するための表示部を装置内に設ける必要はない。
よって、本発明のオフセットビートキャンセラによれば、請求項1〜3に記載のCATV用伝送装置と同様、消費電力を必要最小限に抑えつつ、第1操作部の接点の経時変化によって生じる出力チャンネルの変化を防止できることになる。
ここで、第1操作部を構成するメカニカルスイッチは、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられるディップスイッチにて構成してもよいが、ディップスイッチを用いて出力チャンネルを設定するには、設定可能なチャンネル数に応じて多くのディップスイッチを設ける必要があるため、オフセットビートキャンセラにおいて用いる出力チャンネル設定用の第1操作部としては、複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチにて構成するとよい。
また、本発明(請求項4)のオフセットビートキャンセラにおいて、映像信号処理手段としては、従来技術の項で説明した従来のオフセットビートキャンセラと同様に、選局手段から出力される映像中間周波信号の中から希望波の映像搬送波を抽出し、この映像搬送波を用いて映像中間周波信号を直交検波することにより、妨害波信号成分を含むQ信号を生成し、その生成したQ信号から妨害波信号成分を抽出して、この妨害波信号成分を映像中間周波信号から除去するように構成してもよい。
しかし、こうした従来のオフセットビートキャンセラでは、直交検波後のQ信号から妨害波信号成分を抽出するのにアナログフィルタを用いているため、フィルタ特性を安定化させるために温度変化の小さい環境下で使用しなければならないという問題がある。
そこで、本発明のオフセットビートキャンセラを温度変化の大きい環境下で使用できるようにするには、映像信号処理手段を、請求項5に記載のように構成するとよい。
即ち、請求項5に記載のオフセットビートキャンセラにおいて、映像信号処理手段は、映像中間周波信号を直交検波することによりI信号とQ信号とを生成し、その生成したQ信号をA/D変換してデジタル処理することによりI信号に含まれる妨害波信号成分を生成し、その生成した妨害波信号成分をI信号から除去することにより、妨害波信号成分を除去した映像信号を生成するように構成されている。
従って、この請求項5に記載のオフセットビートキャンセラによれば、映像信号処理手段において、Q信号をデジタル処理することにより妨害波信号成分を生成することから、妨害波信号成分を周囲温度の影響を受けることなく安定して生成することができるようになり、例えば、ホーム共同受信等を行うために温度変化の大きい環境下に設置しても、受信信号から妨害波信号成分を良好に除去することができるようになる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明が適用された第1実施例のテレビ放送受信システム全体の構成を表わす概略構成図である。なお、本実施例のテレビ放送受信システムは日本国内用のものであり、以下に説明するVHF帯及びUHF帯のテレビ放送は、帯域幅が6MHzのNTSC方式で行われるものとする。
図1に示す如く、本実施例のテレビ放送受信システムは、屋外に設置したアンテナからの受信信号を伝送線を介して建造物内の各部屋に伝送する共同受信システムであり、テレビ放送受信用の受信アンテナとして、地上局から送信されたVHF帯及びUHF帯の放送電波をそれぞれ受信するVHFアンテナ2及びUHFアンテナ4と、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)からの送信電波を受信するBS/CSアンテナ6とを備える。
なお、BS/CSアンテナ6は、反射鏡6aと、支持腕を介して反射鏡6aの焦点位置に配置された受信部6bとからなり、受信部6bに内蔵されたコンバータによって、受信信号をBS/CS−IF信号に周波数変換(ダウンコンバート)して出力する。
そして、これら各受信アンテナ2〜6からの受信信号(VHF受信信号、UHF受信信号、BS/CS−IF信号)は、それぞれ、同軸ケーブルからなる伝送線を介して、ブースタ(増幅器)8まで伝送され、このブースタ8にて所定レベルまで増幅される。また、ブースタ8にて増幅された各受信信号(VHF受信信号、UHF受信信号、BS/CS−IF信号)は、ブースタ8内で混合されて、後段のオフセットビートキャンセラ20に入力され、このオフセットビートキャンセラ20から端末側の伝送線上に出力される。
また、端末側の伝送線には、分配器10が接続されており、オフセットビートキャンセラ20から出力された受信信号は、分配器10にて複数系統(図では4系統)に分配され、更に、その分配された各系統の伝送線上に直列に接続された複数の直列ユニット12を介して、各直列ユニット12が設置された各部屋の受信端末まで伝送される。
次に、このオフセットビートキャンセラ20の構成を図2を用いて詳しく説明する。
図2に示すように、オフセットビートキャンセラ20は、ブースタ8から出力された受信信号を伝送線(同軸ケーブル)を介して入力するための入力端子Tinと、受信信号を出力するための出力端子Toutとを備える。
そして、入力端子Tinに入力された受信信号の内、BS/CS−IF信号は、この信号のみを選択的に通過させるハイパスフィルタ(以下、ハイパスフィルタをHPFと記載する)24を介して内部に取り込まれ、ビートキャンセラ20内に形成されたBS/CS−IF信号用の通過経路、及び、出力端子Tout側に設けられたHPF26を介して、出力端子Toutまで伝送されて、出力端子Toutから端末側に出力される。
また、入力端子Tinに入力された受信信号の内、VHF受信信号及びUHF受信信号は、VHF及びUHF帯の受信信号のみを選択的に通過させるローパスフィルタ(以下、ローパスフィルタをLPFと記載する)22を介して内部に取り込まれ、分配回路28にて2分配される。そして、この分配回路28にて分配された一方の受信信号(VHF・UHF信号)は、ビートキャンセラ20内に形成されたVHF・UHF信号用の通過経路を介して、出力端子Tout側の混合回路42まで伝送される。
一方、分配回路28にて分配された他方の受信信号は、UHF選局部30に入力される。このUHF選局部30は、制御部50から選局チャンネル制御信号によって指定されたUHF帯で所定放送チャンネルのテレビ放送信号を選局して、映像搬送波が所定周波数(例えば、58.75MHz)となる映像中間周波信号(映像IF信号)と、音声搬送波がNTSC方式で規定された所定周波数(4.5MHz)となる音声中間周波信号(音声IF信号)とを出力する。なお、このUHF選局部30は、本発明の選局手段に相当する。
そして、UHF選局部30から出力された映像IF信号は、直交検波部32に入力され、この直交検波部32にて、映像IF信号に含まれる映像搬送波を用いて直交検波される。また、この直交検波部32で直交検波されたI信号とQ信号とは、それぞれ、ビートキャンセル用のデジタル処理部34に入力され、デジタル処理部34にて、妨害波信号成分を除去したベースバンドの映像信号に変換される。
そして、この映像信号と、UHF選局部30から出力された音声IF信号とは、それぞれ、UHF変調部36に入力され、このUHF変調部36にて、制御部50から出力チャンネル制御信号によって指定された所定放送チャンネル(出力チャンネル)のUHF帯のテレビ放送信号に変換される。
なお、このUHF変調部36は、本発明のテレビ放送信号生成手段に相当するものであるが、このテレビ放送信号生成手段としては、本実施例のUHF変調部36のように、必ずしもUHF帯のテレビ放送信号を生成する必要はなく、VHF帯のチャンネル或いはCATVチャンネルのテレビ放送信号を生成するようにしてもよい。
次に、このUHF変調部36にて生成されたテレビ放送信号は、UHF帯のテレビ放送信号のみを選択的に通過させるバンドパスフィルタ(以下、バンドパスフィルタをBPFと記載する)38を介して、ゲインコントロール(GC)用のボリュームVRを備えた増幅部40に入力され、この増幅部40にて所定レベルまで増幅された後、混合回路42に入力される。
この結果、混合回路42では、VHF・UHF信号用の通過経路を通過したVHF・UHF信号とUHF変調部36で生成された所定出力チャンネルのテレビ放送信号とが混合されることになる。
そして、この混合回路42にて混合されたVHF・UHF信号は、増幅回路44にて所定レベルまで更に増幅された後、VHF及びUHF帯の受信信号のみを選択的に通過させるLPF46を介して、出力端子Toutまで伝送され、出力端子Toutから、BS/CS−IF信号と一緒に端末側に出力される。
ここで、デジタル処理部34と直交検波部32とは、本発明の映像信号処理手段に相当するものであり、本実施例では、デジタル処理部34において、Q信号をデジタル処理することにより、I信号に含まれる妨害波信号成分を生成し、I信号からこの妨害波信号成分を除去する。
つまり、映像IF信号に含まれる希望波映像信号をA(t)、その搬送波(映像搬送波)をcos(ωt)とし、妨害波映像信号をB(t)、その搬送波(映像搬送波)をcos{(ω+δ)t+Φ}とした場合、映像IF信号は、
映像IF信号=A(t)cos(ωt)
+B(t)cos{(ω+δ)t+Φ}
と記述でき、直交検波後のI信号及びQ信号は、それぞれ、
I信号=A(t)+B(t)cos(δt+Φ)
Q信号=B(t)sin(δt+Φ)
となることから、デジタル処理部34では、Q信号をデジタル処理することにより、I信号に含まれる妨害波信号成分である「B(t)cos(δt+Φ)」を生成し、この妨害波信号成分をI信号から除去するのである。
具体的には、再生したテレビ画像からビートを除去するには、映像信号の低域成分(周波数:0〜数十kHz)に関して妨害波信号成分を除去できれば充分であることから、デジタル処理部34では、図3に示すように、まず、Q信号をA/D変換部60を介してデジタルデータとして取り込み、その取り込んだQ信号を、LPFとして機能するフィルタ部62にてフィルタ処理することにより、Q信号の低域成分のみを抽出し、ビート成分生成部64にて、その抽出したQ信号の低域成分から、上記妨害波信号成分「B(t)cos(δt+Φ)」を生成する。
また、デジタル処理部34では、I信号をA/D変換部61を介してデジタルデータとして取り込み、その取り込んだI信号を、LPFとして機能するフィルタ部63と、HPFとして機能するフィルタ部67とを用いて、I信号の低域成分と高域成分とに分離する。
そして、ビート成分生成部64から出力される妨害波信号成分は、ビート成分生成部64の処理動作によって、各フィルタ部63、67を通過したI信号の低域成分及び高域成分よりも遅れることから、フィルタ部63、67を通過したI信号の低域成分及び高域成分を、ビート成分生成部64で生成された妨害波信号成分と同期させるために、I信号の低域成分及び高域成分を、それぞれ、遅延処理部65、68で遅延処理する。
そして、最後に、減算処理部66にて、遅延処理後のI信号の低域成分からビート成分生成部64で生成された妨害波信号成分を減算する減算処理を行い、更に、その減算処理後のI信号の低域成分と遅延処理後のI信号の高域成分とを加算処理部69にて加算処理することにより、妨害波信号成分を除去した映像信号(詳しくは映像データ)を生成し、これをD/A変換部69aにてアナログの映像信号に変換した後、BPF38に出力する。
従って、デジタル処理部34からは、オフセットビート障害の原因となる妨害波信号成分を除去した映像信号が出力されることになり、しかも、デジタル処理部34では、直交検波後のI信号及びQ信号を一旦デジタルデータに変換してデジタル処理することにより、妨害波信号成分を除去した映像信号を生成することから、周囲温度の影響を受けることなく、妨害波信号成分を除去した映像信号を安定して生成することができる。
次に、オフセットビートキャンセラ20には、UHF変調部36が生成するテレビ放送信号の放送チャンネル(出力チャンネル)を外部操作によって設定できるようにするために出力チャンネル設定部48が設けられている。
この出力チャンネル設定部48は、図4に示すように、出力チャンネルの「1」の位を値0〜9の何れかに設定するためのロータリスイッチ48aと、出力チャンネルの「10」の位を値0〜9の何れかに設定するためのロータリスイッチ48bと、オフセットビートキャンセラ20の動作モードを、UHF変調部36の出力チャンネルをこれらのロータリスイッチ48a、48bを用いて設定する設定モード(SET)と、出力チャンネルを固定する固定モード(LOCK)との何れかに設定するためのチャンネルセットスイッチ48cとから構成されている。なお、チャンネルセットスイッチ48cは、本発明の第2操作部に相当し、ロータリスイッチ48a、48bは、本発明の第1操作部に相当する。
また、制御部50は、マイクロコンピュータにて構成されており、この出力チャンネル設定部48から入力される出力チャンネルの設定指令に従い、UHF変調部36がテレビ放送信号を生成する際の放送チャンネル(出力チャンネル)を制御し、UHF選局部30の選局チャンネルについては、予めEEPROM52に記憶された選局チャンネルに制御する。
そして、制御部50が制御するUHF変調部36の出力チャンネルは、図5に示す如く、チャンネルセットスイッチ(CHSETSW)48cが設定モード(SET)に切り換えられているときに実行される出力チャンネル設定処理にて設定され、チャンネルセットスイッチ(CHSETSW)48cが固定モード(LOCK)に切り換えられているときには、この出力チャンネル設定処理にてEEPROM52内に格納された出力チャンネルにて、UHF変調部36の出力チャンネルが制御される。
以下、制御部50にて実行される出力チャンネル設定処理について説明する。
図5に示すように、この処理は、チャンネルセットスイッチ(CHSETSW)48cが設定モード(SET)に切り換えられているときに制御部50にて実行される処理であり、処理が開始されると、S110(Sはステップを表す)にて、ロータリスイッチ48a、48bの接点の状態から、これら各スイッチ48a、48bを介して設定された設定チャンネルを読み込み、続くS120にて、UHF変調部36がテレビ放送信号を生成する際の放送チャンネル(出力チャンネル)がその読み込んだ設定チャンネルとなるように制御する。
また次に、S130では、チャンネルセットスイッチ48cが設定モード(SET)から固定モード(LOCK)に切り換えられたか否かを判断し、チャンネルセットスイッチ48cが固定モード(LOCK)に切り換えられていなければ、再度S110に移行することにより、上記S110、S120の処理を実行する。
一方、S130にて、チャンネルセットスイッチ48cが設定モード(SET)から固定モード(LOCK)に切り換えられたと判断されると、S140に移行して、UHF変調部36の出力チャンネルを現在の出力チャンネルに固定し、S150にて、現在の出力チャンネルをEEPROM52に記憶することにより、その後、停電等によって制御部50が再起動された際にでも、UHF変調部36の出力チャンネルをEEPROM52に記憶された出力チャンネルに設定できるようにし、当該処理を終了する。
なお、オフセットビートキャンセラ20には、図示しないDCアダプタ等から例えば直流15Vの直流電源を供給するための電源入力端子Tdcが設けられており、上述した各内部回路には、この電源入力端子Tdcに供給された直流電源から上述した内部回路を動作させるための各種電源電圧を生成する電源部56を介して、動作用の電源電圧を供給するようにされている。
以上説明したように、本実施例のオフセットビートキャンセラ20においては、第2操作部としてのチャンネルセットスイッチ48cを介して動作モードが設定モード(SET)に切り換えられているときには、制御部50は、第1操作部としてのロータリスイッチ48a、48bの接点の状態から、使用者が指定した出力チャンネルを読み込み、その読み込んだ出力チャンネルに応じてUHF変調部36の出力チャンネルを制御するが、チャンネルセットスイッチ48cを介して動作モードが設定モード(SET)から固定モード(LOCK)に切り換えられると、UHF変調部36の出力チャンネルをそのときの出力チャンネルに固定し、更に、その後のUHF変調部36の出力チャンネルをそのときの出力チャンネルに固定できるように、現在の出力チャンネルをEEPROM52に記憶する。
従って、本実施例のオフセットビートキャンセラによれば、使用者は、出力チャンネルを設定するときにだけ、チャンネルセットスイッチ48cを設定モード(SET)側に切り換えるようにすれば、ロータリスイッチ48a、48bの接点の経時変化によって出力チャンネルが変化するのを確実に防止できる。
また、ロータリスイッチ48a、48bは、その操作位置(動作角度)から設定した出力チャンネルを把握することができるため、ロータリスイッチ48a、48bを介して設定した出力チャンネルを表示するための表示部を装置内に設ける必要はない。
よって、本実施例のオフセットビートキャンセラによれば、消費電力を必要最小限に抑えつつ、ロータリスイッチ48a、48bの接点の経時変化によって出力チャンネルが変化するのを防止できる。
また、本実施例では、出力チャンネルの設定に2つのロータリスイッチを用いるようにしているため、出力チャンネルの設定にディップスイッチを用いるようにした場合に比べて、出力チャンネル設定用のスイッチの数を少なくし、また、使用者による出力チャンネル設定時の操作性を向上できる。
つまり、UHFチャンネルは、通常、チャンネル13〜62の合計50チャンネル有り、これらのチャンネルの中からディップスイッチを用いて任意のチャンネルを設定できるようにするには、多数のディップスイッチを設ける必要があるが、本実施例のように、ロータリスイッチを用いて出力チャンネルを設定するようにすれば、ロータリスイッチの数を少なくして、出力チャンネルの設定操作も簡単に行うことができるようになるのである。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例のオフセットビートキャンセラにおいては、チャンネルセットスイッチ48cを介して動作モードが設定モード(SET)に切り換えられているときに限って、ロータリスイッチ48a、48bの操作によって、UHF変調部36の出力チャンネルを変更できようにしているが、例えば、周囲が暗く、ロータリスイッチ48a、48bの操作位置(動作角度)が見難いような場合には、出力チャンネル変更時の操作性が低下する。
そこで、出力チャンネル設定部48には、ロータリスイッチ48a、48bを照らすための発光素子(低消費電力である白色LEDやEL(エレクトロ・ルミネッセンス等が好ましい))を設け、チャンネルセットスイッチ48cを介して、動作モードが設定モード(SET)に切り換えられたときには、制御部50が発光素子を自動で点灯させ、逆に、動作モードが固定モード(LOCK)に切り換えられると、制御部50が発光素子を自動で消灯させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、デジタル処理部34において、I信号を低域成分と高域成分とに分離するものとして説明したが、I信号は必ずしも分離する必要はなく、単にA/D変換部61でA/D変換したI信号をそのまま遅延処理部で遅延させて、そのI信号から妨害波信号成分を除去するようにしてもよい。
また、上記実施例では、妨害波信号成分を除去するためにデジタル処理部34を用いるものとして説明したが、上述した従来装置のように、映像IF信号を直交検波することにより得られるQ信号からアナログフィルタを用いて妨害波信号成分を抽出し、この妨害波信号成分を映像IF信号に対応した周波数にアップコンバートして、そのアップコンバート後の妨害波信号成分を映像IF信号から除去するようにしてもよい。但し、この場合には、オフセットビートキャンセラの特性が変化することのないよう、オフセットビートキャンセラを、温度変化が小さい環境下で使用する必要はある。
また、上記実施例では、本発明を適用したオフセットビートキャンセラについて説明したが、本発明は、オフセットビートキャンセラに限らず、各種動作設定用のスイッチ(メカニカルスイッチ)を内蔵した電子機器(より好ましくは情報伝送装置)であれば、上記実施例と同様に適用して同様の効果を得ることができる。
実施例のテレビ放送受信システム全体の構成を表す概略構成図である。 図1に示すオフセットビートキャンセラの構成を表すブロック図である。 図2に示すデジタル処理部の構成を表すブロック図である。 図2に示す出力チャンネル設定部の構成を表す説明図である。 図2に示す制御部(マイクロコンピュータ)にて実行される出力チャンネル設定処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…BS/CSアンテナ、8…ブースタ、10…分配器、12…直列ユニット、20…オフセットビートキャンセラ、22,46…LPF、24,26…HPF、28…分配回路、30…UHF選局部、32…直交検波部、34…デジタル処理部、36…UHF変調部、38…BPF、40…増幅部、42…混合回路、44…増幅回路、48…出力チャンネル設定部、48a,48b…ロータリスイッチ、48c…チャンネルセットスイッチ、50…制御部、52…EEPROM、56…電源部、60,61…A/D変換部、62,63,67…フィルタ部、64…ビート成分生成部、65,68…遅延処理部、66…減算処理部、69…加算処理部、69a…D/A変換部、Tdc…電源入力端子、Tin…入力端子、Tout…出力端子、VR…ボリューム。

Claims (5)

  1. 操作位置に応じて接点の開閉状態が切り換えられると共に該接点の状態が保持されるメカニカルスイッチからなる動作設定用の第1操作部を備え、
    該第1操作部の接点の状態に応じて動作状態が切り換えられる電子機器において、
    前記第1操作部を構成するメカニカルスイッチは、複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチ、又は、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられる複数のディップスイッチにて構成され、
    当該電子機器の動作モードを、前記第1操作部の接点の状態に応じて当該電子機器の動作設定を行う設定モードと、当該電子機器の動作設定を行わない固定モードとの何れかに切り換えるための第2操作部と、
    該第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードに設定されているときは、前記第1操作部の接点の状態を監視すると共に、該監視結果に応じて当該電子機器の動作を制御し、前記第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードから前記固定モードに切り換えられると、前記第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該電子機器の動作モードが前記設定モードに切り換えられるまで、該メモリに記憶した接点の状態に応じて当該電子機器の動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    当該電子機器は、所定の情報を表す信号を伝送する伝送路上に設けられ、該伝送路を流れる伝送信号を処理する情報伝送装置であり、
    前記制御手段は、前記第1操作部の接点の状態の監視結果若しくは前記メモリに記憶された接点の状態に応じて、前記伝送信号の処理動作を制御することを特徴とする電子機器。
  3. 前記伝送信号として、所定放送チャンネルのテレビ放送信号を生成するテレビ放送信号生成手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードに設定されているときは、前記第1操作部の接点の状態を監視すると共に、該監視結果に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御し、前記第2操作部を介して当該電子機器の動作モードが前記設定モードから前記固定モードに切り換えられると、前記第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該電子機器の動作モードが前記設定モードに切り換えられるまで、該メモリに記憶した接点の状態に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 受信アンテナから入力される受信信号の中から、希望波に対して送信周波数が所定周波数オフセットされた妨害波を含む所定放送チャンネルのテレビ放送信号を選局して、該テレビ放送信号の映像中間周波数信号及び音声中間周波信号を出力する選局手段と、
    該選局手段から出力される映像中間周波信号を直交検波することにより、該映像中間周波信号に含まれる妨害波信号成分を抽出し、該抽出した妨害波信号成分を除去した映像信号若しくは映像中間周波信号を生成する映像信号処理手段と、
    該映像信号処理手段にて生成された映像信号若しくは映像中間周波信号と、前記選局復調手段から出力される音声中間周波信号とに基づき、所定放送チャンネルのテレビ放送信号を生成するテレビ放送信号生成手段と、
    を備え、該生成されたテレビ放送信号を受信信号として出力するオフセットビートキャンセラであって、
    複数の接点を有し、回転位置に応じて各接点の開閉状態が切り換えられるロータリスイッチ、又は、操作位置に応じて接点のオン・オフ状態が切り換えられる複数のディップスイッチにて構成され、前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを外部操作によって設定するための第1操作部と、
    当該オフセットビートキャンセラの動作モードを、前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを前記第1操作部を用いて設定する設定モードと、該放送チャンネルを所定チャンネルに固定する固定モードとの何れかに切り換えるための第2操作部と、
    該第2操作部を介して当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードに設定されているときは、前記第1操作部の接点の状態を監視すると共に、該監視結果に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御し、前記第2操作部を介して当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードから前記固定モードに切り換えられると、前記第1操作部の接点の状態をメモリに記憶して、その後、当該オフセットビートキャンセラの動作モードが前記設定モードに切り換えられるまで、該メモリに記憶した接点の状態に応じて前記テレビ放送信号生成手段が生成するテレビ放送信号の放送チャンネルを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするオフセットビートキャンセラ。
  5. 前記映像信号処理手段は、前記映像中間周波信号を直交検波することによりI信号とQ信号とを生成し、該生成したQ信号をA/D変換してデジタル処理することにより前記I信号に含まれる妨害波信号成分を生成し、該生成した妨害波信号成分を前記I信号から除去することにより、前記妨害波信号成分を除去した映像信号を生成することを特徴とする請求項4に記載のオフセットビートキャンセラ。
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