JP2000209068A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2000209068A
JP2000209068A JP11007980A JP798099A JP2000209068A JP 2000209068 A JP2000209068 A JP 2000209068A JP 11007980 A JP11007980 A JP 11007980A JP 798099 A JP798099 A JP 798099A JP 2000209068 A JP2000209068 A JP 2000209068A
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JP
Japan
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preset
frequency
button
broadcast
frequencies
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JP11007980A
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English (en)
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Naoto Takashima
直人 高島
Takashi Miyake
孝 三宅
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発信局の周波数を選局手段の数に制限すること
なくプリセットする。 【解決手段】自動プリセットによって検出される受信可
能な放送局の周波数を、複数の選局釦毎に割り当てられ
たチャンネルCH1〜CH4に対応付けて記憶するために自動
プリセット記憶領域を設ける。また、自動プリセット記
憶領域には、FM放送とAM放送の受信バンド毎の記憶領域
を備える。受信可能な放送局の周波数がチャンネルCH1
〜CH4の数より少ないときには、FMとAMの受信バンドの
第1ページ目の記憶領域に、各周波数をチャンネルCH1
〜CH4に対応付けて記憶する。受信可能な放送局の周波
数がチャンネルCH1〜CH4の数より多いときには、FM受信
バンドの第2〜第nページ、AM受信バンドの第2〜第m
ページのように、チャンネルCH1〜CH4の数(4個)ずつ
記憶領域を拡張し、拡張された自動プリセット記憶領域
に受信可能な放送局の周波数の全てを各チャンネルCH1
〜CH4に対応付けて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばラジオ放送
等を受信する受信装置に関し、特に、発信局の周波数を
自動的に選局するための自動プリセット機能を備えた受
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受信装置として、車載用
オーディオシステムに備えられた受信装置が知られてい
る。図9は、従来の車載用オーディオシステムの構成例
を示している。同図において、この車載用オーディオシ
ステムの操作パネル1には、表示部2とコンパクトディ
スク挿入口3とカートリッジテープ挿入口4の他、音量
調節用釦5、手動プリセット釦6、自動プリセット釦
7、選局釦8〜13等の操作釦が設けられている。
【0003】手動プリセット釦6は、使用者等が受信可
能な発信局(放送局)の周波数を1つずつ手動でプリセ
ットするために設けられ、自動プリセット釦7は、使用
者等が受信可能な放送局の周波数を自動的にプリセット
するために設けられている。選局釦8〜13は、手動プ
リセット釦6又は自動プリセット釦7によってプリセッ
トされた放送局をワンタッチで選局するために設けられ
ている。
【0004】使用者等が手動プリセット釦6を押し、続
いて選局釦8〜13のうちの1つを押すと、車載用オー
ディオシステムに搭載されている受信装置が、受信可能
な放送局の1つを検出し、その検出した放送局の周波数
を、押された選局釦に対応付けて所定の記憶手段に記憶
させる。
【0005】したがって、使用者等が手動プリセット釦
6と選局釦8〜13を交互に複数回操作すると、複数の
放送局の周波数を選局釦8〜13にそれぞれ割り当てて
プリセットすることができ、この手動プリセットが完了
した後に選局釦8〜13を選択的に押すだけで、所望の
放送を聴くことができるようになっている。
【0006】また、使用者等が自動プリセット釦7を押
すと、上記の受信装置が受信可能な放送局の周波数を低
い周波数から高い周波数へ連続して検出し、検出した放
送局の周波数を自動的に選局釦8〜13に割り当てて上
記記憶手段に記憶させる。
【0007】したがって、使用者等は、自動プリセット
釦を1回押すだけで、複数の放送局を選局釦8〜13に
それぞれ割り当ててプリセットすることができ、更に、
この自動プリセット完了後には、選局釦8〜13を選択
的に押すだけで、所望の放送を聴くことができるように
なっている。
【0008】ここで、上記記憶手段には、図10のメモ
リマップに示すように、手動プリセット記憶領域と自動
プリセット記憶領域が備えられている。手動プリセット
記憶領域は、手動プリセットの際に検出された周波数f
11〜f16,f21〜f26を、FM放送とAM放送の各受信
バンド毎に選局釦8〜13に対応付けて記憶するために
設けられている。自動プリセット記憶領域は、自動プリ
セットの際に検出された周波数を、自動受信バンドの周
波数として選局釦8〜13に対応付けて記憶するために
設けられている。
【0009】そして、手動プリセット又は自動プリセッ
トが行われた後、使用者等が選局釦8〜13のうちの1
つを押すと、押された選局釦に割り当てられている周波
数を記憶手段から検索して受信装置の受信周波数に設定
することにより、使用者等の希望する放送局の放送を受
信するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
車載用オーディオシステムに搭載されている受信装置
は、上記したように、自動プリセット釦7により自動プ
リセットの指示がなされると、受信可能な放送局の周波
数を選局釦8〜13に割り当てるようになっている。
【0011】このため、上記従来の受信装置では、プリ
セット可能な放送局の数が選局釦8〜13の個数に制限
されてしまい、受信可能な放送局の数が選局釦8〜13
の個数より多い場合には、受信可能であるにもかかわら
ず、プリセットされない放送局が発生するという問題が
あった。
【0012】本発明は、上記従来技術の問題点を克服す
るためになされたものであり、受信可能な発信局を選局
手段の数に制限されることなく自動的にプリセットする
受信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の選局手段と、チューナーによって受信
可能な放送局の周波数を上記各選局手段に対応付けて記
憶する記憶手段とを備える受信装置において、上記チュ
ーナーによる受信可能な放送局の周波数の数が上記選局
手段の数より多いときには、制御手段により上記記憶手
段の記憶容量を拡張させて、上記受信可能な放送局の周
波数を記憶させる構成とした。
【0014】また、上記制御手段は、上記チューナーに
よる受信可能な放送局の周波数の数が上記選局手段の数
より多いときには、上記記憶手段の記憶容量を、上記選
局手段の数に相当する記憶容量ずつ拡張させる構成とし
た。
【0015】かかる構成によると、チューナーによる受
信可能な放送局の周波数の数が選局手段の数より多いと
きには、制御手段が記憶手段の記憶容量を拡張させて、
受信可能な放送局の周波数を記憶させるので、受信可能
な放送局の周波数を取りこぼすことなく、各選局手段に
対応付けてプリセットする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、一実施形態として、車載用オ
ーディオシステムに設けられる受信装置について説明す
る。図1において、本車載用オーディオシステム14の
操作パネル15には、液晶ディスプレイ等で形成された
表示部16と、記録媒体であるコンパクトディスク(C
D;Compact Disc)を後述のCD再生装置31に挿入す
るための挿入口17と、記録媒体であるミニディスク
(MD;Mini Disc)を後述のMD再生装置32に挿入
するための挿入口18と、音量調節用の操作釦19が設
けられている。更に、挿入口18の下方には、4個ずつ
を組にして2段配列された選局手段としての選局釦20
〜23と、ソース選択釦24〜27が設けられ、選局釦
23の右側にはプリセット釦28、ソース選択釦27の
右側にはページ切換え釦29が設けられている。
【0017】尚、操作パネル15には、操作釦19〜2
9以外の各種操作釦が備えられているが、説明の都合上
省略している。
【0018】これらの表示部16とCD再生装置31と
MD再生装置32及び各操作釦19〜29は、図2のブ
ロック図に示すように、本車載用オーディオシステム1
4に搭載された制御回路に備えられている中央制御部3
4に接続され、更に、中央制御部34には、FM放送と
AM放送を受信するためにチューナー30と、スピーカ
33、プログラム記憶部35及びプリセットデータ記憶
部36が接続されている。
【0019】プログラム記憶領域35には、予め設定さ
れたシステムプログラムが記憶されており、中央制御部
34に備えられているマイクロプロセッサ(MPU)が
上記システムプログラムを実行することで、車載用オー
ディオシステム14全体の動作を制御する。
【0020】プリセットデータ記憶部36は、図3のメ
モリマップに示すように、手動プリセット記憶領域と自
動プリセット記憶領域が備えられている。手動プリセッ
ト記憶領域は、後述の手動プリセットの際に、受信可能
なFM放送局とAM放送局の各周波数fFM1〜fFM4,f
AM1〜fAM4を各選局釦20〜23に対応付けて記憶する
ために設けられている。
【0021】すなわち、手動プリセット記憶領域には、
選局釦20〜23に対応する4チャンネルCH1〜CH
4分のFM放送局の周波数fFM1〜fFM4と、選局釦20
〜23に対応する4チャンネルCH1〜CH4分のAM
放送局の周波数fAM1〜fAM4を記憶可能な記憶容量が備
えられている。
【0022】一方、自動プリセット記憶領域には、後述
する自動プリセットの際に、受信可能なFM放送局とA
M放送局の各周波数を、選局釦20〜23に対応付けて
記憶することが可能な記憶容量が備えられている。尚、
自動プリセット記憶領域は、受信可能な放送局の数が4
チャンネルCH1〜CH4分より多きときには、その記
憶容量が自動的に拡張されるようになっている。
【0023】次に、かかる構成を有する本実施形態の車
載用オーディオシステム14の基本動作について、図4
に示す状態遷移図を参照して説明する。
【0024】使用者等が車両のイグニッションキーを操
作して電源オンの状態にすると、中央制御部34がこの
電源オンの状態を検出し、ディフォルト表示モード10
0を設定する。これにより、図1に示した表示部16
に、暦と月日及び現在時刻等が文字や図形等によって表
示される。
【0025】このディフォルト表示モード100の状態
で、使用者等がソース選択釦24〜27のうちの1つを
押すと、中央制御部34が受信・再生モード110を設
定し、次の制御を行う。すなわち、ソース選局釦24が
押されると、チューナー30に現在設定されているFM
受信周波数の放送を受信させ、更に、表示部16にその
受信周波数と受信バンド及び受信強度等の情報を文字や
図形等によって表示させる。
【0026】ソース選択釦25が押された場合には、チ
ューナー30に現在設定されているAM受信周波数の放
送を受信させ、更に、表示部16にその受信周波数と受
信バンド及び受信強度等の情報を文字や図形等によって
表示させる。
【0027】また、ソース選択釦26が押されるとCD
再生装置31を起動させ、コンパクトディスクに記録さ
れている楽音のトラック番号や記録時間等の情報を表示
部16に表示させる。ソース選択釦27が押されるとM
D再生装置32を起動させ、ミニディスクに記録されて
いる楽音の記録番号等の情報を表示部16に表示させ
る。
【0028】また、受信・再生モード110の状態で、
使用者等がソース選択釦24〜27のうちの1つを選択
的に切換え操作すると、上記同様にFM放送又はAM放
送の受信や、CD再生やMD再生を行わせることができ
る。
【0029】更に、受信・再生モード110の状態で、
使用者等がソース選択釦24の操作によりFM放送の受
信を指示し、続いて選局釦20〜27のいずれか1つを
押すと、中央制御部34がその押された選局釦に予め割
り当てられているFM放送局の周波数をプリセットデー
タ記憶部36から検索してチューナー30の受信周波数
に設定し、更に、その受信周波数と受信バンド及び受信
強度等の情報を文字や図形等によって表示部16に表示
させる。
【0030】このように、使用者等は、選局釦20〜2
7を選択的に操作するだけで、予めプリセットされてい
る放送局の放送を聴くことができるようになっている。
【0031】また、受信・再生モード110の状態で、
使用者等が予め決められた所定時間が経過しても選局釦
20〜23及びソース選択釦24〜27を操作しない
と、自動的にディフォルト表示モード110に切換わ
り、表示部16に暦と月日及び現在時刻が表示される。
但し、自動的に受信・再生モード110からディフォル
ト表示モード100に切換わる場合には、受信・再生モ
ード110において最後に設定されたFM放送やAM放
送の受信、CD再生、MD再生のいずれかの動作を引き
続き継続する。
【0032】次に、受信・再生モード110の状態で、
使用者等がソース選択釦24又は25を押してプリセッ
ト釦28を押すと、FM放送又はAM放送の放送局をプ
リセットするためのプリセットモード120となる。
尚、プリセット釦28が予め決められた時間より短い時
間で押された場合には、使用者等が手動でプリセットす
るための手動プリセットモードとなり、プリセット釦2
8が上記予め決められた時間より長い時間で押された場
合には、自動的にプリセットするための自動プリセット
モードとなる。
【0033】ここで、ソース選択釦24が押された後、
プリセット釦28が上記の短時間で押されることにより
手動プリセットモードになると、チューナー30が受信
可能なFM放送局の周波数を1つ検出する。そして、使
用者等が選局釦20〜23のうちの1つを押すと、上記
検出したFM放送局の周波数をその押された選局釦に対
応付けて、プリセットデータ記憶部36の手動プリセッ
ト記憶領域(FM受信バンドの領域)に記憶する。更
に、上記同様に、使用者等がプリセット釦28と選局釦
20〜23を交互に複数回操作すると、受信可能な複数
のFM放送局の周波数を手動プリセット記憶領域に記憶
する。
【0034】また、ソース選択釦25が押された後、プ
リセット釦28が上記の短時間で押されることにより手
動プリセットモードになると、チューナー30が受信可
能なAM放送局の周波数を1つ検出する。そして、使用
者等が選局釦20〜23のうちの1つを押すと、上記検
出したAM放送局の周波数をその押された選局釦に対応
付けてプリセットデータ記憶部36の手動プリセット記
憶領域(AM受信バンドの領域)に記憶させる。更に、
上記同様に、使用者等がプリセット釦28と選局釦20
〜23を交互に複数回操作すると、受信可能な複数のA
M放送局の周波数を手動プリセット記憶領域に記憶させ
る。
【0035】一方、ソース選択釦24が押された後、プ
リセット釦28が上記の長時間に渡って押されることに
より自動プリセットモードになると、チューナー30
が、受信可能なFM放送局の周波数を、FM受信バンド
のうちの下限周波数から上限周波数へ連続して自動的に
検出する。更に、検出した放送局の周波数を自動的に各
選局釦20〜23に対応付けてプリセットデータ記憶部
36の自動プリセット記憶領域(FM受信バンドの領
域)に記憶させる。
【0036】また、ソース選択釦25が押された後、プ
リセット釦28が上記の長時間に渡って押されることに
より自動プリセットモードになると、チューナー30
が、受信可能なAM放送局の周波数を、AM受信バンド
のうちの下限周波数から上限周波数へ連続して自動的に
検出する。更に、検出した放送局の周波数を自動的に各
選局釦20〜23に対応付けてプリセットデータ記憶部
36の自動プリセット記憶領域(AM受信バンドの領
域)に記憶させる。
【0037】より具体的には、図5に示すフローチャー
トに従って、FM放送局とAM放送局の自動プリセット
が行われる。
【0038】同図において、使用者等が上記の操作によ
ってFM放送局又はAM放送局の自動プリセットの開始
を指示すると、中央制御部34に搭載されているマイク
ロプロセッサが、所定のプログラムカンタの計数値Cを
0にリセットし(ステップ200)、スピーカ33の出
力を消音(ミュート)状態にする(ステップ201)。
【0039】次に、ステップ202において、チューナ
ー30がFM放送又はAM放送の受信バンドのうちの最
も下限の周波数fLからチューニングを開始する。すな
わち、使用者等によりFM放送局の自動プリセットが指
示された場合には、FM放送の受信バンドのうち最も下
限の周波数からチューニングを開始し、AM放送局の自
動プリセットが指示された場合には、AM放送の受信バ
ンドのうち最も下限の周波数からチューニングを開始す
る。
【0040】次に、ステップ203において、チューナ
ー30が受信可能な放送局の周波数を検出したか否かを
上記マイクロプロセッサが判断し、受信可能な放送局の
周波数が検出された場合には、「YES」と判断してス
テップ204の処理に移行し、受信可能な周波数が検出
されない場合には、「NO」と判断してステップ211
の処理へ移行する。
【0041】ステップ211では、検出中の周波数が上
限の周波数fHであるか否かを判断し、上限の周波数fH
でなければ、ステップ212において、チューナー30
のチューニング周波数を所定の値だけ上昇させて、再び
ステップ203からの処理を繰り返す。
【0042】ステップ204の処理へ移行すると、検出
した受信信号の電界強度を検出し、次に、上記プログラ
ムカウンタの計数値Cを1カウントアップし(ステップ
206)、その計数値Cが選局釦20〜23の個数N
(本実施形態ではN=4個)より大きな値になったか否
か判断する(ステップ206)。
【0043】ステップ206において、計数値Cが個数
Nより小さい場合(「NO」の場合)には、プリセット
データ記憶部36の自動プリセット記憶領域に、検出し
た放送局の周波数を記憶させる(ステップ209)、次
に、自動プリセット記憶領域に記憶されている各周波数
を電界強度の大きい順に並び換えて記憶させる(ステッ
プ20)。すなわち、FM放送局を自動プリセットして
いる場合には、ステップ209及び210において、図
3に示した自動プリセット記憶領域のFM受信バンドの
領域に、検出したFM放送局の周波数を選局釦20〜2
3に割り当てられている各チャンネルCH1〜CH4に
対応付け、且つ受信強度の大きい順に記憶させる。ま
た、AM放送局を自動プリセットしている場合にも同様
に、ステップ209及び210において、図3に示した
自動プリセット記憶領域のAM受信バンドの領域に、検
出したAM放送局の周波数を選局釦20〜23に割り当
てられている各チャンネルCH1〜CH4に対応付け、
且つ受信強度の大きい順に記憶させる。
【0044】一方、ステップ206において、計数値C
が個数Nより大きい場合(「YES」の場合)には、自
動プリセット記憶領域の記憶容量を1ページ分(本実施
形態では、N=4個分の周波数を記憶するための記憶容
量)拡張する。そして、上記プログラムカウンタの計数
値Cを0にリセットした後(ステップ208)、上記の
拡張された記憶領域を含めた自動プリセット記憶領域
に、上記ステップ209及び210の処理によって、検
出した放送局の周波数を電界強度の大きい順に並び換え
て記憶させる。
【0045】次に、ステップ211で、チューニングに
より検出した周波数が上限の周波数fHに達したか否か
判断し、上限の周波数fHに達するまで、ステップ20
3〜212の処理を繰り返す。
【0046】そして、ステップ211で、チューニング
により検出した周波数が上限の周波数fHに達したと判
断すると(「YES」の場合)、プリセットデータ記憶
部36の自動プリセット記憶領域に記憶された周波数の
中から、最も電界強度の大きい放送局の周波数を検索し
て、その周波数をチューナー30の受信周波数に設定し
(ステップ213)、次に、ステップ214において、
スピーカ33の消音(ミュート)状態を解除することに
より、チューナー30に設定された周波数の放送をスピ
ーカ33より出力させるようにし、自動プリセットの処
理を終了する。
【0047】図5に示したフローチャートに従って自動
プリセットの処理が行われると、図6のメモリマップに
示すように、プリセットデータ記憶部36の自動プリセ
ット記憶領域には、受信可能なFM放送局又はAM放送
局の周波数が、選局釦20〜23の各チャンネルCH1
〜CH4に対応付けて自動的に記憶される。
【0048】更に、受信可能な放送局の数が選局釦20
〜23の個数Nより少なかった場合には、図6中に示す
FM受信バンドとAM受信バンドの第1ページに該当す
るチャンネルCH1〜CH4に、検出されたFM放送局
又はAM放送局の周波数が対応付けて記憶され、受信可
能な放送局の数が選局釦20〜23の個数Nより多かっ
た場合には、第2〜第nページと第2〜第mページで示
すように、FM受信バンドとAM受信バンドの記憶領域
がN個ずつ拡張されて、その拡張された記憶領域にも、
検出されたFM放送局又はAM放送局の周波数が各チャ
ンネルCH1〜CH4に対応付けて記憶される。
【0049】この自動プリセットの処理が完了すると、
所定時間経過後に図4に示したディフォルト表示モード
100となり、次に、使用者等が再びソース選択釦2
4,25のいずれかを操作して受信・再生モード110
を設定した後、選局釦20〜23を選択的に押すと、自
動プリセットされた放送局の放送を聴くことができる。
【0050】また、使用者等がソース釦24を押した後
に切換え釦29を押すと、切換え釦29を押す度に、図
6に示した手動プリセット記憶領域のFM受信バンド
と、自動プリセット記憶領域におけるFM受信バンドの
第1ページ〜第nページに記憶された各周波数がN個ず
つ順繰りに選択され、その選択されたN個の周波数が優
先的に各選局釦20〜23に割り当てられる。
【0051】したがって、選局釦20〜23がN個であ
っても、使用者等は切換え釦29を併用することによ
り、手動プリセット又は自動プリセットされた全てのF
M放送局の放送を聴くことができるようになっている。
【0052】また、使用者等がソース釦25を押した後
に切換え釦29を押すと、切換え釦29を押す度に、図
6に示した手動プリセット記憶領域のAM受信バンド
と、自動プリセット記憶領域におけるAM受信バンドの
第1ページ〜第mページに記憶された各周波数がN個ず
つ順繰りに選択され、その選択されたN個の周波数が優
先的に各選局釦20〜23に割り当てられる。
【0053】したがって、選局釦20〜23がN個であ
っても、使用者等は切換え釦29を併用することによ
り、手動プリセット又は自動プリセットされた全てのA
M放送局の放送を聴くことができるようになっている。
【0054】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、自動プリセットの際に受信可能なFM放送局又はA
M放送局の数が選局釦20〜23の個数Nより多い場合
には、N個ずつのページ単位で自動プリセット記憶領域
の記憶容量を拡張し、その拡張した記憶領域を含めた自
動プリセット記憶領域に、受信可能な放送局の周波数を
記憶させるようにしたので、従来技術のように、選局釦
の数に制限されることなく、全ての受信可能な放送局を
プリセットすることができる。
【0055】また、手動プリセットされた放送局の周波
数を保持したまま、自動プリセットを行うようにしたの
で、例えば、使用者等は、使用頻度の高い放送局を手動
プリセットしておき、旅行等で別の場所に行ったときに
自動プリセットして旅行先の放送を聴く等の使用方法が
可能であり、使用者等にとって利便性の向上が図られて
いる。
【0056】尚、本実施形態では、ソース選択釦24,
25によってチューナー30をFM受信状態又はAM受
信状態に設定してから、プリセット釦28によって自動
プリセットを行わせるようにしたが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、使用者等がプリセット
釦28を押すだけで、受信可能なFM放送局とAM放送
局の周波数を自動的に検出し、その検出した周波数を図
5に示したフローチャートの処理に基づいて、図6に示
したプリセットデータ記憶部36に記憶させるようにし
てもよい。この場合には、最初にFM放送(又はAM放
送)の受信バンドについて、図5に示したフローチャー
トの処理を行い、引き続き、AM放送(又はFM放送)
の受信バンドについて、図5に示したフローチャートの
処理を行うことにより、プリセット釦28を押すだけで
FM放送局とAM放送局を自動的にプリセットすること
ができる。
【0057】また、本実施の形態では、車載用オーディ
オシステムに搭載されている受信装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、テレビジ
ョン受信機等にも適用することができる。
【0058】また、本実施形態では、選局釦20〜23
と、ソース選択釦24〜27、プリセット釦28及びペ
ージ切換え釦29を機械式の押し釦スイッチで構成する
場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。変形例として、図7に示すように、操作パネル1
5に比較的大型の表示部37を設け、この表示部37
に、表示部16に相当する表示領域16’を設けると共
に、選局釦20〜23とソース選択釦24〜27とプリ
セット釦28及びページ切換え釦29のそれぞれに相当
する操作釦の表示(アイコン表示という)20’〜2
9’を行い、使用者等がそれぞれのアイコン表示20’
〜29’に触れることで、機械式の押し釦スイッチと同
様の機能を発揮させるようにしてもよい。
【0059】また、本実施形態の変形例として、次のよ
うな構成を備えてもよい。まず、図1に示した操作釦2
0〜23の代わりに、図8の縦断面図に示す構造を有す
る表示部の付いた操作釦Xを配設する。すなわち、この
表示部付き操作釦Xは、操作パネル15の所定部分に穿
設された矩形状の穴301を介して外側に露出する窓部
材300と、窓部材300の背面側に所定の隙間をもっ
て対向配置されたエレクトロルミネッセンス302とを
備えて構成されている。
【0060】窓部材300は、透明なプラスッチックで
成形されており、その一端300aが電気回路基板30
3上に立設されている支持部材304によって揺動自在
に支持され、外部から力が付与されない状態では常に穴
301側に付勢され、使用者等が操作パネル15の前面
側から押すと、エレクトロルミネッセンス302側へ若
干揺動するようになっている。
【0061】窓部材300の他端300bには、電気回
路基板303上に設けられた電気接点305に対し所定
の隙間をもって対向する電気接点306が設けられてい
る。使用者等が窓部材300を操作パネル15の前面側
から押すと、上記の揺動により電気接点305,306
が電気的に接触し、中央制御部34がこの電気的接触を
検出することで、使用者等によりスイッチ操作が行われ
たと判定する。
【0062】エレクトロルミネッセンス302は、透過
型の液晶ディスプレイやドットマトリックス型の発光ダ
イオード等で構成され、中央制御部34から供給される
表示データに基づいて、窓部材300に面した表示領域
に文字や図形等を表示する。
【0063】かかる構成により、操作釦Xは表示可能な
押し釦式スイッチ、すなわち、表示部付き操作手段とな
っており、使用者等はエレクトロルミネッセンス302
で表示される文字や図形等を透明な窓部材300を通し
て見ることができるようになっている。
【0064】かかる構造を有する表示部付きの操作釦X
を図1中の操作釦20〜23とし、操作釦Xで構成され
た操作釦20〜23にプリセットデータ記録部36に格
納されている放送局に関する情報を割り当て、且つそれ
ぞれのエレクトロルミネッセンス302によって、それ
らの情報をディスプレイ表示させる。
【0065】更に、使用者等が、操作釦Xで構成された
操作釦20〜23の表示を見て、所望の放送局を選局操
作すると、操作釦20〜23のうちの操作された操作釦
に表示されていた放送局に関する情報を表示部16に表
示し、表示部16に表示されることとなった放送局の情
報以外の放送局の情報を、プリセットデータ記録部36
から読み出して、操作釦20〜23に割り当てて表示さ
せる。
【0066】このように、かかる変形例の構成による
と、使用者等の選局操作によって設定される現在受信中
の放送局の関連情報を表示部16に表示させ、現在受信
中でない放送局の局名を、操作釦Xで構成される操作釦
20〜23に表示させるようにしたので、所謂ワンタッ
チ選局用の操作釦20〜23がN個(4個)であるにも
かかわらず、操作者等にとっては、表示部16に表示さ
れる放送局を加えて、実質的にN+1個(5個)の選局
を行うことができる。
【0067】したがって、多くの放送局に関する情報
を、数の限られた操作釦によって、効率的に表示するこ
とができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ューナーによる受信可能な放送局の周波数の数が選局手
段の数より多いときには、記憶手段の記憶容量を拡張さ
せて、受信可能な放送局の周波数を記憶させるようにし
たので、受信可能であるにもかかわらずプリセットする
ことができないという従来技術の問題を克服することが
できる。また、受信可能な放送局の周波数を取りこぼし
無く、各選局手段に対応付けてプリセットすることがで
きるので、使用者等に対して、所望の放送を選択するた
めの選択範囲を広げることができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車載用オーディオシステムの
概略構造を示す平面図である。
【図2】車載用オーディオシステムに備えられている制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】制御回路に設けられているプリセットデータ記
憶部のメモリマップを示す説明図である。
【図4】車載用オーディオシステムの基本動作を説明す
るための状態遷移図である。
【図5】受信装置における自動プリセットの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】自動プリセットにより受信可能な放送局の周波
数が記憶されたプリセットデータ記憶部のメモリマップ
を示す説明図である。
【図7】本実施形態に係る車載用オーディオシステムの
変形例の概略構造を示す平面図である。
【図8】本実施形態に係る車載用オーディオシステムの
変形例に適用される表示部付き操作釦の構造を示す縦断
面図である。
【図9】従来の車載用オーディオシステムの構造を示す
平面図である。
【図10】従来の車載用オーディオシステムに設けられ
た記憶手段のメモリマップを示す説明図である。
【符号の説明】
20〜23…選局釦 24〜27…ソース選択釦 28…プリセット釦 29…ページ切換え釦 30…チューナー 31…CD再生装置 32…MD再生装置 34…中央制御部 35…プログラム記憶部 36…プリセットデータ記憶部 37…表示部 16’…表示領域 20’〜29’…アイコン表示

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の選局手段と、チューナーによって
    受信可能な放送局の周波数を前記各選局手段に対応付け
    て記憶する記憶手段とを備える受信装置において、 前記チューナーによる受信可能な放送局の周波数の数が
    前記選局手段の数より多いときには、前記記憶手段の記
    憶容量を拡張させて、前記受信可能な放送局の周波数を
    記憶させる制御手段を備えたことを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記チューナーによる
    受信可能な放送局の周波数の数が前記選局手段の数より
    多いときには、前記記憶手段の記憶容量を、前記選局手
    段の数に相当する記憶容量ずつ拡張させることを特徴と
    する請求項1に記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304758A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Maspro Denkoh Corp 電子機器及びオフセットビートキャンセラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004304758A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Maspro Denkoh Corp 電子機器及びオフセットビートキャンセラ
JP4593102B2 (ja) * 2003-03-14 2010-12-08 マスプロ電工株式会社 電子機器及びオフセットビートキャンセラ

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